JP2011074823A - オイルパン構造 - Google Patents

オイルパン構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2011074823A
JP2011074823A JP2009226709A JP2009226709A JP2011074823A JP 2011074823 A JP2011074823 A JP 2011074823A JP 2009226709 A JP2009226709 A JP 2009226709A JP 2009226709 A JP2009226709 A JP 2009226709A JP 2011074823 A JP2011074823 A JP 2011074823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
deep
wall portion
oil pan
shallow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009226709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4888746B2 (ja
Inventor
Jun Nakajima
純 中島
Kenya Ishii
賢也 石井
Toshihiro Yamane
敏浩 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2009226709A priority Critical patent/JP4888746B2/ja
Priority to US12/862,106 priority patent/US8567566B2/en
Publication of JP2011074823A publication Critical patent/JP2011074823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4888746B2 publication Critical patent/JP4888746B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • F01M2011/0008Oilsumps with means for reducing vibrations
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • F01M2011/002Oilsumps with means for improving the stiffness
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/0004Oilsumps
    • F01M2011/0033Oilsumps with special means for guiding the return of oil into the sump

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】軽量化を図りつつ、底壁部の面剛性を向上させることが可能なオイルパン構造を提供する。
【解決手段】複数の気筒を備えたエンジン1本体の下部に取り付けられ、常時オイルを溜める底壁部10が平面視で気筒列方向に略長方形であり、この底壁部10の周囲が長手方向に延びる長辺側壁部21a,21bと短手方向に延びる短辺側壁部22a,22bとにより囲われた車両用エンジンのオイルパン構造において、底壁部10は、オイル汲み上げ部位となり平面視で略中央に位置する深底エリア11と、この深底エリア11より浅い浅底エリア14と、深底エリア11と浅底エリア14とを接続する上下方向に延びる接続壁部15と、を有し、浅底エリア14が、深底エリア11に対して少なくとも長手方向又は短手方向の両側に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明はオイルパン構造に関し、特に車両のエンジン本体の下部に設けられたオイルパン構造に関する。
車両用エンジンの本体下部に配置されるオイルパンは、例えば特許文献1に記載されているように、平面視で気筒列方向に延びる略長方形状の底壁部を有している。このオイルパンでは、底壁部の一方側に深底部が設けられ、他方側に浅底部が設けられている。そして、深底部及び浅底部のそれぞれの内面に複数の補強リブが設けられていると共に、浅底部の外面にも補強リブが設けられている。このように、一般的にオイルパン構造では、多数の補強リブを底壁部に設けることにより、面剛性を向上させると共に、膜振動を低減している。
特開2009−144639号公報
