JP2011049218A - 太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】接着工程を簡易化しながら、端子ボックスと接着剤との間の接着強度が低下してしまうことを抑制することが可能な太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】この太陽電池モジュール1は、太陽電池23を含む太陽電池パネル2と、太陽電池パネル2に対して接着剤4を介して接着され、太陽電池パネル2において発電された電気を集電するための端子ボックス3とを備えている。端子ボックス3は、端子ボックス3の下面から上面まで貫通する接着用開口部313とを含み、接着用開口部313は、接着用開口部313の下側の開放端313aまたは上側の開放端313bの少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部313cを有し、接着用開口部313に接着剤4が充填されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関し、特に、太陽電池パネルおよび端子ボックスを備えた太陽電池モジュールおよびその製造方法に関する。
従来、太陽電池パネルおよび端子ボックスを備えた太陽電池モジュールが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、端子ボックスに設けたフランジ状の付着部に、付着部の上面から下面まで貫通する貫通穴(接着用開口部)を設けた構造が開示されている。この特許文献1では、端子ボックスの付着部の下面と太陽電池パネルとを合わせた状態で、貫通穴に接着剤を注入および充填することにより、貫通穴に充填された接着剤によって端子ボックスと太陽電池パネルとを接着している。これにより、端子ボックスの下面に接着剤を塗布した状態で太陽電池パネルと端子ボックスとを貼り合せて接着する場合よりも接着工程を簡易化することが可能である。なお、上記特許文献1では、貫通穴の穴幅は、接着面の開放端から接着面の裏面の開放端まで等しくなっている。
特開2007−311665号公報
しかしながら、上記特許文献1では、貫通穴(接着用開口部)の穴幅が、付着部の下面から上面まで等しくなっているので、貫通穴の内側面(端子ボックス)と接着剤との接触面積が小さくなってしまう。このため、端子ボックスと接着剤との間の接着強度が低下してしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、接着工程を簡易化しながら、端子ボックスと接着剤との間の接着強度が低下してしまうことを抑制することが可能な太陽電池モジュールおよびその製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による太陽電池モジュールは、太陽電池を含む太陽電池パネルと、太陽電池パネルに対して接着剤を介して接着され、太陽電池パネルにおいて発電された電気を集電するための端子ボックスとを備え、端子ボックスは、ボックス本体部の下面から上面まで貫通する接着用開口部を含み、接着用開口部は、接着用開口部の下側の開放端または上側の開放端の少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部を有し、接着用開口部に接着剤が充填されている。
この第1の局面による太陽電池モジュールでは、上記のように、端子ボックスに、ボックス本体部の下面から上面まで貫通し、下側の開放端または上側の開放端の少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部を有する接着用開口部を設けている。このように構成することによって、太陽電池パネルの表面に端子ボックスのボックス本体部の下面側を当接させた状態で、上側から接着用開口部に接着剤を注入することにより、容易に端子ボックスと太陽電池パネルとを接着することができる。これにより、端子ボックスの下面に接着剤を塗布した状態で太陽電池パネルと端子ボックスを貼り合せて接着する場合と比較して、接着工程を簡易化することができる。また、接着用開口部に、下側の開放端または上側の開放端の少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部を設けることによって、従来技術のように接着用開口部の幅を下側の開放端から上側の開放端まで等しくした場合と異なり、接着用開口部に充填された接着剤と接着用開口部の内側面との接触面積を増加させることができる。これにより、接着剤と接着用開口部の内側面(端子ボックス)との接着力を増加させることができるので、端子ボックスと太陽電池パネルとの間の接着強度が低下してしまうことを抑制することができる。
上記第1の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、くびれ部は、接着用開口部の下側の開放端および上側の開放端の両方よりも幅が小さくなるように形成されている。このように構成すれば、接着用開口部に充填された接着剤にくびれ部が幅方向に食い込んだ状態となるので、接着剤とくびれ部(端子ボックス)との上下方向の接着強度を向上させることができる。また、くびれ部の幅を小さくすることによって、接着剤を注入する際に、接着用開口部内のくびれ部よりも下側の空間に接着剤が充填される前に接着剤がくびれ部よりも上方にはみ出すことを抑制することができるので、接着用開口部内のくびれ部よりも下側の空間に接着剤を確実に隙間なく充填することができる。これにより、接着部分に隙間が生じることを抑制することができるので、接着部分を介して端子ボックスの内部に水分が浸入することを抑制することができる。
