JP2011071278A - 光電変換装置とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層型の光電変換装置において中間層の両側に位置する光電変換層間の導電性を向上させること。
【解決手段】非晶質Si光電変換層4と微結晶Si光電変換層6とに挟まれた中間層5は、非晶質Si光電変換層4側の界面に正の固定電荷を持った正電荷保持酸化アルミニウム層5a、反対側の微結晶Si光電変換層6側の界面に負の固定電荷を持った負電荷保持酸化アルミニウム層5bとする2層構造とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置とその製造方法に関する。
光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置として、光吸収波長特性の異なる複数の薄膜光電変換層が積層された積層型薄膜太陽電池が知られている。このような従来の積層型薄膜太陽電池では、例えば透明電極が形成された絶縁性透明基板に薄膜半導体をp型層、i型層、n型層の順に堆積した光電変換層からなる素子を複数積層して形成し、裏面電極として反射導電膜を形成して、絶縁性透明基板側からの光入射により光起電力を発生する。
積層された複数の光電変換素子それぞれの間には、これらの素子間で電荷を滞りなく伝えるために導電性を有する中間層が挿入される。また、この中間層では特定の波長領域の光を反射或いは透過させる光学特性を有した材料が用いられている。例えば、特許文献1には、この中間層の材料として、ZnO、ITO、あるいはSnOを用いることが示されている。
特開2006−120747号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、透光性とキャリア導電性を両立するためZnO、ITO、あるいはSnOのような透光性導電膜を用いている。そのため、光電変換層が発生する電流が高い場合には、これらの材料の導電膜を用いても中間層の抵抗によって流れる電流が制限され、光電変換装置の光変換効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、積層型の光電変換装置において中間層の両側に位置する光電変換層間の導電性を向上させることが可能な光電変換装置とその製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の光電変換装置は、n型半導体層とp型半導体層とを有する第1光電変換層と、n型半導体層とp型半導体層とを有するとともに前記第1光電変換層と光吸収波長特性が異なる第2光電変換層と、前記第1光電変換層のn型半導体層と前記第2光電変換層のp型半導体層との間に挟まれた位置にあって、前記n型半導体層に接する側に正の固定電荷がより多く存在し且つ前記p型半導体に接する側に負の固定電荷がより多く存在する酸化膜よりなる透光性の中間層とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、積層型の光電変換装置において中間層の両側に位置する光電変換層間の導電性を向上させることが可能という効果を奏する。
図1は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態1の概略構成を示す断面図である。 図2は、図1の中間層の特性と成膜条件を説明する図である。 図3は、本発明に係る光電変換装置に適用される中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。 図4は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態2の中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。 図5は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態3の中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。 図6は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態4の中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。
以下に、本発明に係る光電変換装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態1の概略構成を示す断面図である。図1において、光電変換装置1は、絶縁性の透明な基板2と、その上に微細な凹凸である表面テクスチャ構造を有する透明電極3、非晶質Si光電変換層4、中間層5、微結晶Si光電変換層6、裏面電極7が順に積層された構成を備える。また、基板2上には、不純物の阻止層として、必要に応じて酸化Siなどのアンダーコート層8を設けるようにしてもよい。
非晶質Si光電変換層4と微結晶Si光電変換層6とはともにSiを主成分とするが、結晶構造の違いにより異なるバンドギャップを有し、従って異なる光吸収波長特性を有する。本実施の形態1の光電変換装置1は透明の基板2を用いて、主として基板側から入射する光を電気に変換する装置である。非晶質Si光電変換層4の発電素子と微結晶Si光電変換層6の発電素子とが積層方向に直列に接続されて、それぞれの光電変換層で発生した電流が透明電極3と裏面電極7とから取り出される構成である。このような光電変換装置はタンデム型太陽電池として用いることができる。
タンデム型太陽電池では、一般に、光を入射する側に主として短い波長の光を吸収して電気エネルギーに変換するバンドギャップの大きい光電変換層、裏面側に前者よりも長い波長の光を吸収して電気エネルギーに変換するバンドギャップの小さい光電変換層が配置される。光吸収波長特性の異なる光電変換層として、本実施の形態1では非晶質Si光電変換層4と微結晶Si光電変換層6とで結晶化率の異なる材料を用いたが、元素組成の異なる層としてもよい。例えば、Si半導体層に添加するGeやCの割合を変化させ、バンドギャップを調整して積層する光電変換層で光吸収波長特性が異なるように調整してもよい。また、積層される光電変換層は3つ以上としてもよい。その場合、中間層5が各光電変換層の間にあるように2つ以上ある構成としてもよい。また、基板2からの積層順序を反対として、基板2と反対側の膜面側から光を入射する構成としてもよい。膜面側から光を入射する場合、基板2は透明でなくてよい。
非晶質Si光電変換層4は、基板2側から順にp型非晶質SiC半導体層4a、i型非晶質Si半導体層4b、n型非晶質Si半導体層4cが積層されている。また、p型非晶質SiC半導体層4aとi型非晶質Si半導体層4bとの間にi型非晶質SiC半導体層を挿入しても良い。微結晶Si光電変換層6は、基板2側から順に、p型微結晶Si半導体層6a、i型微結晶Si半導体層6b、n型微結晶Si半導体層6cが積層されている。
裏面電極7は、例えば、AlやAl合金などの反射率の高い金属を使用することができる。Alの代わりにAgを用いてもよい。反射性能に優れた裏面電極7を用いると、微結晶Si光電変換層6を透過した光は裏面電極7により再び微結晶Si光電変換層6側に反射されて光電変換されるので変換効率が向上する。光電変換される波長域の光を効果的に反射するために、裏面電極7とn型微結晶Si半導体層6cとの間に適当な光学特性を有するZnOなどの透明導電層11を挿入してもよい。
中間層5は、非晶質Si光電変換層4と微結晶Si光電変換層6とに挟まれた層である。中間層5は、非晶質Si光電変換層4で吸収されなかった光を微結晶Si光電変換層6側に透過すると同時に微結晶Si光電変換層6と微結晶Si光電変換層6との間を電気的に導通させる。また、中間層5が微結晶Si光電変換層6で吸収する波長域の光を透過する一方、非晶質Si光電変換層4で吸収する波長域の光を非晶質Si光電変換層4側に反射する光学特性を備えると、非晶質Si光電変換層4を通過した光が再び非晶質Si光電変換層4を通過して光電変換されるので変換効率が向上する。
中間層5はその層の両側に接合された光電変換層間のキャリアを滞りなく伝えなければならないため、キャリア伝導性が必須である。光電変換層間でキャリア伝導が妨げられると、実効的な素子間接続抵抗が高くなり、太陽電池の曲線因子(Fill Factor: FF)が低下し、結果として発電効率が低下する。そのため中間層は透過率とキャリア導電率を両立させなければならない。
本実施の形態1では中間層5の構造を、非晶質Si光電変換層4側の界面に正の固定電荷を持った正電荷保持酸化アルミニウム層5a、反対側の微結晶Si光電変換層6側の界面に負の固定電荷を持った負電荷保持酸化アルミニウム層5bとする2層構造とした。
本実施の形態1の中間層5は酸化アルミニウム層を酸化アルミニウムターゲットを用いたrfスパッタ法で成膜した。このほかCVD法や蒸着法などでも形成することができる。
