JP2011079190A - 印刷装置、および印刷装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷できるようにすること。
【解決手段】 被印刷媒体である用紙Pのエッジの形状を検出し、用紙Pへの画像の印刷時に、現在のエッジの位置を検出するようにした。そして、エッジの形状を表すプロファイル、および検出されたエッジの位置に基づいて用紙Pの姿勢を判定し、その判定結果に基づいて、用紙Pの搬送方向に対して画像を傾けて用紙Pへの印刷を行うようにした。それゆえ、用紙Pのエッジの形状を考慮して、用紙Pの姿勢を判定することができる。そのため、用紙Pの姿勢に基づいて、用紙Pの搬送方向に対して画像を傾けて前記用紙Pへの印刷を行うことで、用紙Pに相対的な位置ずれのない画像を印刷できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、被印刷媒体に印刷を行う印刷装置、および印刷装置の制御方法に関する。
特許文献1に記載の技術では、まず、シート状の被印刷媒体の搬送時に、被印刷媒体の搬送方向と直交する方向の被印刷媒体のエッジの位置を2箇所検出する。続いて、検出した2箇所の位置に基づき、被印刷媒体の搬送方向に対する被印刷媒体の傾きを演算する。続いて、演算結果に基づき、被印刷媒体の搬送方向に対して画像を傾けて被印刷媒体への印刷を行う。これにより、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷する。
特開平8−305098号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、被印刷媒体の傾きを、被印刷媒体のエッジの位置の検出結果をもとに演算する。そのため、例えば、被印刷媒体のエッジに凹凸がある場合には、被印刷媒体の傾きを誤認識する可能性があった。その結果、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷することが困難であった。
本発明は、上記のような点に着目し、被印刷媒体のエッジに凹凸がある場合にも、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷できるようにすることを課題としている。
本発明の一態様は、
シート状の被印刷媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される前記被印刷媒体に画像を印刷する印刷手段と、前記被印刷媒体のエッジの形状を検出する形状検出手段と、前記印刷手段による前記被印刷媒体への画像の印刷時に、前記エッジの位置を検出する位置検出手段と、前記形状検出手段で検出された前記エッジの形状および前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定する第1判定手段とを備え、前記印刷手段は、前記第1判定手段で判定された前記被印刷媒体の姿勢に基づいて、印刷位置を調整して前記被印刷媒体への印刷を行うことを特徴とする。
このような構成により、被印刷媒体のエッジの形状を考慮して、被印刷媒体の姿勢を判定することができる。そのため、被印刷媒体の姿勢に基づいて、印刷位置を調整して被印刷媒体への印刷を行うことで、被印刷媒体のエッジに凹凸がある場合にも、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷できる。
本発明の他の態様は、
前記形状検出手段は、前記エッジの形状として、前記搬送方向と直交する方向の前記被印刷媒体のエッジである対象エッジの位置を複数箇所検出し、前記位置検出手段は、前記印刷手段による前記被印刷媒体への画像の印刷時に、前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出し、前記第1判定手段は、前記形状検出手段で検出された前記複数箇所の位置のうちの前記2箇所の位置を通る直線と、前記位置検出手段で検出された前記2箇所の位置を通る直線とがなす角に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定することを特徴とする。
このような構成により、被印刷媒体の姿勢をより適切に判定できる。
本発明の他の態様は、
前記形状検出手段は、前記対象エッジが通過する位置と対向する位置に、前記搬送方向に沿って並ぶように配され、それぞれが、対向する前記対象エッジの位置を検出する複数の第1センサを備えることを特徴とする。
このような構成により、被印刷媒体のエッジの位置を容易に検出できる。
本発明の他の態様は、
前記複数の第1センサそれぞれは、設定距離の2倍以上の整数倍の間隔で配され、前記被印刷媒体が前記設定距離搬送されるたびに、対向する前記対象エッジの位置を検出し、前記形状検出手段は、前記複数の第1センサによる検出結果を合成して、前記複数箇所の位置を生成する位置取得手段を備えることを特徴とする。
このような構成により、エッジの位置の検出に必要な第1センサの数を低減できる。
本発明の他の態様は、
前記形状検出手段は、前記対象エッジが通過する位置と対向する位置に、前記複数の第1センサのいずれかと前記設定距離を隔てて配され、対向する前記対象エッジの位置を検出する第2センサと、前記複数の第1センサで検出された前記対象エッジの位置および前記複数の第2センサで検出された前記対象エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢の変化を判定する第2判定手段と、前記第2判定手段で判定された前記被印刷媒体の姿勢の変化に基づいて、前記第1センサで検出された前記複数箇所の位置を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
このような構成により、エッジの位置の検出時に被印刷媒体の姿勢が変化しても、被印刷媒体のエッジの形状を適切に検出できる。
本発明の他の態様は、
シート状の被印刷媒体を搬送し、搬送される前記被印刷媒体に画像を印刷する印刷装置の制御方法であって、前記印刷工程による前記被印刷媒体への画像の印刷前に、前記被印刷媒体のエッジの形状を検出する形状検出工程と、前記印刷工程による前記被印刷媒体への画像の印刷時に、前記エッジの位置を検出する位置検出工程と、前記取得工程で生成された前記エッジの形状および前記位置検出工程で検出された前記エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定する判定工程と、を実行し、前記印刷工程は、前記第1判定工程で判定された前記被印刷媒体の姿勢に基づいて、印刷位置を調整して前記被印刷媒体への印刷を行うことを特徴とする。
このような構成により、被印刷媒体のエッジの形状を考慮して、被印刷媒体の姿勢を判定することができる。そのため、被印刷媒体の姿勢に基づいて、印刷位置を調整して被印刷媒体への印刷を行うことで、被印刷媒体のエッジに凹凸がある場合にも、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷できる。
印刷装置の構成の概念図である。 用紙到達センサ9aの構成の概念図である。 姿勢検出処理を表すフローチャートである。 用紙エッジ形状プロファイル取得処理を表すフローチャートである。 用紙Pの対象エッジの位置の検出方法を説明するための図である。 プロファイルを表す図である。 用紙初期姿勢算出処理を表すフローチャートである。 傾き算出関数Fspを表す図である。 先端位置関数Ftpを表す図である。 頂点座標決定処理を表すフローチャートである。 用紙上スケール印刷処理を表すフローチャートである。 用紙Pの姿勢の変化量の算出方法を説明するための図である。 スケール印刷開始位置補正処理を表すフローチャートである。 印刷時用姿勢検出処理を表すフローチャートである。 印刷装置の動作を説明するための図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態では、本発明に係る印刷装置を、被印刷面を上方に向けて用紙Pを搬送し、搬送される用紙Pに、搬送経路の上方に配され用紙幅を覆う印刷用ヘッドバー19、31で印刷を行うライン型インクジェット方式の印刷装置に適用した例を説明する。
本実施形態の印刷装置は、用紙Pへの印刷前に、用紙Pの搬送方向と直交する方向の用紙Pのエッジの位置を複数箇所検出する。続いて、用紙Pへの印刷時に、前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出する。続いて、前記複数箇所の位置の検出結果と前記2箇所の位置の検出結果とに基づき、用紙Pの姿勢(例えば、用紙Pの位置、用紙Pの傾き等)を演算する。続いて、その演算結果に基づき、印刷位置を調整して用紙Pに相対的な位置ずれのない画像(例えば、スケール、印刷対象画像等)を印刷する。
(構成)
図1は、本実施形態の印刷装置の構成の概念図である。
図1に示すように、印刷装置は、プロファイル取得部1、用紙上マーク印刷部2、および印刷部3を備える。プロファイル取得部1、用紙上マーク印刷部2、および印刷部3のそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。用紙搬送方向とは、シート状の被印刷媒体である用紙Pが搬送される方向である。また、用紙Pとしては、例えば、長方形状に裁断された印刷用紙を利用可能である。また、プロファイル取得部1、用紙上マーク印刷部2、および印刷部3の並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、プロファイル取得部1、用紙上マーク印刷部2、印刷部3の順に設定される。
プロファイル取得部1は、搬送ユニット4を備える。
搬送ユニット4は、駆動ローラ5、従動ローラ6、およびテンションローラ(図示省略)に搬送ベルト7を巻回して構成される。そして、搬送ユニット4は、駆動ローラ5を回転駆動し、駆動ローラ5の回転に応じて搬送ベルト7を回動する。
これにより、搬送ベルト7に給紙される用紙Pを用紙搬送方向に搬送する。なお、用紙Pの給紙は、長辺のエッジが用紙搬送方向と平行になるように行われる。
また、搬送ベルト7には、多数の貫通孔8が形成されている。そして、搬送ユニット4は、駆動ローラ5と従動ローラ6との間に設けた吸引ファン(図示省略)で負圧を発生し、発生した負圧によって貫通孔8を介して用紙Pを吸着する。
また、プロファイル取得部1は、用紙到達センサ9a〜9c、先端位置センサ10、およびプロファイル取得センサ11a〜11r等のセンサ類を備える。これらセンサ類は、搬送ユニット4の上方に配される。そして、当該センサ類は、自センサの下方への用紙Pの到達や用紙Pのエッジの位置を検出し、検出結果をコントローラ35に出力する。
図2は、用紙到達センサ9aの構成の概念図である。図2(a)は、用紙到達センサ9aを用紙搬送方向と直交する方向から見た場合の側面図である。図2(b)は、用紙到達センサ9aを用紙搬送方向から見た場合の正面図である。
用紙到達センサ9a〜9cは、用紙搬送方向における下流側で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。用紙到達センサ9a〜9cのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。用紙到達センサ9a〜9cの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、9a、9b、9cの順に設定される。また、隣接する用紙到達センサ9a〜9c間の距離は、それぞれ、設定した距離Aとする。そして、用紙到達センサ9a〜9cのそれぞれは、自センサの下方に用紙Pが到達したか否かを検出する。
用紙到達センサ9a〜9cとしては、例えば、LED(Light Emitting Diode)とフォトダイオードとからなるセンサを利用可能である。LEDとフォトダイオードとからなるセンサを利用する場合、用紙Pを白色等の光を反射しやすい色とし、搬送ベルト7を黒色等の光を吸収しやすい色とする。そして、図2に示すように、自センサの下方にLEDで光を照射し、照射した光の反射光をフォトダイオードに検出させる。続いて、フォトダイオードが反射光を検出できたか否かを判定する。反射光を検出できたと判定した場合には、自センサの下方に用紙Pが到達したと判定する。一方、反射光を検出できなかったと判定した場合には、自センサの下方に用紙Pが到達していないと判定する。
先端位置センサ10は、用紙到達センサ9a〜9cと用紙搬送方向における同位置で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ9a〜9cよりも右側に設けられる。そして、先端位置センサ10は、用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置を検出する。用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置は、xy座標系の座標値(x、y)として検出する。xy座標系とは、印刷装置に設定した設定位置を原点(0、0)とし、用紙搬送方向を正方向とするy軸および用紙搬送方向に正対して左方向を正方向とするx軸を有する座標系である。
