JP2011085474A - エッジ位置検出装置、印刷装置、およびエッジ位置検出装置の制御方法 - Google Patents

エッジ位置検出装置、印刷装置、およびエッジ位置検出装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 被印刷媒体のエッジの位置をより適切に検出できるようにすること。
【解決手段】 搬送ベルト4の上面に支持された用紙Pのエッジの位置を検出するとともに、用紙Pの部分のうち、用紙押さえローラ9で搬送ベルト4の上面に密着された部分よりもエッジ側に位置する部分における当該搬送ベルト4の上面からの浮き度合いを検出し、それらの検出結果に基づいて、エッジが搬送ベルト4の上面に密着している場合のエッジの位置を推定する。そのため、用紙Pのエッジに浮きがない場合の当該エッジの位置を取得できる。それゆえ、用紙Pのエッジの位置をより適切に検出できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、被印刷媒体のエッジの位置を検出するエッジ位置検出装置、印刷装置、およびエッジ位置検出装置の制御方法に関する。
従来、この種の技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術では、まず、シート状の被印刷媒体の搬送時に、被印刷媒体のエッジのうち、被印刷媒体の搬送方向のエッジの位置および当該搬送方向と直交する方向のエッジの位置を検出する。エッジの位置の検出には、被印刷媒体の被印刷面と対向する位置に配されたイメージセンサを利用する。続いて、検出したエッジの位置に基づき、被印刷媒体に対する画像の印刷位置を調整して当該被印刷媒体への印刷を行う。これにより、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷するようになっている。
特開2005−84375号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、被印刷媒体のエッジの位置を、被印刷媒体の被印刷面と対向する位置に配されたイメージセンサで検出する。そのため、例えば、被印刷媒体のエッジに浮きが発生した場合には、被印刷面の対向方向から見た場合の被印刷媒体の外形が変化し、被印刷媒体のエッジの位置を誤認識する可能性があった。その結果、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷することが困難であった。
本発明は、上記のような点に着目し、被印刷媒体のエッジの位置をより適切に検出できるようにすることを課題としている。
本発明の一態様は、
所定面に支持されたシート状の被印刷媒体のエッジの位置を検出する位置検出手段と、前記被印刷媒体を前記所定面に密着させる密着手段と、前記被印刷媒体の部分のうち前記密着手段で前記所定面に密着された部分よりも前記エッジ側に位置する部分における前記所定面からの浮き度合いを検出する第1浮き度合い検出手段と、前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置、および前記第1浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定する推定手段と、を備えたことを特徴とする。
このような構成により、被印刷媒体のエッジに浮きがない場合の当該エッジの位置を取得できる。そのため、被印刷媒体のエッジの位置をより適切に検出できる。
本発明の他の態様は、
前記被印刷媒体の部分のうち前記密着手段で前記所定面に密着された部分の前記所定面からの浮き度合いを検出する第2浮き度合い検出手段を備え、前記推定手段は、前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置、前記第1浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合い、および前記第2浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定することを特徴とする。
このような構成により、第1浮き度合い検出手段で検出された被印刷媒体の浮き度合いと、第2浮き度合い検出手段で検出された被印刷媒体の浮き度合いとの差を考慮することで、被印刷媒体のエッジの位置としてより適切なものを取得できる。
本発明の他の態様は、
前記位置検出手段は、1つの前記第2浮き度合い検出手段に対応して複数設けられ、それぞれが前記エッジの互いに異なる箇所の位置を検出し、前記第1浮き度合い検出手段は、1つの前記第2浮き度合い検出手段に対応して前記位置検出手段と同数設けられ、それぞれが前記被印刷媒体の前記所定面からの浮き度合いを検出し、前記推定手段は、複数の前記位置検出手段のそれぞれで検出された前記エッジの位置、複数の前記第1浮き度合い検出手段のそれぞれで検出された前記浮き度合い、および前記第2浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジの互いに異なる箇所が前記所定面に密着している場合の前記エッジの互いに異なる箇所の位置を推定することを特徴とする。
このような構成により、1つの第2浮き度合い検出手段に対して、複数の第1浮き度合い検出手段を設ける構成とすることができる。それゆえ、第2浮き度合い検出手段の数を低減できる。
本発明の他の態様は、
シート状の被印刷媒体を所定面で支持して搬送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送される前記被印刷媒体に画像を印刷する印刷手段と、前記被印刷媒体のエッジの位置を検出する位置検出手段と、前記被印刷媒体を前記所定面に密着させる密着手段と、前記被印刷媒体の部分のうち前記密着手段で前記所定面に密着された部分よりも前記エッジ側に位置する部分における前記所定面からの浮き度合いを検出する第1浮き度合い検出手段と、前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置、および前記第1浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定する推定手段と、前記推定手段で推定された前記エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定する判定手段と、を備え、前記印刷手段は、前記判定手段で判定された前記被印刷媒体の姿勢に基づいて、前記被印刷媒体に対する画像の印刷位置を調整して前記被印刷媒体への印刷を行うことを特徴とする。
