JP2011074237A - インナーライナー用ポリマー組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐空気透過性および隣接ゴムとの接着性に優れたインナーライナー用ポリマー組成物およびそれを用いた空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】インナーライナー用ポリマー組成物は、ポリマー成分が、スチレン−イソブチレン−スチレントリブロック共重合体99〜50質量%ならびに、スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体およびスチレン−イソブチレンジブロック共重合体の少なくともいずれかを合計で1〜50質量%を含む。
【選択図】図1

Description

本発明はインナーライナー用ポリマー組成物およびそれを用いた空気入りタイヤに関する。
近年、車の低燃費化に対する強い社会的要請から、タイヤの軽量化が図られており、タイヤ部材のなかでも、タイヤの内部に配され、空気入りタイヤ内部から外部への空気の漏れの量(空気透過量)を低減して耐空気透過性を向上させるはたらきをもつインナーライナーにおいても、軽量化などが行われるようになってきた。
現在、インナーライナー用ゴム組成物は、ブチルゴム70〜100質量%および天然ゴム30〜0質量%を含むブチル系ゴムを使用することで、タイヤの耐空気透過性を向上させることが行われている。また、ブチル系ゴムはブチレン以外に約1質量%のイソプレンを含み、これが硫黄・加硫促進剤・亜鉛華と相まって、隣接ゴムとの共架橋を可能にしている。上記ブチル系ゴムは、通常の配合では乗用車用タイヤでは0.6〜1.0mm、トラック・バス用タイヤでは1.0〜2.0mm程度の厚みが必要となるが、タイヤの軽量化を図るために、ブチル系ゴムより耐空気透過性に優れ、インナーライナー層の厚みをより薄くできるポリマーが提案されている。
特許文献1には、空気圧低下の抑制、耐久性の向上および燃費の向上を同時に実現することが可能な空気入りタイヤとして、天然ゴムおよび/または合成ゴムからなるゴム成分の100質量部に対して、下記の一般式(I)、
Figure 2011074237
(式中、mおよびnはそれぞれ独立して1〜100であり、xは1〜1000である。)で表されるエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体が15〜30質量部の範囲内で少なくとも含有されたインナーライナー用ゴム組成物をインナーライナー層に用いてなる空気入りタイヤが提案されている。しかし、特許文献1の技術においては、該ゴム組成物を用いたゴムシートの厚みは1mmであり、タイヤの軽量化という点で改善の余地がある。
特許文献2には、空気透過率の低いナイロンを用いてインナーライナー層を形成し、ゴム組成物であるタイヤ内面またはカ−カス層との接着性を向上させることのできる空気入りタイヤが提案されている。しかし、特許文献2の技術においては、ナイロンフィルム層を形成するために、ナイロンフィルムをRFL処理した後、ゴム組成物から成るゴム糊を接着する必要があり、工程が複雑化するという問題がある。
特開2007−291256号公報 特開平9−165469号公報
本発明は、耐空気透過性および隣接ゴムとの接着性に優れたインナーライナー用ポリマー組成物およびそれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、ポリマー成分が、スチレン−イソブチレン−スチレントリブロック共重合体99〜50質量%ならびに、スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体およびスチレン−イソブチレンジブロック共重合体の少なくともいずれかを合計で1〜50質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物である。
本発明に係るインナーライナー用ポリマー組成物において好ましくは、ポリマー成分が、さらにエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体1〜30質量%を含む。
本発明に係るインナーライナー用ポリマー組成物において好ましくは、スチレン−イソブチレン−スチレントリブロック共重合体がスチレン成分を10〜30質量%の範囲で含み、重量平均分子量が50,000〜400,000である。
本発明に係るインナーライナー用ポリマー組成物において好ましくは、スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体がスチレン成分を10〜30質量%の範囲で含み、重量平均分子量が100,000〜290,000である。
本発明に係るインナーライナー用ポリマー組成物において好ましくは、スチレン−イソブチレンジブロック共重合体が直鎖状であり、スチレンを10〜35質量%含み、重量平均分子量が40,000〜120,000である。
