JP2009113445A - サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの印字速度制御方法 - Google Patents

サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの印字速度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御すること。
【解決手段】 サーマルヘッドを複数のブロックに分割して駆動してビットイメージの印字処理を行う際に、イメージ全体について各ドットラインの印字ドット数、分割駆動するヘッドの分割駆動数の情報及びイメージデータ含む印字情報を取得する印字情報取得手段と、前記印字情報に基づいて今回、印字するドットラインの印字速度を算出する印字速度算出手段と、算出した印字速度と今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッドの分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないような値に印字速度を決定する印字速度決定手段と、前記決定された印字速度で前記イメージデータのドットラインの印字を行う印字手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーマルプリンタ及びサーマルプリンタの印字速度制御方法に関する。
情報印刷端末のひとつであるサーマルプリンタは、小売業界や物流業界をはじめ.様々なシステム形態の中で使用されている。
図5は、サーマルプリンタの一般的な構成を示す図である。図5(A)に示す様に、サーマルプリンタはプラテンローラ101とサーマルヘッド102とを備えている。プラテンローラ101は感熱紙(図示せず)の幅方向に沿った軸101aを中心にして回転可能に保持されている。また、この軸101aは歯車列からなる減速機構103を介しステッピングモータ104の回転軸に連結されている。
ステッピングモータ104の回転軸の回転力が減速機構103により減速された後、軸101aに伝達され、プラテンローラ101が紙送りの為に適宜間欠的に矢印で示す方向に回転駆動される。サーマルヘッド102は感熱紙を間にしてプラテンローラ101に後方から押し付けられるように配置されている。
また、図5(B)に示すように、サーマルヘッド102は軸105中心として回動可能に保持されており、印字動作を行なう時には、サーマルヘッド102の印字部がバネ部材106により記録紙である感熱紙107に圧接される。この状態で印字部に通電を行なうと複数ドットラインで構成される文字の1ドットライン分の文字が感熱紙107に印字される。1ライン分の印字が終るとプラテンローラ101が矢印の方向に回転し感熱紙107の紙送りが行われる。
また、サーマルヘッド102は、図6に示すように、形成する画像の1ドットライン分のn個(nドット)の発熱抵抗体R1〜Rnが主走査方向に配列されている。これらの発熱抵抗体R1〜Rnにパルス通電してサーマルヘッド102を発熱させることで、熱によって発色する感熱紙107に対して発色必要熱量を印加し、文字や画像を印字する。
サーマルヘッド102は、1度に全ての発熱抵抗体を駆動できるようにすると、大電流容量の電源を必要とするため、通常、1ドットラインを構成する発熱抵抗体を複数の物理ブロックに分割し、時分割駆動するようにしている。
ところで、従来のこの種のサールプリンタでは、ビットイメージの印字処理は次の通り、行っている(特許文献1を参照)。すなわち、まず、1ドットライン毎に、イメージデータを取得し、該イメージデータより1ドットライン毎の印字ドット数を得る。
そして、既に設定されているサーマルヘッドの分割方式と1ドットラインの総印字ドット数によりサーマルヘッドの駆動処理が決定され、印字速度が決まる。
特開2001−180027号公報
しかしながら、特許文献1に示す従来のサーマルプリンタにあっては、ビットイメージの印字処理において、印字速度の減速制御を行うために、現在印字中のドットラインより数ドットライン先のドットラインにおける印字速度までは計算しながら印字を行っているが、印字終了までの印字速度は分からないまま印字処理を行っている。
