JP2011056128A - 物品収受装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】デザイン性を向上した物品収受装置において、部屋番号表示などの識別表示がなくても郵便物や宅配物の収受を確実かつスムーズに行なうことができるようにし、非常開錠機構によって装置のデザイン性が損なわれないようにする。
【解決手段】第1の電子キー手段(1081)で郵便受の開錠操作が行なわれた場合、該ユーザないし該キー手段と対応づけられた郵便受(1002)を開錠するとともに、郵便受開閉表示手段(1004)を介して開錠した当該郵便受の位置を表示し、当該ユーザに対して着荷した宅配物を収容した宅配ボックス(1003)があれば第2の電子キー手段(1082)の表示手段を介して当該ユーザに対する着荷あり、を表示させる制御を行なう。筐体区画の特定位置(1001)には、その郵便受と宅配ボックスを個別に非常開錠する非常開錠装置を集合的に配置する。
【選択図】図7

Description

本発明は物品収受装置、特にマンションなどの集合住宅に配置される宅配物または郵便物の集受に用いられる物品収受装置に関するものである。
マンションなどの集合住宅などには、いわゆる宅配ボックスなどと呼ばれる物品収受装置が設置されることがある。宅配ボックスは、特定の居住者宛ての宅配物を受け取ったり特定の居住者が発送する宅配物を集荷したりするための、施錠可能かつ物理的な鍵やIDカードを用いた鍵により開錠可能な宅配ボックスを複数有する、ロッカーに類似した物品収納装置ないし宅配物集合保管装置である。
このような宅配ボックスの物品収納ボックスの受容口の扉は、多くの場合オートロックなどにより画成されたマンションの居住者空間の外側(公共側)に開口し、取り出し口の扉は居住者空間の内側(プライベート側)に配置される。
また、集合住宅などには、宅配ボックスが設置されていなくても、郵便受は必ず配置される。オートロック化されたマンションなどでは、各居住者の居室ごとの郵便受を多数配列した集合型の郵便ポストが用いられており、その受容口は、通常、オートロックにより画成されたマンションの居住者空間の外側に開口し、取り出し口は居住者空間の内側に配置される。
さらに、物品収受を目的とする、という共通性から、上記の宅配ボックスを、郵便ポストとともに配置する場合の構成として下記特許文献1に示されるような構成が既に知られている。また、宅配ボックスを、郵便ポストとともに配置する場合に、受取人を識別して宅配ボックスと郵便ポストの開錠を連動させる構成も知られている(例えば下記の特許文献2)。
特開2004−248742号公報 特開平05−287943号公報
近年では、マンションなどの集合住宅の付加価値を高めるべく、郵便受や宅配ボックスなどの機器についてもデザイン性の向上が求められている。
たとえば、居住者側の空間においては、その壁面に配置される郵便受や宅配ボックスのダイヤルキーなどの突起部や取手を除去、あるいはできるだけ目立たないように配置し、これらの扉が壁面と区別できないような態様とすることが考えられている。
また、従来では、居住者が自分の郵便受を他の郵便受から識別するために、プレートやシールによって郵便受の扉に部屋番号などの識別表示を行なうのが普通であったが、このような部屋番号などの識別表示を省略することができれば、郵便受の配置面をよりすっきりと構成することができる、と考えられる。
さらに、マンションなどの集合住宅で集合的に配置される旧来の郵便受は、それぞれの郵便受にダイヤルキーなどを設け、居住者がダイヤル操作をして開錠および施錠を行なうものが多かったが、これを宅配ボックスの開閉用のカードキーを用いて電気錠を介して開閉できるようにすると、開閉操作が容易になる。しかし、カードキーを忘れた場合、あるいは電気錠やシステムの故障などの場合を考えて、このような構成においても非常開錠装置(たとえば丸鍵やダイヤルキーを用いて開閉する)を設けておく必要がある。たとえば、部屋番号表示や扉の取手などを省略できたとしても、非常開錠装置が露出していては上記のような壁面から目立たないように郵便ポストや宅配ボックスを配置しデザイン性を向上する、という目的を達成できなくなってしまう。
また、宅配物の受取人を識別して宅配ボックスと郵便受の開錠を連動させる構成においては、たとえば、郵便受を開錠した時に当該居住者に着荷した宅配物を収容した宅配ボックスの扉を自動的に開錠する構成が考えられる。しかしながら、無条件で当該居住者に着荷した宅配物を収容した宅配ボックスの扉をむやみに開錠してしまうと、その近傍で別の郵便受や宅配ボックスを操作している他の居住者の操作を邪魔し、また、危険を与えかねない、といった問題がある。
そこで、本発明の課題は、デザイン性を向上した物品収受装置において、部屋番号表示などの識別表示がなくても郵便物や宅配物の収受を確実かつスムーズに行なうことができるようにすることにある。また、本発明の他の課題は、デザイン性を向上した物品収受装置において、郵便物や宅配物を収容するボックスの非常開錠機構を体裁よく収容し、非常開錠機構によって装置のデザイン性が損なわれないようにすることにある。また、本発明の他の課題は、別の郵便受や宅配ボックスを操作している他の居住者の操作を阻害するような問題を生じずに、宅配物の受取人を識別して宅配ボックスと郵便受の開錠を連動させることができるようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、宅配物または郵便物の集受に用いられる物品収受装置において、配達された宅配物を収容するとともに電気錠により施錠可能な宅配ボックスと、配達された郵便物を収容する郵便受と、前記郵便受に割り当てられたユーザが保有するキー手段を用いて該ユーザないし該キー手段と対応づけられた前記郵便受、または該キー手段と対応づけられたユーザに対して着荷した宅配物を収容した前記宅配ボックスを開錠するための電子キー手段と、前記郵便受ないし前記宅配ボックスを収容する筐体区画と、該筐体区画に収容された個々の前記郵便受ないし前記宅配ボックスを前記電子キー手段による施錠状態とは独立して個別に非常開錠する非常開錠装置を前記筐体区画の特定位置に集合的に配置した構成を採用した。
あるいはさらに、前記非常開錠装置は、ダイヤルキーを介して前記筐体区画に収容された個々の前記郵便受ないし前記宅配ボックスを前記電子キー手段による施錠状態とは独立して個別に非常開錠する構成を採用した。
あるいはさらに、前記非常開錠装置は、フレキシブルワイヤを介して前記郵便受または前記宅配ボックスの電気錠に設けられた非常開錠レバーと接続され、前記フレキシブルワイヤを介して前記非常開錠レバーを操作することにより前記郵便受または前記宅配ボックスを個別に非常開錠する構成を採用した。
