JP2011076404A - 集配業務システム - Google Patents

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Abstract

【課題】集配業務における車両、ドライバ及び荷物の状態をリアルタイムに把握することである。
【解決手段】集配業務システム1は、荷物の集配用の車両2のドライバが所持するハンディターミナル10と、車両2に設置されたクレードル30と、荷物に添付される無線タグ60と、を備える。クレードル30は、ハンディターミナル10との通信状態に応じて、ハンディターミナル10が車両2の内部にあるか否かを示すハンディターミナル10の状態を設定し、測定された車両2の移動状態と、無線タグ60との通信状態とに応じて、車両2の移動状態に対応して荷物が車両2の内部にあるか否かを示す荷物の状態を設定し、荷物の状態及び車両2の移動状態に応じて、車両2がどの集配状態にあるかを示す車両2の状態を設定し、設定した状態の情報を本部サーバ80に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、集配業務システムに関する。
従来、宅配便に代表される集配業務が知られている。集配業務においては、依頼荷物の管理にハンディターミナル(HT:Handy Terminal)が用いられている。このハンディターミナルは、バーコード読み取りや、荷物集配に関する各種情報の入力の機能を有するとともに、集配センタ(のサーバ)との通信機能を有する。
ドライバ(集配担当者)は、このハンディターミナルを使用し、バーコード読み取りやクレジットカード決済機能を使用して荷物の集荷及び配達を行っていた。配達が行われると、ハンディターミナルを介して各種情報が定期的に集配センタに送信される。集配センタでは、ハンディターミナルから送信された情報の管理をしたり、ドライバに対して再配達の指示を行ったりしていた。
また、集配センタと、車載装置と、携帯端末装置とを備え、荷物に付された無線タグを用いて集配管理を行う集配管理システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。ドライバ(集配担当者)は、配達時に、携帯端末装置により荷物に付された無線タグから荷物管理番号を読み取り、当該荷物管理番号の納品書とともに受取人に荷物を手渡す。そして、ドライバは、携帯端末装置により受取人の印影をスキャンし、その印影画像を含む配達完了情報を車載装置を中継して集配センタに送信する。
また、荷物に温度等の環境データを測定する機能を有するRFID(Radio Frequency IDentification)タグを取り付け、その環境データをスキャナで読み取る製品輸送システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。環境データが限度を超えていると、荷物は、適切な環境条件にさらされていないと判定され、本来の受取人と異なる別の受取人に配送される。
特開平11−31294号公報 特表2007−519586号公報
上記従来の集配管理システムにおいて、集配業務における荷物の受付・輸送・配送は、工程毎に、車両+ドライバ+荷物で管理されている。その為、荷物が、受付−(配送センター間を)輸送−配送の3つの工程のどこにあるかしか把握出来ていなかった。
また、上記従来の製品輸送システムでは、RFIDタグのスキャン時に、荷物の環境データを取得するので、荷物の状態をリアルタイムに知ることができなかった。
近年の要求として、集配作業のリアルタイム化があり、車両、ドライバ、荷物のそれぞれの状態を正確に把握することが求められている。
本発明の課題は、集配業務における車両、ドライバ及び荷物の状態をリアルタイムに把握することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
荷物の集配用の車両に設置された車載装置と、携帯端末と、前記荷物に添付された無線タグと、を備える集配業務システムであって、
前記車載装置は、
前記携帯端末と直接接続の通信又は近距離の無線通信を行い、前記無線タグと近距離の無線通信を行う第1の通信部と、
外部の管理装置と無線通信を行う第2の通信部と、
前記車両の移動状態を測定する第1の測定部と、
前記第1の通信部を介する前記携帯端末との通信状態に応じて、当該携帯端末が前記車両の内部にあるか否かを示す当該携帯端末の状態を設定し、前記第1の測定部により測定された前記車両の移動状態と、前記第1の通信部を介する前記無線タグとの通信状態とに応じて、前記車両の移動状態に対応して前記荷物が前記車両の内部にあるか否かを示す当該荷物の状態を設定し、前記荷物の状態及び前記車両の移動状態に応じて、当該車両がどの集配状態にあるかを示す当該車両の状態を設定し、前記第2の通信部を介して、前記設定した状態の情報を前記管理装置に送信する車載装置制御部と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の集配業務システムにおいて、
前記携帯端末は、
前記車載装置と直接接続の通信又は無線通信を行う第3の通信部と、
前記管理装置と無線通信を行う第4の通信部と、
自端末の移動状態を測定する第2の測定部と、
前記第3の通信部を介する前記車載装置との通信状態に応じて、前記携帯端末が前記車両の内部にあるか否かを示す当該携帯端末の状態を設定し、前記第2の測定部により測定された前記携帯端末の移動状態と、前記第3の通信部を介する前記無線タグとの通信状態とに応じて、前記車両の移動状態に対応して前記荷物が前記車両の内部にあるか否かを示す当該荷物の状態を設定し、前記荷物の状態及び前記車両の移動状態に応じて、当該車両がどの集配状態にあるかを示す当該車両の状態を設定し、前記第4の通信部を介して、前記設定した状態の情報を前記管理装置に送信する携帯端末制御部と、を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の集配業務システムにおいて、
前記車載装置制御部又は前記携帯端末制御部は、前記第1の測定部により測定された前記車両の移動状態と、前記第2の測定部により測定された前記携帯端末の移動状態と、を比較し、一致する場合に、当該車両の移動状態を一致した移動状態に設定する。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の集配業務システムにおいて、
前記第1の通信部及び前記第3の通信部は、無線通信の通信距離の変更が可能であり、
前記携帯端末と前記車載装置との間の通信状態は、前記第1の通信部と前記第3の通信部との間における通信距離に応じた通信状態である。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の集配業務システムにおいて、
前記無線タグは、
前記車載装置又は前記携帯端末と無線通信を行う第5の通信部と、
前記荷物の環境情報を測定する第3の測定部と、
前記第5の通信部を介して、前記第3の測定部により測定された環境情報を前記車載装置又は前記携帯端末に送信する無線タグ制御部と、を備え、
前記車載装置制御部又は前記携帯端末制御部は、前記環境情報を前記無線タグから受信する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の集配業務システムにおいて、
前記第3の測定部は、前記荷物の温度、湿度及び照度、並びに前記荷物にかかる加速度の少なくとも一つを前記荷物の環境情報として測定する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の集配業務システムにおいて、
前記車載装置は、
情報を通知する第1の通知部を備え、
前記携帯端末は、
情報を通知する第2の通知部を備え、
前記無線タグ制御部は、前記第3の測定部により測定された環境情報が前記荷物の配送指定条件の範囲内であるか否かを判定し、前記環境情報が前記配送指定条件の範囲外である場合に、前記第5の通信部を介して、前記荷物のアラート情報を前記車載装置又は前記携帯端末に送信し、
前記車載装置制御部は、前記無線タグ装置からアラート情報を受信した場合に、当該アラート情報を前記第1の通知部に通知させ、
前記携帯端末制御部は、前記無線タグ装置からアラート情報を受信した場合に、当該アラート情報を前記第2の通知部に通知させる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の集配業務システムにおいて、
前記無線タグは、
情報を通知する第3の通知部を備え、
前記無線タグ制御部は、前記第3の測定部により測定された環境情報を前記第3の通知部に通知させ、前記環境情報が前記配送指定条件の範囲外である場合に、前記荷物のアラート情報を前記第3の通知部に通知させる。
本発明によれば、集配業務における車両、ドライバ及び荷物の状態をリアルタイムに把握できる。
本発明に係る実施の形態の集配業務システムの構成を示す図である。 集配時の荷物の流れを示す図である。 ハンディターミナルの機能構成を示すブロック図である。 PAN通信の通信距離の一例を示す図である。 クレードルの機能構成を示すブロック図である。 無線タグの機能構成を示すブロック図である。 (a)は、無線タグの外観構成を示す図である。(b)は、照度を表示する無線タグの外観構成を示す図である。(c)は、加速度を表示する無線タグの外観構成を示す図である。 ハンディターミナルで実行されるHT制御処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行されるクレードル制御処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行される接続切替処理を示すフローチャートである。 ハンディターミナルで実行される第1の移動検出処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行される第2の移動検出処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行される停止検出処理を示すフローチャートである。 無線タグで実行される無線タグ制御処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行される受信処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行される送信処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行されるデータ処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行される荷物判定処理を示すフローチャートである。 クレードルで実行される車両判定処理を示すフローチャートである。 ハンディターミナルの認識におけるクレードル及びハンディターミナルの間のデータのやり取りを示すラダーチャートである。 ハンディターミナルの再認識におけるクレードル及びハンディターミナルの間のデータのやり取りを示すラダーチャートである。 無線タグ接続におけるクレードル(コーディネータ)及び無線タグの間のデータのやり取りを示すラダーチャートである。 (a)は、コーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示すブロック図である。(b)は、リピータを介したコーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示すブロック図である。 通信フレームの構成を示す図である。 コーディネータの切り替えにおけるクレードル及びハンディターミナルの間のデータのやり取りを示すラダーチャートである。 (a)は、ハンディターミナルであるコーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示すブロック図である。(b)は、クレードルであるコーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
先ず、図1〜図7を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1に、本実施の形態の集配業務システム1の構成を示す。図2に、集配時の荷物の流れを示す。
集配業務システム1は、依頼者から配送依頼された荷物を配送先に届ける集配業務を管理するシステムである。図1に示すように、集配業務システム1は、携帯端末としてのハンディターミナル10と、車載装置としてのクレードル30と、無線タグ60と、本部サーバ80と、PC(Personal Computer)90と、を備える。
本部サーバ80と、PC90とは、通信ネットワークNを介して通信接続されている。通信ネットワークNは、インターネット等の通信ネットワークである。
