JP2011050112A - A/d変換方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パルス遅延回路を用いてアナログ入力信号をA/D変換する装置において、変換式を用いることなく、入出力特性を理想特性(直線)に設定できるようにする。
【解決手段】パルス遅延回路と符号化回路とで構成されるTAD(時間A/D変換装置)を備えた装置において、オフセット電圧Voffにアナログ入力信号Vinを加えた第1電圧と、オフセット電圧Voffからアナログ入力信号Vinを減じた第2電圧(Voff−Vin)とを生成し、各電圧をTADでA/D変換し、そのA/D変換結果DT1,DT2の差をとることでA/D変換データDT0を生成する。また、この装置には、基準電圧をA/D変換したA/D変換結果を基準データとして記憶するラッチ回路を設け、A/D変換対象となるアナログ入力信号Vinの入力時には、A/D変換結果をラッチ回路に記憶された基準データにて除算することにより、温度補正する。
【選択図】図1
【解決手段】パルス遅延回路と符号化回路とで構成されるTAD(時間A/D変換装置)を備えた装置において、オフセット電圧Voffにアナログ入力信号Vinを加えた第1電圧と、オフセット電圧Voffからアナログ入力信号Vinを減じた第2電圧(Voff−Vin)とを生成し、各電圧をTADでA/D変換し、そのA/D変換結果DT1,DT2の差をとることでA/D変換データDT0を生成する。また、この装置には、基準電圧をA/D変換したA/D変換結果を基準データとして記憶するラッチ回路を設け、A/D変換対象となるアナログ入力信号Vinの入力時には、A/D変換結果をラッチ回路に記憶された基準データにて除算することにより、温度補正する。
【選択図】図1
Description
本発明は、入力電圧に応じた遅延時間でパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路を用いてアナログ入力信号をA/D変換するA/D変換方法及び装置に関する。
従来より、構成が簡単で高分解能のデジタル値が得られるA/D変換装置として、各種ゲート回路からなる複数の遅延ユニットをリング状に接続してなるパルス遅延回路に対して、電源電圧としてA/D変換対象となるアナログ入力信号を供給すると同時に、伝送用のパルス信号を入力することにより、パルス遅延回路内で、各遅延ユニットの遅延時間に対応した速度でパルス信号を周回させ、そのパルス信号の周回中、所定のサンプリング時間内にパルス遅延回路内でパルス信号が通過した遅延ユニットの個数をカウントすることにより、アナログ入力信号を数値データに変換するA/D変換装置が知られている(例えば、特許文献1等、参照)。
また、この種のA/D変換装置では、遅延ユニットの遅延時間をアナログ入力信号で変化させ、その時間変化を、パルス信号が通過した遅延ユニットの個数をカウントすることにより検出しているので、最終的に得られるA/D変換データは、アナログ入力信号の変化に対して1対1に変化せず、A/D変換の入出力特性は曲線になってしまう。
そこで従来より、アナログ入力信号の電圧範囲を複数の領域に分割して、各領域毎に入出力特性を直線近似し、その近似直線上の任意の座標点を理想直線上の座標点に変換する変換式を導出して、A/D変換時には、各電圧領域毎に、対応する変換式を用いてA/D変換データを補正することが提案されている(例えば、特許文献2等、参照)。
またこの特許文献2によれば、実際にA/D変換することによりM個の座標点を求め、その座標点に従って入出力特性をn次(n≦M−1)の多項式で表し、その多項式に基づき、A/D変換データを理想直線上の値に補正する変換式を求めることも提案されている。
しかしながら、上記提案のように、A/D変換データを補正するための変換式を求めるには、直線近似でもn次関数の近似でも、多数の基準電圧を実際にA/D変換して、各基準電圧に対応した座標点でのA/D変換データを求め、その多数のA/D変換データを用いて変換式を設定しなければならず、変換式を設定するのに時間がかかるという問題があった。
