JP5579806B2 - 印字装置およびプログラム - Google Patents

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本発明の実施形態は、印字装置およびプログラムに関する。
印字データのライン方向に配列された複数の発熱素子を有するサーマルヘッドを用いて記録媒体に印字データを印字するサーマルプリンタにおいて、サーマルヘッドに供給するピーク電流を抑える方法として、サーマルヘッドが有する複数の発熱素子を複数のブロックに分割し、複数の発熱素子をブロック毎に時分割で駆動させることにより、同時に駆動する発熱素子の数を減らす方法がある。
しかしながら、従来技術においては、複数の発熱素子を同時に駆動している状態から当該複数の発熱素子をブロック毎に時分割で駆動させる状態に切り替える場合に、複数の発熱素子を分割したブロック数が多くなると、複数の発熱素子を同時に駆動させて印字した印字データのラインと、複数の発熱素子をブロック毎に時分割で駆動させて印字した印字データのラインと、の間隔が大きくなってしまい、記録媒体に印字された印字データのライン方向に白線が生じる、という課題がある。
また、複数の発熱素子をブロック毎に時分割で駆動させる状態から複数の発熱素子を同時に駆動している状態に切り替える場合に、複数の発熱素子を分割したブロック数が多くなると、複数の発熱素子をブロック毎に時分割で駆動させて印字した印字データのラインと、複数の発熱素子を同時に駆動させて印字した印字データのラインと、の間隔が大きくなってしまい、記録媒体に印字された印字データのライン方向に白線が生じる、という課題がある。
実施形態の印字装置は、複数の発熱素子と、制御部と、を備える。複数の発熱素子は、ライン状に配列され、発熱して印字データを記録媒体に印字する。制御部は、印字データのラインのうち予め設定された印字率より高いラインである分割対象ラインを印字する場合、複数の発熱素子を複数のブロックに分割し、複数のブロックを時分割で発熱せるまた、制御部は、印字データのラインの間隔が予め設定された範囲内に収まるように、分割対象ラインより予め設定されたライン数前のラインから複数の発熱素子の分割数を段階的に増加させる。
図1は、本実施形態にかかるサーマルプリンタの概略構造を示す模式図である。 図2は、本実施形態にかかるサーマルプリンタの構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態にかかるサーマルプリンタが有するサーマルヘッドの複数の発熱素子を分割したブロックを説明するための図である。 図4は、本実施形態にかかるサーマルプリンタにおいてブロックを時分割で駆動させる処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、従来のサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドの各ブロックに対して出力するストローブ信号の出力タイミングを示す図である。 図6は、従来のサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドを6つのブロックに分割して印字した場合の印字例を示す図である。 図7は、本実施形態にかかるサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドの各ブロックに対して出力するストローブ信号の出力タイミングを示す図である。 図8は、本実施形態にかかるサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドを6つのブロックに分割して印字した場合の印字例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本実施形態にかかるサーマルプリンタおよび当該サーマルプリンタを制御するプログラムについて説明する。
図1は、本実施形態にかかるサーマルプリンタの概略構造を示す模式図である。本実施形態にかかるサーマルプリンタ10(印字装置)は、サーマルヘッド1とプラテンローラ2とを有している。サーマルヘッド1とプラテンローラ2とは、巻回された連続紙S(レシート紙など)から供給される記録媒体としての用紙3を挟み、互いに対向する位置に設けられている。
サーマルヘッド1は、一端が回転自在に支持されて他端がプラテンローラ2に圧接するように図示しない付勢部材により付勢されている。プラテンローラ2は、パルスモータ4の回転をプラテンローラ2に伝達するためのベルト等を介してパルスモータ4と連結されている。そして、パルスモータ4が回転を開始すると、プラテンローラ2は、ベルト等を介してパルスモータ4の回転に連動して回転する。本実施形態では、パルスモータ4には、2相励磁のステッピングモータを用いる。