このような構成により、浮きがない場合のエッジの位置を考慮して、被印刷媒体の姿勢を判定できる。そのため、被印刷媒体の姿勢に基づいて、被印刷媒体に対する画像の印刷位置を調整して当該被印刷媒体への印刷を行うことで、被印刷媒体に相対的な位置ずれのない画像を印刷できる。その結果、被印刷媒体の適正位置に画像を印刷できる。
本発明の他の態様は、
所定面に支持されたシート状の被印刷媒体のエッジの位置を検出するとともに、前記被印刷媒体の部分のうち、前記被印刷媒体を前記所定面に密着させる密着手段で前記所定面に密着された部分よりも前記エッジ側に位置する部分における前記所定面からの浮き度合いを検出し、それらの検出結果に基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定することを特徴とする。
このような構成により、被印刷媒体のエッジに浮きがない場合の当該エッジの位置を取得できる。そのため、被印刷媒体のエッジの位置をより適切に検出できる。
第1実施形態の印刷装置の構成を表す概念図である。 エッジ位置検出用センサ群7の構成を表す概念図である。 位置検出センサ8で検出される対象エッジの位置を説明する図である。 ヘッドバー移動処理を表すフローチャートである。 コントローラ15で算出される位置検出補正値Lを説明する図である。 第2実施形態の印刷装置の構成を表す概念図である。 エッジ位置検出用センサ群21の構成を表す概念図である。 姿勢検出処理を表すフローチャートである。 エッジ位置検出用センサ群21の構成を表す概念図である。 第1変位センサ38’の配置を表す平面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本実施形態では、本発明に係るエッジ位置検出装置を、搬送ベルトの上面に用紙Pを吸着して搬送し、搬送される用紙Pに、搬送経路の上方に配され用紙幅を覆う印刷用ヘッドバーで印刷を行うライン型インクジェット方式の印刷装置に適用した例を説明する。
本実施形態の印刷装置は、まず、用紙Pの搬送時に、用紙Pのエッジの位置を検出する。続いて、用紙Pを搬送ベルトの上面に押圧し、用紙Pのうち押圧した部分を搬送ベルトの上面に密着させる。続いて、用紙Pのうち搬送ベルトの上面に密着させた部分よりもエッジ側に位置する部分の当該搬送ベルトからの浮き度合いを検出する。続いて、検出されたエッジの位置、および検出された浮き度合いに基づいて、エッジが搬送ベルトの上面に密着している場合の当該エッジの位置を推定する。続いて、推定されたエッジの位置に基づいて、用紙搬送方向と直交する方向における用紙Pの位置、つまり、用紙Pの姿勢を判定する。続いて、判定された用紙Pの姿勢に基づき、印刷用ヘッドバーを用紙搬送方向と直交する方向に移動させて、用紙Pに相対的な位置ずれのない画像を印刷する。
(構成)
図1は、本実施形態の印刷装置の構成を表す概念図である。
図1に示すように、印刷装置は、搬送ユニット1を備える。
搬送ユニット1は、駆動ローラ2、従動ローラ3、およびテンションローラ(図示省略)に搬送ベルト4を巻回して構成される。そして、搬送ユニット1は、駆動ローラ2を回転駆動し、駆動ローラ2の回転に応じて搬送ベルト4を回動する。これにより、搬送ユニット1は、給紙される用紙Pを搬送ベルト4で支持して用紙搬送方向に搬送する。用紙搬送方向とは、用紙Pが搬送される方向である。
なお、用紙Pの給紙は、長辺のエッジが用紙搬送方向と平行になるように行われる。
また、搬送ベルト4には、多数の貫通孔5が形成されている。そして、搬送ユニット1は、駆動ローラ2と従動ローラ3との間に設けた吸引ファン(図示省略)で負圧を発生し、発生した負圧により貫通孔5を介して用紙Pを吸着する。
また、印刷装置は、ロータリーエンコーダ6、エッジ位置検出用センサ群7等のセンサ類を備える。そして、これらセンサ類は、検出結果をコントローラ15に出力する。
ロータリーエンコーダ6は、駆動ローラ2の回転軸と同軸に設けられる。そして、ロータリーエンコーダ6は、駆動ローラ2の回転数を検出する。
図2は、エッジ位置検出用センサ群7の構成を表す概念図である。
図2に示すように、エッジ位置検出用センサ群7は、位置検出センサ8、用紙押さえローラ9、第1変位センサ10および第2変位センサ11を備える。これらは、搬送ユニット22の上方に配される。
図3は、位置検出センサ8で検出される対象エッジの位置を説明する図である。
位置検出センサ8は、用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、位置検出センサ8は、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。対象エッジとは、用紙搬送方向に正対して左側に位置するエッジである。そして、位置検出センサ8は、対向する対象エッジの位置を検出する。用紙Pの対象エッジの位置は、xy座標系の座標値(x、y)として検出する。xy座標系とは、印刷装置に設定した基準位置を原点(0、0)とし、用紙搬送方向を正方向とするy軸および用紙搬送方向に正対して左方向を正方向とするx軸を有する座標系である。基準位置のx座標の原点は、用紙押さえローラ9とx軸方向における同位置に設定される。
位置検出センサ8としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)とフォトダイオードとからなるセンサを利用可能である。LEDとフォトダイオードとからなるセンサを利用する場合、用紙Pを白色等の光を反射しやすい色とし、搬送ベルト4を黒色等の光を吸収しやすい色とする。そして、対象エッジの位置の検出時には、まず、自センサの下方にLEDで光を照射し、照射した光の反射光をフォトダイオードで受光する。続いて、フォトダイオードの受光状態、およびxy座標系における位置検出センサ8の設置位置の座標値に基づいて、用紙Pの対象エッジの位置を検出する。
位置検出センサ8で検出される対象エッジの位置のx成分は、図3に示すように、対象エッジが搬送ベルト4の上面から浮いている場合には、対象エッジが搬送ベルト4の上面に密着している場合の対象エッジの位置との間に誤差Δxを生じる。