しかしながら、上記オイルパン構造では、補強リブが多数設けられているために、底壁部の面剛性を高めることができるが、オイル交換に手間が掛かる上、オイルパンの重量が増加してしまうという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、オイルパンの軽量化を図りつつ、底壁部の面剛性を向上させることが可能なオイルパン構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の気筒を備えたエンジン本体の下部に取り付けられ、常時オイルを溜める底壁部が平面視で気筒列方向に略長方形であり、この底壁部の周囲が長手方向に延びる長辺側壁部と短手方向に延びる短辺側壁部とにより囲われた車両用エンジンのオイルパン構造において、底壁部は、オイル汲み上げ部位となり平面視で略中央に位置する深底エリアと、この深底エリアより浅い浅底エリアと、深底エリアと浅底エリアとを接続する上下方向に延びる接続壁部と、を有し、浅底エリアが、深底エリアに対して少なくとも長手方向又は短手方向の両側に位置していることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、底壁部を分断して、平坦面にすることができる深底エリア及び浅底エリアにエリア分割し、これら両エリアを補強リブの機能を果たす上下方向に延びる接続壁部により連続させることで、オイルパンの厚さを厚くしたり内リブを多用したりしなくても、面剛性を向上させると共に膜振動レベルを小さくできる。さらに、深底エリアの少なくとも長手方向又は短手方向の両側に浅底エリアを配置することで、旋回時,加速時及び制動時等におけるエンジンオイルの偏りを抑制して、深底エリアにおける油面高さを高く維持することができる。
また、本発明において好ましくは、深底エリアから平面視で長手方向の両側に延びる深底延長エリアと、この両深底延長エリアから平面視で短手方向の少なくとも一方側に延びる深底再延長エリアと、を有している。このように構成された本発明においては、深底延長エリアからさらに延びるように深底再延長エリアが設けられているので、これらエリアと浅底エリアを連続する接続壁部の長さが延長される。これにより、底壁部の面剛性をより高めることができる。
また、本発明において好ましくは、深底再延長エリアが、深底エリアを挟んで平面視で対角状に位置するように深底延長エリアから延びており、深底エリア,深底延長エリア及び深底再延長エリアと、浅底エリアとを接続する接続壁部が、平面視で略L字状に延びている。このように構成された本発明においては、接続壁部が底壁部においてL字状に延びることで、底壁部の面剛性をより高めることができる。
また、本発明において好ましくは、深底エリアから平面視で長手方向及び短手方向の両側に十文字状に延びる深底延長エリアを有し、浅底エリアが各深底延長エリアの外側に位置している。このように構成された本発明においては、略L字状の接続壁部が深底エリアの周囲に配置されるので、底壁部の面剛性をより高めることができる。
また、本発明において好ましくは、短辺側壁部と底壁部とは内方に窪む段差壁部で連続している。このように構成された本発明においては、内方に窪む段差壁部を設けることで、オイルパン内の内空間をそれ程犠牲にすることなく、油面高さをより高く維持することができる。
また、本発明において好ましくは、底壁部,長辺側壁部及び短辺側壁部は、軽合金による鋳造により形成されている。このように構成された本発明においては、軽合金による鋳造で形成することで、オイルパン構造全体の軽量化を図ることができると共に、製造コストを低減することができる。
本発明のオイルパン構造によれば、オイルパンの軽量化を図りつつ、底壁部の面剛性を向上させることができる。
本発明の実施形態における車両用エンジンの側面図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの斜視図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの平面図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの底面図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの右側面図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの端面図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの端面図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの改変例を示す図である。 本発明の実施形態におけるオイルパンの改変例を示す図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。まず、図1乃至図7を参照して、本発明の実施形態によるオイルパン構造の構成を説明する。
図1は、車両のエンジンルーム内に搭載された本実施形態における多気筒車両用エンジン1を車両後方から見た模式図である。本実施形態では、エンジン1は、車両のエンジンルーム内に横置きされ、エンジン前方が車両側方(本例では車両右方向)を向くように構成されている。
図1に示すように、気筒列方向がエンジン前後方向を向くように構成されたエンジン1は、シリンダブロック2と、このシリンダブロック2の上部に取り付けられたシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の下部に取り付けられたオイルパン4とを備えている。また、エンジン1の前方(車両右方),後方(車両左方)には、それぞれフロントカバー5,変速機ケース6が取り付けられている。
