JP2011062421A - 遊技場用システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技機端末3は、遊技機1の遊技状態に応じた効果音や遊技場内のBGMである音声をスピーカ25から出力させる場合に、対応する貸出装置2による貸出処理が行われている場合には音声の音量を大きく調整する。貸出装置2から払出された貸出玉が遊技機1の上部玉受皿7に当たる音により、スピーカ25から出力される音声がかき消されることなく、音声の演出効果が低減してしまうことを回避できる。
【選択図】図1
Description
(1)第1始動口11又は第2始動口12への入賞に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部13にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)であり、平均継続数は1÷(1−(2/3))=3回である。
(3)大当たりが発生すると対応するラウンド(R)に応じた分(15R分)だけ大入賞口15を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、第2始動口12への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回の大当たりまで継続するので、大当たり後に通常遊技状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続する。又、確変及び時短等の遊技者にとって通常よりも大当たりを発生させ易い状態を甘中とする。
「アウト信号」:使用玉を回収するアウトBOXから出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号(使用媒体信号)である。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:遊技機1から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号(払出媒体信号)である。遊技機1での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
「始動信号」:遊技機1から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号である。第1始動口11又は第2始動口12への入賞により変動(動作)する液晶表示部13(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「始動信号数×1」をスタートとして特定する。尚、第1始動口11又は第2始動口12への入賞に応じて出力される始動入賞信号を図柄変動と見做して始動信号としても良い。
「確変信号」:遊技機1から出力される確変又は時短中を特定可能な信号である。確変又は時短中にレベル出力される状態信号であるので、確変信号の受信中を特別状態期間(甘中)として特定する。
「売上信号」:貸出装置2から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号である。貨幣等の有価価値を対価とした遊技者に対する貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、売上信号数×25を売上玉数として特定し、売上玉数×貸出単価(例えば4円)を売上額として特定する。
「貸出開始信号」:貸出装置2から出力される信号であり、貸出操作(現金等の有価価値の受付けや貸出1単位に相当する以上の現金等の有価価値やその現金が記憶された記録媒体(CRカード)を受付けた状態で行われる貸出釦の押下又は会員カード等の所謂貯玉(遊技者が獲得した玉のうち遊技場へ預入れた玉)を特定可能な記録媒体を受付けた状態で所謂再プレイ(貯玉を対価とした貸出玉の払戻しを行うための再プレイ釦操作等)が行われた場合に出力される信号である。
「貸出完了信号」:貸出装置2から出力される信号であり、貸出操作後に行われる貸出1単位分の貸出玉の払出す貸出処理が完了した場合に出力される信号である。
「貸出タイマ1」:売上信号1単位分(25玉)の玉を払出す時間に対応した設定値である。
「貸出タイマ2」:貸出1単位分(125玉)の玉を払出す時間に対応した設定値である。
「貸出タイマ3」:遊技者により貸出玉が必要であると判断されるであろう持玉数(後述する貸出手前値)となってから、遊技者が行う貸出操作に応じて貸出1単位分(125玉)の玉の払出しが完了するまでの時間に対応した設定値である。
「貸出手前値」:遊技者により貸出玉が必要であると判断されるであろう持玉数である。持玉を売上発生時に初期化するのであれば「0玉」が望ましいが、別途、客交替を判定し、その判定時にのみ持玉を初期化するのであれば「40玉」程度が望ましい。本実施形態では売上発生時に持玉を初期化するので「0玉」、即ち、前回の売上発生時の玉数を設定している。
貸出装置2が第1区分に属する場合について、図3及び図4を参照して説明する。
貸出装置2が第1区分に属する場合、遊技者が貨幣を貨幣投入口16に投入する等して貸出操作を受付けると、貸出1単位分(125玉)の貸出玉を払出ノズル21から払出す貸出処理を実行する貸出状態となり、売上信号に対応した玉数(25玉)を払出す毎に売上信号を出力する。即ち、貸出装置2は1回の貸出状態中に複数回(125玉÷25玉=5回)の売上信号を出力する。又、遊技機端末3は、貸出装置2が貸出状態であるか否かを示す貸出中フラグを設定可能であると共に、スピーカ25から出力される音声の音量を複数段階(2段階)に調整可能であり、貸出中フラグを「0」から「1」に変更することに応じて音量を大きくし、貸出中フラグを「1」から「0」に変更する(戻す)ことに応じて音量を小さくする。