このような印字処理では、各ドットラインの総印字ドット数または、分割が極端に異なる場合には、印字速度はその都度、急激に変化するために、紙送りが円滑に行われず、印字むらが発生し、紙送り用モータに脱調が生じるという問題が有った。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御することができるサーマルプリンタ及びサーマルプリンタの印字速度制御方法を提供することを目的とする。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本発明のサーマルプリンタは、複数の発熱抵抗体がライン状に配設されたサーマルヘッドを感熱紙に押し当て、前記複数の発熱抵抗体のうちから選択指定した発熱抵抗体にパルス通電を行うと共に、前記パルス通電と前記感熱紙の紙送りとを交互に繰り返して印字を行なうサーマルプリンタにおいて、前記サーマルヘッドを複数のブロックに分割して駆動してビットイメージの印字処理を行う際に、イメージ全体について各ドットラインの印字ドット数、分割駆動するヘッドの分割駆動数の情報及びイメージデータ含む印字情報を取得する印字情報取得手段と、前記印字情報に基づいて今回、印字するドットラインの印字速度を算出する印字速度算出手段と、算出した印字速度と今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッドの分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないような値に印字速度を決定する印字速度決定手段と、前記決定された印字速度で前記イメージデータのドットラインの印字を行う印字手段とを有することを特徴とする。
上記構成からなる本発明のサーマルプリンタでは、前記サーマルヘッドを複数のブロックに分割して駆動してビットイメージの印字処理を行う際に、印字情報取得手段により、イメージ全体について各ドットラインの印字ドット数、分割駆動するヘッドの分割駆動数の情報及びイメージデータ含む印字情報を取得し、印字速度算出手段により、前記印字情報に基づいて今回、印字するドットラインの印字速度を算出する。
印字速度決定手段により、前記算出した印字速度と今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッドの分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないような値に印字速度を決定し、印字手段により前記決定された印字速度で前記イメージデータのドットラインの印字を行う。ここで、「分割駆動数」とは、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗体を複数のブロック(物理ブロック)に分割して各ブロックを時分割駆動する際における駆動するブロック数をいう。
これにより、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御することができる。
この結果、印字速度が急激に変化することに起因して紙送りが円滑に行われず、印字むらが発生し、紙送り用モータに脱調が生じるという問題は、解消される。
また、本発明のサーマルプリンタは、前記印字速度決定手段は、今回印字するドットラインにおける、印字ドット数または前記サーマルヘッドの分割駆動数が前回印字したドットラインに比して急激に変化し、その状態が所定のドットライン数以内で継続する場合には前回の印字速度のまま変化させないことを特徴とする。
上記構成からなる本発明のサーマルプリンタでは、前記印字速度決定手段は、今回印字するドットラインにおける、印字ドット数または前記サーマルヘッドの分割駆動数が前回印字したドットラインに比して急激に変化し、その状態が今後印字する所定のドットライン数以内で継続する場合には前回の印字速度のまま変化させないように印字速度を決定する。
これにより、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御することができる。
この結果、印字速度が急激に変化することに起因して紙送りが円滑に行われず、印字むらが発生し、紙送り用モータに脱調が生じるという問題は、解消される。
また、本発明のサーマルプリンタは、複数の発熱抵抗体がライン状に配設されたサーマルヘッドを感熱紙に押し当て、前記複数の発熱抵抗体のうちから選択指定した発熱抵抗体にパルス通電を行うと共に、前記パルス通電と前記感熱紙の紙送りとを交互に繰り返して印字を行なうサーマルプリンタの印字速度制御方法において、コンピュータにインストールしたプログラムを実行することにより、印字情報取得手段により、前記サーマルヘッドを複数のブロックに分割して駆動してビットイメージの印字処理を行う際に、イメージ全体について全ドットライン分の印字ドット数及び分割駆動するヘッドの分割駆動数を含む印字情報を取得する第1のステップと、1ドットライン分のイメージデータを取得する第2のステップと、印字速度算出手段により、前記第2のステップで取得したイメージデータに基づいて今回印字するドットラインの印字速度を算出する第3のステップと、印字速度決定手段により、第3のステップで算出した印字速度と今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッドの分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないように印字速度を決定する第4のステップと、印字手段により、前記イメージデータの1ドットラインの印字を行う第5のステップとを有し、イメージ全体を構成する全ドットライン分について、前記第2のステップ〜第5のステップまでの手順を繰り返して実行することにより印字を行うことを特徴とする。
