JP2011073422A - 成形方法 - Google Patents

成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011073422A
JP2011073422A JP2009242834A JP2009242834A JP2011073422A JP 2011073422 A JP2011073422 A JP 2011073422A JP 2009242834 A JP2009242834 A JP 2009242834A JP 2009242834 A JP2009242834 A JP 2009242834A JP 2011073422 A JP2011073422 A JP 2011073422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
parison
mold
annular
pinch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009242834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5403252B2 (ja
Inventor
Tadatoshi Tanji
忠敏 丹治
Shingo Nagashima
慎吾 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
Priority to JP2009242834A priority Critical patent/JP5403252B2/ja
Publication of JP2011073422A publication Critical patent/JP2011073422A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5403252B2 publication Critical patent/JP5403252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】色および/または材質の異なる2枚の熱可塑性樹脂シート成形の際に生じるバリをリサイクルを可能とし、歩留まりの低下を抑制可能な成形方法を提供する。
【解決手段】色および/または材質の異なる2枚のシートを用いて中空体を成形方法であって、色および/または材質の異なる2つの熱可塑性樹脂製材料の溶融状態のシート状パリソンP離間した状態で、一対の分割金型のそれぞれのキャビティ116の周縁部に設けられる環状のピンチオフ部118にはみ出させる様に位置決めし、それぞれのシート状パリソンPを離間させる方向にキャビティ116まで移動させ、環状外枠部を有するキャビティ116とシート状パリソンPにより形成した密閉空間及び環状ピンチオフ部118の外側部分も含めシート状パリソンPを吸引賦形後に、一対の分割金型を型締めして、環状のピンチオフ部118同士を当接させる事により2つのシート状パリソンP同士を溶着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、成形方法に関し、より詳細には、色および/または材質の異なる2枚の熱可塑性樹脂シートを用いて繰り返しブロー成形するに際し、成形に伴い生じるバリの部分のリサイクルを可能とすることにより、歩留まりの低下を抑制することが可能な成形方法に関する。
従来、2枚の熱可塑性樹脂シートを用いるブロー成形方法によれば、ピンチオフ部のまわりの金型からはみ出したシート状の溶融パリソンは、バリとして切断され、バリは粉砕されペレットに混ぜて、成形材料として再利用されていた。
特に、成形品が自動車用ダクトのように、直管状でなく曲管状のもの、たとえばコの字状の場合には、互いに平行な2つの水平管部とこれらの水平管部を接続する鉛直直管部とからなるところ、ブロー成形するに際し、水平管部の水平長さと鉛直管部の鉛直長さとにより構成される矩形広さ以上のシート状パリソンが必要となることから、2つの水平管部間の鉛直管部の側方の樹脂部分はバリとして、矩形広さのシート状パリソンのうち相当部分を成形対象から除外せざるを得なかった。
特許文献1は、互いに色の異なる2枚のシートを張り合わせてブロー成形する技術を開示し、より詳細には、押出成形機に接続した少なくとも2つのダイそれぞれから、1枚シートを押し出し、この直後において、各シートを一対の挟持ローラーで挟持し、各シートの少なくとも表面を加熱して、そのしわをのばし、光沢出しを行い、この光沢出しされた少なくとも2枚のシートをけん引し、ブロー成型金型内に供給し、ブロー成形金型を閉じて2枚のシートを張り合わせ、ブロー成形する点を開示する。
このようなブロー成形技術によれば、ブロー成形金型を閉じて、それぞれの金型のキャビティに設けた環状のピンチオフ部を突き合わせることにより、2枚のシートの周縁同士を溶着することで貼り合わせ、ブロー成形することが可能であるが、互いに色の異なる2枚のシートを用いることに起因して、バリの再利用に関して以下のような技術的問題点を有する。