用紙3は、サーマルヘッド1とプラテンローラ2との間に挟まれた状態でプラテンローラ2が回転することによって搬送される。サーマルヘッド1は、用紙3の幅方向に配列された複数の発熱素子を有している。サーマルヘッド1は、複数の発熱素子のうち用紙3に印字する箇所に対応する発熱素子を発熱させることにより、印字データを当該印字データのライン毎に搬送中の用紙3に印字する。本実施形態では、サーマルプリンタ10は、サーマルヘッド1が有する発熱素子にストローブ信号を入力して発熱させ、この熱を用紙3に与えて用紙3を発色させることにより、用紙3に印字データを印字する。なお、パルスモータ4が1パルス分回転した場合にプラテンローラ2が回転する距離、すなわち用紙3の搬送距離は、パルスモータ4の回転をプラテンローラ2に伝達する機構のギア比などにより決まる。
本実施形態では、サーマルプリンタ10は、サーマルヘッド1が有する発熱素子を複数のブロックに分割し、ブロック単位でストローブ信号を出力することにより、複数のブロックの発熱素子を時分割で発熱させることができる。
図2は、本実施形態にかかるサーマルプリンタの構成を示すブロック図である。本実施形態にかかるサーマルプリンタ10は、各種の演算処理を実行してサーマルプリンタ10の各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有する。CPU11には、RAM(Random Access Memory)13およびフラッシュメモリ14を含むメモリがシステムバス15を介して接続されている。
フラッシュメモリ14は、CPU11により実行される動作プログラムおよび当該動作プログラムの実行に用いられるデータを記憶する。CPU11は、フラッシュメモリ14に記憶された動作プログラムをRAM13にコピーして実行することによりサーマルプリンタ10の各部を制御する。
RAM13は、各種情報を一時的に記憶する。また、RAM13は、用紙3に印字する印字データ(画像データ)が一時的に記憶される印刷バッファとして利用される。印字データは、ホストコンピュータ30から受信した印字対象のデータである。なお、印字データは、フラッシュメモリ14に一時的に記憶されるようにしても良い。
また、CPU11には、モータ制御回路18、ヘッド制御回路19および電源回路20が接続される。モータ制御回路18は、CPU11により制御され、パルスモータ4を回転駆動させる。本実施形態では、モータ制御回路18は、印字データの各ラインの印字率に応じてパルスモータ4を回転させる速度を制御する。
ヘッド制御回路19は、CPU11により制御され、RAM13に記憶された印字データに応じて、サーマルヘッド1が有する発熱素子にストローブ信号を出力して、サーマルヘッド1が有する発熱素子を駆動させることにより、用紙3に対して印字データを印字させる。電源回路20は、バッテリ21に蓄えられた電力をサーマルプリンタ10の各部に供給する。
また、CPU11には、表示コントローラ23、通信インタフェース25およびキー入力部26が接続されている。表示コントローラ23は、CPU11により制御され、表示器24における情報の表示を制御する。表示器24は、印字データの印字状況などの各種情報を表示する。
通信インタフェース(I/F)25は、ホストコンピュータ30などの外部機器と通信を行うためのインタフェースである。本実施形態では、通信インタフェース25は、IrDA等の赤外線通信、USB(Universal Serial Bus)、LAN(Local Area Network)、RS−232C、Bluetooth(登録商標)等によって、ホストコンピュータ30に設けられた通信インタフェースと通信を行う。
キー入力部26は、サーマルプリンタ10に対してユーザが各種情報を入力するための各種キーである。
ホストコンピュータ30は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、ハンディターミナルなど、ユーザによる操作入力に応じて演算処理を実行する機器である。
図3は、本実施形態にかかるサーマルプリンタが有するサーマルヘッドの複数の発熱素子を分割したブロックを説明するための図である。サーマルヘッド1は、図3に示すように、用紙3の幅方向に384ドット分の発熱素子が配列されている。本実施形態では、ヘッド制御回路19は、サーマルヘッド1が有する384ドット分の発熱素子を最大で6つの各ブロック64ドット分の発熱素子を含むブロックに分割することができる。
また、ヘッド制御回路19は、各ブロックの64ドット分の発熱素子に対して、纏めてストローブ信号(STROBE1〜6)を出力する。よって、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号をブロック毎に時間を分けて出力することにより、ブロックを時分割で駆動させる。