また特に、n次の多項式で変換式を求めるには、演算処理能力の高い高価な演算装置が必要となるため、コストがかかるという問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、入力電圧に応じた遅延時間でパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路を用いてアナログ入力信号をA/D変換するA/D変換装置において、多数の基準電圧をA/D変換することにより求めた変換式を利用することなく、アナログ入力信号とA/D変換データとの関係を表す入出力特性を理想特性(直線)に設定できるようにすることを目的とする。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、入力電圧に応じた遅延時間でパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路を用いてアナログ入力信号をA/D変換するA/D変換装置において、多数の基準電圧をA/D変換することにより求めた変換式を利用することなく、アナログ入力信号とA/D変換データとの関係を表す入出力特性を理想特性(直線)に設定できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載のA/D変換方法の基本は、まず、基準となるオフセット電圧にアナログ入力信号を加えた第1電圧と、そのオフセット電圧からアナログ入力信号を減じた第2電圧とをそれぞれ生成し、次に、その生成した第1電圧及び第2電圧をパルス遅延回路にそれぞれ入力することにより、符号化回路に第1電圧及び第2電圧を数値化させ、最後に、その数値化により得られた第1電圧の数値データと第2電圧の数値データとの差を、アナログ入力信号のA/D変換データとして求める、A/D変換手順を有することにある。
以下、この理由を説明する。
まず、パルス遅延回路と符号化回路とで構成されるA/D変換部の入出力特性が2次関数で近似できるとすると、アナログ入力信号VのA/D変換結果DTは、次のように記述できる。
まず、パルス遅延回路と符号化回路とで構成されるA/D変換部の入出力特性が2次関数で近似できるとすると、アナログ入力信号VのA/D変換結果DTは、次のように記述できる。
DT=f(V)=a・V2 +b・V+c
そして、A/D変換すべきアナログ入力信号をVin、オフセット電圧をVoffとすると、第1電圧V1(=Voff+Vin)のA/D変換結果DT1と、第2電圧V2(=Voff−Vin)のA/D変換結果DT2は、それぞれ、次式のようになる。
そして、A/D変換すべきアナログ入力信号をVin、オフセット電圧をVoffとすると、第1電圧V1(=Voff+Vin)のA/D変換結果DT1と、第2電圧V2(=Voff−Vin)のA/D変換結果DT2は、それぞれ、次式のようになる。
DT1=f(V1)
=a・(Voff+Vin)2 +b・(Voff+Vin)+c
DT2=f(V2)
=a・(Voff−Vin)2 +b・(Voff−Vin)+c
そして、本発明では、これら各A/D変換結果DT1、DT2の差を、最終的なA/D変換データとして求めることから、そのA/D変換データDT0(=DT1−DT2)は、 DT0=f(V1)−f(V2)
=2(2・Voff+b)・Vin
となり、2次の項がなくなり、アナログ入力信号Vinに比例した線形特性となる。
=a・(Voff+Vin)2 +b・(Voff+Vin)+c
DT2=f(V2)
=a・(Voff−Vin)2 +b・(Voff−Vin)+c
そして、本発明では、これら各A/D変換結果DT1、DT2の差を、最終的なA/D変換データとして求めることから、そのA/D変換データDT0(=DT1−DT2)は、 DT0=f(V1)−f(V2)
=2(2・Voff+b)・Vin
となり、2次の項がなくなり、アナログ入力信号Vinに比例した線形特性となる。
このため、本発明方法においては、A/D変換部の入出力特性のうち、2次関数で近似し得る領域内にて、アナログ入力信号をA/D変換するようにすれば、最終的に得られるA/D変換特性を、アナログ入力信号とA/D変換データとが1対1で対応する理想特性(直線)にすることができるようになり、従来のように変換式を用いて補正演算等を行うことなく、アナログ入力信号の電圧変化に比例して変化するA/D変換結果を得ることができる。
よって本発明方法によれば、A/D変換部の入出力特性を理想特性(直線)に補正するための変換式を設定する必要がなく、極めて簡単且つ低コストで、所望のA/D変換結果が得られるA/D変換装置を実現できる。
なお、本発明方法によれば、A/D変換部の入出力特性のうち、2次関数で近似できない領域でアナログ入力信号をA/D変換すると、最終的に得られるA/D変換データの入出力特性を理想特性(直線)にすることはできない。
このため、より確実に理想特性を実現するには、A/D変換の中心電圧となるオフセット電圧を、A/D変換部の入出力特性を2次関数で近似できる電圧範囲内で略中心電圧となる電圧値に設定し、測定可能な電圧範囲(つまりダイナミックレンジ)を、A/D変換部の入出力特性を2次関数で近似できる電圧範囲内に設定するとよい。
