本願発明の少なくとも一つの実施例は、小包を配達するための、以下のステップから成るプロセスを開示する:小包を注文する、配達場所を提供する、配達手段により小包を配達場所に運搬する、認証キーを提供する、キーを照合する、小包とその配達に対する支払いを行なう。
少なくとも一つの実施例では、配達手段は飛行ドローン、または、自動運転車である。少なくとも一つの実施例では、照合のためのキーは短距離無線、または、データ・ネットワークを使用して転送される。少なくとも一つの実施例では、キーの照合の手続は、配達手段上で、ユーザーの携帯機器上で、あるいは、リモート・ロケーションにおいて行なわれる。
少なくとも一つの実施例では、キーはデータの形式で(磁気カード、NFC、メモリーカード、光メディアなどの)携帯データ・ストレージに保存されるか、データ転送により送られる。ここで、携帯データ・ストレージは、磁気カード、メモリーカード、光メディア、絵あるいはファイルとして印刷された形態のいずれかの形態である。ここで、キー照合のステップは、印刷された、あるいは、任意の文字(英数字または特殊文字)の形態、または、ファイルやデータ情報などのデータ形式の画像を読み取り、認識することを含む。
少なくとも一つの実施例では、キーは配達手段上に保管され、ユーザーの携帯機器に送信される。少なくとも一つの実施例では、配達地点は、住所、GPS座標、または、デジタル地図上のマーカーの形態である。少なくとも一つの実施例は、ユーザーの電子機器を望むドローンの着陸地点、または、着陸地点の目標に置くことで、着陸地点を設定するステップを含む。そして、キー照合が成功するとドローンはマーカー上に着陸する。
少なくとも一つの実施例では、照合キーはユーザーの携帯機器または配布機器からの光通信である。
少なくとも一つの実施例では、照合キーは、NFC、Bluetooth、Wi-Fi、X-bee、光通信などの無線通信を使用して送信され、キー照合のステップはパターンの形式の少なくともストロボライトを提供することを含む。
少なくとも一つの実施例では、キーはバーコードの形態であり、キー照合のステップはバーコードまたはQRコードの読み取を含む。
少なくとも一つの実施例では、キーは、タッチスクリーン、キーボード、マウス、トラックパッドなどの入力デバイスを使用してディスプレイ上で入力され、キー照合のステップは入力デバイスの読み取を含む。
少なくとも一つの実施例では、キー照合のステップはユーザーが小包を受け取る権限があるかを判定する認証として使用される。
少なくとも一つの実施例では、プロセスはさらにユーザーの機器の位置を判定するステップを含む。
少なくとも一つの実施例では、プロセスは、ユーザーの機器の位置を決定するステップを含む。当該ステップは、少なくとも以下の一つの方法による決定を含む:ユーザーのデバイスの三角測量を介して、携帯電話通信を介して、GPS位置を介して、Wi-Fi位置を介して、または、可視光位置を介して。
少なくとも一つの実施例では、ユーザーの機器の位置を決定するステップは、少なくとも以下の2つの方法を含む:携帯通信の三角測量、GPSロケーション、Wi-Fiロケーション、または、可視光によるロケーション。
少なくとも一つの実施例では、プロセスは少なくとも一つの以下の方法による配達手段の位置の決定のステップを含む:携帯通信の三角測量、GPSロケーション、Wi-Fiロケーション、または、可視光によるロケーション。
少なくとも一つの実施例では、プロセスは少なくとも2つの以下の方法による配達手段の位置の決定のステップを含む:携帯通信の三角測量、GPSロケーション、Wi-Fiロケーション、または、可視光によるロケーション。
