JP2011067985A - 液体吐出ヘッド清掃装置およびインクジェット記録装置、液体吐出ヘッド清掃方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド清掃装置およびインクジェット記録装置、液体吐出ヘッド清掃方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドの吐出面を確実に清掃できる液体吐出ヘッド清掃装置およびインクジェット記録装置、液体吐出ヘッド清掃方法を提供すること。
【解決手段】本発明の液体吐出ヘッド清掃装置は、ノズル列が形成されたノズル部材の面と前記ノズル部材の面に対して段差部分を有する突起面とからなる液体吐出ヘッドの吐出面を拭き取る拭き取り部材と、相対的に移動する前記液体吐出ヘッドの前記吐出面に対して前記拭き取り部材を押圧して接触させる複数の押圧手段を有し、前記複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさが異なること、を特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は液体吐出ヘッド清掃装置およびインクジェット記録装置、液体吐出ヘッド清掃方法に係り、特に液体吐出ヘッドの吐出面を清掃する装置およびその方法に関する。
特許文献1には、プリンタのラインヘッドの吐出面に湿った布を押圧部材で押圧接触させて、当該湿った布をラインヘッドの短手方向に向かって吐出面に対して相対移動させることにより、吐出面を拭き取る技術が開示されている。
特開2009−12224号公報
しかしながら、ヘッドの吐出面への用紙の接触などを防止するために、ヘッドの吐出面においてノズル列が形成されているノズル面の周囲に保護部材を設ける場合がある。この場合、保護部材の面とノズル面との間に段差を設けておく。
ここで、特許文献1の技術では、ヘッドの長手方向の全幅に相当する幅を有する押圧部材により、ヘッドの長手方向に一様な押圧力を負荷させてノズル面に湿った布を接触させているにすぎない。そのため、前記のようにヘッドの吐出面において保護部材を設ける場合には、保護部材の面とノズル面との間の段差部分の影響により、ノズル面や保護部材の面や、あるいは保護部材の面とノズル面との間の段差部分を十分に拭き取れず、ヘッドの吐出面を確実に清掃できないおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、液体吐出ヘッドの吐出面を確実に清掃できる液体吐出ヘッド清掃装置およびインクジェット記録装置、液体吐出ヘッド清掃方法を提供すること、を目的とする。
前記目的を達成するために本発明の液体吐出ヘッド清掃装置は、ノズル列が形成されたノズル部材の面と前記ノズル部材の面に対して段差部分を有する突起面とからなる液体吐出ヘッドの吐出面を拭き取る拭き取り部材と、相対的に移動する前記液体吐出ヘッドの前記吐出面に対して前記拭き取り部材を押圧して接触させる複数の押圧手段を有し、前記複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさが異なること、を特徴とする。
本発明によれば、複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさが異なるので、ノズル部材の面と突起面の間に形成される段差部分の影響を受けることなく、液体吐出ヘッドの吐出面を確実に清掃できる。
本発明の一態様として、前記複数の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記吐出面の全幅に相当する幅に形成された全幅押圧手段と、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記ノズル部材の面の幅に相当する幅に形成されたノズル面押圧手段と、から構成されること、を特徴とする。
かかる態様によれば、全幅押圧手段により吐出面の全面を、ノズル面押圧手段によりノズル部材の面を段階的に拭き取るので、液体吐出ヘッドの吐出面を確実に清掃できる。
本発明の一態様として、前記拭き取り部材により前記吐出面を拭き取るときの前記液体吐出ヘッドの移動方向について、上流側に前記全幅押圧手段を配置し、下流側に前記ノズル面押圧手段を配置すること、を特徴とする。
かかる態様によれば、全幅押圧手段により吐出面を本拭きし、ノズル面押圧手段により仕上げ拭きをするので、ノズル部材の面を確実に清掃することができる。
本発明の一態様として、前記複数の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記吐出面の全幅に相当する幅に形成された全幅押圧手段と、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記突起面の幅に相当する幅に形成された突起面押圧手段と、から構成されること、を特徴とする。
かかる態様によれば、全幅押圧手段により吐出面の全面を、突起面押圧手段により突起面を段階的に拭き取るので、液体吐出ヘッドの吐出面を確実に清掃できる。