上記の特徴的な構成により、本発明によれば、1つの筐体区画に収容された個々の郵便受ないし前記宅配ボックスを電子キー手段による施錠状態とは独立して個別に非常開錠する非常開錠装置を筐体区画の特定位置に集合的に配置するようにしているので、デザイン性を向上した物品収受装置において、郵便物や宅配物を収容するボックスの非常開錠機構を体裁よく収容し、非常開錠機構によって装置のデザイン性が損なわれないようにすることができる。
また、ダイヤルキーを介して筐体区画に収容された個々の郵便受ないし前記宅配ボックスを電子キー手段による施錠状態とは独立して個別に、極めて容易に非常開錠することができる。
また、集合配置される非常開錠装置をフレキシブルワイヤを介して郵便受または前記宅配ボックスの電気錠に設けられた非常開錠レバーと接続し、フレキシブルワイヤを介して前記非常開錠レバーを操作することにより郵便受または前記宅配ボックスを個別に非常開錠する構成によれば、簡単安価な構成により郵便受または前記宅配ボックスを個別に非常開錠することができる。
本発明を採用した物品収受装置の居住者側の構成を示した説明図である。 図1の物品収受装置の業者側の構成を示した説明図である。 図1の物品収受装置の郵便受の業者側の構成を示した説明図である。 図1の物品収受装置の郵便受の居住者側の構成を示した説明図である。 図1の物品収受装置のレーン下部に設けられる表示器の構成を示した説明図である。 図1の物品収受装置の制御系の構成を示したブロック図である。 図6のCPUにより実施される郵便物取り出し制御を示したフローチャート図である。 図6のCPUにより実施される宅配ボックス連動制御を示したフローチャート図である。 図1の物品収受装置の郵便受の居住者側の扉の構成を詳細に示した分解斜視図である。 図1の物品収受装置のサービスボックスに設けられる非常開錠装置の操作部の構成を示した正面図である。 図1の物品収受装置のサービスボックスに設けられる非常開錠装置の操作部の構成を示した側面図である。 図1の物品収受装置のサービスボックスに設けられる非常開錠装置の操作部の構成を示した斜視図である。 図1の物品収受装置のサービスボックスに設けられる非常開錠装置により操作される郵便受の非常開錠機構の構成を示した説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例として、宅配ボックスと郵便ポストを併設して成るマンションなどの集合住宅に設置可能な物品収受装置に関する実施例を示す。
<全体構成>
図1〜図5に本発明を採用した物品収受装置の構成を示す。図1および図2は、宅配ボックスと郵便ポストを併設して成るマンションなどの集合住宅に設置可能な物品収受装置のそれぞれプライベート側(以下、居住者側ともいう)および公共側(以下、業者側ともいう)の構成を示している。ここで、「公共側」(業者側)はマンションなどの集合住宅のエントランスより外側で、郵便物や宅配物を配達するためにその配達業者がアクセス可能な集合住宅の建物の部分を、エントランスより内側の居住者(あるいはその許可を得た者)のみがアクセス可能な集合住宅の建物の部分をいう。また、プライベート側(居住者側)は、マンションなどの集合住宅のエントランスより内側で、通常郵便物ないし宅配物の取り出し側に相当する。
まず、図2を用いて物品収受装置の業者側の構成につき説明する。物品収受装置の郵便受1002は、居住者の各所帯に専有的に割り当てられる。
また、宅配ボックス1003、1006は、本実施例では各居住者で共有使用されるものであり、業者側が宛先と関連づけて空いているボックスに宅配物を収容する。この着荷操作はコンソール1005aを用いて行なう。
業者は、コンソール1005aを用いて現在空いている宅配ボックス1003、1006…を選択して宛先の部屋番号を指定し、図2の業者側の宅配ボックス1003、1006の扉の電気錠を開き、宅配物を収容し、扉を閉じる。
コンソール1005aは、操作表示部(タッチパネル:後述の図6の141)、宅配物の受領を証明するためのレシートを発行するプリンタ(あるいは捺印を行なうためのスタンパなど:後述の図6の134)から成る受領証明装置1005bを有する他は後述の居住者側のコンソール1005aと同等の構成を有する。
本実施例の物品収受装置の郵便受1002および宅配ボックス1003、1006は、レーンと呼ばれる筐体区画101、102…107に収容されている。
各郵便受1002の正面は、本実施例では図3に示すように構成され、ハガキなどの薄い書状や印刷物を投函するための投函口10021、厚みのある書状や新聞などの印刷物を投函するための投函口10022を有する。投函口10022には塵埃の進入やのぞき見を防止するための可動式のフラップなどを必要に応じて設ける。このフラップ(あるいは郵便受1002正面の特定部位)には配達者の識別のため部屋番号や氏名などの表示を付与することができる。本実施例では、郵便受1002に対する投函には特にコンソール1005aを用いた認証操作などは必要とせず、投函口10021、10022には印刷物、書状などを投函できるものとする。
図2(図1)の筐体区画101〜105の構成は共通であり、本実施例では10所帯分縦2列の郵便受1002(10所帯分)を中央部に、また下部に中型の宅配ボックス1003を1つ収容する。本実施例では10所帯分縦2列の郵便受1002の上部の空間は後述のサービスボックス1001(図2)に相当するものである。このサービスボックス1001の構造については後述する。
筐体区画106は、中型の宅配ボックス1003を上部に1つ、下部に2つ有し、また上から2つめの区画に上記の業者側のコンソール1005aを収容する。
筐体区画107は中型の宅配ボックス1003を上部に1つ、下部に宅配ボックス1003を縦に3つ並べたのと同等の大きさを有する大型宅配ボックスを有する。
符号108は、図2で説明する居住者側の後述の簡易操作部108に相当する。
次に図1を用いて本実施例の物品収受装置の居住者側の構成を説明する。図2は本実施例の物品収受装置の居住者側の配置を示している。
図1の構成は、図2の背面に相当するから、各レーン(筐体区画101、102…107)、および簡易操作部108の配置は図1の配置を左右反転した態様となっている。また、物品収受装置の郵便受1002、宅配ボックス1003、1006は各々業者側から図2の居住者側に連通した宅配ボックスとして構成されており、各々居住者側に面した扉を有する。したがって、各ボックスの配置はちょうど図2の業者側に示されたボックス配置も左右反転した態様となっている。各郵便受1002、宅配ボックス1003、1006の扉はそれぞれ電気錠により施錠/開錠される。
図4は郵便受1002の居住者側に面する扉10023の正面を示している。この扉10023の中央には表示器1004を配置する。LEDなどから成る表示器1004は、好ましくは、扉10023全体を覆う半透明アクリルのような化粧パネルの裏側に配置(後述)し、点灯時のみ所定色で破線で図示したような範囲を発光させるようにしておく。本実施例では、後述のような制御を行なうことにより、この表示器1004を発光させることにより居住者(以下、必要に応じてユーザという)が自分の郵便受の位置と、その開放(開錠)状態を認識することができる。