以下に図を使用して詳細を説明する。図1は、実施中のシステムの全体図である。例として、本図では、GPS通信システム(20)、ドローン(30)、第一のセル・タワー(25)、第二のセル・タワー、Wi-Fiネットワーク・トランスミッター(35)、データ・ネットワーク(40)、そして、ユーザー(50)によって保持され得る携帯電子機器(130)から成るネットワーク、または、システム(10)が示されている。本システムにより、ユーザー(50)が商品を購入すると、その商品はドローン(30)などの配達手段でユーザー(50)に配達される。この間に、配達手段はデータ・ネットワーク(40)、セル・タワー・ネットワークの三角測量、または、Wi-Fiネットワークのトランスミッターにより位置を測定する。しかし、位置測定の好ましい方法は衛星によるGPSである。ユーザーに商品を届けるプロセスのより詳細な説明は、図6および図7のフローチャートにおいて示す。
図2に、図6に示したプロセスを完了するために、相互に通信する複数の電子的構成要素の概略ブロック図を示す。例として、複数の電子デバイスと通信するインターネット、あるいは、コンピューター・ネットワーク(100)が示される。例として、アプリケーションを稼働するアプリケーション・サーバー(110)が示される。当該アプリケーションは、ユーザーとドローン(30)を接続し、共に小包を運搬するよう支援する。さらに、アプリケーション・サーバー(110)と通信を行なうデータベース・サーバー(120)が示される。当該データベース・サーバー(120)には、ユーザーに関するデータ、ドローンに関するデータ、住所に関するデータ、および、図6に示されたプロセスを実行するために必要な他のデータが含まれる。さらに、GPS通信システム(20)がドローン(30)と通信を行なう。GPS通信システム(20)は、ドローン、および、携帯電話、または、携帯情報機器(130、140、150)を介して少なくとも一人ユーザーの位置を監視できるGPSレシーバー・モジュールの形態であってよい。
図3に、アプリケーション・サーバー(110)、または、データベース・サーバー(120)などのサーバーの電子的構成要素の概略ブロック図を示す。例として、マイクロプロセッサー(111)、メモリー(112)、マス・ストレージ(113)、パワー・サプライ(114)、入出力ポート(115)、そして、トランシーバー(116)が示される。これらのすべての電子的構成要素はマザーボード(117)を介して電子的に通信可能なように結合される。そして、パワー・サプライ(114)が、マザーボード(117)を介してマイクロプロセッサー(111)、メモリー(112)、マス・ストレージ(113)、入出力ポート(115)、および、トランシーバー(116)に電力を供給する。さらに、マイクロプロセッサー(111)は、メモリー(112)からデータまたは情報を提供されるように構成されるか、または、トランシーバー(116)からデータを提供されるように構成される。マイクロプロセッサー(111)は、ユーザーがキーボードからタイプするなどの方法により、入出力ポート(115)からデータを提供されてもよい。マイクロプロセッサー(111)が一連の命令を受信するとプロセッサー(111)が図6に示したプロセスを開始する。
図4に携帯電話(130)などの携帯情報機器の概略ブロック図を示す。本図は、マイクロプロセッサー(131)、メモリー(132)、マス・ストレージ(132)、パワー・サプライ(134)、入出力ポート(135)、トランシーバー(136)を示す。ここで、トランシーバーは、Wi-Fiトランシーバー、GPSサーキット(137)、ビデオ・サーキット(138)、または、セルラー・トランシーバー(139)であってよい。これらのすべての構成要素はマザーボード(141)に結合されており、構成要素はマザーボード(141)を介してパワー・サプライ(134)から電力を供給される。メモリー(132)は、短期またはRAMタイプのメモリーとして構成されている。マス・ストレージ・デバイス(1333)はROMタイプのメモリーを保存するためのハードドライブである。加えて、Bluetoothトランシーバー(136a)が備えられていてもよい。Bluetoothトランシーバーは、ドローン上、他の携帯情報機器上、または、他のコンピューター上のBluetoothトランシーバーと無線でやり取りできる構成されていてよい。