図4〜8を用いて、本実施形態にかかるサーマルプリンタ10において印字処理の流れについて説明する。図4は、本実施形態にかかるサーマルプリンタにおいてブロックを時分割で駆動させる処理の流れを示すフローチャートである。図5は、従来のサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドの各ブロックに対して出力するストローブ信号の出力タイミングを示す図である。図6は、従来のサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドを6つのブロックに分割して印字した場合の印字例を示す図である。図7は、本実施形態にかかるサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドの各ブロックに対して出力するストローブ信号の出力タイミングを示す図である。図8は、本実施形態にかかるサーマルプリンタが備えるサーマルヘッドを6つのブロックに分割して印字した場合の印字例を示す図である。
サーマルプリンタ10のCPU11は、起動されると、印字データの受信を待つ状態となる(ステップS401:No)。印字データを受信すると(ステップS401:Yes)、CPU11は、受信した印字データから、印字対象のラインから予め設定されたライン数(後述する)後までのラインの印字データを取得する(ステップS402)。そして、CPU11は、取得した各ラインの印字データの印字率を算出する(ステップS403)。本実施形態では、CPU11は、サーマルヘッド1の複数の発熱素子のうちストローブ信号を出力して駆動させる必要がある発熱素子の比率を、1ライン分の印字データに含まれる黒情報の数を基に算出する。
次いで、CPU11は、算出した印字率に基づいて、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を複数のブロックに分割するか否かを判定する(ステップS404)。本実施形態では、CPU11は、印字対象のラインについて算出した印字率が予め設定された印字率よりも高い場合に、複数の発熱素子を複数のブロックに分割すると判断する。すなわち、CPU11は、印字対象のラインを、複数の発熱素子を複数のブロックに分割する必要がある分割対象ラインと判定する。
また、本実施形態では、CPU11は、印字対象のラインが、分割対象ラインから予め設定されたライン数(本実施形態では、分割対象ラインにおいて複数の発熱素子を分割するブロック数から1減算した数)前までに印字されるライン、または複数の発熱素子を複数のブロックに分割する必要が無い非分割対象ラインから予め設定されたライン数(本実施形態では、分割対象ラインにおいて複数の発熱素子を分割するブロック数から1減算した数)前までに印字されるラインである場合にも、複数の発熱素子を複数のブロックに分割すると判定する。
そして、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を複数のブロックに分割すると判定した場合(ステップS404:Yes)、CPU11は、算出した印字率に基づいて、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を幾つのブロックに分割するかを決定する。
一方、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を複数のブロックに分割しないと判定した場合(ステップS404:No)、ヘッド制御回路19は、1ライン分のストローブ信号を全ての発熱素子に対して同時に出力する(ステップS405)。ここで、図7に示すフェーズ信号Phase Aおよびフェーズ信号Phase Bは、パルスモータ4の回転の周期を表し、フェーズ信号Phase Aおよびフェーズ信号Phase Bの立ち上りまたは立下りにつき1ドット(1ライン)分の用紙3の搬送が行われる。
そして、サーマルヘッド1の複数の発熱素子をブロックに分割しないと判定した場合、ヘッド制御回路19は、図7の2ライン目に示すように、フェーズ信号Phase Aおよびフェーズ信号Phase Bの立ち上りまたは立下りに同期して、サーマルヘッド1が有する複数の発熱素子に対してストローブ信号(STROBE1〜6)を同時に出力する。
一方、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を複数のブロックに分割すると判定した場合(ステップS404:Yes)、ヘッド制御回路19は、CPU11の制御に基づいて、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を複数のブロックに分割するとともに(ステップS406)、分割した複数のブロックを時分割で駆動させて印字データを用紙3に印字する(ステップS407)。その際、ヘッド制御回路19は、各ブロックにより印字する印字データのラインと当該各ブロックにより1ライン前に印字する印字データのラインとの間隔が予め設定された範囲(本実施形態では、1ライン分の範囲)内に収まるよう複数のブロックを時分割で駆動させる。これにより、各ブロックにより印字する印字データのラインと当該各ブロックにより1ライン前に印字する印字データのラインとの間隔を予め設定された範囲内に収めることができるので、複数のブロックを時分割で駆動させた場合にライン間の間隔により生じる用紙3の幅方向の白線などの印字不良を軽減できる。