ハンディターミナル10は、荷物の集配を行う所定の集配業者の車両2のドライバ(集配担当者)が携帯して使用する携帯端末である。車両2は、集配業者の荷物の集配用の車両である。ハンディターミナル10は、クレードル30、無線タグ60及び本部サーバ80との無線通信機能を有する。また、ハンディターミナル10は、車両2の外に持ち出し可能である。
なお、本実施の形態では、ドライバ(運転手)が集配担当者を兼務しているが、ドライバのほかに車両2に同乗する別の集配担当者がいてもよく、その集配担当者がハンディターミナル10を携帯して使用するようにしてもよい。
クレードル30は、ハンディターミナル10が載置可能であり、載置されたハンディターミナル10に電力供給するとともに、ハンディターミナル10と直接接続による通信を行う車載装置である。クレードル30は、車両2に設置されている。また、クレードル30は、ハンディターミナル10、無線タグ60及び本部サーバ80との無線通信機能を有する。
無線タグ60は、集配する荷物に添付される(貼り付けられる)RFIDタグである。無線タグ60には、付される荷物に関する情報が記憶される。無線タグ60は、集荷後に荷物とともに車両2の中に持ち込まれ、輸送後に荷物とともに車両2の外に持ち出される。また、図1で、無線タグ60が、1台で表されているが、少なくとも輸送される荷物の数に対応する台数が用意される。
本部サーバ80は、図2に示す集配業者の本部110(管理センタ)に設けられたサーバ装置である。本部サーバ80は、ハンディターミナル10及びクレードル30との無線通信機能を有する。また、本部サーバ80は、通信ネットワークNを介してPC90と通信する機能を有する。
PC90は、図2に示す取扱店120に設けられるPCである。PC90は、依頼者からの荷物配送の受付処理を行うための処理装置である。PC90は、荷物配送の受付処理用のバーコードのスキャナ部と、無線タグ60のリーダライタ部と、を備える。
図2に示すように、集配の荷物は、集荷工程、輸送工程、配達工程により、取扱店120→ターミナル130→ターミナル140→客先150に流れる。取扱店120は、集配業者の荷物の集荷を受け付ける店舗である。ターミナル130は、取扱店120の近くの集配センタである。ターミナル140は、客先150の近くの集配センタである。客先150は、荷物の宛先である。
集荷工程では、取扱店120において、依頼者から荷物及びその配送依頼を取扱店120で受け付ける。そして、ハンディターミナル10を所持するドライバが、取扱店120に車両2で到着する。この車両2は、取扱店120周辺を走行するものとする。取扱店120で、このドライバは、荷物を集荷して車両2に積み込む。
次いで、輸送工程では、このドライバは、車両2で荷物をターミナル130に輸送する。車両2がターミナル130に到着すると、このドライバにより荷物が車両2から降ろされる。そして、ハンディターミナル10を有する別のドライバが、ターミナル130に別の車両2で到着する。この車両2は、ターミナル130,140間を走行するものとする。ターミナル130で、このドライバは、荷物を車両2に積み込み、ターミナル140に輸送する。
車両2がターミナル140に到着すると、荷物が車両2から降ろされる。そして、ハンディターミナル10を所持する別のドライバが、ターミナル140に、別の車両2で到着する。この車両2は、ターミナル140周辺を走行するものとする。ターミナル140で、このドライバは、荷物を車両2に積み込み、客先150に輸送する。
次いで、配達工程では、車両2が客先150に到着すると、このドライバにより荷物が車両2から降ろされる。そして、このドライバは、荷物を客先150の顧客に手渡す。
これらの各工程において、各車両2に設置されたクレードル30又はハンディターミナル10と、本部サーバ80との間で無線通信が行われる。この無線通信により、車両2、ドライバ及び荷物の状態の情報が、本部サーバ80へリアルタイムに送信される。
なお、取扱店120から客先150へ1台の車両2及び1人のドライバで荷物を集配してもよい。また、ターミナル130,140を経由しないで集配してもよい。
次いで、図3〜図7を参照して、ハンディターミナル10、クレードル30、無線タグ60の詳細な構成を説明する。図3に、ハンディターミナル10の機能構成を示す。図4に、PAN通信の通信距離の一例を示す。図5に、クレードル30の機能構成を示す。図6に、無線タグ60の機能構成を示す。図7(a)に、無線タグ60の外観構成を示す。図7(b)に、照度を表示する無線タグ60の外観構成を示す。図7(c)に、加速度を表示する無線タグ60の外観構成を示す。
図3を参照して、ハンディターミナル10の内部構成を説明する。ハンディターミナル10は、携帯端末制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11、操作部12、RAM(Random Access Memory)13、第2の通知部としての表示部14、ROM15、第2の測定部としてのGPS(Global Positioning System )部16、フラッシュメモリ17、カメラ部18、通信部19、オーディオ部20、スピーカ21、マイク22、I/O(Input/Output)部23、スキャナ部24、第2の測定部としての加速度センサ25、計時部26、接続検出部27、第3の通信部としての接続I/F(InterFace)部28、電源部29、リーダライタ部29Aを備える。ハンディターミナル10のスピーカ21、マイク22、接続I/F部28、電源部29を除く各部は、バス29Bによって接続されている。
CPU11は、ハンディターミナル10の各部を制御する。CPU11は、ROM15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
CPU11は、HT制御プログラムに従い、クレードル30と通信確立し、通信状態に応じて、ハンディターミナル10が車両2内か否かを設定する。また、CPU11は、接続切替プログラムに従い、クレードル30との通信手段及び送信パワー(レベル)を切り替える。また、CPU11は、第1の移動検出プログラムに従い、GPS部16及び加速度センサ25で検知されたハンディターミナル10の移動情報等に応じて、車両2の移動中を設定する。また、CPU11は、停止検出プログラムに従い、GPS部16及び加速度センサ25で検知されたハンディターミナル10の移動情報等に応じて、車両2の停止中を設定する。また、CPU11は、受信プログラム、送信プログラム、データ処理プログラムに従い、無線タグ60との通信における受信処理、送信処理、データ処理を行う。また、CPU11は、荷物判定プログラムに従い、無線タグ60との通信状態、車両移動中の設定情報等に応じて、無線タグ60が添付された荷物の状態を設定する。また、CPU11は、車両判定プログラムに従い、車両移動中の設定情報等に応じて、車両2の状態を設定する。
操作部12は、数字入力キー、スキャンのトリガキー等の各種キーを備え、押下されたキーに対応する操作信号をCPU11に出力する。
RAM13は、情報を一時的に記憶する揮発性のメモリであり、各種情報及びプログラムを格納するワークエリアを有する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(ElectroLuminescent Display)等により構成され、CPU11から入力される表示情報に応じて各種表示を行う。また、操作部12は、表示部14と一体的にタッチパネルとして構成されてもよい。
ROM15は、各種データ及びプログラムを読み出し可能に記憶する。ROM15には、HT制御プログラム、接続切替プログラム、第1の移動検出プログラム、停止検出プログラム、受信プログラム、送信プログラム、データ処理プログラム、荷物判定プログラム、車両判定プログラムが記憶されている。
GPS部16は、GPS衛星からの電波を受信し、発信と受信の時間差に電波の伝播速度を乗算することによって、このGPS衛星からの距離を算出する。GPS部16は、3個以上のGPS衛星からの距離を算出し、三角法に基づいてハンディターミナル10の位置情報(緯度経度情報)を測定する。
フラッシュメモリ17は、各種情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する半導体メモリである。
カメラ部18は、レンズ等の光学系と、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子等から構成され、光学系を介して入射された撮影画像を光電変換して画像信号を出力する。CPU11は、カメラ部18によって撮像された2次元コードの画像に基づいて、2次元コードを読み取ることもできる。
通信部19は、第4の通信部としてのWWAN(Wireless Wide Area Network)部191、WLAN(Wireless Local Area Network)部192、BT(Blue Tooth(登録商標))部193、IrDA(Infrared Data Association)部194、第3の通信部としてのPAN(Personal Area Network)部195等から構成される。
WWAN部191は、無線通信カード等から構成され、無線通信により基地局等を介して本部サーバ80等の外部機器と通信する。WLAN部192は、無線LANカード等から構成され、無線通信によりアクセスポイント等を介して無線LAN上の機器と通信する。BT部193は、後述するクレードル30のBT部393との間で短距離無線通信を行う。BT部193の通信距離は、10mより大きいものとする。IrDA部194は、後述するクレードル30のIrDA部394との間で赤外線通信を行う。
PAN部195は、クレードル30のPAN部395との間と、無線タグ60のPAN部691との間とで短距離無線通信を行う。PAN部195は、通信距離が10m以内程度のパーソナルエリアネットワーク通信を行う。PAN部195として、先述したBlue Toothが用いられてもよいが、BT部193のBlue Toothとプロトコルを異にし、BT部193のBlue Toothよりも通信距離が短いものとする。
図4に示すように、本実施の形態では、PAN部395とPAN部195との間のPAN通信において、送信パワーレベルがL,M,Hの3段階の通信距離を設定可能であるものとする。送信パワーレベル(L)≦送信パワーレベル(M)≦送信パワーレベル(H)である。車両2の運転席付近に設けられたクレードル30とハンディターミナル10との間の通信を考える。送信パワーレベル(L)のPAN通信の通信距離は、約3mである。この通信距離において、クレードル30は、車両2の車内にあるハンディターミナル10と通信可能である。
送信パワーレベル(M)のPAN通信の通信距離は、約5mの通信距離である。この通信距離において、クレードル30は、車両2の近い周辺にあるハンディターミナル10と通信可能である。送信パワーレベル(H)のPAN通信の通信距離は、約10mの通信距離である。この通信距離において、クレードル30は、車両2のより広い周辺にあるハンディターミナル10と通信可能である。また、クレードル30(ハンディターミナル10)のPAN部395(PAN部195)と、無線タグ60のPAN部691との間のPAN通信の送信パワーレベルは、送信パワーレベル(H)であるとする。
オーディオ部20は、音声入出力を行うためのDA/AD変換部、アンプ等により構成される。スピーカ21は、オーディオ部20を介して入力された音声信号に基づいて音声を出力する。マイク22は、ハンディターミナル10のユーザの音声を電気信号に変換する。マイク22からオーディオ部20に入力された電気信号は、デジタル変換されてCPU11に出力される。
I/O部23は、外部機器を接続するためのインターフェースであり、外部機器のデータ送受信を仲介する。I/O部23は、例えば、着脱式の半導体メモリが接続可能である。
スキャナ部24は、レーザスキャナ等により構成され、バーコードや2次元コードを光学的に読み取る。これらの読み取り信号は、CPU11に出力される。
加速度センサ25は、3軸加速度センサから構成され、この3軸加速度センサにより3次元空間を構成する3軸の加速度を検出して加速度データをCPU11に出力する。加速度センサ25は、重力及び外力の加速度を検出し、特に、車両2にハンディターミナル10が乗せられた場合に、車両2に働く加速度を検出できる。
計時部26は、計時回路を有し、この計時回路により掲示された現在の日時情報をCPU11に出力する。
接続検出部27は、ハンディターミナル10とクレードル30とが接続されたことを検出して、CPU11に割り込み出力する。接続I/F部28は、接続検出部27及びクレードル30に接続されるUSB(Universal Serial Bus)等のインターフェイスである。また、接続検出部27は、USB等の電源端子を介してクレードル30から供給される電力を電源部29に出力する。
電源部29は、リチウム電池等からなるバッテリーと、バッテリーを充電する充電制御部と、から構成され、ハンディターミナル10の各部にバッテリーの電力を供給する。
