JP7281922B2 - タイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物、タイヤインナーライナー、タイヤチューブおよび空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物、タイヤインナーライナー、タイヤチューブおよび空気入りタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、タイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物、前記ゴム組成物を含むタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブ、および前記タイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを含む空気入りタイヤに関する。
タイヤの長寿命化、あるいは重荷重用タイヤでは更生回数増加に向けて、ベルトの酸化劣化による層間剥離強度低下を抑制するため、空気漏れ防止層(インナーライナー)のさらなるガスバリア性向上が必要である。
たとえば、特許文献1は、インナーライナー用ゴム組成物に板状無機充填剤を配合することにより、ガスバリア性を向上させる技術を開示している。
特許第6115647号公報
しかし、板状無機充填剤の増量や一般的な樹脂配合では、ガスバリア性は良化するものの、組成物としての脆化温度が上昇し、さらにはtanδ(60℃)も悪化するため、耐寒性、発熱性(燃費)、ガスバリア性をバランスさせるのが困難であった。
本発明は、耐寒性、低発熱性およびガスバリア性をバランスよく兼ね備え持つタイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物を提供することを課題とする。
本発明は、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分(A)100質量部およびエチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)1~100質量部を含むタイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物である。
本発明は、また、前記ゴム組成物を含むタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブである。
本発明は、また、前記タイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを含む空気入りタイヤである。
本発明は、次の実施態様を含む。
[1]ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分(A)100質量部およびエチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)1~100質量部を含むタイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物。
[2]ゴム成分(A)がさらにジエン系ゴムを含むことを特徴とする[1]に記載のゴム組成物。
[3]ゴム成分(A)100質量部が40質量部以上100質量部未満のブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムおよび0質量部超過60質量部以下のジエン系ゴムを含むことを特徴とする[2]に記載のゴム組成物。
[4]エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)が脂肪族ポリエステルで変性されたエチレン-ビニルアルコール共重合体であることを特徴とする[1]~[3]のいずれかに記載のゴム組成物。
[5]ジエン系ゴムが、ポリブタジエン、スチレン-ブタジエン共重合体、3,4-ポリイソプレン、シス-1,4-ポリイソプレン、天然ゴムおよびスチレン-イソプレン共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種であること特徴とする[1]~[4]のいずれかに記載のゴム組成物。
[6]ゴム組成物が、さらに、板状無機充填剤(C)を、ゴム成分100質量部を基準として、0.5~70質量部含むことを特徴とする[1]~[5]のいずれかに記載のゴム組成物。
[7]板状無機充填剤(C)の粒子径が1~10μm、アスペクト比Arが3~7であることを特徴とする[6]に記載のゴム組成物。
[8]ゴム組成物が、さらに、窒素吸着比表面積が10~80m/gであるカーボンブラック(D)を、ゴム成分100質量部を基準として、5~80質量部含むことを特徴とする[1]~[7]のいずれかに記載のゴム組成物。