本発明に係るインナーライナー用ポリマー組成物において好ましくは、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体がエチレン成分を25〜50モル%の範囲で含む。
本発明はインナーライナー用ポリマー組成物を用いた空気入りタイヤである。
本発明によれば、耐空気透過性および隣接ゴムとの接着性に優れたインナーライナー用ポリマー組成物およびそれを用いた空気入りタイヤを得ることができる。
本発明の一実施の形態における空気入りタイヤの右半分を示す模式的断面図である。
<インナーライナー用ポリマー組成物>
本発明の一実施の形態において、インナーライナー用ポリマー組成物は、ポリマー成分が、スチレン−イソブチレン−スチレントリブロック共重合体(以下SIBSともいう)99〜50質量%ならびに、スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体(以下SISともいう)およびスチレン−イソブチレンジブロック共重合体(以下SIBともいう)の少なくともいずれかを合計で1〜50質量%含む。
<スチレン−イソブチレン−スチレントリブロック共重合体>
SIBSのイソブチレンブロック由来により、SIBSを含むポリマー組成物は優れた耐空気透過性を有する。したがって、SIBSを含むポリマー組成物をインナーライナーに用いた場合、耐空気透過性に優れた空気入りタイヤを得ることができる。
さらに、SIBSは芳香族以外の分子構造が完全飽和であることにより、劣化硬化が抑制され、優れた耐久性を有する。したがって、SIBSからなるポリマー組成物をインナーライナーに用いた場合、耐久性に優れた空気入りタイヤを得ることができる。
SIBSからなるポリマー組成物をインナーライナーに適用して空気入りタイヤを製造した場合、SIBSを含有させることにより耐空気透過性を確保するため、たとえばハロゲン化ブチルゴム等の、従来耐空気透過性を付与するために使用されてきた高比重のハロゲン化ゴムを使用しないか、使用する場合にも使用量の低減が可能である。これによってタイヤの軽量化が可能であり、燃費の向上効果が得られる。
ポリマー成分において、SIBSの含有量は99〜50質量%である。SIBSの含有量が50質量%以上であることにより、優れた耐空気透過性と耐久性を有するインナーライナーを得ることができる。またSIBSの含有量が99質量%以下であることにより、隣接ゴムとの接着性が優れたインナーライナーを得ることができる。耐空気透過性と耐久性がより良好になる点で、該含有量は90〜60質量%であることが好ましい。
SIBSの分子量は特に制限はないが、流動性、加工性、ゴム弾性などの観点から、GPC測定による重量平均分子量が50,000〜400,000であることが好ましい。重量平均分子量が50,000未満であるとゴム弾性が低下するおそれがあり、400,000を超えると流動性が悪くなり、加工性が悪化するおそれがあるため好ましくない。
SIBSは一般的にスチレン成分を10〜40質量%含む。耐空気透過性と耐久性がより良好になる点で、SIBS中のスチレン成分の含有量は10〜30質量%であることが好ましい。
該SIBSは、イソブチレンとスチレンのモル比(イソブチレン/スチレン)が、該共重合体のゴム弾性の点から40/60〜95/5であることが好ましい。SIBSにおいて、各ブロックの重合度は、ゴム弾性と取り扱い(重合度が10,000未満では液状になる)の点からイソブチレンでは10,000〜150,000程度、またスチレンでは5,000〜30,000程度であることが好ましい。
SIBSは、一般的なビニル系化合物の重合法により得ることができ、例えば、リビングカチオン重合法により得ることができる。
例えば、特開昭62−48704号公報および特開昭64−62308号公報には、イソブチレンと他のビニル化合物とのリビングカチオン重合が可能であり、ビニル化合物にイソブチレンと他の化合物を用いることでポリイソブチレン系のブロック共重合体を製造できることが開示されている。このほかにも、リビングカチオン重合法によるビニル化合物重合体の製造法が、例えば、米国特許第4,946,899号、米国特許第5,219,948号、特開平3−174403号公報などに記載されている。
該SIBSは分子内に芳香族以外の二重結合を有していないために、分子内に二重結合を有している重合体、例えばポリブタジエン、に比べて紫外線に対する安定性が高く、従って耐候性が良好である。さらに分子内に二重結合を有しておらず、飽和系のゴム状ポリマーであるにも関わらず、波長589nmの光の20℃での屈折率(nD)は、ポリマーハンドブック(1989年:ワイリ−(Polymer Handbook, Willy,1989))によると、1.506である。これは他の飽和系のゴム状ポリマー、例えば、エチレン−ブテン共重合体に比べて有意に高い。
<スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体>