リーダライタ部29Aは、無線タグ60のRFID部692とRFID通信をし、RFID部692のメモリに記憶された情報を読み出し、また、RFID部692のメモリに情報を書き込む。このRFID通信の規格は、ISO14443 TYPEA/B、Felica、NFC(Near Field Communication)等である。
次いで、図5を参照して、クレードル30の内部構成を説明する。クレードル30は、車載装置制御部としてのCPU31、スイッチ32、RAM33、第1の通知部としての表示部34、ROM35、第1の測定部としてのGPS部36、フラッシュメモリ37、カメラ部38、通信部39、オーディオ部40、スピーカ41、マイク42、オーディオI/F部43、LED(Light Emitting Diode)44、計時部45、第1の測定部としての移動検知センサ46、接続検出部47、第1の通信部としての接続I/F部48、スイッチ49、電源部50を備える。クレードル30のスピーカ41、マイク42、オーディオI/F部43、接続I/F部48及びスイッチ49を除く各部は、バス51によって接続されている。
CPU31は、CPU11と同様に、クレードル30の各部を制御する。CPU31は、クレードル制御プログラムに従い、ハンディターミナル10と通信確立し、通信状態に応じて、ハンディターミナル10が車両2内か否かを設定する。また、CPU31は、接続切替プログラムに従い、ハンディターミナル10との通信手段及び送信パワー(レベル)を切り替える。また、CPU31は、第2の移動検出プログラムに従い、GPS部36及び移動検知センサ46で検知された車両2の移動情報等に応じて、車両2の移動中を設定する。また、CPU31は、停止検出プログラムに従い、GPS部36及び移動検知センサ46で検知された車両2の移動情報等に応じて、車両2の停止中を設定する。また、CPU31は、受信プログラム、送信プログラム、データ処理プログラムに従い、無線タグ60との通信における受信処理、送信処理、データ処理を行う。また、CPU31は、荷物判定プログラムに従い、無線タグ60との通信状態、車両移動中の設定情報等に応じて、無線タグ60が添付された荷物の状態を設定する。また、CPU31は、車両判定プログラムに従い、車両移動中の設定情報等に応じて、車両2の状態を設定する。
スイッチ32は、クレードル30の電源オン/オフを行うためのスイッチである。RAM33、表示部34、ROM35、GPS部36、フラッシュメモリ37は、RAM13、表示部14、ROM15、GPS部16、フラッシュメモリ17と同様である。但し、ROM35には、クレードル制御プログラム、接続切替プログラム、第2の移動検出プログラム、停止検出プログラム、受信プログラム、送信プログラム、データ処理プログラム、荷物判定プログラム、車両判定プログラムが記憶されている。
カメラ部38は、いわゆる車載カメラであり、例えば、車両2の前方の車両(風景)を撮影し、撮影した画像データを出力する。
通信部39は、通信部19と同様に、第2の通信部としてのWWAN部391、WLAN部392、BT部393、IrDA部394、第1の通信部としてのPAN部395を備え、さらに車載通信部396を備える。車載通信部396は、CAN(Controller Area Network)インターフェース等から構成される通信部である。
オーディオ部40、スピーカ41、マイク42は、オーディオ部20、スピーカ21、マイク22と同様である。オーディオI/F部43は、外部のオーディオ機器(例えば車内スピーカ等)と接続するためのインターフェースである。オーディオI/F部43は、外部のオーディオ機器に音声信号を出力する。
LED44は、光を点灯出力する。LED44は、例えば、接続検出部47を介してハンディターミナル10に電力を供給している場合に点灯する。計時部45は、計時部26と同様である。
移動検知センサ46は、加速度センサ461、ジャイロセンサ462及び車速センサ463を備える。加速度センサ461は、加速度センサ25と同様である。ジャイロセンサ462は、車両2の回転を角速度で検出してCPU31に出力する。車速センサは、車両2の速度に応じたパルス信号をカウントすることによって車両2の速度を検出してCPU31に出力する。
接続検出部47、接続I/F部48は、接続検出部27、接続I/F部28と同様である。スイッチ49は、接続検出部47に接続され、ハンディターミナル10がクレードル30に載置されて接続されているか否かをCPU31に認識させるためのスイッチである。
電源部50は、車両2に設置されたバッテリー等から電力が供給され、クレードル30の各部に電力供給する。また、電源部50は、接続検出部47によりハンディターミナル10との接続が検知されると、接続検出部47を介してハンディターミナル10に電力供給する。
次いで、図6を参照して、無線タグ60の内部構成を説明する。無線タグ60は、無線タグ制御部としてのCPU61、スイッチ62、RAM63、表示部64、ROM65、第3の通知部としてのLED66、フラッシュメモリ67、ブザー68、通信部69、第3の測定部としてのセンサ70、計時部71、電源部72を備える。無線タグ60の電源部72を除く各部は、バス73によって接続されている。
CPU61は、CPU11と同様に、無線タグ60の各部を制御する。CPU61は、無線タグ制御プログラムに従い、センサ70により荷物の環境情報を測定し、クレードル30又はハンディターミナル10に環境情報の測定データを送信する。また、CPU61は、測定データが配送指定条件を外れるか否かを判定し、外れる場合に、そのアラーム情報をLED662に通知させる。
スイッチ62は、スイッチ32と同様に、無線タグ60の電源オン/オフを行うためのスイッチである。RAM63、表示部64、ROM65、LED66、フラッシュメモリ67は、RAM33、表示部34、ROM35、LED44、フラッシュメモリ37と同様である。但し、ROM65には、無線タグ制御プログラムが記憶されている。
ブザー68は、スピーカ等を備え、CPU61の指示に応じて、ブザー音を出力する。
通信部69は、通信部39と同様に、第5の通信部としてのPAN部691を備え、さらにRFID部692を備える。RFID部692は、RFIDアンテナ、メモリ及び制御部を有するRFIDタグである。RFID部692は、PC90のRFIDのリーダライタ部、又はハンディターミナル10のリーダライタ部29Aにより、磁界を介して電源が供給されるとともに、メモリの情報が読み出され、又は情報がメモリに書き込まれる。
センサ70は、無線タグ60が添付される荷物の環境データを検出するセンサである。センサ70は、加速度センサ701、温度センサ702、湿度センサ703、照度センサ704を備える。加速度センサ701は、加速度センサ461と同様である。温度センサ702は、気温を検出してCPU61に出力する。湿度センサ703は、湿度を検出してCPU61に出力する。照度センサ704は、照度を検出してCPU61に出力する。
計時部71は、計時部45と同様である。電源部72は、バッテリであり、無線タグ60の各部への電力供給を行う。
図7(a)に示すように、無線タグ60は、正面に、表示部64、LED661,662及びスイッチ62を備える。図7(a)に示すように、表示部64には、PAN通信の通信状況(アンテナマーク)と、電源部72の電池残量と、計時部71により計時された現在日時情報と、温度センサ702及び湿度センサ703により検出された温度及び湿度と、が表示される。
LED66は、LED661,662が含まれる。LED661は、例えば、緑色のLEDであり、点灯時に電源オン状態を示し、消灯時に電源オフ状態を示す。LED662は、例えば、赤色のLEDであり、点灯時に荷物の異常(環境情報の異常)状態を示し、消灯時に荷物の正常状態を示す。
図7(b)に示すように、表示部64には、温度及び湿度に替えて、照度センサ704により検出された照度も表示される。図7(c)に示すように、表示部64には、温度及び湿度に替えて、加速度センサ701により検出された加速度も表示される。本実施の形態では、例えば、温度及び湿度と、照度と、加速度と、が切り替えられて表示部64に表示される。
次に、図8〜図26を参照して、集配業務システム1の動作を説明する。この動作を、図2の集荷工程と、輸送工程と、配達工程と、で順に説明する。
先ず、集荷工程における集配業務システム1の動作を説明する。集荷工程において、先ず、荷物配送の依頼者は、荷物と宅配伝票(記入済み)を持って、取扱店120に行く。取扱店120において、PC90により、集配受け付けが行なわれる。具体的には、店員の操作により、PC90のスキャナ部で宅配伝票のバーコードがスキャンされ、PC90の操作部を介して宅配伝票の情報が入力される。これらの情報(受付番号、日にち、品物名、配送指定条件(日時、荷物への注意事項(環境条件)等)、依頼主/送り先の情報)は、PC90から通信ネットワークNを経由して本部サーバ80へ送信される。
なお、取扱店120において、ハンディターミナル10のスキャナ部24で宅配伝票のバーコードがスキャンされ、操作部12を介して宅配伝票の情報が入力されるとすることも可能である。これらの情報は、WWAN部191、又は取扱店120に設置されたクレードルと通信ネットワークNとを経由してハンディターミナル10から本部サーバ80へ送信される。
本部サーバ80は、PC90から送信された情報を元に荷物の情報の登録を行う。そして、本部サーバ80のオペレータは、ドライバ及び車両(車両2)を手配する。そして、本部サーバ80は、PC90から送信された情報を元に、無線タグ60へ登録する情報(受付番号、品物名、配送指定条件(配達指定日時、配送時の荷物の環境条件としての温度:10〜28℃、湿度:40〜60%、照度:0〜2000lx、振動:10G等)を作成して、通信ネットワークNを経由してPC90へ送信する。
そして、PC90は、本部サーバ80から送信された配送指定条件等の情報を受信し、店員の操作に応じて、リーダライタ部を介して、無線タグ60に配送指定条件情報を書き込む。つまり、配送指定条件等の情報がRFID部692のメモリに記憶される。そして、店員は、配送指定条件等の情報が書き込まれた無線タグ60を依頼者の荷物に貼り付ける(添付する)。なお、ハンディターミナル10のPAN部195を介する無線タグ60との通信により、ハンディターミナル10の指示で無線タグ60に記憶された配送指定条件等の情報を、登録・変更・消去することも可能である。
そして、手配されたドライバと車両2とが取扱店120に到着して荷物を受け取る。ドライバは、無線タグ60のスイッチ62を押下してスイッチオンし、又はハンディターミナル10のリーダライタ部29Aを介した無線タグ60へのスタートコマンド書き込みにより、無線タグ60を有効にする。無線タグ60が貼られた荷物は、ドライバにより車両2に積み込まれる。そして、ハンディターミナル10のWWAN部191を介して本部サーバ80に、荷物の集荷完了の情報が送信される。
集荷工程では、ハンディターミナル10がコーディネータに設定されている。コーディネータとは、無線タグ60の管理主体とし、ハンディターミナル10とクレードル30との間で切り替えられる。
次いで、輸送工程及び配達工程における集配業務システム1の動作を説明する。輸送工程では、ハンディターミナル10とクレードル30との間で通信が確立され、コーディネータがハンディターミナル10からクレードル30に切り替えられる。そして、荷物を積んだ車両2が取扱店120からターミナル130へ移動する。
そして、ターミナル130に車両2が到着すると、コーディネータがクレードル30からハンディターミナル10に切り替えられる。ハンディターミナル10を有するドライバにより、荷物が車両2から降ろされる。そして、ターミナル130で別の車両2への荷物の積み替え処理がなされる。
そして、取扱店120からターミナル130と同様にして、新しいドライバ及び車両2の元で、ハンディターミナル10とクレードル30との間で通信が確立され、コーディネータがハンディターミナル10からクレードル30に切り替えられる。そして、荷物を積んだ車両2がターミナル130からターミナル140へ移動する。
そして、ターミナル140に車両2が到着すると、コーディネータがクレードル30からハンディターミナル10に切り替えられ、荷物が車両2から降ろされる。そして、ターミナル130で別の車両2への荷物の積み替え処理がなされる。
そして、取扱店120からターミナル130と同様にして、新しいドライバ及び車両2の元で、ハンディターミナル10とクレードル30との間で通信が確立され、コーディネータがハンディターミナル10からクレードル30に切り替えられる。そして、荷物を積んだ車両2がターミナル140から客先150へ移動する。
ここまでの輸送工程において、クレードル30により車両2、ハンディターミナル10(ドライバ)、無線タグ60(荷物)の状態が管理され、その状態情報が、適宜本部サーバ80へ送信される。