図2に戻り、用紙押さえローラ9は、位置検出センサ8よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して位置検出センサ8よりも右側に設けられる。そして、用紙押さえローラ9は、用紙Pが通過する位置と対向する位置に配される。そして、用紙押さえローラ9は、対向する用紙Pを押圧して搬送ベルト4の上面に密着させる。
第1変位センサ10は、位置検出センサ8よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙押さえローラ9よりも用紙搬送方向における下流側に設けられる。そして、第1変位センサ10は、用紙Pの部分のうち用紙押さえローラ9で押圧された部分よりも対象エッジ側に位置する部分が通過する位置と対向する位置に配される。そして、第1変位センサ10は、対向する用紙Pとの間の距離を検出する。これにより、第1変位センサ10は、用紙Pの搬送ベルト4からの浮き度合いを検出する。第1変位センサ10としては、例えば、光学的に距離を測定するレーザ変位計等を利用可能である。
第2変位センサ11は、第1変位センサ10と用紙搬送方向における同位置で、かつ用紙押さえローラ9とx軸方向における同位置に設けられる。さらに、第2変位センサ11は、用紙Pの部分のうち用紙押さえローラ9で押圧された部分が通過する位置と対向する位置に配される。そして、第2変位センサ11は、対向する用紙Pとの間の距離を検出する。これにより、第2変位センサ11は、用紙Pのうち用紙押さえローラ9で押圧された部分の搬送ベルト4からの浮き度合いを検出する。第2変位センサ11としては、例えば、光学的に距離を測定するレーザ変位計等を利用可能である。
なお、本実施形態では、用紙押さえローラ9で用紙Pを押圧して搬送ベルト4の上面に密着させ、密着させた部分の当該搬送ベルト4の上面からの浮き度合いを第2変位センサ11で検出する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、用紙Pの部分のうち貫通孔5の真上に位置する部分や、ギザローラ(図示省略)付近に位置する部分等、搬送ベルト4の上面に密着する他の部分で浮き度合いを検出してもよい。
また、図1に戻り、印刷装置は、印刷用ヘッドバー12、およびヘッド移動モータ13を備える。これらは、搬送ユニット22の上方に配される。
印刷用ヘッドバー12は、用紙搬送方向と直交する方向に延びるラインヘッドである。そして、印刷用ヘッドバー12は、コントローラ15からの指令に応じて、印刷用ヘッドバー12の下方を通過する用紙Pに記録ヘッド14からインクを吐出して印刷対象画像を印刷する。印刷対象画像とは、用紙Pに印刷する印刷対象となる画像である。
ヘッド移動モータ13は、印刷用ヘッドバー12の端部に設けられる。そして、ヘッド移動モータ13は、コントローラ15からの指令に応じて、ガイド機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー12を長手方向に変位させる。
また、印刷装置は、コントローラ15を備える。
コントローラ15は、A/D変換回路、D/A変換回路、中央演算処理装置、メモリ等から構成した集積回路を有するマイクロプロセッサからなる。そして、コントローラ15は、メモリに格納したプログラムに従って、印刷用ヘッドバー12の下方に用紙Pが到達すると、ロータリーエンコーダ5が出力する検出結果に基づき、到達した用紙Pに印刷対象画像を印刷させる指令を印刷用ヘッドバー12に出力する。
これにより、印刷用ヘッドバー12は、用紙Pに印刷対象画像を印刷する。
また、コントローラ15は、メモリに格納したプログラムに従って、センサ類が出力する検出結果に基づき、後述するヘッドバー移動処理を実行する。
(ヘッドバー移動処理)
図4は、ヘッドバー移動処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ15で行うエッジ検出処理について図4を参照して説明する。
図4の処理は、用紙Pへの印刷対象画像の印刷指令があると開始され、その後、用紙Pへの印刷対象画像の印刷が終了するまで繰り返し実行される。
図4に示すように、まず、ステップS101は、コントローラ15は、位置検出センサ8、第1変位センサ10、および第2変位センサ11から検出結果を取得する。
図5は、コントローラ15で算出される位置検出補正値Lを説明する図である。
続いてステップS102に移行して、コントローラ15は、前記ステップS101で取得した検出結果に基づき、下記(1)式に従って位置検出補正値Lを算出する。位置検出補正値Lとは、図5に示すように、用紙Pの対象エッジが搬送ベルト4の上面に密着している場合、つまり、浮いていない場合の対象エッジの位置のx成分の推定値である。それゆえ、位置検出補正値Lは、用紙搬送方向と直交する方向における用紙Pの位置、つまり、用紙Pの姿勢を表す値となる。
L=x/cosθ ・・・(1)
θ=tan-1(Z/d)
ここで、xは位置検出センサ8で検出された対象エッジの位置の座標のx成分である。また、Zは第2変位センサ11で検出された距離と第1変位センサ10で検出された距離との差、つまり、用紙Pの搬送ベルト4からの浮き量である。さらに、dは第1変位センサ10と第2センサ10との間のx軸方向における距離である。
これにより、用紙Pの対象エッジに浮きがない場合の対象エッジの位置を取得できる。そのため、用紙Pのエッジの位置をより適切に検出できる。
また、第1変位センサ10で検出された用紙Pの浮き度合いと、第2変位センサ11で検出された用紙Pの浮き度合いとの差、つまり、Zを考慮することができ、用紙Pの対象エッジの位置としてより適切なものを取得できる。
続いてステップS103に移行して、コントローラ15は、前記ステップS102で算出した位置検出補正値Lから、このステップを前回実行したときに算出した位置検出補正値Loldを減じる。続いて、印刷用ヘッドバー12を用紙搬送方向と直交する方向に減算結果(L―Lold)分移動させる指令をヘッド移動モータ13に出力する。
これにより、用紙Pに対する印刷対象画像の印刷位置を調整できる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのない画像を印刷できる。
(動作)
次に、本実施形態の印刷装置の動作について、図面を参照して説明する。