本発明の一態様として、前記拭き取り部材により前記吐出面を拭き取るときの前記液体吐出ヘッドの移動方向について、上流側に前記全幅押圧手段を配置し、下流側に前記突起面押圧手段を配置すること、を特徴とする。
かかる態様によれば、全幅押圧手段により吐出面を本拭きし、突起面押圧手段により仕上げ拭きをするので、突起面を確実に清掃することができる。
本発明の一態様として、前記複数の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記ノズル部材の面の幅に相当する幅に形成されたノズル面押圧手段と前記突起面の幅に相当する幅に形成された突起面押圧手段と、から構成されること、を特徴とする。
かかる態様によれば、ノズル面押圧手段によりノズル部材の面を、突起面押圧手段により突起面を段階的に拭き取るので、液体吐出ヘッドの吐出面を確実に清掃できる。
本発明の一態様として、前記拭き取り部材により前記吐出面を拭き取るときの前記液体吐出ヘッドの移動方向について、上流側に前記突起面押圧手段を配置し、下流側に前記ノズル面押圧手段を配置すること、を特徴とする。
かかる態様によれば、突起面押圧手段により突起面を重点的に拭き取った後に、ノズル面押圧手段によりノズル部材の面を重点的に拭き取るので、液体吐出ヘッドの吐出面をより確実に清掃できる。
本発明の一態様として、前記複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、押圧力が異なること、を特徴とする。
かかる態様によれば、複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は押圧力が異なるので、拭き取り面に応じた押圧力により拭き取ることができる。
本発明の一態様として、前記複数の押圧手段は、1つの前記拭き取り部材を押圧すること、を特徴とする。
かかる態様によれば、複数の押圧手段に対し1つの拭き取り部材を共用して押圧するので、コストの抑制やシステムの省スペース化を図ることができる。
本発明の一態様として、前記液体吐出ヘッドはラインヘッドであり、前記押圧手段はラインヘッドの短手方向を軸方向とする押圧ローラであること、を特徴とする。
かかる態様によれば、押圧手段はラインヘッドの短手方向を軸方向とする押圧ローラであるので、ラインヘッドの長手方向への吐出面の拭き取りが可能であり、システムの省スペース化を図ることができる。
前記目的を達成するために本発明のインクジェット記録装置は、記録媒体に処理液を付与する処理液付与部と、前記処理液付与部において前記処理液が付与された前記記録媒体が周面に吸着保持されて回転搬送される描画ドラムと、前記描画ドラムにて回転搬送される前記記録媒体にインクが吐出されるノズル列が形成されたノズル部材の面と前記ノズル部材の面に対して段差部分を有する突起面とからなるインク吐出ヘッドと、を備える描画部と、前記描画部において前記記録媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥部と、前記インク吐出ヘッドの吐出面を拭き取る拭き取り部材と、相対的に移動する前記インク吐出ヘッドの前記吐出面に対して前記拭き取り部材を押圧して接触させる複数の押圧手段を備え、前記複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、前記インク吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさが異なるインク吐出ヘッド清掃部と、を有することを特徴とする。
前記目的を達成するために本発明の液体吐出ヘッド清掃方法は、ノズル列が形成されたノズル部材の面と前記ノズル部材の面に対して段差部分を有する突起面とからなる液体吐出ヘッドの吐出面に対して、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさを異ならせながら前記吐出面に対して複数回押圧して接触させて前記吐出面を拭き取ること、を特徴とする。
本発明によれば、液体吐出ヘッドの吐出面を確実に清掃できる。
本発明が適用されたインクジェット記録装置の描画部の概略構成を示す側面図である。 描画位置とメンテナンス位置とを示す図である。 本発明に係る液体吐出ヘッド清掃装置が適用されたインクジェット記録装置における制御部の構成例を示すブロック図である。 ラインヘッドの外観概略図である。 払拭機構の概略構成図である。 押圧ローラに押圧機構を設けた例を示す図である。 第1押圧ローラと第2押圧ローラについての第1実施例を示す図である。 第1押圧ローラと第2押圧ローラについての第2実施例を示す図である。 第1押圧ローラと第2押圧ローラについての第3実施例を示す図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る液体吐出ヘッド清掃装置および液体吐出ヘッド清掃方法の実施の形態について説明する。
[インクジェット記録装置(描画部)の構成]