次いで、CPU11は、受信した印字データの全てのラインを印字したか否かを判断する(ステップS408)。印字していないラインがある場合(ステップS408:No)、CPU11は、受信した印字データから、次の印字対象のラインから予め設定されたライン数後までのラインの印字データを取得する(ステップS402)。一方、受信した印字データの全てのラインを印字した場合(ステップS408:Yes)、CPU11は、印字データの印字処理を終了する。
従来のサーマルプリンタ10においては、図5に示すように、受信した印字データのラインのうち分割対象ライン(図5に示す7ライン目)を印字する場合のみ、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を複数のブロックに分割し、各ブロックの発熱素子に対して、6つのストローブ信号(STROBE1〜6)を時分割で順に出力する。この場合、1番目のストローブ信号(STROBE1)の出力とそれ以降のストローブ信号(STROBE2〜6)の出力とで、ストローブ信号が出力される時間が遅れるに従い、1ライン前のライン(図5に示す6ライン目)のストローブ信号(STROBE1〜6)が出力されてからの時間が長くなる。そのため、従来のサーマルプリンタ10においては、図6に示すように、分割対象ライン(図6に示す7ライン目)が図6に向かって右側に向かうに従い、分割対象ライン(図6に示す7ライン目)と当該分割対象ラインの1ライン前のライン(図6に示す6ライン目)との間の間隔が大きくなり、用紙3の幅方向に発生する白線などの印字不良の原因となる。
これに対して、本実施形態にかかるサーマルプリンタ10においては、ヘッド制御回路19は、分割対象ラインの予め設定されたライン数前(本実施形態では、分割対象ラインにおいて複数の発熱素子を分割する分割数Xから1減算したライン数X−1前)のラインから、複数の発熱素子の分割数Xを段階的に増加させる。具体的には、ヘッド制御回路19は、図7に示すように、分割対象ラインのライン数X−1前から複数の発熱素子を分割する分割数Xを1ずつ増加させる。さらに、本実施形態では、ヘッド制御回路19は、時分割で駆動させるブロックを、当該ブロックにより印字する印字データのラインの1ライン前の印字データのラインを印字した際に駆動させた順番の1つ後の順番で駆動させる。
例えば、ヘッド制御回路19は、分割対象ライン(図7に示す7ライン目)から4ライン前のライン(図7に示す3ライン目)を印字する場合、フェーズ信号Phase Bの立下りに同期してストローブ信号(STROBE1〜5)を出力した後、ストローブ信号(STROBE5)の立下りに同期してストローブ信号(STROBE6)を出力する。これにより、2ライン目のストローブ信号(STROBE6)が出力されてから、3ライン目のストローブ信号(STROBE6)が出力されるまでの時間を、1ライン分の時間の遅れに抑えることができるので、図8に示すように、2ライン目のストローブ信号(STROBE6)の出力により印字されたラインと、3ライン目のストローブ信号(STROBE6)の出力により印字されたラインとの間隔を1ライン分の間隔に納めることができる。
また、ヘッド制御回路19は、分割対象ライン(図7に示す7ライン目)から3ライン前のライン(図7に示す4ライン目)を印字する場合、フェーズ信号Phase Aの立ち上りに同期してストローブ信号(STROBE1〜4)を出力した後、ストローブ信号(STROBE4)の立下りに同期してストローブ信号(STROBE5)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE5)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE6)を出力する。すなわち、ヘッド制御回路19は、3ライン目を印字した際にストローブ信号(STROBE6)を出力した順番(2番目)の1つ後の順番(3番目)にストローブ信号(STROBE6)を出力する。これにより、3ライン目のストローブ信号(STROBE5,6)が出力されてから4ライン目のストローブ信号(STROBE5,6)が出力されるまでの時間を、1ライン分の時間の遅れに抑えることができるので、図8に示すように、3ライン目のストローブ信号(STROBE5,6)の出力により印字されたラインと、4ライン目のストローブ信号(STROBE5,6)の出力により印字されたラインとの間隔を1ライン分の間隔に納めることができる。