図2乃至図5に示すように、オイルパン4は、エンジン前後方向寸法の方が幅方向寸法よりも長く、平面視で略長方形をなしている。本実施形態のオイルパン4は、軽合金(例えばアルミニウム合金)を鋳造することにより一体形成されている。これにより、本実施形態のオイルパン4では、音放射抑制、軽量化及びコスト低減を図ることができる。
オイルパン4は、常時エンジンオイルを溜める平面視で略長方形状の底壁部10と、底壁部10を囲うように上方に延びる側壁部20とを有している。
側壁部20は、長手方向(エンジン前後方向)に延びる一対の長辺側壁部21a,21bと、短手方向(エンジン幅方向)に延びる一対の短辺側壁部22a,22bとを備えている。側壁部20の上方端部には、シリンダブロック2と接合するためのシリンダブロック取付用フランジ20aが形成されている。また、図5に示すように、短辺側壁部22のうちエンジン前方側の短辺側壁部22aには、フロントカバー取付用フランジ部20bが形成されている。さらに、図2に示すように、短辺側壁部22のうちエンジン後方側の短辺側壁部22bには、変速機ケース取付用フランジ部20cが形成されている。
底壁部10は、平面視で矩形状の底壁部10の略中央に位置し、オイル汲み上げ部位となる深底エリア11と、この深底エリア11より浅い浅底エリア14とを有している。さらに、底壁部10は、深底エリア11から平面視で長手方向のエンジン前方及びエンジン後方の両側にそれぞれ延びる深底延長エリア12a,12bと、この両深底延長エリア12a,12bから平面視で短手方向の車両前方及び車両後方にそれぞれ延びた深底再延長エリア13a,13bとを有している。
深底エリア11,深底延長エリア12a,12b及び深底再延長エリア13a,13bと、浅底エリア14a,14bとは、上下方向に延びる接続壁部15によって連続するように接続されている。本実施形態では、深底エリア11、深底延長エリア12a,12b、深底再延長エリア13a,13bが段差無く連続して形成されている。これらのエリアは、同一平面を形成するように構成されるのが好ましく、この平面は水平面であってもよいし、傾斜面であってもよい。
本実施形態では、深底エリア11、深底延長エリア12a,12b、深底再延長エリア13a,13bが上記のように配置されているため、浅底エリア14a,14bは、深底エリア11を挟んで底壁部10において対角状の2箇所に位置している。
このため、接続壁部15は、底壁部10の2箇所において、平面視で略L字状に延びている。詳しくは、車両前側に位置する接続壁部15aと、車両後側に位置する接続壁部15bが形成されており、それぞれエンジンの長手方向に延びる部位と、エンジンの幅方向に延びる部位が略90度の角度で連結された構成となっている。
また、オイルパン4内には、フィルタ内蔵のオイルストレーナ30が配置されている。オイルストレーナ30の吸込側端部30aの先端部分は深底エリア11に位置しており、吸込側端部30aは深底エリア11から斜め方向に立ち上がるように配置されている。
浅底エリア14aには、吸込側端部30aとの干渉を避けるため、浅底エリア14aの一部に凹部18が設けられている。この凹部18内に吸込側端部30aが嵌まり込むように配置されている。
なお、本実施形態では、凹部18により、接続壁部15aの一部が切り欠かれたように構成されているが、これに限らず、凹部18を設けることなくオイルストレーナ30を配置することにより、接続壁部15aの一部が切り欠かれないように構成してもよい。
また、短辺側壁部22a,22bと底壁部10との接続部位には、それぞれオイルパン4の内方に窪むように段差壁部16a,16bが形成されている。
さらに、底壁部10から上方に向けてバッフルプレート(図示せず)を取り付けるための取付用ボス部19が4箇所に形成されている。これらは、オイルストレーナ30との干渉を避けるように形成されている。
次に、図6及び図7に基づいて、本実施形態の底壁部10の断面形状について説明する。図6,図7は、それぞれオイルパン4のエンジン長手方向,幅方向の端面図である。
図6(A)は、浅底エリア14a及び凹部18を含む位置での長手方向の端面図であり、図中、左側に浅底エリア14aが位置し、浅底エリア14の右側に深底再延長エリア13aが位置している。浅底エリア14aと深底再延長エリア13aとは、上下方向に延びる接続壁部15aによって接続されている。なお、図6(A)に示した位置では、接続壁部15aには、取付用ボス部19の一部が連続している。さらに、深底再延長エリア13aは、段差壁部16aを介して短辺側壁部22aに接続されている。
図6(B)は、オイルパン4の幅方向の略中央部位での長手方向の端面図であり、浅底エリア14を含んでいない。図6(B)に示すように、オイルストレーナ30の吸込側端部30aの先端部分が、深底エリア11の底面付近に位置しており、深底エリア11がオイル汲み上げ部位となっている。深底延長エリア12a,12bは、それぞれ段差壁部16a,16bを介して短辺側壁部22a,22bに接続されている。