そして、客先150に車両2が到着すると、配達工程が開始される。配達工程では、コーディネータがクレードル30からハンディターミナル10に切り替えられ、客先150に届ける荷物が車両2から降ろされる。そして、客先150の顧客に荷物を手渡す前に、荷物に貼り付けられている無線タグ60のスイッチ62を押下してスイッチオフし、又はハンディターミナル10のリーダライタ部29Aを介した無線タグ60へのストップコマンド書き込みにより、無線タグ60を無効にする。そして、ドライバにより、荷物から無線タグ60が外され、当該荷物が客先150の顧客に手渡される。配達完了後、ハンディターミナル10は、配達完了の旨の情報をWWAN部191を介して本部サーバ80に送信する。
そして、取り外された無線タグ60は、ドライバにより近くの取扱店に回収される。この取扱店のPC90により、リーダライタ部を介して無線タグ60のRFID部692のメモリに記憶された環境情報の測定データ等が読み出され、通信ネットワークNを介して本部サーバ80に送信される。そして、この取扱店のPC90により、無線タグ60のRFID部692のメモリの記憶内容が消去される。この無線タグ60は、別の荷物集配用に再利用可能である。
次いで、輸送工程及び集配工程における集配業務システム1の動作を詳細に説明する。図8〜図10を参照して、ハンディターミナル10とクレードル30との間の通信に関する処理を説明する。図8に、ハンディターミナル10で実行されるHT制御処理を示す。図9に、クレードル30で実行されるクレードル制御処理を示す。図10に、クレードル30で実行される接続切替処理を示す。
図8を参照して、ハンディターミナル10で実行されるHT制御処理を説明する。HT制御処理は、クレードル30との通信を確立し、ハンディターミナル10が車両2の車内にあるか否かを設定する処理である。HT制御処理は、予め決められた周期で繰り返し実行される。ハンディターミナル10において、例えば、電源キーが押下されて電源オンされた後、予め決められた周期が経過したことをトリガとして、ROM15から読み出されてRAM13に展開されたHT制御プログラムと、CPU11との協働で、HT制御処理が実行される。
先ず、通信部19の送信パワー(レベル)がデフォルト値に設定される(ステップS11)。ここでは、例えば、ハンディターミナル10、クレードル30間でPAN通信がされるものとし、通信部19のPAN部195の送信パワーレベルがデフォルト設定される。そして、接続検出部27のクレードル検出結果に応じて、ハンディターミナル10がクレードル30に載置されているか否かが判定される(ステップS12)。
ハンディターミナル10がクレードル30に載置されていない場合(ステップS12;NO)、クレードル30から通信部19を介してビーコンが受信されたか否かが判定される(ステップS13)。ビーコンが受信されない場合(ステップS13;NO)、ステップS13に移行される。ビーコンが受信された場合(ステップS13;YES)、受信されたビーコンの情報に基づいて、接続可能なクレードル30があるか否かが判定される(ステップS14)。接続可能なクレードル30がない場合(ステップS14;NO)、接続可能なクレードル30があると判定されるまでステップS14が繰り返し実行される。
接続可能なクレードル30がある場合(ステップS14;YES)、接続可能なクレードル30と通信(モード)が確立される(ステップS15)。
本実施の形態では、接続I/F部28を介する直接接続の通信、あるいは、通信部19のPAN部195を介する近距離の無線通信によって、クレードル30との通信が確立される。
ステップS11の実行後、ハンディターミナル10がクレードル30に載置されている場合(ステップS12;YES)は、ステップS12,S13を経由せず、ステップS15に移行される。そして、クレードル30と接続I/F部28を介する直接接続の通信又は送信パワーレベル(L)の無線通信が確立しているか否かに応じて、ハンディターミナル10が車両2の車内にあるか否かが判定される(ステップS16)。
車両2内にある場合(ステップS16;YES)、ハンディターミナル10が車両2内にある旨の車両内設定がなされ(ステップS17)、HT制御処理が終了する。ステップS17では、車両内の設定情報がWWAN部191を介して本部サーバ80に送信される。ハンディターミナル10が車両2内にあることは、ハンディターミナル10を携帯しているドライバが車両2に乗車している状態を示す。
車両2内にない場合(ステップS16;NO)、ハンディターミナル10が車両2外にある旨の車両外設定がなされ(ステップS18)、HT制御処理が終了する。ステップS18では、車両外の設定情報がWWAN部191を介して本部サーバ80に送信される。ハンディターミナル10が車両2外にあることは、ハンディターミナル10を携帯しているドライバが車両2の車外にいる状態を示す。
図9を参照して、クレードル30で実行されるクレードル制御処理を説明する。クレードル制御処理は、ハンディターミナル10との通信を確立し、ハンディターミナル10が車両2の車内にあるか否かを設定する処理である。クレードル制御処理は、予め決められた周期で繰り返し実行される。クレードル30において、例えば、スイッチ32が押下されて電源オンされた後、予め決められた周期が経過したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開されたクレードル制御プログラムと、CPU31との協働で、クレードル制御処理が実行される。
先ず、通信部39の送信パワー(レベル)がデフォルト値に設定される(ステップS21)。例えば、通信部39のPAN部395の送信パワーレベルがデフォルト設定される。そして、接続検出部47のハンディターミナル検出結果に応じて、ハンディターミナル10がクレードル30に載置されているか否かが判定される(ステップS22)。
ハンディターミナル10が載置されていない場合(ステップS22;NO)、クレードル30に通信部39を介してビーコンが送信される(ステップS23)。そして、ビーコンに対応する受信情報に基づいて、接続可能なハンディターミナル10があるか否かが判定される(ステップS24)。接続可能なハンディターミナル10がない場合(ステップS24;NO)、ステップS24に移行される。
接続可能なハンディターミナル10がある場合(ステップS24;YES)、接続可能なハンディターミナル10と通信(モード)が確立される(ステップS25)。
本実施の形態では、接続I/F部48を介する直接接続の通信、あるいは、通信部39のPAN部395を介する近距離の無線通信によって、ハンディターミナル10との通信が確立される。
ステップS21の実行後、ハンディターミナル10が載置されている場合(ステップS22;YES)は、ステップS23,S24を経由せず、ステップS25に移行される。そして、ハンディターミナル10と接続I/F部48を介する直接接続の通信又は送信パワーレベル(L)の無線通信が確立しているか否かに応じて、ハンディターミナル10が車両2の車内にあるか否かが判定される(ステップS26)。
車両2内にある場合(ステップS26;YES)、ハンディターミナル10が車両2内にある旨の車両内設定がなされ(ステップS27)、クレードル制御処理が終了する。ステップS27では、車両内の設定情報がWWAN部191を介して本部サーバ80に送信される。車両2内にない場合(ステップS26;NO)、ハンディターミナル10が車両2外にある旨の車両外設定がなされ(ステップS28)、クレードル制御処理が終了する。ステップS28では、車両外の設定情報がWWAN部191を介して本部サーバ80に送信される。
図10を参照して、ハンディターミナル10で実行される接続切替処理を説明する。接続切替処理は、クレードル30との間の通信距離に応じて通信手段を切替える(変更する)処理である。接続切替処理は、予め決められた周期で繰り返し実行される。ハンディターミナル10において、例えば、電源キーが押下されて電源オンされた後、予め決められた周期が経過したことをトリガとして、ROM15から読み出されてRAM13に展開された接続切替プログラムと、CPU11との協働で、接続切替処理が実行される。
先ず、通信部19の通信手段の送信パワーがデフォルト値に設定される(ステップS31)。ステップS31の通信手段は、通信部19のPAN部195等の各部のいずれか一つである。なお、電源オン直後の通信手段は、通信部19の各部のうち、PAN部195に設定されているものとする。
そして、通信部19の通信手段における現在通信中のRSSI(Received Signal Strength Indication:受信信号強度)が所定の閾値より小さいか否かが判定される(ステップS32)。ステップS32の閾値は、通信接続を維持するか否かを判定するためのRSSIの閾値である。
RSSI<閾値である場合(ステップS32;YES)、通信部19の通信手段における現在の通信のBER(Bit Error Rate:ビットエラー率)が所定の閾値より大きいか否かが判定される(ステップS33)。ステップS33の閾値は、通信接続を維持するか否かを判定するためのBERの閾値である。
BER>閾値である場合(ステップS33;YES)、通信部19の通信手段の送信パワーが最大値より大きいか否かが判定される(ステップS34)。送信パワー>最大値でない場合(ステップS34;NO)、通信部19の通信手段の送信パワーが+1dB上げられて設定され(ステップS35)、ステップS32に移行される。
送信パワー>最大値である場合(ステップS34;YES)、現在の通信手段よりも通信距離が大きく切り替え可能な通信部19の通信手段があるか否かが判定される(ステップS36)。切り替える通信手段がある場合(ステップS36;YES)、通信手段が、通信距離の大きい通信部19の通信手段に変更(切り替え)され(ステップS37)、接続切替処理が終了する。
切り替える通信手段がない場合(ステップS36;NO)、クレードル30との通信が圏外になる旨が表示部14に表示されて通知され(ステップS38)、接続切替処理が終了する。RSSI<閾値でない場合(ステップS32;NO)、又はBER>閾値でない場合(ステップS33;NO)、現在の通信手段の通信接続が維持されるよう設定され(ステップS39)、接続切替処理が終了する。
また、クレードル30においても、ハンディターミナル10との通信において、ハンディターミナル10と同様の接続切替処理が実行される。
次いで、図11〜図13を参照して、車両2の状態の検出処理を説明する。図11に、ハンディターミナル10で実行される第1の移動検出処理を示す。図12に、クレードル30で実行される第2の移動検出処理を示す。図13に、クレードル30で実行される停止検出処理を示す。
図11を参照して、ハンディターミナル10で実行される第1の移動検出処理を説明する。第1の移動検出処理は、ハンディターミナル10側で車両2の移動を検出する処理である。第1の移動検出処理は、予め決められた周期で繰り返し実行される。ハンディターミナル10において、例えば、予め決められた周期が経過したことをトリガとして、ROM15から読み出されてRAM13に展開された第1の移動検出プログラムと、CPU11との協働で、第1の移動検出処理が実行される。
先ず、計時部26で取得された現在の時刻情報と、GPS部16で取得されたハンディターミナル10の現在の位置情報とがRAM13の記憶エリアに記憶され、現在時刻と現在位置とが設定される(ステップS41)。
ステップS41以降においては、ステップS42,S43の処理と、ステップS44,S45の処理と、が並行して実行される。
このとき、加速度センサ25は、予め決められた時間間隔(例えば1秒毎)で加速度を取得し、加速度情報をCPU11に出力しており、CPU11は加速度情報をRAM13の記憶エリアに記憶して加速度の変化を監視している。
また、GPS部16は、予め決められた時間間隔(例えば1秒毎)で位置情報を検出し、位置情報をCPU11に出力しており、CPU11は位置情報をRAM13の記憶エリアに記憶して位置情報の変化を監視している。
そして、加速度センサ25で取得された加速度情報に基づいて、加速度が変化したか否かが判定される(ステップS42)。ステップS42では、例えば、フラッシュメモリ17に予め記憶された設定値(例えば1G)以上に加速度が変化したか否かによって判定される。
加速度が変化した場合(ステップS42;YES)、加速度が連続的に変化したか否かが判定される(ステップS43)。ステップS43では、例えば、設定値以上の加速度の変化がフラッシュメモリ17に予め記憶された所定時間以上継続したか否かによって判定される。
加速度が変化していない場合(ステップS42;NO)、又は加速度が連続的に変化していない場合(ステップS43;NO)、ステップS42に移行される。
一方、GPS部16で取得された位置情報に基づいて、この位置情報が変化したか否かが判定される(ステップS44)。具体的には、例えば、所定周期毎(例えば1秒)に位置情報を更新して、フラッシュメモリ17に予め記憶された設定値(5m以上等)以上変化したか否かによって判定される。