[9]板状無機充填剤(C)とカーボンブラック(D)の合計量が、ゴム成分100質量部を基準として、5.5~100質量部であることを特徴とする[8]に記載のゴム組成物。
[10][1]~[9]のいずれかに記載のゴム組成物を含むタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブ。
[11][10]に記載のタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを含む空気入りタイヤ。
本発明のタイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物は、耐寒性、低発熱性およびガスバリア性をバランスよく兼ね備え持つ。
ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含むゴム成分(A)100質量部およびエチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)1~100質量部を含むタイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物である。
本発明のゴム組成物は、タイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを製造するために用いられる。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分(A)およびエチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)を含む。
ゴム成分(A)は、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムを含む。
ブチルゴムとは、イソブチレン-イソプレン共重合体をいう。ブチルゴムは、イソブチレンと少量のイソプレンをフリーデルクラフト触媒を用い、塩化メチル溶媒中で-95℃前後の低温で共重合させることによって製造することができる。
ハロゲン化ブチルゴムとは、ブチルゴムにハロゲンを導入したものをいう。ハロゲン化ブチルゴムは、ブチルゴムのヘキサに溶液中で塩素ガスを付加反応させることによって製造することができる。付加反応では、ブチルゴム中のイソプレン単位に約1原子のハロゲンが結合し、1分子のハロゲン化水素が発生する。ハロゲン化ブチルゴムとしては、塩素化ブチルゴムおよび臭素化ブチルゴムが挙げられる。
ブチルゴムおよびハロゲン化ブチルゴムは市販されており、本発明において市販品を使用することができる。
ブチルゴムとハロゲン化ブチルゴムを併用してもよい。
ゴム成分(A)は、ブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムに加え、ジエン系ゴムを含んでもよい。ジエン系ゴムを含むことにより、圧延加工時のヤケの発生や、シート端部が寸法通りに加工しにくい等のブチルゴム由来の加工性の悪さを改善することができる。また、ブチルゴムは一般的なジエン系ゴムより高価であることが多く、コストを低減できるという利点もある。
ジエン系ゴムは、特に限定されないが、好ましくは、ポリブタジエン、スチレン-ブタジエン共重合体、3,4-ポリイソプレン、シス-1,4-ポリイソプレン、天然ゴムおよびスチレン-イソプレン共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種である。
ゴム成分(A)がジエン系ゴムを含む場合、ゴム成分(A)100質量部中のブチルゴムまたはハロゲン化ブチルゴムの量は、好ましくは40質量部以上100質量部未満であり、より好ましくは50質量部以上100質量部未満であり、さらに好ましくは60質量部以上100質量部未満である。ゴム成分(A)100質量部中のジエン系ゴムの量は、好ましくは0質量部超過60質量部以下であり、より好ましくは0質量部超過50質量部以下であり、さらに好ましくは0質量部超過40質量部以下である。ジエン系ゴムの量が多すぎると、インナーライナーまたはチューブとして十分なガスバリア性を発揮できない虞がある。
ゴム成分(A)は、本発明の効果を阻害しない範囲で、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴムおよびジエン系ゴム以外のゴムを含んでもよい。
本発明のゴム組成物は、エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)を含む。エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)を含むことにより、脆化温度の上昇を伴わずに、ガスバリア性を向上させることができる。
エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)は、エチレン単位(-CHCH-)とビニルアルコール単位(-CH-CH(OH)-)を含むが、エチレン単位およびビニルアルコール単位に加えて、本発明の効果を阻害しない範囲で、他の構成単位を含有していてもよい。エチレン単位の含量すなわちエチレン組成比は、限定するものではないが、通常20~60モル%、好ましくは25~50モル%、より好ましくは30~45モル%である。エチレン-ビニルアルコール共重合体のエチレン組成比が少なすぎるとエチレン-ビニルアルコール共重合体の柔軟性が減り、耐久性が落ちる。逆にエチレン組成比が多すぎるとガスバリア性が低下する。エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)は、エチレン-酢酸ビニル共重合体をケン化することにより製造することができるが、そのケン化度は、通常80モル%以上であり、好ましくは90~99.99モル%、特に好ましくは99~99.9モル%である。ケン化度が小さすぎるとガスバリア性が低下し、また熱安定性も低下する。
エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)としては、エチレン-ビニルアルコール共重合体および変性エチレン-ビニルアルコール共重合体が挙げられる。
エチレン-ビニルアルコール共重合体(以下「EVOH」ともいう。)は、市販されており、たとえば、株式会社クラレから「エバール」(登録商標)の商品名で、日本合成化学工業株式会社から「ソアノール」(登録商標)の商品名で入手することができる。
変性エチレン-ビニルアルコール共重合体(以下「変性EVOH」ともいう。)とは、主たる構成単位がエチレン単位(-CHCH-)およびビニルアルコール単位(-CH-CH(OH)-)であるが、これらの構成単位以外の構成単位を含む共重合体をいう。
変性EVOHは、好ましくは脂肪族ポリエステルで変性されたエチレン-ビニルアルコール共重合体(以下「脂肪族ポリエステル変性エチレン-ビニルアルコール共重合体」ともいう。)である。
脂肪族ポリエステル変性エチレン-ビニルアルコール共重合体は、エチレン-ビニルアルコール共重合体の水酸基に脂肪族ポリエステルがグラフトされてなるものである。
脂肪族ポリエステル変性エチレン-ビニルアルコール共重合体の幹を形成するEVOH単位の含有量と、この幹にグラフトされた脂肪族ポリエステル単位の含有量の比率(EVOH単位の含有量/脂肪族ポリエステル単位の含有量)は、質量比で、通常40/60~99/1、好ましくは60/40~95/5、特に好ましくは80/20~90/10である。EVOH単位の含有量が低すぎると、ガスバリア性が低下する傾向がある。なお、EVOH単位の含有量と脂肪族ポリエステル単位の含有量の比率は、グラフト反応時のEVOHと脂肪族ポリエステルの仕込み比でコントロールすることができる。
脂肪族ポリエステル変性エチレン-ビニルアルコール共重合体の製造方法は、幹を形成するEVOHに、脂肪族ポリエステルをグラフトさせる公知の方法を用いることができるが、特に、EVOHの存在下にラクトン類を開環重合させる方法が好ましく用いられる。
用いられるラクトン類としては、炭素原子の数が3~10であるラクトン類であれば特に制限されない。このようなラクトン類は、置換基を有しない場合には式(1)で表される。ここで、nは2~9の整数であり、好ましくは、nは4~5である。
Figure 0007281922000001
具体的には、β-プロピオンラクトン、γ―ブチロラクトン、ε-カプロラクトン、δ-バレロラクトンなどを挙げることができ、ε-カプロラクトンおよびδ-バレロラクトンが好ましく、安価かつ容易に入手できる点から、ε-カプロラクトンがより好ましい。
これらのラクトン類は、2種以上組み合わせて使用することができる。
また、開環重合反応の際には、従来公知の開環重合触媒を添加することが好ましく、たとえば、チタン系化合物、錫系化合物などを挙げることができる。具体的には、テトラ-n-ブトキシチタン、テトライソブトキシチタン、テトライソプロポキシチタンなどのチタニウムアルコキシド、ジブチルジブトキシスズなどのスズアルコキシド、ジブチルスズジアセテートなどのスズエステル化合物などが挙げられるが、これらの中でも安価かつ容易に入手できる点からテトラ-n-ブトキシチタンが好ましい。