図6(C)は、浅底エリア14bを含む位置での長手方向の端面図であり、図中、左側に深底再延長エリア13bが位置し、深底再延長エリア13bの右側に浅底エリア14bが位置している。深底再延長エリア13bと浅底エリア14bとは、上下方向に延びる接続壁部15bによって接続されている。さらに、深底再延長エリア13bは、段差壁部16bを介して短辺側壁部22bと接続され、浅底エリア14bは、段差壁部16aを介して短辺側壁部22aに接続されている。
図7(A)は、浅底エリア14aを含む位置での短手方向の端面図であり、図中、上側に浅底エリア14aが位置し、中央部に深底延長エリア12bが位置し、下側に深底再延長エリア13bが位置している。浅底エリア14aと深底延長エリア12bとは、上下方向に延びる接続壁部15aによって接続されている。
図7(B)は、浅底エリア14bを含む位置での短手方向の端面図であり、図中、上側に深底再延長エリア13aが位置し、中央部に深底延長エリア12aが位置し、下側に浅底エリア14bが位置している。深底延長エリア12aと浅底エリア14bとは、上下方向に延びる接続壁部15bによって接続されている。
次に、本実施形態のオイルパン構造の作用について説明する。
本実施形態のオイルパン4は、平面視で略長方形状の底壁部10を有しており、その長手方向及び短手方向の略中央部にオイル汲み上げ部位となる深底エリア11が設けられており、この深底エリア11から長手方向に深底延長エリア12a,12bがそれぞれ両側に延びている。
さらに、この深底延長エリア12a,12bからそれぞれ車両前方(エンジン左方),車両後方(エンジン右方)に延びるように深底再延長エリア13a,13bが設けられている。これら、深底エリア11、深底延長エリア12a,12b、深底再延長エリア13a,13bは、互いに底面が段差なく連続するように形成されている。
また、底壁部10のうち、深いエリア(深底エリア11、深底延長エリア12a,12b、深底再延長エリア13a,13b)以外の部位に、これらエリアよりも浅い浅底エリア14a,14bが深底エリア11の少なくとも長手方向又は短手方向の両側に設けられている。そして、深いエリアと浅いエリア(浅底エリア14a,14b)とが上下方向に延びる接続壁部15a,15bにより連続するように接続されている。
底壁部10の平面視矩形エリアを、上述のように深いエリアと浅いエリアに区分けすることで、膜振動を低減することができ、それぞれにおいて内リブを設けることなく底面を平面的に構成することができる。また、本実施形態では、両エリアを接続する接続壁部15が補強リブとして機能するため、これにより、底壁部10の面剛性を向上させることができる。そして、これら接続壁部15a,15bは、従来の内リブとは異なり、内側に部分的に突出する構成ではないので、重量が増加することもなく、さらに、構成が簡単であるので製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、浅底エリア14を設けている分だけ、深底エリア14における油面を高く保持することができる。また、本実施形態では、上記のように浅底エリア14a,14bが、オイル汲み上げ部位である深底エリア11の少なくとも長手方向又は短手方向の両側に位置している。または、特定的には浅底エリア14a,14bが、深底エリア11に対して対角状に位置している。このため、浅底エリア14a,14bは、エンジン前後方向及びエンジン左右方向において、深底エリア11の両側に位置するので、旋回時,加速時,制動時等にオイルパン4内でエンジンオイルがいずれの方向に偏った場合であっても、オイルストレーナ30の吸込側端部30aをオイル面より下に保持することができる。図6(B)は、車両が右旋回及び左旋回した場合の油面L1(右旋回時),L2(左旋回時)を示している。
また、本実施形態では、短辺側壁部22a,22bと底壁部10との接続部位に、オイルパン4の内方へ窪むように段差壁部16a,16bが設けられているため、内空間をさほど犠牲にすることなく、油面高さを高く維持することができる。また、このように、段差壁部16a,16bを設けることで、底壁部10の面剛性をより向上させることができる。
なお、本実施形態では、短辺側壁部22a,22bに沿って段差壁部が設けられているが、これに限らず、長辺側壁部21a,21bに沿って段差壁部を設けてもよい。
また、本実施形態では、接続壁部15a,15bがそれぞれ平面視で略L字状又は逆L字状に形成されているので、底壁部10の面剛性をより向上させることができる。
さらに、本実施形態では、浅底エリア14a,14bを対角状に配置し、これにより略L字状の接続壁部15a,15bも対角状に位置するので、エンジン前後方向での面剛性をバランスよく向上させることができると共に、膜振動を抑制することができる。
次に、図8及び図9に基づいて、本発明の改変例について説明する。
図8は、オイルパン4の模式的な平面図であり、底壁部10の各種分割形態を示している。図8の例においても、エンジン1は横置きされるものとする。また、図8及び図9の例においても、段差壁部を設けてもよい。
図8(A)は、深底エリア11から長手方向両側に深底延長エリア12a,12bが延びた構成であり、深底エリア11の短手方向両側には長手方向全体に沿って延びるように浅底エリア14a,14bが形成されている。なお、図8(A)では理解の容易のため各エリアを破線で区別している。これら深底エリア11,深底延長エリア12a,12bと、浅底エリア14a,14bとを連結するように接続壁部15a,15bが長手方向に沿って形成されている。