上記第1の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、端子ボックスは、太陽電池パネルの太陽電池に接続された接続部材を端子ボックス内に導入するために端子ボックスに形成された開口部と、開口部を覆う蓋部とを含み、接着用開口部は、蓋部の下面から上面まで貫通するように設けられている。このように構成すれば、開口部のサイズが大きい場合にも、開口部を介して接続部材を端子ボックス内に導入した後に、蓋部により開口部を覆うことができる。これにより、開口面積が小さくなった状態で端子ボックス(ボックス本体部および蓋部)と太陽電池パネルとを接着することができる。これにより、端子ボックスと接着剤との接着面積を増加させることができるので、端子ボックスと太陽電池パネルとの間の接着強度が低下してしまうことを抑制することができる。また、この蓋部に接着用開口部を設けることにより、端子ボックスと太陽電池パネルとの間の接着強度が低下してしまうことをさらに抑制することができる。
この場合、好ましくは、蓋部は、端子ボックスに一体成形されている。このように構成すれば、部品点数を増加させることなく蓋部を設けて、端子ボックスと太陽電池パネルとの間の接着強度の低下を抑制することができる。
上記第1の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、ボックス本体部の下面には、平面的に見て接着用開口部を囲むように設けられたシール部が設けられている。このように構成すれば、シール部によって端子ボックスと太陽電池パネルとの界面をシールすることができるので、接着用開口部を介して接着剤を注入した際に、接着剤がボックス本体部と太陽電池パネルとの界面を介してボックス本体部からはみ出ることを抑制することができる。これにより、はみ出た接着剤の除去作業にかかる時間をなくし、または短縮することができる。
この発明の第2の局面による太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池を含む太陽電池パネルを準備する工程と、ボックス本体部の下面から上面まで貫通し、下側の開放端または上側の開放端の少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部を有する接着用開口部を含み、太陽電池パネルにおいて発電された電気を集電するための端子ボックスを準備する工程と、太陽電池パネルの表面に端子ボックスの下面側を当接させた状態で、接着用開口部の上側の開放端から接着剤を接着用開口部内に注入して充填することにより、太陽電池パネルと端子ボックスとを接着剤によって接着する工程とを備える。
この第2の局面による太陽電池モジュールの製造方法では、上記のように、太陽電池パネルの表面に端子ボックスの下面側を当接させた状態で、接着用開口部の上側の開放端から接着剤を接着用開口部内に注入することにより、太陽電池パネルと端子ボックスとを接着剤によって接着している。このように構成することによって、太陽電池パネルの表面に端子ボックスの下面側を当接させた状態で、上側から接着用開口部に接着剤を注入することにより、容易に端子ボックスと太陽電池パネルとを接着することができる。これにより、端子ボックスの下面に接着剤を塗布した状態で太陽電池パネルと端子ボックスを貼り合せて接着する場合と比較して、接着工程を簡易化することができる。また、接着用開口部に、下側の開放端または上側の開放端の少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部を設けることによって、従来技術のように接着用開口部の幅を下側の開放端から上側の開放端まで等しくした場合と異なり、接着用開口部に充填された接着剤と接着用開口部の内側面との接触面積を増加させることができる。これにより、接着剤による接着力を増加させることができるので、端子ボックスと太陽電池パネルとの間の接着強度が低下してしまうことを抑制することができる。
本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの全体構造を示す斜視図である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールを示す上面図である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールを示す下面図(底面図)である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの模式的な断面図である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスを下面側から見た斜視図である。 図5に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの蓋部材を除いた状態を示す平面図である。 図6の50−50線に沿った断面図である。 図6の51−51線に沿った断面図である。 図7の接着剤およびその近傍の部分を示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの接着用開口部を示す断面図である。 図5に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの下面を示す平面図(底面図)である。 