さらに、ビデオ・サーキット(138)がビデオ・スクリーン(142)と通信し、マザーボードから提供された情報をビデオ・スクリーン(142)に表示するよう受け渡してもよい。さらに、マイクロプロセッサー(131)メモリー(132)から、プログラムまたは一連の命令群と対応付けられた命令を受信してもよい。たとえば、マイクロプロセッサー(131)はストロボライトまたはパターン化された光信号などのコード化された短距離信号を開始するようマイクロプロセッサー(131)に命令する命令群を受信してよい。
図5は、レイアウト(230)に示したドローン(30)などのドローンの構造を示す概略ブロック図である。例として、マイクロプロセッサー(231)、メモリー(232)、マス・ストレージ・デバイス(233)、パワー・サプライ(234)、入出力ポート(235)、トランシーバー(236)、および、GPS回路(237)が図示されている。これらのすべての構成要素はマザーボード(241)に結合されている。さらに、ライト(238)とカメラ(239)がマザーボード(241)に結合されている。カメラ(239)は、携帯電話または携帯情報機器(130)などからのストロボや信号を読み取るよう構成されている。カメラ(239)によって記録された信号はメモリー(232)を介してマイクロプロセッサー(231)に提供され、信号が解読され、その特定の信号を発信する携帯機器を持つユーザーの識別のために使用される。さらに、ライト(238)は、通信のために携帯機器に向けて信号を発信するよう構成される。加えて、ドローンは、ドローンとユーザーの距離を測定するための距離測定センサー(242)を備えていてよい。
さらに、センサーを通じて、ドローンは定常的に地表との距離を測定する。ドローンのGPSにより得られた地表との距離が、別の測定システムから得られた地表との距離よりもはるかに大きい場合には、ドローンは高度をセンサー(242)などの別の測定システムから得られた高度に修正し、飛行監督者に警告を送信する。または、一時的に、セル・タワーの三角測量により位置を測定するモードに入ってもよい。または、手動運転モードに切り替わり、飛行を監督する遠隔地の運転者が操縦するようにしてもよい。
制御センターとの接続、または、携帯電話網との接続が切断された場合、または、傾向信号がドローンに送信された場合には、ドローンは脱出行動を取ることができ、急速に上昇し、プログラム化された方法で現在地点から急速に離れる。接続が再確立した後に、GPSによる高度と測定センサーによる高度が同等である場合には、ドローンは通常運用モードに戻り、制御センターのオペレーターはドローンの次の行動を決定できる。
図6に、ドローン、データ・ネットワーク、および、携帯電子機器間の通信プロセスを示す。ドローンはドローン(30)であってよい。データ・ネットワークはデータ・ネットワーク(40)と呼び、少なくともアプリケーション・サーバー(110)とデータベース・サーバー(120)とから構成される。携帯電子機器は、携帯電話、または、携帯情報機器(130)の形態であってよい。例として、システムはユーザーがサーバーにログインすることで開始する(S201)。ユーザーがログインすると、アプリケーション・サーバー(110)などのサーバーにより識別される。次に、ユーザーは商品を検索する(S202)。商品は購買、および、配達の対象となる任意の商品であってよい。次に、ユーザーは商品を購入して、支払いを行なってよい(S203)。次に、ユーザーは商品の配達のための場所を提供してよい(S204)。
次に、システムはプライベートの認証キーを生成してよい(204a)。このプライベートの認証キーは、十六進数、若しくは、電子的またはデジタルのコードであってよい。次に、キーはメモリー(232)などのドローンのメモリーに保存されてよい。次に、キーはスマートフォン・アプリケーションに送信されて、スマートフォンにダウンロードされてよい(204c)。