先端位置センサ10としては、例えば、用紙到達センサ9a〜9cと同様にLEDとフォトダイオードとからなるセンサを利用可能である。LEDとフォトダイオードとからなるセンサを利用する場合、自センサの下方にLEDで光を照射し、照射した光の反射光をフォトダイオードに受光させる。そして、フォトダイオードの受光状態およびLEDによる光の照射位置の座標値に基づいて、用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置を検出する。
プロファイル取得センサ11a〜11nは、用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ9a〜9cよりも左側に設けられる。そして、プロファイル取得センサ11a〜11nは、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。対象エッジとは、用紙Pの用紙搬送方向と直交する方向のエッジであり、用紙搬送方向に正対して左側に位置するエッジである。プロファイル取得センサ11a〜11nのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。プロファイル取得センサ11a〜11nの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11h、11i、11j、11k、11l、11m、11nの順に設定される。また、隣接するプロファイル取得センサ11a〜11n間の距離は、距離Bとする。距離Bとは、距離Aの3倍の距離である。さらに、プロファイル取得センサ11aと用紙到達センサ9aとの間の用紙搬送方向における距離は、距離Aとする。そして、プロファイル取得センサ11a〜11nのそれぞれは、対向する用紙Pの対象エッジの位置を検出する。用紙Pの対象エッジの位置は、xy座標系の座標値(x、y)として検出する。
プロファイル取得センサ11a〜11nとしては、例えば、用紙到達センサ9a〜9cと同様にLEDとフォトダイオードとからなるセンサを利用可能である。LEDとフォトダイオードとからなるセンサを利用する場合、自センサの下方にLEDで光を照射し、照射した光の反射光をフォトダイオードに受光させる。そして、フォトダイオードの受光状態およびLEDによる光の照射位置の座標値に基づいて、対象エッジの位置を検出する。
なお、本実施形態では、距離Bを距離Aの3倍の距離とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、距離Bを、距離Aと等しい距離としてもよい。また、距離Aの2倍の距離としてもよく、距離Aの4倍以上の整数倍の距離としてもよい。
プロファイル取得センサ11o、11pは、プロファイル取得センサ11aとプロファイル取得センサ11bとの間に設けられる。そして、プロファイル取得センサ11o、11pは、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。プロファイル取得センサ11o、11pのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。プロファイル取得センサ11o、11pの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、11o、11pの順に設定される。また、隣接するプロファイル取得センサ11a、11o、11p、11b間の距離は、それぞれ、距離Aとする。そして、プロファイル取得センサ11o、11pのそれぞれは、対向する用紙Pの対象エッジの位置を検出する。プロファイル取得センサ11o、11pとしては、例えば、プロファイル取得センサ11a〜11nと同様のセンサを利用可能である。
プロファイル取得センサ11q、11rは、プロファイル取得センサ11eとプロファイル取得センサ11fとの間に設けられる。そして、プロファイル取得センサ11q、11rは、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。プロファイル取得センサ11q、11rのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。プロファイル取得センサ11q、11rの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、11q、11rの順に設定される。また、隣接するプロファイル取得センサ11e、11r、11q、11r間の距離は、それぞれ、距離Aとする。そして、プロファイル取得センサ11q、11rのそれぞれは、対向する用紙Pの対象エッジの位置を検出する。プロファイル取得センサ11q、11rとしては、例えば、プロファイル取得センサ11a〜11nと同様のセンサを利用可能である。
用紙上マーク印刷部2は、搬送ユニット12を備える。
搬送ユニット12の基本構成は、搬送ユニット4と同様である。
これにより、搬送ユニット4が用紙搬送方向における最下流まで搬送した用紙Pを搬送ユニット12に吸着させる。そして、用紙Pを用紙搬送方向に搬送する。
ただし、ロータリーエンコーダ13を備える点が異なる。
ロータリーエンコーダ13は、搬送ユニット12の駆動ローラ5の回転軸に設けられる。そして、ロータリーエンコーダ13は、回転軸の回転数を検出し、その検出結果に基づき、搬送ユニット12の搬送ベルト7の回動量を検出する。
なお、本実施形態では、搬送ユニット12の搬送ベルト7の回動量をロータリーエンコーダ13を用いて検出する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、搬送ベルト7の表面に構成されるベルト上エンコーダを利用することもできる。
また、用紙上マーク印刷部2は、用紙到達センサ14、先端位置センサ15、姿勢検出センサ16a、16b、用紙到達センサ17および姿勢検出センサ18a、18b等のセンサ類を備える。これらセンサ類14、15、16a、16b、17、18a、18bは、搬送ユニット12の上方に配される。そして、当該センサ類は、自センサの下方への用紙Pの到達や用紙Pのエッジの位置を検出し、検出結果をコントローラ35に出力する。
用紙到達センサ14は、印刷用ヘッドバー19よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、用紙到達センサ14は、自センサの下方に用紙Pが到達したか否かを検出する。用紙到達センサ14としては、例えば、用紙到達センサ9a〜9cと同様のセンサを利用可能である。
先端位置センサ15は、印刷用ヘッドバー19よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ14よりも右側に設けられる。そして、先端位置センサ15は、用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置を検出する。先端位置センサ15としては、例えば、先端位置センサ10と同様のセンサを利用可能である。
姿勢検出センサ16a、16bは、用紙到達センサ14よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ14よりも左側に設けられる。そして、姿勢検出センサ16a、16bは、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。姿勢検出センサ16a、16bのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。姿勢検出センサ16a、16bの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、16a、16bの順に設定される。また、隣接する姿勢検出センサ16a、16b間の距離は、設定した距離Cとする。距離Cとは、距離Aの3倍の距離である。さらに、姿勢検出センサ16aと用紙到達センサ14との間の用紙搬送方向における距離は、距離Aとする。そして、姿勢検出センサ16a、16bのそれぞれは、対向する用紙Pの対象エッジの位置を検出する。姿勢検出センサ16a、16bとしては、例えば、プロファイル取得センサ11a〜11nと同様のセンサを利用可能である。
なお、本実施形態では、距離Cを距離Aの3倍の距離とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、距離Cを、距離Aと等しい距離としてもよい。また、距離Aの2倍の距離としてもよく、距離Aの4倍以上の整数倍の距離としてもよい。
用紙到達センサ17は、印刷用ヘッドバー19よりも用紙搬送方向における下流側で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、用紙到達センサ17は、自センサの下方に用紙Pが到達したか否かを検出する。用紙到達センサ17としては、例えば、用紙到達センサ9a〜9cと同様のセンサを利用可能である。
姿勢検出センサ18a、18bは、印刷用ヘッドバー19よりも用紙搬送方向における下流側で、用紙到達センサ17よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ17よりも左側に設けられる。そして、姿勢検出センサ18a、18bは、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に設けられる。姿勢検出センサ18a、18bのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。姿勢検出センサ18a、18bの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、18a、18bの順に設定される。また、隣接する姿勢検出センサ18a、18b間の距離は、距離Cとする。さらに、姿勢検出センサ18aと用紙到達センサ17との間の用紙搬送方向における距離は、距離Aとする。そして、姿勢検出センサ18a、18bのそれぞれは、対向する用紙Pの対象エッジの位置を検出する。姿勢検出センサ18a、18bとしては、例えば、プロファイル取得センサ11a〜11nと同様のセンサを利用可能である。
また、用紙上マーク印刷部2は、印刷用ヘッドバー19、ヘッド移動モータ20、およびヘッド回転モータ21を備える。これらは、搬送ユニット12の上方に配される。
印刷用ヘッドバー19は、用紙搬送方向と直交する方向に延びるラインヘッドである。そして、印刷用ヘッドバー19は、コントローラ35からの指令に応じて、印刷用ヘッドバー19の下方を通過する用紙Pに記録ヘッド22からインクを吐出してスケールを印刷する。スケールとしては、例えば、用紙搬送方向に沿って並ぶ複数のラインの画像を利用可能である。スケールの印刷箇所は、用紙Pの対象エッジの付近とする。
ヘッド移動モータ20は、印刷用ヘッドバー19の端部に設けられる。そして、ヘッド移動モータ20は、コントローラ35からの指令に応じて、ガイド機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー19を長手方向に変位させる。
ヘッド回転モータ21は、印刷用ヘッドバー19の端部に設けられる。そして、ヘッド回転モータ21は、コントローラ35からの指令に応じて、回転駆動機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー19を水平面内で回転させる。
印刷部3は、搬送ユニット23を備える。
搬送ユニット23の基本構成は、搬送ユニット4と同様である。
これにより、搬送ユニット12が用紙搬送方向における最下流まで搬送した用紙Pを搬送ユニット23に吸着させる。そして、用紙Pを用紙搬送方向に搬送する。
また、印刷部3は、印刷用エンコーダ24、用紙到達センサ25、用紙位置検出用エンコーダ26、姿勢検出センサ27a、27b、用紙到達センサ28、用紙位置検出用エンコーダ29および姿勢検出センサ30a、30b等のセンサ類を備える。これらセンサ類は搬送ユニット23の上方に配される。そして、当該センサ類は、自センサの下方への用紙Pの到達や用紙Pのエッジの位置を検出し、検出結果をコントローラ35に出力する。
印刷用エンコーダ24は、印刷用ヘッドバー31と用紙搬送方向における同位置で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、印刷用エンコーダ24は、用紙Pに印刷されたスケールが通過する位置と対向する位置に配される。そして、印刷用エンコーダ24は、対向する位置を通過する用紙Pに印刷されたスケールを検出し、その検出結果に基づき、搬送ユニット23による用紙Pの搬送量を検出する。印刷用エンコーダ24としては、例えば、用紙到達センサ9a〜9cと同様のセンサを利用可能である。
このように、本実施形態では、用紙Pに印刷したスケールを検出し、その検出結果に基づいて、用紙Pの搬送量を検出するようにした。そのため、用紙Pの搬送量を検出するためにロータリーエンコーダを設置する必要がなく、装置の小型化および低コスト化を実現できる。また、搬送ベルト7と用紙Pとの間に滑りが発生した場合、或いは用紙Pの搬送速度が変動した場合でも、用紙Pの搬送量を正確に検出できる。さらに、用紙Pに伸縮が発生した場合でも、用紙Pの位置をより正確に検出できる。