すなわち、各シート状パリソンのうち、金型のキャビティに設けた環状のピンチオフ部の外側部分がバリに相当するところ、金型を型締する際、各シート状パリソンのピンチオフ部の外側部分同士が面接着の形態で溶着してしまい、冷却後は特に分離困難となる。
互いに色の異なる2枚のシートのバリが混ざった状態では、リサイクルするのは困難であり、シート状パリソンの相当部分を廃棄せざるを得ず、歩留まりの低下を引き起こしていた。
この点は、色が同じでも材質の異なる2枚のシートを用いてブロー成形する場合には、同様な問題が引き起こされる。
特開平11−5248号
以上の技術問題点に鑑み、本発明の目的は、色および/または材質の異なる2枚の熱可塑性樹脂シートを用いて繰り返しブロー成形するに際し、成形に伴い生じるバリの部分のリサイクルを可能とすることにより、歩留まりの低下を抑制することが可能な成形方法を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明に係る成形方法は、
色および/または材質の異なる2枚のシートを用いる成形方法であって、
色および/または材質の異なる2つの熱可塑性樹脂製材料の溶融状態のシート状パリソンそれぞれを互いに離間した状態で、一対の分割形式の金型のキャビティの周縁部に設けられた環状のピンチオフ部のまわりにはみ出す形態で、一対の分割形式の金型間に位置決めする段階と、
一対の分割形式の金型それぞれの外周面に外嵌する環状外枠を対向する金型に向かって、対応するシート状パリソンの対向面に当たるまで移動させることにより、金型のキャビティ、対応するシート状パリソンの対向面、および環状外枠部の内周面により密閉空間を形成する段階と、
該密閉空間を通じて、環状のピンチオフ部の外側に位置する部分も含め対応するシート状パリソンを吸引することにより、シート状パリソンを対応する金型のキャビティに押し当てて、賦形する段階と、
一対の分割形式の金型を型締めして、環状のピンチオフ部同士を当接させることにより、2つのシート状パリソン同士を溶着する段階とを有する構成としている。
以上の構成を有する成形方法によれば、色および/または材質の異なる2枚のシートを用いて成形するに際し、一対の分割形式の金型を型締めする前に、環状のピンチオフ部の外側に位置する部分(バリ)も含め各シート状パリソンを対応する金型のキャビティに向けて吸引することにより、型締時にバリ同士が突き合わせ形態で溶着するのを未然に防止することが可能であり、それにより色および/または材質の異なるバリをそれぞれ、独立に回収し、リサイクルすることで、歩留まりの低下を抑制することが可能である。
また、前記位置決め段階は、一対の分割形式の金型より上方で押出成形された連続シート状の溶融状態のパリソンを一対の分割形式の金型間に垂下させる段階を有するのがよい。
さらに、前記型締段階は、環状のピンチオフ部の外側に位置するシート状パリソンの部分を吸引保持した状態で、型締を行うのがよい。
さらに、前記型締め段階において、環状のピンチオフ部同士の型締め方向の当接位置は、互いに離間するシート状パリソンの間に設けられるのがよい。
さらにまた、環状のピンチオフ部の少なくとも一方は、対向する金型に向かって突出するように設けられ、
前記型締段階は、シート状パリソンの対向面に当接する環状外枠をそのままの位置に保持した状態で、前記少なくとも一方の環状のピンチオフ部が対応する環状外枠より突出するまで対応する金型を移動させるのがよい。
加えて、環状のピンチオフ部はそれぞれ、対向する金型に向かって突出するように設けられ、
前記型締段階は、シート状パリソンの対向面に当接する環状外枠をそのままの位置に保持した状態で、前記環状のピンチオフ部それぞれが対応する環状外枠より突出するまで両金型を互いに近づく向きに移動させるのでもよい。
さらに、前記型締段階は、環状のピンチオフ部同士が当接した状態で、それぞれの環状外枠の相対する環状外枠に対する対向面と、対応する金型の相対する金型に対する対向面とが面一となるように、環状外枠および/または金型を型締方向に移動調整する段階を有するのがよい。
さらにまた、前記シート状パリソンの吸引段階は、ピンチオフ部の外周に沿って設けられた真空吸引口を通じて、環状のピンチオフ部の外側に位置するシート状パリソンの部分を吸引するのがよい。
本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら、以下に詳細に説明する。
本実施形態では、樹脂成形品として、ゲーム機のケーシングカバーとして、表カバーと裏カバーとが材質が同じで色の異なる樹脂を採用し、2枚の熱可塑性樹脂を一体成形することにより完成する場合を例に説明する。
まず、本発明の成形方法を実施するための成形装置について、以下に説明する。