位置情報が変化した場合(ステップS44;YES)、位置情報が連続的に変化したか否かが判定される(ステップS45)。ステップS45では、例えば、設定値以上の変化が、フラッシュメモリ17に予め記憶された設定時間(例えば、5秒)以上継続して検出されたか否かによって判定される。なお、ステップS42〜S45の判定結果は、通信部19を介してクレードル30に適宜送信される。また、後述する第2の移動検出処理においてクレードル30からの加速度及び位置情報等の判定結果が適宜受信される。
位置情報が変化していない場合(ステップS44;NO)、又は位置情報が連続的に変化していない場合(ステップS45;NO)、ステップS44に移行される。加速度が連続的に変化した場合(ステップS43;YES)で、位置情報が連続的に変化した場合(ステップS45;YES)、ステップS42〜S45の判定結果と、通信部19を介して受信したクレードル30の加速度及び位置情報等の判定結果とが一致するか否かが判定される(ステップS46)。
判定結果が一致しない場合(ステップS46;NO)、ステップS42,S44に移行される。判定結果が一致する場合(ステップS46;YES)、車両2が移動中である旨が設定され(ステップS47)、第1の移動検出処理が終了する。ステップS47では、車両移動中の設定情報がWWAN部191を介して本部サーバ80に送信される。
図12を参照して、クレードル30で実行される第2の移動検出処理を説明する。第2の移動検出処理は、クレードル30側で車両2の移動を検出する処理である。第2の移動検出処理は、予め決められた周期で繰り返し実行される。クレードル30において、例えば、予め決められた周期が経過したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開された第2の移動検出プログラムと、CPU31との協働で、第2の移動検出処理が実行される。
先ず、計時部45で取得された現在の時刻と、GPS部36で取得されたクレードル30の現在の位置情報とがRAM33の記憶エリアに記憶され、現在時刻と現在位置とが設定される(ステップS51)。
ステップS51以降においては、ステップS52,S53の処理と、ステップS54,S55の処理と、ステップS56,S57の処理と、ステップS58,S59の処理と、が並行して実行される。
このとき、加速度センサ461は、予め決められた時間間隔(例えば1秒毎)で加速度を取得し、加速度情報をCPU31に出力しており、CPU31は加速度情報をRAM33の記憶エリアに記憶して加速度の変化を監視している。
また、GPS部36は、予め決められた時間間隔(例えば1秒毎)で位置情報を検出し、位置情報をCPU31に出力しており、CPU31は位置情報をRAM33の記憶エリアに記憶して位置情報の変化を監視している。
さらに、ジャイロセンサ462は、予め決められた時間間隔(例えば1秒毎)で角速度情報を取得し、角速度情報をCPU31に出力しており、CPU31は角速度情報をRAM33の記憶エリアに記憶して角速度の変化を監視している。
また、車速センサ463は、予め決められた時間間隔(例えば1秒毎)で車速パルスを取得し、車速パルスをCPU31に出力しており、CPU31は車速パルスをRAM33の記憶エリアに記憶して車速パルスの変化を監視している。
加速度センサ461及びGPS部36の情報を用いたステップS52〜S55は、ハンディターミナル10におけるステップS42〜S45と同様であり、その説明を省略する。
一方、ジャイロセンサ462で取得された角速度情報に基づいて、角速度が変化したか否かが判定される(ステップS56)。ステップS56では、例えば、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定値(例えば1deg/s)以上に角速度が変化したか否かによって判定される。
角速度が変化した場合(ステップS56;YES)、角速度が連続的に変化したか否かが判定される(ステップS57)。ステップS57では、例えば、設定値以上の角速度の変化がフラッシュメモリ37に予め記憶された所定時間以上継続したか否かによって判定される。
角速度が変化していない場合(ステップS56;NO)、又は角速度が連続的に変化していない場合(ステップS57;NO)、ステップS56に移行される。
一方、車速センサ463で取得された車速パルスに基づいて、この車速パルスが変化したか否かが判定される(ステップS58)。ステップS58では、例えば、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定値以上に車速パルスが変化したか否かによって判定される。
車速パルスが変化した場合(ステップS58;YES)、車速パルスが連続的に変化したか否かが判定される(ステップS59)。ステップS59では、例えば、車速パルスの変化が、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定時間以上継続して検出されたか否かによって判定される。ステップS52〜S59の判定結果は、通信部39を介してハンディターミナル10に適宜送信され、また、図11のステップS42〜S44のハンディターミナル10からの加速度及び位置情報の判定結果が適宜受信される。
車速パルスが変化していない場合(ステップS58;NO)、又は車速パルスが連続的に変化していない場合(ステップS59;NO)、ステップS58に移行される。加速度が連続的に変化した場合(ステップS53;YES)で、位置情報が連続的に変化した場合(ステップS55;YES)で、角速度が連続的に変化した場合(ステップS57;YES)で、車速パルスが連続的に変化した場合(ステップS59;YES)、ステップS52〜S59の判定結果と、通信部39を介して受信したハンディターミナル10の加速度及び位置情報の判定結果とが一致するか否かが判定される(ステップS60)。
判定結果が一致しない場合(ステップS60;NO)、ステップS52,S54,S56,S58に移行される。判定結果が一致する場合(ステップS57;YES)、車両2が移動中である旨が設定され(ステップS61)、第2の移動検出処理が終了する。ステップS61では、車両移動中の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。
図13を参照して、クレードル30で実行される停止検出処理を説明する。停止検出処理は、車両2の停止を検出する処理である。停止検出処理は、所定周期で繰り返し実行される。クレードル30において、例えば、所定周期が経過したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開された停止検出プログラムと、CPU31との協働で、停止検出処理が実行される。
先ず、第2の移動検出処理により車両2が移動中に設定されているか否かが判定される(ステップS71)。車両2が移動中に設定されている場合(ステップS71;YES)、ステップS72が実行される。ステップS72,S73,S75,S77,S79は、第2の移動検出処理のステップS51,S52,S54,S56,S58と同様であり、その説明を省略する。
加速度が変化した場合(ステップS73;YES)、ステップS73に移行される。加速度が変化していない場合(ステップS73;NO)、加速度が変化していない状態でタイムアウトしたか否かが判定される(ステップS74)。ステップS74では、例えば、加速度の変化停止が、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定時間以上継続して検出されたか否かによって判定される。タイムアウトしていない場合(ステップS74;NO)、ステップS73に移行される。
位置情報が変化した場合(ステップS75;YES)、ステップS75に移行される。位置情報が変化していない場合(ステップS75;NO)、位置情報が変化していない状態でタイムアウトしたか否かが判定される(ステップS76)。ステップS76では、例えば、位置情報の変化停止が、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定時間以上継続して検出されたか否かによって判定される。タイムアウトしていない場合(ステップS76;NO)、ステップS75に移行される。
角速度が変化した場合(ステップS77;YES)、ステップS77に移行される。角速度が変化していない場合(ステップS77;NO)、角速度が変化していない状態でタイムアウトしたか否かが判定される(ステップS78)。ステップS78では、例えば、角速度の変化停止が、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定時間以上継続して検出されたか否かによって判定される。タイムアウトしていない場合(ステップS78;NO)、ステップS77に移行される。
車速パルスが変化した場合(ステップS79;YES)、ステップS79に移行される。車速パルスが変化していない場合(ステップS79;NO)、車速パルスが変化していない状態でタイムアウトしたか否かが判定される(ステップS80)。ステップS80では、例えば、車速パルスの変化停止が、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定時間以上継続して検出されたか否かによって判定される。タイムアウトしていない場合(ステップS80;NO)、ステップS79に移行される。
加速度変化についてタイムアウトした場合(ステップS74;YES)で、位置情報変化についてタイムアウトした場合(ステップS76;YES)で、加速度変化についてタイムアウトした場合(ステップS78;YES)で、車速変化についてタイムアウトした場合(ステップS80;YES)、車両2が停止中である旨が設定され(ステップS81)、停止検出処理が終了する。ステップS81では、車両停止中の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。車両2が移動中に設定されていない場合(ステップS71;NO)、ステップS81に移行される。
次いで、図14〜図17を参照して、無線タグ60とコーディネータとの通信に関する処理を説明する。ここでは、コーディネータがクレードル30である場合を説明するが、コーディネータがハンディターミナル10である場合も同様である。図14に、無線タグ60で実行される無線タグ制御処理を示す。図15に、クレードル30で実行される受信処理を示す。図16に、クレードル30で実行される送信処理を示す。図17に、クレードル30で実行されるデータ処理を示す。
図14を参照して、無線タグ60で実行される無線タグ制御処理を説明する。無線タグ制御処理は、無線タグ60で荷物に関する各種環境情報を測定してコーディネータ(クレードル30)に送信する処理である。無線タグ60において、例えば、スイッチ62が押下されて電源オンされ、又はRFID部692を介してハンディターミナル10からスタートコマンドがメモリに書き込まれたことをトリガとして、ROM65から読み出されてRAM63に展開された無線タグ制御プログラムと、CPU61との協働で、無線タグ制御処理が実行される。
先ず、センサ70により、荷物に関する各種環境情報の測定が開始される(ステップS91)。ステップS91では、加速度センサ701により荷物にかかる加速度が測定され、温度センサ702により温度が測定開始され、湿度センサ703により湿度が測定開始され、照度センサ704により照度が測定開始される。ステップS91以降、環境情報の測定は、周期的に行われる。
そして、PAN部691を介して、コーディネータに接続要求が送信される(ステップS92)。そして、PAN部691を介して受信されるステップS92の接続要求の応答情報に応じて、接続可能なコーディネータがあるか否かが判定される(ステップS93)。接続可能なコーディネータがない場合(ステップS93;NO)、ステップS92に移行される。
接続可能なコーディネータがある場合(ステップS93;YES)、PAN部691を介してコーディネータから環境情報の測定データの送信要求を受信したか、又は測定データに変化があるか否かが判定される(ステップS94)。送信要求も測定データの変化もない場合(ステップS94;NO)、ステップS94に移行される。送信要求又は測定データの変化がある場合(ステップS94;YES)、ステップS94で送信要求があったか否かが判定される(ステップS95)。
送信要求がない場合(ステップS95;NO)、PAN部691を介してコーディネータに測定データの受信要求が送信される(ステップS96)。ステップS96の実行後、又は送信要求があった場合(ステップS95;YES)、RFID部692のメモリに記憶されている配送指定条件情報を用いて、直前の測定データが配送指定条件を外れてアラームが発生したか否かが判定される(ステップS97)。
アラームが発生した場合(ステップS97;YES)、アラームのLED662が点灯され、PAN部691を介してアラーム発生の旨及びアラーム内容を含むアラーム情報がコーディネータに送信される(ステップS98)。