また更に、本発明のA/D変換方法では、上述したA/D変換手順にて基準電圧をA/D変換することにより得られるA/D変換データを、温度補正用の基準データとして記憶しておき、その後、上記A/D変換手順にてA/D変換対象となるアナログ入力信号をA/D変換することにより得られるA/D変換データを基準データで除算することにより、アナログ入力信号のA/D変換データを補正する。
つまり、本発明のA/D変換方法によれば、上述したA/D変換手順によって、A/D変換の入出力特性を理想特性(直線)にすることはできるものの、遅延ユニットの温度変化によって遅延時間が変化すると、A/D変換の入出力特性(直線の傾き)も温度によって変化してしまう。
そこで、本発明では、基準電圧のA/D変換結果を補正用の基準データとして記憶しておき、A/D変換対象となるアナログ入力信号のA/D変換時には、得られたA/D変換データを基準データで除算することで、A/D変換データを温度補正するようにしているのである。
なお、こうした温度補正を行う場合、従来では、少なくとも2つの基準電圧に対してA/D変換を行い、その測定した2点を結ぶ直線を、そのときの温度条件化での温度補正用データとして記憶しておき、その後得られるA/D変換データを、温度補正用データを用いて真の電圧値を表すデータ値に補正する。
しかし、本発明のA/D変換方法によれば、A/D変換特性を理想特性(直線)にすることができ、アナログ入力信号が0Vであれば、A/D変換データも値0となる(つまりA/D変換の入出力特性が原点0を通る直線となる)ので、1つの基準電圧をA/D変換して得られる1つの基準データだけで、A/D変換データを温度補正することができる。
次に、請求項2に記載の発明は、上述した本発明のA/D変換方法を実現するのに好適なA/D変換装置に関する発明である。
すなわち、請求項2に記載のA/D変換装置においては、第1電圧生成手段が、基準となるオフセット電圧にA/D変換対象となるアナログ入力信号を加えた第1電圧を生成して、パルス遅延回路に入力することにより、符号化回路に第1電圧を数値化させると共に、第2電圧生成手段が、オフセット電圧からアナログ入力信号を減じた第2電圧を生成して、パルス遅延回路に入力することにより、符号化回路に第2電圧を数値化させ、減算手段が、符号化回路により数値化された第1電圧の数値データと第2電圧の数値データとの差を、最終的なA/D変換結果として演算する。
すなわち、請求項2に記載のA/D変換装置においては、第1電圧生成手段が、基準となるオフセット電圧にA/D変換対象となるアナログ入力信号を加えた第1電圧を生成して、パルス遅延回路に入力することにより、符号化回路に第1電圧を数値化させると共に、第2電圧生成手段が、オフセット電圧からアナログ入力信号を減じた第2電圧を生成して、パルス遅延回路に入力することにより、符号化回路に第2電圧を数値化させ、減算手段が、符号化回路により数値化された第1電圧の数値データと第2電圧の数値データとの差を、最終的なA/D変換結果として演算する。
従って、本発明のA/D変換装置によれば、上述した請求項1に記載のA/D変換手順に従いアナログ入力信号をA/D変換することができ、請求項1と同様の効果を得ることができる。
また、請求項2に記載のA/D変換装置には、外部からの指令に従い当該A/D変換装置に基準電圧を入力してA/D変換させる基準電圧入力手段と、この基準電圧入力手段の動作によって当該A/D変換装置が基準電圧をA/D変換した際に得られたA/D変換データを、温度補正用の基準データとしてラッチするラッチ手段とが設けられ、通常のアナログ入力信号のA/D変換時には、補正手段が、減算手段から出力されるA/D変換データをラッチ手段にラッチされた基準データで除算することにより、A/D変換データを補正する。
従って、本発明のA/D変換装置によれば、請求項1に記載のA/D変換方法に則って、A/D変換データを温度補正することができるようになり、複数の基準電圧のA/D変換データを基準データとして温度補正を行う従来装置に比べて、温度補正のための装置構成を簡素化して、温度補正可能なA/D変換装置を低コストで実現できることになる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1参考例)
まず図1は本発明を適用可能な第1参考例のA/D変換装置全体の構成を表す概略構成図である。
(第1参考例)
まず図1は本発明を適用可能な第1参考例のA/D変換装置全体の構成を表す概略構成図である。
図1に示す如く、この参考例のA/D変換装置は、アナログ入力信号Vinを2系統に分離して、増幅率Kが逆符号で絶対値が等しくなるように設定された2つの増幅回路12、22でそれぞれ増幅し、加算回路14、24にて、その増幅後のアナログ入力信号Vinに、基準となるオフセット電圧Voffを加えることで、オフセット電圧Voffに増幅後のアナログ入力信号Vinを加えた第1電圧(Voff+Vin)と、オフセット電圧Voffから増幅後のアナログ入力信号Vinを減じた第2電圧(Voff−Vin)を生成するように構成されている。