用紙到達センサ25は、印刷用ヘッドバー31よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、用紙到達センサ25は、自センサの下方に用紙Pが到達したか否かを検出する。用紙到達センサ25としては、例えば、用紙到達センサ9a〜9cと同様のセンサを利用可能である。
用紙位置検出用エンコーダ26は、用紙到達センサ25よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ25よりも左側に設けられる。そして、用紙位置検出用エンコーダ26は、用紙Pに印刷されたスケールが通過する位置と対向する位置に配される。そして、用紙位置検出用エンコーダ26は、対向する位置を通過する用紙Pに印刷されたスケールを検出し、その検出結果に基づき、搬送ユニット23による用紙Pの搬送量を検出する。用紙位置検出用エンコーダ26としては、例えば、印刷用エンコーダ24と同様のセンサを利用可能である。
姿勢検出センサ27a、27bは、用紙到達センサ25よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ25よりも左側に設けられる。そして、姿勢検出センサ27a、27bは、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。姿勢検出センサ27a、27bのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。姿勢検出センサ27a、27bの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、27a、27bの順に設定される。また、隣接する姿勢検出センサ27a、27b間の距離は、距離Cとする。さらに、姿勢検出センサ27aと用紙到達センサ25との間の用紙搬送方向における距離は、距離Aとする。そして、姿勢検出センサ27a、27bのそれぞれは、対向する用紙Pの対象エッジの位置を検出する。姿勢検出センサ27a、27bとしては、例えば、プロファイル取得センサ11a〜11nと同様のセンサを利用可能である。
用紙到達センサ28は、印刷用ヘッドバー31よりも用紙搬送方向における下流側で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、用紙到達センサ28は、自センサの下方に用紙Pが到達したか否かを検出する。用紙到達センサ28としては、例えば、用紙到達センサ9a〜9cと同様のセンサを利用可能である。
用紙位置検出用エンコーダ29は、印刷用ヘッドバー31よりも用紙搬送方向における下流側で、用紙到達センサ28よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ28よりも左側に設けられる。そして、用紙位置検出用エンコーダ29は、用紙Pに印刷されたスケールが通過する位置と対向する位置に配される。そして、用紙位置検出用エンコーダ29は、対向する位置を通過する用紙Pに印刷されたスケールを検出し、その検出結果に基づき、搬送ユニット23による用紙Pの搬送量を検出する。用紙位置検出用エンコーダ26としては、例えば、印刷用エンコーダ24と同様のセンサを利用可能である。
姿勢検出センサ30a、30bは、印刷用ヘッドバー31よりも用紙搬送方向における下流側で、用紙到達センサ28よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して用紙到達センサ28よりも左側に設けられる。そして、姿勢検出センサ30a、30bは、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に設けられる。姿勢検出センサ30a、30bのそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。姿勢検出センサ30a、30bの並び順は、用紙搬送方向における下流側から上流側に、30a、30bの順に設定される。また、隣接する姿勢検出センサ30a、30b間の距離は、距離Cとする。さらに、姿勢検出センサ30aと用紙到達センサ28との間の用紙搬送方向における距離は、距離Aとする。そして、姿勢検出センサ30a、30bのそれぞれは、対向する用紙Pの対象エッジの位置を検出する。姿勢検出センサ30a、30bとしては、例えば、プロファイル取得センサ11a〜11nと同様のセンサを利用可能である。
また、用紙上マーク印刷部2は、印刷用ヘッドバー31、ヘッド移動モータ32、およびヘッド回転モータ33を備える。これらは、搬送ユニット23の情報に配される。
印刷用ヘッドバー31は、用紙搬送方向と直交する方向に延びるラインヘッドである。そして、印刷用ヘッドバー31は、コントローラ35からの指令に応じて、印刷用ヘッドバー31の下方を通過する用紙Pに記録ヘッド34からインクを吐出して印刷対象画像を印刷する。印刷対象画像とは、用紙Pに印刷する印刷対象となる画像である。
ヘッド移動モータ32は、印刷用ヘッドバー31の端部に設けられる。そして、ヘッド移動モータ32は、コントローラ35からの指令に応じて、ガイド機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー31を長手方向に変位させる。
ヘッド回転モータ33は、印刷用ヘッドバー31の端部に設けられる。そして、ヘッド回転モータ33は、コントローラ35からの指令に応じて、回転駆動機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー31を水平面内で回転させる。
コントローラ35は、A/D変換回路、D/A変換回路、中央演算処理装置、メモリ等から構成した集積回路を有するマイクロプロセッサからなる。そして、コントローラ35は、メモリに格納したプログラムに従って、印刷用ヘッドバー19の下方に用紙Pが到達すると、到達した用紙Pにスケールを印刷させる指令を印刷用ヘッドバー19に出力する。また、コントローラ35は、印刷用ヘッドバー31の下方に用紙Pが到達すると、到達した用紙Pに印刷対象画像を印刷させる指令を印刷用ヘッドバー31に出力する。
また、コントローラ35は、メモリに格納したプログラムに従って、センサ類が出力する検出結果に基づき、後述する姿勢検出処理を実行する。
(姿勢検出処理)
図3は、姿勢検出処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行う姿勢検出処理について図3を参照して説明する。
なお、図3の処理は、印刷用紙枚数1枚分の処理であり、印刷メインコントローラ(図示省略)からの印刷指令毎に繰り返し実行される。
図3に示すように、まず、ステップS101では、コントローラ35は、用紙エッジ形状プロファイル取得処理を実行する。用紙エッジ形状プロファイル取得処理では、用紙Pの用紙搬送方向と直交する方向の対象エッジの位置を複数箇所検出する。
続いてステップS102に移行して、コントローラ35は、用紙初期姿勢算出処理を実行する。用紙初期姿勢算出処理では、前記複数箇所の位置の検出時の用紙Pの姿勢(例えば、用紙Pの位置、用紙Pの傾き等)を検出する。
続いてステップS103に移行して、コントローラ35は、用紙上スケール印刷処理を実行する。用紙上スケール印刷処理では、まず、用紙Pへのスケール印刷時に、前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出する。続いて、前記複数箇所の位置の検出結果と前記2箇所の位置の検出結果とに基づき、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを演算する。続いて、用紙Pへのスケール印刷時に、印刷用ヘッドバー19を長手方向に変位させる指令をヘッド移動モータ20に出力する。同時に、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー19を傾けさせる指令をヘッド回転モータ21に出力する。
これにより、用紙Pに対するスケールの印刷位置を調整できる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのないスケールを印刷できる。
続いてステップS104に移行して、コントローラ35は、印刷時用紙姿勢検出処理を実行する。印刷時用紙姿勢検出処理では、まず、用紙Pへの印刷対象画像の印刷時に、前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出する。続いて、前記複数箇所の位置の検出結果と前記2箇所の位置の検出結果とに基づき、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを演算する。続いて、用紙Pへの印刷対象画像の印刷時に、印刷用ヘッドバー31を長手方向に変位させる指令をヘッド移動モータ32に出力する。同時に、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー31を傾けさせる指令をヘッド回転モータ33に出力する。
これにより、用紙Pに対する印刷対象画像の印刷位置を調整できる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
図4は、用紙エッジ形状プロファイル取得処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行う用紙エッジ形状プロファイル取得処理について図4を参照して説明する。
図4に示すように、まず、ステップS201では、コントローラ35は、用紙到達センサ9aの下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。
具体的には、コントローラ35は、まず、用紙到達センサ9aから検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9aの下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。そして、用紙到達センサ9aの下方に用紙Pが到達したと判定した場合には(Yes)ステップS202に移行する。一方、用紙到達センサ9aの下方に用紙Pが到達していないと判定した場合には(No)このステップを再度実行する。
図5は、用紙Pの対象エッジの位置の検出方法を説明するための図である。
続いてステップS202に移行して、コントローラ35は、プロファイル取得センサ11a〜11rのそれぞれで、用紙Pの対象エッジの位置を検出する。
具体的には、図5(a)に示すように、コントローラ35は、まず、プロファイル取得センサ11a〜11rのそれぞれから検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果を、第1回目検出座標としてメモリに格納する。
続いてステップS203に移行して、コントローラ35は、まず、プロファイル取得センサ11bが出力する検出結果をP1(x3,y3)とし、プロファイル取得センサ11fが出力する検出結果をP2(x4,y4)とする。続いて、設定したP1およびP2に基づき、下記(1)式に従って傾きa3、切片b3を算出する。傾きa3とは、P1およびP2を通って延びる直線のxy座標系における傾きである。切片b3とは、P1およびP2を通って延びる直線がxy座標系においてy軸と交わる点のy座標である。
y=a3x+b3 ・・・(1)
a3=(y4−y3)/(x4−x3)、b3=y3−a3・x3
続いてステップS204に移行して、コントローラ35は、先端位置センサ10で、用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置を検出する。
具体的には、コントローラ35は、まず、先端位置センサ10から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果を、第1先端位置センサ検出値としてメモリに格納する。
続いてステップS205に移行して、コントローラ35は、用紙到達センサ9bの下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。
具体的には、コントローラ35は、まず、用紙到達センサ9bから検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9bの下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。そして、用紙到達センサ9bの下方に用紙Pが到達したと判定した場合には(Yes)ステップS201に移行する。一方、用紙到達センサ9bの下方に用紙Pが到達していないと判定した場合には(No)このステップを再度実行する。
続いてステップS206に移行して、コントローラ35は、プロファイル取得センサ11a〜11rのそれぞれで、用紙Pの対象エッジの位置を検出する。
具体的には、図5(b)に示すように、コントローラ35は、まず、プロファイル取得センサ11a〜11rから検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果を、第2回目検出座標としてメモリに格納する。
これにより、第1回目検出座標の検出時にプロファイル取得センサ11b、11fで検出された箇所の位置がプロファイル取得センサ11p、11rで再度検出される。
続いてステップS207に移行して、コントローラ35は、プロファイル取得センサ11pが出力する検出結果をP3(x5、y5)とし、プロファイル取得センサ11rが出力する検出結果をP4(x6、y6)とする。続いて、設定したP3およびP4に基づき、下記(2)式に従って傾きa4、切片b4を算出する。傾きa4とは、P3およびP4を通って延びる直線のxy座標系における傾きである。切片b4とは、P3およびP4を通って延びる直線がxy座標系においてy軸と交わる点のy座標である。
y=a4x+b4 ・・・(2)
a4=(y6−y5)/(x6−x5)、b4=y5−a5・x5
続いてステップS208に移行して、コントローラ35は、第1回目検出座標の検出時から第2回目検出座標の検出時までの間における、用紙Pの姿勢の変化量を算出する。
具体的には、コントローラ35は、まず、前記ステップS203で算出したa3、b3および前記ステップS207で算出したa4、b4に基づき、下記(3)〜(5)式に従って交点座標(Cx、Cy)、変化角度θ(2-1)を算出する。交点座標(Cx、Cy)とは、P1およびP2を通って延びる直線とP3およびP2を通って延びる直線との交点の座標である。変化角度θ(2-1)とは、P1およびP2を通って延びる直線とP3およびP2を通って延びる直線とがなす角度である。
Cx=(b4−b3)/(a3−a4) ・・・(3)
Cy=(a4×b3―a3×b4)/(a4−a3) ・・・(4)
θ(2-1)=θ2−θ1 ・・・(5)
θ1=tan-1((x3―Cx)/(y3―Cy))
θ2=tan-1((x4―Cx)/(y4―Cy))
続いてステップS209に移行して、コントローラ35は、補正第2回目検出座標を算出する。補正第2回目検出座標とは、第1回目座標検出時から第2回目座標検出時までの間の用紙姿勢変化(用紙位置、用紙角度等)成分を第2回目検出座標から除去した座標である。
具体的には、コントローラ35は、まず、メモリから第2回目検出座標を読み出す。続いて、読み出した第2回目検出座標の各座標値(x、y)に基づき、下記(6)、(7)式に従って補正第2回目検出座標の各座標値(x‘、y’)を算出する。
x’=(x−Cx)×cosθ(2-1)−(y−Cy)×sinθ(2-1)+Cx ・・・(6)
y’=(x−Cx)×sinθ(2-1)+(y−Cy)×cosθ(2-1)+Cy ・・・(7)
これにより、第1回目検出座標の検出時から第2回目検出座標の検出時までの間に用紙Pの姿勢が変化しても、第2回目座標から用紙Pの姿勢変化の影響を除去できる。
このように、本実施形態では、プロファイル取得センサ11b、11fが検出した箇所の位置をプロファイル取得センサ11p、11rで再度検出するようにした。そして、それら検出結果に基づいて用紙Pの姿勢の変化を判定し、その判定結果に基づいて、プロファイル取得センサ11a〜11nで検出される第2回目検出座標を補正するようにした。そのため、第1回目検出座標の検出時から第2回目検出座標の検出時までの間に用紙Pの姿勢が変化しても、適切な第2回目検出座標を取得できる。
続いて、コントローラ35は、補正第2回目検出座標をメモリに格納する。
続いてステップS210に移行して、コントローラ35は、用紙到達センサ9cの下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。
具体的には、コントローラ35は、まず、用紙到達センサ9cから検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9cの下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。そして、用紙到達センサ9cの下方に用紙Pが到達したと判定した場合には(Yes)ステップS211に移行する。一方、用紙到達センサ9cの下方に用紙Pが到達していないと判定した場合には(No)このステップを再度実行する。
前記ステップS211では、プロファイル取得センサ11a〜11rのそれぞれで、用紙Pの対象エッジの位置を検出する。
具体的には、図5(c)に示すように、コントローラ35は、まず、プロファイル取得センサ11a〜11rから検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果を、第3回目検出座標としてメモリに格納する。
これにより、第1回目検出座標の検出時にプロファイル取得センサ11b、11fで検出された箇所の位置がプロファイル取得センサ11o、11qで再度検出される。
続いてステップS212に移行して、コントローラ35は、まず、プロファイル取得センサ11oが出力する検出結果をP3(x5、y5)とし、プロファイル取得センサ11qが出力する検出結果をP4(x6、y6)とする。続いて、設定したP3およびP4に基づき、上記(2)式に従って傾きa4、切片bbを算出する。
続いてステップS213に移行して、コントローラ35は、第1回目検出座標の検出時から第3回目検出座標の検出時までの間における、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きの変化量を算出する。
具体的には、コントローラ35は、まず、前記ステップS203で算出したa3、b3および前記ステップS212で算出したa4、b4に基づき、下記(8)〜(10)式に従って交点座標(Cx、Cy)、変化角度θ(3-1)を算出する。
Cx=(b4−b3)/(a3−a4) ・・・(8)
Cy=(a4×b3―a3×b4)/(a4−a3) ・・・(9)
θ(3-1)=θ3−θ1 ・・・(10)
θ1=tan-1((x3―Cx)/(y3―Cy))
θ3=tan-1((x4―Cx)/(y4―Cy))
続いてステップS214に移行して、コントローラ35は、補正第3回目検出座標を算出する。補正第3回目検出座標とは、第1回目座標検出時から第3回目座標検出時までの間の用紙姿勢変化(用紙位置、用紙角度等)成分を第3回目検出座標から除去した座標である。
具体的には、コントローラ35は、まず、メモリから第3回目検出座標を読み出す。続いて、読み出した第3回目検出座標の各座標値(x、y)に基づき、下記(11)、(12)式に従って補正第3回目検出座標の各座標値(x‘、y’)を算出する。
x’=(x−Cx)×cosθ(3-1)−(y−Cy)×sinθ(3-1)+Cx ・・・(11)
y’=(x−Cx)×sinθ(3-1)+(y−Cy)×cosθ(3-1)+Cy ・・・(12)
これにより、第1回目検出座標の検出時から第3回目検出座標の検出時までの間に用紙Pの姿勢が変化しても、第3回目座標から用紙Pの姿勢変化の影響を除去できる。
このように、本実施形態では、プロファイル取得センサ11b、11fが検出した箇所の位置をプロファイル取得センサ11o、11qで再度検出するようにした。そして、それら検出結果に基づいて用紙Pの姿勢の変化を判定し、その判定結果に基づいて、プロファイル取得センサ11a〜11nで検出される第3回目検出座標を補正するようにした。そのため、第1回目検出座標の検出時から第3回目検出座標の検出時までの間に用紙Pの姿勢が変化しても、適切な第3回目検出座標を取得できる。
図6は、プロファイルを表す図である。
続いてステップS215に移行して、コントローラ35は、用紙Pの長手方向のエッジの形状を表すプロファイルを取得する。
具体的には、コントローラ35は、メモリから第1回目検出座標、補正第2回目検出座標、および補正第3回目検出座標を読み出す。続いて、読み出した第1回目検出座標と、補正第2回目検出座標の各座標値のy成分から距離Aを減じたものと、補正第3回目検出座標の各座標値のy成分から距離2Aを減じたものとを合成する。続いて、図6に示すように、合成結果を、プロファイルとしてメモリに格納する。
このように、本実施形態では、プロファイル取得センサ11a〜11nを用紙搬送方向に並べて配するようにした。そのため、用紙Pの対象エッジの位置を容易に検出できる。
また、本実施形態では、プロファイル取得センサ11a〜11nのそれぞれを距離3Aの間隔で配するようにした。そして、用紙Pが距離A搬送されるたびに、プロファイル取得センサ11a〜11nのそれぞれで用紙Pの対象エッジの位置を検出し、それら検出結果を合成して、用紙Pの対象エッジの位置を取得するようにした。そのため、対象エッジの位置の検出に必要なプロファイル取得センサ11a〜11nの数を低減できる。
図7は、用紙初期姿勢算出処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行う用紙初期姿勢算出処理について図7を参照して説明する。
図7に示すように、まず、ステップS301では、コントローラ35は、後述する頂点座標決定処理を実行する。頂点座標決定処理では、用紙エッジ形状プロファイル取得処理で取得したプロファイルから2つの頂点座標(x1、y1)、(x2、y2)を選択する。頂点座標(x1、y1)、(x2、y2)とは、用紙Pの対象エッジのうち最も突出している部分の座標である。
図8は、傾き算出関数Fspを表す図である。
続いてステップS302に移行して、コントローラ35は、用紙搬送方向に対する用紙Pの姿勢を判定する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS301で選択した頂点座標(x1、y1)(x2、y2)に基づき、下記(13)式に従って傾き算出関数Fspを算出する。傾き算出関数Fspとは、図8に示すように、頂点座標(x1、y1)(x2、y2)を通って延びる直線を表す一次関数であり、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを表す。
Fsp=y=a1・x+b1 ・・・(13)
a1=(y2−y1)/(x2−x1)、b1=y1−a1・x1
図9は、先端位置関数Ftpを表す図である。
続いてステップS303に移行して、コントローラ35は、メモリから第1先端位置センサ検出値を読み出す。続いて、読み出した第1先端位置センサ検出値に基づき、下記(14)式に従って先端位置関数Ftpを算出する。先端位置関数Ftpとは、図9に示すように、第1先端位置センサ検出値が表す座標を通り、かつ傾き算出関数Fspと直交する直線を表す一時関数である。
Ftp=y=a2・x+b2 ・・・(14)
続いてステップS304に移行して、コントローラ35は、前記ステップS302で算出した傾き算出関数Fsp、および前記ステップS303で算出した先端位置関数Ftpに基づいて、Fsp、Ftpの交点を算出する。続いて、算出した交点を端部先端位置(x0、y0)とする。
続いてステップS305に移行して、コントローラ35は、まず、メモリから用紙Pの対象エッジの形状を表すプロファイルを読み出す。続いて、読み出したプロファイルの各座標値のy成分から端部先端位置エッジ(x0、y0)のy成分y0を減じる。続いて、減算して得られる座標値を、補正済みプロファイルとしてメモリに格納する。
これにより、補正済みプロファイルとして、プロファイルのy成分がy0の位置をy軸の原点、つまり、y=0の位置としたものを得ることができる。
続いてステップS306に移行して、コントローラ35は、前記ステップS302で算出した傾きa1に基づき、下記(15)式に従って初期傾きθiniを算出する。初期傾きθiniとは、用紙搬送方向に対する傾き算出関数Fspの傾きを表す角度である。
θini=tan-1(−1/a1) ・・・(15)
図10は、頂点座標決定処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行う頂点座標決定処理について図10を参照して説明する。
図10に示すように、ステップS401では、コントローラ35は、まず、メモリからプロファイルを読み出す。続いて、読み出したプロファイルから、用紙Pの対象エッジのうち最も突出している部分の座標を選択する。続いて、選択した座標を頂点座標(x1、y1)とする。
続いてステップS402に移行して、コントローラ35は、まず、メモリからプロファイルを読み出す。続いて、読み出したプロファイルから、用紙Pの対象エッジのうち2番目に突出している部分の座標および2番目に突出している部分の座標を選択する。
続いてステップS403に移行して、コントローラ35は、まず、前記ステップS402で選択した2つの座標のうち、前記ステップS401で選択した座標(x1、y1)からの距離が遠い点を選択する。続いて、選択した座標を頂点座標(x2、y2)とする。続いて、この演算処理を終了し、もとの用紙初期姿勢算出処理のステップS301に移行する。このように、用紙Pからの突出の度合いだけでなく、最も突出している部分からの距離を考慮することで、用紙Pの重心を考慮した姿勢決定が可能となる。
図11は、用紙上スケール印刷処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行う用紙上スケール印刷処理について図11を参照して説明する。
図11に示すように、ステップS501では、コントローラ35は、用紙到達センサ14の下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。
具体的には、コントローラ35は、まず、用紙到達センサ14から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ14の下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。そして、用紙到達センサ14の下方に用紙Pが到達したと判定した場合には(Yes)ステップS502に移行する。一方、用紙到達センサ14の下方に用紙Pが到達していないと判定した場合には(No)このステップを再度実行する。
続いてステップS502に移行して、コントローラ35は、先端位置センサ15で、用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置を検出する。
具体的には、コントローラ35は、まず、先端位置センサ15から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果を第2先端位置センサ検出値(Px4、Py4)としてメモリに格納する。
図12は、用紙Pの姿勢の変化量の算出方法を説明するための図である。
続いてステップS503に移行して、コントローラ35は、姿勢検出センサ16a、16bのそれぞれで、用紙Pの対象エッジの位置を検出する。
具体的には、図12(a)に示すように、コントローラ35は、まず、姿勢検出センサ16a、16bのそれぞれから検出結果を取得する。続いて、姿勢検出センサ16aから取得した検出結果である座標値のy成分から用紙到達センサ14の座標値のy成分を減じ、かつ距離A×iを減じる。ここで、iは、この演算処理を開始してからこのステップの実行が何回目であるかを表す数である。続いて、減じて得られる座標を(Dx1、Dy1)とする。続いて、姿勢検出センサ16bから取得した検出結果である座標値のy成分から用紙到達センサ14の座標値のy成分を減じ、かつ距離A×(i+3)を減じる。続いて、減じて得られる座標を(Dx2、Dy2)とする。
続いてステップS504に移行して、コントローラ35は、前記ステップS503で取得した(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)に基づき、下記(16)式に従って関数Fm1を算出する。関数Fm1とは、(Dx1、Dy1)と(Dx2、Dy2)とを通って延びる直線を表す一次関数である。
Fm1=y=a3x+b3 ・・・(16)
a3=(Dy2−Dy1)/(Dx2−Dx1)、b3=Dy1−a3・Dx1
続いてステップS505に移行して、コントローラ35は、まず、メモリから補正済みプロファイルを読み出す。続いて、図12(b)に示すように、読み出した補正済みプロファイルから、y成分がDy1である座標(fx1、Dy1)、y成分がDy2である座標(fx2、Dy2)を選択する。
続いてステップS506に移行して、コントローラ35は、前記ステップS505で選択した座標(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)に基づき、下記(17)式に従って関数Fp1を算出する。関数Fp1とは、(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通って延びる直線を表す一次関数である。
Fp1=y=a3x+b3 ・・・(17)
a3=(Dy2−Dy1)/(fx2−fx1)、b3=Dy1−a3・fx1
続いてステップS507に移行して、コントローラ35は、用紙Pの姿勢の変化における回転中心座標(Cxf、Cyf)を算出する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS504およびS506で算出したa3、a4、b3、b4に基づき、下記(18)、(19)式に従って回転中心座標(Cxf、Cyf)を算出する。回転中心座標(Cxf、Cyf)とは、図12(c)に示すように、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を通って延びる直線と(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通って延びる直線との交点の座標である。
Cxf=(b4−b3)/(a3−a4) ・・・(18)
Cyf=(a4×b3―a3×b4)/(a4−a3) ・・・(19)
続いてステップS508に移行して、コントローラ35は、プロファイル取得時から座標(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)取得時までの間における、用紙Pの姿勢の変化量を算出する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS507で算出した回転中心座標(Cxf、Cyf)に基づき、下記(20)式に従って角度変化量Δθfを算出する。角度変化量Δθfとは、P1およびP2を通って延びる直線とP3およびP2を通って延びる直線とがなす角度である。
Δθf=θ2−θ1 ・・・(20)
θ1=tan-1((Dx1―Cfx)/(Dy1―Cfy))
θ2=tan-1((Dx2―Cfx)/(Dy2―Cfy))
続いてステップS509に移行して、コントローラ35は、前記ステップS507で算出した回転中心座標(Cxf、Cyf)、および前記ステップS508で算出した角度変化量Δθfに基づき、下記(21)式に従って頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)を算出する。頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)とは、頂点座標(x1、y1)、(x2、y2)を回転中心座標(Cxf、Cyf)回りに角度変化量Δθf回転させた場合の座標である。
x’1=(x1−Cxf)×cosΔθf−(y1−Cyf)×sinΔθf+Cx ・・・(21)
y’1=(x1−Cxf)×sinΔθf+(y1−Cyf)×cosΔθf+Cy ・・・(22)
続いてステップS510に移行して、コントローラ35は、用紙搬送方向に対する用紙Pの姿勢を判定する。
具体的には、前記ステップS509で算出した頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)に基づき、下記(23)式に従って傾き算出関数Fssを算出する。傾き算出関数Fssとは、頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)を通って延びる直線を表す一次関数である。
Fss=y=a1・x+b1 ・・・(23)
a1=(y’2−y’1)/(x’2−x’1)、b1=y’1−a1・x’1
続いてステップS511に移行して、コントローラ35は、用紙Pの姿勢を判定する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS510で算出したa1に基づき、下記(24)式に従って用紙Pの姿勢を表す用紙角度θpnを算出する。用紙角度θpnとは、用紙搬送方向に対する傾き算出関数Fssの傾きを表す角度である。
θpn=tan-1(−1/a1) ・・・(24)
このように、本実施形態では、用紙Pの対象エッジの形状を表す補正済みプロファイル、および姿勢検出センサ16a、16bで検出された対象エッジの位置に基づいて、用紙Pの姿勢を判定するようにした。それゆえ、用紙Pの対象エッジの形状を考慮して、用紙Pの姿勢を判定することができる。そのため、用紙Pの姿勢に基づいて、用紙Pの搬送方向に対してスケールを傾けて用紙Pへの印刷を行うことで、用紙Pの対象エッジに凹凸がある場合にも、用紙Pに相対的な位置ずれのないスケールを印刷できる。
続いてステップS512に移行して、コントローラ35は、この演算処理を開始してから、スケール印刷開始位置補正処理を実行したか否かを判定する。スケール印刷開始位置補正処理とは、印刷用ヘッドバー19の用紙搬送方向の位置を表すヘッド位置座標Hyを補正する処理である。そして、スケール印刷開始位置補正処理を実行したと判定した場合には(Yes)ステップS514に移行する。一方、スケール印刷開始位置補正処理を実行してないと判定した場合には(No)ステップS513に移行する。
前記ステップS513では、コントローラ35は、スケール印刷開始位置補正処理を実行してから、前記ステップS514に移行する。
一方、前記ステップS514では、コントローラ35は、まず、前記ステップS510で算出した傾き算出関数Fssに基づき、下記(25)式に従ってヘッド移動先座標Hxを算出する。ヘッド移動先座標Hxとは、印刷用ヘッドバー19の移動先の座標のx成分である。
Hx=(Hy−b1)/a1 ・・・(25)
続いて、コントローラ35は、算出したヘッド移動先座標Hxに基づき、下記(26)式に従ってヘッド移動量ΔHxを算出する。ヘッド移動量ΔHxとは、ヘッド移動先座標Hxと現在の印刷用ヘッドバー19の位置の座標のx成分との差である。
ΔHx=Hx−Hxold ・・・(26)
ここで、Hxoldとは、このステップを前回実行したときに算出したHxの値である。なお、このステップの最初の実行時には、Hxoldとして「0」を利用する。
続いてステップS515に移行して、コントローラ35は、用紙搬送方向に対してスケールを傾けて用紙Pへの印刷を行う。
具体的には、コントローラ35は、まず、印刷用ヘッドバー19を用紙搬送方向と直交する方向にヘッド移動量ΔHx移動させる指令をヘッド移動モータ20に出力する。続いて、印刷用ヘッドバー19を水平面内で、印刷用ヘッドバー19の端部を回転中心として角度変化量Δθf回転させる指令をヘッド回転モータ21に出力する。
これにより、用紙P上の適正な位置にスケールを印刷できる。
また、ヘッド移動量ΔHxの算出、および印刷用ヘッドバー19の移動は、スケールの印刷中に繰り返し実行される。そのため、スケールの印刷中に用紙Pの姿勢が変化しても、用紙Pに相対的な位置ずれのないスケールを印刷できる。
続いてステップS516に移行して、コントローラ35は、印刷用ヘッドバー19が搬送方向と正対して用紙Pの左側のエッジ付近全体にスケールを印刷したか否かを判定する。そして、当該エッジ付近全体にスケールを印刷したと判定した場合には(Yes)この演算処理を終了し、もとの印刷開始処理のステップS104に移行する。一方、当該エッジ付近全体にスケールを印刷していないと判定した場合には(No)ステップS518に移行する。
前記ステップS517では、コントローラ35は、用紙角度θpnの算出を設定回数行ったか否かを判定する。設定回数としては、例えば、プロファイルを構成する座標点の数を利用可能である。
具体的には、コントローラ35は、この演算処理を開始してからの、前記ステップS511の実行回数が設定回数以上であるか否かを判定する。そして、前記ステップS511の実行回数が設定回数以上であると判定した場合には(Yes)前記ステップS516に移行する。一方、前記ステップS511の実行回数が設定回数より少ないと判定した場合には(No)ステップS518に移行する。
前記ステップS518では、コントローラ35は、用紙Pが距離A搬送されたか否かを判定する。
具体的には、コントローラ35は、まず、ロータリーエンコーダ13から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づいて、直前にステップS503を実行してから、搬送ユニット12の搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離A回動したか否かを判定する。そして、搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離Aだけ回動したと判定した場合には(Yes)用紙Pが距離A搬送されたと判定し、ステップS519に移行する。一方、搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離A回動していないと判定した場合には(No)このステップを再度実行する。
前記ステップS519では、コントローラ35は、ロータリーエンコーダ13から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づいて、用紙Pがセンサ切替実行位置に用紙が到達したか否かを判定する。センサ切替実行位置とは、姿勢検出センサ16a、16bで用紙Pの長手方向のエッジの位置を検出できなくなる位置である。そして、用紙Pがセンサ切替実行位置に到達したと判定した場合には(Yes)ステップS520に移行する。一方、用紙Pがセンサ切替実行位置に到達していないと判定した場合には(No)前記ステップS503に移行する。
前記ステップS520では、コントローラ35は、前記ステップS503で用いるセンサを、姿勢検出センサ16a、16bから姿勢検出センサ18aおよび姿勢検出センサ18bに切り替えてから、前記ステップS503に移行する。
図13は、スケール印刷開始位置補正処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行うスケール印刷開始位置補正処理について図13を参照して説明する。