EVOHにラクトン類を開環重合させてグラフト化する方法としては、たとえば、両者を混練機中で溶融混練する方法が挙げられ、その際の混練機としては、一軸および二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ブラベンダーなどが挙げられる。
溶融混練の時間および温度は、特に限定されず、両物質が溶融する温度、およびグラフト化が完了する時間を適宜選べばよいが、通常50~250℃で10秒~24時間、特に150~230℃で5分~10時間の範囲が好ましく用いられる。
原料として用いるEVOHのエチレン組成比は、特に限定されないが、通常20~60モル%、好ましくは25~50モル%、さらに好ましくは30~45モル%である。エチレン組成比が多すぎるとガスバリア性が低下し、逆に少なすぎるとラクトン類との開環重合の反応性が低下する傾向がある。
また、EVOHのケン化度は、特に限定されないが、通常80モル%以上であり、好ましくは90~99.99モル%、特に好ましくは99~99.9モル%である。ケン化度が低すぎるとガスバリア性が低下する傾向がある。
また、EVOHにおいて分子量の指標として用いられるメルトフローレート(MFR)は、210℃、荷重2160g条件下で、通常0.1~100g/10分であり、好ましくは0.5~50g/10分、特に好ましくは1~25g/10分である。MFR値が低すぎるとラクトン類との開環重合の反応性が低下する傾向がある。
EVOHとしては、その平均値が、上記要件を充足するEVOHの組合せであれば、エチレン組成比、ケン化度、MFRが異なる2種以上のEVOHを混合して用いてもよい。
エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)として、融点が155℃以下のものを用いることが好ましい。より好ましくは融点が60~150℃のもの、さらに好ましくは融点が70~145℃のものを用いる。融点が高すぎると、ゴム組成物を混合する過程で溶融せず、ゴム中に粗大な塊として残存するため、配合した効果が得られないどころか物性が悪化してしまう虞もある。融点が低すぎると、原料を保管する際にペレット同士が密着し、ブロッキングすることで、計量作業や混合機へ投入する準備をする際の取り扱い性が悪化する。融点が150℃以下のエチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)は、可塑剤や軟化剤を配合することによって得ることもできるし、ビニルアルコールと相互作用可能な化合物と混合して得ることもできる。
エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)として、ガラス転移温度(Tg)が50℃以下のものを用いることが好ましい。より好ましくはガラス転移温度が0~45℃のもの、さらに好ましくはガラス転移温度が10~40℃のものを用いる。ガラス転移温度が高すぎると、タイヤ走行時のゴム組成物の剛性が高く、転がり抵抗が悪化してしまい、低すぎると、原料を保管する際にペレット同士が密着し、ブロッキングすることで、計量作業や混合機へ投入する準備をする際の取り扱い性が悪化する。ガラス転移温度が50℃以下のエチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)は、可塑剤や軟化剤を配合することによって得ることもできるし、ビニルアルコールと相互作用可能な化合物と混合して得ることもできる。
エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)として、23℃における弾性率が1~1500MPaのものを用いることが好ましい。より好ましくは23℃における弾性率が5~1400MPaのもの、さらに好ましくは23℃における弾性率が10~1300MPaのものを用いる。23℃における弾性率が低すぎると、十分なガスバリア性が得られない虞があり、高すぎると、繰り返し歪を与えた際の耐屈曲疲労性が悪化する。23℃における弾性率が1~1500MPaのエチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)は、可塑剤や軟化剤を配合することによって得ることもできるし、ビニルアルコールと相互作用可能な化合物と混合して得ることもできる。
本発明のゴム組成物において、エチレン-ビニルアルコール共重合体と変性エチレン-ビニルアルコール共重合体を併用してもよい。
エチレン単位とビニルアルコール単位を含む共重合体(B)の含有量は、ゴム成分(A)100質量部を基準として、1~100質量部であり、好ましくは2~90質量部であり、より好ましくは3~80質量部である。共重合体(B)の含有量が少なすぎると、十分なガスバリア性が得られない虞があり、多すぎると、特に低温下で繰り返し歪を与えた際の耐屈曲疲労性が悪化する。
