JP3906756B2 - 宅配ボックス着荷報知・解錠システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンションのような集合住宅で宅配ボックスを共同で使用するものにおける宅配ボックス着荷報知・解錠システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からマンションのような集合住宅において集合住宅の各部屋(各住戸)が共同で利用する複数の宅配ボックス1が図7(a)に示すように設置されている。この宅配ボックス1には開閉自在に扉2が設けてあり、更に、この扉2を施錠する施錠手段3と、宅配ボックス1を利用する個々の利用者の部屋番号を入力する部屋番号入力手段と、宅配ボックス1を利用する個々の利用者を特定するための暗証番号を入力するための暗証番号入力手段と、宅配ボックス1内に宅配物を入れて扉2を閉じた後に部屋番号を入力することで伝票に捺印するための捺印装置6とを備え、更に、宅配物の配達先の部屋番号を部屋番号入力手段により入力し且つ施錠手段で施錠し且つ捺印装置6で捺印するという一連の宅配物の配達操作が完了した時点で宅配物の配達先の部屋番号が表示される表示部7を有している。
【0003】
具体的には宅配ボックス1に操作パネル13が設けてあり、この操作パネル13に1〜9、0の数字のキーを備えた操作キー14が設けてあり、この操作キー14を操作して部屋番号や暗証番号を入力するようになっており、したがって、操作キー14が部屋番号入力手段と、暗証番号入力手段を構成している。また、操作パネル13には「配達」と標記された配達釦15と、「受取」と標記された受取釦16とが設けてあり、更に操作パネル13には宅配物の配達先の部屋番号が表示される表示部7が設けてある。また、宅配ボックス1には上記操作パネル13とは別の箇所に捺印装置6が設けてある。
【0004】
そして、宅配物の配達者はまず図7(a)のように、空の宅配ボックス1(つまり、表示部7に部屋番号の表示がしてなくて施錠手段3により施錠してない宅配ボックス1)に宅配物を入れ、配達釦15を押し、操作キー14を操作して配達先の部屋番号を入力し、次に、図7(b)のように施錠手段3である施錠セット釦をスライド操作して扉2を閉じることで施錠し、次に、図7(c)のように捺印装置6に伝票を入れて捺印を行うことで、宅配ボックス1への一連の宅配物の配達操作が完了する。このようにして宅配ボックス1への一連の宅配物の配達操作が完了した後、配達者は配達先の郵便受けに図7(d)に示すような不在配達票19を投入する。
【0005】
そして、上記一連の宅配物の配達操作において、図7(a)の段階で配達者が配達先の部屋番号を入力すると操作パネル13に設けた表示部7に配達先の部屋番号が表示され、また、捺印装置6に設けた捺印用確認表示部18にも部屋番号が表示される。ここで、捺印装置6に設けた捺印用確認表示部18に部屋番号が表示されることで、配達者が捺印装置6で伝票に捺印する際に配達先の部屋番号を再確認して捺印をすることができ、捺印が終了すると捺印装置6に設けた捺印用確認表示部18の部屋番号の表示が消える。一方、操作パネル13に設けた表示部7に表示された配達先の部屋番号は消えることなく表示が継続されている。
【0006】
宅配物を受け取る場合には、郵便受けに投入してある不在配達票19によって宅配物が着荷したことを知り、図8(a)のように自分の部屋番号が表示してある(例えば部屋番号が204号室の場合は204と部屋番号が表示してある)宅配ボックス1を探し、自分の部屋番号が表示された宅配ボックス1があると、該当する宅配ボックス1の操作パネル13の受取釦16を押し、操作キー14を操作して該当する自分の暗証番号(つまり配達先の部屋番号の利用者を特定するための暗証番号)を入力することで、施錠手段3による施錠を解錠し、該当する宅配ボックス1内に入れてある宅配物を受け取ることができるものである。ここで、暗証番号を入力して施錠手段3が解錠されると、操作パネル13の表示部7に表示された配達先の部屋番号が消え、宅配ボックス1が空の待機状態(つまり宅配ボックス1内に新たに宅配物を入れることができる状態)となる。
【0007】
ところが、上記のような従来例にあっては、宅配ボックス1内に宅配物が入れられている状態では暗証番号を入力して施錠手段3が解錠して宅配物を受け取るまでは配達先の部屋番号が操作パネル13の表示部7に表示され続けることになり、他人が表示されている部屋番号の住人が留守である可能性が高いことを容易に認識できるという問題があり、防犯上好ましくなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、宅配物が入れられた後、宅配物が受け取られるまでの間、該当する宅配ボックスに宅配物が入っているとの着荷報知はできるが配達先がどこであるかが判らないようにして防犯性能を高めることができると共に、宅配物を受け取る際には配達先を確実に確認して間