また、ヘッド制御回路19は、分割対象ライン(図7に示す7ライン目)から2ライン前のライン(図7に示す5ライン目)を印字する場合、フェーズ信号Phase Bの立ち上りに同期してストローブ信号(STROBE1〜3)を出力した後、ストローブ信号(STROBE3)の立下りに同期してストローブ信号(STROBE4)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE4)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE5)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE5)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE6)を出力する。これにより、4ライン目のストローブ信号(STROBE4〜6)が出力されてから5ライン目のストローブ信号(STROBE4〜6)が出力されるまでの時間を、1ライン分の時間の遅れに抑えることができるので、図8に示すように、4ライン目のストローブ信号(STROBE4〜6)の出力により印字されたラインと、5ライン目のストローブ信号(STROBE4〜6)の出力により印字されたラインとの間隔を1ライン分の間隔に納めることができる。
また、ヘッド制御回路19は、分割対象ライン(図7に示す7ライン目)から1ライン前のライン(図7に示す6ライン目)を印字する場合、フェーズ信号Phase Aの立下りに同期してストローブ信号(STROBE1,2)を出力した後、ストローブ信号(STROBE2)の立下りに同期してストローブ信号(STROBE3)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE3)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE4)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE4)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE5)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE5)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE6)を出力する。これにより、5ライン目のストローブ信号(STROBE3〜6)が出力されてから6ライン目のストローブ信号(STROBE3〜6)が出力されるまでの時間を、1ライン分の時間の遅れに抑えることができるので、図8に示すように、5ライン目のストローブ信号(STROBE3〜6)の出力により印字されたラインと、6ライン目のストローブ信号(STROBE3〜6)の出力により印字されたラインとの間隔を1ライン分の間隔に納めることができる。
また、ヘッド制御回路19は、分割対象ライン(図7に示す7ライン目)を印字する場合、フェーズ信号Phase Bの立下りに同期してストローブ信号(STROBE1)を出力した後、ストローブ信号(STROBE1)の立下りに同期してストローブ信号(STROBE2)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE2)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE3)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE3)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE4)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE4)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE5)を出力する。さらに、ヘッド制御回路19は、ストローブ信号(STROBE5)の立ち下がりに同期してストローブ信号(STROBE6)を出力する。これにより、6ライン目のストローブ信号(STROBE2〜6)が出力されてから7ライン目のストローブ信号(STROBE2〜6)が出力されるまでの時間を、1ライン分の時間の遅れに抑えることができるので、図8に示すように、6ライン目のストローブ信号(STROBE2〜6)の出力により印字されたラインと、7ライン目のストローブ信号(STROBE2〜6)の出力により印字されたラインとの間隔を1ライン分の間隔に納めることができる。
なお、本実施形態では、図示しないが、非分割対象ラインの予め設定されたライン数前から複数の発熱素子を分割する分割数を減らす場合、ヘッド制御回路19は、非分割対象ラインの予め設定されたライン数前(本実施形態では、分割対象ラインにおいて複数の発熱素子を分割する分割数Xから2減算したライン数X−2前)のラインから、複数の発熱素子の分割数Xを段階的に減少させる。具体的には、ヘッド制御回路19は、非分割対象ラインのライン数X−2前から複数の発熱素子を分割する分割数Xを1ずつ減少させる。さらに、本実施形態では、ヘッド制御回路19は、時分割で駆動させるブロックを、当該ブロックにより印字する印字データのラインの1ライン前の印字データのラインを印字した際に駆動させた順番の1つ前の順番で駆動させる。