なお、図8(A)の例では、深底再延長エリアが設けられていないが、深底延長エリア12a,12bのいずれか一方又は双方から、短手方向のいずれか一方又は双方へ延びるように深底再延長エリアを設けてもよい。
図8(B)は、深底エリア11から短手方向両側に深底延長エリア12c,12dが延びた構成であり、深底エリア11の長手方向両側には短手方向全体に沿って延びるように浅底エリア14c,14dが形成されている。なお、図8(B)では理解の容易のため各エリアを破線で区別している。これら深底エリア11,深底延長エリア12c,12dと、浅底エリア14c,14dとを連結するように接続壁部15c,15dが短手方向に沿って形成されている。
なお、図8(B)の例では、深底再延長エリアが設けられていないが、深底延長エリア12c,12dのいずれか一方又は双方から、長手方向のいずれか一方又は双方へ延びるように深底再延長エリアを設けてもよい。
図8(C)は、深底エリア11から長手方向両側及び短手方向両側に十文字状に深底延長エリア12a,12b,12c,12dが延びた構成であり、浅底エリア14a,14b,14c,14dが底壁部10の四隅に形成されている。なお、図8(C)では理解の容易のため各エリアを破線で区別している。これら深底エリア11,深底延長エリア12a,12b,12c,12dと、浅底エリア14a,14b,14c,14dとを連結するように接続壁部15a,15b,15c,15dがそれぞれ略L字状に形成されている。
なお、図8(C)の例では、深底延長エリアが深底エリア11から長手方向及び短手方向の4方向に延びているが、これに限らず、いずれか一方向,いずれか二方向,いずれか三方向に延びるように形成してもよい。
以上にように底壁部10を深いエリアと浅いエリアに分割しても、これらを連結する接続壁部15が補強リブの役割を果たすので、全体として底壁部10の面剛性を向上させ、膜振動を低減することができる。
図9は、短手方向の一方側(この例ではエンジン後側)が浅底エリアよりも浅くなった突設部17が設けられている例を示している。このような突設部17が設けられた形態では、それ以外の主要部において本発明を適用して、深底エリア11,浅底エリア14等を形成することができる。
また、上記実施形態では、エンジン1を横置きにした例を示したが、これに限らず、エンジンを縦置きに配置してもよい。すなわち、エンジン1の長手方向が車両前後方向に沿うようにエンジン1を配置してもよい。このように配置されたオイルパン4においても、加速時,制動時及び旋回時において、エンジンオイルの偏りを抑制して、油面下に深底エリア11又はオイルストレーナ30の吸込側端部30aを配置することができる。
1 車両用エンジン
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 オイルパン
5 フロントカバー
6 変速機ケース
10 底壁部
11 深底エリア
12a−12d 深底延長エリア
13a,13b 深底再延長エリア
14,14a−14d 浅底エリア
15,15a−15d 接続壁部
16a,16b 段差壁部
17 突設部
18 凹部
19 取付用ボス部
20 側壁部
20a シリンダブロック取付用フランジ
20b フロントカバー取付用フランジ部
20c 変速機ケース取付用フランジ部
21a,21b 長辺側壁部
22,22a,22b 短辺側壁部
30 オイルストレーナ
30a 吸込側端部

Claims (6)

  1. 複数の気筒を備えたエンジン本体の下部に取り付けられ、常時オイルを溜める底壁部が平面視で気筒列方向に略長方形であり、この底壁部の周囲が長手方向に延びる長辺側壁部と短手方向に延びる短辺側壁部とにより囲われた車両用エンジンのオイルパン構造において、
    前記底壁部は、オイル汲み上げ部位となり平面視で略中央に位置する深底エリアと、この深底エリアより浅い浅底エリアと、前記深底エリアと前記浅底エリアとを接続する上下方向に延びる接続壁部と、を有し、
    前記浅底エリアが、前記深底エリアに対して少なくとも長手方向又は短手方向の両側に位置していることを特徴とするオイルパン構造。
  2. 前記深底エリアから平面視で長手方向の両側に延びる深底延長エリアと、
    この両深底延長エリアから平面視で短手方向の少なくとも一方側に延びる深底再延長エリアと、を有していることを特徴とする請求項1に記載のオイルパン構造。
  3. 前記深底再延長エリアが、前記深底エリアを挟んで平面視で対角状に位置するように前記深底延長エリアから延びており、
    前記深底エリア,前記深底延長エリア及び前記深底再延長エリアと、前記浅底エリアとを接続する前記接続壁部が、平面視で略L字状に延びていることを特徴とする請求項2に記載のオイルパン構造。
  4. 前記深底エリアから平面視で長手方向及び短手方向の両側に十文字状に延びる深底延長エリアを有し、前記浅底エリアが各深底延長エリアの外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のオイルパン構造。
  5. 前記短辺側壁部と前記底壁部とは内方に窪む段差壁部で連続していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のオイルパン構造。