図1は、本発明に係る液体吐出ヘッド清掃装置がインク吐出ヘッド清掃部として適用されたインクジェット記録装置の描画部の概略構成を示す側面図である。なお、本発明は図1に示すようなドラムにより搬送された用紙に直接描画を行なうドラム搬送型のインクジェット記録装置に適用される以外にも、ベルトにより搬送された用紙に直接描画を行なうベルト搬送型のインクジェット記録装置や、中間転写体を介して用紙に描画する中間転写型のインクジェット記録装置などにも適用される。
図1に示すように、本実施の形態のインクジェット記録装置では、描画部10において、用紙(記録媒体)12が描画ドラム14の周面に吸着保持されて回転搬送される。そして、描画ドラム14によって回転搬送される用紙12に対して、描画ドラム14の周囲に配置された4本の液体吐出ヘッド(インク吐出ヘッド)であるラインヘッド16C、16M、16Y、16KからC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)、K(クロ)の各色のインクの液滴を吐出させて、用紙12の記録面にカラー画像を描画する。
用紙12を回転搬送する描画ドラム14は、円筒状に形成されており、その両端から突出して設けられた回転軸18をインクジェット記録装置の本体フレーム(不図示)に設けられた軸受(不図示)に軸支されて、水平に設置されている。この回転軸18には、図示しない回転伝達機構を介してモータが連結されており、描画ドラム14は、このモータに駆動されて回転する。
また、この描画ドラム14の周面には、グリッパ20が設けられている(本例では、外周面上の2カ所に設置)。用紙12は、このグリッパ20に先端部を把持されて、描画ドラム14の外周面上に保持される。
さらに、この描画ドラム14の周面には、図示しない吸着穴が所定の配列パターンで多数形成されており、内部に向けてエアが吸引されている。描画ドラム14の周面に巻き掛けられた用紙12は、この吸着穴から内部に向けてエアが吸引されることにより、描画ドラム14の外周面上に吸着保持される。
なお、本実施の形態のインクジェット記録装置において、用紙12は、前段の工程(たとえば、用紙12の記録面にインク中の色材を凝集させる機能を有する処理液を付与する工程)から搬送ドラム22を介して、描画ドラム14に受け渡される。搬送ドラム22は、描画ドラム14に並列して配置されており、タイミングを合わせて、描画ドラム14に用紙12を受け渡す。
また、描画後の用紙12は、搬送ドラム24を介して、後段の工程(たとえば、インクを乾燥させる工程)に受け渡される。搬送ドラム24は、描画ドラム14に並列して配置されており、タイミングを合わせて、描画ドラム14から用紙12を受け取る。
4本のラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、用紙幅に対応して形成されており、描画ドラム14の回転軸18を中心とした同心円上に一定の間隔をもって放射状に配置されている。
なお、本例では、4本のラインヘッド16C、16M、16Y、16Kが、描画ドラム14を挟んで対称になるように配置されている。すなわち、描画ドラム14の中心を通る鉛直な線分に対してシアンのラインヘッド16Cとクロのラインヘッド16Kとが対称に配置されるとともに、マゼンタのラインヘッド16Mとイエロのラインヘッド16Yとが対称に配置されている。
このように配置された各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、それぞれその吐出面26C、26M、26Y、26Kが、描画ドラム14の外周面に対向して配置されるとともに、それぞれその吐出面26C、26M、26Y、26Kが、描画ドラム14の外周面から所定高さの位置に位置する(描画ドラム14の外周面と吐出面26C、26M、26Y、26Kとの間に同じ量のギャップが形成される。)。また、その吐出面26C、26M、26Y、26Kに形成されたノズル列が、用紙12の搬送方向と直交して配置される。
そして、このように配置された各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kからは、その吐出面26C、26M、26Y、26Kに形成されたノズル列から描画ドラム14の外周面に向けて垂直にインクの液滴が吐出される。
描画部10は、以上のように構成される。この描画部10において、用紙12は、前段の工程から搬送ドラム22を介して描画ドラム14に受け渡され、描画ドラム14の周面に吸着保持されながら回転搬送される。そして、その搬送過程で各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kの下を通過し、通過時に各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kから吐出されたインクの液滴が記録面に打滴されて、記録面にカラー画像が形成される。画像記録が終了した用紙12は、描画ドラム14から搬送ドラム24に受け渡され、後段の工程に搬送される。
さて、以上のように構成される描画部10において、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、描画ドラム14の回転軸18と平行な方向(水平方向)にスライド移動自在に設けられている。そして、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、不図示の駆動手段に駆動されて、図2に実線で示す「描画位置」と図2に破線で示す「メンテナンス位置」との間を移動自在に設けられている。