各レーン(筐体区画101、102…107)の最上部、郵便受1002の上の位置はサービスボックス1001を設ける。サービスボックス1001内には、各レーン(筐体区画101、102…107)の収容ボックスへの配線の幹線部分などの回路部材を収容するとともに、本実施例では後述するような非常開錠装置を集合的に設けることができる。この非常開錠装置は、各レーン(筐体区画101、102…107)に収容された個々の郵便受1002(ないし宅配ボックス1003)を電子キー手段による施錠状態とは独立して個別に非常開錠するためのものである。サービスボックス1001に配置する非常開錠装置の構成については後述する。サービスボックス1001は、郵便受1002の横2つ分の大きさで、開閉自由な非常開錠装置を覆う扉(図12の10011)を有するものとする。
郵便受1002を有するレーン(筐体区画101、102…105)の最下部には、図5に示すように各種の情報の報知や警報発生のために用いられる3つの表示器1101、1102、1103を配置する。表示器1101、1102、1103はLEDなどを用いて構成し、その発光色はたとえば表示器1101=緑、表示器1102=赤、表示器1103=青、とする。
このうち、たとえば表示器1103(青)は郵便受1002に関する制御状態(たとえば開錠状態)を、表示器1101(緑)は宅配ボックス1003、1006に関する制御状態(たとえば開錠状態)を、表示器1102(赤)は各種の警報を発生するために用いることができる。
筐体区画106の2段目は、業者側コンソール1005aの位置に対応し、居住者側コンソール1005となっている。このボックス内には、後述の制御回路などを含む制御部を収容する。居住者側コンソール1005は、居住者の保有するカードキーを読み取るためのカードリーダー、各種情報表示のための液晶表示パネル、操作キーなどから構成される。コンソール1005は常時装置面に露出させてもよいが、好ましくは開閉自由の扉によって操作時以外は隠蔽できるようにしておく。
なお、本実施例では筐体区画106の上部に1つ、下部には2つ、(中型)宅配ボックス1003を配置するものとしたが、必要なら筐体区画106は全て制御系の部材を収容するために用いてもよい。筐体区画107には前述のように中型および大型の宅配ボックス1003、1006を配置している。
居住者側において、簡易操作部108には第1、および第2の電子キー手段として、2つの操作部1081、1082を設けている。これら操作部1081、1082は、半透明アクリルのパネル背面に、それぞれ表示用のLED(2131、2132)と、居住者が提示するカードキーを読み取るためのカードリーダーを配置したものである。
このうち、操作部1081は、郵便受1002に割り当てられたユーザ(居住者)が保有するカードキー(キー手段)によって、該ユーザに割り当てられた郵便受1002を開錠するための第1の電子キー手段として用いる。この操作部1081のLED(2131)はたとえば青色発光とする(そして、たとえば最下部の表示器1103と連動させる)。
また、操作部1082は、前記カードキーによって宅配ボックス1003、あるいは1006を開錠するための第2の電子キー手段として用いる。この操作部1082のLED(2132)はたとえば緑色発光とする(そして、たとえば最下部の表示器1101と連動させる)。
このように、本実施例では、従来より用いられていたコンソール1005を用いずとも、装置全体の郵便受1002、宅配ボックス1003、1006に共通して、操作部1081、操作部1082のみを設けた簡易操作部108を設け、操作部1081、操作部1082のカード読み取りと、発光表示機能のみを利用して郵便受1002、宅配ボックス1003、1006の開閉制御をスマートに行なうことができる。この制御手順については後でより詳細に説明する。
本実施例では、サービスボックス1001、中型および大型の宅配ボックス1003、1006、コンソール1005など、装置面の主な部分を覆う構成部材の専有面積を郵便受1002の大きさを単位として決めてある点に特徴がある。すなわち、サービスボックス1001は郵便受1002の横2個分の大きさ、コンソール1005および宅配ボックス1003は4個分の大きさ、宅配ボックス1006は12個分の大きさとしてある。
このため、図1に破線で示すように、図4で上述した郵便受1002の扉10023を覆うのと同じ化粧パネルを用いて、郵便受1002のみならずサービスボックス1001、中型および大型の宅配ボックス1003、1006、コンソール1005などの扉表面を覆うことができる。
これにより、図1に示した物品収受装置の配置面のほぼ全体を、あたかも郵便受1002の大きさに相当するタイルで覆われたタイル面のようにすっきりと見せることができ、物品収受装置の居住者側のデザイン性を向上することができる。特に、後述の制御を行なうことにより本実施例では郵便受1002の部屋番号表示が不要であり、また後述する非常開錠装置をサービスボックス1001内に配置することによって郵便受1002や宅配ボックス1003、1006の非常開錠装置などの部材を装置面に設ける必要がなくなり、また、コンソールも同じくタイル面のように見える扉で覆うことによって、居住者側の装置面のデザイン性は著しく向上する。
なお、各レーンを構成する筐体区画、郵便受1002、ないし前記宅配ボックス1003、簡易操作部108などの主要部は公知の物品収容装置やロッカー装置などと同様鋼鈑などから構成されるものとする。
<制御回路>
図4は、上述の物品収受装置の制御系の構成を示している。図4においては、以上で説明した各構成部材については同一の参照符号を用いており、各部材の機能については以下では必要な場合を除き、重ねて説明しない。
制御回路300の部分は、コンソール1005、1005a(図1および図2)の間の空間などに配置される。
制御回路300は、CPU301、ROM302、RAM303、と各部との入出力を行うための入出力回路304、305、306から構成される。
宅配ボックス全体の制御は、CPU301により行なわれる。CPU301が実行する制御手順は、CPU301のプログラムなどとしてROM302に格納され、CPU301はRAM303をワークエリアとしてROM302に格納された制御プログラムを実行することにより物品収受装置全体の制御を行う。
ROM302には、後述の制御プログラムのほか、郵便受1002と、その郵便受1002を使用する居住者の対応関係を示す情報をデータテーブル化して格納しておく。この郵便受1002と居住者の対応関係を示すデータテーブルは、RAM303上に置いてもよいが、その場合、データテーブルの格納領域は停電時なども保持できるようにバックアップするものとする。
入出力回路304には、業者側のコンソール1005aの操作表示部131、プリンター134(あるいはスタンパなどの受領証明装置1005b)、また、居住者側のコンソール1005の操作表示部141が接続されている。