  6. 前記底壁部,前記長辺側壁部及び前記短辺側壁部は、軽合金による鋳造により形成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のオイルパン構造。
JP2009226709A 2009-09-30 2009-09-30 オイルパン構造 Expired - Fee Related JP4888746B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009226709A JP4888746B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 オイルパン構造
US12/862,106 US8567566B2 (en) 2009-09-30 2010-08-24 Oil pan structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009226709A JP4888746B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 オイルパン構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011074823A true JP2011074823A (ja) 2011-04-14
JP4888746B2 JP4888746B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=43778883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009226709A Expired - Fee Related JP4888746B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 オイルパン構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8567566B2 (ja)
JP (1) JP4888746B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020153260A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 ダイハツ工業株式会社 自動車用内燃機関のオイルパン
JP2020153264A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 ダイハツ工業株式会社 自動車用内燃機関のオイルパン

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013018449A1 (de) * 2013-11-05 2015-05-07 Man Truck & Bus Ag Ölwanne und Achsträger mit einer schrägen Flanschfläche
JP6094893B2 (ja) * 2013-11-07 2017-03-15 本田技研工業株式会社 トランスミッションのオイルリザーバ構造
US9567880B2 (en) 2015-04-28 2017-02-14 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Oil pan assembly
US10865671B2 (en) 2015-04-28 2020-12-15 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Oil pan assembly
GB2562785A (en) * 2017-05-26 2018-11-28 Jaguar Land Rover Ltd A sump assembly, comprising a sump and a drive unit, and a vehicle comprising a sump
JP6998407B2 (ja) * 2020-01-07 2022-01-18 本田技研工業株式会社 オイルパン

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6378147A (ja) * 1986-09-22 1988-04-08 Daicel Chem Ind Ltd 光硬化発色性組成物
JP2004353507A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Petroliam Nasional Bhd エンジンにおけるオイルパン構造

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3024630C2 (de) * 1980-06-30 1984-06-14 M.A.N. Maschinenfabrik Augsburg-Nürnberg AG, 8500 Nürnberg Gehäuseteil an Verbrennungskraftmaschinen wie Ölwanne o.dgl.
