JP4999383B2 - サーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法 - Google Patents

サーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法 Download PDF

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本発明はサーマルプリンタに係り、特に履歴制御や階調制御を行うことができると共に、サーマルヘッドと印刷用紙に起因する騒音を低減することができるサーマルプリンタ及びサーマルプリンタの制御方法に関する。
従来、サーマルプリンタでは、ライン状に配置された多数の発熱素子を備えたサーマルヘッド装置によって主走査方向に画像を形成しつつ、主走査方向と直交する方向である副走査方向への用紙搬送を行い、印刷用紙上に画像を形成するようにしている。このようなサーマルプリンタ装置では、前記発熱素子を通電加熱することで印刷を行い、転写紙とインクリボンとを使用する場合には印刷用紙表面にインクリボンのインクを溶融又は昇華して転写紙に転写して画像を形成する。また、印刷用紙として感熱紙を用いる場合には感熱発色によって感熱紙に画像形成を行う(例えば、特許文献1参照)。
このようなサーマルプリンタのサーマルヘッド装置の制御について図9及び図10に基づいて説明する。図9は従来のサーマルヘッド装置の構成を示すブロック図である。
サーマルヘッド装置100は、サーマルヘッド101と、シフトレジスタ102と、データラッチ回路103と、スイッチ回路104と、ヘッドコントローラ105とを備えて構成される。
サーマルヘッド101は、通電されることで発熱する複数の発熱素子101−1〜101−nが列状に配置されて構成されている。シフトレジスタ102は、ヘッドコントローラ105からの印刷データ読込クロック信号(CLK)に同調してシリアル印刷データ(D1)を読み込みパラレル印刷データとして格納する。データラッチ回路103は、ヘッドコントローラ105からのラッチ信号(LATCH)に基づいて、前記シフトレジスタ102が格納しているパラレル印刷データ(D2)を読み込んで格納する。スイッチ回路104は、前記多数の発熱素子101−1〜101−nに対応して設けられたアンドゲート104−1〜104−nを備え、前記データラッチ回路103からのパラレル印刷データ(D2)とヘッドコントローラ105からのストローブ信号(STB)の論理積を前記各発熱素子101−1〜101−nに出力する。
ここで、ヘッドコントローラ105はサーマルプリンタの制御装置(CPU)106に制御され、前記クロック信号CLK、シリアル印刷データD1、ラッチ信号LATCH、ストローブ信号STBを出力する。制御装置106は、印刷用紙の副走査方向の移動、上位装置からの印刷データ入力の状況に応じてヘッドコントローラ105を制御する。
次にこのサーマルヘッド装置100の動作について説明する。
図10は図9に示したサーマルヘッドの動作を示すタイミングチャートである。本例に係るサーマルヘッド装置100では、所定周期のクロック信号CLK(図10(a))に従い印刷1ライン毎にシリアル印刷データD1(図10(b))をシフトレジスタ102に取り込み、データラッチ回路103が1ラインのシリアル印刷データ(D1)を取り込んだ後、ラッチ信号LATCHが発せられる(図10(c))。この状態でデータラッチ回路103にはシリアル印刷データD2が格納された状態となり、スイッチ回路104のアンドゲート104−1〜104−nにストローブ信号STBが入力されて(図10(d))各発熱素子101−1〜101−nはシリアル印刷データD2に従って発熱する。
これにより、印刷用紙に各発熱素子101−1〜101−nの発熱状態による印刷がなされる。
ところで、このようなサーマルヘッド装置を用いて感熱紙に印刷を行う際には、騒音が発生することがある。即ち、上述したサーマルヘッド装置100では、1ラインの印刷期間を定めるストローブ信号STBの周期(図10(d))が400μs(秒)程度として設定されることが多く、この周期で印刷を行うと、印刷ヘッド装置と印刷用紙との間で2.5kHzの振動が発生し、この振動に起因して可聴域の異音が発生するのである。