SISのイソプレンブロックはソフトセグメントであるため、SISを含むポリマー組成物はゴム成分と加硫接着しやすい。したがって、SISを含むポリマー組成物をインナーライナーに用いた場合、該インナーライナーは、たとえばカ−カスやインスレ−ションを形成する隣接ゴムとの接着性に優れているため、耐久性に優れた空気入りタイヤを得ることができる。
ポリマー成分において、SISの含有量は、後述のスチレン−イソブチレンジブロック共重合体との合計で1〜50質量%である。SISおよびSIBの含有量の合計が1質量%未満であると、該ポリマー成分を含むインナーライナー用ポリマー組成物をインナーライナーに用いた場合、隣接ゴムとの接着性が低下するおそれがある。該含有量が50質量%を超えると、耐空気透過性が低下するおそれがある。該含有量はさらに5〜45質量%が好ましい。
SISの分子量は特に制限はないが、ゴム弾性および成形性の観点から、GPC測定による重量平均分子量が100,000〜290,000であることが好ましい。重量平均分子量が100,000未満であると引張強度が低下する恐れがあり、290,000を超えると押出加工性が悪くなるため好ましくない。
SIS中のスチレン成分の含有量は、粘着性、接着性およびゴム弾性の観点から10〜30質量%であることが好ましい。
該SISは、イソプレンとスチレンのモル比(イソプレン/スチレン)が、90/10〜70/30であることが好ましい。SISにおいて、各ブロックの重合度は、ゴム弾性と取り扱いの観点からイソプレンでは500〜5,000程度、またスチレンでは50〜1,500程度であることが好ましい。
SISは、一般的なビニル系化合物の重合法により得ることができ、例えば、リビングカチオン重合法により得ることができる。
<スチレン−イソブチレンジブロック共重合体>
SIBのイソブチレンブロックはソフトセグメントであるため、SIBを含むポリマー組成物はゴム成分と加硫接着しやすい。したがって、SIBを含むポリマー組成物をインナーライナーに用いた場合、該インナーライナーは、たとえばカ−カスやインスレ−ションを形成する隣接ゴムとの接着性に優れているため、耐久性に優れた空気入りタイヤを得ることができる。
ポリマー成分において、SIBの含有量は、前述のスチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体との合計で1〜50質量%である。SISおよびSIBの含有量の合計が1質量%未満であると、該ポリマー成分を含むインナーライナー用ポリマー組成物をインナーライナーに用いた場合、隣接ゴムとの接着性が低下するおそれがある。該含有量が50質量%を超えると、耐空気透過性が低下するおそれがある。該含有量はさらに5〜45質量%が好ましい。
SIBとしては、直鎖状のものを用いることがゴム弾性および接着性の観点から好ましい。
SIBの分子量は特に制限はないが、ゴム弾性および成形性の観点から、GPC測定による重量平均分子量が40,000〜120,000であることが好ましい。重量平均分子量が40,000未満であると引張強度が低下するおそれがあり、120,000を超えると押出加工性が悪くなるおそれがあるため好ましくない。
SIB中のスチレン成分の含有量は、粘着性、接着性およびゴム弾性の観点から10〜35質量%であることが好ましい。
該SIBは、イソブチレンとスチレンのモル比(イソブチレン/スチレン)が、90/10〜65/35であることが好ましい。SIBにおいて、各ブロックの重合度は、ゴム弾性と取り扱いの観点からイソブチレンでは300〜3,000程度、またスチレンでは10〜1,500程度であることが好ましい。
SIBは、一般的なビニル系化合物の重合法により得ることができ、例えば、リビングカチオン重合法により得ることができる。
たとえば、国際公開第2005/033035号には、攪拌機にメチルシクロヘキサン、n−ブチルクロライド、クミルクロライドを加え、−70℃に冷却した後、2時間反応させ、その後大量メタノールを添加して反応を停止させ、60℃で真空乾燥してSIBを得るという製造方法が開示されている。
<エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体>
ポリマー成分は、さらにエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体(以下EVOHともいう)を1〜30質量%の範囲内で含むことが好ましい。前記ポリマー成分中のエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体の含有量が1質量%未満であると、空気遮断性が低下するおそれがある。また、該含有量が30質量%を超えると、硬度が大きくなり、屈曲疲労性が低下するおそれがある。該含有量は、さらに5〜20質量%が好ましい。
該エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体は、下記の一般式(I)
