JP2011062250A - 内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】先端10Aと基端10Bとを有する挿入部10と、挿入部10の先端10Aに固定され、観察対象の像を撮像する撮像部14と、挿入部10の基端10Bに固定され、挿入部10及び撮像部14を操作するための操作部20と、操作部20に設けられ、撮像部14によって撮像された前記像を表示する表示部30と、両端を結ぶ軸方向に表示部30の幅寸法Wより長く延びて形成され、操作部20を支持する支持部50と、操作部20と支持部50との間に介在されて操作部20の外面の少なくとも一部に固定された連結部41と、操作部20を支持部50に回動可能に取り付ける固定部46と、支持部50の前記両端のそれぞれに掛止された帯状あるいは紐状の吊り下げ部60と、を備える。
【選択図】図1
Description
特許文献1に記載の内視鏡装置は、使用者によって操作部が把持されるとともにモニタに表示された画像が見られて使用されるものである。そのため、操作部の重量を手で支えながら観察対象の観察を使用者が行う場合に、この内視鏡装置は使用者の手や手首等に負担を強いるものであった。
特許文献2に記載の内視鏡装置では、操作部の長手方向に離間する二箇所においてストラップと操作部とが連結されている。また、特許文献3に記載の内視鏡装置では、内視鏡の操作部にストラップを取り付けるためのストラップ取付部は操作部の一箇所に設けられている。
これら特許文献2、3に記載された内視鏡装置によれば、ストラップによって、内視鏡装置の操作部を吊り下げて保持することができる。
本発明の内視鏡装置は、先端と基端とを有する挿入部と、前記挿入部の前記先端に固定され、観察対象の像を撮像する撮像部と、前記挿入部の前記基端に固定され、前記挿入部及び前記撮像部を操作するための操作部と、前記操作部に設けられ、前記撮像部によって撮像された前記像を表示する表示部と、両端を結ぶ軸方向に前記表示部の幅寸法より長く延びて形成され、前記操作部を支持する支持部と、前記操作部と前記支持部との間に介在されて前記操作部の外面の少なくとも一部に固定された連結部と、前記操作部を前記支持部に回動可能に取り付ける固定部と、前記支持部の前記両端のそれぞれに掛止された帯状あるいは紐状の吊り下げ部と、を備えることを特徴としている。
また、前記固定部と前記支持部との間には、前記長孔部の縁部の少なくとも一部に接触して前記連結部と前記支持部との間に付勢力を生じさせる付勢部材が介在されていてもよい。
本発明の第1実施形態について説明する。まず、本実施形態の内視鏡装置の構成について図1ないし図4を参照して説明する。図1は、本実施形態の内視鏡装置1を示す図で、(A)は斜視図、(B)は側面図である。また、図2は、内視鏡装置1の連結部の構成を分解して示す斜視図である。また、図3は、内視鏡装置1の一部の構成を示す三面図で、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。また、図4は、内視鏡装置1の一部の構成を示す部分断面図である。
表示部30は、液晶ディスプレイ31を備えており、液晶ディスプレイ31は、撮像部14で取得された像の画像を表示することが可能となっている。
第二爪部43は、支持脚23、24における脚つま先部23a、24aの側の端部を挟み込むように折り返されて形成されている。
このように、連結部41は、操作部20の外面に対して第一爪部42、第二爪部43及び当接壁45の三箇所で支持されつつ操作部20に固定されている。
支持本体51は、載置面23b、24bが存する面に平行な面内で操作部20に対して自在に回動可能である。
支持具40は、連結部41のねじ孔44に取り付けねじ46がねじ合わされた状態で、連結部41と取り付けねじ46との間に支持本体51が挟み込まれて用意されている。
内視鏡装置1の使用者は、支持具40の連結部41における第一爪部42と第二爪部43とをこの順に操作部20の外面に係合させて、内視鏡装置1の操作部20に支持具40を取り付ける。すると、第一爪部42と第二爪部43と当接壁45とに支持されて操作部20と連結部41とは固定状態になる。
撮像部14によって撮像された像は、表示部30に表示される。表示部30の液晶ディスプレイ31は、支持具40における支持本体51の両端の間に位置しているので、帯部材61が使用者の首に掛けられている状態では使用者の目とディスプレイ31との間には帯部材61は介在されない位置関係にある。このため、帯部材61によって操作部20を支持しつつ使用者はディスプレイ31に表示された画像を観察することができる。
以下では、本実施形態の内視鏡装置1の変形例1について図6及び図7を参照して説明する。なお、以下の各変形例では、上述した第1実施形態の内視鏡装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。図6は、本変形例の内視鏡装置における支持具の一部の構成を示す三面図で、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。また、図7(A)ないし図7(C)は、本変形例の内視鏡装置の使用時の動作を示す平面図である。
さらに、支持本体151の端部のそれぞれには、支持本体51に形成された掛止部52、53と同様に掛止部152、153が形成されている。
図7(A)は内視鏡装置1を用いて観察対象を観察しているときの支持具40の位置関係を示している。また、図7(B)及び図7(C)は内視鏡装置1を用いて観察対象を観察する動作が終了して、内視鏡装置1を携行するために支持具40を変形させる動作の一過程を示している。
本変形例の内視鏡装置1において、支持本体151は、傾斜端部151aにおいて支持本体151の軸方向に突出する側が挿入部10側に向き、傾斜端部151bにおいて支持本体151の軸方向に突出する側が把持部22側に向くように内視鏡装置1に装着される。
図7(A)に示すように、支持具40の本変形例の支持本体151は、支持本体51と同様に表示部30の幅方向で外側に張り出している。