特許文献2及び特許文献3には、プリンタの騒音を低減する技術が記載されている。
特許文献2には、複数の発熱素子161〜16Nが列状に配設されたサーマルヘッド2を有し、入力される印字データと各発熱素子への通電を許可するために周期的に発生するイネーブル信号ENBとによりサーマルヘッド2で1ラインの印字を行うサーマルプリンタにおいて、イネーブル信号ENBは周波数が8kHz以上のパルスとするものが記載されている。
また、特許文献3には、画像データを分散した分散記録を行うと共に、1画素に対する記録周期をT、1画素の画像データの分散数をnとした際に、「T/n≦50μsec」を満たすようにしたものが記載されている。
一方、このような、サーマルプリンタにおいては、印刷密度を調整するものがある。
印刷密度の調整には、履歴制御と階調制御とが含まれ、履歴制御は、発熱素子に連続して電圧が印加されると、熱が蓄積して、印刷の品質が劣化するため、発熱素子への電圧の印加履歴を参照して発熱素子への電圧の印加状態を変更して、常に一定の印刷品質を実現するものである。また、階調制御は、発熱素子への電圧印加の時間を変更して発熱素子の温度を調整して、複数階調の印刷を実現するものである。
ここで、階調制御を行うサーマルプリンタでは次のようなサーマルヘッドの発熱制御が行われる。例えば、8階調、階調0(白),階調1,階調2,階調3,階調4,階調5,階調6,階調7(黒)の印刷を行う場合に次のような制御を行う。
この例では、サーマルプリンタは、印字周期を400μsとして、そのうちの前半分の200μsでサーマルヘッドを印加加熱する。そして、各階調を印刷するためサーマルヘッドの加熱時間を、階調0(白)のとき0μs、階調1のとき80μs、階調2のとき110μs、階調3のとき130μs、階調4のとき150μs、階調5のとき165μs、階調6のとき180μs、階調7とき200μsと変更する。
このようにサーマルヘッドを加熱制御することにより、サーマルプリンタで8段階の階調印刷を行うことができる。
特開平8−258313号公報 特開2000−158692号公報 特開2002−059582号公報
ところで、近年、印刷密度を調整して印刷を行うことが一般的に行われるようになってきており、このような印刷密度を調整したプリンタにおいても低騒音のものが要望されている。
そこで、本発明は上記課題を解決して、騒音の発生を抑制しつつ印刷密度を調整することができるサーマルプリンタを提供することを目的とする。
本発明において上記の課題を解決するための手段は、複数の発熱素子が列状に配置されたサーマルヘッドを備え、前記サーマルヘッドの発熱素子が、1ラインの印刷期間(T)内でN段階の異なる階調加熱時間(t1〜tN)のうちの所定の階調加熱時間だけ加熱され印刷データにより指定された印刷密度の印刷を行うサーマルプリンタにおいて、
前記1ラインの印刷期間(T)を所定の分割数(M:正の整数)で除した分割周期(T/M)を、前記1ラインの印刷期間(T)間内で前記分割数(M)回繰り返し発生する手段と、前記分割周期(T/M)より短い複数種の異なる単位加熱時間であって、前記各階調加熱時間が前記単位加熱時間の和となるよう設定された単位加熱時間を保持し、前記1ライン各分割周期に所定の単位加熱時間を割り振る手段と、印刷データの印刷密度に従って、前記各分割周期に割り振られた単位加熱時間において前記各発熱素子を発熱させる手段と、を備えることを特徴とするサーマルプリンタである。
また、本発明において上記の課題を解決するための手段は、複数の発熱素子が列状に配置されたサーマルヘッドを備え、1ラインの印刷期間(T)内で前記サーマルヘッドの発熱素子がN段階の異なる階調加熱時間(t1〜tN)のうちの所定の階調加熱時間だけ加熱され印刷データにより指定された印刷密度の印刷を行うサーマルプリンタの制御方法において、