各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、描画位置に位置させると描画ドラム14の周囲に配置され、描画可能な状態になる。
一方、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、メンテナンス位置に位置させると、描画ドラム14から退避する。長時間使用しない場合は、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kをメンテナンス位置に位置させ、不図示の保湿ユニットによって保湿する。これにより、乾燥による不吐出が防止される。
描画位置とメンテナンス位置との間には、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kの吐出面26C、26M、26Y、26Kを清掃するためのラインヘッド清掃装置28が設けられている。各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、描画位置からメンテナンス位置に移動する際、その吐出面26C、26M、26Y、26Kに払拭ウェブ62(図5参照)が押圧当接され、これにより、吐出面26C、26M、26Y、26Kが払拭清掃される。
なお、ラインヘッド清掃装置28は、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kに個別に設けられている。
図3は、本発明に係るラインヘッド清掃装置28が適用されたインクジェット記録装置1における制御部の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、インクジェット記録装置1は、システムコントローラ30、描画部制御部32、ラインヘッド清掃装置制御部34、処理液付与部制御部36、乾燥部制御部38などを備えている。
システムコントローラ30は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置1の全体を制御する制御装置として機能する。
描画部制御部32は、システムコントローラ30からの指令に基づき、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kや描画ドラム14を制御する。本発明の場合、例えば、メンテナンス時には、描画部制御部32により各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kを制御して、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16K(図4ではラインヘッド40)を後述するように描画位置からメンテナンス位置に向かって移動させる。
ラインヘッド清掃装置制御部34は、システムコントローラ30からの指令に基づき、ラインヘッド清掃装置28を制御する。ラインヘッド清掃装置制御部34については後述する。
処理液付与部制御部36は、描画部10の前段の工程(たとえば、用紙12の記録面にインク中の色材を凝集させる機能を有する処理液を付与する工程)に使用される処理液付与部の不図示の搬送ドラムや処理液付与手段を制御する。
乾燥部制御部38は、描画部10の後段の工程(たとえば、インクを乾燥させる工程)に使用される乾燥部の不図示の搬送ドラムや乾燥手段を制御する。
[ラインヘッドの吐出面の構成]
ここで、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kの吐出面26C、26M、26Y、26Kの構成について説明する。各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kは、いずれも同様な構成であるので、説明の便宜上、各ラインヘッド16C、16M、16Y、16Kと同じ構成のラインヘッド40にて説明する。
図4はラインヘッド40の外観概略図であり、図4(a)はラインヘッド40の長手方向の外観図であり、図4(b)はラインヘッド40の短手方向の外観図である。
図4(a),(b)に示すように、ラインヘッド40の吐出面40Aは、ノズル列が形成されたノズル部材42の面(以下、ノズル面42Aという)と、ノズル部材の両端部に設けられた保護部材44の面(以下、保護面44Aという)とにより構成されている。
なお、ノズル部材42の材質としてはSi、SUS、ポリイミドなどを、保護部材44の材質としてはSUSを使用することが考えられる。
図4(b)に示すように、保護面44Aは、ノズル面42Aに対して段差部分43が形成されるように突起させた突起面となっている。これにより、用紙12が何らかの原因で描画ドラム14の外周面から吸着保持されなくなって吐出面40A側に捲れ上がってしまった場合には、保護面44Aに接触することがあってもノズル面42Aには接触することはない。そのため、保護部材44はノズル面42Aへの用紙12の接触を防止する役割を果たしている。