本発明のゴム組成物はさらに板状無機充填剤(C)を含むことが好ましい。板状無機充填剤を配合することにより、ガスバリア性をより向上させることができる。
板状無機充填剤の配合量は、ゴム成分100質量部を基準として、好ましくは0.5~70質量部であり、より好ましくは1~65質量部であり、さらに好ましくは2~60質量部である。板状無機充填剤の配合量が少なすぎると、十分なガスバリア性が得られない虞があり、多すぎると、繰り返し歪を与えた際の耐屈曲疲労性が悪化する。
板状無機充填剤の粒子径は、好ましくは1~10μmであり、より好ましくは2~9μmであり、さらに好ましくは3~8μmである。板状無機充填剤の粒子径が小さすぎると、十分なガスバリア性が得られない虞があり、大きすぎると、繰り返し歪を与えた際の耐屈曲疲労性が悪化する。
本発明において、板状無機充填剤の粒子径とは、レーザー回折法により測定したメディアン径(Dl:粒子径累積分布で50%のものの粒子径)をいう。
板状無機充填剤のアスペクト比Arは、好ましくは3.0~7.0、より好ましくは3.2~6.5であり、さらに好ましくは3.4~6.0である。板状無機充填剤のアスペクト比Arが小さすぎると、十分なガスバリア性が得られない虞があり、大きすぎると、繰り返し歪を与えた際の耐屈曲疲労性が悪化する。
本発明において、板状無機充填剤のアスペクト比Arとは、式(2)により算出した値をいう。
Ar=(Ds-Dl)/Ds (2)
(式中、Arはアスペクト比、Dsは遠心沈降法で測定された累積分布により求められた50%粒子径、Dlはコヒーレント光のレーザー回折法で測定された累積分布により求められた50%粒子径を表す。)
遠心沈降法で測定された50%粒子径Dsは、たとえばマイクロメリテックス計器社製セディグラグ5100粒子径測定装置を使用して測定することができる。また、コヒーレント光のレーザー回折法で測定された50%粒子径Dlは、マルバーン社製レーザー・マルバーン・マスターサイザー2000回折式粒子分布測定装置を使用して測定することができる。
板状無機充填剤の種類としては、上述した粒子径およびアスペクト比Arの範囲を満たす限り特に限定されるものではない。板状無機充填剤としては、たとえば板状タルク、マイカ、クレイ、瀝青炭等を例示することができる。なかでも板状タルクが好ましい。
板状無機充填剤は、市販されているものを使用することができ、たとえばImerys社製HARtalc(粒子径:5.7μm、アスペクト比Ar:4.7)を例示することができる。
本発明のゴム組成物はさらにカーボンブラック(D)を含むことが好ましい。カーボンブラックを配合することにより、ゴム組成物のゴム強度、タイヤにしたときの耐久性を高くすることができる。カーボンブラックは、窒素吸着比表面積(NSA)が10~80m/gのものを用いることが好ましい。より好ましくは窒素吸着比表面積が15~75m/gのもの、さらに好ましくは窒素吸着比表面積が20~70m/gのものを用いる。NSAがこのような範囲のカーボンブラックを配合することによりゴム組成物の繰り返し歪による耐屈曲疲労性を悪化させないことができる。
本発明においては、カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)はJIS K6217-2に準拠して測定する。
ゴム組成物におけるカーボンブラックの配合量は、ゴム成分100質量部を基準として、好ましくは5~80質量部であり、より好ましくは10~75質量部であり、さらに好ましくは15~70質量部である。カーボンブラックの配合量が多すぎると、ゴム組成物の柔軟性を維持したまま補強効果を得ることができず、少なすぎると、十分なゴム強度、タイヤ耐久性を得ることが困難である。
また、ゴム組成物における板状無機充填剤(C)およびカーボンブラック(D)の合計量は、ゴム成分100質量部を基準として、好ましくは5.5~100質量部であり、より好ましくは10~90質量部であり、さらに好ましくは15~80質量部である。板状無機充填剤(C)およびカーボンブラック(D)の合計量が多すぎると、繰り返し歪を与えた際の耐屈曲疲労性が悪化し、タイヤの重量も増加も許容できなくなる。
本発明のゴム組成物は、タイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを製造するのに用いることができる。
本発明は、また、前記ゴム組成物を含むタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブである。
本発明のタイヤインナーライナーは、前記ゴム組成物を、一般的なゴムのシート加工設備を用いて、シート状に圧延や押出することにより製造することができる。