1ラインの印刷期間(T)を初期値である所定の数(L:正の整数)で除した周期(T/L)を算出し、前記各階調加熱時間が前記単位加熱時間の和となるよう設定された複数種の異なる単位加熱時間と比較し、前記周期(T/L))が前記単位加熱時間のうちの前記分割周期を超える最短の単位加熱時間より短いとき、前記印刷期間(T)を除する新たな数(K:正の整数)を前記数(L)より多い値として設定し、印刷期間(T)を前記新たな値(K)で除して周期(T/K)を算出し、前記単位加熱時間のうち新たな分割周期より長い単位加熱時間を新たな分割周期(T/K)より短い長さになるよう分割して、新たな単位加熱時間を生成し、前記各分割周期に所定の単位加熱時間を割り振ることを特徴とするサーマルプリンタの制御方法である。
本発明によれば、1ラインの印刷期間は分割され、1ライン毎に複数の単位加熱時間においてサーマルヘッドが印加されるため、サーマルヘッドへの印加周波数は、高周波数のものとなる。このため、発生する異音も高周波数になって聞こえにくいものとなる。また、1ライン中の複数の分割周期の全体において印刷密度制御が行えるので、騒音の発生を抑制しつつ印刷密度を調整することができる。
以下本発明の実施の形態に係るサーマルプリンタについて図1ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態は、8階調の階調印刷制御を行うラベルプリンタへの適用例である。
図1は、ラベルプリンタ1を概略的に示す側面図である。ハウジング4の外部に連続紙2を保持する用紙保持部3が設けられている。本実施の形態のラベルプリンタ1は、この用紙保持部3に保持された連続紙2をハウジング4の内部に引き込み、引き込んだ連続紙2に対してハウジング4の内部に収納された印刷機構5によって所定事項を印刷する。本実施の形態では、連続紙2としては、ロール状に巻回されたロール紙形態のラベル用紙又はタグ用紙が用いられる。
ハウジング4の内部には、給紙口6から排紙口7に連なる通紙経路8が形成されており、用紙保持部3において回転自在な一対の用紙保持ローラ9に転動自在に保持された連続紙2は給紙口6から通紙経路8に引き込まれ、排紙口7から排紙されるように案内されている。
こうして連続紙2を案内する通紙経路8には、印刷機構5が設けられている。印刷機構5は、ステッピングモータ10(図2参照)によって回転駆動される回転自在なプラテンローラ11と、このプラテンローラ11に通紙経路8を介して当接するサーマルヘッド12とを主体に形成されている。サーマルヘッド12は、プラテンローラ11と平行に配置された支軸13に回動自在に支持されたヘッド保持板14に保持されており、このヘッド保持板14は、図示しないスプリングによってサーマルヘッド12がプラテンローラ11に押し付けられる方向に付勢されている。
ここで、印刷機構5による印刷済み連続紙2の発行形態として、本実施の形態のラベルプリンタ1では、通紙経路8において印刷機構5のすぐ下流位置に配置されたラベル剥離板15を用いて台紙からラベルを剥離して発行する剥離発行、連続紙2をそのままの形態で発行する連続発行、及び、カッタユニット16を用いて1ラベル毎に台紙をカットしてラベルを発行するか、あるいは、連続紙を所定の単位でカットして発行するカット発行という3種類の発行形態の選択が可能である。ここでは、そのための構造や制御の説明は省略する。
図2は、ラベルプリンタ1の各部の電気的接続を示すブロック図である。プラテンローラ11を回転駆動するためのステッピングモータ10やサーマルヘッド12等の各部は、CPU17等によって構成されたマイクロコンピュータ18によって駆動制御される。つまり、各種演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU17が設けられ、このCPU17には固定データを固定的に格納するROM19と可変データを書換え自在に格納するRAM20とがシステムバス21を介して接続されている。ROM19には制御プログラムが格納され、マイクロコンピュータ18は、ROM19に格納された制御プログラムに従い、RAM20をワークエリアとして利用しつつ各種の処理を実行する。