まず、図1に示すように、用紙Pが、搬送ユニット1で搬送され、印刷用ヘッドバー12で印刷対象画像の印刷が開始されたとする。すると、図4に示すように、コントローラ15が、ヘッドバー移動処理を実行し、位置検出センサ8、第1変位センサ10、および第2変位センサ11から検出結果を取得する(ステップS101)。続いて、コントローラ15が、取得した検出結果に基づき、用紙Pの対象エッジが搬送ベルト4の上面に密着している場合の当該対象エッジの位置の推定値(つまり、位置検出補正値L)を算出する(ステップS102)。続いて、コントローラ15が、算出した位置検出補正値Lに基づき、このステップを前回実行したときに算出した位置検出補正値Loldを減じる。続いて、コントローラ15が、印刷用ヘッドバー12を用紙搬送方向と直交する方向に減算結果(L―Lold)移動させる指令をヘッド移動モータ13に出力する。
コントローラ15から指令が出力されると、ヘッド移動モータ13が、印刷用ヘッドバー12を用紙搬送方向と直交する方向に(L−Lo)移動させる。
これにより、用紙搬送方向と直交する方向に印刷対象画像をずらして用紙Pへの印刷を行うことができる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのない画像を印刷できる。その結果、用紙P上の適正な位置に印刷対象画像を印刷できる。
指令の出力を終えると、コントローラ15が、上記フローの実行を繰り返し、新たな指令をヘッド移動モータ13に逐次出力する。そして、ヘッド移動モータ13が、印刷用ヘッドバー12を用紙搬送方向と直交する方向に適宜移動させる。
これにより、用紙P全体に、位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
ここで、本実施形態では、図1および図2の位置検出センサ8が位置検出手段を構成する。以下同様に、図1および図2の用紙押さえローラ9が密着手段を構成する。また、図1および図2の第1変位センサ10が第1浮き度合い検出手段を構成する。さらに、図1および図2のコントローラ15、図3のステップS102が推定手段を構成する。また、図1および図2の第2変位センサ11が第2浮き度合い検出手段を構成する。さらに、図1の搬送ユニット1および搬送ベルト4が搬送手段を構成する。また、図1の印刷用ヘッドバー12およびヘッド移動モータ13が印刷手段を構成する。さらに、図1のコントローラ15、および図4のステップS102が判定手段を構成する。
(第2実施形態)
次に、本発明のエッジ位置検出装置の第2実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態の印刷装置は、エッジが搬送ベルトの上面に密着している場合の当該エッジの位置を推定し、推定されたエッジの位置に基づいて、用紙Pへの印刷を行う点においては前記第1実施形態と同様である。ただし、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを判定し、判定された傾きに基づいて、印刷対象画像を傾けて用紙Pに印刷する点が異なる。
具体的には、本実施形態の印刷装置は、用紙Pへの印刷前に、用紙Pの搬送方向と直交する方向の用紙Pのエッジの位置を複数箇所検出する。続いて、用紙Pへの印刷時に、前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出する。続いて、前記複数箇所の位置の検出結果と前記2箇所の位置の検出結果とに基づき、用紙Pの姿勢(例えば、用紙Pの位置、用紙Pの傾き等)を演算する。続いて、その演算結果に基づき、印刷位置を調整して用紙Pに相対的な位置ずれのない画像を印刷する。
また、本実施形態では、複数の印刷部を持つタンデム方式の印刷装置を構成する。
なお、前記第1実施形態と同様な構成については、同一の符号を付して説明する。
(構成)
図6は、本実施形態の印刷装置の構成を表す概念図である。
図6に示すように、印刷装置は、プロファイル取得部16、用紙上マーク印刷部17、第1印刷部18、および第2印刷部19を備える。これらは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配置される。用紙搬送方向とは、用紙Pが搬送される方向である。
プロファイル取得部16は、搬送ユニット20を備える。搬送ユニット20の基本構成は、前記第1実施形態の搬送ユニット1と同様である。
また、プロファイル取得部16は、複数のエッジ位置検出用センサ群21を備える。
複数のエッジ位置検出用センサ群21は、搬送ユニット20の上方で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、複数のエッジ位置検出用センサ群21のそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。隣接するエッジ位置検出用センサ群21間の距離は、距離Aとする。そして、複数のエッジ位置検出用センサ群21のそれぞれは、自センサの下方を通過する対象エッジの位置を検出する。これにより、複数のエッジ位置検出用センサ群21は、用紙Pの対象エッジの位置を複数箇所検出する。
エッジ位置検出用センサ群21の具体的な構成は後述する。
プロファイル取得部16は、搬送ユニット22を備える。搬送ユニット22の基本構成は、前記第1実施形態の搬送ユニット1と同様である。
用紙上マーク印刷部17は、一対のエッジ位置検出用センサ群23を備える。
一対のエッジ位置検出用センサ群23は、搬送ユニット22の上方で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、一対のエッジ位置検出用センサ群23のそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。一対のエッジ位置検出用センサ群23間の距離は、距離Aの整数倍とする。そして、一対のエッジ位置検出用センサ群23のそれぞれは、用紙Pが距離A搬送されるたびに、自センサの下方を通過する対象エッジの位置を検出する。これにより、一対のエッジ位置検出用センサ群23は、対象エッジにおける前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出する。エッジ位置検出用センサ群23としては、エッジ位置検出用センサ群21と同様のセンサ群を利用する。
また、用紙上マーク印刷部17は、印刷用ヘッドバー24、ヘッド移動モータ25、およびヘッド回転モータ26を備える。