なお、増幅回路12と加算回路14は、本発明の第1電圧生成手段に相当し、増幅回路22と加算回路24とは、本発明の第2電圧生成手段に相当する。
またこのように生成された第1電圧(Voff+Vin)、及び、第2電圧(Voff−Vin)は、それぞれ、第1A/D変換部16、第2A/D変換部26に入力され、数値データDT1、DT2に変換される。そして、これら各数値データDT1、DT2は、減算手段としての減算器6に入力される。
またこのように生成された第1電圧(Voff+Vin)、及び、第2電圧(Voff−Vin)は、それぞれ、第1A/D変換部16、第2A/D変換部26に入力され、数値データDT1、DT2に変換される。そして、これら各数値データDT1、DT2は、減算手段としての減算器6に入力される。
減算器6は、値「−1」を乗じる乗算器4にて、第2電圧(Voff−Vin)の数値データDT2の符号を反転し、加算器5にて、符号反転後の数値データDT2と、第1電圧(Voff+Vin)の数値データDT1とを加算することで、数値データDT1から数値データDT2を減じ、その演算結果(DT1−DT2)を、アナログ入力信号VinのA/D変換データDT0として出力する。
次に、第1A/D変換部16及び第2A/D変換部26は、所謂パルス位相差符号化回路(換言すれば時間A/D変換回路:TAD)から構成されている。
すなわち、図2に示すように、これら各A/D変換部16、26には、遅延ユニットとして、一方の入力端にパルス信号PAを受けて動作する1つの否定論理積回路NANDと、反転回路としての多数(偶数個)のインバータINVとをリング状に連結してなるリングディレイライン(RDL:所謂パルス遅延回路)30が設けられている。
すなわち、図2に示すように、これら各A/D変換部16、26には、遅延ユニットとして、一方の入力端にパルス信号PAを受けて動作する1つの否定論理積回路NANDと、反転回路としての多数(偶数個)のインバータINVとをリング状に連結してなるリングディレイライン(RDL:所謂パルス遅延回路)30が設けられている。
また、各A/D変換部16、26には、符号化回路として、このRDL30内の否定論理積回路NANDの後段に設けられたインバータINVの出力レベルの反転回数から、RDL30内でのパルス信号の周回回数をカウントして、数値データを発生するカウンタ32と、カウンタ32から出力される数値データをラッチするラッチ回路34と、RDL30を構成する遅延ユニット(即ち否定論理積回路NAND及びインバータINV)の出力を取り込み、その出力レベルからRDL30内を周回中のパルス信号を抽出して、その位置を表す信号を発生するパルスセレクタ36と、パルスセレクタ36からの出力信号に対応した数値データを発生するエンコーダ38と、ラッチ回路34からの数値データを上位ビット,エンコーダ38からの数値データを下位ビットとして入力し、下位ビットのデータと上位ビットのデータを加算することにより、パルス信号PBの周期で決まる所定時間内にパルス信号が通過した遅延ユニット(NAND、INV)の数を表す数値データDTを生成する信号処理回路39とが設けられており、外部の制御回路7からパルス信号PA及びPBを受けて動作するように構成されている。
なお、このA/D変換部16、26は、パルス位相差符号化回路或いは時間A/D変換回路(TAD)として従来より周知であり、上述した特許文献1、2等にも開示されているので、詳細な動作説明等は省略するが、パルス遅延回路としてのRDL30を構成する遅延ユニット(NAND、INV)は、図3に例示すように、Pチャネルトランジスタ(FET)とnチャネルトランジスタ(FET)とからなるCMOSインバータINV及びCMOSナンドゲートにて構成されている。
そして、これら各遅延ユニット(NAND、INV)には、正の電源ライン及び負の電源ラインが接続されており、各遅延ユニット(NAND、INV)は、電源端子VDDRに正の電源電圧を印加し、グランド端子GNDRを電源端子VDDRよりも低電位に設定することにより、これら各端子間電圧に応じた遅延時間でパルス信号PAを遅延させつつ伝送する。
そして、この第1参考例では、増幅回路12、22と加算回路14、24とで生成された第1電圧及び第2電圧を、各A/D変換部16、26を構成する遅延ユニット(NAND、INV)の電源端子VDDRに印加し、遅延ユニット(NAND、INV)のグランド端子GNDRは、各A/D変換部16、26を構成している他のロジック回路のグランド端子GNDLと共に、A/D変換装置のグランド(電位:0V)に接地されている。