本実施の形態では、印刷機構5における印刷動作のためにマイクロコンピュータ18に駆動制御される各部として、プラテンローラ11を回転駆動するためのステッピングモータ10を駆動制御するためのモータドライバ22と、サーマルヘッド12の制御を行うヘッド制御部であるヘッドコントローラ40とが設けられている。これらのモータドライバ22及びヘッドコントローラ40は、システムバス21を介してCPU17に接続されている。
また、本実施の形態のラベルプリンタ1は、ライン型の印刷方式を採用することから、サーマルヘッド12がライン状に備える多数個の発熱素子24(図3参照)によって主走査方向の印刷を行い、連続紙2の搬送によって生ずるサーマルヘッド12に対する連続紙2の移動によって副走査方向の印刷を行う。そこで、副走査方向の印刷のために、連続紙2の搬送タイミング等の検出が必要となり、本実施の形態では、このような検出のために透過型センサ25と反射型センサ26との2種類のセンサを含むセンサ部27が通紙経路8中に配置されている。これらの透過型センサ25と反射型センサ26とは、I/Oポート28を介してシステムバス21に接続されている。ここで、透過型センサ25は、連続紙2として用いられたラベル用紙におけるラベル間の台紙部分を検出するセンサであり、反射型センサ26は、タグ用紙に印刷された位置検出用のマークを検出するセンサである。
さらに、本実施の形態のラベルプリンタ1では、外部機器から転送された印刷データをインターフェース29から取り込み、このインターフェース29を介して取り込んだ印刷データを印刷データに変換して画像メモリ30に展開する。なお、CPU17は、受信した印刷データを変換した印刷データから1ライン毎の素データを出力する。そこで、それらのインターフェース29及び画像メモリ30も、システムバス21を介してCPU17に接続されている。
加えて、サーマルヘッド12のヘッド基板(図示せず)にはサーミスタ及びADコンバータ(いずれも図示せず)が取り付けられており、このサーミスタによる検出信号(ヘッド温度情報)はADコンバータによりデジタル値に変換されてCPU17に取り込まれるように接続されている。
次に、サーマルヘッド12について詳述する。
図3は、サーマルヘッドの構成を示すブロック図である。このサーマルヘッド12では、図示しない電源回路からの24Vを多数個、例えば432個の発熱素子24(24−1〜24−n)に選択的に印加することができるように構成されている。電圧を発熱素子24に選択的に印加するためのスイッチ回路33として、各発熱素子24に対応させて、スイッチングトランジスタとして作用する複数個のトランジスタ31(31−1〜31−n)を備える。そして、各トランジスタ31のオン・オフを制御するためのベースには、それぞれANDゲート32(32−1〜32−n)が接続され、これらのANDゲート32からの出力信号が入力されるようになっている。
また、サーマルヘッド12には、入力されるクロック信号CLKを基準クロックとして動作するDタイプのフリップフロップ回路(FF回路)からなる3台のシフトレジスタ34−1,34−2,34−3が設けられている。このシフトレジスタ34−1,34−2,34−3は144ビットのものとして構成され、上記432個の発熱素子を3つに分けて割り振られている。このシフトレジスタ34−1,34−2,34−3には並列的に印刷データが入力されるため、印刷データの入力が高速になる。
このシフトレジスタ34−1,34−2,34−3にはヘッドコントローラ40で履歴処理がされた印刷データがサーマルヘッド12の1ライン分ずつシリアル入力されるように構成されている。そして、そのシフトレジスタ34にシリアル入力された1ラインを構成する印刷データはラッチ回路35にパラレル出力されるように構成されている。各ラッチ回路35は、データラッチ信号LATCHの入力によってパラレル印刷データをANDゲート32の一方の入力端子に入力するように構成されている。