印刷用ヘッドバー24は、用紙搬送方向と直交する方向に延びるラインヘッドである。そして、印刷用ヘッドバー24は、コントローラ35からの指令に応じて、印刷用ヘッドバー24の下方を通過する用紙Pに記録ヘッド27からインクを吐出してスケールを印刷する。スケールとしては、例えば、複数のラインの画像を利用可能である。
ヘッド移動モータ25は、印刷用ヘッドバー12の端部に設けられる。そして、ヘッド移動モータ25は、コントローラ35からの指令に応じて、ガイド機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー24を長手方向に変位させる。
ヘッド回転モータ26は、印刷用ヘッドバー24の端部に設けられる。そして、ヘッド回転モータ26は、コントローラ35からの指令に応じて、回転駆動機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー24を水平面内で回転させる。
第1印刷部18は、搬送ユニット28を備える。搬送ユニット28の基本構成は、前記第1実施形態の搬送ユニット1と同様である。
また、第1印刷部18は、用紙搬送方向における上流側および下流側のそれぞれに、印刷用ユニット29を備える。
また、印刷用ユニット29は、一対のエッジ位置検出用センサ群30を備える。
一対のエッジ位置検出用センサ群30は、搬送ユニット28の上方で、かつ用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、一対のエッジ位置検出用センサ群30のそれぞれは、用紙搬送方向に沿って並ぶように配される。一対のエッジ位置検出用センサ群30間の距離は、距離Aの整数倍とする。そして、一対のエッジ位置検出用センサ群30のそれぞれは、用紙Pが距離A搬送されるたびに、自センサの下方を通過する対象エッジの位置を検出する。これにより、一対のエッジ位置検出用センサ群30は、対象エッジにおける前記複数箇所のうちの2箇所の位置を検出する。エッジ位置検出用センサ群30としては、エッジ位置検出用センサ群21と同様のセンサを利用する。
また、第1印刷部18は、印刷用ヘッドバー31、ヘッド移動モータ32、およびヘッド回転モータ33を備える。これらは、搬送ユニット28の上方に配される。
印刷用ヘッドバー31は、用紙搬送方向と直交する方向に延びるラインヘッドである。そして、印刷用ヘッドバー31は、コントローラ35からの指令に応じて、印刷用ヘッドバー31の下方を通過する用紙Pに記録ヘッド34からインクを吐出して印刷対象画像を印刷する。印刷対象画像とは、用紙Pに印刷する印刷対象となる画像である。
ヘッド移動モータ32は、印刷用ヘッドバー12の端部に設けられる。そして、ヘッド移動モータ32は、コントローラ35からの指令に応じて、ガイド機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー12を長手方向に変位させる。
ヘッド回転モータ33は、印刷用ヘッドバー31の端部に設けられる。そして、ヘッド回転モータ33は、コントローラ35からの指令に応じて、回転駆動機構(図示省略)に動力を伝達することにより、印刷用ヘッドバー31を水平面内で回転させる。
第2印刷部19の基本構成は、第1印刷部18と同様である。ただし、印刷用ヘッドバー31の記録ヘッド34が吐出するインクの色が第1印刷部18と異なる。
コントローラ35は、A/D変換回路、D/A変換回路、中央演算処理装置、メモリ等から構成した集積回路を有するマイクロプロセッサからなる。そして、コントローラ35は、メモリに格納したプログラムに従って、印刷用ヘッドバー24の下方に用紙Pが到達すると、到達した用紙Pにスケールを印刷させる指令を印刷用ヘッドバー24に出力する。また、コントローラ35は、印刷用ヘッドバー31の下方に用紙Pが到達すると、到達した用紙Pに印刷対象画像を印刷させる指令を印刷用ヘッドバー31に出力する。
これにより、コントローラ35は、用紙Pへの印刷対象画像の印刷を行う。
また、コントローラ35は、メモリに格納したプログラムに従って、センサ類が出力する検出結果に基づき、後述するヘッドバー移動処理を実行する。
次に、エッジ位置検出用センサ群21の構成について詳述する。
図7は、エッジ位置検出用センサ群21の構成を表す概念図である。
図7に示すように、エッジ位置検出用センサ群21は、位置検出センサ36、用紙押さえローラ37、第1変位センサ38、および第2変位センサ39を備える。
位置検出センサ36は、用紙搬送方向に正対して左側に設けられる。そして、位置検出センサ36は、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。そして、位置検出センサ36は、対向する対象エッジの位置を検出する。用紙Pの対象エッジの位置は、xy座標系の座標値(x、y)として検出する。xy座標系とは、印刷装置に設定した基準位置を原点(0、0)とし、用紙搬送方向を正方向とするy軸、および用紙搬送方向に正対して左方向を正方向とするx軸を有する座標系である。基準位置のx座標の原点は、用紙押さえローラ37とx軸方向における同位置に設定される。
位置検出センサ36としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)とフォトダイオードとからなるセンサを利用可能である。LEDとフォトダイオードとからなるセンサを利用する場合、用紙Pを白色等の光を反射しやすい色とし、搬送ベルト4を黒色等の光を吸収しやすい色とする。そして、対象エッジの位置の検出時には、まず、自センサの下方にLEDで光を照射し、照射した光の反射光をフォトダイオードで受光する。続いて、フォトダイオードの受光状態、およびxy座標系における位置検出センサ36の設置位置の座標値に基づいて、用紙Pの対象エッジの位置を検出する。
位置検出センサ36で検出される対象エッジの位置は、対象エッジが搬送ベルト4の上面から浮いている場合、つまり、当該上面に密着していない場合には、対象エッジが搬送ベルト4の上面に密着している場合の対象エッジの位置との間に誤差を生じる。
用紙押さえローラ37は、位置検出センサ36よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙搬送方向に正対して位置検出センサ36よりも右側に設けられる。そして、用紙押さえローラ37は、用紙Pが通過する位置と対向する位置に配される。そして、用紙押さえローラ37は、対向する用紙Pを押圧して搬送ベルト4の上面に密着させる。これにより、用紙押さえローラ37は、用紙Pを搬送ベルト4に吸着させる。