さらに、入出力回路304には、各宅配ボックス1003、1006の表側の扉の電気錠310、裏側の扉の電気錠311、宅配ボックス1003、1006内の宅配物の有無を検出するためのフォトインタラプタなどから成る荷物センサー312が接続されている。
また、入出力回路304には、簡易操作部108の操作部1081、1082が接続されている。操作部1081、1082は上述のようにその主要部を構成するカードセンサーと、表示器としてのLED2131、2132から構成される。
一方、入出力回路305には、各郵便受1002の居住者側に設けられた扉10023(図4)を施錠/開錠するための電気錠2115と、郵便受1002の居住者側に設けられた扉中央の表示器(LED)1004が接続されている。
図6では複数の郵便受1002の電子回路を集合的に1ブロックで図示しているが、当然ながら、CPU301は入出力回路305を介して郵便受1002の各々を特定して信号入出力を行えるものとする。たとえば、電気錠2115の1つを開錠する場合は、居住者の操作に応じて特定された郵便受1002の電気錠2115を開錠する。
入出力回路306には、通信部313が接続されている。通信部313は、マンションの情報システム600と通信できるよう構成されている。この情報システム600は、マンションのインターフォン、電子ロックなどの制御システムで、たとえば宅配物や郵便物の有無を示す信号をマンションの各居室のインターフォンに対して送信することにより、宅配物や郵便物の有無に応じてインターフォンのコンソールに配置されたLEDやLCDパネルの対応する表示を行わせることができる。情報システム600と入出力回路306の間のインターフェースは、複数の制御信号線などから構成できる。
また、通信部313は、インターネットの通信回線400を経由して管理センター500の通信部501と通信することができる。通信部313、501はたとえば、ダイヤルアップ接続、あるいは光ファイバやADSLなどのネットワーク接続方式を用いて通信回線400と接続するネットワークインターフェースを有する。
管理センター500の通信部501には、管理センターサーバ502が接続されている。管理センターサーバ502は、操作部504、表示部503を有するたとえばパーソナルコンピュータなどから成るサーバコンピュータで、管理センター500のオペレータ505は、操作部504、表示部503を介して制御部300と通信し、宅配ボックス1003、1006、郵便受1002の現在の状態をモニタしたり、郵便受1002や宅配ボックス111〜114の強制開錠などの遠隔制御も行うことができる。
次に上記構成における各部の動作につき説明する。
<宅配ボックスの動作>
宅配ボックス1003、1006に対して宅配業者が宅配物(配達物)を収容する場合、次のような動作を行う。この収容操作および制御については、従来の宅配ボックスと同様であるから簡単に説明する。
宅配業者は、業者側のコンソール1005aの操作表示部131(図6)を操作しながら収容作業を進める。ここでは宅配業者は収容(着荷)モードを選択する。
未収容の宅配ボックス1003、1003…、1006は開錠状態であり、宅配業者は特定の所帯宛の宅配物を未収容の宅配ボックス1003、1003…、1006のうちいずれかのボックスに収容する。このとき、宅配ボックス1003、1006のいずれのボックスにも収容を許すようにしてもよいが、操作表示部131で空いているボックスを表示して、そのボックスに荷物を収容するように宅配業者に指示を与えてもよい。宅配業者に宅配ボックス1003、1006のボックスを選択させる場合には、操作表示部131で荷物を収容するボックスの番号などを入力させるか、CPU301が各ボックス1003、1006の荷物センサー312を監視することなどにより実際に荷物が収容されたボックスを特定する。
宅配ボックス1003、1006のうちいずれかのボックスに宅配物を収容し、その扉を閉成すると、CPU301は電気錠310、311をロックし、宛先の居住者が開錠するまで開かないよう、その宅配ボックスの表裏の扉を制御する。なお、このとき、該当の宅配ボックスの扉が閉成されたにもかかわらず荷物センサー312により物品を検出できていない場合にはエラー処理(ブザー音による警報や、操作表示部131での表示)を行うようにしてもよい。
以上までのいずれかのタイミングにおいて、業者は宛先の居住者を識別する部屋番号や氏名などの識別情報、さらに業者を識別する情報(識別番号や業者名など)をコンソール1005aの操作表示部131を介して入力する。
収容操作が完全に終了すると、プリンター134(受領証明装置1005b)で宅配業者に対してレシートを発行する。なお、収容操作を特定の業者のみに限定したいなどの場合には、収容操作を許容する特別なID情報を記録した宅配業者IDカードなどを配布し、コンソール1005aのカードセンサ(不図示)に提示させ、認証が正しく行なえた場合にのみ収容操作を許容するような制御を行ってもよい。
宅配ボックス1003、1006の宅配ボックス1003、1006に荷物が収容されると、CPU301は、RAM303などの特定領域に宛先の居住者の識別情報に関連づけて荷物が収容されているボックスの識別情報(ボックス番号など)を記憶する。また、通信部313を介して、情報システム600に通知を行ない、該当の居住者のインターフォンの着荷LEDなどを点灯させ、居住者に着荷を報知することができる。また、同時に、CPU301はROM302(あるいはRAM303)のデータテーブルから、配達宛先の居住者に対応づけられた郵便受1002を特定でき、後述の簡易操作部108を用いた郵便物取り出し制御手順(図7)において、郵便受1002の開錠操作が行なわれた時に着荷がある旨、報知を行うことができる(後述のステップS14、S15)。
居住者に対しては、あらかじめ居住者ごとに固有のIDを記録したカードキー(IDカード)を配布しておく。居住者は、居住者側、ないし業者側のいずれかのコンソール1005、1005aを用いて宅配された配達物の取り出しを行うことができる。このコンソール1005、1005aを用いた宅配物取り出し制御は公知であり、例えば、居住者はコンソール1005、ないし130の操作表示部141ないし131を介して取り出しモードを指示する。CPU301はカードキーをコンソールのカードセンサ(不図示)に提示する(あるいは他の暗証番号を入力させる)認証を居住者に要求し、この認証が成功すると、CPU301は該当の宅配ボックスの居住者が操作しているコンソール1005、1005aの側の電気錠を開錠し、これにより居住者は宅配された配達物を取り出すことができる。
<郵便ポストの動作>