ステップS98の実行後、又はアラームが発生していない場合(ステップS97;NO)、PAN部691を介して環境情報の測定データがコーディネータに送信される(ステップS99)。ステップS99では、送信要求が無い場合に、周期的(例えば、1ms〜1分)に測定データが送信される。
そして、スイッチ62が押下されて電源オフされたか、又はRFID部692を介してハンディターミナル10からストップコマンドが書き込まれ、無線タグ制御処理を終了するか否かが判定される(ステップS100)。終了しない場合(ステップS100;NO)、ステップS94に移行される。終了する場合(ステップS100;YES)、PAN部691を介して無線タグ60との通信の停止要求がコーディネータに送信され(ステップS101)、無線タグ制御処理が終了する。
図15を参照して、コーディネータ(ここではクレードル30とする(が、ハンディターミナル10でも同様である。以下同様))で実行される受信処理を説明する。受信処理は、無線タグ60から情報を受信する処理である。コーディネータとしてのクレードル30において、例えば、無線タグ60からPAN部395を介して情報を受信したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開された受信プログラムと、CPU31との協働で、受信処理が実行される。
先ず、無線タグ60から受信した情報が、図14のステップS92に対応する無線タグ60からの接続要求であるか否かが判定される(ステップS111)。接続要求である場合(ステップS111;YES)、PAN部395を介して、接続要求に対するACK応答が無線タグ60に送信され、クレードル30のID、測定データの送信周期等を含む接続情報が無線タグ60に送信され(ステップS112)、受信処理が終了する。
接続要求でない場合(ステップS111;NO)、無線タグ60から受信した情報が、図14のステップS96に対応する無線タグ60からの測定データの受信要求であるか否かが判定される(ステップS113)。受信要求である場合(ステップS113;YES)、PAN部395を介して受信要求に対するACK又はNAKが無線タグ60に送信され(ステップS114)、受信処理が終了する。測定データの送信は、後述する送信処理で実行される。
受信要求でない場合(ステップS113;NO)、無線タグ60から受信した情報が、図14のステップS101に対応する無線タグ60との通信の停止要求であるか否かが判定される(ステップS115)。停止要求である場合(ステップS115;YES)、停止要求に対するACK又はNAKがPAN部395を介して無線タグ60に送信され(ステップS116)、受信処理が終了する。
停止要求でない場合(ステップS115;NO)、無線タグ60から受信した情報が、測定データ又はアラーム情報であり、測定データ又はアラーム情報がフラッシュメモリ37に記憶され(ステップS117)受信処理が終了する。測定データは、例えば、フラッシュメモリ37に先入れ先出し方式で記憶される。
図16を参照して、コーディネータ(ここではクレードル30とする)で実行される送信処理を説明する。送信処理は、無線タグ60に情報を送信する処理である。コーディネータとしてのクレードル30において、例えば、周期的な送信の割り込みが発生したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開された送信プログラムと、CPU31との協働で、送信処理が実行される。
先ず、送信の対象が、測定データの送信要求であるか否かが判定される(ステップS121)。送信要求である場合(ステップS121;YES)、PAN部395を介して、無線タグ60に送信要求が送信され(ステップS122)、送信処理が終了する。
送信要求でない場合(ステップS121;NO)、その他の割り込み処理が実行され(ステップS123)、送信処理が終了する。その他の割り込み処理とは、例えば、本部サーバ80から問合せに対する応答処理や、ハンディターミナル10が近くにいるか否かを判定するための情報の送信処理である。
図17を参照して、コーディネータ(ここではクレードル30とする)で実行されるデータ処理を説明する。データ処理は、無線タグ60から受信した情報を用いてデータ処理を行う処理である。コーディネータとしてのクレードル30において、例えば、データ処理のための周期的割り込みが発生したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開されたデータ処理プログラムと、CPU31との協働で、データ処理が実行される。
先ず、フラッシュメモリ37に記憶されている環境情報の測定データの最高値、最低値、平均値が算出されてフラッシュメモリ37に記憶(更新)される(ステップS131)。この最高値、最低値、平均値は、クレードル30に保持する目的のデータとなる。ステップS131では、環境情報の測定データの最高値、最低値、平均値がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。そして、ステップS107で受信及び記憶されたアラーム情報に基づいて、荷物に異常があるアラームがあるか否かが判定される(ステップS132)。アラームがある場合(ステップS132;YES)、荷物異状がドライバに通知され(ステップS133)、データ処理が終了する。荷物異状は、例えば、表示部34にアラーム表示されることにより通知される。アラームがない場合(ステップS132;NO)、データ処理が終了する。
次いで、図18及び図19を参照して、荷物及び車両の状態の検出処理を説明する。図18に、クレードル30で実行される荷物判定処理を示す。図19に、クレードル30で実行される車両判定処理を示す。ここでも、コーディネータをクレードル30として説明するが、コーディネータがハンディターミナル10でも同様である。
図18を参照して、コーディネータ(ここではクレードル30とする)で実行される荷物判定処理を説明する。荷物判定処理は、荷物の状態を判定する処理である。荷物判定処理は、周期的に実行されるものとする。コーディネータとしてのクレードル30において、例えば、所定周期が経過したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開された荷物判定プログラムと、CPU31との協働で、荷物判定処理が実行される。
先ず、クレードル30がコーディネータであるか否かが判定される(ステップS141)。クレードル30がコーディネータである場合(ステップS141;YES)、無線タグ60との通信接続OKであるか否かが判定される(ステップS142)。無線タグ接続OKである場合(ステップS142;YES)、図12のステップS61(図11のステップS47)、図13のS81で設定された車両2の移動中、停止中の情報に基づいて、車両2が移動中であるか否かが判定される(ステップS143)。
車両2が移動中である場合(ステップS143;YES)、車両2への荷物の積み込み完了の旨が設定され(ステップS144)、荷物判定処理が終了する。ステップS144では、荷物の積み込み完了の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。
車両2が移動中でない場合(ステップS143;NO)、荷物を車両2へ積み込み中、積み下ろし中又は荷物の配達中の旨が設定され(ステップS145)、荷物判定処理が終了する。ステップS145では、荷物の積み込み中等の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。
クレードル30がコーディネータでない場合(ステップS141;NO)、又は無線タグと接続OKでない場合(ステップS142;NO)、図12のステップS61(図11のステップS47)、図13のS81で設定された車両2の移動中、停止中の情報に基づいて、車両2が移動中であるか否かが判定される(ステップS146)。車両2が移動中でない場合(ステップS146;NO)、ステップS141に移行される。車両2が移動中である場合(ステップS146;YES)、無線タグ60の異常又は車両2への荷物の積み忘れを示す異常の旨が設定され(ステップS147)、荷物判定処理が終了する。ステップS147では、異常の旨の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。
図19を参照して、コーディネータ(ここではクレードル30とする)で実行される車両判定処理を説明する。車両判定処理は、車両2の状態を判定する処理である。車両判定処理は、周期的に実行されるものとする。コーディネータとしてのクレードル30において、例えば、予め決められた周期が経過したことをトリガとして、ROM35から読み出されてRAM33に展開された車両判定プログラムと、CPU31との協働で、車両判定処理が実行される。
先ず、図18のステップS144,S145,S147で設定された荷物の状態の情報に基づいて、荷物が車両2の車内にあるか否かが判定される(ステップS151)。図18のステップS144の荷物の積み込み完了では、荷物が車両2の車内にあるものとする。図18のステップS145,S147の荷物の積み込み中又は異常では、荷物が車両2の車内にないものとする。
荷物が車両2の車内にある場合(ステップS151;YES)、図12のステップS61(図11のステップS47)、図13のS81で設定された車両の移動中、停止中の情報に基づいて、車両2が移動中であるか否かが判定される(ステップS152)。車両2が移動中である場合(ステップS152;YES)、車両2が荷物を輸送中である旨の情報が設定され(ステップS153)、車両判定処理が終了する。ステップS153では、車両2が荷物を輸送中の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。
荷物が車両2の車内にない場合(ステップS151;NO)、図12のステップS61(図11のステップS47)、図13のステップS81で設定された車両の移動中、停止中の情報に基づいて、車両2が停止中であるか否かが判定される(ステップS154)。車両2が停止中である場合(ステップS154;YES)、又は車両2が移動中でない場合(ステップS152;NO)、車両2が停止されて、荷物を配達中、車両2への荷物の積み込み中又は積み下ろし中である旨の情報が設定され(ステップS155)、車両判定処理が終了する。ステップS155では、車両2が荷物を配達中の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。
車両2が停止中でない場合(ステップS154;NO)、無線タグ60の異常又は車両2への荷物の積み忘れを示す荷物確認を促す旨が設定され(ステップS156)、車両判定処理が終了する。ステップS156では、荷物確認の旨の設定情報がWWAN部391を介して本部サーバ80に送信される。
また、本部サーバ80では、クレードル30又はハンディターミナル10から適宜送信される各種設定情報を受信し、当該各種設定情報を記憶して管理したり、当該各種設定情報、又はこれに応じた車両2、ドライバ若しくは荷物の状態をリアルタイムに表示等することが可能である。
次いで、図20及び図21を参照して、集配業務システム1のクレードル30及びハンディターミナル10の間の通信確立におけるデータのやり取りを説明する。図20に、ハンディターミナル10の認識におけるクレードル30及びハンディターミナル10の間のデータのやり取りを示す。図21に、ハンディターミナル10の再認識におけるクレードル30及びハンディターミナル10の間のデータのやり取りを示す。
図20を参照して、図8に示すHT制御処理のステップS11〜S15、図9に示すクレードル制御処理のステップS21〜S25におけるハンディターミナル10の認識におけるクレードル30及びハンディターミナル10の間のデータのやり取りを説明する。
ハンディターミナル10とクレードル30とは、近距離通信を行うことによって互いの位置を認識する。以下においては、ハンディターミナル10とクレードル30はPAN通信が行われるものとして説明するが、他の通信方式によって同様の通信が行われてもよい。つまり、ビーコンの送受信等はPAN部195とPAN部395とによる通信に限られず、通信部19及び通信部39を構成する他の機器によって同様の通信が実行されるようにしてもよい。例えば、BT部193とBT部393との間で通信が行われるようにしてもよい。他にも、WWAN部191とWWAN391との間で通信(いわゆるウェブビーコン等)が行われてもよい。
ハンディターミナル10とクレードル30とのデータのアクセス方式は、マスタ/スレーブ方式であり、ハンディターミナル10とクレードル30との通信状態は、後述するようにポーリングによって常に監視される。以下の例では、クレードル30がマスタとして、ハンディターミナル10がスレーブとして機能し、クレードル30からの要求に対してハンディターミナル10が応答する。