図1に示すように、樹脂成形品の成形装置10は、押出装置12と、押出装置12の下方に配置された型締装置14とを有し、押出装置12から押出された溶融状態のシート状パリソンPを型締装置14に送り、型締装置14により溶融状態のシート状パリソンPを成形するようにしている。ここに、2枚の熱可塑性樹脂それぞれを押し出して、型締装置14まで送るまでの装置は、同様であるので、一方のみ説明し、他方については同様な参照番号を付することによりその説明は省略する。
押出装置12は、従来既知のタイプであり、その詳しい説明は省略するが、ホッパー16が付設されたシリンダー18と、シリンダー18内に設けられたスクリュー(図示せず)と、スクリューに連結された油圧モーター20と、シリンダー18と内部が連通したアキュムレータ22と、アキュムレータ22内に設けられたプランジャー24とを有し、ホッパー16から投入された樹脂ペレットが、シリンダー18内で油圧モーター20によるスクリューの回転により溶融、混練され、溶融状態の樹脂がアキュムレータ22室に移送されて一定量貯留され、プランジャー24の駆動によりTダイ28に向けて溶融樹脂を送り、押出スリット34を通じて連続的なシート状パリソンPが押し出され、間隔を隔てて配置された一対のローラー30によって挟圧されながら下方へ向かって送り出されて分割金型32の間に垂下される。これにより、後に詳細に説明するように、シート状パリソンPが上下方向(押出方向)に一様な厚みを有する状態で、分割金型32の間に配置される。
押出装置12の押出の能力は、成形する樹脂成形品の大きさ、シート状パリソンPのドローダウンあるいはネックイン発生防止の観点から適宜選択する。より具体的には、実用的な観点から、間欠押出における1ショットの押出量は好ましくは1〜10kgであり、押出スリット34からの樹脂の押出速度は、数百kg/時以上、より好ましくは700kg/時以上である。また、シート状パリソンPのドローダウンあるいはネックイン発生防止の観点から、シート状パリソンPの押出工程はなるべく短いのが好ましく、樹脂の種類、MFR値、メルトテンション値に依存するが、一般的に、押出工程は40秒以内、より好ましくは10〜20秒以内に完了するのがよい。このため、熱可塑性樹脂の押出スリット34からの単位面積、単位時間当たりの押出量は、50kg/時cm以上、より好ましくは150kg/時cm以上である。
一対のローラー30の回転により一対のローラー30間に挟み込まれたシート状パリソンPを下方に送り出すことで、シート状パリソンPを延伸薄肉化することが可能であり、押し出されるシート状パリソンPの押出速度と一対のローラー30によるシート状パリソンPの送り出し速度との関係を調整することにより、ドローダウンあるいはネックインの発生を防止することが可能であるから、樹脂の種類、特にMFR値およびメルトテンション値、あるいは単位時間当たりの押出量に対する制約を小さくすることが可能である。
図1に示すように、Tダイ28に設けられる押出スリット34は、鉛直下向きに配置され、押出スリット34から押し出された連続シート状パリソンPは、そのまま押出スリット34から垂下する形態で、鉛直下向きに送られるようにしている。押出スリット34は、その間隔を可変とすることにより、連続シート状パリソンPの厚みを変更することが可能である。
一対のローラー30について説明すれば、一対のローラー30は、押出スリット34の下方において、各々の回転軸が互いに平行にほぼ水平に配置され、一方が回転駆動ローラー30Aであり、他方が被回転駆動ローラー30Bである。より詳細には、図1に示すように、一対のローラー30は、押出スリット34から下方に垂下する形態で押し出されるシート状パリソンPに関して、線対称となるように配置される。
それぞれのローラーの直径およびローラーの軸方向長さは、成形すべきシート状パリソンPの押出速度、シートの押出方向長さおよび幅、ならびに樹脂の種類等に応じて適宜設定すればよいが、後に説明するように、一対のローラー30間にシート状パリソンPを挟み込んだ状態で、ローラーの回転によりシート状パリソンPを円滑に下方に送り出す観点から、回転駆動ローラー30Aの径は、被回転駆動ローラー30Bの径より若干大きいのが好ましい。ローラーの径は50〜300mmの範囲であることが好ましく、シート状パリソンPとの接触においてローラーの曲率が大きすぎてもまた、小さすぎてもシート状パリソンPがローラーへ巻き付く不具合の原因となる。
一方、型締装置14も、押出装置12と同様に、従来既知のタイプであり、その詳しい説明は省略するが、2つの分割形式の金型32A,Bと、金型32A,Bを溶融状態のシート状パリソンPの供給方向に対して略直交する方向に、開位置と閉位置との間で移動させる金型駆動装置とを有する。
図1に示すように、2つの分割形式の金型32A,Bは、キャビティ116を対向させた状態で配置され、それぞれキャビティ116が略鉛直方向を向くように配置される。それぞれのキャビティ116の表面には、溶融状態のシート状パリソンPに基づいて成形される成形品の外形、および表面形状に応じて凹凸部が設けられる。