一方、ストローブ信号STBは、ヘッドコントローラ40によって生成されてCPU17からANDゲート32のもう一方の入力端子に入力される。これにより、ANDゲート32から出力信号が発生してトランジスタ31のベースに出力される。こうして、対応する発熱素子24に電圧が印加され、発熱素子24が発熱駆動される。
次に本例に係るラベルプリンタ1のヘッドコントローラ40について説明する。
図4はヘッドコントローラの構成を示すブロック図である。本例に係るヘッドコントローラ40には、分割数(正の整数)を設定しておく分割数レジスタ41と、分割数レジスタ41が格納した数で1ラインを印刷するのに必要な印刷期間(T)(400μs)を分割して分割周期毎に分割指定信号を発生する印刷期間タイマ42とを備える。
この例では、分割数レジスタ41に設定される分割数として「8」を選択している。
また、ヘッドコントローラ40は階調データ生成回路43を備える。この階調データ生成回路43は、前記分割指定信号、CPU17からの1ライン毎の画像信号から、階調データ即ち1画素毎における分割周期毎の印刷データを作成する。
階調データ生成回路43は前記分割周期信号を受け、前記階調データ生成回路43からの印刷パルスを指定する密度データを1ラインの各ランクに格納するラインメモリ44と、ラインメモリ44の制御を行うラインメモリコントローラ45と、前記分割周期信号と前記ラインメモリ44からの印刷データを受けて、前記サーマルヘッド12にシリアル印刷データD1、クロック信号CLK、データラッチ信号LATCH、及び許可信号であるストローブ信号STBを出力するタイミングコントローラ46を備えている。タイミングコントローラ46には、階調時間レジスタ46aを備えるものとしている。この階調レジスタ46aには、CPU17から、単位加熱時間を指定するランク1−1〜ランク7(後述する)の通電時間(40μs、30μs、25μs、15μs)が格納されている。この階調レジスタ46aの各通電時間は変更することができ、各種条件により最適な値を選択することができる。
以下、本例に係るラベルプリンタ1の階調制御について説明する。
ラベルプリンタ1は8階調、即ち密度0(白)から密度7(黒)の階調制御を実現する。このため、1ラインの印刷期間T中のサーマルヘッドの総加熱時間である階調加熱時間(t1〜t8)を以下の通りとしている。即ち、密度0(白)のときt1=0μs、密度1のときt2=80μs、密度2のときt3=110μs、密度3のときt4=130μs、密度4のときt5=150μs、密度5のときt6=165μs、密度6のときt7=180μs、密度7ときt8=200μsとする。この値は、従来例で示したサーマルプリンタと同一である。そして、これらの各階調加熱時間をランク1−1,1−2:40μs、ランク2:30μs、ランク3,4,5:20μs、及び、ランク6,7:15μの単位加熱時間の累積値として実現している。
そして、本実施例では、印刷期間タイマ42により印刷期間Tを8分割し、印刷期間Tを8つの分割周期(50μs:τ1〜τ8)に分割している。これにより、各分割周期に起因して発生する異音の周波数は1/50μs=20000Hzと高周波帯域となり、人の可聴領域での感音レベルが低下する。
そして、8つの分割周期(τ1〜τ8)に8つのランク(ランク1−1,ランク1−2,〜,ランク7)をそれぞれ割り振り、各ランクにおいて設定された時間だけ印字ヘッドを印加して加熱する。
従って、密度1は、ランク1−1+ランク1−2、密度2はランク1−1+ランク1−2+ランク2、密度3はランク1−1+ランク1−2+ランク2+ランク3、密度4は(ランク1−1+ランク1−2+ランク2+ランク3+ランク4、密度5はランク1−1+ランク1−2+ランク2+ランク3+ランク4+ランク5、密度6はランク1−1+ランク1−2+ランク2+ランク3+ランク4+ランク5+ランク6、密度7はランク1−1+ランク1−2+ランク2+ランク3+ランク4+ランク5+ランク6+ランク7で実現される。
このようなランクの割り振りは、CPU17の制御のもと、階調データ生成回路43で行われる。