図7(B)及び図7(C)に示すように、掛止部152、153が把持部22あるいは挿入部10に近接する位置に支持本体151が移動された後、支持本体151は操作部20の基端方向にさらに移動される。
さらに、支持本体151が操作部20の基端側へ移動されることで、内視鏡装置1を操作者が携行するときの操作部20は、支持本体151において掛止部153に近い位置で支持本体151と連結される。その結果、例えば操作部20の重心位置が把持部22よりにある場合に、操作部20の重量が帯部材61の端部のそれぞれに均等にかかり、また操作者の体幹(胴部)に対して操作部20が密着しやすくなるので、内視鏡装置1を安定して携行することができる。
また、支持本体151の傾斜端部151a、151bにおいて鋭角となる部分が内視鏡装置1の幅方向でそれぞれ内側を向いているので、鋭角の部分が操作者に接触することを抑制できる。
以下では、本実施形態の内視鏡装置1の変形例2について図8及び図9を参照して説明する。図8は、本変形例の内視鏡装置における支持具の一部の構成を示す三面図で、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図である。また、図9は、本変形例の内視鏡装置の一部の構成を示す平面図である。
掛止部252、253は、帯部材61の幅と等しい長さを有して形成された孔であり、掛止部252、253のそれぞれには、帯部材61の端部のそれぞれが通されて留められている。
連結部141は、操作部20に埋め込まれることで操作部20と一体に構成されている。連結部141には、取り付けねじ46がねじ込まれるねじ孔144が形成されている。
また、連結部141と操作部20とが一体に構成されているので、連結部141を紛失する恐れがなくなると共に、軽微ではあるが内視鏡装置1の軽量化に貢献する。
次に、本発明の第2実施形態の内視鏡装置について説明する。なお、本実施形態では、上述した第1実施形態の内視鏡装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
まず、本実施形態の内視鏡装置の構成について図10ないし図12を参照して説明する。図10は、本実施形態の内視鏡装置の構成を示す斜視図である。また、図11は、本実施形態の内視鏡装置における挿入部の一部の構成を示す断面図である。また、図12(A)は本実施形態の内視鏡装置の本体部を示す側面図で、図12(B)は本実施形態の内視鏡装置に連結部が取り付けられた状態を示す側面図である。
ブレードチューブ111は、金属の線材が編まれて形成されたチューブであり、可撓性を有している。
また、支持本体151を操作部20の基端側へ移動させた状態で操作部20を携行することができるので、上述の内視鏡装置1と同様に内視鏡装置2を安定して携行することができる。
例えば、上述の第2実施形態では、柔軟部221において最も外側に位置する管を樹脂製のチューブとした例を示したが、これに限らず、例えば図17に示すように、柔軟部221としては蛇腹あるいはラセン管を採用して可撓管部11よりも柔軟性が高い柔軟部211Aを構成することもできる。
さらに、例えば図18に示すようにフック280に代えて、柔軟部及び可撓管部11の軸方向に進退移動させ、柔軟部及び可撓管部11の外面に例えば摩擦係合させて固定可能なフック280Aを有していてもよい。
10、210 挿入部
10A、210A 先端
10B、210B 基端
11 可撓管部
12 湾曲部
14 撮像部
20 操作部
30 表示部
40 支持具
41、141、241 連結部
42 第一爪部
43 第二爪部
47 ばねワッシャー(付勢部材)
50 支持部
51、151、251 支持本体
52、53、152、153、252、253 掛止部
60 吊り下げ部
154 長孔部(被係合部)
220 本体部
Claims (7)
- 先端と基端とを有する挿入部と、
前記挿入部の前記先端に固定され、観察対象の像を撮像する撮像部と、
前記挿入部の前記基端に固定され、前記挿入部及び前記撮像部を操作するための操作部と、
前記操作部に設けられ、前記撮像部によって撮像された前記像を表示する表示部と、
両端を結ぶ軸方向に前記表示部の幅寸法より長く延びて形成され、前記操作部を支持する支持部と、
前記操作部と前記支持部との間に介在されて前記操作部の外面の少なくとも一部に固定された連結部と、
前記操作部を前記支持部に回動可能に取り付ける固定部と、
前記支持部の前記両端のそれぞれに掛止された帯状あるいは紐状の吊り下げ部と、
を備える内視鏡装置。 - 前記連結部は、前記操作部において前記表示部が取り付けられた位置と反対側の前記操作部の外面に着脱可能に設けられている請求項1に記載の内視鏡装置。
- 前記連結部は、前記操作部の外面に係合可能な爪部を有する請求項1に記載の内視鏡装置。
- 前記支持部は、前記端部のそれぞれの間において前記軸方向に延びた被係合部を有し、
前記連結部は、前記被係合部に係合するとともに、前記被係合部に沿って前記軸方向に相対移動可能である請求項1に記載の内視鏡装置。 - 前記被係合部は、前記支持部を貫通して形成された長孔部である請求項4に記載の内視鏡装置。
- 前記固定部と前記支持部との間には、前記長孔部の縁部の少なくとも一部に接触して前記連結部と前記支持部との間に付勢力を生じさせる付勢部材が介在されている請求項5に記載の内視鏡装置。
- 先端と基端とを有する挿入部と、
前記挿入部の前記先端に固定され、観察対象の像を撮像する撮像部と、
前記挿入部の前記基端に固定され、前記挿入部及び前記撮像部を操作するための操作部が一体に設けられた本体部と、
前記本体部と一体に設けられ、前記撮像部によって撮像された前記像を表示する表示部と、
前記本体部の外面の少なくとも一部に固定された連結部と、
前記連結部に対して回動可能に連結され、両端を結ぶ軸方向に前記表示部の幅寸法より長く延びて形成された支持部と、
前記支持部の前記端部のそれぞれに掛止された帯状あるいは紐状の吊り下げ部と、
を備える内視鏡装置。
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