Figure 2011074237
(式中、mおよびnはそれぞれ独立して1〜100であり、xは1〜1000である。)で表わされるエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体であることが好ましい。
該エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体のエチレン由来部位により、ポリマー成分中の他の配合剤との相溶性が良好に付与され、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体は未加硫ポリマーシート中に微細な分散サイズで存在することができる。一方、該エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体は、ビニルアルコ−ル由来部位の寄与により良好なガスバリア−性を有する。すなわち、本発明の一実施の形態においては、未加硫ポリマーシート中に、ガスバリア−性に優れるエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体が微細なサイズで島状に分散していることにより、タイヤのインナーライナー層が薄くされた場合でも良好なガスバリア−性が発現される。これによりタイヤの軽量化が可能であり、燃費の向上効果が得られる。
一般式(I)において、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体を構成するためにmおよびnは1以上とされる。一方、mおよびnがそれぞれ100以下であることにより、ポリマー成分中の他の配合剤との相溶性とガスバリア−性とが両立されたエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体が得られる。ポリマー成分中の他の配合剤との相溶性がより良好になる点で、mは、さらに5以上とされることが好ましい。また、ガスバリア−性がより良好になる点で、nは、さらに5以上とされることが好ましい。一方、ビニルアルコ−ル由来部位によるガスバリア−性の発現を損ない難い点で、mは、さらに95以下、さらに80以下とされることが好ましい。また、エチレン由来部位によるポリマー成分中の他の配合剤との良好な相溶性の発現を損ない難い点で、nは、さらに95以下、さらに80以下とされることが好ましい。
一般式(I)において、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体を構成するためにxは1以上とされる。一方、xが1000以下であることにより、未加硫ポリマーシートの作製時の混練性が確保され、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体が均一に分散された未加硫ポリマーシートが得られる。ポリマー成分中の他の配合剤との相溶性およびガスバリア−性が良好に発現される点で、xは、さらに10以上とされることが好ましく、混練性が良好である点で、xは、さらに500以下、さらに100以下とされることが好ましい。
一般式(I)で表されるエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体は、エチレン成分を25〜50モル%の範囲で含むことがポリマーとの相溶性の観点から好ましい。
一般式(I)で表されるエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体は、他の成分との共重合体とされた状態でポリマー組成物中に含有されても良く、この場合のエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体の含有量とは、一般式(II)で表される構造部分の含有量を意味する。
エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体の分子構造は、たとえば赤外吸収スペクトル(IR)や核磁気共鳴スペクトル(NMR)等により確認することができる。
<その他の配合剤>
本発明の一実施の形態において、インナーライナー用ポリマー組成物は、下記の一般式(II)、
Figure 2011074237
(式中、Rはアルキル基であり、pおよびqはそれぞれ独立して1〜100であり、zは1〜5である。)で表わされる相溶化剤をさらに含むことが好ましい。該相溶化剤は、ポリマー成分中のエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体と他の配合剤との相溶性をさらに高める作用を有する。一般式(II)中のpおよびqがそれぞれ1以上である場合、相溶化剤としての作用が良好であり、pおよびqがそれぞれ100以下である場合、ポリマー成分中での該相溶化剤の分散性が良好である。pはさらに5以上が好ましく、またさらに95以下、さらに80以下が好ましい。qはさらに5以上が好ましく、またさらに95以下、さらに80以下が好ましい。