酸化アルミニウム層に正の固定電荷を持たせるために成膜中の酸素供給量を少なくして膜中の酸素欠損量を多くする。ここでは、酸素供給を行わずArガスが50sccmの流量で供給される雰囲気で圧力1Paの下で成膜した。一方、酸化アルミニウム層に負の固定電荷を与えるには成膜中に酸素の供給量を多くしてストイキオメトリックなAlを形成する。ここでは、Arガスを45sccmの流量で供給するのに加えて濃度比10%となるように酸素ガスを5sccmの流量で供給し、圧力は0.5Paで成膜した。
中間層5では主としてトンネル伝導とキャリア再結合とによって非晶質Si光電変換層4と微結晶Si光電変換層6との間に電流が流れる。本実施の形態1の中間層5を構成する酸化アルミニウム層は基本的に絶縁性の材料であるが、十分に薄くすることによってトンネル電流が流れるようになる。その厚みはたとえば1〜10nm程度とするとよい。ここでは正電荷付与層、負電荷付与層とも2nmとした。また、中間層5を構成する正電荷保持酸化アルミニウム層5aおよび負電荷保持酸化アルミニウム層5bは2次元的に連続膜となることが望ましいが、それぞれの界面をおおむね覆っていればよく、完全な連続膜とならずに一部に穴を有するような膜であってもよい。
なお、中間層5とn型非晶質Si半導体層4cとの間にn型非晶質Si半導体層4cよりもキャリア密度が高いn型非晶質Si半導体層4dを挿入するようにしてもよい。また、中間層5とp型微結晶Si半導体層6aとの間にp型微結晶Si半導体層6aよりもキャリア密度が高いp型微結晶Si半導体層6dを挿入するようにしてもよい。
図2は、図1の中間層5の特性と成膜条件を説明する図である。ここでは、Alターゲットを用いてスパッタで上記成膜条件と同様の条件でp型Si基板上に成膜し、Al電極を形成したAlサンプルのC−V特性を示す。なお、図2(a)は、酸素供給を行わずにArガスを50sccmの流量で供給した雰囲気で圧力1Paの下で成膜した時のC−V特性である。図2(b)は、Arガスを45sccmの流量で供給するのに加えて濃度比10%となるように酸素ガスを5sccmの流量で供給し圧力は0.5Paで成膜した時のC−V特性である。
図2から成膜条件によってC−V曲線が正側にシフトしたり負側にシフトしているのが分かる。これは上記のように構成された光電変換装置では、無酸素供給条件で形成された正電荷保持酸化アルミニウム層5aには酸素欠損が多く存在することにより正の固定電荷(負側シフト)が保持され、酸素過剰供給条件で形成された負電荷保持酸化アルミニウム層5bには過剰酸素による負の固定電荷(正側シフト)が保持されていることを意味する。
このため、正電荷保持酸化アルミニウム層5aに接している非晶質Si光電変換層4内のn型非晶質Si半導体層4cにおいて、正電荷保持酸化アルミニウム層5aとの界面付近のバンドは下側に(電子のポテンシャルが低くなる側に)曲がる。一方、微結晶Si光電変換層6のp型微結晶Si半導体層6aにおいて、負電荷保持酸化アルミニウム層5bとの界面付近のバンドは上側に(ホールのポテンシャルが低くなる側に)曲がる。
この時に中間層5の両側のポテンシャル差は0.5V以上、2.0V以下となるように中間層5の膜厚と固定電荷を調整する。Si系材料のバンドギャップは0.5eV〜2.0eVの範囲にあるため、これを補償するに十分なポテンシャル差を中間層5に持たせることで、非晶質Si光電変換層4内のn型非晶質Si半導体層4cの伝導帯エネルギーと微結晶Si光電変換層6内のp型微結晶Si半導体層6aの価電子帯エネルギーの差が小さくなり、これらの光電素子間のトンネル伝導およびキャリア再結合の効率を向上させることができる。
図3は、本発明に係る光電変換装置に適用される中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。なお、図3(a)は、n型半導体層302とp型半導体層303と間にZnO、ITO、あるいはSnOのような材料にて構成された中間層301を設けた場合を示す。図3(b)は、n型半導体層302とp型半導体層303と間のn型半導体層302側に負電荷保持中間層304を設け、n型半導体層302とp型半導体層303と間のp型半導体層303側に正電荷保持中間層305を設けた場合を示す。図中の点線はフェルミレベルを示す。
図3(a)の構成の場合は中間層301の両側に位置するn型半導体層302の伝導帯エネルギー(Ec,n)、価電子帯エネルギー(Ev,n)、p型半導体層303の伝導帯エネルギー(Ec,p)、価電子帯エネルギ(Ev,p)のエネルギーレベルは中間層5近傍でも変化しない。