このように構成された第1参考例のA/D変換装置によれば、図4に示すように、各A/D変換部16、26におけるA/D変換特性(入出力特性)が非線形であっても、オフセット電圧Voffを、その入出力特性のうち、2次関数で近似できる領域内(より好ましくはその領域内の中心)の電圧に設定することで、減算器6で最終的に得られるA/D変換データDT0を、アナログ入力信号Vinに比例させることができる。
なお、この理由は、「課題を解決するための手段」の項で数式を挙げて詳細に説明しているので、ここでは説明を省略する。
従って、上述した参考例のA/D変換装置によれば、A/D変換部16、26の入出力特性を理想特性(直線)に補正するための変換式を設定する必要がなく、極めて簡単且つ低コストで、所望のA/D変換結果が得られるA/D変換装置を実現できる。
従って、上述した参考例のA/D変換装置によれば、A/D変換部16、26の入出力特性を理想特性(直線)に補正するための変換式を設定する必要がなく、極めて簡単且つ低コストで、所望のA/D変換結果が得られるA/D変換装置を実現できる。
ところで、上記参考例のように、第1A/D変換部16と第2A/D変換部26とを同時に動作させてアナログ入力信号VinをA/D変換する場合、これら各A/D変換部16、26のA/D変換特性にずれがあると、最終的に得られるA/D変換データDT0のA/D変換特性が理想特性(直線)からずれてしまう。
このため、第1A/D変換部16と第2A/D変換部26とは、単に同一の構成にするだけでなく、図5に例示するように、各A/D変換部16、26のA/D変換特性に最も影響を与えるRDL30を、同一基板上で最も接近させ、更に、他のロジック(パルスセレクタ36、エンコーダ38等)を、同一基板上で違いに線対称となるように配置するとよい。
つまり、各A/D変換部16、26をこのように構成すれば、A/D変換特性の理想特性からのずれの原因となる遅延ユニット(NAND、INV)の遅延時間のバラツキを抑えて、各A/D変換部16、26でのA/D変換特性を互いに近づけることができ、各A/D変換部16、26の特性のバラツキによって生じるA/D変換特性の非線形化を抑制して、A/D変換データの線形性を確保することができる。
なお、A/D変換部16、26同士の入出力特性のバラツキを抑えるためには、例えば、A/D変換部16、26に加わるオフセット電圧Voffに差をつけるようにしてもよく、そのためには、図1に点線で示すように、少なくとも一方のA/D変換部16、26に加わるオフセット電圧Voffを調整するための電圧調整回路29を、オフセット電圧Voffの入力経路に設けるようにするとよい。
一方、A/D変換の分解能を高めるためには、例えば、図6に示すように、図1に示したA/D変換装置をA/D変換ユニットとして複数(n個)用意し、各A/D変換ユニット2a、2b、…2nにアナログ入力信号Vinを入力して、同時にA/D変換させ、各A/D変換ユニット2a、2b、…2nから出力されるA/D変換データDTa、DTb、…DTnを、本発明の加算手段としての加算器8で加算することで、最終的なA/D変換結果であるA/D変換データDT0を生成するようにしてもよい。
そして、このようにすれば、図1に示した一つのA/D変換装置でアナログ入力信号VinをA/D変換した場合に比べて、A/D変換データDT0のビット数を多くして、その電圧分解能を高めることができる。
(第2参考例)
一方、上記のようにA/D変換データDT0の分解能を高めるには、図1に示したA/D変換装置を複数用いるのではなく、A/D変換装置を、図7又は図8に示すように構成するとよい。
一方、上記のようにA/D変換データDT0の分解能を高めるには、図1に示したA/D変換装置を複数用いるのではなく、A/D変換装置を、図7又は図8に示すように構成するとよい。
すなわち、図7、図8は、本発明を適用可能な第2参考例のA/D変換装置を表している。
図7又は図8に示すように、第2参考例のA/D変換装置は、第1A/D変換部16及び第2A/D変換部26を複数(n個)用意し、増幅回路12と加算回路14とで生成される第1電圧を各第1A/D変換部16a、16b、…16nに入力して数値化させ、増幅回路22と加算回路24とで生成される第2電圧を各第2A/D変換部26a、26b、…26nに入力して数値化させるように構成されている。
図7又は図8に示すように、第2参考例のA/D変換装置は、第1A/D変換部16及び第2A/D変換部26を複数(n個)用意し、増幅回路12と加算回路14とで生成される第1電圧を各第1A/D変換部16a、16b、…16nに入力して数値化させ、増幅回路22と加算回路24とで生成される第2電圧を各第2A/D変換部26a、26b、…26nに入力して数値化させるように構成されている。