一般式(II)中のzは、ブロック共重合体を構成するために1以上とされる。また、ポリマー成分中での該相溶化剤の分散性が良好である点で、zは5以下とされることが好ましい。zはさらに2以上が好ましく、またさらに4以下が好ましい。
一般式(II)で表される相溶化剤のポリマー組成物中の含有量は、0.1〜4.8質量%の範囲内とされることが好ましい。該含有量が0.1質量%以上である場合相溶化剤としての作用が良好に発現され、4.8質量%以下である場合、タイヤのインナーライナー層において機械強度等の基本性能が低下することを良好に防止できる。該含有量は、さらに0.5質量%以上、さらに1.0質量%以上、さらに1.5質量%以上とされることが好ましく、また、さらに4.3質量%以下、さらに3.8質量%以下、さらに3.4質量%以下とされることが好ましい。
ポリマー組成物は、その他の補強剤、加硫剤、加硫促進剤、各種オイル、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、カップリング剤などのタイヤ用または一般のポリマー組成物に配合される各種配合剤および添加剤を配合することができる。また、これらの配合剤、添加剤の含有量も一般的な量とすることができる。
<インナーライナー用ポリマー組成物の物性>
加硫後のインナーライナー用ポリマー組成物のショアA硬度は25〜75の範囲内であることが好ましい。該硬度が25以上である場合、インナーライナー用ポリマー組成物の機械強度が良好であり、75以下である場合、インナーライナー用ポリマーシートが硬くなり過ぎることによる耐久性の低下等を防止できる。該硬度はさらに40以上、さらに42以上、さらに45以上が好ましく、またさらに65以下、さらに60以下が好ましい。なお上記の硬度は、JIS K 6253「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さの求め方」にしたがって測定される値である。
インナーライナー用ポリマー組成物の比重は1.70以下であることが好ましい。該比重が1.70以下である場合、タイヤの軽量化による燃費の向上効果が良好である。該比重はさらに1.40以下、さらに1.20以下に好ましく設定される。
<インナーライナー用ポリマー組成物の製造方法>
インナーライナー用ポリマー組成物の未加硫物は、従来から公知の方法で製造することができ、たとえば上記各材料を所定の配合割合となるように秤量した後、オープンロール、バンバリーミキサー等のゴム混練装置を用いて、100〜250℃で5〜60分間混練する方法などがある。
<空気入りタイヤの構造>
本発明の一実施の形態における空気入りタイヤ1について図1を用いて説明する。
空気入りタイヤ1は、乗用車用、トラック・バス用、重機用等として用いることができる。空気入りタイヤ1は、トレッド部2とサイドウォール部3とビード部4とを有している。さらに、ビード部4にはビードコア5が埋設される。また、一方のビード部4から他方のビード部にわたって設けられ、両端を折り返してビードコア5を係止するカ−カス6と、該カーカス6のクラウン部外側の2枚のプライよりなるベルト層7とが配置されている。カーカス6のタイヤ半径方向内側には一方のビード部4から他方のビード部4に亘るインナーライナー9が配置されている。ベルト層7は、スチールコードまたはアラミド繊維等のコ−ドよりなるプライの2枚をタイヤ周方向に対して、コードが通常5〜30°の角度になるようにプライ間で相互に交差するように配置される。またカ−カスはポリエステル、ナイロン、アラミド等の有機繊維コ−ドがタイヤ周方向にほぼ90°に配列されており、カーカスとその折り返し部に囲まれる領域には、ビードコア5の上端からサイドウォール方向に延びるビードエーペックス8が配置される。
前記インナーライナー9の厚みは、良好な耐空気透過性とタイヤの重量軽減による燃費性能の向上の観点から、0.05〜0.5mmであることが好ましい。
<実施例1〜18、比較例1〜10>
(SIBの製造)
攪拌機付き2L反応容器に、メチルシクロヘキサン(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)589mL、n−ブチルクロライド(モレキュラーシーブスで乾燥したもの)613ml、クミルクロライド0.550gを加えた。反応容器を−70℃に冷却した後、α−ピコリン(2−メチルピリジン)0.35mL、イソブチレン179mLを添加した。さらに四塩化チタン9.4mLを加えて重合を開始し、−70℃で溶液を攪拌しながら2.0時間反応させた。次に反応容器にスチレン59mLを添加し、さらに60分間反応を続けた後、大量のメタノールを添加して反応を停止させた。反応溶液から溶剤などを除去した後に、重合体をトルエンに溶解して2回水洗した。このトルエン溶液をメタノール混合物に加えて重合体を沈殿させ、得られた重合体を60℃で24時間乾燥することによりスチレン−イソブチレンジブロック共重合体を得た。