図13に示すように、まず、ステップS601では、コントローラ35は、メモリから第2先端位置センサ検出値(Px4、Py4)を読み出す。続いて、読み出した第2先端位置センサ検出値(Px4、Py4)、および前記ステップS510で算出した傾き算出関数Fssに基づき、下記(27)式に従って先端位置関数Ftsを算出する。先端位置関数Ftsとは、第2先端位置センサ検出値が表す座標を通りかつ傾き算出関数Fssと直交する直線を表す一時関数である。
Fts=y=a2・x+b2 ・・・・(27)
続いてステップS602では、コントローラ35は、前記ステップS510で算出した傾き算出関数Fss、および前記ステップS601で算出した先端位置関数Ftsに基づいて、Fss、Ftsの交点を算出する。続いて、算出した交点を端部先端位置補正値(x’0、y’0)とする。
続いてステップS603に移行して、コントローラ35は、まず、前記ステップS305で算出した端部先端位置エッジ(x0、y0)、および前記ステップS602で算出した交点を端部先端位置補正値(x’0、y’0)に基づいて、y0からy’0を減じる。続いて、減算結果を、ヘッド位置座標Hyから減算する。
続いて、この演算処理を終了し、もとの用紙上スケール印刷開始処理のステップS514に移行する。
図14は、印刷時用姿勢検出処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行う印刷時用姿勢検出処理について図14を参照して説明する。
図14に示すように、まず、ステップS701では、コントローラ35は、用紙到達センサ25の下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。
具体的には、コントローラ35は、まず、用紙到達センサ25から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ25の下方に用紙Pが到達したか否かを判定する。そして、用紙到達センサ25の下方に用紙Pが到達したと判定した場合には(Yes)ステップS702に移行する。一方、用紙到達センサ25の下方に用紙Pが到達していないと判定した場合には(No)このステップを再度実行する。
続いてステップS702に移行して、コントローラ35は、姿勢検出センサ27a、27bのそれぞれで、用紙Pの対象エッジの位置を検出する。
具体的には、コントローラ35は、まず、姿勢検出センサ27a、27bのそれぞれから検出結果を取得する。続いて、姿勢検出センサ27aから取得した検出結果である座標値のy成分から用紙到達センサ25の座標値のy成分を減じ、かつ距離A×jを減じる。ここで、jは、この演算処理を開始してからこのステップの実行が何回目であるかを表す数である。続いて、減じて得られる座標を(Dx1、Dy1)とする。続いて、姿勢検出センサ16bから取得した検出結果である座標値のy成分から用紙到達センサ25の座標値のy成分を減じ、かつ距離A×(j+3)を減じる。続いて、減じて得られる座標を(Dx2、Dy2)とする。
続いてステップS703に移行して、コントローラ35は、前記ステップS702で取得した(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)に基づき、上記(16)式に従って関数Fm1を算出する。
続いてステップS704に移行して、コントローラ35は、まず、メモリから補正済みプロファイルを読み出す。続いて、読み出した補正済みプロファイルから、y成分がDy1である座標(fx1、Dy1)、y成分がDy2である座標(fx2、Dy2)を選択する。
続いてステップS705に移行して、コントローラ35は、前記ステップS704で選択した座標(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)に基づき、上記(17)式に従って関数Fp1を算出する。関数Fp1とは、(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通って延びる直線を表す一次関数である。
続いてステップS706に移行して、コントローラ35は、用紙Pの姿勢の変化における回転中心座標(Cxf、Cyf)を算出する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS703およびS705で算出したa3、a4、b3、b4に基づき、上記(18)、(19)式に従って回転中心座標(Cxf、Cyf)を算出する。
続いてステップS707に移行して、コントローラ35は、プロファイル取得時から座標(Dx、Dy)取得時までの間における、用紙Pの姿勢の変化量を算出する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS706で算出した回転中心座標(Cxf、Cyf)に基づき、上記(20)式に従って角度変化量Δθfを算出する。
続いてステップS708に移行して、コントローラ35は、前記ステップS706で算出した回転中心座標(Cxf、Cyf)、および前記ステップS707で算出した角度変化量Δθfに基づき、上記(21)式に従って頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)を算出する。
続いてステップS709に移行して、コントローラ35は、用紙搬送方向に対する用紙Pの姿勢を判定する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS708で算出した頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)に基づき、上記(23)式に従って傾き算出関数Fssを算出する。
続いてステップS710に移行して、コントローラ35は、用紙Pの姿勢を判定する。
具体的には、コントローラ35は、前記ステップS709で算出したa1に基づき、上記(24)式に従って用紙角度θpnを算出する。
このように、本実施形態では、用紙Pの対象エッジの形状を表す補正済みプロファイル、および姿勢検出センサ27a、27bで検出された対象エッジの位置に基づいて、用紙Pの姿勢を判定するようにした。それゆえ、用紙Pの対象エッジの形状を考慮して、用紙Pの姿勢を判定することができる。そのため、用紙Pの姿勢に基づいて、用紙Pの搬送方向に対して印刷対象画像を傾けて用紙Pへの印刷を行うことで、用紙Pの対象エッジに凹凸がある場合にも、用紙Pに相対的な位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
続いてステップS711に移行して、コントローラ35は、まず、前記ステップS709で算出した傾き算出関数Fssに基づき、上記(25)式に従ってヘッド移動先座標Hxを算出する。ヘッド移動先座標Hxとは、印刷用ヘッドバー31の移動先の座標のx成分である。
続いて、コントローラ35は、算出したヘッド移動先座標Hxに基づき、上記(26)式に従ってヘッド移動量ΔHxを算出する。ヘッド移動量ΔHxとは、ヘッド移動先座標Hxと現在の印刷用ヘッドバー31の位置の座標のx成分との差である。
続いてステップS712に移行して、コントローラ35は、用紙搬送方向に対して印刷対象画像を傾けて用紙Pへの印刷を行う。
具体的には、コントローラ35は、まず、印刷用ヘッドバー31を用紙搬送方向と直交する方向にヘッド移動量ΔHx移動させる指令をヘッド移動モータ32に出力する。続いて、印刷用ヘッドバー31を水平面内で、印刷用ヘッドバー31の端部を回転中心として角度変化量Δθf回転させる指令をヘッド回転モータ33に出力する。
これにより、用紙P上の適正な位置に印刷対象画像を印刷できる。
また、ヘッド移動量ΔHxの算出、および印刷用ヘッドバー31の移動は、印刷対象画像の印刷中に繰り返し実行される。そのため、印刷対象画像の印刷中に用紙Pの姿勢が変化しても、用紙Pに相対的な位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
続いてステップS713では、コントローラ35は、印刷用ヘッドバー31が用紙Pの全体に印刷対象画像を印刷したか否かを判定する。そして、用紙Pの全体に印刷対象画像を印刷したと判定した場合には(Yes)この演算処理を終了し、もとの印刷開始処理も終了する。一方、用紙Pの全体に印刷対象画像を印刷していないと判定した場合には(No)ステップS714に移行する。
前記ステップS714では、コントローラ35は、用紙角度θpnの算出を設定回数行ったか否かを判定する。設定回数としては、例えば、プロファイル構成する検出点の数を利用可能である。
具体的には、コントローラ35は、この演算処理を開始してからの、前記ステップS710の実行回数が設定回数以上であるか否かを判定する。そして、前記ステップS710の実行回数が設定回数以上であると判定した場合には(Yes)前記ステップS713に移行する。一方、前記ステップS710の実行回数が設定回数より少ないと判定した場合には(No)ステップS715に移行する。
前記ステップS715では、コントローラ35は、用紙Pが距離A搬送されたか否かを判定する。
具体的には、コントローラ35は、まず、印刷用エンコーダ24から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づいて、直前にステップS702を実行してから、搬送ユニット23の搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離A回動したか否かを判定する。そして、搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離Aだけ回動したと判定した場合には(Yes)用紙Pが距離A搬送されたと判定し、ステップS716に移行する。一方、搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離Aだけ回動していないと判定した場合には(No)このステップを再度実行する。
前記ステップS716では、コントローラ35は、印刷用エンコーダ24から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づいて、用紙Pがセンサ切替実行位置に用紙が到達したか否かを判定する。センサ切替実行位置とは、姿勢検出センサ27a、27bで用紙Pの長手方向のエッジの位置を検出できなくなる位置である。そして、用紙Pがセンサ切替実行位置に到達したと判定した場合には(Yes)ステップS717に移行する。一方、用紙Pがセンサ切替実行位置に到達していないと判定した場合には(No)前記ステップS702に移行する。
前記ステップS717では、コントローラ35は、前記ステップS702で用いるセンサを、姿勢検出センサ27a、27bから姿勢検出センサ29aおよび姿勢検出センサ29bに切り替えてから、前記ステップS702に移行する。
(動作)
図15は本実施形態の印刷装置の動作を説明するための図である。
次に、本実施形態の印刷装置の動作について、図面を参照して説明する。
まず、図15(a)に示すように、用紙Pが、搬送ユニット4で搬送され、用紙到達センサ9aの下方に到達したとする。すると、図3および図4に示すように、コントローラ35が、用紙エッジ形状プロファイル取得処理を実行し、用紙到達センサ9aから検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9aの下方に用紙Pが到達したと判定する(ステップS201、Yes)。続いて、図5(a)に示すように、コントローラ35が、プロファイル取得センサ11a〜11rで、各センサの下方における、用紙Pの対象エッジの位置(第1回目検出座標)を検出する(ステップS202)。続いて、コントローラ35が、プロファイル取得センサ11bが出力する検出結果をP1とし、プロファイル取得センサ11fが出力する検出結果をP2とし、P1およびPを通る一次関数の傾きa3、切片b3を算出する(ステップS203)。続いて、コントローラ35が、先端位置センサ10から、先端位置センサ10の下方を通過する用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置を取得する。続いて、取得した検出結果を、第1先端位置センサ検出値としてメモリに格納する(ステップS204)。続いて、コントローラ35が、用紙到達センサ9bから検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9bの下方に用紙Pが到達していないと判定し、この判定を繰り返し実行する(ステップS205、No)。
ここで、上記判定が繰り返されるうちに、用紙Pが、搬送ユニット4で搬送され、用紙到達センサ9bの下方に到達したとする。すると、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9bの下方に用紙Pが到達したと判定する(ステップS205、Yes)。続いて、図5(b)に示すように、コントローラ35が、プロファイル取得センサ11a〜11rで、各センサの下方における、用紙Pの対象エッジの位置(第2回目検出座標)を検出する(ステップS206)。続いて、コントローラ35が、プロファイル取得センサ11pが出力する検出結果をP3とし、プロファイル取得センサ11rが出力する検出結果をP4とし、P3およびP4を通る一次関数の傾きa4、切片b4を算出する(ステップS207)。続いて、コントローラ35が、第1回目検出座標の検出時から第2回目検出座標の検出時までの間における、用紙Pの姿勢の変化量を算出する(ステップS208)。続いて、第1回目検出座標の検出時から第2回目検出座標の検出時までの間の用紙姿勢変化(用紙位置、用紙角度等)成分を第2回目検出座標から除去した座標である補正第2回目検出座標を算出する(ステップS209)。続いて、コントローラ35は、用紙到達センサ9cから検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9cの下方に用紙Pが到達していないと判定し、この判定を繰り返し実行する(ステップS210、No)。