上記構成からなる本発明のサーマルプリンタの印字速度制御方法では、コンピュータにインストールしたプログラムを実行することにより、印字すべきイメージ全体を構成する全ドットライン分について、前記第2のステップ〜第5のステップまでの手順を繰り返して実行することにより印字を行う。
これにより、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御することができる。
この結果、印字速度が急激に変化することに起因して紙送りが円滑に行われず、印字むらが発生し、紙送り用モータに脱調が生じるという問題は、解消される。
また、本発明のサーマルプリンタの印字速度制御方法は、前記第4のステップにおいて、前記印字速度決定手段は、今回印字するドットラインにおける、印字ドット数または前記サーマルヘッドの分割駆動数が前回印字したドットラインに比して急激に変化し、その状態が今後印字する所定のドットライン数以内で継続する場合には前回の印字速度のまま変化させないことを特徴とする。
上記構成からなる本発明のサーマルプリンタの印字速度制御方法では、前記第4のステップにおいて、前記印字速度決定手段は、今回印字するドットラインにおける、印字ドット数または前記サーマルヘッドの分割駆動数が前回印字したドットラインに比して急激に変化し、その状態が今後印字する所定のドットライン数以内で継続する場合には前回の印字速度のまま変化させないように印字速度を決定する。
これにより、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御することができる。
この結果、印字速度が急激に変化することに起因して紙送りが円滑に行われず、印字むらが発生し、紙送り用モータに脱調が生じるという問題は、解消される。
以上説明したように、本発明によれば、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合には、印字速度が滑らかに変化するように印字速度を決定するように制御するので、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御することができる。
この結果、印字速度が急激に変化することに起因して紙送りが円滑に行われず、印字むらが発生し、紙送り用モータに脱調が生じるという問題は、解消される。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明の実施形態に係るサーマルプリンタの電気的構成を示し、本発明に関係する部分のみ示している。
図1に示すサーマルプリンタ1において、主制御部2は、CPU2Aの他、ROM、RAM等を含み、サーマルプリンタ1内の各部を統括して制御する制御部である。
ヘッド駆動回路部3は、サーマルヘッド102にライン状に配設された発熱抵抗体R1、・・・RnのそれぞれをON/OFF駆動する回路部である。サーマルヘッド102にライン状に配設された発熱抵抗体R1、・・・Rnは、複数の物理ブロックに分割されており、時分割駆動されるようになっている。
このヘッド駆動回路部3は、発熱抵抗体R1、・・・RnのそれぞれのON/OFF情報をプリント用印字データ生成部12から受信し、該当する発熱抵抗体R1、・・・Rnにパルス通電し、発熱させる。
また、ヘッド駆動回路部3は、発熱抵抗体R1、・・・Rnに通電するパルスのパルス幅(通電パルス幅)を、通電パルス幅算出部16から受信する通電パルス幅(ヘッド発熱時間)Tの情報を基に制御する。
モータ駆動部4は、ステッピングモータ104をパルス駆動し、所望の角度だけ回転させるための制御部である。このステッピングモータ104の回転力はプラテンローラ101に伝達され、プラテンローラ101を回転駆動させることにより記録紙の紙送りを行う。
プリント制御部11は、外部入力される画像データを基に、ヘッド駆動回路部3へ出力する印字データ(発熱抵抗体をON/OFFするドットデータ)を生成する。また、プリント制御部11は、サーマルヘッド102の発熱抵抗体に分割された物理ブロック単位に通電する通電パルス(ストローブ信号)のパルス幅Tを決定すると共に、通電パルスの周期である通電時間間隔(印字速度に相当)の制御を行う。
プリント制御部11は、プリント用印字データ生成部12と、印字情報記憶部13と、印字速度算出部14と、印字ドット決定部15と、通電パルス幅算出部16とを有している。
プリント用印字データ生成部12は、外部入力される画像データを基に、サーマルヘッド102で印字する印字データ(ドットデータ)を生成して、ヘッド駆動回路部3へ出力する。この印字データは、サーマルヘッド102の発熱抵抗体R1〜Rnに対する通電パルスのON/OFFデータである。
また、プリント用印字データ生成部12は、入力される1ドットライン分のイメージデータを各ドットラインの印字時に取得し、印字速度算出部14に送出する機能を有している。
印字情報記憶部13は、外部から入力される印字情報を取得し、記憶する。ここで、印字情報とは、イメージ全体についての全ドットラインの印字ドット数及び分割駆動するヘッドの分割駆動数の情報を含む情報をいうものとする。ここで、プリント用印字データ生成部12及び印字情報記憶部13は、本発明の印字情報取得手段に相当する。
印字速度算出部14は、プリント用印字データ生成部12より入力された1ドットライン分のイメージデータ及び印字情報記憶部13に記憶されている情報に基づいて今回、印字するドットラインの印字速度を算出する。印字速度算出部14は、具体的には印字すべきドットラインの印字ドット数、1つ前のドットラインにおける印字速度、サーマルヘッド102の温度、及びヘッドの供給電圧等の情報に基づいて印字速度(サーマルヘッド102の通電時間間隔)を算出する。
印字速度決定部15は、算出した印字速度と今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッド102の分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないような値に印字速度を決定する。
通電パルス幅算出部16は、印字情報記憶部13に記憶されているドットライン毎の印字ドット数及びサーマルヘッド102の温度に基づいて分割駆動されるサーマルヘッド102の通電パルスのパルス幅(ヘッド発熱時間)Tを算出し、通電パルスTの信号を生成する。この通電パルス幅Tは、サーマルヘッド102の発熱抵抗体R1〜Rnに印加する通電パルスの通電時間を制御するための信号であり、この通電パルス幅Tの信号は、ヘッド駆動回路部3に送信される。
上記構成からなる本発明の実施形態に係るサーマルプリンタの動作を図2のフローチャートを参照して説明する。同図において、外部よりイメージ全体についての全ドットライン分の印字ドット数及び分割駆動するヘッドの分割駆動数の情報を含む印字情報がプリント制御部11に入力され、印字情報記憶部13は、上記印字情報を取得し、印字情報記憶部13には上記印字情報が格納される(ステップ200)。
次いで、1ドットライン分のイメージデータがプリント用印字データ生成部12に入力され、プリント用印字データ生成部12は、上記1ドットライン分のイメージデータを取得し、プリント用印字データ生成部12内のメモリに格納する(ステップ201)。
次いで、プリント用印字データ生成部12は上記1ドットライン分のイメージデータを印字速度算出部14に転送し、印字速度算出部14は、上記1ドットライン分のイメージデータを取り込むとともに、印字速度算出必要な情報を印字情報記憶部13より読み出し、今回印字するドットラインの印字速度を、印字すべきドットラインの印字ドット数、1つ前のドットラインにおける印字速度、サーマルヘッド102の温度、及びヘッドの供給電圧等の情報に基づいて算出する(ステップ202)。
さらに、印字速度決定部15は、ステップ202において印字速度算出部14が算出した印字速度と、印字情報記憶部13から読み出した今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッドの分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないような値に印字速度(サーマルヘッド102の通電時間間隔)を決定する(ステップ203)。
ここで、今回印字するドットラインにおける、印字ドット数またはサーマルヘッド102の分割駆動数が前回印字したドットラインに比して急激に変化し、その状態が今後印字する所定のドットライン数以内で継続する場合には前回の印字速度のまま変化させないように印字速度を決定する。
次いで、通電パルス幅算出部16は、印字情報記憶部13に記憶されているドットライン毎の印字ドット数及びサーマルヘッド102の温度に基づいて分割駆動されるサーマルヘッド102の通電パルスのパルス幅(サーマルヘッド102の発熱時間)Tを算出し、印字速度決定部15で決定された印字速度に相当する通電時間間隔(次回出力する通電パルスの出力タイミングまでの時間間隔)で出力すべき通電パルスTの信号を生成する(ステップ204)。
通電パルス幅Tの信号は、ヘッド駆動回路部3に送信される。ヘッド駆動回路部3では、プリント用印字データ生成部12から1ドットライン分のイメージデータを受信すると共に、通電パルス幅算出部16から出力される通電パルスTの信号を受信し、これらの信号に基づいてサーマルヘッド102の発熱抵抗体を時分割駆動して通電し、1ドットライン分の印字を行う(ステップ205)。
次いで、印刷すべきイメージを構成する全ドットラインについて印字が終了したか否かを判定する(ステップ206)。全ドットラインの印字が終了していない場合にはステップ201に処理が戻り、既述した処理(ステップ201〜205)を繰り返す。全ドットラインの印字が終了すると、この一連の印字処理(ステップ200〜206)を終了する。
図3に印字対象となるビットイメージデータの一例を示す。同図において、縦軸方向に記したL1〜L35は、ドットラインを、横軸方向はライン状に配列されたサーマルヘッドの発熱抵抗体により印字される各ドットを示している。
横軸方向が3分割されているのは、本実施形態では、説明を簡単にするために、サーマルヘッド102における発熱抵抗体を3ブロックに分割して時分割駆動する場合を例にとり、上記印字処理における印字速度の制御について、具体的に説明する。
図3に示すイメージデータを印字する場合における、本発明の実施形態に係るサーマルプリンタにおける、印字速度の変化特性を、図4を参照して説明する。
図3において、第1ドットラインL1から第5ドットラインL5までは各ドットラインの印字ドット数は一定であり、第6ドットラインL6から第14ドットラインL14までは、各ドットラインの印字ドット数は徐々に増加し、かつサーマルヘッド102の分割駆動数は増加する傾向にあり、第14ドットラインL14で分割駆動数は3、かつ印字ドット数が17ドットとなる。
そして、第14ドットラインL14から第16ドットラインL16までは各ドットラインの印字ドット数は一定であり、第16ドットラインL16から第25ドットラインL25までは、各ドットラインの印字ドット数は徐々に減少し、かつサーマルヘッド102の分割駆動数は減少する傾向にあり、第25ドットラインL25で分割駆動数は0、かつ印字ドット数が0ドットとなる。
そして、第26ドットラインL26で分割駆動数が3、印字ドット数が17と分割駆動数及び印字ドット数が急激に増大する。
そして、第26ドットラインL26から第34ドットラインL34までは、各ドットラインの印字ドット数は徐々に減少し、第35ドットラインL35では、分割駆動数は0、印字ドット数が0ドットとなる。
従来のサーマルプリンタであれば、図3に示すイメージデータを印字すると、印字ドット数または分割駆動数が増加または減少するに応じて、印字速度が減少または増加するように制御され、図4(B)における期間Xに示すように、第16ドットラインL16〜第25ドットラインL25における印字ドット数及び分割駆動数が少なくなる領域で一旦、印字速度が増加し、第26ドットラインL26で再び印字速度が減少するように、印字速度が、印字ドット数または駆動分割数が急激に変化しても、それらの増減に応じて制御される。
これに対して、本発明の実施形態に係るサーマルプリンタでは、第26ドットラインL26で印字ドット数が急激に増加し印字速度が遅くなることが情報として持っているために、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合には、印字速度が滑らかに変化するように印字速度が決定され、第16ドットラインL16における印字速度を維持して第16ドットラインL16〜第26ドットラインL26を印字することにより、図4(A)に示すように印字速度が急激に変化しないように制御される。
本発明の実施形態に係るサーマルプリンタによれば、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合には、印字速度が滑らかに変化するように印字速度を決定するように制御するので、ビットイメージの印字処理において、ドットライン毎における印字ドット数またはサーマルヘッドの分割駆動数が急激に変化する場合にも印字速度が滑らかに変化するように制御することができる。
この結果、印字速度が急激に変化することに起因して紙送りが円滑に行われず、印字むらが発生し、紙送り用モータに脱調が生じるという問題は、解消される。