(ポリマー組成物の製造)
表1に示す配合処方にしたがって、各種配合剤を2軸押出機(スクリュ径:φ50mm、L/D:30、シリンダ温度:220℃)に投入してペレット化した後、Tダイ押出機(スクリュ径:φ80mm、L/D:50、ダイリップ幅:500mm、シリンダ温度:220℃、フィルムゲ−ジ:0.3mm)にて未加硫インナーライナー用ポリマー組成物からなるインナーライナー用ポリマーシートを作製した。該ポリマーシートを用いて以下の試験を行った。
<剥離試験>
JIS K 6256「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−接着性の求め方」に準じて剥離試験を行った。はじめに、厚さ2mmの前記ポリマーシートおよび厚さ2mmのゴムシート(配合:NR/SBR/カーボンブラック=50/50/50)および補強キャンバス生地を、前記の順番で重ねて170℃の条件下で12分間加圧加熱することによって剥離用試験片を作製した。得られた試験片を用いて、剥離試験を行い、インナーライナーとゴムシートの接着力(IL/ケース)を測定した。試験片の大きさは25mm幅で、23℃の室温条件下で行った。得られた数値を比較例1を基準(100)として以下の計算式により剥離力指数を算出した。数値が大きいほど接着性に優れている。
(剥離力指数)=(各配合の接着力)/(比較例1の接着力)×100
結果を表1に示す。
<硬度>
JIS K 6253「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さの求め方」に準じて試験片を作製し、23℃の室温条件下で硬度を測定した。結果を表1に示す。
(タイヤの作製)
上記のインナーライナー用ポリマーシートを、タイヤのインナーライナー部分に適用して170℃で20分間プレス成形し、195/65R15サイズのタイヤを作製した。該タイヤを用いて静的空気低下率試験を行った。
<静的空気圧低下率試験>
195/65R15スチールラジアルPCタイヤをJIS規格リム15×6JJに組み付け、初期空気圧300Kpaを封入し、90日間室温で放置し、空気圧の低下率を計算する。結果を表1に示す。
<評価結果>
Figure 2011074237
(注1)SIBS:カネカ(株)社製の「シブスタ−SIBSTAR 102T」(ショアA硬度25、スチレン成分含量25質量%)
(注2)SIS:クレイトンポリマー社製の「D1161JP(スチレン成分含有量15質量%)」
(注3)SIB:上記(SIBの製造)で製造したもの(スチレン成分含有量15質量%)
(注4)EVOH:クラレ(株)社製の「エバール E105」(エチレン成分含有量44モル%)
(注5)クロロブチル:エクソンモービル(株)社製の「エクソンクロロブチル 1068」
(注6)フィラー:東海カーボン(株)社製の「シーストV」(N660、N2SA 27m2/g)
実施例1〜3は、ポリマー成分がSIBS95〜50質量%およびSIS5〜50質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。ポリマーとしてSIBSのみを使用した比較例2に比べて接着力が向上した。静的空気低下率も良好であった。
実施例4〜6は、ポリマー成分がSIBS95〜50質量%およびSIB5〜50質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。ポリマーとしてSIBSのみを使用した比較例2に比べて接着力が向上した。静的空気低下率も良好であった。
実施例7〜10は、ポリマー成分がSIBS90〜50質量%、SIS9〜20質量%およびEVOH1〜30質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。ポリマーとしてSIBSのみを使用した比較例2に比べて接着力が向上した。静的空気低下率も良好であった。
実施例11〜14は、ポリマー成分がSIBS90〜50質量%、SIB9〜20質量%およびEVOH1〜30質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。ポリマーとしてSIBSのみを使用した比較例2に比べて接着力が向上した。静的空気低下率も良好であった。
実施例15〜16は、ポリマー成分がSIBS80〜50質量%、SIS10〜25質量%、SIB10〜25質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。ポリマーとしてSIBSのみを使用した比較例2に比べて接着力が向上した。静的空気低下率も良好であった。
実施例17〜18は、ポリマー成分がSIBS85〜50質量%、SIS5〜20質量%、SIB5〜20質量%、EVOH5〜10質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。ポリマーとしてSIBSのみを使用した比較例2に比べて接着力が向上した。静的空気低下率も良好であった。