本実施例では、複数の居住者にそれぞれ割り当てられた郵便受1002の扉10023を電気錠(図6、図13の10024)で施錠することができる。居住者側、ないし業者側のいずれかのコンソール1005、1005aを用いた郵便物取り出しは、上記の宅配物の宅配ボックス1003、1006からの取り出しと同様に行なうことができる。この制御は従来と同様であるからここではこれ以上詳細に説明しない。
また、本実施例では、簡易操作部108の操作部1081、1082(図1)を用いて郵便受1002と、宅配ボックス1003、1006の開錠/施錠制御を集中制御することができる。操作部1081、1082は、簡易操作部108に集中して設けてあり、また、LED2131、2132さらに郵便受1002の扉10023の表示器1004の連動表示によって、居住者(ユーザ)は容易に自分の郵便受1002の開閉と宅配物の取り出しを制御することができる。
たとえば、居住者はカードキーを簡易操作部108の操作部1081に提示すると、LED2131を点灯させるとともに該当の郵便受1002の扉10023の電気錠(10024)を開錠して扉10023をポップアップ開錠し、さらに表示器1004を点灯させて、その居住者の郵便受1002の位置、およびその扉10023が開いたことを報知する。そして、その居住者に対して着荷した宅配物がいずれかの宅配ボックスに収容されていれば、簡易操作部108の操作部1082のLED2132を点灯させることにより当該郵便受1002の居住者宛ての配達物が宅配ボックス1003、1006の宅配ボックス(1003、1006のいずれか)に配達されていることを報知することができる。
郵便受1002への配達は次のように行なわれる。
本実施例の場合、郵便物あるいは他の配達物は、配達員が郵便受1002の投函口10021、10022に自由に投函することができる。居住者側の扉10023は、通常の状態では扉10023が閉成されていれば、CPU301によりその電気錠(10024)はロック状態に制御される。
このようにして配達された配達物(郵便物)を簡易操作部108を用いて取り出す場合の制御は図7、図8に示すようにして行うことができる。図示の手順はCPU301の制御手順としてROM302に格納される。
図7のステップS10では、居住者がカードキーを簡易操作部108の操作部1081に提示して認証を行ない、その認証が成功したか否かを判定する。この認証が成功しなければ続く処理は実行しない。なお、数度、認証操作が失敗した場合は、それ以上の操作を受け付けない、などのエラー処理を行なってもよい。
認証が成功すると、ステップS12において、操作部1081のLED2131を点灯させる。
さらにステップS14では、該当の居住者宛ての宅配物が宅配ボックス1003、1006の宅配ボックス1003、1006に存在するか否かを判定する。この判定は、操作中の郵便受1002に対応する宛先(居住者)と、現在、宅配物を収容している宅配ボックス1003、1006に関してRAM303に記憶している当該宅配物の宛先が一致しているかを検査することにより行う。ここで宅配物が存在しない場合にはステップS16に、宅配物が存在する場合にはステップS15に移行する。
当該居住者宛の宅配物が存在しない場合にはステップS16において、簡易操作部108の操作部1082のLED2132を消灯(消灯状態を維持)させ、宅配物なしを報知するとともに、操作表示部141で同様に郵便物なしを表示し、あるいはさらにスピーカで音声案内を行うなどして郵便物なしを居住者に報知し、ステップS18に移行する。
一方、当該居住者宛の宅配物が存在する場合にはステップS15において、LED2132を点灯(点灯状態を維持)させ、宅配物ありを表示する。すなわち、郵便受1002の開錠のために操作した操作部1081の近傍で操作部1082のLED2132が点灯するため、居住者は自分宛ての着荷を確実かつ速やかに認識することができる。なお、ここで、さらにスピーカで音声案内を行うなどして郵便物ありを居住者に報知してもよい。この処理の後、ステップS17に移行する。
ステップS17では、図8の宅配ボックス連動制御を行う。この宅配ボックス連動制御では、後述のようにして特定の条件に基づき、当該居住者宛の宅配物が収容されている宅配ボックス1003、1006の開錠制御を行なう。
その後、ステップS18において、当該の郵便受1002の電気錠2115を開錠する。このとき、電気錠2115を開錠することにより、郵便受1002の扉10023がわずかに(数CM程度)開いた位置で停止するようにポップアップ開錠を行なう。これと同時に、CPU301は、簡易操作部108の操作部1081のLED2131を点灯(点灯状態を維持)したまま、扉10023中央に設けた表示器1004を点灯させる。
このように、郵便受1002の扉10023がわずかに開くようにポップアップ開錠し、かつその扉10023中央に設けた表示器1004を点灯させることによって、居住者側の郵便受1002の扉10023に部屋番号などの識別表示を付与しておかなくても、扉10023のポップアップ開錠状態と、さらに表示器1004が点灯することによって、居住者は自分の開いた郵便受1002の位置と、それが開いたことを明確に認識できる。
図1のように、簡易操作部108を物品収受装置の端部(右端または左端など)に配置しておけば、並んでいる複数の郵便受1002を側方からすかして見ることになり、扉10023のポップアップ開錠状態と表示器1004の点灯は、周囲の他の郵便受1002を扉10023の閉成状態とその表示器1004の消灯状態から際立って非常に明瞭に認識することができる。
ステップS19では、居住者による郵便物の取り出しが行なわれ、郵便物を取り出すと居住者はステップS20において郵便受1002の扉10023を閉じる。扉10023の電気錠2115は、この閉成動作によって施錠され、扉2113をロックする。
次に、図7のステップS17で行なう宅配ボックス連動制御につき図8を用いて説明する。
図7のステップS14で宅配物が存在する場合にはステップS15において簡易操作部108の操作部1082のLED2132を点灯させた後、図8の宅配ボックス連動制御を行なう。
図8のステップS25では、宅配物が着荷している宅配ボックス1003が居住者の開錠した郵便受1002と同じレーン(筐体区画101、102…)にあるか否かを判定する。ステップS25が肯定された場合にはステップS26において当該の宅配ボックス1003の扉をポップアップ開錠する。このポップアップ開錠の態様は郵便受1002について上述したのと同様に行なうことができる。
一方、宅配物が着荷している宅配ボックス1003が居住者の開錠した郵便受1002と同じレーン(筐体区画101、102…)にない場合は、ステップS27で当該の他のレーンで他のボックス(郵便受1002や宅配ボックス1003、1006)が開錠(使用)されていないか否かを判定する。ステップS27で当該の他のレーンで他のボックス(郵便受1002や宅配ボックス1003、1006)が開錠(使用)されている間は、ステップS28において操作部1082のLED2132を点滅させるなどの警告表示を行ないつつ、当該の他のボックス(郵便受1002や宅配ボックス1003、1006)が開錠(使用)状態が解除される(使用されている郵便受1002や宅配ボックス1003、1006の扉が閉成される)まで待機する。そして、当該の郵便受1002や宅配ボックス1003、1006の扉が閉成された状態であれば、ステップS26に移行して、当該の宅配ボックス1003の扉をポップアップ開錠する。