本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための拡大断面図である。 図1に示した第2実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスを下面側から見た斜視図である。 図15に示した第2実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの蓋部材を除いた状態を示す平面図である。 図16の開口部および蓋部を示す拡大平面図である。 図16の52−52線に沿った断面図である。 図17の53−53線に沿った断面図である。 図17の54−54線に沿った断面図である。 図15に示した第2実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの下面を示す平面図(底面図)である。 本発明の第2実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための拡大断面図である。 本発明の第2実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例による接着用開口部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例による接着用開口部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例による太陽電池モジュールを示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第4変形例による太陽電池モジュールを示す断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例による太陽電池モジュールを示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図11を参照して、本発明の第1実施形態による太陽電池モジュール1の構造を説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による太陽電池モジュール1は、板状の太陽電池パネル2と、太陽電池パネル2の裏面(受光面と反対側の面)側に固定された端子ボックス3とを備えている。太陽電池パネル2は、図4に示すように、白板強化ガラス等の透明な部材からなる表面側カバー21と、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムからなる耐候性の裏面側カバー22と、表面側カバー21と裏面側カバー22との間に配置され、電気的に直列接続されている複数の太陽電池23からなる太陽電池群24と、表面側カバー21(裏面側カバー22)と太陽電池23との間に設けられる充填材25と、アルミニウム等からなる金属製枠体26とから構成されている。また、端子ボックス3は、太陽電池パネル2の太陽電池23(太陽電池群24)において発電された電気を集電するために設けられている。端子ボックス3は、太陽電池パネル2の裏面側カバー22の表面上に接着剤4(図5〜図9参照)を介して接着されることにより固定されている。
図2に示すように、太陽電池23の表面には、X方向に延びる複数のフィンガー電極23aが設けられている。また、図3に示すように、太陽電池23の裏面には、複数のフィンガー電極23bが設けられている。また、互いに隣接する太陽電池23のうちの一方の太陽電池23のフィンガー電極23aと、他方の太陽電池23のフィンガー電極23bとが、半田めっきされた銅線などからなる導電線24aによって電気的に接続されている。導電線24aによって複数(第1実施形態では、4つ)の太陽電池23がY方向に直列に接続されることにより太陽電池群24が構成されている。
図2および図3に示すように、太陽電池群24は、複数(第1実施形態では、6つ)設けられている。複数の太陽電池群24は、X方向に互いに並列に配置されている。そして、図2における矢印X1方向の端部の列を1列目とした場合、2列目および3列目の太陽電池群24の矢印Y1方向側の端部に配置された太陽電池23は、導電線24aと、L字状の接続部材24bとによって、電気的に接続されている。4列目および5列目の太陽電池群24の矢印Y1方向側の端部に配置された太陽電池23は、導電線24aと、L字状の接続部材24cとによって電気的に接続されている。1列目および2列目の太陽電池群24の矢印Y2方向側の端部に配置された太陽電池23、3列目および4列目の太陽電池群24の矢印Y2方向側の端部に配置された太陽電池23、および、5列目および6列目の太陽電池群24の矢印Y2方向側の端部に配置された太陽電池23は、それぞれ、導電線24aと、接続部材24dとによって電気的に接続されている。このように、複数の太陽電池群24は、接続部材24b、24cおよび24dを介して電気的に直列に接続されている。この電気的に直列に接続された太陽電池群24のうち、終端に位置する太陽電池23(1列目および6列目の太陽電池群24の矢印Y1方向の端部に位置する太陽電池23)には、それぞれ、L字状の接続部材24eおよび24fが接続されている。また、接続部材24b、24c、24d、24eおよび24fと、太陽電池群24のY方向の端部に位置する太陽電池23のフィンガー電極23aまたは23bとは、それぞれ、導電線24aによって電気的に接続されている。