図5は本例に係るラベルプリンタの階調制御の概要を示す図である。本図では、発熱素子にパルスを印加する場合「●」を表示している。
即ち、上述したように、分割数を「8」として、密度1(80μs)で印刷を行う。ランク1−1及びランク1−2、密度2(110μs)で印刷を行うときには、ランク1−1、ランク1−2及びランク2においてサーマルヘッドに印加を行う。同様に、密度3(130μs)のときは、ランク1−1、ランク1−2、ランク2及びランク3で印加し、密度4(150μs)のときは、ランク1−1、ランク1−2、ランク2、ランク3、ランク4で印加し、密度5(165μs)のときは、ランク1−1、ランク1−2、ランク2、ランク3、ランク4、ランク5で印加し、密度6(180μs)のときは、ランク1−1、ランク1−2、ランク2、ランク3、ランク4、ランク5、ランク6で印加し、密度7(200μs)のときは、ランク1−1、ランク1−2、ランク2、ランク3、ランク4、ランク5、ランク6及びランク7で印加する。
このように、本例に係るラベルプリンタ1では、予め印刷の階調と、各ランクの印加時間が判明しているため、分割数レジスタ41には予め「8」を設定しておき、階調データ生成回路43では、ランク1−1、ランク1−2を含めた各ランクに基づいて階調データを生成するものとしている。
ここで、階調データ生成回路に設定する分割周期の決定方法について説明する。図6は分割周期を算出する方法を示すフローチャートである。
レジスタ41の値は、1ラインの印刷期間T、階調N及び設定された単位加熱時間の長さを考慮して設定される。以下、分割周期と、単位加熱時間の長さの決定方法について説明する。
即ち、第1回(m=1)の計算として、Tを初期値である所定数(L)で除する。この所定数(L)は階調数(N)のうち実際に電圧が印加される階調の数(N−1)であり、この値をmとする(本例ではL=7)(ステップS1)。
このとき値τをすべての単位加熱時間と比較する(ステップS2)。そして、各ランクの単位加熱時間が分割周期(T/L)以下であればこのときの(T/L)を分割周期とする。
分割周期を超える最短の単位加熱時間の長さが分割周期を超えるときには、mに1を加え(ステップS3)、分割周期より大きな単位加熱時間をm分割する(S4)。このときのmは2以上となる。そして、印刷期間Tを「L+(m−1)」で除して、新たな分割周期を求め(ステップS5)、求めた単位加熱時間を新たな分割周期と比較し(ステップS5)、単位加熱時間が分割周期より小さくなるまでこの処理を行う。
ここで、印刷期間Tを400μs、階調Nを「8」即ち実際に電圧が印加される階調の数Lを「7」をとし、単位加熱時間を80,40,20、15(μs)とする。
本例を適用すると、ステップS1では分割周期400/7≒57μsが求められ、ステップS2で単位加熱時間より長いと判断される。そこで、ステップS3でmとして2を得て分割周期以上の単位加熱時間80μsを2で除し40μsを得る。そして、ステップS5で新たな除数として(7+2−1)=8を得て、400μsを8分割して、新たな分割周期として50μsを得る。
この新たな値である単位加熱時間40μs及び分割周期50μsをステップS2で判定すると、は単位加熱時間は分割周期より短くなるので、分割周期として50μsを得ることができる。
そして、80μsであったランク1は2分割され、40μsのランク1−1,ランク1−2とされる。
次に階調データ生成回路の動作について説明する。
図7は階調データ生成回路の密度印刷データ作成の状態を示す説明図である。
階調データ生成回路43は、CPU17から入力される素印刷データについて上述した階調印刷制御を行い、加熱素子24−1〜24−n毎の各ランクにおける加熱信号をランク1−1,ランク1−2〜ランク7まで順次出力する。即ち、素印刷データが1ラインについて印刷するデータである場合でも、図7に示すように、各ドットの階調に従って密度が指定され、各ランクにおける加熱「●」又は非加熱が指定され順次出力されるようになっている。
また、この状態を1ラインの印刷期間T(400μs)の時間経過に従ってみると以下のようになっている。