貸出装置2が第2区分に属する場合について、図5及び図6を参照して説明する。
貸出装置2が第2区分に属する場合、遊技者が貨幣を貨幣投入口16に投入する等して貸出操作を受付けると、貸出開始信号を出力し、貸出1単位分(125玉)の貸出玉を払出ノズル21から払出す貸出処理を完了すると、貸出完了信号を出力する。又、遊技機端末3は、貸出装置2が貸出状態であるか否かを示す貸出中フラグを設定可能であると共に、スピーカ25から出力される音声の音量を複数段階(4段階)に調整可能である。
貸出装置2が第3区分に属する場合について、図7及び図8を参照して説明する。
貸出装置2が第3区分に属する場合、遊技者が貨幣を貨幣投入口16に投入する等して貸出操作を受付けると、貸出開始信号を出力するが、貸出1単位分(125玉)の貸出玉を払出ノズル21から払出す貸出処理を完了しても貸出完了信号を出力しない。又、遊技機端末3は、貸出装置2が貸出状態であるか否かを示す貸出中フラグを設定可能であると共に、スピーカ25から出力される音声の音量を複数段階(2段階)に調整可能である。
貸出装置2が第4区分に属する場合について、図9及び図10を参照して説明する。
貸出装置2が第4区分に属する場合、遊技者が貨幣を貨幣投入口16に投入する等して貸出操作を受付けても貸出開始信号を出力しないが、貸出1単位分(125玉)の貸出玉を払出ノズル21から払出す貸出処理を完了すると、貸出完了信号を出力する。又、遊技機端末3は、貸出装置2が貸出状態であるか否かを示す貸出中フラグを設定可能であると共に、スピーカ25から出力される音声の音量を複数段階(2段階)に調整可能である。
以上に説明したように本実施形態によれば、遊技機端末3において、遊技機1の遊技状態に応じた効果音や遊技場内のBGMである音声をスピーカ25から出力させる場合に、対応する貸出装置2による貸出処理が行われている場合には音声の音量が大きく調整されるように構成したので、貸出装置2から払出された貸出玉が遊技機1の上部玉受皿7に当たる音により、スピーカ25から出力される音声がかき消されることなく、音声の演出効果が低減してしまうことを回避することができる。
第1区分に属する貸出装置における貸出処理として、貸出1単位(125玉)を信号1単位(25玉)にて除した値が貸出1単位に相当する売上信号の受信数となるので、稼動タイマの作動中に、その作動契機となった売上信号を含めて受信した売上信号数が貸出1単位に相当する場合に、貸出処理が終了したと判定しても良い。
隣台の貸出状況に応じて音量を調整する場合に管理装置にて集中的に管理しても良い。即ち、調整開始信号及び調整終了信号を管理装置にて中継する構成とし、管理装置にて隣台として設定した遊技機端末に対して音量を調整するようにしても良い。
持玉により音量を調整する場合に、貸出完了信号の代わりに売上信号を採用しても良い。この場合、貸出処理中に売上信号が複数回出力されるので、第1区分に属する貸出装置に対応する音量調整処理と同様にして貸出タイマ1を作動させ、その作動中に売上信号を受信しても持玉を初期化しない構成とすれば良い。
実施形態で説明した数値等は全て例示であり、どのような数値を採用しても良い。
遊技機端末が行う情報処理の一部を中継装置や管理装置等にて行う構成としても良い。又、貸出装置に設けられる出力手段に本発明を適用しても良い。
Claims (6)
- 玉を遊技領域へと打込むことで遊技を行う遊技機であって、その玉を打込むための発射装置と、当該発射装置の打込対象となる玉を貯留する受皿と、を備えた遊技機に対応して設けられ、有価価値を受付可能であり、当該有価価値を受付ける有価価値受付処理及び遊技媒体の貸出を受けるための操作を受付ける操作受付処理の少なくとも一方である受付処理に応じて、当該受付けた有価価値を対価として対応する遊技機の前記受皿へ遊技媒体を供給する貸出処理を行う貸出手段と、
前記貸出手段に対応して設けられ、音声を出力する出力手段と、
前記貸出処理により供給された遊技媒体数である貸出媒体数を特定可能な貸出信号を少なくとも含む遊技信号を受信する受信手段と、
前記貸出手段に対応して設けられ、前記受信手段が受信した前記遊技信号により対応する前記貸出手段による貸出処理が行われていることを判定する判定手段と、
前記判定手段に対応して設けられ、当該判定手段により貸出処理が行われていることが判定された場合に、当該貸出手段に対応する前記出力手段による音声の音量を大きくすることで調整する音量調整処理を行う音量調整手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記貸出手段は、貸出1単位分の遊技媒体数よりも少ない所定数の遊技媒体である信号1単位分の遊技媒体の貸出処理に対応した前記貸出信号である売上信号を前記信号1単位分の遊技媒体の貸出処理を行う毎に出力し、
前記判定手段は、前記受信手段が前記売上信号を受信した場合に、所定時間作動する貸出タイマを作動させ、前記貸出処理が開始したと判定する一方、前記貸出タイマがタイムアップした場合、又は貸出タイマ作動中に前記貸出1単位に相当する前記売上信号を前記受信手段が受信した場合に、前記貸出処理が終了したと判定することで前記貸出手段による貸出処理が行われている旨の判定を行い、
前記音量調整手段は、対応する前記判定手段により前記貸出処理が開始したと判定されてから終了したと判定されるまでの期間において、当該貸出手段に対応する前記出力手段による音声の音量を大きくすることで前記音量調整処理を行うことを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。 - 前記受信手段が受信した前記遊技信号により所定の遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報に対応した設定値を設定する設定手段と、を備え、