第1変位センサ38は、位置検出センサ36よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ用紙押さえローラ37よりも用紙搬送方向における下流側に設けられる。そして、第1変位センサ38は、用紙Pの部分のうち用紙押さえローラ37で押圧された部分よりも対象エッジ側に位置する部分が通過する位置と対向する位置に配される。そして、第1変位センサ38は、対向する用紙Pとの間の距離を検出する。これにより、第1変位センサ38は、用紙Pの搬送ベルト4からの浮き度合いを検出する。第1変位センサ37としては、例えば、光学的に距離を測定するレーザ変位計等を利用可能である。
第2変位センサ39は、第1変位センサ38と用紙搬送方向における同位置で、かつ用紙押さえローラ37とx軸方向における同位置に設けられる。そして、第2変位センサ39は、用紙Pの部分のうち用紙押さえローラ37で押圧された部分が通過する位置と対向する位置に配される。そして、第2変位センサ39は、対向する用紙Pとの間の距離を検出する。これにより、第2変位センサ39は、用紙Pの部分のうち用紙押さえローラ37で押圧された部分の搬送ベルト4からの浮き度合いを検出する。第2変位センサ38としては、例えば、光学的に距離を測定するレーザ変位計等を利用可能である。
また、エッジ位置検出用センサ群21は、コントローラ40を備える。
コントローラ40は、位置検出センサ36、用紙押さえローラ37、第1変位センサ38、および第2変位センサ39それぞれの検出結果に基づき、前記(1)式に従って位置検出補正値Lを取得する。そして、コントローラ40は、取得した位置検出補正値Lを、対象エッジの位置のx成分としてコントローラ35に出力する。
これにより、用紙Pの対象エッジに浮きがない場合の対象エッジの位置を取得できる。そのため、用紙Pのエッジの位置をより適切に検出できる。
(ヘッドバー移動処理)
図8は、姿勢検出処理を表すフローチャートである。
次に、コントローラ35で行うヘッドバー移動処理について図8を参照して説明する。
図8の処理は、用紙Pへの印刷対象画像の印刷指令があると実行される。
図8に示すように、ステップS201では、コントローラ35は、まず、複数のエッジ位置検出用センサ群21それぞれから検出結果を取得する。続いて、取得した検出結果に基づき、用紙Pの対象エッジの位置を複数箇所検出する。
続いてステップS202に移行して、コントローラ35は、前記複数箇所の位置の検出時の用紙Pの姿勢(例えば、用紙Pの位置、用紙Pの傾き等)を検出する。
続いてステップS203に移行して、コントローラ35は、まず、一対のエッジ位置検出用センサ群23それぞれから前記複数箇所のうちの2箇所の位置の検出結果を取得する。続いて、前記複数箇所の位置の検出結果と前記2箇所の位置の検出結果とに基づき、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを演算する。続いて、用紙Pへのスケール印刷時に、印刷用ヘッドバー24を長手方向に変位させる指令をヘッド移動モータ25に出力する。同時に、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー24を傾けさせる指令をヘッド回転モータ26に出力する。
これにより、用紙Pに対するスケールの印刷位置を調整できる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのないスケールを印刷できる。
続いてステップS204に移行して、コントローラ35は、まず、一対のエッジ位置検出用センサ群30それぞれから前記複数箇所のうちの2箇所の位置の検出結果を取得する。続いて、前記複数箇所の位置の検出結果と前記2箇所の位置の検出結果とに基づき、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを演算する。続いて、各印刷ユニット29において、用紙Pへの印刷対象画像の印刷時に、印刷用ヘッドバー31を長手方向に変位させる指令をヘッド移動モータ32に出力する。同時に、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー31を傾けさせる指令をヘッド回転モータ33に出力する。
これにより、用紙Pに対する印刷対象画像の印刷位置を調整できる。そのため、用紙Pに相対的な位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。
(動作)
次に、本実施形態の印刷装置の動作について、図面を参照して説明する。
まず、用紙Pへの印刷対象画像の印刷指令を受け、用紙Pが搬送ユニット20に給紙されたとする。すると、図8に示すように、コントローラ35が、ヘッドバー移動処理を実行し、複数のエッジ位置検出用センサ群21それぞれから検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、取得した検出結果に基づき、用紙Pの対象エッジの位置を複数箇所検出する(ステップS201)。続いて、コントローラ35が、前記複数箇所の位置の検出時の用紙Pの姿勢(例えば、用紙Pの位置、用紙Pの傾き等)を検出する(ステップS202)。続いて、コントローラ35が、まず、一対のエッジ位置検出用センサ群23それぞれから前記複数箇所のうちの2箇所の位置の検出結果を取得する。続いて、コントローラ35が、前記複数箇所の位置の検出結果と前記2箇所の位置の検出結果とに基づき、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを演算する。
ここで、用紙Pが、搬送ユニット20の最下流まで到達し、搬送ユニット22に給紙されたとする。そして、用紙Pへのスケールの印刷が開始されたとする。すると、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー24を長手方向に変位させる指令をヘッド移動モータ25に出力する。同時に、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー24を傾けさせる指令をヘッド回転モータ26に出力する(ステップS203)。