2つの分割形式の金型32A,Bそれぞれにおいて、キャビティ116のまわりには、ピンチオフ部118が形成され、このピンチオフ部118は、キャビティ116のまわりに環状に形成され、対向する金型32A,Bに向かって突出する。これにより、2つの分割形式の金型32A,Bを型締する際、それぞれのピンチオフ部118の先端部が当接し、溶融状態のシート状パリソンPの周縁にパーティングラインPLが形成されるようにしている。
2つの分割形式の金型32A,Bそれぞれの外周部には、型枠33A,Bが密封状態で摺動可能に外嵌し、図示しない型枠移動装置により、型枠33A,Bそれぞれが、金型32A,Bに対して相対的に移動可能としている。より詳細には、型枠33Aは、金型32Aに対して金型32Bに向かって突出することにより、金型32A,B間に配置されたシート状パリソンPの側面に当接可能であり、型枠33Bは、金型32Bに対して金型32Aに向かって突出することにより、金型32A,B間に配置された別のシート状パリソンPの側面に当接可能である。
金型駆動装置については、従来と同様のものであり、その説明は省略するが、2つの分割形式の金型32A,Bはそれぞれ、金型駆動装置により駆動され、開位置において、2つの分割金型32A,Bの間に、2枚の溶融状態の連続シート状パリソンPが配置可能なようにされ、一方閉位置において、2つの分割金型32A,Bのピンチオフ部118が当接し、環状のピンチオフ部118が互いに当接することにより、2つの分割金型32A,B内に密閉空間が形成されるようにしている。開位置から閉位置への各金型32A,Bの移動について、閉位置、すなわち、ピンチオフ部118同士が互いに当接する位置は、2枚の溶融状態の連続シート状パリソンP間で、両シート状パリソンPから等距離の位置とし、各金型32A,Bが金型駆動装置により駆動されてその位置に向かって移動するようにしている。
なお、一方の連続シート状パリソンP用の押出装置および一対のローラーと、他方の一方の連続シート状パリソンP用の押出装置および一対のローラーとは、この閉位置に関して対称に配置されている。
図4(一方の金型についてのみ示す)に示すように、分割金型32の内部には、真空吸引室120が設けられ、真空吸引室120は吸引穴122を介してキャビティ116に連通し、真空吸引室120から吸引穴122を介して吸引することにより、キャビティ116に向かってシート状パリソンPを吸着させて、キャビティ116の外表面に沿った形状に賦形するようにしている。
この場合、図3に示すように、ピンチオフ部118の外周、より正確には、ピンチオフ部118と型枠33の内周面102との間には、真空吸引室120に連通する真空吸引口124が設けられ、それによりピンチオフ部118の外側に位置するシート状パリソンPの部分(バリの部分)を吸引することが可能としている。これにより、分割金型32を型締する際、バリの部分がくっついて分離できなくなる事態を防止することが可能である。
真空吸引口124は、ピンチオフ部118のまわりに環状形態で設けてもよいし、ピンチオフ部118のまわりに分布する複数の管状形態で設けてもよい。
型枠33の金型32に対する型締方向の突出量D、および型枠33の内周面102と真空吸引口124との距離Lは、吸引圧力との関係において、バリ部を確実に吸着可能にする観点から定めればよい。
また、このような真空吸引口124は、金型32A,Bのそれぞれに設けるのが好ましいが、2枚の溶融樹脂シートのうち一方が吸引されて、対応する金型32に吸着保持されている限り、金型の型締の際、2枚の溶融樹脂シートそれぞれのバリの部分が互いにくっつく事態を防止することが可能であるから、一方の金型32にのみ真空吸引口124を設けてもよい。
シート状パリソンPは、ポリプロピレン、エンジニアリングプラスチックス、オレフィン系樹脂などから形成されたシートからなる。より詳細には、シート状パリソンPは、ドローダウン、ネックインなどにより肉厚のバラツキが発生することを防止する観点から溶融張力の高い樹脂材料を用いることが好ましく、一方で金型への転写性、追従性を良好とするため流動性の高い樹脂材料を用いることが好ましい。なお、2枚のシート状パリソンPは、着色剤を変えることにより、同じ種類の樹脂で異色のものとしている。
以上の構成を有する樹脂成形品の成形装置10を利用した成形方法について、図面を参照しながら以下に説明する。
まず、溶融混練した熱可塑性樹脂をアキュムレータ22内に所定量貯留し、Tダイ28に設けられた所定間隔の押出スリット34から、貯留された熱可塑性樹脂を単位時間当たり所定押出量で間欠的に押し出すことにより、熱可塑性樹脂はスウェルし、溶融状態のシート状に下方に垂下するように所定の厚みにて所定押出速度で押し出される。
次いで、一対のローラー30を開位置に移動し、押出スリット34の下方に配置された一対のローラー30同士の間隔をシート状パリソンPの厚みより広げることにより、下方に押し出された溶融状態のシート状パリソンPの最下部が一対のローラー30間に円滑に供給されるようにする。なお、ローラー30同士の間隔をシート状パリソンPの厚みより広げるタイミングは、押し出し開始後でなく、ワンショットごとに二次成形が終了時点で行ってもよい。