また、図4に示すように、L字状の接続部材24b、接続部材24c、接続部材24eおよび接続部材24fは、それぞれ、裏面側カバー22の切欠き22aを介して太陽電池パネル2の外側に導出されている。これらの接続部材24b、24c、24eおよび24fのそれぞれの先端部は、端子ボックス3内の後述する端子台33、34、35および36と電気的に接続されている。
図5および図6に示すように、端子ボックス3は、箱状の樹脂製の本体部31と、樹脂製の蓋部材32と、本体部31の内部に設置され、接続部材24b、24c、24eおよび24fとそれぞれ接続される4つの端子台33、34、35および36(図6参照)と、外部接続ケーブル37とを含んでいる。本体部31および蓋部材32は、平面的に見て矩形状に形成されている。端子台33、34、35および36のそれぞれは、端子33a、34a、35aおよび36aを有している。端子33a、34a、35aおよび36aは、端子台33、34、35および36を介して外部接続ケーブル37に接続されている。また、互いに隣接する端子台同士(端子台33および端子台34、端子台34および端子台35、端子台35および端子台36)は、それぞれ、バイパスダイオード38a、38bおよび38cを介して接続されている。なお、本体部31は、本発明の「ボックス本体部」の一例である。
また、図6および図11に示すように、本体部31の下面(後述する箱部311の下面)には、本体部31の外部(太陽電池パネル2側)と内部(端子台33〜36側)とを導通する4つの開口部31b、31c、31dおよび31eが形成されている。図6に示すように、接続部材24b、24c、24eおよび24fは、それぞれ、開口部31b〜31eを介して本体部31の外部から内部に導入されている。
また、図5〜図10に示すように、樹脂製の本体部31は、4つの側面を有する矩形状の箱部311と、箱部311と一体成形されたフランジ部312とを含んでいる。フランジ部312は、箱部311の側面の太陽電池パネル2側の端部から平面的に見て外側に突出するとともに矩形状の外周部を有している。フランジ部312には、下面から上面まで貫通する接着用開口部313が形成されている。接着用開口部313は、箱部311の周縁部(側面311a)に沿って延びるように形成されている。具体的には、接着用開口部313は、箱部311のX方向に延びる側面に沿ってX方向に直線状に延びる2つの開口部314と、箱部311のY方向に延びる側面に沿ってY方向に直線状に延びる2つの開口部315とからなる。接着用開口部313は、2つの開口部314と2つの開口部315との全体として、接着用開口部313は箱部311を囲むように矩形状の周状に配置されている。
ここで、第1実施形態では、図10に示すように、接着用開口部313(開口部314および315)には、接着用開口部313の下側の開放端313aの幅W1および上側の開放端313bの幅W2よりも小さい幅W3を有するくびれ部313cが形成されている。くびれ部313cは、X方向に延びる開口部314およびY方向に延びる開口部315のそれぞれの全長に渡って形成されている。
図10に示すように、開口部314および315の下側の開放端313aからくびれ部313cにかけての内側面313d、および、くびれ部313cから上側の開放端313bにかけての内側面313eは、所定の角度傾斜した平坦面から構成されている。
また、図7〜図9および図11に示すように、平面的に見て接着用開口部313に対して外側の領域において、フランジ部312の下面には両面テープ5が接着用開口部313に沿って矩形状の周状に配置されている。両面テープ5は、全ての接着用開口部313を囲むように周状に配置されている。また、平面的に見て接着用開口部313に対して内側の領域において、フランジ部312および箱部311の下面には両面テープ6が接着用開口部313に沿って矩形状の周状に配置されている。図7〜図9に示すように、本体部31は、両面テープ5および6によって太陽電池パネル2に接着されている。なお、両面テープ5および6は、本発明の「シール部」の一例である。
また、接着用開口部313の内側面(内側面313dおよび313e(図10参照))、両面テープ5の内側の側面5a(図9参照)、両面テープ6の外側の側面6a(図9参照)および太陽電池パネル2の表面によって構成される空間内には、シリコーン樹脂またはエポキシ樹脂などからなる接着剤4(図5、図6および図11では網掛けで図示)が充填されている。本体部31は、接着剤4によっても太陽電池パネル2に接着されている。
次に、図11〜図14を参照して、本発明の第1実施形態による太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
まず、表面側カバー21、裏面側カバー22、太陽電池23からなる太陽電池群24、充填材25および金属製枠体26などから構成される太陽電池パネル2を準備する。この太陽電池パネル2の裏面側カバー22からは、接続部材24b、24c、24eおよび24fが導出されている。
第1実施形態では、まず、図12に示すように、接着用開口部313の内側の領域および外側の領域(図11参照)に、それぞれ、両面テープ5および6を周状に貼付する。この状態で、裏面側カバー22の表面と端子ボックス3の本体部31の下面とを対向させるように配置する。そして、4つの接続部材24b、24c、24eおよび24f(図6参照)のそれぞれを本体部31の下面に形成された開口部31b〜31e(図6参照)に挿入する。その後、本体部31と太陽電池パネル2とを押し合わせることにより、両面テープ5および6の接着力によって端子ボックス3と太陽電池パネル2とを仮固定する。