[ラインヘッド清掃装置と清掃方法]
次に、本発明のラインヘッド清掃装置28およびその清掃方法について説明する。
前記の図2に示すように、ラインヘッド清掃装置28は、洗浄液ノズル52と払拭機構54などから構成され、ラインヘッド40の描画位置側から洗浄液ノズル52、払拭機構54の順に配置されている。
図5は、払拭機構54の概略構成図である。図5に示すように、払拭機構54は、ケース56、第1押圧ローラ58、第2押圧ローラ60、払拭ウェブ62、繰出軸64、巻取軸66、ガイドローラ68などから構成される。
第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60は、帯状に形成された払拭ウェブ62が巻き掛けられ、この払拭ウェブ62をラインヘッド40の吐出面40Aに押圧当接させる押圧手段である。
なお、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60の押圧部分の材質としては、シリコン、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、ポリウレタンなどを使用することが考えられる。また、払拭ウェブ62としては、ポリエチレンテレフタラート( PET)、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロン等の極微細繊維の編物または織物を使用することが考えられる。
繰出軸64は払拭ウェブ62を繰り出す軸部材であり、巻取軸66は払拭ウェブ62を巻き取る軸部材である。ガイドローラ68は、第1押圧ローラ58から繰り出された払拭ウェブ62が、第2押圧ローラ60に巻き掛けられるようにガイドするガイド部材である。
このような構成により、払拭ウェブ62は、繰出軸64から繰り出されて、第2押圧ローラ60で巻き掛けられ、ガイドローラ68によりガイドされて第1押圧ローラ58に巻き掛けられた後、巻取軸66に巻き取られることにより搬送される。
本実施形態では、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60の軸方向が、ラインヘッド40の短手方向に向くように配置されている。また、ラインヘッド40を描画位置からメンテナンス位置に向かって移動させていくときに、ラインヘッド40の移動方向の上流側に第1押圧ローラ58が配置され、下流側に第2押圧ローラ60が配置されている。
また、払拭機構54には昇降駆動部69(図3参照)が設けられており、この昇降駆動部69により、待機位置と清掃位置の間で昇降させることができる。
なお、図6に示すように、第1押圧ローラ58に第1押圧機構70を設け、第2押圧ローラ60に第2押圧機構72を設けてもよい。これにより、第1押圧機構70により第1押圧ローラ58の押圧力が調整でき、第2押圧機構72により第2押圧ローラ60の押圧力が調整できる。
前記の図3に示すように、ラインヘッド清掃装置制御部34は、システムコントローラ30からの指令に基づき、ラインヘッド清掃装置28を制御する。具体的には、ラインヘッド清掃装置制御部34は、洗浄液ノズル52からの洗浄液の噴射、昇降駆動部69による払拭機構54の昇降、第1押圧ローラ58の回転、第2押圧ローラ60の回転、繰出軸64の回転、巻取軸66の回転、第1押圧機構70による押圧力の調整、第2押圧機構72による押圧力の調整などを制御する。
このような構成のもと、ラインヘッド清掃装置28は以下のように作用する。
まず、払拭機構54を昇降駆動部69により待機位置から清掃位置に移動させる。
次に、ラインヘッド40の長手方向について、ラインヘッド40を描画位置からメンテナンス位置に向かってラインヘッド清掃装置28に対して相対的に移動させていく。このとき、洗浄液ノズル52から洗浄液を噴射させて、ラインヘッド40の吐出面40Aに洗浄液を付着させる。
そして、第1押圧ローラ58により払拭ウェブ62をラインヘッド40の吐出面40Aに押圧当接させて、払拭ウェブ62をラインヘッド40の移動方向と反対方向に相対的に搬送させることにより、拭き取りを行なう。
さらに、第2押圧ローラ60により払拭ウェブ62をラインヘッド40の吐出面40Aに押圧当接させて、払拭ウェブ62をラインヘッド40の移動方向と反対方向に相対的に搬送させることにより、拭き取りを行なう。
そして、ラインヘッド40の吐出面40Aの拭き取りが完了すると、洗浄液ノズル52の噴射を停止し、払拭機構54を昇降駆動部69により待機位置に移動させる。
以上により、ラインヘッド40の吐出面40Aの清掃が終了する。
本発明は、前記のように、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60により2回拭き取りを行なうので、安定的な拭き取り性能を維持でき、安定的なメンテナンス動作ができる。