先ず、クレードル30は、クレードル30に関する各種情報(クレードル30を識別するID、使用チャンネル、信号強度等)をフラッシュメモリ37から読み出してPAN部395を介してビーコンでハンディターミナル10に送信する(ステップT11)。ステップT11は、図9のステップS23に対応する処理である。これらの情報は、予めクレードル30のフラッシュメモリ37に記憶された設定値(例えば100ミリ秒等)ごとに送信される。クレードル30は、ハンディターミナル10からの応答があるまでステップT11における送信を繰り返す。
ハンディターミナル10は、PAN部195を介してクレードル30からビーコンを受信すると、フラッシュメモリ17に記憶されたクレードル30のIDを参照して受信したIDと照らし合わせ、接続すべきクレードル30か否かを判定する。ハンディターミナル10は、接続すべきクレードル30であると判定された場合、ハンディターミナル10を識別するためのIDを付帯させてACK応答をクレードル30に対して送信する(ステップT12)。なお、このIDはフラッシュメモリ37に記憶されているものとする。ステップT12は、図8のステップS13に対応する処理である。
クレードル30は、PAN部395を介してハンディターミナル10からACK応答を受信すると、この受信したハンディターミナル10のIDとフラッシュメモリ37に記憶されているIDとを比較することにより認証を行い、認証結果をハンディターミナル10に送信する(ステップT13)。ハンディターミナル10は、PAN部195を介して認証結果を受信するとACK/NAK応答をクレードル30に送信する(ステップT14)。
そして、クレードル30は、PAN部395を介して送信パワーレベル(H)の信号をハンディターミナル10に送信する(ステップT15)。ハンディターミナル10は、この信号をPAN部395を介して受信した場合に受信感度を示す情報を付帯させてACK/NAK応答をクレードル30に送信する(ステップT16)。
そして、クレードル30は、PAN部395を介して送信パワーレベル(M)の信号をハンディターミナル10に送信する(ステップT17)。ハンディターミナル10は、この信号をPAN部195を介して受信した場合に受信感度を示す情報を付帯させてACK/NAK応答をクレードル30に送信する(ステップT18)。
そして、クレードル30は、PAN部395を介して送信パワーレベル(L)の信号をハンディターミナル10に送信する(ステップT19)。ハンディターミナル10は、この信号をPAN部195を介して受信した場合に受信感度を示す情報を付帯させてACK/NAK応答をクレードル30に送信する(ステップT10)。
本実施の形態においては、ハンディターミナル10が、送信パワーレベル(L)を受信した場合には、図8のステップS16において、ハンディターミナル10を車両2に持ち込んでいると判定される。同様に、クレードル30がハンディターミナル10から送信パワーレベル(L)のACK応答をPAN395を介して受信した場合には図9のステップS26において、クレードル30はハンディターミナル10が車両2の車内に持ち込まれていると判定する。なお、車両2の車内に持ち込んでいるか否かは通信の応答結果(本実施の形態においては、送信パワーレベル(L)の応答結果)に応じて判定されればよく、これに限られない。
そして、クレードル30のPAN部395とハンディターミナル10のPAN部195との間において定期的に、ポーリング(ステップT21)、及び転送要求(ステップT22)が行われる。ポーリングにおいて、ハンディターミナル10は、問合せに対するデータ送信可能な場合にはACK及びデータをクレードル30に送信し、送信不可能な場合にはNAKをクレードル30に送信する。クレードル30は、転送されたデータに応じてACK又はNAKをハンディターミナル10に送信する。
転送要求において、ハンディターミナル10は、転送要求に対応するデータを受信可能な場合にはACKをクレードル30に送信し、送信不可能な場合にはNAKをクレードル30に送信する。クレードル30は、ACKに応じて、データをハンディターミナル10に送信する。ハンディターミナル10は、転送されたデータに応じてACK又はNAKをクレードル30に送信する。
図21を参照して、図8に示すHT制御処理のステップS11〜S15、図9に示すクレードル制御処理のステップS21〜S25におけるハンディターミナル10の再認識におけるクレードル30及びハンディターミナル10の間のデータのやり取りを説明する。
ここでは、図20におけるハンディターミナル10の認識(ハンディターミナル10とクレードル30との通信確立)がなされているものとする。先ず、クレードル30のPAN395とハンディターミナル10のPAN部195との間において定期的に、ポーリングが行われ(ステップT41)、ACK/NAK応答がなされる(ステップT42)。
そして、クレードル30は、ハンディターミナル10からPAN部395を介してACK/NAK応答が、フラッシュメモリ37に予め記憶された規定回数以上受信されない場合、ステップT43〜T48を行う。ステップT43〜T48は、ステップT15〜T20と同様の処理である。
そして、クレードル30は、ハンディターミナル10からの応答が返ってこない場合、ハンディターミナル10が電波の範囲外(圏外)にあると判定する(ステップT49)。圏外であると判定された場合は、クレードル30及びハンディターミナル10は、通常モード(ビーコンモード)に戻る。本実施の形態においては、通常モードは、クレードル30からの指示を優先するものとし、例えば、フラッシュメモリ37に予め記憶された設定値(例えば10秒)以上、ハンディターミナル10が圏外であり、車両移動がないと判定されれば通常モードに移行する等である。そして、図20のステップT11,T12〜と同様に、ステップT50,T51〜が実行される。
次いで、図22〜図24を参照して、コーディネータ及び無線タグ60の間の通信におけるデータのやり取りを説明する。図22に、無線タグ60接続におけるクレードル30(コーディネータ)及び無線タグ60の間のデータのやり取りを示す。図23(a)に、コーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示す。図23(b)に、リピータを介したコーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示す。図24に、通信フレームの構成を示す。
図22を参照して、無線タグ制御処理、受信処理及び送信処理におけるコーディネータ(ここではクレードル30とする)及び無線タグ60の間のデータのやり取りを説明する。
先ず、無線タグ60は、ACK又はNAK応答があるまで、PAN部691を介して接続要求をクレードル30に送信する(ステップT61)。ステップT61は、図14のステップS92に対応する処理である。そして、クレードル30は、PAN部395を介して無線タグ60から接続要求を受信すると、通信接続可能である場合に、接続要求に対するACK応答を無線タグ60に送信し、接続情報を無線タグ60に送信する(ステップT62)。ステップT62は、図15のステップS112に対応する処理である。このようにして、クレードル30及び無線タグ60の間の通信が確立される。
そして、クレードル30は、測定データの送信要求が発生した場合に、PAN部395を介して送信要求を無線タグ60に送信する(ステップT63)。ステップT63は、図16のステップS122に対応する処理である。無線タグ60は、PAN部691を介して送信要求を受信すると、測定データをクレードル30に送信する(ステップT64)。ステップT64は、図14のステップS99に対応する処理である。
また、無線タグ60は、測定データの受信要求が発生した場合に、PAN部691を介して受信要求をクレードル30に送信する(ステップT65)。ステップT65は、図14のステップS96に対応する処理である。クレードル30は、PAN部395を介して送信要求を受信すると、受信についてのACK又はNAK応答を無線タグ60に送信する(ステップT66)。
無線タグ60は、PAN部691を介して受信要求のACK応答を受信すると、測定データをクレードル30に送信する(ステップT67)。ステップT67は、図14のステップS99に対応する処理である。クレードル30は、PAN部395を介して送信データを受信すると、送信データ受信についてのACK又はNAK応答を無線タグ60に送信する(ステップT68)。
そして、無線タグ60は、停止要求が発生した場合に、PAN部691を介して、停止要求をクレードル30に送信する(ステップT69)。ステップT69は、図14のステップS101に対応する処理である。クレードル30は、PAN部395を介して停止要求を受信すると、停止についてのACK又はNAK応答を無線タグ60に送信する(ステップT70)。ステップT70は、図15のステップS116に対応する処理である。
図23(a)に示すように、エンドデバイス(無線タグ)と、コーディネータとの通信ネットワーク構成は、スター型となる。エンドデバイスは、コーディネータの管理対象のデバイスとする。図23(a)では、コーディネータがハンディターミナル10である例である。
エンドデバイスは、双方向非同期通信が可能な無線タグ60である無線タグ60Aとする。しかし、これに限定されるものではない。エンドデバイスを、双方向同期通信が可能な無線タグ60である無線タグ60Bとしてもよい。また、エンドデバイスを、送信同期/非同期通信が可能な無線タグ60である無線タグ60Cとしてもよい。
輸送時に、例えば、コーディネータは車両2の運転席付近にあり、エンドデバイスが車両2の荷台にある。このため、運転席と荷台とが壁で仕切られている場合等に、通常のPAN通信では、コーディネータとエンドデバイスとの通信がうまくいかないおそれがある。このため、図23(b)に示すように、コーディネータとエンドデバイスとが、車両2に設けられたリピータ60aを介して通信接続される構成としてもよい。
図24に示すように、エンドデバイスからコーディネータへ送信される情報のフレーム構造の一例を説明する。1フレームは、フィールドF1〜F9から構成されている。
フィールドF1は、PREAMBLEであり、1と0との交互信号でハードウエアの同期信号として使用される。フィールドF2は、SYNCであり、キャラクタ信号でフレームの同期信号として使用される。フィールドF3は、SIZEであり、フィールドF4〜F9のサイズである。フィールドF4は、Destination IDであり、送信する宛先(コーディネータ)IDである。フィールドF5は、Source IDであり、送信元(エンドデバイス)IDである。フィールドF6は、Command/Statusであり、送信時に要求コマンドを表し、受信時にステータスを表す。フィールドF7は、Informationであり、コマンド/ステータスの追加情報である。フィールドF8は、Dataであり、送信データ又は受信データである。フィールドF9は、CRCであり、巡回冗長検査バイトである。
次いで、図25及び図26を参照して、コーディネータの切り替えにおけるデータのやり取りを説明する。図25に、コーディネータの切り替えにおけるクレードル30及びハンディターミナル10の間のデータのやり取りを示す。図26(a)に、ハンディターミナル10であるコーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示す。図26(b)に、クレードル30であるコーディネータとエンドデバイスとの通信ネットワーク構成を示す。
図25を参照して、コーディネータの切り替えにおけるクレードル30及びハンディターミナル10の間のデータのやり取りを説明する。最初、ハンディターミナル10がコーディネータであるものとし、コーディネータをハンディターミナル10からクレードル30へ切り替える場合を説明するが、逆の場合も同様である。
先ず、クレードル30及びハンディターミナル10の間の通信が確立しているものとする(ステップT81)。ステップT81は、図8のステップS15,図9のステップS25に対応する処理である。
そして、ハンディターミナル10は、PAN部195を介してコーディネータ引継ぎ要求をクレードル30に送信する(ステップT82)。クレードル30は、PAN部395を介してコーディネータ引継ぎ要求を受信すると、この要求に対してACK又はNAK応答をハンディターミナル10に送信する(ステップT83)。
そして、クレードル30は、PAN部395を介して接続中の無線タグ60に関する情報(無線タグ情報)の要求をハンディターミナル10に送信する(ステップT84)。無線タグ情報は、無線タグ60のID、測定データの最高値、最低値及び平均値等である。ハンディターミナル10は、PAN部195を介して無線タグ情報要求を受信すると、この要求に対応する無線タグ情報をフラッシュメモリ17から読み出してクレードル30に送信する(ステップT85)。ハンディターミナル10は、PAN部195を介して無線タグ情報を受信すると、この要求に対してACK又はNAK応答をクレードル30に送信する(ステップT86)。