そして、第2参考例では、各第1A/D変換部16a、16b、…16nで得られた数値データDT1a、DT1b、…DT1nは加算器8aで加算し、各第2A/D変換部26a、26b、…26nで得られた数値データDT2a、DT2b、…DT2nは加算器8bで加算し、各々の加算結果DT1、DT2を減算器6に入力する。
この結果、本参考例のA/D変換装置によれば、図6に示したA/D変換装置と同様、A/D変換データDT0のビット数を多くして、その電圧分解能を高めることができる。
また図7、図8に示すようにA/D変換装置を構成した場合、増幅回路12と加算回路14、及び、増幅回路22と加算回路24は、複数設ける必要がないので、図6に示したA/D変換装置に比べて、装置構成を簡単にし、高分解能のA/D変換データDT0が得られるA/D変換装置をより低コストで実現することができる。
また図7、図8に示すようにA/D変換装置を構成した場合、増幅回路12と加算回路14、及び、増幅回路22と加算回路24は、複数設ける必要がないので、図6に示したA/D変換装置に比べて、装置構成を簡単にし、高分解能のA/D変換データDT0が得られるA/D変換装置をより低コストで実現することができる。
なお、図7に示すA/D変換装置と図8に示すA/D変換装置との異なる点は、図7に示したものでは、第1A/D変換部16と第2A/D変換部26とをそれぞれのグループに分けて配置しているのに対し、図8に示したものでは、第1A/D変換部16と第2A/D変換部26と一つのペアとして隣接配置し、これら各ペアを連続的に並べることで、各A/D変換部16、26を櫛歯状に配置したことである。
そして、これらの配置は、第1A/D変換部16と第2A/D変換部26との特性のバラツキを抑えるための工夫であり、回路設計時に特性のバラツキを考慮して、適宜選択すればよい。
(第3参考例)
次に、図9は、本発明を適用可能な第3参考例のA/D変換装置の構成及びその動作を表す説明図である。
次に、図9は、本発明を適用可能な第3参考例のA/D変換装置の構成及びその動作を表す説明図である。
図9(a)に示すように、このA/D変換装置は、図1に示した第1参考例のA/D変換装置から第2A/D変換部26を削除した構成になっている。そして、増幅回路12と加算回路14とで生成される第1電圧、及び、増幅回路22と加算回路24とで生成される第2電圧は、入力切換手段としてのスイッチ41を介して、選択的に第1A/D変換部16に入力される。
また、このスイッチ41は、周期的に変化するクロック信号CK1を受けて動作し、クロック信号CK1がハイレベルのときには、第2電圧を第1A/D変換部16に入力し、クロック信号CK2がローレベルのときには、第1電圧を第1A/D変換部16に入力するように構成されている。
なお、クロック信号CK1の周期は、第1A/D変換部16がA/D変換動作を行うパルス信号PBの周期の2倍に設定されており、スイッチ41は、第1A/D変換部16のA/D変換動作に同期して、第1A/D変換部16への入力電圧を切り換える。
また、このA/D変換装置には、クロック信号CK1の立上がりタイミング(換言すれば第1A/D変換部16によるA/D変換の2回に1回の割合)で、第1A/D変換部16から出力されている数値データをラッチするラッチ回路42が設けられており、減算器6は、このラッチ回路42にてラッチされた数値データDTB(図9(b)に示すDTA0、DTA2、DTA4、…;第1電圧に対応)と、第1A/D変換部16から出力される数値データDTB(図9(b)に示すDTA1、DTA3、DTA5、…;第2電圧に対応)との差DTC(図9(b)に示すDTA0−DTA1,DTA0−DTA2,DTA2−DTA3,DTA2−DTA4,…)を演算する。
またこのように減算器6にて得られる数値データDTCは、第1電圧から第2電圧を減じた数値データ(DTA0−DTA1,DTA2−DTA3,…)と、A/D変換の一周期前に算出された第1電圧から一周期後に算出された第1電圧を減じた数値データ(DTA0−DTA2,DTA2−DTA4,…)との何れかに交互に変化することから、本参考例のA/D変換装置には、減算器6から出力される数値データDTCの内、第1電圧から第2電圧を減じた数値データ(DTA0−DTA1,DTA2−DTA3,…)のみを選択的に出力するためのラッチ回路43が設けられている。
つまり、このラッチ回路43は、図9(b)に示すように、クロック信号CK1の立下がりタイミングで減算器6からの出力DTCをラッチすることにより、第1電圧から第2電圧を減じた数値データ(DTA0−DTA1,DTA2−DTA3,…)のみを、アナログ入力信号VinのA/D変換結果(つまりA/D変換データDT0)として選択的に出力するようにされている。