違いなく受け取ることができる宅配ボックス着荷報知・解錠システムを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る宅配ボックス着荷報知・解錠システムは、宅配ボックス1に開閉自在に設けた扉2を施錠する施錠手段3と、宅配ボックス1を利用する個々の利用者の部屋番号を入力する部屋番号入力手段4と、宅配ボックス1を利用する個々の利用者を特定するための暗証番号を入力するための暗証番号入力手段5と、宅配ボックス1内に宅配物を入れて扉2を閉じた後に部屋番号を入力することで伝票に捺印するための捺印装置6と、着荷表示、部屋番号表示を切り換え表示する表示部7とを備え、該表示部7には、宅配物の配達先の部屋番号を部屋番号入力手段4により入力し且つ施錠手段3を施錠し且つ捺印装置6で捺印するという配達人による一連の宅配物の配達操作が完了することで宅配物が当該宅配ボックス1に着荷していることを表示するための着荷表示がなされ、表示部7において着荷表示がなされている宅配ボックス1から宅配物を取り出すに当って、部屋番号入力手段4により該当する宅配ボックス1の配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号が入力されることで表示部7における着荷表示が該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示され、該表示部7において着荷表示から部屋番号表示に切り換え表示された後、暗証番号入力手段5により該当する部屋番号の利用者を特定する暗証番号が入力された時に施錠手段3を開とするように制御する制御部9を設けて成ることを特徴とするものである。
【0010】
このような構成とすることで、宅配物の配達人が空の宅配ボックス1内に宅配物を入れて一連の宅配物の配達操作が完了した後は、表示部7に宅配物が当該宅配ボックス1に着荷していることを表示するための着荷表示がなされていることで、該当する宅配ボックス1への着荷報知が確実にできるものであるが、部屋番号入力手段4により該当する宅配ボックス1の配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号が入力されない限り表示部7には宅配ボックス1の使用中表示がなされるのみで配達先がどの部屋番号であるかの表示がなされず、他人に配達先の部屋番号が判らないようにできるものであり、また、宅配物の取り出しに当たっては、表示部7に宅配ボックス1の使用中表示がなされている状態で、部屋番号入力手段4により該当する宅配ボックス1の配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号を入力することで表示部7に宅配物の配達先の部屋番号表示が表示されるので、部屋番号を確認して暗証番号入力手段5により該当する部屋番号の利用者を特定する暗証番号を入力して施錠手段3を解錠して宅配物を受け取ることができるものであり、これにより配達先の部屋番号の住人が受け取り操作を行うまでは他人に配達先の部屋番号が判らずセキュリティー性を向上させ、配達先の部屋番号の住人が受け取り操作を行う際には表示部7で部屋番号を確認して暗証番号を入力することで該当する配達先の住人のみが間違いなく宅配物を取り出すことができるものである。
【0011】
また、宅配ボックス1を設置した集合住宅の共同玄関をオートロックドア10とし、部屋番号に対応した個人認識確定情報を入力した際にオートロックドア10を解錠するように設定し、オートロックドア10の解錠のために入力された個人認識確定情報を宅配ボックス1に送信するための送信部11を設け、送信部11から送信された個人認識確定情報を受信する受信部12を宅配ボックス1に設け、受信部12で個人認識確定情報を受信した際で、且つ、受信部12で受信した個人認識確定情報で特定される部屋番号が宅配ボックス1への宅配物の配達操作時に入力された部屋番号と一致し、且つ、当該宅配ボックス1の表示部7に着荷表示がなされている場合、表示部7において表示されていた着荷表示を該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示するように制御する制御部9を設けることが好ましい。
【0012】
すなわち、共同住宅の共同玄関のオートロックドア10を開いて共同玄関から玄関ホール内に入る際、部屋番号に対応した個人認識確定情報を入力してオートロックドア10を開いて玄関ホール内に入るのであるが、このオートロックドア10の解錠のために入力された個人認識確定情報を送信部11から宅配ボックス1に設けた受信部12に送信し、受信部12で個人認識確定情報を受信すると、該個人認識確定情報で特定される部屋番号と宅配ボックス1の配達時に入力された部屋番号とが一致する場合には表示部7における表示が着荷表示から該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示されることになり、したがって、宅配ボックス1内に着荷している配達先の部屋番号住人がオートロックドア10を開いて玄関ホールに入ると、該当する宅配ボックス1の表示部7における表示が宅配ボックス1の使用中表示から配達先の部屋番号表示に切り替わるので、自分の部屋番号が表示されている宅配ボックス1を直ぐに見つけることができて、暗証番号を入力することで宅配物を受け取ることができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0014】