この後、図13に示すように、接着用開口部313に接着剤4を注入する。具体的には、接着剤ノズル60の先端60aを接着用開口部313のくびれ部313cよりも上側部分に挿入するとともに、開口部314および315に沿って移動させながら接着剤4を注入していく。この時、図14に示すように、開口部314および315の下側部分(くびれ部313cよりも下側の部分)に接着剤4が充填された場合には上側部分(くびれ部313cよりも上側の部分)に接着剤4がはみ出すので、作業者は下側部分に接着剤4が充填されたことを上側から注入作業を行いながら視認することが可能である。
この後、端子ボックス3の端子台33〜36の端子33a〜36aのそれぞれと、端子ボックス3の内部に導入された接続部材24b、24c、24eおよび24fの先端部とを半田付けにより電気的に接続する。そして、本体部31に蓋部材32を取り付けた後、所定の期間放置することにより接着剤4を硬化させる。これにより、端子ボックス3と太陽電池パネル2とが固定され、太陽電池モジュール1が完成する。
第1実施形態では、上記のように、端子ボックス3に、平面的に見て箱部311から外側に突出するフランジ部312と、フランジ部312の下面から上面まで貫通し、下側の開放端313aおよび上側の開放端313bよりも幅が小さいくびれ部313cを有する接着用開口部313とを設けている。このように構成することによって、太陽電池パネル2の表面に端子ボックス3の下面側を当接させた状態で、上側から接着用開口部313に接着剤4を注入することにより、容易に端子ボックス3と太陽電池パネル2とを接着することができる。これにより、端子ボックス3の下面に接着剤4を塗布した状態で太陽電池パネル2と端子ボックス3を貼り合せて接着する場合と比較して、接着工程を簡易化することができる。また、接着用開口部313に、下側の開放端313aまたは上側の開放端313bよりも幅が小さいくびれ部313cを設けることによって、従来技術のように接着用開口部313の幅を下側の開放端から上側の開放端まで等しくした場合と異なり、接着用開口部313に充填された接着剤4と接着用開口部313の内側面との接触面積を増加させることができる。これにより、接着剤4と接着用開口部313の内側面(端子ボックス3)との接着力を増加させることができるので、端子ボックス3と太陽電池パネル2との間の接着強度が低下してしまうことを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、くびれ部313cを、接着用開口部313の下側の開放端313aおよび上側の開放端313bの両方よりも幅が小さくなるように形成している。このように構成すれば、接着用開口部313に充填された接着剤4にくびれ部313cが幅方向に食い込んだ状態となるので、接着剤4とくびれ部313c(端子ボックス3)との上下方向の接着強度を向上させることができる。また、くびれ部313cの幅を小さくすることによって、接着剤4を注入する際に、接着用開口部313内のくびれ部313cよりも下側の空間に接着剤4が充填される前に接着剤4がくびれ部313cよりも上方にはみ出すことを抑制することができるので、接着用開口部313内のくびれ部313cよりも下側の空間に接着剤4を確実に隙間なく充填することができる。これにより、接着部分に隙間が生じることを抑制することができるので、接着部分を介して端子ボックス3の内部に水分が浸入することを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、接着用開口部313を箱部311の周縁部に沿って延びるように形成するとともに、くびれ部313cを接着用開口部313の略全長に渡って形成している。このように構成することによって、接着用開口部313の略全長に渡って形成されたくびれ部313cによって、接着用開口部313の全長に渡って接着剤4と接着用開口部313の内側面(端子ボックス3)との接着力を増加させることができるので、太陽電池パネル2と端子ボックス3との接着強度を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、接着用開口部313を箱部311の周縁部に沿って周状に配置することによって、箱部311を取り囲むように周状に配置された接着用開口部313およびくびれ部313cによって、太陽電池パネル2と箱部311(端子ボックス3)との接着強度を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、平面的に見て接着用開口部313に対して内側の領域および外側の領域において、周状の接着用開口部313に沿って周状に配置された両面テープ5および6により端子ボックス3と太陽電池パネル2とを接着している。このように構成することによって、太陽電池パネル2の表面に端子ボックス3の下面側を当接させた状態で、両面テープ5および6によって太陽電池パネル2と端子ボックス3とを仮固定することができる。これにより、接着用開口部313に接着剤4を容易に注入することができる。また、両面テープ5および6によって端子ボックス3と太陽電池パネル2との界面をシールすることができるので、接着用開口部313内に注入された接着剤4が端子ボックス3と太陽電池パネル2との界面において接着用開口部313に対して内側の領域および外側の領域に広がってしまうことを抑制することができる。これにより、接着剤4が端子ボックス3から外側にはみ出したり、開口部31b、31c、31dおよび31eに入り込んだりすることを抑制することができる。接着剤4が端子ボックス3からはみ出ることを抑制することによって、はみ出た接着剤4の除去作業にかかる時間をなくし、または短縮することができる。