次いで、一対のローラー30同士を互いに近接させて閉位置に移動し、一対のローラー30同士の間隔を狭めてシート状パリソンPを挟み込み、ローラーの回転によりシート状パリソンPを下方に送り出す。
次いで、図1に示すように、押出方向に一様な厚みを形成したシート状パリソンPを一対のローラー30の下方に配置された分割金型32間に配置する。これにより、シート状パリソンPは、ピンチオフ部118のまわりにはみ出す形態で位置決めされる。
以上の工程を、異色の2枚のシート状パリソンPそれぞれについて行う。
次いで、図2に示すように、型枠33を金型32に対してシート状パリソンPに向かって、金型32に対向するシート状パリソンPの表面に当たるまで移動させる。
次いで、図3に示すように、金型32のキャビティ116、型枠33の内周面102、および金型32に対向するシート状パリソンPの表面により構成された第1密閉空間200を通じて、真空吸引室120から吸引穴122、124を介して吸引することにより、シート状パリソンPをキャビティ116に対して押し付けて、キャビティ116の凹凸表面に沿った形状にシート状パリソンPを賦形する。これにより、後に説明する金型32の型締後の本賦形に対する予備賦形として、シート状パリソンPをキャビティ116の凹凸表面に沿ってある程度なじませることが可能である。
この場合、図3に示すように、真空吸引口124によりピンチオフ部118の外側に位置する部分も含めシート状パリソンPを吸引することにより、バリの部分も含め対応する金型32の表面に吸着保持することが可能である。
以上の工程を、異色の2枚のシート状パリソンPそれぞれについて行う。なお、ここまでの金型32の型締前までの工程について、2枚のシート状パリソンPについて略同時に行われるのが好ましいが、金型32の型締工程開始に実質的に待ち時間が生じない限り、厳密に同時に行われる必要はない。
次いで、図4に示すように、それぞれのシート状パリソンPの表面に当接する型枠33をそのままの位置に保持した状態で真空吸引口124によりピンチオフ部118の外側に位置する部分も含めシート状パリソンPを吸引保持しつつ、それぞれの環状のピンチオフ部118同士が当接するまで両金型32を互いに近づく向きに移動させる。この場合、ピンチオフ部118同士の型締方向の当接位置は、互いに離間する2枚のシート状パリソンPの間となるところ、図5に示すように、ピンチオフ部118同士が当接することにより、2枚のシート状パリソンPは互いの周縁部同士が溶着固定されるが、2枚のシート状パリソンPそれぞれのバリの部分は、対応する金型の表面に吸着保持されていることから、バリの部分同士は、離れたままで互いにくっついて溶着することが防止される。
この場合、図5に示すように、環状のピンチオフ部118同士が当接した状態で、それぞれの型枠33の相対する型枠に対する対向面208と、対応する金型32の相対する金型に対する対向面206とが面一となるように、型枠33および/または金型32を型締方向に移動調整するのがよい。
次いで、金型32Aと金型32Bとにより内部に形成された第2密閉空間204を通じてシート状パリソンPを加圧するとともに、第1密閉空間200を通じて金型32の側からシート状パリソンPを吸引する。
これにより、金型32に対向するシート状パリソンPの表面に対して、きめの細かいシボ模様等を賦形することが可能である。
次いで、図6に示すように、分割金型32を型開きして、成形された樹脂成形品を取り出し、ピンチオフ部118の外側のバリ部分Bを切断し、これで成形が完了する。この場合、2枚のシート状パリソンPそれぞれのバリ部分Bは、互いに溶着せず分離していることから、容易に別個に回収することが可能であり、それぞれ冷却後粉砕されてペレットとして成形材料の再利用に供される。回収したバリ部分を、ホッパー16からシリンダー18内に投入し、同じ成形工程中の後ショットに利用することも可能である。
以上のように、一次成形において溶融樹脂を間欠的に押し出すたびに、以上のような工程を繰り返すことにより、シート状の樹脂成形品を次々に成形することが可能であり、一次成形(押出成形)により熱可塑性樹脂を間欠的に溶融状態のシート状パリソンPとして押し出し、二次成形(ブロー成形あるいは真空成形)により押し出されたシート状パリソンPを金型を用いて成形することが可能である。