ここで、上記判定が繰り返されるうちに、用紙Pが、搬送ユニット4で搬送され、用紙到達センサ9cの下方に到達したとする。すると、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ9cの下方に用紙Pが到達したと判定する(ステップS210、Yes)。続いて、図5(c)に示すように、コントローラ35が、プロファイル取得センサ11a〜11rで、各センサの下方における、用紙Pの対象エッジの位置(第3回目検出座標)を検出する(ステップS211)。続いて、コントローラ35が、プロファイル取得センサ11oが出力する検出結果をP3とし、プロファイル取得センサ11qが出力する検出結果をP4とし、P3およびP4を通る一次関数の傾きa4、切片bbを算出する(ステップS212)。続いて、コントローラ35が、第1回目検出座標の検出時から第3回目検出座標の検出時までの間における、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きの変化量を算出する(ステップS213)。続いて、コントローラ35が、第1回目検出座標の検出時から第3回目検出座標の検出時までの間の用紙変化(用紙位置、用紙角度等)成分を第3回目検出座標から除去した座標である補正第3回目検出座標を算出する(ステップS214)。続いて、コントローラ35が、メモリから第1回目検出座標、補正第2回目検出座標、および補正第3回目検出座標を読み出す。続いて、コントローラ35が、読み出した第1回目検出座標と、補正第2回目検出座標の各座標値のy成分から距離Aを減じたものと、補正第3回目検出座標の各座標値のy成分から距離2Aを減じたものとを合成する。続いて、図6に示すように、コントローラ35が、合成結果を、用紙Pのエッジの形状を表すプロファイルとしてメモリに格納する(ステップS215)。
続いて、図7に示すように、コントローラ35が、用紙初期姿勢算出処理を実行し、用紙エッジ形状プロファイル取得処理で取得したプロファイルから2つの頂点座標(x1、y1)、(x2、y2)を選択する(ステップS301)。続いて、図9に示すように、コントローラ35が、頂点座標(x1、y1)(x2、y2)を通って延びる直線を表す傾き算出関数Fspを算出する。続いて、コントローラ35が、メモリから第1先端位置センサ検出値を読み出す。続いて、コントローラ35が、読み出した第1先端位置センサ検出値に基づき、第1先端位置センサ検出値が表す座標値を通り、かつ傾き算出関数Fspと直交する直線を表す先端位置関数Ftpを算出する(ステップS303)。続いて、コントローラ35が、メモリからプロファイルを読み出す。続いて、コントローラ35が、読み出したプロファイルの各座標値のy成分から端部先端位置エッジ(x0、y0)のy成分y0を減じる。続いて、コントローラ35が、減算して得られる座標値を、補正済みプロファイルとしてメモリに格納する(ステップS305)。続いて、コントローラ35が、傾き算出関数Fspの係数a1に基づき、用紙搬送方向に対する傾き算出関数Fspの傾きを表す初期傾きθiniを算出し、この演算処理を終了する(ステップS306)。
続いて、図11に示すように、コントローラ35が、用紙上スケール印刷開始処理を実行し、用紙到達センサ14から検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ14の下方に用紙Pが到達していないと判定し、この判定を繰り返し実行する(ステップS501、No)。
ここで、上記判定が繰り返されるうちに、図15(b)に示すように、用紙Pが、搬送ユニット12で搬送され、用紙到達センサ14の下方に到達したとする。すると、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ14の下方に用紙Pが到達したと判定する(ステップS501、Yes)。続いて、コントローラ35が、先端位置センサ15で、先端位置センサ15の下方を通過する用紙Pの用紙搬送方向のエッジの位置を検出する(ステップS502)。続いて、図12(a)に示すように、コントローラ35が、姿勢検出センサ16a、16bで、各センサの下方における、用紙Pの対象エッジの位置に基づき、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を取得する(ステップS503)。続いて、コントローラ35が、取得した(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)に基づき、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を通って延びる直線を表す関数Fm1を算出する(ステップS504)。
続いて、コントローラ35が、メモリから補正済みプロファイルを読み出す。続いて、図12(b)に示すように、コントローラ35が、読み出した補正済みプロファイルから、y成分がDy1である座標(fx1、Dy1)、y成分がDy2である座標(fx2、Dy2)を選択する(ステップS505)。続いて、コントローラ35が、選択した座標(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)に基づき、fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通って延びる直線を表す関数Fp1を算出する(ステップS506)。続いて、図12(c)に示すように、コントローラ35が、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を通って延びる直線と(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通って延びる直線との交点の座標を表す回転中心座標(Cxf、Cyf)を算出する(ステップS507)。続いて、コントローラ35が、回転中心座標(Cxf、Cyf)に基づいて、プロファイル取得時から座標(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)取得時までの間における、用紙Pの姿勢の変化量を表す角度変化量Δθfを算出する(ステップS508)。続いて、コントローラ35が、頂点座標(x1、y1)、(x2、y2)を回転中心座標(Cxf、Cyf)回りに角度変化量Δθf回転させた場合の座標である頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)を算出する(ステップS509)。続いて、コントローラ35が、算出した頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)に基づき、頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)を通って延びる直線を表す傾き算出関数Fssを算出する(ステップS510)。続いて、コントローラ35が、用紙搬送方向に対する傾き算出関数Fssの傾きを表す用紙角度θpnを算出する(ステップS511)。
このように、本実施形態では、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を通る直線と(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通る直線とがなす角に基づいて、スケールの印刷時における用紙Pの姿勢を判定するようにした。そのため、被印刷媒体の姿勢をより適切に判定できる。
続いて、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー19の用紙搬送方向の位置を表すヘッド位置座標Hyを補正する(ステップS512、S513)。続いて、コントローラ35が、傾き算出関数Fssに基づいて、印刷用ヘッドバー19の移動先の座標のx成分であるヘッド移動先座標Hxを算出する。続いて、コントローラ35が、ヘッド移動先座標Hxに基づいて、ヘッド移動量ΔHxを算出する(ステップS514)。続いて、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー19をヘッド移動量ΔHx移動させる指令をヘッド移動モータ20に出力する。続いて、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー19を角度変化量Δθf回転させる指令をヘッド回転モータ21に出力する(ステップS515)。
コントローラ35から指令が出力されると、ヘッド移動モータ20が、印刷用ヘッドバー19を用紙搬送方向と直交する方向にヘッド移動量ΔHx移動させる。同様に、ヘッド回転モータ21が、印刷用ヘッドバー19を水平面内で、印刷用ヘッドバー19の端部を回転中心として角度変化量Δθf回転させる。
これにより、用紙Pの姿勢に基づいて、スケールを傾けて用紙Pへの印刷を行うことができる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのないスケールを印刷できる。
続いて、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー19が用紙Pの対象エッジ全体にはスケールを印刷していないと判定する(ステップS516、No)。続いて、コントローラ35が、現在の用紙角度θpnの算出を設定回数行っていないと判定する(ステップS517、No)。続いて、コントローラ35が、ロータリーエンコーダ13から検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づいて、直前にステップS503を実行してから、搬送ユニット12の搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離A回動していないと判定し、この判定を繰り返し実行する(ステップS518、No)。
ここで、上記判定が繰り返されるうちに、搬送ユニット12の搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離A回動したとする。すると、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離Aだけ回動したと判定する(ステップS518、Yes)。続いて、用紙Pがセンサ切替実行位置に用紙が到達していないと判定し、前記ステップS503から上記フローを繰り返す(ステップS519、No)。
これにより、用紙Pのエッジ全体に、位置ずれのないスケールを印刷できる。
このように、本実施形態では、用紙Pの対象エッジの形状を表す補正済みプロファイル、および姿勢検出センサ16a、16bで検出された対象エッジの位置に基づいて、用紙Pの姿勢を判定するようにした。それゆえ、用紙Pの対象エッジの形状を考慮して、用紙Pの姿勢を判定することができる。そのため、用紙Pの姿勢に基づいて、用紙Pの搬送方向に対してスケールを傾けて用紙Pへの印刷を行うことで、用紙Pの対象エッジに凹凸がある場合にも、用紙Pに相対的な位置ずれのないスケールを印刷できる。
ここで、上記フローが繰り返されるうちに、用紙Pのエッジ全体にスケールが印刷されたとする。すると、コントローラ35が、この演算処理を終了する(ステップS516、Yes)。続いて、図11に示すように、コントローラ35が、印刷時用紙姿勢検出処理を実行し、用紙到達センサ25から検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙到達センサ25の下方に用紙Pが到達していないと判定し、この判定を繰り返し実行する(ステップS701、No)。
ここで、上記フローが繰り返されるうちに、図15(c)に示すように、用紙Pが、搬送ユニット23で搬送され、第6用紙到達センサ14の下方に到達したとする。すると、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、第6用紙到達センサ14の下方に用紙Pが到達したと判定する(ステップS701、Yes)。続いて、コントローラ35が、姿勢検出センサ27a、27bで、各センサの下方における、用紙Pの対象エッジの位置に基づき、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を取得する(ステップS702)。続いて、コントローラ35が、取得した(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を通って延びる直線を表す関数Fm1を算出する(ステップS703)。