マンションのような集合住宅の玄関ホールに当該集合住宅の各部屋(各住戸)が共同で利用する図3に示すような複数の宅配ボックス1が設置してある。各宅配ボックス1には開閉自在に扉2が設けてあり、更に、この扉2を施錠する施錠手段3と、宅配ボックス1を利用する個々の利用者の部屋番号を入力する部屋番号入力手段4と、宅配ボックス1を利用する個々の利用者を特定するための暗証番号を入力するための暗証番号入力手段5とが設けてある。ここで、各宅配ボックス1にはそれぞれ図3に示すように操作パネル13が設けてある。この操作パネル13には図4に示すように、1〜9、0の数字のキーを備えた操作キー14が設けてあり、この操作キー14を操作して部屋番号や暗証番号を入力するようになっており、したがって、操作キー14が部屋番号入力手段4と、暗証番号入力手段5を構成している。また、操作パネル13には「配達」と標記された配達釦15と、「受取」と標記された受取釦16とが設けてあり、更に操作パネル13には宅配物の配達先の部屋番号が表示される表示部7が設けてある。
【0015】
また、図3に示すように、複数の宅配ボックス1に対して1つの捺印装置6が設けてあり、添付図面に示す実施形態では宅配ボックス1に並設したコントロールボックス17に捺印装置6が設けてある。コントロールボックス17内には制御部9が設けてあり、図2のブロック図に示すように、制御部9は部屋番号入力手段4や暗証番号入力手段5からの入力情報に基づいて表示部7の表示の制御、施錠手段3の解錠制御等を行っている。
【0016】
宅配ボックス1は施錠手段3が非施錠となった空の状態では表示部7には何も表示されない状態、又は、該当する宅配ボックス1が空であるという表示がなされるように制御部9により制御してある。したがって、宅配物の配達者は複数の宅配ボックス1の中から空の宅配ボックス1が容易に判るようになっている。
【0017】
図1には本発明における宅配物の着荷から宅配物の受け取りまでのフローチャートが示してある。以下、図1に示すフローチャートに基づいて宅配物の着荷から宅配物の受け取りの動作につき説明する。
【0018】
本発明における宅配ボックス1への宅配物の配達操作は前述の従来例で述べた操作と同様の操作で行うようになっている。
【0019】
すなわち、宅配物の配達者はまず図7(a)のように、空の宅配ボックス1に宅配物を入れ、配達釦15を押し、操作キー14を操作して配達先の部屋番号を入力し、次に、図7(b)のように施錠手段3である施錠セット釦をスライド操作して扉2を閉じることで施錠し、次に、図7(c)のように捺印装置6に伝票を入れて捺印を行うことで、宅配ボックス1への一連の宅配物の配達操作を完了する。このようにして宅配ボックス1への一連の宅配物の配達操作が完了した後、配達者は配達先の郵便受けに図7(d)のような不在配達票19を投入する。
【0020】
そして、上記一連の宅配物の配達操作において、図7(a)の段階で配達者が配達先の部屋番号を入力すると操作パネル13に設けた表示部7に配達先の部屋番号が表示され、また、捺印装置6に設けた捺印用確認表示部18にも部屋番号が表示される。これにより、配達者は操作パネル13で入力した配達先の部屋番号が間違っていないかどうかの確認ができ、また、捺印装置6で伝票に捺印する際に配達先の部屋番号を再確認して捺印をすることができる。
【0021】
上記のような宅配物の配達先の部屋番号を部屋番号入力手段4により入力し且つ施錠手段3を施錠し且つ捺印装置6で捺印するという一連の宅配物の配達操作が完了すると表示部7には宅配物が当該宅配ボックス1に着荷していることのみを表示するための着荷表示がなされるように制御部9により制御される。また、制御部9により捺印用確認表示部18に表示された部屋番号が消えるように制御される。
【0022】
表示部7における着荷表示としては例えば図4のように着荷している該当する宅配ボックス1のボックス番号を表示部7において表示したり(図4では表示部7にボックス番号の例として7が表示してある)、あるいは「着荷」等の表示をしたりするものである。
【0023】