一方、図3(b)の構成では、n型半導体層302側に負電荷保持中間層304を設け、p型半導体層303側に正電荷保持中間層305を設けることにより、それぞれの層の電荷と正孔の蓄積傾向の違いによって、負電荷保持中間層304および正電荷保持中間層305との界面の近傍ではn型半導体層302、p型半導体層303のエネルギーレベルの傾きが変化し、n型半導体層302の伝導帯エネルギ(Ec,n)と、p型半導体層303の価電子帯エネルギ(Ev,p)が接近する。
つまり、負電荷保持中間層304および正電荷保持中間層30の界面近傍でn型半導体層302の電子エネルギーレベルとp型半導体層303の正孔エネルギーレベルが近づくようにそれぞれのエネルギーレベルが変化している。このように、n型伝導帯−p型価電子帯間のエネルギギャップが小さいと、層間のトンネル伝導が増進され、キャリア再結合が増進されて、電流が流れやすくなる。
以上のように、本実施の形態1では、n型半導体層302の電子エネルギーレベルとp型半導体層303の正孔エネルギーレベルが近づき、p型微結晶Si半導体層6aとn型非晶質Si半導体層4cとの間でトンネル電流が流れやすくなり、結果として光電変換装置の効率が改善される。
上記のように同一材料の成膜原料を用いても、成膜条件、特にその材料に含有される元素のガスの割合を成膜中に変えることにより、構成元素の比が異なる膜となる。例えば、ターゲットにAlを用いても、雰囲気によってOとAlとの比が変化する。このような含有元素の比率の違いによって膜中に存在する電荷を変化させることができる。AlではAlに対するOの化学量論比は1.5であるが、この比からずれることになる。このずれは欠陥量の違いと考えることもできる。これにより、元素の価数が変化したり、電気的中性を保つように固定電荷を保持したりする。(なお、本明細書では、厳密にはAlではないが、化学量論比が異なる膜を含めてAlと表記している。)
同一材料の膜で成膜条件のみにより膜中に存在する固定電荷を変化させることで中間層5のポテンシャルを制御したため、複数の材料を用いた場合に比べて製造工程が簡単になるとともに、膜中の酸素量の制御で電荷が制御できるためポテンシャルの制御が精密化できた。
なお、図1の例では、中間層5は正電荷保持酸化アルミニウム層5aと負電荷保持酸化アルミニウム層5bとの2層としたが、厚み方向に固定電荷が正から負に徐々に変化する傾斜電荷分布の構造を有していてもよい。また、固定電荷はどちらも正または負でその密度が変化しても良く、中間層5の両側でポテンシャル差が0.5〜2eVの範囲に制御できれば良い。
しかしながら、どのような材料でも容易に正と負の固定電荷を制御できるわけではない。多くの材料の固定電荷は正か負のいずれか一方であり、正と負とに固定電荷を制御することは難しい。特に、大きな負の固定電荷を有する材料は限られる。特に、ここに用いたAlの場合には成膜条件によって大きく負の固定電荷密度が変えられるため、負の固定電荷の制御で必要なポテンシャルを得ることが可能である。
ここに示した中間層5は三酸化二アルミニウム(Al)の場合に顕著な効果が得られる。その他では二酸化ハフニウム(HfO)、二酸化ジルコニウム(ZrO)でも同様の効果が得られる。なお、二酸化シリコン(SiO)は単独では正負の固定電荷を制御することが困難であるが、上記で述べたいずれかまたはそれらの組み合わせで構成された積層膜を中間層5とすることによって同様な効果を得ることができる。
実施の形態2.
図4は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態2の中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。図4において、この光電変換装置は、図3(b)の負電荷保持中間層304と正電荷保持中間層305との間に導電性透明酸化層306が設けられている。
すなわち、図4の構成では、図1の光電変換装置の中間層5を二層構成から三層構成にして中央の層を導電性透明酸化膜とした以外は基本的に同じ構造を有している。なお、この導電性透明酸化膜はAlを1%ドープしたZnOとし、AlZnOをターゲットとしてスパッタで5nmの膜を成膜した。
ZnOはバンドギャップがAlの約半分であり、Alをドープすることでn型の導電性を与えることができる。このため非晶質Si光電変換層4内のn型非晶質Si半導体層4cの伝導帯とZnOの伝導帯の間のトンネリングが容易に起こるとともに、この伝導帯のエネルギーと微結晶Si光電変換層6内のp型微結晶Si半導体層6aの価電子帯エネルギーの差が小さくなる。このため、これらの間のトンネル伝導が容易に起こるようになり、キャリア再結合の効率が向上する。
実施の形態3.