なお、上述したプリント制御部11内の各処理部は専用のハードウェアで構成してもよく、また、主制御部2内のCPUがプログラムを読み出して実行することにより、各処理部の機能を実現するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るサーマルプリンタの構成を示すブロック図。 図1に示した本発明の実施形態に係るサーマルプリンタの動作を説明するためのフローチャート。 印字対象であるビットイメージデータの一例を示す説明図。 本発明の実施形態に係るサーマルプリンタにおける、印字速度の変化特性を従来例との比較において示す特性図。 サーマルプリンタの一般的な構成を示す図。 サーマルヘッドの発熱抵抗体のと配列と感熱紙の紙送り方向との関係について示す図。
符号の説明
1…サーマルプリンタ、2…主制御部、3…ヘッド駆動回路部、4…モータ駆動部、11…プリント制御部、12…プリント用印字データ生成部、13…印字情報記憶部、14…印字速度算出部、15…印字速度決定部、16…通電パルス幅算出部、101…プラテンローラ、102…サーマルヘッド、103…減速機構、104…ステッピングモータ、107…感熱紙

Claims (4)

  1. 複数の発熱抵抗体がライン状に配設されたサーマルヘッドを感熱紙に押し当て、前記複数の発熱抵抗体のうちから選択指定した発熱抵抗体にパルス通電を行うと共に、前記パルス通電と前記感熱紙の紙送りとを交互に繰り返して印字を行なうサーマルプリンタにおいて、
    前記サーマルヘッドを複数のブロックに分割して駆動してビットイメージの印字処理を行う際に、イメージ全体について各ドットラインの印字ドット数、分割駆動するヘッドの分割駆動数の情報及びイメージデータ含む印字情報を取得する印字情報取得手段と、
    前記印字情報に基づいて今回、印字するドットラインの印字速度を算出する印字速度算出手段と、
    算出した印字速度と今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッドの分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないような値に印字速度を決定する印字速度決定手段と、
    前記決定された印字速度で前記イメージデータのドットラインの印字を行う印字手段と、
    を有することを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記印字速度決定手段は、今回印字するドットラインにおける、印字ドット数または前記サーマルヘッドの分割駆動数が前回印字したドットラインに比して急激に変化し、その状態が今後印字する所定のドットライン数以内で継続する場合には前回の印字速度のまま変化させないことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 複数の発熱抵抗体がライン状に配設されたサーマルヘッドを感熱紙に押し当て、前記複数の発熱抵抗体のうちから選択指定した発熱抵抗体にパルス通電を行うと共に、前記パルス通電と前記感熱紙の紙送りとを交互に繰り返して印字を行なうサーマルプリンタの印字速度制御方法において、
    コンピュータにインストールしたプログラムを実行することにより、
    印字情報取得手段により、前記サーマルヘッドを複数のブロックに分割して駆動してビットイメージの印字処理を行う際に、イメージ全体について全ドットライン分の印字ドット及び分割駆動するヘッドの分割駆動数を含む印字情報を取得する第1のステップと、
    1ドットライン分のイメージデータを取得する第2のステップと、
    印字速度算出手段により、前記第2のステップで取得したイメージデータに基づいて今回印字するドットラインの印字速度を算出する第3のステップと、
    印字速度決定手段により、前記第3のステップで算出した印字速度と今回以降に印字する複数のドットラインについての前記印字ドット数及び前記サーマルヘッドの分割駆動数とに基づいて印字速度の変化ができるだけ急激に変化しないように印字速度を決定する第4のステップと、
    印字手段により、前記イメージデータの1ドットラインの印字を行う第5のステップと、
    を有し、
    イメージ全体を構成する全ドットライン分について、前記第2のステップ〜第5のステップまでの手順を繰り返して実行することにより印字を行うことを特徴とするサーマルプリンタの印字速度制御方法。
  4. 前記第4のステップにおいて、前記印字速度決定手段は、今回印字するドットラインにおける、印字ドット数または前記サーマルヘッドの分割駆動数が前回印字したドットラインに比して急激に変化し、その状態が今後印字する所定のドットライン数以内で継続する場合には前回の印字速度のまま変化させないことを特徴とする請求項3に記載のサーマルプリンタの印字速度制御方法。
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