次に、システムは将来の配達に備えてドローンに商品を載せてよい(S205)。次に、システムはユーザーに配達の時刻、日付、および、場所を通知してよい(S206)。この通知は、電子メール、テキストメッセージ、電話発信、または、他のタイプの自動化メッセージング・システムによって行なってよい。次に、システムはドローンの飛行を開始し(S207)、ドローンが配達地点に移動して商品を配達できるようにする(S207a)。ドローンが飛行中に(S207b)に、ドローンは距離センサー(242)を使用して他の物体との距離を測定してもよい。ドローンの高度が所定より低い場合、または、他の物体に近づいた場合には、ドローンを制御するユーザーはドローンの位置と飛行経路を修正することができる。
ドローンが目的地に至る前、至る途中、または、至った後に、ユーザーまたはシステムはユーザーの携帯機器のアプリケーションを開いてよい(S208)。次に、システムはユーザーに商品がドローンによって配達中であることを示すメッセージを送信してよい(S209)。次に、ユーザーは自分の携帯機器を提示する(S210)。次に、配達地点がシステムにより決定される(210a)。この決定プロセスは図7および図8に詳細に示されている。
さらに、キーが、可視光または不可視光の通信方法によりユーザーのスマートフォンのフラッシュライトを介してドローンのカメラに伝えられてもよい(211)。この信号は保存されているキーと比較される。この短距離または短期間の信号(S211a)は任意のタイプの信号であってよいが、少なくとも一つの実施例では光の形態である。光は、ユーザーを識別するため、および、着陸地点、または、少なくともユーザーの携帯電子機器の場著を識別するために十分であるパターンのストロボライトの形態であってよい。上述のとおり、このパターンはユーザーのスマートフォンのフラッシュライトまたはディスプレイを使用して生成される。次に、ドローンはスマートフォンからドローンのカメラまたは光センサーに送信された信号を比較する(211b)。
信号が合致した場合、ドローンは接続する(211c)。しかし、ドローンが信号を受信しない場合、または、キーが合致しない場合には、ドローンはしばらくの間ホバリング状態で位置を維持し、Wi-Fi、Bluetooth、または、同様の無線通信、若しくは、光通信による接続を待つ(211c)。
代替の方法として、ドローンは携帯通信機器で読み取るために信号を送り返してもよい(211d)。スマートフォンなどの携帯通信機器がこの信号を受信し、確認すると、ドローン商品を配達することを命じる信号を送信する(211e)。次に、バッテリーが消耗し始めた時には、ドローンは基地に戻る(211f)。
少なくとも一つの実施例では、着陸地点は、光発信器を上面に向け、識別キーを送信するスマートフォンを地面に置くことにより決定される。この方法により、ユーザーはドローンの着陸に安全な地点を指定する。ドローンはスマートフォンを傷つけることなく安全に着陸する。
代替の方法として、ドローンとスマートフォンが接続されており、受信したキーと保存されたキーが同一の場合には、ドローンは商品と共に着陸する(212)。
次に、着陸により、ドローンは商品を配達できる(S213)。商品が配達されるとドローンは基地に戻る(S214)。
今までのプロセスの記載ではドローン(30)を配達手段としてきた。記載においてドローン(30)と書かれた部分は、無人飛行体または自動運転車を意味する「配達手段」という用語と置き換えてもよい。
短距離信号と記載された部分は、すべてデータ・ネットワーク(40)に置き換えてもよい。
図8A、および、ステップ801における住所という記載は「配達地点」を意味してよい。