図5は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態3の中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。図5において、この光電変換装置は、図3(b)の負電荷保持中間層304と正電荷保持中間層305との間に電荷調整用中間層307が設けられている。
すなわち、図5の構成では、図1の光電変換装置の中間層5を二層構成から三層構成にして中央の層を固定電荷を持たないか、持っていたとしてもその絶対値が両側の層に比べて小さい値をとるようにしたものである。ここでは、Alを用い、成膜時の酸素供給量を調整して酸素欠陥の量を負の固定電荷とちょうどバランスするように形成した。
負電荷保持中間層304と正電荷保持中間層305との間に電荷調整用中間層307を設けることで、n型半導体層302とp型半導体層303との間のバンドがそれらのバンドの中間に位置したまま両側のバンドが曲がってn型半導体層302の伝導帯とp型半導体層303の価電子帯が近づく。このため、電子およびホールともにトンネリングが容易に起こるようになり、キャリア再結合の効率が向上する。
実施の形態4.
図6は、本発明に係る光電変換装置の実施の形態4の中間層とその両側に接合された半導体層の断面構成をエネルギーバンドを用いて示す図である。図6において、この光電変換装置は、図3(b)の負電荷保持中間層304と正電荷保持中間層305との間にバンドオフセット調整用中間層308が設けられている。
すなわち、図6の構成では、図1の光電変換装置の中間層5を二層構成から三層構成にして中央の層を両側の層に比べてバンドギャップが小さく、且つ固定電荷を持たないか、持っていたとしてもその絶対値が両側の層に比べて小さい値をとるようにしたものである。
ここでは、両側の層にAlを用い、中央の層にHfOを用いた。両側のAlの成膜条件は実施の形態1と同様にし、成膜時の酸素供給量を調整して固定電荷量を正と負に作り分けた。中央のHfOは酸素を適度に供給することでAlに比べて固定電荷量を少なく形成することが容易であり、最適化により正と負がちょうどバランスするように形成した。
Alのバンドギャップは約8eVであるのに比べてHfO中間層のバンドは5.7eVと狭いため、同じ膜厚ではAlよりもトンネリングが起こり易い。また、HfOは固定電荷を低く抑えられるため、n型半導体層302とp型半導体層303との間のバンドがそれらのバンドの中間に位置したまま両側のバンドが曲がってn型半導体層302の伝導帯とp型半導体層303の価電子帯が近づく。このため、電子およびホールともにトンネリングが容易に起こるようになり、キャリア再結合の効率が向上する。
実施の形態5.
実施の形態1では酸素ガスの供給の有無で中間層5の固定電荷を制御したのに対し、実施の形態5は酸素ガスをプラズマセルを通して供給し、流量およびRFパワーを調整することによってプラズマ活性化率の大小を制御することで活性化酸素の割合を変化させたものである。
酸化の度合いを弱める必要のあるn型半導体層に接する側ではプラズマ活性化率を弱くする一方、p型半導体層に接する層ではプラズマ活性化率を強くすることで、n型半導体層に接する側では膜中の固定電荷が正にでき、p型半導体層に接する側では膜中の固定電荷が負にできる。このため、n型半導体層の電子エネルギーレベルとp型半導体層の正孔エネルギーレベルが近づき、p型微結晶Si半導体層6aとn型非晶質Si半導体層4cとの間でトンネル電流が流れやすくなり、結果として光電変換装置の効率が改善される。
実施の形態6.
実施の形態1では酸素ガスの供給の有無で中間層5の固定電荷を制御したのに対し、実施の形態6は、酸素ガスを供給する代わりに還元性ガスを供給することで中間層5の固定電荷を制御したものである。ここでは、還元性ガスとしてはHOとした。
n型半導体層に接する側で還元性のガス雰囲気で成膜することにより膜中の酸素欠損量を増加させることができ、膜中の正の固定電荷をより多くすることができる。また、p型半導体層に接する側ではこれまでと同様に膜中の固定電荷を負にできる。このため、n型半導体層の電子エネルギーレベルとp型半導体層の正孔エネルギーレベルが近づき、p型微結晶Si半導体層6aとn型非晶質Si半導体層4cとの間でトンネル電流が流れやすくなり、結果として光電変換装置の効率が改善される。
実施の形態7.