そして、クレードル30と無線タグ60とが接続される(ステップT87)。ステップT87は、図14に示す無線タグ制御処理のステップS92,S93に対応する処理である。
そして、クレードル30は、PAN部395を介して無線タグ60との接続完了の問合せをハンディターミナル10に送信する(ステップT88)。ハンディターミナル10は、PAN部195を介して接続完了の問合せを受信すると、この問合せに対してACK又はNAK応答をクレードル30に送信する(ステップT89)。ステップT89でACK応答されると、以降、クレードル30がコーディネータとして機能する。
そして、移行が完了すると(ステップT90)、ハンディターミナル10は、PAN部195を介して、切り離し対象のエンドデバイスIDを含む無線タグ60との切り離し要求をクレードル30に送信する(ステップT91)。クレードル30は、PAN部395を介して切り離し要求を受信すると、この要求に対してACK又はNAK応答をハンディターミナル10に送信する(ステップT92)。ステップT92で、ACK応答があると、ハンディターミナル10は、エンドデバイスの切り離しを行う。
このようにして、図26(a)に示すようなコーディネータがハンディターミナル10である状態と、図26(b)に示すようなコーディネータがクレードル30である状態とが切り替えられる。
以上、本実施の形態によれば、集配業務システム1において、コーディネータとしてのクレードル30(ハンディターミナル10)は、PAN部395(PAN部195)を介するハンディターミナル10(クレードル30)との通信状態に応じて、ハンディターミナル10が車両2の内部にあるか否かを示す携帯端末の状態を設定する。また、クレードル30(ハンディターミナル10)は、測定部(移動検知センサ46、GPS部36(加速度センサ25、GPS部16))により測定された車両2の移動状態と、PAN部395(PAN部195)を介する無線タグ60との通信状態とに応じて、車両2の移動状態に対応して荷物が車両2の内部にあるか否かを示す荷物の状態を設定する。荷物の状態は、積み込み完了、積み込み中(積み下ろし中、配達中)、異常である。
本実施の形態では、携帯端末の状態は、ハンディターミナル10を所持するドライバあるいは集配担当者が車両2の内部にいるか否かを示すドライバの状態を意味する。
また、クレードル30(ハンディターミナル10)は、前記荷物の状態及び車両2の移動状態に応じて、車両2がどの集配状態にあるかを示す車両の状態や車両2の移動状態(移動中、停止中)を設定する。車両2の状態は、輸送中、配達中(積み込み中、積み下ろし中)、荷物確認である。また、クレードル30(ハンディターミナル10)は、設定された各状態の情報を本部サーバ80に送信する。このため、本部サーバ80では、集配業務における車両、ドライバ及び荷物の状態をリアルタイムに把握できる。
また、クレードル30及びハンディターミナル10は、クレードル30で測定された車両2の移動情報に応じた移動状態と、ハンディターミナル10で測定されたハンディターミナル10(車両2)の移動情報に応じた移動状態と、を比較し、一致する場合に、当該車両2の移動状態(移動中、停止中)を設定する。このため、車両2の移動状態を正確に設定でき、車両2の移動状態に応じた車両2の状態も正確に設定できる。
また、クレードル30及びハンディターミナル10において、PAN部195、395は、送信パワーレベルに応じた通信距離を変更して通信が可能である。このため、クレードル30(ハンディターミナル10)は、ハンディターミナル10(クレードル30)との通信に応じて、ハンディターミナル10が車両2の内部にあるか否かを示す携帯端末の状態を正確に設定でき、本部サーバ80に送信できる。本部サーバ80側で、携帯端末の状態(クレードル30からの携帯端末の距離)を把握できる。
ここで、クレードル30からの携帯端末の距離は、ハンディターミナル10を所持するドライバあるいは集配担当者の車両2からの距離を示すものとなり、携帯端末の状態はドライバあるいは集配担当者の状態を示している。
また、無線タグ60は、荷物の環境情報(温度、湿度、照度及び前記荷物にかかる加速度)を測定し、コーディネータに送信する。コーディネータは、荷物の環境情報を受信して、その環境情報の最高値、最低値及び平均値を算出して保持する。このため、コーディネータ側で荷物の環境情報を管理できる。また、コーディネータが、荷物の環境情報の最高値、最低値及び平均値を本部サーバ80に送信する。このため、本部サーバ80側で荷物の環境情報をリアルタイムに把握できる。
また、無線タグ60は、荷物の環境情報が配送指定条件の範囲内であるか否かを判定し、環境情報が配送指定条件を外れている場合に、アラーム情報をクレードル30(ハンディターミナル10)に送信する。クレードル30(ハンディターミナル10)は、アラーム情報を受信すると、アラーム情報に応じた荷物異常の旨を表示部34(表示部14)に表示する。このため、ドライバは、クレードル30(ハンディターミナル10)の表示により、荷物が異常である旨を容易に把握できる。
また、無線タグ60は、環境情報が配送指定条件を外れている場合に、アラーム情報に応じて、LED662を点灯する。このため、ドライバは、LED662点灯により、荷物が異常である旨を容易に把握できる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る集配業務システムの一例であり、これに限定されるものではない。
上記実施の形態では、無線タグ60とコーディネータとが送信パワーレベル(H)のPAN通信を行うものとして説明したが、これに限定されるものではない。無線タグ60とコーディネータとの間の通信の送信パワーレベルを可変としてもよい。
また、上記実施の形態では、コーディネータとして、クレードル30とハンディターミナル10とを切り替えて、各種設定情報を本部サーバ80に送信する構成としたが、これに限定されるものではない。コーディネータがクレードル30に設定され、クレードル30が各種設定情報を本部サーバ80に送信する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、無線タグ60の環境情報が配送指定条件を外れた旨のアラーム情報を、LED662及び表示部34(表示部14)により通知する構成としたが、これに限定されない。無線タグ60において、表示部64、ブザー68等によりアラーム情報を通知してもよい。クレードル30(ハンディターミナル10)において、LED等の光点灯部、ブザー等の音出力部によりアラーム情報を通知してもよい。
また、上記実施の形態における集配業務システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
1 集配業務システム
10 ハンディターミナル
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 ROM
16 GPS部
17 フラッシュメモリ
18 カメラ部
19 通信部
191 WWAN部
192 WLAN部
193 BT部
194 IrDA部
195 PAN部
20 オーディオ部
21 スピーカ
22 マイク
23 I/O部
24 スキャナ部
25 加速度センサ
26 計時部
27 接続検出部
28 接続I/F部
29 電源部
29A リーダライタ部
29B バス
30 クレードル
31 CPU
32 スイッチ
33 RAM
34 表示部
35 ROM
36 GPS部
37 フラッシュメモリ
38 カメラ部
39 通信部
391 WWAN部
392 WLAN部
393 BT部
394 IrDA部
395 PAN部
396 車載通信部
40 オーディオ部
41 スピーカ
42 マイク
43 オーディオI/F部
44 LED
45 計時部
46 移動検知センサ
461 加速度センサ
462 ジャイロセンサ
463 車速センサ
47 接続検出部
48 接続I/F部
49 スイッチ
50 電源部
51 バス
60,60A,60B,60C 無線タグ
61 CPU
62 スイッチ
63 RAM
64 表示部
65 ROM
66,661,662 LED
67 フラッシュメモリ
68 ブザー
69 通信部
691 PAN部
692 RFID部
70 センサ
701 加速度センサ
702 温度センサ
703 湿度センサ
704 照度センサ
71 計時部
72 電源部
73 バス
80 本部サーバ
90 PC

Claims (8)

  1. 荷物の集配用の車両に設置された車載装置と、携帯端末と、前記荷物に添付された無線タグと、を備える集配業務システムであって、
    前記車載装置は、
    前記携帯端末と直接接続の通信又は近距離の無線通信を行い、前記無線タグと近距離の無線通信を行う第1の通信部と、
    外部の管理装置と無線通信を行う第2の通信部と、
    前記車両の移動状態を測定する第1の測定部と、
    前記第1の通信部を介する前記携帯端末との通信状態に応じて、当該携帯端末が前記車両の内部にあるか否かを示す当該携帯端末の状態を設定し、前記第1の測定部により測定された前記車両の移動状態と、前記第1の通信部を介する前記無線タグとの通信状態とに応じて、前記車両の移動状態に対応して前記荷物が前記車両の内部にあるか否かを示す当該荷物の状態を設定し、前記荷物の状態及び前記車両の移動状態に応じて、当該車両がどの集配状態にあるかを示す当該車両の状態を設定し、前記第2の通信部を介して、前記設定した状態の情報を前記管理装置に送信する車載装置制御部と、
    を備える集配業務システム。
  2. 前記携帯端末は、
    前記車載装置と直接接続の通信又は無線通信を行う第3の通信部と、
    前記管理装置と無線通信を行う第4の通信部と、
    自端末の移動状態を測定する第2の測定部と、
    前記第3の通信部を介する前記車載装置との通信状態に応じて、前記携帯端末が前記車両の内部にあるか否かを示す当該携帯端末の状態を設定し、前記第2の測定部により測定された前記携帯端末の移動状態と、前記第3の通信部を介する前記無線タグとの通信状態とに応じて、前記車両の移動状態に対応して前記荷物が前記車両の内部にあるか否かを示す当該荷物の状態を設定し、前記荷物の状態及び前記車両の移動状態に応じて、当該車両がどの集配状態にあるかを示す当該車両の状態を設定し、前記第4の通信部を介して、前記設定した状態の情報を前記管理装置に送信する携帯端末制御部と、を備える請求項1に記載の集配業務システム。
  3. 前記車載装置制御部又は前記携帯端末制御部は、前記第1の測定部により測定された前記車両の移動状態と、前記第2の測定部により測定された前記携帯端末の移動状態と、を比較し、一致する場合に、当該車両の移動状態を一致した移動状態に設定する請求項2に記載の集配業務システム。
  4. 前記第1の通信部及び前記第3の通信部は、無線通信の通信距離の変更が可能であり、
    前記携帯端末と前記車載装置との間の通信状態は、前記第1の通信部と前記第3の通信部との間における通信距離に応じた通信状態である請求項2又は3に記載の集配業務システム。
  5. 前記無線タグは、
    前記車載装置又は前記携帯端末と無線通信を行う第5の通信部と、
    前記荷物の環境情報を測定する第3の測定部と、
    前記第5の通信部を介して、前記第3の測定部により測定された環境情報を前記車載装置又は前記携帯端末に送信する無線タグ制御部と、を備え、
    前記車載装置制御部又は前記携帯端末制御部は、前記環境情報を前記無線タグから受信する請求項2から4のいずれか一項に記載の集配業務システム。
  6. 前記第3の測定部は、前記荷物の温度、湿度及び照度、並びに前記荷物にかかる加速度の少なくとも一つを前記荷物の環境情報として測定する請求項5に記載の集配業務システム。
  7. 前記車載装置は、
    情報を通知する第1の通知部を備え、
    前記携帯端末は、
    情報を通知する第2の通知部を備え、
    前記無線タグ制御部は、前記第3の測定部により測定された環境情報が前記荷物の配送指定条件の範囲内であるか否かを判定し、前記環境情報が前記配送指定条件の範囲外である場合に、前記第5の通信部を介して、前記荷物のアラート情報を前記車載装置又は前記携帯端末に送信し、
    前記車載装置制御部は、前記無線タグ装置からアラート情報を受信した場合に、当該アラート情報を前記第1の通知部に通知させ、
    前記携帯端末制御部は、前記無線タグ装置からアラート情報を受信した場合に、当該アラート情報を前記第2の通知部に通知させる請求項6に記載の集配業務システム。
  8. 前記無線タグは、
    情報を通知する第3の通知部を備え、
    前記無線タグ制御部は、前記第3の測定部により測定された環境情報を前記第3の通知部に通知させ、前記環境情報が前記配送指定条件の範囲外である場合に、前記荷物のアラート情報を前記第3の通知部に通知させる請求項7に記載の集配業務システム。
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