なお、図8では、ステップS25を設けて、図7の処理で開錠操作中の郵便受1002と同一レーンの宅配ボックスであれば直ちにステップS26に移行して当該宅配ボックスを開錠するようにしているが、これは、図7の処理では簡易操作部108の操作部1081で開錠操作できる郵便受1002が1つだけであり、このため同じレーンには開錠中の郵便受1002が存在しない、ということを前提としているからであるが、より簡易な(ただし競合操作防止の観点からはより厳密な)制御においてはこのステップS25は省略し、同一レーンで他のボックス(郵便受1002または宅配ボックス1003)が開錠状態にあるか否かを判定するステップS27から図8の宅配ボックス連動制御処理を開始するように構成してもよい。
以上に説明したように、図7のような制御により、居住者が自分のカードキーを用いて簡易操作部108の操作部1081で郵便受1002の開錠操作を行なうと、操作部1081のLED2131の点灯、扉10023のポップアップ開錠状態、表示器1004の点灯により、居住者は自分の開いた郵便受1002の位置と、それが開いたことを明確に認識でき、さらに自分宛ての宅配物を収容した宅配ボックスがあれば、ほぼ同時に操作部1082のLED2132が点灯することによって、自分宛ての宅配物の着荷を知ることができる。
さらに、居住者宛ての宅配物が着荷している場合は、図8のような制御を行なうことにより、宅配物が着荷している宅配ボックス1003が居住者の開錠した郵便受1002と同じレーン(筐体区画101、102…)にある場合、また、他のレーンであっても他の居住者がそのレーンで他のボックス(郵便受1002や宅配ボックス1003、1006)が開錠(使用)されていない場合には、郵便受1002の開錠操作に連動して、当該の宅配ボックス1003をポップアップ開錠することができ、郵便受1002の配達物、および宅配物をスムーズに回収することができる。
また、上述の宅配業者によるコンソール1005aを用いた着荷においては、まず宛先の部屋番号を業者に入力させ、着荷を行なう宅配ボックスはその部屋番号の郵便受1002と同一レーンで空いている宅配ボックスから優先的に選択させるよう制御を行なえば、図8の制御においては、ステップS25〜S26への分岐が生じて宅配ボックスを自動的に開錠できる確率が高くなり、また、居住者の郵便物、および宅配物の回収動作の際の移動距離も小さくでき、物品収受装置の利便性を大きく向上することができる。
なお、図7の制御において、各レーン(筐体区画101、102…)の最下部の表示器(LED)1101、1102、1103のうち、表示器1101(緑色)は、宅配ボックスのための操作部1082のLED(2132)と連動させ、表示器1103(青色)は、郵便受1002のための操作部1081のLED(2131)と連動させて点灯/消灯制御することができる。これにより、各レーン(筐体区画101、102…)の最下部の表示器によって、簡易操作部108の操作部1081、1082と同じ表示を視認させることができる。
また、各レーン(筐体区画101、102…)の最下部の表示器(LED)1103は、赤色発光とし、各種警告に用いることができる。たとえば、図7のステップS19の郵便物取り出しにおいて、所定時間以上(たとえば1分〜3分程度、など)郵便受1002の扉10023が開錠状態となっている場合は、扉10023の表示器1004や、操作部1081のLED2131を点滅させるなどして警告を行なうが、その時同時にレーン下部の表示器(LED)1103を点灯、あるいは点滅させることにより、最下部の表示器によっても警告表示を居住者(ユーザ)に認識させることができる。
<郵便受扉の構造>
ここで、図9を参照して、郵便受1002の扉10023に上述の表示器1004を装着するための構造の一例を示しておく。
図9の例では、左側に示した郵便受1002の扉10023は、鋼鈑を折り曲げ加工することなどにより図示のような箱状に形成されている。扉10023の周囲は、折り曲げにより一定の強度を得られるよう額縁状の枠体に形成されている。なお、この構造はあくまでも一例であり、樹脂やFRPにより扉10023を構成してもよいのはいうまでもない。扉10023の中央には、表示器1004の発光部の大きさを決める丸穴(ただしこの形状は自由)10032を形成してある。簡易操作部108の位置からでも容易に視認できるよう、丸穴10032の大きさは比較的大きくしてある(たとえば直径数cm程度とする)。
扉10023の前面には、半透明アクリル板などから成る化粧パネル10031をダボ結合などの手法により装着する。扉10023は鋼鈑などの不透明部材であり、後述のLED素子10040を点灯させると化粧パネル10031の丸穴10032の範囲がLED素子10040の発光色で発光する。
この例では、扉10023の右側に不図示のヒンジが結合され、このヒンジを介して郵便受1002に対して扉10023が揺動自在に支持される。左側端部には、電気錠(後述の図13:2115)でロックされるフック10025が固定されている。フック10025の電気錠(2115)のラッチ爪と当接する部位には、開閉時の騒音を防止するためにナイロンその他の樹脂から成る緩衝材10042を巻装してある。
表示器1004の発光素子としてのLED素子10040はたとえば基板10039に実装しておき、この基板10039を鋼鈑折り曲げなどにより構成した裏パネル10034の装着枠10037に装着する。装着枠10037は、たとえば図示のような形状に鋼鈑折り曲げなどにより構成したポケット状の部材であり、その中央には基板10039のLED素子10040の照明光を透過させる丸穴10038を設けてある。
基板10039を装着枠10037に装着した後、裏パネル10034をビス穴10035、10036などを用いて扉10023の裏面に装着し、このようにしてLED素子10040が扉10023の丸穴10032の背面中央に望むように取り付けられる。LED素子10040の駆動電流は、図6の入出力回路305からフレキシブルケーブルのような配線10041を経由して基板10039に伝達される。
図示のような形状に裏パネル10034を形成し、裏パネル10034と扉10023の裏面の間に空間を確保し、そこに不図示の防音材、たとえば紙や樹脂などから成るハニカム材や発泡材を詰め込んでおくことにより、扉10023の開閉時の騒音を軽減することができる。また、電気錠2115と当接するフック10025を樹脂巻き(緩衝材10042)としておくことにより、さらに扉10023の開閉時の騒音の軽減を期待することができる。郵便受1002の開閉音は、集合住宅コミュニティでは、深夜などにおいてはしばしば問題となる場合があり、このような防音構造を設けておけばそのようなトラブルも軽減できる。