一方、宅配ボックス1から宅配物を取り出して宅配物を受け取る場合には、住人は自分の部屋番号に対応した郵便受けに投入された不在配達票19により宅配ボックス1に当該住人宛の宅配物が届いていることを知るので、複数の宅配ボックス1のうち表示部7に着荷表示がなされている宅配ボックス1を探し、該当する宅配ボックス1の操作パネル13の受取釦16を押し、部屋番号入力手段4である操作キー14を操作して自分の部屋番号を入力する。部屋番号入力手段4により該当する宅配ボックス1の配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号が入力された場合には、表示部7における表示を着荷表示から該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示されるように制御部9により制御される。この場合、「ピー」等の正常音を鳴らして入力された部屋番号と配達先部屋番号とが一致していることを音でも同時に報知するようにするとよい。
【0024】
上記のように配達先部屋番号と一致する部屋番号とが入力されることで配達先部屋番号が表示部7に表示されるので、この表示部7に表示された部屋番号を見ることで当該宅配ボックス1に該当する自分(つまり該当する部屋番号)宛てに宅配物が着荷しているのを確認することができる。
【0025】
このようにして自分宛に宅配物が着荷しているのが当該宅配ボックス1であることを部屋番号の表示で確認した状態で、暗証番号入力手段5である操作キー14を操作してあらかじめ宅配ボックス1を利用する個々の利用者を特定するための暗証番号(例えば個々の部屋番号に対応して個々の部屋の利用者を特定するためにあらかじめ暗証番号が設定してある)を入力し、このように暗証番号入力手段5により該当する部屋番号の利用者を特定する暗証番号が入力され、この暗証番号が正しい暗証番号であると制御部9により施錠手段3を解錠するように制御するものであり、このように解錠状態となることで、扉2を開けて該当する宅配ボックス1内に着荷している宅配物を受け取るのである。上記のように暗証番号を入力して施錠手段3が解錠すると当該宅配ボックス1の表示部7における部屋番号の表示が消えるように制御部9により制御される。
【0026】
また、正しい暗証番号が入力されない場合には「ピピピピピ」等の異常音を発音装置で発生させるように制御部9により制御する。したがって、正しい暗証番号を入力しなかった場合には再び暗証番号入力手段5である操作キー14を操作して暗証番号の入力をやり直すものである。
【0027】
一方、前述の宅配物の受け取り操作において着荷表示されている宅配ボックス1の操作パネル13の受取釦16を押し、部屋番号入力手段4である操作キー14を操作して部屋番号を入力した際に配達先部屋番号と入力された部屋番号とが一致しない場合には制御部9により発音装置を制御して「ピピピピピ」等の異常音を鳴らし配達先が異なることを報知する。この場合、当該宅配ボックス1の表示部7は着荷表示のままで部屋番号表示に切り替わることはない。したがって、表示部7において着荷表示している別の宅配ボックス1を探し、別の宅配ボックス1において上記と同様の操作を行って宅配物の受け取り操作を行うものである。
【0028】
次に、図5、図6に基づいて本発明の他の実施形態につき説明する。図5には本実施形態のフローチャートが示してあり、図6には本実施形態の制御ブロック図が示してある。本実施形態においては、宅配ボックス1を設置した集合住宅の共同玄関がオートロックドア10となっており、このオートロックドア10には暗証番号や指紋照合などの個人認識確定情報を入力するための個人認識確定情報入力部20が設けてあり、外出先から帰った住人は部屋番号に対応した個人認識確定情報を個人認識確定情報入力部20に入力し、該入力された個人認識確定情報があらかじめ登録してある個人認識確定情報と一致している際にオートロックドア10を解錠するように設定してある。
【0029】
オートロックドア10には送信部11が設けてあり、上記解錠のために入力された個人認識確定情報を宅配ボックス1に送信するようになっている。
【0030】
宅配ボックス1の基本構成は前述の実施形態で述べた通りの構成であるが、コントロールボックス17には上記送信部11から送信された個人認識確定情報を受信する受信部12が設けてある。受信部12で個人認識確定情報を受信すると、該個人認識確定情報で特定される部屋番号と宅配ボックス1の配達時に入力された部屋番号と一致するものがある場合には、該当する宅配ボックス1の表示部7における表示を着荷表示から該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示するように制御部9により制御するようになっている。このように、個人認識確定情報を個人認識確定情報入力部20で入力してオートロックドア10を解錠した際に、当該住人宛(当該住人の部屋番号宛て)の宅配物が着荷している場合には自動的に該当する宅配ボックス1の表示部7の表示を着荷表示から配達先の部屋番号表示に切り替わるので、外出から帰った住人は複数の宅配ボックス1のなかから自分の部屋番号の表示がなされている宅配ボックス1を直ぐに確認でき、暗証番号入力手段5である操作キー14を操作してあらかじめ宅配ボックス1を利用する個々の利用者を特定するための暗証番号を入力し、この入力した暗証番号が正しい暗証番号であると制御部9により施錠手段3を解錠するように制御するものであり、このように解錠状態となることで、扉2を開けて該当する宅配ボックス1内に着荷している宅配物を受け取るのである。暗証番号を入力して施錠手段3が解錠すると当該宅配ボックス1の表示部7における部屋番号の表示が消えるように制御部9により制御される。
【0031】
このように、本実施形態においては、宅配ボックス1内に着荷している配達先の部屋番号住人がオートロックドア10を開いて共同玄関から玄関ホールに入ると、該当する宅配ボックス1の表示部7における表示が宅配ボックス1の使用中表示から配達先の部屋番号表示に切り替わるので、自分の部屋番号が表示されている宅配ボックス1を直ぐに見つけることができて、暗証番号を入力することで宅配物を受け取ることができるものである。
【0032】
ここで、該当する配達先の部屋番号でない住人がオートロックドア10を開いて共同玄関に入った場合には、宅配物が入っている宅配ボックス1の表示部7には着荷表示がなされているのみで部屋番号は表示されず、配達先が表示されないことでセキュリティー性を向上させることができるものである。
【0033】
また、本実施形態においても住人が外出していない時に自分宛の宅配物を受け取る場合には前述の実施形態と同様に行うものであり、この場合には前述の実施形態と同様にして当該部屋番号に対応した郵便受けに投入された不在配達票19により宅配ボックス1に当該住人宛の宅配物が届いていることを知り、複数の宅配ボックス1のうち表示部7に着荷表示がなされている宅配ボックス1を探し、部屋番号入力手段4により自分の部屋番号を入力し、部屋番号入力手段4により該当する宅配ボックス1の配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号が入力された場合には、表示部7における表示を着荷表示から該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示されるので、次に、前述の実施例と同様に暗証番号を入力して施錠手段3が解錠して宅配物を受け取るものである。
【0034】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、着荷表示、部屋番号表示を切り換え表示する表示部には、宅配物の配達先の部屋番号を部屋番号入力手段により入力し且つ施錠手段を施錠し且つ捺印装置で捺印するという配達人による一連の宅配物の配達操作が完了することで宅配物が当該宅配ボックスに着荷していることを表示するための着荷表示がなされ、表示部において着荷表示がなされている宅配ボックスから宅配物を取り出すに当って、部屋番号入力手段により該当する宅配ボックスの配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号が入力されることで表示部における着荷表示が該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示され、該表示部において着荷表示から部屋番号表示に切り換え表示された後、暗証番号入力手段により該当する部屋番号の利用者を特定する暗証番号が入力された時に施錠手段を開とするように制御する制御部を設けてあるので、宅配物の配達人が空の宅配ボックス内に宅配物を入れて一連の宅配物の配達操作が完了した後から配達先の部屋番号の住人が宅配物を受け取る操作をするために該当する部屋番号を入力するまでの間、該当する宅配ボックスへの着荷表示はなされるが配達先の部屋番号は表示されず、セキュリティー性を向上させることができるものであり、また、宅配物の取り出しに当たっては、表示部に着荷表示がなされている状態で、部屋番号入力手段により該当する宅配ボックスの配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号を入力することで表示部に宅配物の配達先の部屋番号表示を表示して、部屋番号を確認して自分への配達であることが間違いないことを確認し、このように自分への配達であることが間違いないことを確認した後に、該当する部屋番号の利用者を特定する暗証番号を入力して施錠手段を開いて宅配物を受け取ることができるものであり、これにより配達先の部屋番号の住人が受け取り操作を行うまでは他人に配達先の部屋番号が判らずセキュリティー性を向上させ、配達先の部屋番号の住人が受け取り操作を行う際には表示部で部屋番号を確認して暗証番号を入力することで該当する配達先の住人のみが間違いなく宅配物を取り出すことができるものである。
【0035】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、宅配ボックスを設置した集合住宅の共同玄関をオートロックドアとし、部屋番号に対応した個人認識確定情報を入力した際にオートロックドアを解錠するように設定し、オートロックドアの解錠のために入力された個人認識確定情報を宅配ボックスに送信するための送信部を設け、送信部から送信された個人認識確定情報を受信する受信部を宅配ボックスに設け、受信部で個人認識確定情報を受信した際で、且つ、受信部で受信した個人認識確定情報で特定される部屋番号が宅配ボックスへの宅配物の配達操作時に入力された部屋番号と一致し、且つ、当該宅配ボックスの表示部に着荷表示がなされている場合、表示部において表示されていた着荷表示を該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示するように制御する制御部を設けてあるので、宅配ボックス内に着荷している配達先の部屋番号住人がオートロックドアを開いて共同玄関に入ると、該当する宅配ボックスの表示部における表示が着荷表示から配達先の部屋番号表示に切り替わり、自分の部屋番号が表示されている宅配ボックスを直ぐに見つけることができて、暗証番号を入力することで簡単に宅配物を受けるとことができ、これにより、オートロックドアを開いて入ってきた住人は、複数の宅配ボックスのなかから簡単に自分宛ての宅配物が入っている宅配ボックスを見つけだして宅配物を受け取ることができるものであり、しかも、該当する配達先の部屋番号でない住人がオートロックドアを開いて共同玄関に入った場合には、宅配物が入っている宅配ボックスの表示部には着荷表示がなされているのみで部屋番号は表示されず、配達先が表示されないことでセキュリティー性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のフローチャートである。
【図2】同上の制御ブロック図である。
【図3】同上の宅配ボックスの斜視図である。
【図4】同上の表示部に着荷表示がなされている例を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態のフローチャートである。
【図6】同上の制御ブロック図である。
【図7】(a)(b)(c)(d)は同上の配達方法を示す説明図である。
【図8】(a)(b)は従来例における受け取る順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1 宅配ボックス
2 扉
3 施錠手段
4 部屋番号入力手段
5 暗証番号入力手段
6 捺印装置
7 表示部
9 制御部
10 オートロックドア
11 送信部
12 受信部

Claims (2)

  1. 宅配ボックスに開閉自在に設けた扉を施錠する施錠手段と、宅配ボックスを利用する個々の利用者の部屋番号を入力する部屋番号入力手段と、宅配ボックスを利用する個々の利用者を特定するための暗証番号を入力するための暗証番号入力手段と、宅配ボックス内に宅配物を入れて扉を閉じた後に部屋番号を入力することで伝票に捺印するための捺印装置と、着荷表示、部屋番号表示を切り換え表示する表示部とを備え、
    該表示部には、宅配物の配達先の部屋番号を部屋番号入力手段により入力し且つ施錠手段を施錠し且つ捺印装置で捺印するという配達人による一連の宅配物の配達操作が完了することで宅配物が当該宅配ボックスに着荷していることを表示するための着荷表示がなされ、表示部において着荷表示がなされている宅配ボックスから宅配物を取り出すに当って、部屋番号入力手段により該当する宅配ボックスの配達時に入力された部屋番号と一致する部屋番号が入力されることで表示部における着荷表示が該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示され、該表示部において着荷表示から部屋番号表示に切り換え表示された後、暗証番号入力手段により該当する部屋番号の利用者を特定する暗証番号が入力された時に施錠手段を開とするように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする宅配ボックス着荷報知・解錠システム。
  2. 宅配ボックスを設置した集合住宅の共同玄関をオートロックドアとし、部屋番号に対応した個人認識確定情報を入力した際にオートロックドアを解錠するように設定し、オートロックドアの解錠のために入力された個人認識確定情報を宅配ボックスに送信するための送信部を設け、送信部から送信された個人認識確定情報を受信する受信部を宅配ボックスに設け、受信部で個人認識確定情報を受信した際で、且つ、受信部で受信した個人認識確定情報で特定される部屋番号が宅配ボックスへの宅配物の配達操作時に入力された部屋番号と一致し、且つ、当該宅配ボックスの表示部に着荷表示がなされている場合、表示部において表示されていた着荷表示を該当する宅配物の配達先の部屋番号表示に切り換えて表示するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の宅配ボックス着荷報知・解錠システム。
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