実施の形態1では酸素ガスの供給の有無で中間層5の固定電荷を制御したのに対し、実施の形態7は、n型半導体層に接する層の成膜後にHOの雰囲気で一定時間処理し、且つp型半導体層に接する層の成膜後にOの雰囲気で一定時間処理するものである。
n型半導体層に接する側で還元性のガス雰囲気で処理することにより膜中の酸素欠損量を増加させることができ、膜中の正の固定電荷をより多くすることができる。また、p型半導体層に接する側で酸化性のガス雰囲気で処理することにより、膜中の余剰酸素量を増加させることができ、膜中の負の固定電荷をより多くすることができる。このため、n型半導体層の電子エネルギーレベルとp型半導体層の正孔エネルギーレベルが近づき、p型微結晶Si半導体層6aとn型非晶質Si半導体層4cとの間でトンネル電流が流れやすくなり、結果として光電変換装置の効率が改善される。
以上の実施の形態で述べたように本発明の光電変換装置では、それぞれn型の半導体層とp型の半導体層とを有するとともに互いに光吸収波長特性の異なる第1光電変換層および第2光電変換層が積層され、第1光電変換層のn型の半導体層と第2光電変換層のp型の半導体層との間に透光性の中間層を有し、中間層の成膜条件を制御することで、中間層との界面における第1光電変換層のn型の半導体層の電子エネルギーレベルと第2光電変換層のp型の半導体層の正孔エネルギーレベルとが近づくように、第1光電変換層のn型の半導体層の中間層との界面近傍の電子エネルギーレベルまたは第2光電変換層のp型の半導体層の中間層との界面近傍の正孔エネルギーレベルが変化する。
このため、中間層との界面における第1光電変換層のn型の半導体層では電子が、第2光電変換層のp型の半導体層では正孔が中間層に引きつけられるようなポテンシャル構造が形成され、n型半導体層の電子のエネルギーレベルとp型半導体層の正孔エネルギーレベルとが近づき、層間のトンネル伝導が増進される。この結果、中間層を挟む第1光電変換層のn型の半導体層と第2光電変換層のp型の半導体層との間での実効的な接続抵抗が低下し、第1光電変換層と第2光電変換層の間の導電性が改善され、高効率な光電変換装置を実現することができる。
以上の実施の形態の構成は、特にSiを主成分とする半導体層からなる光電変換層の変換効率向上に適するが、Si系以外の化合物半導体系、有機物系などの材料にも適用可能である。
以上のように本発明に係る光電変換装置は、中間層の両側に位置する光電変換層間の導通性を改善し、高効率な光電変換装置を提供することができるようになる。また、中間層の成膜条件の制御だけで導通性を改善できるため低コスト化が図れる。
1 光電変換装置
2 基板
3 透明電極
4 非晶質Si光電変換層
4a p型非晶質SiC半導体層
4b i型非晶質Si半導体層
4c、4d n型非晶質Si半導体層
5 中間層
5a 正電荷保持酸化アルミニウム層
5b 負電荷保持酸化アルミニウム層
6 微結晶Si光電変換層
6a、6d p型微結晶Si半導体層
6b i型微結晶Si半導体層
6c n型微結晶Si半導体層
7 裏面電極
8 アンダーコート層
11 透明導電層
302 n型半導体層
303 p型半導体層
304 負電荷保持中間層
305 正電荷保持中間層
306 導電性透明酸化層
307 電荷調整用中間層
308 バンドオフセット調整用中間層

Claims (16)

  1. n型半導体層とp型半導体層とを有する第1光電変換層と、
    n型半導体層とp型半導体層とを有するとともに前記第1光電変換層と光吸収波長特性が異なる第2光電変換層と、
    前記第1光電変換層のn型半導体層と前記第2光電変換層のp型半導体層との間に挟まれた位置にあって、前記n型半導体層に接する側に正の固定電荷がより多く存在し且つ前記p型半導体に接する側に負の固定電荷がより多く存在する酸化膜よりなる透光性の中間層とを備えることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記中間層は少なくとも2層で構成され、前記第1光電変換層のn型半導体層に接する層は正の固定電荷がより多く存在し、前記第2光電変換層のp型半導体層に接する層は負の固定電荷がより多く存在することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記固定電荷密度は、n側の正電荷、p側の負電荷ともに半導体層との界面で最大となることを特徴とする請求項1または2に記載の光電変換装置。