<非常開錠装置>
以下では、図10〜図13を用いて、本実施例の特徴的な非常開錠装置の構造および配置につき説明する。
まず、図13を用いて、郵便受1002の施錠機構につき説明する。図13は郵便受1002内部の構造を模式的に示している。図13において、符号10021、10022は上述の業者側の2つ投函口で、図13はこれら投函口が設けられる業者側を図の右にとって内部の構造を示している。
なお、ここでは郵便受1002の施錠機構を例示するが、電気錠2115による施錠/開錠、およびその非常開錠操作については、宅配ボックス1003、1006にもほぼ同様の構造が設けられ、図13で説明するのと同様の動作が可能であるものとする。
図13において符号2115は、図6に示したものと同様の電気錠で、郵便受1002の側壁(居住者側から見て左右のいずれか)内面に固定される。電気錠2115はほぼコの字型で扉10023のフック10025(図9)と係合するラッチ爪10026を有する。電気錠2115の内部構造の詳細はここでは説明しないが、電気錠2115は主に次のような機能を有するものとする。
すなわち、電気錠2115のラッチ爪10026は扉10023が表側から押し込まれて矢印のように進入してくる扉10023のフック10025を受け、ラッチ爪10026が揺動してフック10025を迎え入れた後は、機械的にラッチ爪10026からフック10025が外れないようにロックする。このラッチ爪10026のロック状態は、電気錠2115内部に設けられたソレノイド(不図示)によって解除されるまで機械的に保持されるよう電気錠2115内部の機構が構成されている。電気錠2115内部のソレノイドは、上記開錠処理(図7ステップS18)において、CPU301により入出力回路305を介して制御され、ラッチ爪10026のロックを解除する。
このような電気錠2115の制御系に故障が生じると、通常のカードキーの操作による開錠が不可能になる場合がある。あるいは、電気錠2115の制御系が正常であっても、たとえば郵便受1002内部に詰め込まれてしまった内容物の内圧(扉10023を図の左方に押す力)などに起因して、ラッチ爪10026とフック10025が電気錠2115のソレノイドの操作力を超える力で強く圧接してしまった場合などにおいては、ソレノイドに開錠信号を送信しても開錠動作が行なえなくなってしまう場合がある。
このような事態に備え、郵便受1002(宅配ボックス1003、1006でも同様)の電気錠2115には非常開錠レバー10027を設けておく。非常開錠レバー10027は、ソレノイドがラッチ爪10026の開錠機構(レバー、カムなどから構成される)操作する時よりも小さな入力でも、ラッチ爪10026の開錠機構に対して大きな操作力を発生できるような形状を有する連動機構を介してラッチ爪10026の開錠機構と結合されている。たとえば、非常開錠レバー10027の連動機構をソレノイド側の操作系よりも大きなレバー比を有する連動レバー、カムなどを用いることによりこのような構成が可能となる。
従来の物品収受装置では、非常開錠レバー10027は、たとえば居住者側の郵便受1002(宅配ボックスでも同様)の扉の近傍にタンブラーキーなどを配置し、これを特定の丸鍵などで操作できるようにした構造が知られている。しかしながら、このような非常開錠のための鍵穴を配置すると、郵便受1002の配置面の外観が煩雑となり、物品収受装置のデザイン性が大きく損なわれる、という問題があった。
そこで本実施例では、フレキシブルワイヤ4006を介して非常開錠レバー10027を操作するようにし、同じレーンに配置された各郵便受1002(あるいは宅配ボックス1003)のフレキシブルワイヤ4006の操作側の端部を同じレーン(筐体区画101、102…)のサービスボックス1001内に集め、非常開錠装置の操作部をこのサービスボックス1001内に集合的に配置する構成とした。フレキシブルワイヤ4006は、自転車、バイクなどの車両において用いられるブレーキワイヤ、クラッチワイヤなどと同様にアウターチューブの中にインナーワイヤ4006aを収容したもので、アウターチューブ両端をリジッドに固定した状態でインナーワイヤ4006aを引くことにより一端から他端に操作力を伝達する機械部品である。
図13では、フレキシブルワイヤ4006のインナーワイヤ4006aの一端に設けられたタイコ部分が電気錠2115後部の非常開錠レバー10027に係合しており、フレキシブルワイヤ4006のアウターの端部は電気錠2115近傍に配置された支持部材4006dに固定してある。フレキシブルワイヤ4006の他端は郵便受1002の上面など(位置は任意である)に配置された透孔4006cを経由して後述のサービスボックス1001内に配置される非常開錠装置に向かう。
図10はサービスボックス1001に設けられる非常開錠装置の操作部の構成を、図11はサービスボックス1001に設けられる非常開錠装置の操作部の構成を、図12はサービスボックス1001に設けられる非常開錠装置の操作部の構成を居住者側からの正面図、側面図、居住者側からの斜視図としてそれぞれ示している。
図12に示すように、サービスボックス1001は居住者側に設けられた扉10011により開閉できるようにしてある。扉10011は、マグネットラッチのような開閉自由のラッチ機構10012によりロックできる(通常、誰にでも開閉自由としておいてよい)。
サービスボックス1001には、同じレーン(筐体区画101、102…)に設けられた郵便受1002の電気錠2115の非常開錠レバー10027をそれぞれ操作するダイヤルキー4002、4002…が複数個(この例では、図1の郵便受1002の数よりも多い郵便受10個分)配置される。ダイヤルキー4002、4002…の近傍には部屋番号などの識別情報を付与(たとえばシールや銘板などを貼付する)しておくことができる。このような識別情報を付与しても、通常、サービスボックス1001の扉10011を閉成しておけば、物品収受装置を配置する壁面のデザイン性を損なうことがない。
また、この例では、同一レーンに配置される宅配ボックス1003の非常開錠レバー10027を操作するためのタンブラーキー4003が1つ配置されている。符号4003aは、同じ宅配ボックス1003の非常開錠レバー10027を業者側から操作するためのタンブラーキーの後部を示している(タンブラーキー4003aは必ずしも設けなくてもよい)。なお、宅配ボックス1003用のタンブラーキーは、丸鍵などの回転操作力をフレキシブルワイヤ4006のインナーを引く力に変換するギヤやカム、レバーなどの機構を内蔵するものとする(詳細不図示)。