比較例1は、ポリマー成分としてクロロブチル100質量%を用いたインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。実施例に比べて接着性は優れているが、静的空気低下率が劣っている。インナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。ポリマーとしてSIBSのみを使用した比較例2に比べて接着力が向上した。静的空気低下率も良好であった。
比較例2は、ポリマー成分としてSIBS100質量%を用いたインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。静的空気低下率は実施例と同等であるが、接着力が非常に劣っている。
比較例3は、ポリマー成分がSIBS40質量%、SIS60質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。接着力が優れているが、静的空気低下率が実施例に比べて劣る。
比較例4は、ポリマー成分がSIBS40質量%、SIB60質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。接着力が優れているが、静的空気低下率が実施例に比べて劣る。
比較例5〜6は、ポリマー成分がSIBS40〜20質量%、SIS20〜40質量%およびEVOH40質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。接着力および静的空気低下率が優れているが、硬度が高いため耐久性が低下するおそれがある。
比較例7〜8は、ポリマー成分がSIBS40〜20質量%、SIB20〜40質量%およびEVOH40質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。接着力および静的空気低下率が優れているが、硬度が高いため耐久性が低下するおそれがある。
比較例9は、ポリマー成分がSIBS40質量%、SIS30質量%、SIB30質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。接着力は優れているが、静的空気低下率が実施例に比べて劣る。
比較例10は、ポリマー成分がSIBS40質量%、SIS20質量%、SIB20質量%、EVOH20質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物および空気入りタイヤである。接着力が優れているが、静的空気低下率は実施例に比べると劣り、さらに硬度が高いため耐久性が低下するおそれがある。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 空気入りタイヤ、2 トレッド部、3 サイドウォール部、4 ビード部、5 ビードコア、6 カーカス、7 ベルト層、8 ビードエーペックス、9 インナーライナー。

Claims (7)

  1. ポリマー成分が、スチレン−イソブチレン−スチレントリブロック共重合体99〜50質量%ならびに、スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体およびスチレン−イソブチレンジブロック共重合体の少なくともいずれかを合計で1〜50質量%を含むインナーライナー用ポリマー組成物。
  2. 前記ポリマー成分が、さらにエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体1〜30質量%を含む請求項1に記載のインナーライナー用ポリマー組成物。
  3. 前記スチレン−イソブチレン−スチレントリブロック共重合体がスチレン成分を10〜30質量%の範囲で含み、重量平均分子量が50,000〜400,000である請求項1または2に記載のインナーライナー用ポリマー組成物。
  4. 前記スチレン−イソプレン−スチレントリブロック共重合体がスチレン成分を10〜30質量%の範囲で含み、重量平均分子量が100,000〜290,000である請求項1〜3のいずれかに記載のインナーライナー用ポリマー組成物。
  5. 前記スチレン−イソブチレンジブロック共重合体が直鎖状であり、スチレンを10〜35質量%含み、重量平均分子量が40,000〜120,000である請求項1〜4のいずれかに記載のインナーライナー用ポリマー組成物。
  6. 前記エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体がエチレン成分を25〜50モル%の範囲で含む請求項2〜5のいずれかに記載のインナーライナー用ポリマー組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のインナーライナー用ポリマー組成物を用いた空気入りタイヤ。
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