図6Aに一つの実施例に係るプロセスを示す。例示として、ユーザー(50)(受取手)がなんらかの商品を注文する(A101)。後に、商品が小包として配達手段に積載され、認証が成功した後(A107)に、ユーザー(50)の元に運ばれ、配達される(A109)。小包は、注文された商品の一部を成す一つ以上の商品を含んでいても、注文された全商品を含んでいてもよい。ユーザー(50)は、配達先を提供すると共に自身の個人情報を提供する(A102)。注文された商品支払いのステップ(A108)は、小包の物理的配達の前の任意のステップにおいて行なってよい。注文が確認されると、ユーザー(50)は配達の日付と時刻を通知される。ユーザー(50)は、配達条件の確認または更新を行なう。認証キーは配達手段に提供され(A104)、ユーザーが注文した商品の小包が配達手段に積載され、配達地点に送られ(A103)る。ユーザー(50)に配達手段のIDなどの識別子などの配達に係る詳細情報を通知してもよい。配達手段が配達地点に向かっていることがユーザーに通知される。配達手段が目的地に到着するとユーザー(50)(受取手)の認証を待つ。ユーザー(50)はキー照合により認証される(A106)。キー照合の認証手続は、図6B、図6C、および、図6Dで記述された3つの方法のいずれかで行なってよい。キー照合によりユーザー(50)の認証が成功すると(A107)、小包が配達される(A109)。配達手段が、ドローンである場合には、着陸し、小包をリリースする。自動運転車の場合には、小包は単に鍵のかかった社内に置かれていてもよい。配達手段が自動運転車の場合には、ユーザーの小包が入った特定のコンテナーを解錠する。自動運転車は、複数のユーザー(受取手)向けの小包の複数の独立したボックスを含んでいてもよい。ユーザーの認証が成功した場合には、その認証されたユーザー向けに送られた小包を含むボックスが解錠される。
認証キーは、デジタル情報、文字列、QRコード、バーコード、エンコードされたデジタル情報、または、生体認証データなどの複数のフォーマットで表現されていてよい。キーが生体認証データにより表現されている場合には、キーの転送はユーザーの指紋、顔、虹彩などの生体認証データを読み取ることにより行なわれる(A105)。キーが物理的記憶媒体に保存されている場合には、キーの転送は、USBキー、メモリーカード、CD、DVD、ブルーレイ、光スキャナー、カメラなどの対応するインターフェースを通じてストレージメディアを読むことにより行なわれる。キー照合プロセス(A106)は、図6Bに示したように、ユーザーの携帯電子機器(130)によって配達手段上のキーを読み取り、情報をリモート・サーバーに送ることによって行なってよい。
(図6B)配達手段に提供されたキー(B101)は、ユーザーの携帯電子機器(130)によって読み取られ(B102)、リモート・サーバーに送られる(B103)。キー照合(B104)は、遠隔地で行なわれ、その結果が配達手段に送信されてもよい。あるいは、キーが遠隔地から配達手段に送信され、そこでキー照合のプロセス(B104)が行なわれてもよい。キー照合が成功する(B105)と、小包はユーザー(50)に送られる(B105)。
ステップA106、B104、C104におけるキー照合は、配達手段上、ユーザーの電子機器(130)上、または、遠隔地の他の場所で行なわれてよい。キーはそれ自身によって表現されていてもよく、キーが一回以上処理、転送、または、その両方を適用され、処理ズムの情報がキーとして見なされるようにしてもよい。
図6Cは、別のキー照合プロセスを示す。キー情報が配達手段に送信または保存され、(C101)、ユーザーの電子機器(130)にも送られる(C102)。そして、これらの2つのキー/情報が送信され(C103)、ユーザーの機器(103)上、遠隔地、または、配送手段上のキー照合プロセスで比較される(C104)。キー照合が成功すると(C105)、配達が行なわれる(C106)。
(図6D)キーがユーザーの携帯機器に提供され(D101)、配達手段に転送または提供され(D102)、遠隔地に送信される(D103)。キーは遠隔地(サーバー)から配達手段またはユーザーの携帯機器に戻される(D104)。キー照合(D105)は、遠隔地、配達手段、または、ユーザーの携帯機器で行なわれてよく、キー照合の結果は配達手段に送られる(D105)か、または、キーが配達手段に送信され、そこでキー照合のステップ(D105)が実行されてよい。キー照合が成功すると(D106)、小包はユーザー(50)に配達される(D107)。