前記受信手段は、前記遊技信号として遊技機側から出力される遊技者が獲得した遊技媒体数である獲得媒体数を特定可能な獲得媒体信号を受信し、
前記遊技情報特定手段は、前記受信手段が受信した獲得媒体信号により特定可能な前記獲得媒体数を前記所定の遊技情報として特定し、
前記設定手段は、前記獲得媒体数に対応した設定値であり、前記受付処理が行われる場合の前記獲得媒体数に対応した数値である貸出手前値を前記設定値として設定し、
前記判定手段は、前記遊技情報特定手段により特定された前記獲得媒体数が、前記貸出手前値を下回った場合に前記貸出処理が開始したと判定することで前記貸出処理が行われている旨の判定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技場用システム。 - 前記受信手段は、前記貸出信号、遊技機による遊技により払出された遊技媒体数である払出媒体数を特定可能な払出媒体信号、及び遊技機による遊技により使用された遊技媒体数である使用媒体数を特定可能な使用媒体信号を前記獲得媒体信号として受信し、
前記遊技情報特定手段は、前記受信手段が前記払出媒体信号を受信した場合に加算され、前記受信手段が前記使用媒体信号を受信した場合に減算され、前記受信手段が前記貸出信号を受信した場合に零にされた上で加算される値を前記獲得媒体数として特定し、
前記設定手段は、前記貸出手前値として零を設定可能とすることを特徴とする請求項3に記載した遊技場用システム。 - 前記貸出手段は、前記貸出1単位分の遊技媒体数よりも少ない所定数の遊技媒体である信号1単位分の遊技媒体の貸出処理を行う毎に出力される売上信号、前記受付処理を行う毎に出力される貸出開始信号、前記貸出1単位分の遊技媒体の貸出処理を行う毎に出力される貸出完了信号のうち少なくとも一つを前記貸出信号として出力し、
前記貸出信号として前記売上信号を出力する前記貸出手段である第1の貸出手段、前記貸出信号として前記貸出開始信号及び前記貸出完了信号の双方を出力する前記貸出手段である第2の貸出手段、前記貸出信号として前記貸出開始信号を出力する前記貸出手段である第3の貸出手段、前記貸出信号として前記貸出完了信号を出力する前記貸出手段である第4の貸出手段のうち前記出力手段毎に何れの貸出手段が対応しているのかを特定可能に設定する貸出設定手段を備え、
前記受信手段は、前記遊技信号として遊技機側から出力される遊技者が獲得した遊技媒体数である獲得媒体数を特定可能な獲得媒体信号を遊技信号として受信する一方、前記売上信号、前記貸出開始信号及び前記貸出完了信号のうち少なくとも一つを貸出信号として受信し、
前記判定手段は、対応する貸出手段が前記貸出設定手段により前記第1の貸出手段であると設定された場合には、前記売上信号の受信に応じて所定時間である第1期間作動する第1貸出タイマを作動させ、前記貸出処理が開始したと判定する一方、当該第1貸出タイマがタイムアップした場合又は第1貸出タイマ作動中に前記貸出1単位に相当する売上信号の受信に応じて前記貸出処理が終了したと判定し、対応する貸出手段が前記貸出設定手段により前記第2の貸出手段であると設定された場合には、前記貸出開始信号の受信に応じて前記貸出処理が開始したと判定する一方、前記貸出完了信号の受信に応じて前記貸出処理が終了したと判定し、対応する貸出手段が前記貸出設定手段により前記第3の貸出手段であると設定された場合には、前記貸出開始信号の受信に応じて前記第1期間よりも長い第2期間作動する第2貸出タイマを作動させ、前記貸出処理が開始したと判定する一方、当該第2貸出タイマがタイムアップした場合に前記貸出処理が終了したと判定し、対応する貸出手段が前記貸出設定手段により前記第4の貸出手段であると設定された場合には、前記獲得媒体信号により特定される前記獲得媒体数が前記受付処理が行われる場合の前記獲得媒体数に対応した数値である貸出手前値を下回った場合に、前記第1期間よりも長い第3期間作動する第3貸出タイマを作動させ、前記貸出処理が開始したと判定する一方、当該第3貸出タイマがタイムアップした場合又は前記貸出完了信号が受信された場合に、前記貸出処理が終了したと判定することで、前記貸出手段による貸出処理が行われている旨の判定を行い、
前記音量調整手段は、前記判定手段により貸出処理が開始したと判定されてから終了したと判定されるまでの期間において、当該貸出手段に対応する前記出力手段による音声の音量を大きくすることで前記音量調整処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載した遊技場用システム。 - 遊技機が設置されるレイアウト上、隣に配置される遊技機及び正面に配置される遊技機を互いに対応する遊技機として対応付ける対応付手段を備え、
前記音量調整手段は、対応する遊技機と前記対応付手段により対応付けられた遊技機に対応する貸出手段が、その対応する前記判定手段により貸出処理が行なわれている旨の判定が行われた場合に前記音量調整処理を行い、当該音量調整処理を行う場合に、前記正面に配置される遊技機に対応する前記判定手段による判定が行われた場合と、前記隣に配置される遊技機に対応する前記判定手段による判定が行われた場合とで、大きくする音量が異なるように前記音量調整処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載した遊技場用システム。
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