また、図6に示した第1押圧機構70と第2押圧機構72により、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60の押圧力について差を持たせてもよい。例えば、第1押圧ローラ58の押圧力を第2押圧ローラ60の押圧力よりも大きく設定させることで、第1押圧ローラ58で高い押圧力で本拭きした後に第2押圧ローラ60で低い押圧力で仕上げ拭きをすることができる。そのため、吐出面40Aを保護しつつ、より安定的な拭き取り性能を維持できる。
また、本発明はラインヘッド40の短手方向に沿って拭き取り動作を行うことも可能であるが、ラインヘッド40の長手方向に沿って拭き取り動作を行うことで、システムの省スペース化を図ることができる。
また、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60の各押圧ローラに個別に払拭ウェブを設けることとしてもよい。
本発明では、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60は、ラインヘッド40を描画位置からメンテナンス位置に向かって移動させていくときのラインヘッド40の移動方向(長手方向)に対する垂直方向(短手方向)の押圧幅の大きさが異なっている。
具体的には、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60として、以下の実施例に示されるような仕様の押圧ローラを使用することが考えられる。
<第1実施例>
図7は、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60についての第1実施例を示す図である。図7に示すように、第1実施例では、第1押圧ローラ58として全幅ローラ74を使用し、第2押圧ローラ60としてノズル面ローラ76を使用している。
ここで、全幅ローラ74とは、ラインヘッド40の短手方向についての吐出面40Aの全幅と略等しい、あるいは、それ以上である押圧ローラである。
また、ノズル面ローラ76とは、ラインヘッド40の短手方向についての吐出面40Aの全幅のうちノズル面42Aの幅と略等しい押圧ローラである。
このような構成のもと、まず、洗浄液ノズル52により洗浄液が付着された吐出面40Aの全幅について、全幅ローラ74により払拭ウェブ62を押圧当接させて拭き取り動作を行なう。次に、吐出面40Aの全幅のうちのノズル面42Aの幅について、ノズル面ローラ76により払拭ウェブ62を押圧当接させて拭き取り動作を行なう。
このように、全幅ローラ74により吐出面40Aの全面を本拭きした後に、さらに、ノズル面ローラ76によりノズル面42Aを仕上げ拭きする。そのため、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43の影響により全幅ローラ74による本拭きにおいてノズル面42Aに拭き残しが生じたとしても、その拭き残しをノズル面ローラ76による仕上げ拭きにより確実に拭き取ることができる。したがって、描画動作にて汚れやすいノズル面42Aにおいて、安定的な拭き取り性能を維持することができる。
また、ラインヘッド40の短手方向について、ノズル面ローラ76の幅をノズル面42Aよりもやや大きくしておけば、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43について、全幅ローラ74による拭き取りとノズル面ローラ76による拭き取りを重ねて行なうことができる。そのため、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43も確実に拭き取ることができる。
ここで、第1押圧機構70と第2押圧機構72を制御して、全幅ローラ74の押圧力をノズル面ローラ76の押圧力よりも大きく設定してもよい。これにより、全幅ローラ74によって高い押圧力で本拭きした後、ノズル面ローラ76によって低い押圧力で仕上げ拭きを行なうので、ノズル面42Aを保護しつつ安定的な拭き取り性能を維持することができる。
なお、第1押圧ローラ58としてノズル面ローラ76を使用し、第2押圧ローラ60として全幅ローラ74を使用することにより、図7に示す押圧ローラの配置を入れ替えてもよい。
<第2実施例>
図8は、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60についての第2実施例を示す図である。図8に示すように、第2実施例では、第1押圧ローラ58として全幅ローラ74を使用し、第2押圧ローラ60として保護面ローラ78を使用している。
ここで、保護面ローラ78とは、ラインヘッド40の短手方向についての吐出面40Aの全幅のうち保護面44Aの幅と略等しい押圧ローラである。
なお、ノズル面42Aの両端に設けられた1対の保護部材44に対応するように、1対の保護面ローラ78が設けられている。
このような構成のもと、まず、洗浄液ノズル52により洗浄液が付着された吐出面40Aの全幅について、全幅ローラ74により払拭ウェブ62を押圧当接させて拭き取り動作を行なう。次に、吐出面40Aの全幅のうちの保護面44Aの幅について、保護面ローラ78により払拭ウェブ62を押圧当接させて拭き取り動作を行なう。