コントローラ15から指令が出力されると、ヘッド移動モータ25が、印刷用ヘッドバー24を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる。また、ヘッド回転モータ26が、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー24を傾ける。
これにより、用紙搬送方向と直交する方向に印刷対象画像をずらし、かつ用紙Pの搬送方向に対してスケールを傾けて用紙Pへの印刷を行うことができる。そのため、用紙P上の適正な位置にスケールを印刷できる。
ここで、用紙Pが、搬送ユニット22の最下流まで到達し、第1印刷部18の搬送ユニット28に給紙されたとする。そして、用紙Pへの印刷対象画像の印刷が開始されたとする。すると、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー31を長手方向に変位させる指令をヘッド移動モータ32に出力し、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー31を傾けさせる指令をヘッド回転モータ33に出力する(ステップS204)。
コントローラ15から指令が出力されると、ヘッド移動モータ32が、印刷用ヘッドバー31を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる。また、ヘッド回転モータ33が、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー31を傾ける。
これにより、用紙搬送方向と直交する方向に印刷対象画像をずらし、かつ用紙Pの搬送方向に対して印刷対象画像を傾けて用紙Pへの印刷を行うことができる。そのため、用紙P上の適正な位置に印刷対象画像を印刷できる。
ここで、用紙Pが、搬送ユニット22の最下流まで到達し、第2印刷部19の搬送ユニット28に給紙されたとする。そして、用紙Pへの印刷対象画像の印刷が開始されたとする。すると、コントローラ35が、印刷用ヘッドバー31を長手方向に変位させる指令をヘッド移動モータ32に出力し、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー31を傾けさせる指令をヘッド回転モータ33に出力する(ステップS204)。
コントローラ15から指令が出力されると、ヘッド移動モータ32が、印刷用ヘッドバー31を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる。また、ヘッド回転モータ33が、用紙搬送方向と直交する方向に対して印刷用ヘッドバー31を傾ける。
これにより、用紙Pに位置ずれのない印刷対象画像を印刷できる。そのため、タンデム方式の印刷装置において、色ずれを抑制し、高画質の印刷対象画像を印刷できる。
ここで、本実施形態では、図7の位置検出センサ36が位置検出手段を構成する。以下同様に、図7の用紙押さえローラ37が密着手段を構成する。また、図7の第1変位センサ38が第1浮き度合い検出手段を構成する。さらに、図6のエッジ位置検出用センサ群21、エッジ位置検出用センサ群23、30が推定手段を構成する。また、図7の第2変位センサ39が第2浮き度合い検出手段を構成する。さらに、図6の搬送ユニット20、22、28および搬送ベルト4が搬送手段を構成する。また、図6の印刷用ヘッドバー24、31、ヘッド移動モータ25、32、ヘッド回転モータ26、33が印刷手段を構成する。さらに、図7のコントローラ40が判定手段を構成する。
(変形例)
なお、本実施形態では、位置検出センサ36および第1変位センサ38のそれぞれを、1つの第2変位センサ39に対応して1つ設ける例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、位置検出センサ36および第1変位センサ38のそれぞれを、1つの第2変位センサ39に対応して複数設けるようにしてもよい。
図9は、変形例のエッジ位置検出用センサ群21の構成を表す概念図である。
図9に示すように、具体的には、エッジ位置検出用センサ群21は、位置検出センサ36、用紙押さえローラ37、第1変位センサ38、および第2変位センサ39に加え、位置検出センサ36’、および第1変位センサ38’を備える。
位置検出センサ36’は、位置検出センサ36よりも用紙搬送方向における下流側で、かつ位置検出センサ36とx軸方向における同位置に設けられる。そして、位置検出センサ36’は、用紙Pの対象エッジが通過する位置と対向する位置に配される。そして、位置検出センサ36’は、対向する対象エッジの位置を検出する。これにより、位置検出センサ36、36’のそれぞれは、対象エッジの互いに異なる箇所の位置を検出する。
第1変位センサ38’は、位置検出センサ36’よりも用紙搬送方向における上流側で、かつ位置検出センサ36よりも用紙搬送方向における下流側に設けられる。そして、第1変位センサ38’は、用紙Pの部分のうち用紙押さえローラ9で押圧された部分よりも対象エッジ側に位置する部分が通過する位置と対向する位置に配される。そして、第1変位センサ38’は、対向する用紙Pとの間の距離を検出する。
図10は、第1変位センサ38’の配置を表す平面図である。
なお、第1変位センサ38’の設置位置は、位置検出センサ36’、第1変位センサ38’、および第2変位センサ39が平面視で直線上に並ぶ位置に設定してもよい。これにより、前記(1)式によって位置検出補正値Lをより適切に算出できる。
図9に戻り、コントローラ40は、位置検出センサ36、用紙押さえローラ37、第1変位センサ38、および第2変位センサ39それぞれの検出結果に基づき、前記(1)式に従って位置検出補正値Lを取得する。続いて、位置検出センサ36’、第1変位センサ38’ 、および第2変位センサ39の検出結果に基づき、前記(1)式に従って位置検出補正値Lを取得する。そして、コントローラ40は、取得した位置検出補正値Lそれぞれを、対象エッジの位置のx成分としてコントローラ35に出力する。
これにより、用紙Pの対象エッジに浮きがない場合の対象エッジの位置を取得できる。そのため、用紙Pのエッジの位置をより適切に検出できる。
また、1つの第2変位センサ39に対して、2つの第1変位センサ38、38’を設ける構成とすることができる。それゆえ、第2変位センサ39の数を低減できる。