JPS6378147U (ja) 1986-11-07 1988-05-24
JPH0874547A (ja) * 1994-09-05 1996-03-19 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のオイルパン装置
JP3129129B2 (ja) * 1994-12-05 2001-01-29 スズキ株式会社 内燃機関のオイルパン
DE19746032C2 (de) * 1996-10-21 2001-02-01 Nissan Motor Ölwannenbaugruppe für Verbrennungskraftmaschine
AU2709199A (en) * 1998-03-27 1999-10-18 Tesma International Inc. Apparatus for die casting an internal passageway and a product manufactured therewith
US6183632B1 (en) * 1999-12-29 2001-02-06 Dana Corporation Arrangement for filtering liquid used in a device having a sump pan
MY137444A (en) * 2000-12-21 2009-01-30 Petroliam Nasional Berhad Oil pan for automobile engine
JP3823753B2 (ja) * 2001-03-22 2006-09-20 三菱ふそうトラック・バス株式会社 オイルパン
JP4267256B2 (ja) * 2001-07-25 2009-05-27 トヨタ自動車株式会社 オイルパン構造及びオイルパンセパレータ
US6796283B1 (en) * 2003-06-24 2004-09-28 Ford Global Technologies, Llc Oiling system for an internal combustion engine
DE102007023406A1 (de) * 2007-05-18 2008-11-20 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Ölwanne
JP4981642B2 (ja) * 2007-12-10 2012-07-25 三菱重工業株式会社 オイルパン構造及びこれを備えたエンジン
JP4853794B2 (ja) * 2007-12-17 2012-01-11 スズキ株式会社 エンジンのオイルパン構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6378147A (ja) * 1986-09-22 1988-04-08 Daicel Chem Ind Ltd 光硬化発色性組成物
JP2004353507A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Petroliam Nasional Bhd エンジンにおけるオイルパン構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020153260A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 ダイハツ工業株式会社 自動車用内燃機関のオイルパン
JP2020153264A (ja) * 2019-03-19 2020-09-24 ダイハツ工業株式会社 自動車用内燃機関のオイルパン
JP7248463B2 (ja) 2019-03-19 2023-03-29 ダイハツ工業株式会社 自動車用内燃機関のオイルパン

Also Published As

Publication number Publication date
JP4888746B2 (ja) 2012-02-29
US20110073062A1 (en) 2011-03-31
US8567566B2 (en) 2013-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4888746B2 (ja) オイルパン構造
JP5804210B2 (ja) 内燃機関のオイルパン
US8590668B2 (en) Construction machine with cab noise reduction device
JP2008024047A (ja) アンダーカバー
JP4853794B2 (ja) エンジンのオイルパン構造
JP5136244B2 (ja) エンジンの前部構造
JP6649422B2 (ja) 車両用ドア構造
JP2009185651A (ja) オイルパン
JP6332389B2 (ja) 車両の下部車体構造
JP5471368B2 (ja) 内燃機関のシリンダブロック
US20190152532A1 (en) Upper slewing body
JP6429364B2 (ja) 車両前部におけるダクトの固定構造
US11512616B2 (en) Oil pan structure for internal combustion engine
JP2009166713A (ja) 建設機械のタンク
JP2002366160A (ja) アンダカバー
JP2014122008A (ja) 車体の前部構造
JP5263375B2 (ja) アンダーカバー
JP2007022399A (ja) 建設機械のタンク
JP2008184924A (ja) エンジン
JP4356536B2 (ja) エンジンのオイルパン構造
JP2013096238A (ja) オイルパン構造
JPH0533721Y2 (ja)
JP2016211343A (ja) 建設機械の上部旋回体
JP5269650B2 (ja) エンジンブラケット
JP2021020482A (ja) パワーユニットカバー

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4888746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees