JP2011051290A - サーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電源容量の少ないサーマルプリンタであっても、印字の状況に応じ、印字スピードを落とすことなく印字でき、印字濃度を損ねることなく印字動作を行うことができるサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】印字制御部40が、ラインサーマルヘッド12の各発熱素子を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数のドライブIC51〜53を全て同時に駆動するか、または少なくとも1以上のドライブICを他のドライブICとは別に駆動するか、といった駆動パターンを各ブロックの印字率に応じて変更して、各ドライブIC51〜53を制御する。これにより、電源容量の少ないサーマルプリンタであっても、印字の状況に応じ、印字スピードを落とすことなく印字でき、印字濃度を損ねることなく印字動作を行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ラインサーマルヘッドを用いて印字を行うサーマルプリンタに関する。
従来、サーマルプリンタでは、ライン状に配置された多数の発熱素子を備えたラインサーマルヘッドによって主走査方向に画像を形成しつつ、主走査方向と直交する方向である副走査方向への用紙搬送を行い、印刷用紙上に画像を形成するようにしている。このようなサーマルプリンタでは、発熱素子を通電加熱することで印刷を行い、転写紙とインクリボンとを使用する場合には印刷用紙表面にインクリボンのインクを溶融又は昇華して転写紙に転写して画像を形成する。また、印刷用紙として感熱紙を用いる場合には感熱発色によって感熱紙に画像形成を行う(例えば、特許文献1参照)。
このようなサーマルプリンタのラインサーマルヘッドの制御について図10及び図11に基づいて説明する。図10は従来のサーマルプリンタの構成を示すブロック図、図11は図10に示したサーマルヘッドの動作を示すタイミングチャートである。
図10に示すように、サーマルプリンタ100は、ラインサーマルヘッド101と、シフトレジスタ102と、ラッチ回路103と、スイッチ回路104と、ヘッドコントローラ105と、制御装置(CPU)106とを備えている。
ラインサーマルヘッド101は、通電されることで発熱する複数の発熱素子101−1〜101−nが列状に配置されて構成されている。シフトレジスタ102は、ヘッドコントローラ105からの印刷データ読込クロック信号(CLK)に同調してシリアル印刷データ(D1)を読み込みパラレル印刷データとして格納する。ラッチ回路103は、ヘッドコントローラ105からのラッチ信号(LATCH)に基づいて、シフトレジスタ102が格納しているパラレル印刷データ(D2)を読み込んで格納する。スイッチ回路104は、多数の発熱素子101−1〜101−nに対応して設けられたアンドゲート104−1〜104−nを備え、ラッチ回路103からのパラレル印刷データ(D2)とヘッドコントローラ105からのストローブ信号(STB)の論理積を各発熱素子101−1〜101−nに出力する。
ここで、ヘッドコントローラ105はサーマルプリンタ100の制御装置(CPU)106に制御され、クロック信号CLK、シリアル印刷データD1、ラッチ信号LATCH、ストローブ信号STBを出力する。制御装置106は、印刷用紙の副走査方向の移動、上位装置からの印刷データ入力の状況に応じてヘッドコントローラ105を制御する。
次に、サーマルプリンタ100の動作について説明する。
図11に示すように、サーマルプリンタ100では、所定周期のクロック信号CLK(図11(a))に従い印刷1ライン毎にシリアル印刷データD1(図11(b))をシフトレジスタ102に取り込み、ラッチ回路103が1ラインのシリアル印刷データ(D1)を取り込んだ後、ラッチ信号LATCHが発せられる(図11(c))。この状態でラッチ回路103にはシリアル印刷データD2が格納された状態となり、スイッチ回路104のアンドゲート104−1〜104−nにストローブ信号STBが入力されて(図11(d))各発熱素子101−1〜101−nはシリアル印刷データD2に従って発熱する。
これにより、印刷用紙に各発熱素子101−1〜101−nの発熱状態による印刷がなされる。
近年、上述したようなラインサーマルヘッドにおいては、ストローブ信号STBが入力されるドライブICを複数備えることにより、各発熱素子101−1〜101−nの印字駆動のタイミングをずらすことが可能となっている。
例えば、サーマルプリンタを電源容量の少ないプリンタに適用する場合には、予め各ドライブICを別々に駆動する(以下、分割駆動という)ことで、各ドライブICで同時に電源を使用することを回避することができる。一方、サーマルプリンタをPOSシステム等で用いられるレシートプリンタに適用する場合には、各ドライブICを同時に駆動する(以下、一括駆動という)ことで、印字スピードを高速化することができる。
しかしながら、各ドライブICを一括駆動する場合、印字速度の高速化が図れるものの、ベタ印字や横罫線を印字する際には、一括駆動されるドット数が大きくなるために電源電圧のドロップが発生し、十分な濃度を得ることができない、という問題がある。
また、分割駆動、例えば2分割駆動を行う場合、1ラインの駆動に必要な時間が2倍となり、十分な印字スピードを得ることができない、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電源容量の少ないサーマルプリンタであっても、印字の状況に応じ、印字スピードを落とすことなく印字でき、印字濃度を損ねることなく印字動作を行うことができるサーマルプリンタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のサーマルプリンタは、複数の発熱素子が列状に配置されたラインサーマルヘッドと、前記ラインサーマルヘッドの前記各発熱素子を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数の駆動部と、駆動パターンを前記各ブロックの印字率に応じて変更して、前記各駆動部を制御する印字制御部と、を備える。
本発明によれば、印字制御部が、ラインサーマルヘッドの各発熱素子を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数の駆動部を全て同時に駆動するか、または少なくとも1以上の駆動部を他の駆動部とは別に駆動するか、といった駆動パターンを各ブロックの印字率に応じて変更して、各駆動部を制御することにより、電源容量の少ないラインサーマルプリンタであっても、全ブロックの印字率が低い場合には各駆動部を同時に駆動させる駆動パターンにして印字スピードの高速化を図るとともに、全ブロックの印字率が高い場合には各駆動部を別々に駆動させる駆動パターンにして各駆動部で同時に電源を使用することを回避させることで印字濃度を損ねることを防止する、ということを選択的に実行させることができる。また、各ブロックの印字率がそれぞれ異なるような場合には、各ブロックの印字率に応じ、印字率が低いブロックでは印字スピードを落とすことなく印字でき、印字率が高いブロックでは印字濃度を損ねることなく印字動作を行うことができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるラベルプリンタを概略的に示す側面図である。 図2は、ラベルプリンタの各部の電気的接続を示すブロック図である。 図3は、ラインサーマルヘッドおよびヘッドコントローラを主体に示すブロック図である。 図4は、ドライブICの構成を示す回路図である。 図5は、ドライブIC毎の動作を示すタイミングチャートである。 図6は、ブロックの分割駆動パターン変更処理の流れを示す模式図である。 図7は、各ドライブICを一括駆動させる場合の動作を示すタイミングチャートである。 図8は、各ドライブICを分割駆動させる場合の動作を示すタイミングチャートである。 図9は、ラインサーマルヘッドおよびヘッドコントローラを主体に示すブロック図である。 図10は、従来のサーマルプリンタの構成を示すブロック図である。 図11は、図10に示したサーマルヘッドの動作を示すタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるサーマルプリンタの最良な実施の形態を図1ないし図9を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、ラベルプリンタへの適用例である。
図1は、本発明の実施の形態にかかるラベルプリンタ1を概略的に示す側面図である。ハウジング4の外部に連続紙2を保持する用紙保持部3が設けられている。本実施の形態のラベルプリンタ1は、この用紙保持部3に保持された連続紙2をハウジング4の内部に引き込み、引き込んだ連続紙2に対してハウジング4の内部に収納された印刷機構5によって所定事項を印刷する。本実施の形態では、連続紙2としては、ロール状に巻回されたロール紙形態のラベル用紙又はタグ用紙が用いられる。
ハウジング4の内部には、給紙口6から排紙口7に連なる通紙経路8が形成されており、用紙保持部3において回転自在な一対の用紙保持ローラ9に転動自在に保持された連続紙2は給紙口6から通紙経路8に引き込まれ、排紙口7から排紙されるように案内されている。
こうして連続紙2を案内する通紙経路8には、印刷機構5が設けられている。印刷機構5は、ステッピングモータ10(図2参照)によって回転駆動される回転自在なプラテンローラ11と、このプラテンローラ11に通紙経路8を介して当接するラインサーマルヘッド12とを主体に形成されている。ラインサーマルヘッド12は、プラテンローラ11と平行に配置された支軸13に回動自在に支持されたヘッド保持板14に保持されており、このヘッド保持板14は、図示しないスプリングによってラインサーマルヘッド12がプラテンローラ11に押し付けられる方向に付勢されている。
ここで、印刷機構5による印刷済み連続紙2の発行形態として、本実施の形態のラベルプリンタ1では、通紙経路8において印刷機構5のすぐ下流位置に配置されたラベル剥離板15を用いて台紙からラベルを剥離して発行する剥離発行、連続紙2をそのままの形態で発行する連続発行、及び、カッタユニット16を用いて1ラベル毎に台紙をカットしてラベルを発行するか、あるいは、連続紙を所定の単位でカットして発行するカット発行という3種類の発行形態の選択が可能である。ここでは、そのための構造や制御の説明は省略する。
図2は、ラベルプリンタ1の各部の電気的接続を示すブロック図である。プラテンローラ11を回転駆動するためのステッピングモータ10やラインサーマルヘッド12等の各部は、CPU17等によって構成されたマイクロコンピュータ18によって駆動制御される。つまり、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU17が設けられ、このCPU17には固定データを固定的に格納するROM19と可変データを書換え自在に格納するRAM20とがシステムバス21を介して接続されている。ROM19には制御プログラムが格納され、マイクロコンピュータ18は、ROM19に格納された制御プログラムに従い、RAM20をワークエリアとして利用しつつ各種の処理を実行する。
本実施の形態では、印刷機構5における印刷動作のためにマイクロコンピュータ18に駆動制御される各部として、プラテンローラ11を回転駆動するためのステッピングモータ10を駆動制御するためのモータドライバ22と、ラインサーマルヘッド12の制御を行う印字制御部であるヘッドコントローラ40とが設けられている。これらのモータドライバ22及びヘッドコントローラ40は、システムバス21を介してCPU17に接続されている。
また、本実施の形態のラベルプリンタ1は、ライン型の印刷方式を採用することから、ラインサーマルヘッド12がライン状に備える多数個の発熱素子24(図4参照)によって主走査方向の印刷を行い、連続紙2の搬送によって生ずるラインサーマルヘッド12に対する連続紙2の移動によって副走査方向の印刷を行う。そこで、副走査方向の印刷のために、連続紙2の搬送タイミング等の検出が必要となり、本実施の形態では、このような検出のために透過型センサ25と反射型センサ26との2種類のセンサを含むセンサ部27が通紙経路8中に配置されている。これらの透過型センサ25と反射型センサ26とは、I/Oポート28を介してシステムバス21に接続されている。ここで、透過型センサ25は、連続紙2として用いられたラベル用紙におけるラベル間の台紙部分を検出するセンサであり、反射型センサ26は、タグ用紙に印刷された位置検出用のマークを検出するセンサである。
さらに、本実施の形態のラベルプリンタ1では、外部機器から転送された印刷データをインターフェース29から取り込み、このインターフェース29を介して取り込んだ印刷データを画像データに変換して画像メモリ30に展開する。なお、CPU17は、受信した印刷データを変換した画像データから1ライン毎のデータを出力する。そこで、それらのインターフェース29及び画像メモリ30も、システムバス21を介してCPU17に接続されている。
加えて、ラインサーマルヘッド12のヘッド基板(図示せず)にはサーミスタ及びADコンバータ(いずれも図示せず)が取り付けられており、このサーミスタによる検出信号(ヘッド温度情報)はADコンバータによりデジタル値に変換されてCPU17に取り込まれるように接続されている。
次に、ラインサーマルヘッド12およびヘッドコントローラ40について詳述する。ここで、図3はラインサーマルヘッド12およびヘッドコントローラ40を主体に示すブロック図、図4はドライブICの構成を示す回路図、図5はドライブIC毎の動作を示すタイミングチャートである。
ラインサーマルヘッド12は、多数個(例えば、432個)の通電されることで発熱する列状に配置された発熱素子24(24−1〜24−n)(図4参照)に対して選択的に図示しない電源回路からの24Vを印加することができるように構成されている。図3に示すように、ラインサーマルヘッド12においては、駆動部である複数のドライブIC51〜53を備えている。このようにラインサーマルヘッド12の各発熱素子24を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数のドライブIC51〜53を備えることにより、各発熱素子24−1〜24−nの印字駆動のタイミングをずらすことが可能となっている。
ヘッドコントローラ40は、ラインサーマルヘッド12の制御を行う印字制御部である。図3に示すように、ヘッドコントローラ40は、ブロックデータ分割回路41と、ONドット数カウンタ42〜44と、第1加算回路45と、第2加算回路46と、総加算回路47と、ストローブコントローラ48と、を備えている。
各ドライブIC51〜53は、図4に示すように、電圧を発熱素子24に選択的に印加するためのスイッチ回路33として、各発熱素子24に対応させて、スイッチングトランジスタとして作用する複数個のトランジスタ31(31−1〜31−n)を備える。そして、各トランジスタ31のオン・オフを制御するためのベースには、それぞれANDゲート32(32−1〜32−n)が接続され、これらのANDゲート32からの出力信号が入力されるようになっている。
また、ラインサーマルヘッド12には、入力されるクロック信号CLKを基準クロックとして動作するDタイプのフリップフロップ回路(FF回路)からなるシフトレジスタ34が設けられている。このシフトレジスタ34は144ビットのものとして構成され、上記432個の発熱素子を3つに分けて各ドライブIC51〜53に割り振られている。各ドライブIC51〜53のシフトレジスタ34には並列的に印刷データが入力されるため、印刷データの入力が高速になる。
図3に示すように、ヘッドコントローラ40のブロックデータ分割回路41は、CPU17から入力された印刷データを、ラインサーマルヘッド12のドライブIC51〜53にかかる発熱素子24に対応するブロック毎の印刷データ(DAT1,DAT2,DAT3)に分割して、各ドライブIC51〜53のシフトレジスタ34に出力する。
また、ドット数計算部であるヘッドコントローラ40のONドット数カウンタ42〜44は、データ分割部であるブロックデータ分割回路41でブロック分割(ブロック1,ブロック2,ブロック3)された印刷データ(DAT1,DAT2,DAT3)のそれぞれについて、図5に示すように、クロックに同期してデータラインにおける発熱素子の1の数(ONのドット数)を計数する。第1加算回路45は、ONドット数カウンタ42,43における計数がそれぞれ入力されると、各計数を加算したONドット数の計数結果を算出する。また、第2加算回路46は、ONドット数カウンタ43,44における計数がそれぞれ入力されると、各計数を加算したONドット数の計数結果を算出する。さらに、総加算回路47は、ONドット数カウンタ42〜44における計数がそれぞれ入力されると、3つの全ブロックのONドット数の計数を加算したONドット数の計数結果を算出する。第1加算回路45、第2加算回路46、総加算回路47の各加算回路で算出された計数結果は、ストローブコントローラ48に入力される。
駆動制御部であるストローブコントローラ48は、各加算回路の計数結果に応じて、ラインサーマルヘッド12のドライブIC51〜53にかかる発熱素子24に対応するブロックの分割駆動のパターンを制御する。ストローブコントローラ48によって実行されるブロックの分割駆動パターン変更処理については、後述する。
各ドライブIC51〜53のシフトレジスタ34には、ヘッドコントローラ40で履歴処理(説明は省略する)がされた印刷データ(DAT1,DAT2,DAT3)が、ラインサーマルヘッド12の1ライン分ずつシリアル入力されるように構成されている。そして、各ドライブIC51〜53の各シフトレジスタ34にシリアル入力された1ラインを構成する印刷データはラッチ回路35にパラレル出力されるように構成されている。各ラッチ回路35は、データラッチ信号LATCHの入力によってパラレル印刷データをANDゲート32の一方の入力端子に入力するように構成されている(図4参照)。
一方、ストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)は、ヘッドコントローラ40によって生成されてCPU17からANDゲート32のもう一方の入力端子に入力される。これにより、ANDゲート32から出力信号が発生してトランジスタ31のベースに出力される。こうして、対応する発熱素子24に電圧が印加され、発熱素子24が発熱駆動される。
次に、ストローブコントローラ48によって実行される分割駆動ブロックのパターン変更処理について詳述する。ここで、図6はブロックの分割駆動パターン変更処理の流れを示す模式図である。
図6に示すように、総加算回路47における計数結果が“144dot以下”の場合、すなわち印字率が低い場合には、ストローブコントローラ48は、各ドライブIC51〜53を分割駆動せずに同時に駆動(一括駆動)させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)を各ドライブIC51〜53に出力することで、印字スピードの高速化を図る。
ここで、図7は各ドライブIC51〜53を一括駆動させる場合の動作を示すタイミングチャートである。図7に示すように、ストローブコントローラ48は、各ドライブIC51〜53に対してストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)を同時に出力している。
一方、総加算回路47における計数結果が“289dot以上”の場合、すなわち印字率が高い場合には、ストローブコントローラ48は、各ドライブIC51〜53を別々に駆動(3分割駆動)させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)を各ドライブIC51〜53に出力することで、各ドライブIC51〜53で同時に電源を使用することを回避させる。
また、ストローブコントローラ48は、総加算回路47における計数結果が“145〜288dot”の場合には、まず第1加算回路45の計数結果を参照する。ストローブコントローラ48は、第1加算回路45の計数結果が“144dot以下”の場合、すなわちブロック1およびブロック2の印字率が低い場合には、ブロック1を駆動するドライブIC51およびブロック2を駆動するドライブIC52を分割駆動せずに同時に駆動(一括駆動)させるとともに、ブロック3を駆動するドライブIC53のみを別々に駆動(2分割駆動)させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)を各ドライブIC51〜53に出力する。
ここで、図8は各ドライブIC51〜53を分割駆動させる場合の動作を示すタイミングチャートである。図8に示すように、ストローブコントローラ48は、ドライブIC51〜52に対してストローブ信号STB(STB1,STB2)を同時に出力するとともに、ドライブIC53に対するストローブ信号STB(STB3)をドライブIC51〜52に対するストローブ信号STB(STB1,STB2)よりも遅延させて出力している。
一方、ストローブコントローラ48は、第1加算回路45の計数結果が“145〜288dot”の場合には、第2加算回路46の計数結果を参照する。ストローブコントローラ48は、第2加算回路46の計数結果が“144dot以下”の場合、すなわちブロック2およびブロック3の印字率が低い場合には、ブロック2を駆動するドライブIC52およびブロック3を駆動するドライブIC53を分割駆動せずに同時に駆動(一括駆動)させるとともに、ブロック1を駆動するドライブIC51のみを別々に駆動(2分割駆動)させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)を各ドライブIC51〜53に出力する。
一方、ストローブコントローラ48は、第2加算回路46の計数結果が“145〜288dot”の場合には、ブロック1を駆動するドライブIC51およびブロック3を駆動するドライブIC53を分割駆動せずに同時に駆動(一括駆動)させるとともに、ブロック2を駆動するドライブIC52のみを別々に駆動(2分割駆動)させるようなストローブ信号STB(STB1,STB2,STB3)を各ドライブIC51〜53に出力する。
このように本実施の形態によれば、ヘッドコントローラ40が、ラインサーマルヘッド12の各発熱素子を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数のドライブICを全て同時に駆動するか、または少なくとも1以上のドライブICを他のドライブICとは別に駆動するか、といった駆動パターンを各ブロックの印字率に応じて変更して、各ドライブICを制御する。これにより、電源容量の少ないラインサーマルプリンタであっても、全ブロックの印字率が低い場合には各ドライブICを同時に駆動させる駆動パターンにして印字スピードの高速化を図るとともに、全ブロックの印字率が高い場合には各ドライブICを別々に駆動させる駆動パターンにして各ドライブICで同時に電源を使用することを回避させることで印字濃度を損ねることを防止する、ということを選択的に実行させることができる。また、各ブロックの印字率がそれぞれ異なるような場合には、各ブロックの印字率に応じ、印字率が低いブロックでは印字スピードを落とすことなく印字でき、印字率が高いブロックでは印字濃度を損ねることなく印字動作を行うことができる、という効果を奏する。
なお、本実施の形態においては、データラインの1の数(ONの数)の計数結果によってブロックの分割駆動パターン変更を実行するようにしたが、これに限るものではない。例えば、図9に示すようにストローブコントローラ48にライン数検出手段として機能するラインカウンタ49を設け、ブロックの分割駆動パターンの変更は、各変更条件が規定ライン数だけ続いた時に機能するようにしても良い。
また、ストローブコントローラ48は、サーミスタによって検出されるラインサーマルヘッド12の温度情報を加味し、当該温度情報に応じてブロックの分割駆動パターン変更の判定基準(ドット数の境界値)を変更するものでも良い。このようにすることで、ストローブコントローラ48は、印字率が高い場合であってもラインサーマルヘッド12の温度が高い場合には、電源の負担が少なくて済むことから、複数のドライブICを分割駆動せずに同時に駆動(一括駆動)させることができる。
1 サーマルプリンタ
12 ラインサーマルヘッド
24 発熱素子
40 印字制御部
41 データ分割部
42〜44 ドット数計算部
48 駆動制御部
51〜53 駆動部
特開平8−258313号公報

Claims (6)

  1. 複数の発熱素子が列状に配置されたラインサーマルヘッドと、
    前記ラインサーマルヘッドの前記各発熱素子を分割した単位である複数のブロックを各々駆動する複数の駆動部と、
    駆動パターンを前記各ブロックの印字率に応じて変更して、前記各駆動部を制御する印字制御部と、
    を備えることを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記印字制御部は、
    印刷データを前記ブロック毎の印刷データに分割した分割データを前記各駆動部に出力するデータ分割部と、
    クロックに同期して前記各分割データのデータラインにおける前記発熱素子のONドット数をそれぞれ計数する複数のドット数計算部と、
    前記各ドット数計算部で計数されたONドット数に応じた駆動パターンを前記各ブロックの印字率に応じて変更して、前記各駆動部を制御する駆動制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記駆動制御部は、前記各ドット数計算部で計数されたONドット数の合計が第1閾値を超えた場合に、印字率が高いと判断して、前記各駆動部を別々に駆動する、
    ことを特徴とする請求項2記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記駆動制御部は、前記各ドット数計算部で計数されたONドット数の合計が第2閾値以下の場合に、印字率が低いと判断して、前記各駆動部を同時に駆動する、
    ことを特徴とする請求項2記載のサーマルプリンタ。
  5. 前記駆動制御部は、前記各ドット数計算部で計数されたONドット数の合計が第2閾値以上であって第1閾値以下の場合に、印字率が高い前記駆動部を印字率が低い前記駆動部とは別に駆動する、
    ことを特徴とする請求項2記載のサーマルプリンタ。
  6. 前記ラインサーマルヘッドに設けられ、当該ラインサーマルヘッドのヘッド温度を検出するサーミスタを更に備え、
    前記駆動制御部は、前記サーミスタによって検出される前記ラインサーマルヘッドのヘッド温度情報を加味し、当該ヘッド温度情報に応じて駆動パターン変更の判定基準を変更する、
    ことを特徴とする請求項2記載のサーマルプリンタ。
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