この場合、色および/または材質の異なる2枚のシートを用いて成形するに際し、一対の分割形式の金型を型締めする前に、環状のピンチオフ部の外側に位置する部分(バリ)も含め各シート状パリソンPを対応する金型のキャビティに向けて吸引することにより、型締時にバリ同士が突き合わせ形態で溶着するのを未然に防止することが可能であり、それにより色および/または材質の異なるバリをそれぞれ、独立に回収し、リサイクルすることで、歩留まりの低下を抑制することが可能である。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは改変が可能である。たとえば、本実施形態において、分割金型のそれぞれに、対向する金型に向かって突出する環状のピンチオフ部を設け、環状のピンチオフ部同士が当接するまで両金型を互いに近づく向きに移動させるものとして説明したが、それに限定されることなく、金型の型締めによりそれぞれのバリ部が溶着しない限り、金型の少なくとも一方に、対向する金型に向かって突出する環状のピンチオフ部が設けられていればよく、その場合、一方の金型を他方の金型に向かって移動させてもよい。また、本実施形態において、2枚の樹脂製シートとして、材質が同じで異色のシートの場合を説明したが、それに限定されることなく、たとえば、一方がポリオレフィン系のエラストマーの軟質樹脂、他方がポリオレフィンの硬質樹脂で、互いに色が同じ場合、あるいは樹脂の材質も色も異なる場合にも、本発明は適用可能である。
本発明の実施形態に係る成形装置とともに、溶融樹脂シートが分割金型の間に配置された状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る成形装置において、分割金型の外枠を溶融樹脂シートの側面に当接させている状態を示す概略側面図である。 本発明の実施形態に係る成形装置において、バリの部分が分割金型に吸着されている状態を示すピンチオフ部まわりの概略図である。 本発明の実施形態に係る成形装置において、分割金型を互いに近づく向きに移動させている状態を示す図2と同様な図である。 本発明の実施形態に係る成形装置において、分割金型を型締めした状態を示す図2と同様な図である。 本発明の実施形態に係る成形装置において、分割金型を型開きした状態を示す図2と同様な図である。
P シート状パリソンP
PL パーティングライン
10 成形装置
12 押出装置
14 型締装置
16 ホッパー
18 シリンダー
20 油圧モーター
22 アキュムレータ
24 プランジャー
28 Tダイ
30 ローラー
32 分割金型
33 型枠
34 押出スリット
102 内周面
116 キャビティ
118 ピンチオフ部
120 真空吸引室
124 真空吸引口
200 第1密閉空間
202 第2密閉空間
206 対向面
208 対向面

Claims (8)

  1. 色および/または材質の異なる2枚のシートを用いる成形方法であって、
    色および/または材質の異なる2つの熱可塑性樹脂製材料の溶融状態のシート状パリソンそれぞれを互いに離間した状態で、一対の分割形式の金型のキャビティの周縁部に設けられた環状のピンチオフ部のまわりにはみ出す形態で、一対の分割形式の金型間に位置決めする段階と、
    一対の分割形式の金型それぞれの外周面に外嵌する環状外枠を対向する金型に向かって、対応するシート状パリソンの対向面に当たるまで移動させることにより、金型のキャビティ、対応するシート状パリソンの対向面、および環状外枠部の内周面により密閉空間を形成する段階と、
    該密閉空間を通じて、環状のピンチオフ部の外側に位置する部分も含め対応するシート状パリソンを吸引することにより、シート状パリソンを対応する金型のキャビティに押し当てて、賦形する段階と、
    一対の分割形式の金型を型締めして、環状のピンチオフ部同士を当接させることにより、2つのシート状パリソン同士を溶着する段階と
    を有することを特徴とする成形方法。
  2. 前記位置決め段階は、一対の分割形式の金型より上方で押出成形された連続シート状の溶融状態のシート状パリソンを一対の分割形式の金型間に垂下させる段階を有する、請求項1に記載の成形方法。
  3. 前記型締段階は、環状のピンチオフ部の外側に位置するシート状パリソンの部分を吸引保持した状態で、型締を行う請求項1に記載の成形方法。
  4. 前記型締め段階において、環状のピンチオフ部同士の型締め方向の当接位置は、互いに離間するシート状パリソンの間に設けられる、請求項1に記載の成形方法。
  5. 環状のピンチオフ部の少なくとも一方は、対向する金型に向かって突出するように設けられ、
    前記型締段階は、シート状パリソンの対向面に当接する環状外枠をそのままの位置に保持した状態で、前記少なくとも一方の環状のピンチオフ部が対応する環状外枠より突出するまで対応する金型を移動させる、請求項4に記載の成形方法。
  6. 環状のピンチオフ部はそれぞれ、対向する金型に向かって突出するように設けられ、
    前記型締段階は、シート状パリソンの対向面に当接する環状外枠をそのままの位置に保持した状態で、前記環状のピンチオフ部それぞれが対応する環状外枠より突出するまで両金型を互いに近づく向きに移動させる、請求項4に記載の成形方法。
  7. 前記型締段階は、環状のピンチオフ部同士が当接した状態で、それぞれの環状外枠の相対する環状外枠に対する対向面と、対応する金型の相対する金型に対する対向面とが面一となるように、環状外枠および/または金型を型締方向に移動調整する段階を有する、請求項5または請求項6に記載の成形方法。