このように、全幅ローラ74により吐出面40Aの全面を本拭きした後に、さらに、保護面ローラ78により保護面44Aを仕上げ拭きする。そのため、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43の影響により全幅ローラ74による本拭きにおいて保護面44Aに拭き残しが生じたとしても、その拭き残しを保護面ローラ78による仕上げ拭きにより確実に拭き取ることができる。したがって、撥液処理がなされておらず汚れやすい保護面44Aにおいて、安定的な拭き取り性能を維持することができる。
また、ラインヘッド短手方向について、保護面ローラ78の幅を保護面44Aよりもやや大きくしておけば、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43について、全幅ローラ74による拭き取りと保護面ローラ78による拭き取りを重ねて行なうことができる。そのため、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43も確実に拭き取ることができる。
ここで、第1押圧機構70と第2押圧機構72を制御して、全幅ローラ74の押圧力を保護面ローラ78の押圧力よりも大きく設定してもよい。これにより、全幅ローラ74によって高い押圧力で本拭きした後、保護面ローラ78によって低い押圧力で仕上げ拭きを行なうので、保護面44Aを保護しつつ安定的な拭き取り性能を維持することができる。
なお、第1押圧ローラ58として保護面ローラ78を使用し、第2押圧ローラ60として全幅ローラ74を使用することにより、図8に示す押圧ローラの配置を入れ替えてもよい。
<第3実施例>
図9は、第1押圧ローラ58と第2押圧ローラ60についての第3実施例を示す図である。図9に示すように、第3実施例では、第1押圧ローラ58として保護面ローラ78を使用し、第2押圧ローラ60としてノズル面ローラ76を使用している。
このような構成のもと、まず、洗浄液ノズル52により洗浄液が付着された保護面44Aに、保護面ローラ78により払拭ウェブ62を押圧当接させて拭き取り動作を行なう。次に、洗浄液ノズル52により洗浄液が付着されたノズル面42Aに、ノズル面ローラ76により払拭ウェブ62を押圧当接させて拭き取り動作を行なう。
このように、保護面ローラ78により保護面44Aの拭き取り動作を行った後に、さらに、ノズル面ローラ76によりノズル面42Aの拭き取り動作を行なう。このように、ノズル面42Aの拭き取りと保護面44Aの拭き取りを分けて行なうので、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43の影響を受けることなく、ノズル面42Aと保護面44Aの各々に均一に押圧ローラを押圧当接させることができる。そのため、ノズル面42Aと保護面44Aを確実に拭き取ることができ、安定的な拭き取り性能を維持することができる。
また、ラインヘッド短手方向について、ノズル面ローラ76の幅をノズル面42Aよりもやや大きくし、かつ、保護面ローラ78の幅を保護面44Aよりもやや大きくしておけば、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43について、保護面ローラ78による拭き取りとノズル面ローラ76による拭き取りを重ねて行なうことができる。そのため、ノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43も確実に拭き取ることができる。
ここで、第1押圧機構70と第2押圧機構72を制御して、保護面ローラ78の押圧力とノズル面ローラ76の押圧力に差を持たせることとしてもよい。これにより、ノズル面42Aと保護面44Aの各面の拭き取りに適した押圧力として、より安定的な拭き取り性能を維持することができる。
例えば、ノズル面ローラ76の押圧力を保護面ローラ78の押圧力よりも大きくすることにより、保護面ローラ78によりノズル面42Aと保護面44Aの間の段差部分43を重点的に仕上げ拭きすることができる。
なお、第1押圧ローラ58としてノズル面ローラ76を使用し、第2押圧ローラ60として保護面ローラ78を使用することにより、図9に示す押圧ローラの配置を入れ替えてもよい。
以上、本発明の液体吐出ヘッド清掃装置およびインクジェット記録装置、液体吐出ヘッド清掃方法について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
前記の実施例では2つの押圧ローラを使用したが、これに限定されず、3つ以上の押圧ローラを使用して各々押圧する幅を異ならせつつ吐出面40Aを3回以上拭き取り動作を行うようにしてもよい。
10…描画部、12…用紙、14…描画ドラム、16C,16M,16Y,16K…ラインヘッド、26C,26M,26Y,26K…吐出面、28…ラインヘッド清掃装置、40…ラインヘッド、40A…吐出面、42…ノズル部材、42A…ノズル面、43…段差部分、44…保護部材、44A…保護面、52…洗浄液ノズル、54…払拭機構、58…第1押圧ローラ、60…第2押圧ローラ、62…払拭ウェブ、64…繰出軸、66…巻取軸、70…第1押圧機構、72…第2押圧機構、74…全幅ローラ、76…ノズル面ローラ、78…保護面ローラ

Claims (12)