このように構成された第3参考例のA/D変換装置によれば、複数のA/D変換部16、26を設けて第1電圧と第2電圧とを同時にA/D変換するA/D変換装置に比べて、A/D変換に要する時間が長くなるが、A/D変換部は1個でよいため、A/D変換装置の構成を簡素化して、そのコストを低減することができる。
ここで、図9(a)に示したA/D変換装置では、第1A/D変換部16のA/D変換動作の2回に1回の割合でA/D変換データDT0が更新されることになるが、図9(a)に示したA/D変換装置は、更に、図10(a)に示すように変形すれば、第1A/D変換部16のA/D変換動作に同期して、A/D変換データDT0を更新することのできるA/D変換装置とすることができる。
つまり、図10(a)に示したA/D変換装置は、図9(a)に示したA/D変換装置に対して、クロック信号CK1を周波数逓倍(2倍)することによりクロック信号CK1の2倍の周波数を有するクロック信号CK2を生成する逓倍回路45と、減算器6から出力される数値データDTCに値「−1」を乗じることで数値データDTCの符号を反転する乗算器46と、この乗算器46からの出力と減算器6からの出力との何れかを選択してラッチ回路43に出力するスイッチ47と、を追加し、ラッチ回路42、43が、逓倍回路45にて生成されたクロック信号CK2の立上がりタイミングで動作し、スイッチ47が、クロック信号CK1がローレベルであるときに乗算器46からの出力を選択し、クロック信号CK1がハイレベルであるときに減算器6からの出力を選択するように構成したものである。
このように構成されたA/D変換装置によれば、図10(b)に示すように、ラッチ回路42では、クロック信号CK2に同期して、第1A/D変換部16から出力される数値データDTAが順次ラッチされ、減算器6からは、そのラッチされた数値データ(DTB:前回値)から第1A/D変換部16で得られた最新の数値データ(DTA:最新値)を減じた数値データDTCが順次出力されるようになる。
そして、このように減算器6にて得られる数値データDTCは、第1電圧から第2電圧を減じた数値データ(DTA0−DTA1,DTA2−DTA3,…)と、第2電圧から第1電圧を減じた数値データ(DTA1−DTA2,DTA3−DTA4,…)との何れかに交互に変化することになるが、このうち、第2電圧から第1電圧を減じた数値データ(DTA1−DTA2,DTA3−DTA4,…)については、乗算器46にてその符号が反転されてからスイッチ47で選択されることになるため、ラッチ回路43では、第1電圧から第2電圧を減じた数値データ(DTA0−DTA1,DTA2−DTA1,DTA2−DTA3,DTA4−DTA3,DTA4−DTA5,…)が順次ラッチされ、その数値データが、アナログ入力信号VinのA/D変換結果(つまりA/D変換データDT0)として出力されることになる。
よって、図10(a)に示したA/D変換装置によれば、図9(a)に示したA/D変換装置に比べて、A/D変換データDT0をより早く更新することができるようになり、アナログ入力信号Vinが変動するような場合に、より有効なA/D変換装置となる。
なお、図9(a)、図10(a)に示したA/D変換装置において、クロック信号CK1によるスイッチ41(47)の切換周期△T(図9(b)、図10(b)参照)は、上述したサンプリング定理を考慮すると、A/D変換対象となるアナログ入力信号の変動周期の4分の1以下の周期に設定する必要はある。
(実施形態)
以上、本発明を適用可能な第1〜第3参考例のA/D変換装置を説明したが、上記各参考例のA/D変換装置によれば、A/D変換の入出力特性を、原点0を通る理想的な比例直線にすることができることから、A/D変換データを温度補正させるには、A/D変換装置の周囲に図11(a)に示す周辺回路を設けることで、A/D変換データの温度補正を極めて簡単に行うことができる。
以上、本発明を適用可能な第1〜第3参考例のA/D変換装置を説明したが、上記各参考例のA/D変換装置によれば、A/D変換の入出力特性を、原点0を通る理想的な比例直線にすることができることから、A/D変換データを温度補正させるには、A/D変換装置の周囲に図11(a)に示す周辺回路を設けることで、A/D変換データの温度補正を極めて簡単に行うことができる。
そこで、本発明では、図11(a)に示すように、上記各参考例で説明したA/D変換装置の周囲に、A/D変換装置への入力電圧を、A/D変換対象となるアナログ入力Vin(Vs)から、電圧値が既知の基準電圧Vrに切り換えるスイッチ52と、このスイッチ52が基準電圧Vr側に切り換えられているときにA/D変換装置から出力されるA/D変換データDTsを基準データDTrとしてラッチするラッチ回路54と、このスイッチ52が通常のアナログ入力信号Vin側に切り換えられているときに、A/D変換装置から出力されるA/D変換データDTsをラッチ回路54にてラッチされた基準データDTrで除算することにより、最終的なA/D変換データDT0を生成する除算回路56と、を設ける。