本発明のタイヤチューブは、前記ゴム組成物を、中空円筒状に押し出し、タイヤ1本分の長さに切断した後、その両端をジョイント成型することにより、未加硫ゴム組成物をチューブ状に成形し、これを加硫することにより製造することができる。
本発明のタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブは、空気入りタイヤを製造するのに用いることができる。
本発明は、また、前記タイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを含む空気入りタイヤである。
本発明のタイヤインナーライナーを含む空気入りタイヤは、常法により製造することができる。たとえば、本発明のタイヤインナーライナーを、タイヤ成形用ドラムの上に置き、その上に未加硫ゴムからなるカーカス層、ベルト層、トレッド層等の通常のタイヤ製造に用いられる部材を順次貼り重ね、成形後、ドラムを抜き去ってグリーンタイヤとし、次いで、このグリーンタイヤを常法に従って加熱加硫することにより、タイヤインナーライナーを含む空気入りタイヤを製造することができる。
本発明のタイヤチューブを含む空気入りタイヤは、常法により製造することができる。たとえば、タイヤ成形用ドラムの上に未加硫ゴムからなるカーカス層、ベルト層、トレッド層等の通常のタイヤ製造に用いられる部材を順次貼り重ね、成形後、ドラムを抜き去ってグリーンタイヤとし、次いで、このグリーンタイヤを常法に従って加熱加硫し、最後にタイヤチューブを挿入することにより、タイヤチューブを含む空気入りタイヤを製造することができる。なお、タイヤチューブを含む空気入りタイヤは、カーカスが最内層になってもよいし、インナーライナーを最内層に配置してもよい。タイヤチューブを含む空気入りタイヤにおいて、空気漏れを抑制する機能は基本的にタイヤチューブが担うため、必ずしもインナーライナーを配置しなくてもよいが、カーカスを最内層にするとカーカスコード上のゴム厚みが薄くなり、タイヤ転動時の変形によりタイヤ最内面にクラックが発生しやすくなるため、インナーライナーを配置することによりカーカスコードからタイヤ内面までのゴムを厚くすることでクラックを抑制できる利点がある。
以下、本発明を実施例に基いて、さらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(1)原材料
以下の実施例および比較例において使用した原材料は次のとおりである。
Br-IIR: エクソンモービル・ケミカル社製臭素化ブチルゴム「BROMOBUTYL」2255
天然ゴム: TSR20
変性EVOH(1): 日本合成化学工業株式会社製「ソアノール」(登録商標)SG931(脂肪族ポリエステルで変性されたエチレン-ビニルアルコール共重合体、融点:95℃、ガラス転移温度:21℃、23℃における弾性率:150MPa)
変性EVOH(2): 日本合成化学工業株式会社製「ソアノール」(登録商標)SG743(脂肪族ポリエステルで変性されたエチレン-ビニルアルコール共重合体、融点:110℃、ガラス転移温度:26℃、23℃における弾性率:350MPa)
低融点EVOH: 日本合成化学工業株式会社製エチレン-ビニルアルコール共重合体「ソアノール」(登録商標)H4815B 100質量部にトリアセチン5質量部を添加し180℃で溶融混練したもの(融点:148℃、ガラス転移温度:32℃、23℃における弾性率:1300MPa)
板状タルク: Imerys社製「HARtalc」(粒子径:5.7μm、アスペクト比Ar:4.7)
カーボンブラック: 新日化カーボン株式会社製「ニテロン」(登録商標)#GN、GPF級、窒素吸着比表面積(NSA):33m/g
酸化亜鉛: 正同化学工業株式会社製 酸化亜鉛3種
ステアリン酸: 日油株式会社製 ステアリン酸YR
硫黄: 細井化学工業株式会社製 油処理イオウ
加硫促進剤: 三新化学工業株式会社製「サンセラー」(登録商標)DM-PO
(2)ゴム組成物の調製
表1~表4に示す配合で、硫黄および加硫促進剤を除く成分を、1.8Lの密閉型ミキサーで160℃、5分間混練し、放出し、マスターバッチとした。得られたマスターバッチに、硫黄および加硫促進剤を加えて、オープンロールで混練することにより、ゴム組成物を調製した。
(3)加硫
(2)で調製したゴム組成物(未加硫)を、金型(15cm×15cm×0.2cm)中、160℃で20分間プレス加硫して、加硫ゴムシートを作製した。
(4)脆化温度の評価
(2)で作製した加硫ゴムシートを用いて、JIS K6261「加硫ゴム及び熱可塑性ゴム-低温特性の求め方」の低温衝撃ぜい化試験に準拠して、脆化温度を測定した。