  4. n型半導体層とp型半導体層とを有する第1光電変換層と、
    n型半導体層とp型半導体層とを有するとともに前記第1光電変換層と光吸収波長特性が異なる第2光電変換層と、
    前記第1光電変換層のn型半導体層と前記第2光電変換層のp型半導体層との間に挟まれた位置にある透光性の絶縁体にて構成され、前記絶縁体中の電子に作用するポテンシャルエネルギーが前記第1光電変換層のn型半導体層に接する部分で最も低く、前記第2光電変換層のp型半導体層と接する部分で最も高い中間層を備えることを特徴とする光電変換装置。
  5. 前記中間層は少なくとも3層で構成され、2層目の固定電荷密度の絶対値はその両側の層の固定電荷密度の絶対値より小さいことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  6. 前記中間層は少なくとも3層で構成され、2層目のバンドギャップはその両側の層のバンドギャップより小さいことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  7. 前記中間層は少なくとも3層で構成され、2層目は導電性透明酸化膜であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  8. 前記中間層は三酸化二アルミニウム(Al)、二酸化ハフニウム(HfO)、二酸化ジルコニウム(ZrO)、二酸化シリコン(SiO)のいずれかまたはこれらの組み合わせで構成された膜よりなり、前記第1光電変換層のn型半導体層に接する付近と前記第2光電変換層のp型半導体層と接する付近で酸素含有量が異なることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  9. 前記酸素含有量は、前記第1光電変換層のn型半導体層に接する付近では前記第2光電変換層のp型半導体層に接する付近に比べて少ないことを特徴とする請求項8に記載の光電変換装置。
  10. 前記中間層の両側のポテンシャル差が0.5eV以上2.0eV以下の範囲であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  11. n型半導体層とp型半導体層とを有する第1光電変換層を形成する工程と、
    n型半導体層とp型半導体層とを有するとともに前記第1光電変換層と光吸収波長特性が異なる第2光電変換層を形成する工程と、
    前記第1光電変換層のn型半導体層と前記第2光電変換層のp型半導体層との間に挟まれた位置に、前記n型半導体層に接する側の雰囲気は前記p型半導体層に接する側に比べてより酸化能力の弱い条件で酸化膜よりなる透光性の中間層を成膜する工程とを備えることを特徴とする光電変換装置の製造方法。
  12. 前記酸化能力は、酸素を含むガスの供給量で調整することを特徴とする請求項11に記載の光電変換装置の製造方法。
  13. 前記酸化能力は、酸素を含むガスの中の活性酸素成分の大小で調整することを特徴とする請求項11に記載の光電変換装置の製造方法。
  14. 前記ガスの中の活性酸素成分の大小は、プラズマによる活性化の大小で調整することを特徴とする請求項13に記載の光電変換装置の製造方法。
  15. 前記酸化能力は、酸化性のガスと還元性のガスの供給量で調整することを特徴とする請求項10に記載の光電変換装置の製造方法。
  16. n型半導体層とp型半導体層とを有する第1光電変換層を形成する工程と、
    n型半導体層とp型半導体層とを有するとともに前記第1光電変換層と光吸収波長特性が異なる第2光電変換層を形成する工程と、
    前記第1光電変換層のn型半導体層と前記第2光電変換層のp型半導体層との間に挟まれた位置に、前記n型半導体層に接する層の成膜後に還元性の雰囲気で一定時間処理し、且つp型半導体層に接する層の成膜後に酸化性の雰囲気で一定時間処理することにより、絶縁体よりなる透光性の中間層を成膜する工程とを備えることを特徴とする光電変換装置の製造方法。
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