図7に携帯情報機器を持ったユーザーの位置を提供するプロセスを示す。例示として、ユーザーと携帯電話などのデバイスの正確な位置とドローンの位置が測定される。システムは多様なサービスを利用してユーザーの位置を識別できる。たとえば、システムは、三角測量(S702a)により、GPSロケーションにより(S702b)、Wi-Fiロケーションにより(S702c)、または、可視光の位置により(S702d)位置を把握してよい。三角測量による位置測定は複数の携帯電波塔(25、27)の信号により行なわれる。三角測量は、ユーザーの機器などの機器の位置を把握するために少なくとも3つのセルラー・タワーにより行なわれる。ユーザーの機器(130)はGPRS、CDMA、LTEチップを備えていてよく、このチップを介してシステムに位置を提供する。逆に、ドローン(30)が携帯電話を備え、この三角測量の信号を提供してもよい。このデバイスの位置は衛星通信を含むGPS通信システム(20)を介したGPS信号によって測定してもよい。代替の方法として、この追跡はWi-Fi ネットワークを通じて行なってもよい。ここで、ユーザーは近隣のWi-Fi ネットワークにより携帯機器(130)の場所をピンポイントで指定できる。デバイスがドローンである場合には、ユーザーはドローンにWi-Fiネットワークのアクセスを許してよい。代替の方法として、可視光をドローン(30)またはユーザーの携帯機器(130)から投射し、一方が他方の位置を把握できるようにすると共にユーザーの認証を行なうようにしてもよい。
図8に、より逐次的なコロケーションのプロセスを示す。ユーザーのデバイスは三角測量により位置を測定され(S702a)、次に、GPSによって位置を測定され(S702b)、次に、Wi-Fiによって位置を測定され(S702c)、次に、可視光によって位置を測定される(S702d)。少なくとも一つの実施例では、デバイスの接続または認証は、ドローンとユーザーの携帯機器のハンドシェイク・キー方式により、Wi-FiからWi-Fiの接続によって行なわれる。次に、システムは上記の逐次的ステップと同様にしてドローンの位置を測定してよい。最後に、両デバイスの位置が測定されると、ユーザーは商品を配達させるための地域の制御権を獲得する(S706)。たとえば、ユーザーは、地図上で示す、または、携帯機器(130)を地面に置くことにより示した特定のピンポイント地点にドローンが商品を落とせるよう、携帯機器(130)を通じてガイドとなる地点を提供してよい。ドローンは電子機器と位置測定のためのハンドシェイク通信を確立しているため、ドローンは機器の位置を迅速に把握し、携帯電子機器上に着陸できる。
図8Aに、ユーザーをドローンと接続する代替の方法を示す。たとえば、ユーザーが注文を行なう時に配達先住所を提供し(801)、最終的には注文中にブラウザーの地図上の正確なGPSを指定する(802)。GPS座標が提示されない場合には、配達先住所に対応する大まかなGPS座標が地図またはデータベースから取得される(803)。次に、ユーザーは正確な場所の提供を求められる。これは、ユーザーが着陸地点に立った時にスマートフォンのアプリによって行なわれてよい。ユーザーは正確な場所を確認し、とGPS座標がサーバーに送られる(804)。ユーザーが配達地点にいられない場合には、スマートフォンのアプリまたはウェブブラウザー上の地図で着陸地点を指定してもよい(805(省略可))。次に、ユーザーは商品を購入する(806)。ドローンは商品を配達するために送られる(807)。ドローンが配達途中にも、同様に、ユーザーはスマートフォンで開いたアプリケーション(808)で着陸地点を更新できる。次に、商品はユーザーに配達される(809)。このステップは、位置の指定およびユーザーの認証のための図8に示した任意のステップを含んでいてよい。
今までの説明で、商品を制御された形でユーザーに正確に配達する制御のシステムとプロセスが示された。
したがって、本発明の少なくとも一つの実施例が図示され説明されたが、本願発明の多くの修正および変更を、この発明の範囲と精神とから外れることなく実施できることは明白である。