  8. 前記シート状パリソンの吸引段階は、ピンチオフ部の外周に沿って設けられた真空吸引口を通じて、環状のピンチオフ部の外側に位置するシート状パリソンの部分を吸引する、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の成形方法。
JP2009242834A 2009-09-30 2009-09-30 成形方法 Active JP5403252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242834A JP5403252B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242834A JP5403252B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011073422A true JP2011073422A (ja) 2011-04-14
JP5403252B2 JP5403252B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=44017907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009242834A Active JP5403252B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5403252B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083859A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 キョーラク株式会社 ブロー成形方法及びブロー成形装置
WO2016171209A1 (ja) * 2015-04-21 2016-10-27 キョーラク株式会社 樹脂成形装置、樹脂成形方法、血液浄化回路パネル及び中空成形体
JP2017013472A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 キョーラク株式会社 樹脂成形装置、樹脂成形方法
JP2020055295A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 キョーラク株式会社 成形方法
WO2020071215A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 キョーラク株式会社 成形方法
JP2021084396A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 キョーラク株式会社 成形体、金型及び製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0699474A (ja) * 1992-09-17 1994-04-12 Nippon Plast Co Ltd ブロー成形法とそのブロー成形型
JPH115248A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Placo Co Ltd ブロー成形方法とその装置
JPH11254509A (ja) * 1998-03-11 1999-09-21 Yoshikatsu Kono ブロー成形法及びその装置
JP2000218684A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Kyoraku Co Ltd 樹脂中空成形品のブロー成形方法
JP2003071912A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Kyoraku Co Ltd 樹脂中空成形品のブロー成形方法
JP2003164316A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Kyoraku Co Ltd 収納ケースおよびその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0699474A (ja) * 1992-09-17 1994-04-12 Nippon Plast Co Ltd ブロー成形法とそのブロー成形型
JPH115248A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Placo Co Ltd ブロー成形方法とその装置
JPH11254509A (ja) * 1998-03-11 1999-09-21 Yoshikatsu Kono ブロー成形法及びその装置
JP2000218684A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Kyoraku Co Ltd 樹脂中空成形品のブロー成形方法