図8はラベルプリンタの駆動状態を示すタイミングチャートである。
本例のラベルプリンタ1では、図8に示すように、400μsの印刷期間Tを8つの分割周期(50μs)に分け、各分割周期に各ランクを割り振られている。
このため、印刷期間T中に8個の分割周期(τ1,t2,…、τ8)が、連続し、この分割周期(τ1,t2,…、τ8)にそれぞれランク1−1、ランク1−2、ランク2、ランク3、ランク4、ランク5、ランク6及びランク7が配置されることとなる。
次に、ヘッドコントローラ40の制御下におけるサーマルヘッド12の動作について説明する。
タイミングコントローラ46はCPU17からの指令により、分割周期においてドット毎に加熱時間を指定する。即ち、CPU17は階調データ生成回路43に印字履歴に基づいて設定した濃度を指定し、階調データ生成回路43はこの指定に基づいて素画像データを加工し、順次ランク1―1、ランク1−2、ランク2、ランク3、ランク4、ランク5、ランク6、ランク7において加熱を行うかどうかを指定する画像データをラインメモリ44に出力する。
タイミングコントローラ46は、階調レジスタ46aの設定に基づいてストローブ信号を発生し、ストローブ信号に従ってラインメモリ44の画像データをサーマルヘッド12に出力する。このように、タイミングコントローラ46からは、各ランクにおけるシリアル印刷データD1、クロック信号CLK、データラッチ信号LATCH、及びストローブ信号STBが発生される。
サーマルヘッド12では、1ラインのすべてのランク毎にシリアル画像データDI1,DI2,DI3をクロック信号CLKに従ってシフトレジスタ34−1,34−2,34−3に格納していく。このシリアル画像データDI1,DI2,DI3は、図7に示した1ドット中の各ランクにおいて指定される信号であり、本例では1つの分割周期において8つのランク毎に発生される。8つの分割周期で1ラインの印刷期間(400μs)が形成される。即ち、1ラインの印刷期間中には8つの分割周期があり、1つの分割周期には8つのランクのそれぞれの画像データが入力される。そして、1ラインは8つの分割領域から構成されているから、ステッピングモータ10は1ライン毎に印刷用紙を送るようCPU17に制御される。即ち、印刷用紙の1ラインでは同じ個所を、8回の分割領域として印刷を行うこととなる。
ラッチ回路35はラッチ信号LTCHを受ける度にANDゲート32−1〜32−2に画像信号を出力し、ANDゲート32−1〜32−nはこの画像信号とストローブ信号STBを基づいてトランジスタ31をオンにして対応する発熱素子24−1〜24−nに電圧が印加され、発熱駆動される。
そして、図7及び図8に示すように、1ラインの印刷期間(400μs)中には、8つの分割周期が設定され、各分割周期にはそれぞれランク1−1〜ランク7が割り振られる。
例えば、ラインが濃度4で印刷されるときには、図7のドットNo.2に示すように、各分割周期中のランク1−1,ランク1−2,ランク3,ランク4の範囲で加熱が行われることとなる。
また、ラインが濃度1で印刷されるときには、各分割周期中のランク1−1及びランク1−2で加熱が行われることとなる。
従って、本例に係るラベルプリンタ1によれば、1ラインの印刷期間を8つに分割して各分割領域において階調印刷制御を行うようにしたので、サーマルヘッドの加熱によって発生する異音が高周波数になって聞こえにくいものとなる。そして、1ラインを構成する複数の分割周期内において印刷密度制御を行うものとしているので印刷品質を良好なものとすることができる。
なお、上記例では印刷密度の制御をサーマルヘッドの階調履歴に対応して行うようにしているが、印刷密度の制御を各印刷ドットの熱履歴制御に用いることができる。この場合には、過去の発熱履歴に対応してランクを設定して所定数のランクにおいて加熱ヘッドに通電するようにすればよい。
また、上記の例においては、分割数レジスタ41に設定される数「8」、及び、ランク1をランク1−1とランク1−2に分割することは予め定めておきラベルプリンタ1に設定しておいたが、必要とされる階調数、必要とされる加熱の条件により、印刷の都度設定することができる。