(第2実施形態)
次に、図15〜図21を参照して、本発明の第2実施形態による太陽電池モジュールについて説明する。この第2実施形態では、端子ボックス3の外側のフランジ部312に設けた接着用開口部313を介して接着剤4を注入した上記第1実施形態と異なり、端子ボックス200の内側から接着用開口部206cを介して接着剤4を注入する例について説明する。
第2実施形態による太陽電池モジュールでは、図15に示すように、端子ボックス200が太陽電池パネル2に接着剤4(図17〜図21参照)を介して接着されることにより固定されている。端子ボックス200は、箱状の樹脂製の本体部201と、樹脂製の蓋部材32とを含んでいる。また、図16および図21に示すように、本体部201の下面には、本体部201の外部(太陽電池パネル2側)と内部(端子台33〜36側)とを導通する4つの開口部202、203、204および205が形成されている。なお、本体部201は、本発明の「ボックス本体部」の一例である。
図17に示すように、開口部202は、接続部材24bの厚みと略同一の幅を有する幅の狭いスリット部202aと、幅の大きい接続部材差込部202bとを有している。開口部203〜205も、それぞれ、スリット部および接続部材差込部を有している。図16に示すように、接続部材24b、24c、24eおよび24fは、それぞれ、開口部202〜205のスリット部を介して本体部201の外部から内部に導入されている。接続部材差込部は、後述するように、第2実施形態による太陽電池モジュールを製造する際に接続部材24b、24c、24eおよび24fを簡単に開口部202〜205に差し込むために設けられている。
また、図17〜図20に示すように、開口部202の上側の開放端は、蓋部206により覆われている。蓋部206は、開口部202に対して一方側に設けられたヒンジ部206aと、開口部202に対して他方側に設けられたフック部206b(図19参照)とを有している。ヒンジ部206aおよびフック部206bを含む蓋部206は、本体部201と一体成形されている。また、本体部201の上面のフック部206bに対応する位置には、係合部201aが形成されている。フック部206bと係合部201aとが係合することにより、蓋部206は開口部202を覆った状態で固定されている。図17および図20に示すように、蓋部206が閉じた状態において、スリット部202aと接続部材24bと蓋部206との間の隙間は微小となるように構成されている。
図17〜図19に示すように、蓋部206には、平面的に見て円形状の接着用開口部206cが形成されている。接着用開口部206cは、上記第1実施形態の接着用開口部313(図10参照)と同様に、接着用開口部206cの下側の開放端および上側の開放端の両方よりも幅が小さいくびれ部206d(図19参照)を有している。第2実施形態では、接着用開口部206cは、図10または図19に示した断面構造が接着用開口部206cの中心軸線に対して線対称となっており、互いに逆向きの2つの円錐を縦に重ねたような形状を有している。
また、開口部203〜205に対応して、蓋部206と同様の蓋部207、208および209が設けられている。蓋部207〜209も、それぞれ、蓋部206と同様のヒンジ部、フック部および接着用開口部を有している。また、蓋部207〜209のフック部に対応する係合部も本体部201に形成されている。
また、図21に示すように、本体部201の下面には、本体部201の周縁部に両面テープ210が周状に接着されている。すなわち、両面テープ210は、平面的に見て接着用開口部313を全て囲むように周状に配置されている。図18に示すように、本体部201は、両面テープ210によって太陽電池パネル2に接着されている。なお、両面テープ210は、本発明の「シール部」の一例である。
また、太陽電池パネル2の表面、シール部210の内側の側面、本体部201の下面、開口部202〜205および接着用開口部206〜209により構成される空間内には、接着剤4(図17および図21では、網掛けで図示)が充填されている。
次に、図16、図19および図21〜図23を参照して、本発明の第2実施形態による太陽電池モジュールの製造方法について説明する。
第2実施形態では、まず、図21に示すように、本体部201の下面の周縁部に、両面テープ210を周状に貼付する。この状態で、裏面側カバー22の表面と端子ボックス200の本体部201の下面とを対向させるように配置する。そして、図16に示すように、接続部材24bを本体部201の下面に形成された開口部202に挿入する。この時、図22に示すように、最初に接続部材24bを開口面積の大きい接続部材差込部202bに差し込んだ後、矢印A方向に接続部材24bをスライドさせてスリット部202aに移動させる。これにより、接続部材24bを容易にスリット部202aに配置することができる。その後、蓋部206をヒンジ部206aを中心に矢印B方向に回動させて、図19に示すように、フック部202bと係合部201aとを係合させる。これにより、開口部202が蓋部206により覆われた状態で蓋部206が固定される。接続部材24c、24eおよび24fについても開口部203〜205に対して同様の作業を行う。その後、本体部201の下面と太陽電池パネル2とを押し合わせることにより、両面テープ210の接着力によって端子ボックス200と太陽電池パネル2とを仮固定する。