表1では比較例1の脆化温度を100とした指数で、表2では比較例5の脆化温度を100とした指数で、表3では比較例8の脆化温度を100とした指数で、表4では比較例11の脆化温度を100とした指数で示し、90未満を「不可」、90以上100未満を「可」、100以上を「良」と判定した。「可」および「良」は実用上問題ない水準である。評価結果を表1~表4に示す。指数については、基準となるそれぞれの比較例の脆化温度をTaとし、それ以外の比較例、実施例の脆化温度をTbとし、
Tb/Ta×100
で算出した。指数が小さいほど、基準に対して脆化温度が高いことを意味する。
(5)低温定歪破断回数の評価
(2)で作製した加硫ゴムシートを、JIS3号ダンベル型に打ち抜き、-35℃にて動歪40%の低温定歪試験を行った。
表1では比較例1の破断回数を100とした指数で、表2では比較例5の破断回数を100とした指数で、表3では比較例8の破断回数を100とした指数で、表4では比較例11の破断回数を100とした指数で示し、100超を「良」、90以上100以下を「可」、90未満を「不可」と判定した。「可」および「良」は実用上問題ない水準である。評価結果を表1~表4に示す。
(6)tanδ(60℃)の評価
(2)で作製した加硫ゴムシートについて、JIS K6394:2007に準拠して、粘弾性スペクトロメーター(株式会社東洋精機製作所製)を用いて、伸張変形歪率10%±2%、振動数20Hz、温度60℃の条件で、tanδを測定した。
表1では比較例1のtanδ(60℃)を100とした指数で、表2では比較例5のtanδ(60℃)を100とした指数で、表3では比較例8のtanδ(60℃)を100とした指数で、表4では比較例11のtanδ(60℃)を100とした指数で示し、110以上を「不可」、100以上110未満を「可」、100未満を「良」と判定した。「可」および「良」は実用上問題ない水準である。評価結果を表1~表4に示す。
(7)酸素透過係数の評価
(2)で作製した加硫ゴムシートについて、JIS K 7126に準拠して、21℃、0%RHにおける酸素透過係数を測定した。
表1では比較例1の酸素透過係数を100とした指数で、表2では比較例5の酸素透過係数を100とした指数で、表3では比較例8の酸素透過係数を100とした指数で、表4では比較例11の酸素透過係数を100とした指数で示し、100超を「不可」、98以上105以下を「可」、98未満を「良」と判定した。「可」は実用上問題ない水準であり、「良」はガスバリア性向上の効果があると見なせる水準である。評価結果を表1~表4に示す。
Figure 0007281922000002
Figure 0007281922000003
Figure 0007281922000004
Figure 0007281922000005
本発明のゴム組成物は、タイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを製造するのに好適に利用することができる。

Claims (8)

  1. 臭素化ブチルゴムを含むゴム成分(A)100質量部、脂肪族ポリエステルで変性されたエチレン-ビニルアルコール共重合体(B)3~80質量部、板状タルク(C)1~70質量部およびカーボンブラック(D)15~70質量部を含むタイヤインナーライナー用またはタイヤチューブ用ゴム組成物。
  2. ゴム成分(A)がさらにジエン系ゴムを含むことを特徴とする請求項1に記載のゴム組成物。
  3. ゴム成分(A)100質量部が40質量部以上100質量部未満の臭素化ブチルゴムおよび0質量部超過60質量部以下のジエン系ゴムを含むことを特徴とする請求項2に記載のゴム組成物。
  4. ジエン系ゴムが、ポリブタジエン、スチレン-ブタジエン共重合体、3,4-ポリイソプレン、シス-1,4-ポリイソプレン、天然ゴムおよびスチレン-イソプレン共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種であること特徴とする請求項2または3に記載のゴム組成物。
  5. 板状タルク(C)の粒子径が1~10μm、アスペクト比Arが3.0~7.0であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  6. カーボンブラック(D)の窒素吸着比表面積が10~80m/gであることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載のゴム組成物を含むタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブ。
  8. 請求項に記載のタイヤインナーライナーまたはタイヤチューブを含む空気入りタイヤ。
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