  1. ノズル列が形成されたノズル部材の面と前記ノズル部材の面に対して段差部分を有する突起面とからなる液体吐出ヘッドの吐出面を拭き取る拭き取り部材と、
    相対的に移動する前記液体吐出ヘッドの前記吐出面に対して前記拭き取り部材を押圧して接触させる複数の押圧手段を有し、
    前記複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさが異なること、
    を特徴とする液体吐出ヘッド清掃装置。
  2. 前記複数の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記吐出面の全幅に相当する幅に形成された全幅押圧手段と、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記ノズル部材の面の幅に相当する幅に形成されたノズル面押圧手段と、から構成されること、
    を特徴とする請求項1の液体吐出ヘッド清掃装置。
  3. 前記拭き取り部材により前記吐出面を拭き取るときの前記液体吐出ヘッドの移動方向について、上流側に前記全幅押圧手段を配置し、下流側に前記ノズル面押圧手段を配置すること、
    を特徴とする請求項2の液体吐出ヘッド清掃装置。
  4. 前記複数の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記吐出面の全幅に相当する幅に形成された全幅押圧手段と、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記突起面の幅に相当する幅に形成された突起面押圧手段と、から構成されること、
    を特徴とする請求項1の液体吐出ヘッド清掃装置。
  5. 前記拭き取り部材により前記吐出面を拭き取るときの前記液体吐出ヘッドの移動方向について、上流側に前記全幅押圧手段を配置し、下流側に前記突起面押圧手段を配置すること、
    を特徴とする請求項4の液体吐出ヘッド清掃装置。
  6. 前記複数の押圧手段は、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向についての前記ノズル部材の面の幅に相当する幅に形成されたノズル面押圧手段と前記突起面の幅に相当する幅に形成された突起面押圧手段と、から構成されること、
    を特徴とする請求項1の液体吐出ヘッド清掃装置。
  7. 前記拭き取り部材により前記吐出面を拭き取るときの前記液体吐出ヘッドの移動方向について、上流側に前記突起面押圧手段を配置し、下流側に前記ノズル面押圧手段を配置すること、
    を特徴とする請求項6の液体吐出ヘッド清掃装置。
  8. 前記複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、押圧力が異なること、
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つの液体吐出ヘッド清掃装置。
  9. 前記複数の押圧手段は、1つの前記拭き取り部材を押圧すること、
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つの液体吐出ヘッド清掃装置。
  10. 前記液体吐出ヘッドはラインヘッドであり、前記押圧手段はラインヘッドの短手方向を軸方向とする押圧ローラであること、
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つの液体吐出ヘッド清掃装置。
  11. 記録媒体に処理液を付与する処理液付与部と、
    前記処理液付与部において前記処理液が付与された前記記録媒体が周面に吸着保持されて回転搬送される描画ドラムと、前記描画ドラムにて回転搬送される前記記録媒体にインクが吐出されるノズル列が形成されたノズル部材の面と前記ノズル部材の面に対して段差部分を有する突起面とからなるインク吐出ヘッドと、を備える描画部と、
    前記描画部において前記記録媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥部と、
    前記インク吐出ヘッドの吐出面を拭き取る拭き取り部材と、相対的に移動する前記インク吐出ヘッドの前記吐出面に対して前記拭き取り部材を押圧して接触させる複数の押圧手段を備え、前記複数の押圧手段を構成する各々の押圧手段は、前記インク吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさが異なるインク吐出ヘッド清掃部と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  12. ノズル列が形成されたノズル部材の面と前記ノズル部材の面に対して段差部分を有する突起面とからなる液体吐出ヘッドの吐出面に対して、前記液体吐出ヘッドの移動方向に対する垂直方向の押圧幅の大きさを異ならせながら前記吐出面に対して複数回押圧して接触させて前記吐出面を拭き取ること、
    を特徴とする液体吐出ヘッド清掃方法。
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