ここで、スイッチ52は、本発明の基準電圧入力手段に相当し、ラッチ回路54は、本発明のラッチ手段に相当し、除算回路56は、本発明の補正手段に相当する。
この結果、本実施形態のA/D変換装置によれば、温度補正が必要なときに、適宜入力切換信号(ハイレベル)をスイッチ52とラッチ回路54に入力して、基準データを生成・ラッチさせれば、A/D変換データの温度補正を正確に行うことができる。
この結果、本実施形態のA/D変換装置によれば、温度補正が必要なときに、適宜入力切換信号(ハイレベル)をスイッチ52とラッチ回路54に入力して、基準データを生成・ラッチさせれば、A/D変換データの温度補正を正確に行うことができる。
なお、この理由は、図11(b)に示すように、本発明のA/D変換装置では、A/D変換の入出力特性が原点0を通る理想的な比例直線となるため、温度変化によってその傾
きが変化しても、基準電圧Vrと被測定電圧Vsとの比(Vs/Vr)は常に一定となるためである。
きが変化しても、基準電圧Vrと被測定電圧Vsとの比(Vs/Vr)は常に一定となるためである。
2a〜2n…A/D変換ユニット、4…乗算器、5…加算器、6…減算器、7…制御回路、8,8a,8b…加算器、12,22…増幅回路、14,24…加算回路、16…第1A/D変換部、26…第2A/D変換部、29…電圧調整回路、30…RDL(リングディレイライン:パルス遅延回路)、32…カウンタ、34…ラッチ回路、36…パルスセレクタ、38…エンコーダ、39…信号処理回路、41,47,52…スイッチ、42,43,54…ラッチ回路、45…逓倍回路、46…乗算器、56…除算回路。
Claims (2)
- 入力電圧に応じた遅延時間でパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路と、
予め設定された測定時間の間に前記パルス信号が通過する前記遅延ユニットの段数を検出し、その段数に対応した数値データを出力する符号化回路と、
を用いてアナログ入力信号をA/D変換する方法であって、
基準となるオフセット電圧に前記アナログ入力信号を加えた第1電圧、及び、該オフセット電圧から前記アナログ入力信号を減じた第2電圧をそれぞれ生成すると共に、
該生成した第1電圧及び第2電圧を前記パルス遅延回路にそれぞれ入力することにより、前記符号化回路に前記第1電圧及び第2電圧を数値化させ、
該数値化により得られた前記第1電圧の数値データと前記第2電圧の数値データとの差を、前記アナログ入力信号のA/D変換データとして求めるA/D変換手順を有し、
前記アナログ入力信号として基準電圧を前記A/D変換手順にてA/D変換することにより得られるA/D変換データを、温度補正用の基準データとして記憶しておき、
その後、前記A/D変換手順にてA/D変換対象となるアナログ入力信号をA/D変換することにより得られるA/D変換データを、前記基準データで除算することにより、当該アナログ入力信号のA/D変換データを補正することを特徴とするA/D変換方法。 - 入力電圧に応じた遅延時間でパルス信号を遅延させる遅延ユニットを複数段縦続接続してなるパルス遅延回路と、
予め設定された測定時間の間に前記パルス信号が通過する前記遅延ユニットの段数を検出し、その段数に対応した数値データを出力する符号化回路と、
基準となるオフセット電圧にA/D変換対象となるアナログ入力信号を加えた第1電圧を生成して、前記パルス遅延回路に入力することにより、前記符号化回路に前記第1電圧を数値化させる第1電圧生成手段と、
前記オフセット電圧から前記アナログ入力信号を減じた第2電圧を生成して、前記パルス遅延回路に入力することにより、前記符号化回路に第2電圧を数値化させる第2電圧生成手段と、
前記符号化回路により数値化された前記第1電圧の数値データと前記第2電圧の数値データとの差を演算する減算手段と、
を備えたA/D変換装置に、
外部からの指令に従い当該A/D変換装置に基準電圧を入力してA/D変換させる基準電圧入力手段と、
当該A/D変換装置が前記基準電圧をA/D変換した際に得られたA/D変換データを、温度補正用の基準データとしてラッチするラッチ手段と、
前記減算手段から出力されるA/D変換データを前記ラッチ手段にラッチされた基準データで除算することにより、前記A/D変換データを補正する補正手段と、
を設けたことを特徴とするA/D変換装置。
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