続いて、コントローラ35が、メモリから補正済みプロファイルを読み出す。続いて、コントローラ35が、読み出した補正済みプロファイルから、y成分がDy1である座標(fx1、Dy1)、y成分がDy2である座標(fx2、Dy2)を選択する(ステップS704)。続いて、コントローラ35が、選択した座標(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)に基づき、(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通って延びる直線を表す関数Fp1を算出する(ステップS705)。続いて、コントローラ35が、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を通って延びる直線と(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通って延びる直線との交点の座標を表す回転中心座標(Cxf、Cyf)を算出する(ステップS706)。続いて、プロファイル取得時から座標(Dx、Dy)取得時までの間における、用紙Pの姿勢の角度変化量Δθfを算出する(ステップS707)。続いて、コントローラ35が、頂点座標(x1、y1)、(x2、y2)を回転中心座標(Cxf、Cyf)回りに角度変化量Δθf回転させた場合の座標である頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)を算出する(ステップS708)。続いて、コントローラ35が、算出した頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)に基づき、頂点変換座標(x’1、y’1)、(x’2、y’2)を通って延びる直線を表す傾き算出関数Fssを算出する(ステップS709)。続いて、コントローラ35が、傾き算出関数Fssの係数a1に基づき、用紙搬送方向に対する傾き算出関数Fssの傾きを表す用紙角度θpnを算出する(ステップS710)。
このように、本実施形態では、(Dx1、Dy1)(Dx2、Dy2)を通る直線と(fx1、Dy1)(fx2、Dy2)を通る直線とがなす角に基づいて、印刷対象画像の印刷時における用紙Pの姿勢を判定するようにした。そのため、被印刷媒体の姿勢をより適切に判定できる。
続いて、コントローラ35が、傾き算出関数Fssに基づいて、印刷用ヘッドバー31の移動先の座標のx成分であるヘッド移動先座標Hxを算出する。続いて、コントローラ35が、ヘッド移動量ΔHxを算出する(ステップS711)。続いて、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー31をヘッド移動量ΔHx移動させる指令をヘッド移動モータ32に出力する。続いて、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー31を角度変化量Δθf回転させる指令をヘッド回転モータ33に出力する(ステップS712)。
コントローラ35から指令が出力されると、ヘッド移動モータ32が、印刷用ヘッドバー31を用紙搬送方向と直交する方向にヘッド移動量ΔHx移動させる。同様に、ヘッド回転モータ33が、印刷用ヘッドバー31を水平面内で、印刷用ヘッドバー31の端部を回転中心として角度変化量Δθf回転させる。
これにより、用紙Pの姿勢に基づいて、印刷対象画像を傾けて用紙Pへの印刷を行うことができる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
続いて、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー31が用紙Pの全体には印刷対象画像を印刷していないと判定する(ステップS713、No)。続いて、コントローラ35が、現在の用紙角度θpnの算出を設定回数行っていないと判定する(ステップS714、No)。続いて、コントローラ35が、用紙位置検出用エンコーダ26から検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、取得した検出結果に基づいて、直前にステップS702を実行してから、搬送ユニット23の搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離A回動していないと判定し、この判定を繰り返し実行する(ステップS715、No)。
ここで、上記判定が繰り返されるうちに、搬送ユニット23の搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離A回動したとする。すると、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、搬送ベルト7が用紙搬送方向に距離Aだけ回動したと判定する(ステップS715、Yes)。続いて、用紙Pがセンサ切替実行位置に用紙が到達していないと判定し、前記ステップS702から上記フローを繰り返す(ステップS716、No)。
これにより、用紙P全体に、位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
このように、本実施形態では、用紙Pの対象エッジの形状を表す補正済みプロファイル、および姿勢検出センサ27a、27bで検出された対象エッジの位置に基づいて、用紙Pの姿勢を判定するようにした。それゆえ、用紙Pの対象エッジの形状を考慮して、用紙Pの姿勢を判定することができる。そのため、用紙Pの姿勢に基づいて、用紙Pの搬送方向に対して印刷対象画像を傾けて用紙Pへの印刷を行うことで、用紙Pの対象エッジに凹凸がある場合にも、用紙Pに相対的な位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
本実施形態では、図1の用紙Pが被印刷媒体を構成する。以下同様に、図1の搬送ユニット4、12、23が搬送手段を構成する。図1の印刷用ヘッドバー19、31、ヘッド移動モータ20、32、ヘッド回転モータ21、33が印刷手段を構成する。また、プロファイル取得センサ11a〜11n、コントローラ35、および図4のステップS201〜S215が形状検出手段および形状検出工程を構成する。図1の姿勢検出センサ16a、16b、18a、18b、27a、27b、30a、30b、コントローラ35、図11のステップS503、図14のステップS702が位置検出手段および位置検出工程を構成する。図1のコントローラ35、図11のステップS504〜S508、および図14のステップS703〜S710が第1判定手段および判定工程を構成する。プロファイル取得センサ11a〜11nが第1センサを構成する。図4のステップS215が位置取得手段を構成する。第15〜プロファイル取得センサ11o〜11rが第2センサを構成する。図1のコントローラ35、および図4のステップS208、S213が第2判定手段を構成する。図1のコントローラ35、および図4のステップS209、S214が補正手段を構成する。
(変形例)
なお、本実施形態では、用紙Pの対象エッジの付近にスケールを印刷し、印刷対象画像の印刷時に、当該スケールを検出して用紙Pの搬送量を検出する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、ロータリーエンコーダ等により、用紙Pの搬送量を正確に検出できる場合には、用紙Pにスケールを印刷しない構成としてもよい。
また、本実施形態では、本発明に係る印刷装置をライン型インクジェット方式の印刷装置に適用した例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、シリアル型インクジェット方式の印刷装置、レーザープリンタ、熱転写プリンタ等に適用してもよい。
4は搬送ユニット(搬送手段)、11a〜11nはプロファイル取得センサ(形状検出手段、第1センサ)、11o〜11rは第15〜プロファイル取得センサ(第2センサ)、12は搬送ユニット(搬送手段)、16aは姿勢検出センサ(位置検出手段)、16bは姿勢検出センサ(位置検出手段)、18aは姿勢検出センサ(位置検出手段)、18bは姿勢検出センサ(位置検出手段)、19は印刷用ヘッドバー(印刷手段)、20はヘッド移動モータ(印刷手段)、21はヘッド回転モータ(印刷手段)、23は搬送ユニット(搬送手段)、27aは姿勢検出センサ(位置検出手段)、27bは姿勢検出センサ(位置検出手段)、30aは姿勢検出センサ(位置検出手段)、30bは姿勢検出センサ(位置検出手段)、31は印刷用ヘッドバー(印刷手段)、32はヘッド移動モータ(印刷手段)、33はヘッド回転モータ(印刷手段)、35はコントローラ(形状検出手段、位置検出手段、第1判定手段、第2判定手段、補正手段)、Pは用紙(被印刷媒体)、ステップS201〜S215(形状検出手段、位置取得手段、第2判定手段、補正手段、形状検出工程、位置検出工程)、ステップS503(位置検出手段、位置検出工程)、ステップS504〜S508(第1判定手段)、ステップS702(位置検出手段、位置検出工程)、ステップS703〜S710(第1判定手段、判定工程)

Claims (6)

  1. シート状の被印刷媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送される前記被印刷媒体に画像を印刷する印刷手段と、
    前記被印刷媒体のエッジの形状を検出する形状検出手段と、
    前記印刷手段による前記被印刷媒体への画像の印刷時に、前記エッジの位置を検出する位置検出手段と、
    前記形状検出手段で検出された前記エッジの形状および前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定する第1判定手段とを備え、
    前記印刷手段は、前記第1判定手段で判定された前記被印刷媒体の姿勢に基づいて、印刷位置を調整して前記被印刷媒体への印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記形状検出手段は、前記エッジの形状として、前記搬送方向と直交する方向の前記被印刷媒体のエッジである対象エッジの位置を複数箇所検出し、
    前記位置検出手段は、前記印刷手段による前記被印刷媒体への画像の印刷時に、前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出し、
    前記第1判定手段は、前記形状検出手段で検出された前記複数箇所の位置のうちの前記2箇所の位置を通る直線と、前記位置検出手段で検出された前記2箇所の位置を通る直線とがなす角に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記形状検出手段は、前記対象エッジが通過する位置と対向する位置に、前記搬送方向に沿って並ぶように配され、それぞれが、対向する前記対象エッジの位置を検出する複数の第1センサを備えることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記複数の第1センサそれぞれは、設定距離の2倍以上の整数倍の間隔で配され、前記被印刷媒体が前記設定距離搬送されるたびに、対向する前記対象エッジの位置を検出し、
    前記形状検出手段は、前記複数の第1センサによる検出結果を合成して、前記複数箇所の位置を取得する位置取得手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記形状検出手段は、
    前記対象エッジが通過する位置と対向する位置に、前記複数の第1センサのいずれかと前記設定距離を隔てて配され、対向する前記対象エッジの位置を検出する第2センサと、
    前記複数の第1センサで検出された前記対象エッジの位置および前記複数の第2センサで検出された前記対象エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢の変化を判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段で判定された前記被印刷媒体の姿勢の変化に基づいて、前記第1センサで検出された前記複数箇所の位置を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. シート状の被印刷媒体を搬送し、搬送される前記被印刷媒体に画像を印刷する印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷工程による前記被印刷媒体への画像の印刷前に、前記被印刷媒体のエッジの形状を検出する形状検出工程と、
    前記印刷工程による前記被印刷媒体への画像の印刷時に、前記エッジの位置を検出する位置検出工程と、
    前記取得工程で生成された前記エッジの形状および前記位置検出工程で検出された前記エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定する判定工程と、を実行し、
    前記印刷工程は、前記第1判定工程で判定された前記被印刷媒体の姿勢に基づいて、印刷位置を調整して前記被印刷媒体への印刷を行うことを特徴とする印刷装置の制御方法。
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