ここで、本変形例では、図9の位置検出センサ36、36’が位置検出手段を構成する。以下同様に、図9の用紙押さえローラ37が密着手段を構成する。また、図9の第1変位センサ38、38’が第1浮き度合い検出手段を構成する。さらに、図6のエッジ位置検出用センサ群21、エッジ位置検出用センサ群23、33が推定手段を構成する。また、図9の第2変位センサ39が第2浮き度合い検出手段を構成する。さらに、図9のコントローラ40が判定手段を構成する。
また、本実施形態では、本発明を、用紙搬送方向と直交する方向のエッジの位置の検出に適用する例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、用紙搬送方向のエッジの位置の検出に適用してもよい。
さらに、本実施形態では、本発明をライン型インクジェット方式の印刷装置に適用した例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、シリアル型インクジェット方式の印刷装置、レーザープリンタ、熱転写プリンタ等に適用してもよい。
1は搬送ユニット(搬送手段)、8は位置検出センサ(位置検出手段)、9は用紙押さえローラ(密着手段)、10は第1変位センサ(第1浮き度合い検出手段)、11は第2変位センサ(第2浮き度合い検出手段)、12は印刷用ヘッドバー(印刷手段)、13移動モータ(印刷手段)、15はコントローラ(推定手段、判定手段)、20は搬送ユニット(搬送手段)、21はエッジ位置検出用センサ群(推定手段)、22は搬送ユニット(搬送手段)、24は印刷用ヘッドバー(印刷手段)、25はヘッド移動モータ(印刷手段)、26はヘッド回転モータ(印刷手段)、28は搬送ユニット(搬送手段)、30はエッジ位置検出用センサ群(推定手段)、31は印刷用ヘッドバー(印刷手段)、32はヘッド移動モータ(印刷手段)、33はヘッド回転モータ(印刷手段)、36、36’は位置検出センサ(位置検出手段)、37は用紙押さえローラ(密着手段)、38、38’は第1変位センサ(第1浮き度合い検出手段)、39は第2変位センサ(第2浮き度合い検出手段)、40はコントローラ(判定手段)、ステップS102(推定手段、判定手段)

Claims (5)

  1. 所定面に支持されたシート状の被印刷媒体のエッジの位置を検出する位置検出手段と、
    前記被印刷媒体を前記所定面に密着させる密着手段と、
    前記被印刷媒体の部分のうち前記密着手段で前記所定面に密着された部分よりも前記エッジ側に位置する部分における前記所定面からの浮き度合いを検出する第1浮き度合い検出手段と、
    前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置、および前記第1浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定する推定手段と、を備えたことを特徴とするエッジ位置検出装置。
  2. 前記被印刷媒体の部分のうち前記密着手段で前記所定面に密着された部分の前記所定面からの浮き度合いを検出する第2浮き度合い検出手段を備え、
    前記推定手段は、前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置、前記第1浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合い、および前記第2浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定することを特徴とする請求項1に記載のエッジ位置検出装置。
  3. 前記位置検出手段は、1つの前記第2浮き度合い検出手段に対応して複数設けられ、それぞれが前記エッジの互いに異なる箇所の位置を検出し、
    前記第1浮き度合い検出手段は、1つの前記第2浮き度合い検出手段に対応して前記位置検出手段と同数設けられ、それぞれが前記部分における前記所定面からの浮き度合いを検出し、
    前記推定手段は、複数の前記位置検出手段のそれぞれで検出された前記エッジの位置、複数の前記第1浮き度合い検出手段のそれぞれで検出された前記浮き度合い、および前記第2浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジの互いに異なる箇所が前記所定面に密着している場合の前記エッジの互いに異なる箇所の位置を推定することを特徴とする請求項2に記載のエッジ位置検出装置。
  4. シート状の被印刷媒体を所定面で支持して搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送される前記被印刷媒体に画像を印刷する印刷手段と、
    前記被印刷媒体のエッジの位置を検出する位置検出手段と、
    前記被印刷媒体を前記所定面に密着させる密着手段と、
    前記被印刷媒体の部分のうち前記密着手段で前記所定面に密着された部分よりも前記エッジ側に位置する部分における前記所定面からの浮き度合いを検出する第1浮き度合い検出手段と、
    前記位置検出手段で検出された前記エッジの位置、および前記第1浮き度合い検出手段で検出された前記浮き度合いに基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定する推定手段と、
    前記推定手段で推定された前記エッジの位置に基づいて、前記被印刷媒体の姿勢を判定する判定手段と、を備え、
    前記印刷手段は、前記判定手段で判定された前記被印刷媒体の姿勢に基づいて、前記被印刷媒体に対する画像の印刷位置を調整して前記被印刷媒体への印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
  5. 所定面に支持されたシート状の被印刷媒体のエッジの位置を検出するとともに、前記被印刷媒体の部分のうち、前記被印刷媒体を前記所定面に密着させる密着手段で前記所定面に密着された部分よりも前記エッジ側に位置する部分における前記所定面からの浮き度合いを検出し、それらの検出結果に基づいて、前記エッジが前記所定面に密着している場合の前記エッジの位置を推定することを特徴とするエッジ位置検出装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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