このようにする場合には、CPU17は前記図6に示したフローチャートに従って判断を行い、分割数レジスタ41、階調時間レジスタ46a、階調データ生成回路43の設定を変更するものとする。
本発明の実施の形態に係るラベルプリンタの構成を示す側面図である。 ラベルプリンタの電気的接続を示すブロック図である。 ラベルプリンタのサーマルヘッドの構成を示すブロック図である。 ヘッドコントローラの構成を示すブロック図である。 本例に係るラベルプリンタの階調制御の概要を示す説明図である。 分割周期を算出する方法を示すフローチャートである。 階調データ生成回路の密度印刷データ作成の状態を示す説明図である。 ラベルプリンタの駆動状態を示すタイミングチャートである。 従来のサーマルヘッド装置の構成を示すブロック図である。 従来のサーマルヘッド装置の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…ラベルプリンタ,12…サーマルヘッド,41…分割数レジスタ,42…印刷期間タイマ,43…階調データ生成回路,45…ラインメモリコントローラ,46…タイミングコントローラ

Claims (4)

  1. 複数の発熱素子が列状に配置されたサーマルヘッドを備え、前記サーマルヘッドの発熱素子が、1ラインの印刷期間(T)内でN段階の異なる階調加熱時間(t1〜tN)のうちの所定の階調加熱時間だけ加熱され印刷データにより指定された印刷密度の印刷を行うサーマルプリンタにおいて、
    前記1ラインの印刷期間(T)を所定の分割数(M:正の整数)で除した分割周期(T/M)を、前記1ラインの印刷期間(T)間内で前記分割数(M)回繰り返し発生する手段と、
    前記分割周期(T/M)より短い複数種の異なる単位加熱時間であって、前記各階調加熱時間が前記単位加熱時間の和となるよう設定された単位加熱時間を保持し、前記1ライン各分割周期に所定の単位加熱時間を割り振る手段と、
    印刷データの印刷密度に従って、前記各分割周期に割り振られた単位加熱時間において前記各発熱素子を発熱させる手段と、
    を備えることを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記分割数(M)は、前記印刷密度の段階数(N)及び前記単位加熱時間の内の前記分割周期を超える最短の単位加熱時間に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
  3. 複数の発熱素子が列状に配置されたサーマルヘッドを備え、1ラインの印刷期間(T)内で前記サーマルヘッドの発熱素子がN段階の異なる階調加熱時間(t1〜tN)のうちの所定の階調加熱時間だけ加熱され印刷データにより指定された印刷密度の印刷を行うサーマルプリンタの制御方法において、
    1ラインの印刷期間(T)を初期値である所定の数(L:正の整数)で除した周期(T/L)を算出し、
    前記各階調加熱時間が前記単位加熱時間の和となるよう設定された複数種の異なる単位加熱時間と比較し、
    前記周期(T/L))が前記単位加熱時間のうちの前記分割周期を超える最短の単位加熱時間より短いとき、前記印刷期間(T)を除する新たな数(K:正の整数)を前記数(L)より多い値として設定し、
    印刷期間(T)を前記新たな値(K)で除して周期(T/K)を算出し、
    前記単位加熱時間のうち新たな分割周期より長い単位加熱時間を新たな分割周期(T/K)より短い長さになるよう分割して、新たな単位加熱時間を生成し、
    前記各分割周期に所定の単位加熱時間を割り振ることを特徴とするサーマルプリンタの制御方法。
  4. 前記初期値である所定の数(L)は、前記印刷密度の段階数(N)のうちサーマルヘッドに電圧が印加される段階の数であることを特徴とする請求項3記載のサーマルプリンタの制御方法。
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