この後、図23に示すように、4つの蓋部206〜209の各接着用開口部(接着用開口部206c)から接着剤4を注入する。これにより、太陽電池パネル2、両面テープ210の内側の側面、本体部201の下面、開口部202〜205および接着用開口部(接着用開口部206c)の下側部分(くびれ部206dよりも下側の部分)から構成される空間内(図21の網掛けで図示した領域)に接着剤4が入っていく。そして、この空間内に接着剤4が充填された場合には、いずれかの接着用開口部の上側部分(くびれ部206dよりも上側の部分)に接着剤4がはみ出すので、作業者は上記空間内に接着剤4が充填されたことを上側から注入作業を行いながら視認することが可能である。
この後、端子ボックス200の端子台33〜36の端子33a〜36aのそれぞれと、端子ボックス200の内部に導入された接続部材24b、24c、24eおよび24fの先端部とを半田付けにより電気的に接続する。そして、本体部201に蓋部材32を取り付けた後、所定の期間放置することにより接着剤4を硬化させる。これにより、端子ボックス200と太陽電池パネル2とが固定され、第2実施形態による太陽電池モジュールが完成する。
第2実施形態では、上記のように、太陽電池パネル2の太陽電池23に接続された接続部材24b、24c、24eおよび24fを端子ボックス200内に導入するための開口部202〜205を覆う蓋部206、207、208および209を端子ボックス200に設けるとともに、接着用開口部(接着用開口部206cなど)を蓋部206、207、208および209の下面から上面まで貫通するように設けている。このように構成することによって、開口部202〜205のサイズ(開口面積)が大きい場合にも、開口部202〜205を介して接続部材24b、24c、24eおよび24fを端子ボックス200内に導入した後に、蓋部206、207、208および209により開口部202〜205を覆うことができる。これにより、開口面積が小さくなった状態で端子ボックス200(本体部201および蓋部206、207、208および209)と太陽電池パネル2とを接着することができる。これにより、端子ボックス200と接着剤4との接着面積を増加させることができるので、端子ボックス200と太陽電池パネル2との間の接着強度が低下してしまうことを抑制することができる。また、この蓋部206、207、208および209に接着用開口部を設けることにより、端子ボックス200と太陽電池パネル2との間の接着強度が低下してしまうことをさらに抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、蓋部206、207、208および209を端子ボックス200と一体成形することによって、部品点数を増加させることなく蓋部206、207、208および209を設けて、端子ボックス200と太陽電池パネル2との間の接着強度の低下を抑制することができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1実施形態では、箱部311から外側に周状に突出するフランジ部312に接着用開口部313を設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、フランジ形状でない突出部に接着用開口部を設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、接着用開口部313を箱部311の周縁部に沿った方向に延びるように配置した例を示したが、本発明はこれに限らず、接着用開口部の延びる方向、長さ、形状などは適宜選択すればよい。たとえば、ドット状の接着用開口部を所定の間隔を隔てて複数設けてもよい。
また、上記第1実施形態では、接着用開口部313の下側の開放端313aの幅W1および上側の開放端313bの幅W2の両方よりもくびれ部313cの幅W3を小さくした例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図24に示す第1変形例の接着用開口部300のように、下側の開放端301の幅とくびれ部302の幅とを等しくし、かつ、上側の開放端303の幅をくびれ部302の幅よりも大きくしてもよい。また、図25に示す第2変形例の接着用開口部400のように、上側の開放端401の幅とくびれ部402の幅とを等しくし、かつ、下側の開放端403の幅をくびれ部402の幅よりも大きくしてもよい。
また、上記第1実施形態では、接着用開口部313から上側にはみ出た接着剤4が露出する例を示したが、本発明はこれに限らず、図26に示す第3変形例のように、フランジ部312の上面を覆う屋根部321を設けた蓋部材320を用いてもよい。この場合、図26に示すように、接着用開口部313から上側にはみ出た接着剤4を蓋部材320の屋根部321により隠すことができるので、太陽電池モジュールの美観を損ねることがない。したがって、接着用開口部313から上側にはみ出た接着剤4を除去する必要がないので、製造工程数を減らすことができる。
また、上記第1実施形態では、箱部311の外側に設けたフランジ部312に接着用開口部313を設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、図27に示す第4変形例のように、フランジ部を設けずに端子ボックス500(箱部)の内部に接着用開口部501を設けてもよい。図27に示す例では、端子ボックス500の下面に、シール部としての両面テープ502および503を接着用開口部501を挟むようにそれぞれ周状に設けている。