JP2003071912A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Kyoraku Co Ltd 樹脂中空成形品のブロー成形方法
JP2003164316A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Kyoraku Co Ltd 収納ケースおよびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016083859A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 キョーラク株式会社 ブロー成形方法及びブロー成形装置
WO2016171209A1 (ja) * 2015-04-21 2016-10-27 キョーラク株式会社 樹脂成形装置、樹脂成形方法、血液浄化回路パネル及び中空成形体
JP2017013472A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 キョーラク株式会社 樹脂成形装置、樹脂成形方法
JP2020055295A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 キョーラク株式会社 成形方法
WO2020071215A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 キョーラク株式会社 成形方法
JP7349061B2 (ja) 2018-10-03 2023-09-22 キョーラク株式会社 成形方法
JP2021084396A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 キョーラク株式会社 成形体、金型及び製造方法
JP7381863B2 (ja) 2019-11-29 2023-11-16 キョーラク株式会社 成形体、金型及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5403252B2 (ja) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5403252B2 (ja) 成形方法
JP5757200B2 (ja) コアを用いた成形方法および成形装置
JP5461480B2 (ja) 熱可塑性材料から中空本体を製造する方法及び該方法を実施する装置
JP6283931B2 (ja) 加飾成形方法、加飾シートによる加飾成形用金型部品、該金型部品を有する加飾成形用金型、並びに加飾成形装置
US10894117B2 (en) Hollow molded article
CN102285096A (zh) 连续吹塑成型机及其成型方法
US9764508B2 (en) Method for producing hollow bodies from thermoplastic material and apparatus for carrying out the method
JP5345906B2 (ja) 熱可塑性樹脂製単壁構造体の成形方法
EP2864105B1 (en) Method and apparatus for thermoforming
JP5720310B2 (ja) 成形装置及び成形方法
JP2003251686A (ja) 環状体の成形装置及びその成形方法
JP5736841B2 (ja) 成形装置及び成形方法
JP5691656B2 (ja) 成形装置及び成形方法
JP5440093B2 (ja) 成形方法
JP7349061B2 (ja) 成形方法
JP6390121B2 (ja) 成形装置および成形方法
JP6368985B2 (ja) 成形方法
CN210617263U (zh) 应用于堆码桶吹塑设备中熔料出料端的切割装置
WO2020071215A1 (ja) 成形方法
JP7381863B2 (ja) 成形体、金型及び製造方法
JP5768388B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法及び樹脂成形品
JP6908846B2 (ja) 構造体及び製造方法
JP2022084477A (ja) 成形装置
US11179866B2 (en) Parison separation device, blow molding machine, and method for manufacturing blow-molded article
JP6222733B2 (ja) 成形装置および成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5403252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250