また、本実施形態では、CPU11は、分割対象ラインから予め設定されたライン数前までに印字されるラインまたは非分割対象ラインから予め設定されたライン数前までに印字されるラインであるか否かに基づいて、複数の発熱素子を複数のブロックに分割するか否かを判定しているが、これに限定するものではない。例えば、CPU11は、印字対象のラインについて算出した印字率のみに基づいて、複数の発熱素子を複数のブロックに分割するか否かを判定し、複数の発熱素子を複数のブロックに分割すると判定された場合には発熱素子を分割する分割数を1ずつ増加させ、複数の発熱素子を複数のブロックに分割しないと判定された場合には発熱素子を分割する分割数を1ずつ減少させても良い。
このように本実施形態のサーマルプリンタ10によれば、サーマルヘッド1の複数の発熱素子を複数のブロックに分割するとともに、各ブロックにより印字する印字データのラインと当該各ブロックにより1ライン前に印字する印字データのラインとの間隔が予め設定された範囲内に収まるよう複数のブロックを時分割で駆動させることにより、各ブロックにより印字する印字データのラインと当該各ブロックにより1ライン前に印字する印字データのラインとの間隔を予め設定された範囲内に収めることができるので、複数のブロックを時分割で駆動させた場合にライン間の間隔により生じる用紙3の幅方向の白線などの印字不良を軽減できる。
なお、本実施形態のサーマルプリンタ10で実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込んで提供するようにしても良い。また、本実施形態のサーマルプリンタ10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のサーマルプリンタ10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のサーマルプリンタ10で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態のサーマルプリンタ10で実行されるプログラムは、上述したヘッド制御回路19の機能などを含むモジュール構成とし、実際のハードウェアとしてはCPU11(プロセッサ)が上記ROM等からプログラムを読み出して実行することによりヘッド制御回路19の機能が主記憶装置上にロードされ、ヘッド制御部(ヘッド制御回路19に相当)などが主記憶装置上に生成されるようにしても良い。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 サーマルヘッド
2 プラテンローラ
3 用紙
4 パルスモータ
10 サーマルプリンタ
11 CPU
13 RAM
14 フラッシュメモリ
15 システムバス
19 ヘッド制御回路
特開2006−347034号公報

Claims (5)

  1. ライン状に配列され、発熱して印字データを記録媒体に印字する複数の発熱素子と、
    前記印字データのラインのうち予め設定された印字率より高いラインである分割対象ラインを印字する場合、前記複数の発熱素子を複数のブロックに分割し、前記複数のブロックを時分割で発熱せる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記印字データのラインの間隔が予め設定された範囲内に収まるように、前記分割対象ラインより予め設定されたライン数前のラインから前記複数の発熱素子の分割数を段階的に増加させる印字装置。
  2. 前記制御部は、前記分割対象ラインを印字した後、前記予め設定された印字率以下の非分割対象ラインを印字する場合、前記印字データのラインの間隔が予め設定された範囲内に収まるように、前記非分割対象ラインの予め設定されたライン数前のラインから前記複数の発熱素子の分割数を段階的に減少させる請求項1に記載の印字装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の発熱素子の分割数を1つずつ増やす請求項に記載の印字装置。
  4. 前記制御部は、時分割で発熱させる前記ブロックを、当該ブロックにより印字する前記印字データのラインの1ライン前の前記印字データのラインを印字した際に駆動させた順番の1つ後の順番で駆動させる請求項に記載の印字装置。
  5. ライン状に配列されかつ発熱して印字データを記録媒体に印字する複数の発熱素子を備えた印字装置を制御するコンピュータを、
    前記印字データのラインのうち予め設定された印字率より高いラインである分割対象ラインを印字する場合、前記複数の発熱素子を複数のブロックに分割し、前記複数のブロックを時分割で発熱せる制御部と、として機能させ、
    前記制御部は、前記印字データのラインの間隔が予め設定された範囲内に収まるように、前記分割対象ラインより予め設定されたライン数前のラインから前記複数の発熱素子の分割数を段階的に増加させるプログラム。
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