また、上記第1実施形態では、端子ボックス3と太陽電池パネル2とを接着する際に、両面テープ5および6を用いて仮止めする例を示したが、本発明はこれに限らず、仮止めを行わなくてもよい。また、仮止めする場合には、両面テープ以外の粘着部材を用いて仮止めしてもよい。また、粘着部材を用いずに仮止めしてもよい。たとえば、端子ボックスと金属製枠体とをねじ止めなどにより仮止めしてもよいし、端子ボックスと金属製枠体とに係合構造を設けて仮止めしてもよい。端子ボックスと金属製枠体とをねじ止めにより仮止めする場合には、図28に示す第2実施形態の変形例のように、金属製枠体600にねじ止めされる側面601に傾斜601aを設けることが好ましい。この傾斜601aを設けることにより、ねじ602を締めた場合に、端子ボックス603の下面が太陽電池パネル2側に押し付けられるので、より端子ボックス603と太陽電池パネル2との接着力を増加させることができる。
また、両面テープなどの粘着部材を用いずに、ねじ止めなどにより仮止めする場合には、図28に示すように、シール部として片面テープ700を端子ボックス603の下面に貼り付けてもよい。また、図示しないが、端子ボックスに端子ボックスの下面から下方に突出する壁面部をシール部として設けてもよい。これらのシール部としての片面テープ700または壁面部によっても、接着剤4のはみ出しを抑制することができる。
また、上記第1実施形態では、両面テープ5および6を接着用開口部313の内側および外側に設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、両面テープ5または6のいずれかのみでもよい。
また、上記第1実施形態では、接着剤4としてシリコーン樹脂を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、硬化する前(接着用開口部に注入する時)において適度な粘性を有するペースト状の接着剤であればよい。
上記の変形例は、第2実施形態についても同様である。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池パネル
3 端子ボックス
4 接着剤
5 両面テープ(シール部)
6 両面テープ
23 太陽電池
31 本体部(ボックス本体部)
311 箱部
312 フランジ部
313、300、400 接着用開口部
313a、301、403 開放端
313b、303、401 開放端
313c、302、402 くびれ部
314 開口部(接着用開口部)
315 開口部(接着用開口部)
200 端子ボックス
201 本体部(ボックス本体部)
202、203、204、205 開口部
206、207、208、209 蓋部
206c 接着用開口部
206d くびれ部

Claims (6)

  1. 太陽電池を含む太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルに対して接着剤を介して接着され、前記太陽電池パネルにおいて発電された電気を集電するための端子ボックスとを備え、
    前記端子ボックスは、ボックス本体部の下面から上面まで貫通する接着用開口部を含み、
    前記接着用開口部は、前記接着用開口部の下側の開放端または上側の開放端の少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部を有し、
    前記接着用開口部に前記接着剤が充填されている、太陽電池モジュール。
  2. 前記くびれ部は、前記接着用開口部の前記下側の開放端および前記上側の開放端の両方よりも幅が小さくなるように形成されている、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記端子ボックスは、前記太陽電池パネルの太陽電池に接続された接続部材を前記端子ボックス内に導入するために前記端子ボックスに形成された開口部と、前記開口部を覆う蓋部とを含み、
    前記接着用開口部は、前記蓋部の下面から上面まで貫通するように設けられている、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記蓋部は、前記端子ボックスに一体成形されている、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記ボックス本体部の下面には、平面的に見て前記接着用開口部を囲むように設けられたシール部が設けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 太陽電池を含む太陽電池パネルを準備する工程と、
    ボックス本体部の下面から上面まで貫通し、下側の開放端または上側の開放端の少なくとも一方よりも幅が小さいくびれ部を有する接着用開口部を含み、前記太陽電池パネルにおいて発電された電気を集電するための端子ボックスを準備する工程と、
    前記太陽電池パネルの表面に前記端子ボックスの下面側を当接させた状態で、前記接着用開口部の上側の開放端から接着剤を前記接着用開口部内に注入して充填することにより、前記太陽電池パネルと前記端子ボックスとを前記接着剤によって接着する工程とを備える、太陽電池モジュールの製造方法。
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