図10、図11は、サービスボックス1001内に設けられる非常開錠装置の操作部の構成をより詳細に示しており、図11は図10のA−A’線に沿った断面図である。図10、図11の構造では、宅配ボックス1003用のタンブラーキーは符号4003で示す1つのみが設けられている。郵便受1002用のダイヤルキー4002は、図10では少なくも15個分配置する例を示しているが、この個数は任意であり、たとえば図1の場合なら同一レーンの10個の郵便受1002を操作できる数だけ設ければ良い。各ダイヤルキー4002は各々直方体形状の鋼鈑などから構成されたケース4001にそれぞれ収容されており、各ケース4001は不図示のフレーム内に収容、固定される。
ダイヤルキー4002の施錠/開錠機構は、公知の郵便受1002などに用いるダイヤルキーと同様であるが、異なるのはダイヤル番号を所定の順序で選択するよう回してダイヤルキー4002のロックを解除すると、ダイヤルキー4002がケース4001内で図10および図12の手前方向(図11の左方向)に引っ張ることができるようになり、またダイヤルキー4002をランダムに回転させてロックさせるとケース4001内で引っ張る操作が禁止される点である。
このような動作は、たとえば図11に示すような機構により可能となる。図11の構成では、ダイヤルキー4002にはロック爪4005が設けられており、このロック爪4005は、ダイヤル4004を所定の順序でダイヤル番号を選択するよう回さない限り、ケース4001内面に設けた溝に係合して外れないように制御される。
ダイヤル4004を所定の順序でダイヤル番号を選択するよう回すと、ロック爪4005がケース4001の溝から外れ、ダイヤルキー4002はダイヤル4004の部分を持って引くことによりケース4001内を図11の左方に引っ張ることができる。
ケース4001内には、図13で説明したフレキシブルワイヤ4006の他端が収容され、そのアウターはケース4001内の適当な位置にリジッドに固定され(たとえば図13で説明したような支持部材4006dを配置しておく)、そしてフレキシブルワイヤ4006のインナー(4006a)のタイコ部分はダイヤルキー4002の後端部に結合される。
このように、フレキシブルワイヤを用いた連動機構により、複数の郵便受と宅配ボックスの非常開錠装置をサービスボックス1001に集合配置する構成は、極めて簡単安価に実施することができる。
このような構成により、居住者(あるいは管理人)は自分の郵便受1002が収容されているレーンのサービスボックス1001の扉10011を開き、ダイヤルキー4002を定められた番号(あらかじめ居住者(あるいは管理人)に通知しておく)通りに回し、ダイヤル4001を引くことにより、フレキシブルワイヤ4006を経由して郵便受1002の電気錠2115の非常開錠レバー10027を操作して郵便受1002の扉10023を非常開錠することができる。また、管理人など権限のある人物は、同様にタンブラーキー4003を用いて宅配ボックスの扉を非常開錠することができる。
本実施例によれば、同じレーン(筐体区画101、102…)に配置されたボックス(郵便受、宅配ボックス)の全ての非常開錠装置(の少なくとも操作部)を、同じレーンのサービスボックス1001内に集合的に配置し、扉で覆うようにしているので、非常開錠装置によって物品収受装置を配置する壁面のデザイン性を損なうことがない。サービスボックス1001の扉10011には、たとえば上述のように郵便受の扉と同様の化粧パネルをタイル状に装着しておくことにより、郵便受の配置面と同様な外観を保持でき、スマートな外観を得ることができる。
また、郵便受または宅配ボックスの非常開錠は、集合的に配置された非常開錠装置のダイヤルキーまたはタンブラーキーを用いて電子制御される施錠状態とは独立して個別に、極めて容易に行なうことができる。
なお、図10〜図13の例では、非常開錠装置において、郵便受にはダイヤルキーを、宅配ボックスにはタンブラーキーを用いるようにしたが、非常開錠装置にはどのような開錠/施錠機構を用いてもよく、たとえば、上記と逆に宅配ボックスにダイヤルキーを、郵便受にはタンブラーキーを用いるようにしてもよい。あるいは郵便受、宅配ボックスの双方全てにダイヤルキーまたはタンブラーキーを用いるようにしてもよい。
101、102…107 筐体区画
106 筐体区画
108 簡易操作部
145 鍵センサー
300 制御回路
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304、305、306 入出力回路
305 入出力回路
313 通信部
400 通信回線
500 管理センター
501 通信部
502 管理センターサーバ
503 表示部
504 操作部
600 情報システム
1001 サービスボックス
1002 郵便受
1003、1006 宅配ボックス
1004 表示器
1005a コンソール
1081、1082 操作部
1101、1102、1103 表示器
2115 電気錠
2131、2132 LED
4002 ダイヤルキー
4003 タンブラーキー
4006 フレキシブルワイヤ
10021、10022 投函口
10023 扉
10025 フック
10026 ラッチ爪
10027 非常開錠レバー
10031 化粧パネル
10032 丸穴
10034 裏パネル
10037 装着枠
10039 基板
10040 LED素子
10042 緩衝材

Claims (3)

  1. 宅配物または郵便物の集受に用いられる物品収受装置において、
    配達された宅配物を収容するとともに電気錠により施錠可能な宅配ボックスと、
    配達された郵便物を収容する郵便受と、
    前記郵便受に割り当てられたユーザが保有するキー手段を用いて該ユーザないし該キー手段と対応づけられた前記郵便受、または該キー手段と対応づけられたユーザに対して着荷した宅配物を収容した前記宅配ボックスを開錠するための電子キー手段と、
    前記郵便受ないし前記宅配ボックスを収容する筐体区画と、
    該筐体区画に収容された個々の前記郵便受ないし前記宅配ボックスを前記電子キー手段による施錠状態とは独立して個別に非常開錠する非常開錠装置を前記筐体区画の特定位置に集合的に配置したことを特徴とする物品収受装置。
  2. 請求項1に記載の物品収受装置において、前記非常開錠装置は、ダイヤルキーを介して前記筐体区画に収容された個々の前記郵便受ないし前記宅配ボックスを前記電子キー手段による施錠状態とは独立して個別に非常開錠することを特徴とする物品収受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の物品収受装置において、前記非常開錠装置は、フレキシブルワイヤを介して前記郵便受または前記宅配ボックスの電気錠に設けられた非常開錠レバーと接続され、前記フレキシブルワイヤを介して前記非常開錠レバーを操作することにより前記郵便受または前記宅配ボックスを個別に非常開錠することを特徴とする物品収受装置。
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