JPH0955528A - 太陽電池モジュールの端子取り出し部構造 - Google Patents

太陽電池モジュールの端子取り出し部構造

Info

Publication number
JPH0955528A
JPH0955528A JP7208256A JP20825695A JPH0955528A JP H0955528 A JPH0955528 A JP H0955528A JP 7208256 A JP7208256 A JP 7208256A JP 20825695 A JP20825695 A JP 20825695A JP H0955528 A JPH0955528 A JP H0955528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
cell module
hollow structure
adhesive
lead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7208256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2958257B2 (ja
Inventor
Fumitaka Toyomura
文隆 豊村
Yuji Inoue
裕二 井上
Kimitoshi Fukae
公俊 深江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7208256A priority Critical patent/JP2958257B2/ja
Priority to US08/694,582 priority patent/US6462265B1/en
Publication of JPH0955528A publication Critical patent/JPH0955528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2958257B2 publication Critical patent/JP2958257B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着作業性の良い、信頼性の高い太陽電池モ
ジュールの端子取り出し部構造を提供する。 【解決手段】 太陽電池モジュール406の電極取り出
し部を絶縁保護するための中空構造体404は、太陽電
池モジュールと相対する面の少なくとも一部に凸部40
5を有している。中空構造体404は、接着剤により太
陽電池モジュール406に接着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池モジュールの
端子取り出し部構造に関し、特に太陽電池モジュールに
付属する端子箱の接着作業性と信頼性を改善した技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題に対する意識の高まり
が、世界的に広がりを見せている。中でも、CO2排出
に伴う地球の温暖化現象に対する危惧感は深刻で、クリ
ーンなエネルギーへの希求はますます強まってきてい
る。
【0003】太陽電池はその安全性と扱いやすさから、
現在のところ、クリーンなエネルギー源として期待のも
てるものだということができる。太陽電池には様々な形
態があり、代表的なものとしては、結晶シリコン太陽電
池、多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太
陽電池、銅インジウムセレナイド太陽電池、化合物半導
体太陽電池などがある。この中で、薄膜結晶シリコン太
陽電池、化合物半導体太陽電池及びアモルファスシリコ
ン太陽電池は比較的低コストで大面積化が可能なため、
最近では各方面で活発に研究開発が進められている。
【0004】これらの太陽電池においては、通常、太陽
電池素子はEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合ポリマ
ー)などの充填材の中に埋設されており、表面被覆材と
裏面補強材の間にサイドイッチされてモジュール化され
た太陽電池モジュールとして使用される。
【0005】太陽電池モジュールに使用される表面被覆
材としては、ガラスや、フッ素樹脂フィルムのような耐
候性フィルムが用いられている。また裏面補強材として
は、アルミニウム箔を耐候性フィルムでサンドイッチ構
造にした耐候ないし耐湿フィルム、例えば無塗装の亜鉛
メッキ銅板のような薄い銅板、あるいは屈曲性や硬さな
どの観点からポリエステル樹脂やアクリル樹脂がコーテ
ィングされた銅板やプラスチック板などが用いられてい
る。
【0006】また、太陽電池モジュールの出力端子に
は、ねじどめ方式、リード線方式、ソケット方式などが
あり、いずれの場合も絶縁のために防水構造を持つ端子
箱を設けることが多い。このような端子箱は、太陽電池
モジュールの裏面側にシリコーン樹脂などの接着剤によ
り取り付けられていることが多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、端子箱を太
陽電池モジュールに接着する際において、端子箱を押し
つける力のバラツキによって接着剤が十分に接着面に広
がらなかったり、あるいは押しつけ力が強すぎたために
接着剤の厚みが薄くなって接着剤の接着力が低下してし
まう、などの問題があった。
【0008】本発明は、上記の欠点を解決し、接着作業
性の良い、信頼性の高い太陽電池モジュールの端子取り
出し部構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る太陽電池モ
ジュールの端子取り出し部構造は、太陽電池モジュール
と相対する面の少なくとも一部に凸部を有する中空構造
体を有することを特徴とする。ここで、中空構造体を台
部と上蓋部で構成することもできる。
【0010】上記の中空構造体は、具体的には例えば端
子箱である。よって、本発明の構造は太陽電池モジュー
ルに付属する端子箱の太陽電池モジュールとの接着面に
好適に使用される。つまり本発明は、これを端子箱に適
用し、太陽電池モジュールと接着することによって、端
子箱の接着作業性を向上し、接着信頼性を高めるように
したものである。
【0011】また、本発明に係る太陽電池モジュールの
端子取り出し部構造は、中空構造体が太陽電池モジュー
ルと相対する面にこの面上に設けられている電極取り出
し穴を包囲する一連の凸部を有し、相対する面と別の面
上に中空構造体に充填剤を充填するための貫通孔を有
し、凸部の外縁より外側の面を接着剤により接着すると
ともに、凸部の内縁より内側に電極取り出し部の絶縁保
護のための充填剤を充填することを特徴とする。
【0012】ここで、太陽電池モジュールと中空構造体
を接着する接着剤の粘度は、300ポイズ以上であるこ
とが好ましい。また、凸部の内縁より内側に充填された
電極取り出し部の絶縁保護のための充填剤の粘度は10
00ポイズ以下であることが好ましい。
【0013】なお、通常は、中空構造体の上記相対する
面上に太陽電池モジュールの電極取り出し部上に配され
る少なくとも一つの貫通孔が形成される。
【0014】上記構成において、中空構造体としては、
電気絶縁性、強度、耐水性、扱い易さ、重量などの面か
ら、プラスチックが好ましい。接着剤としては、シリコ
ーンシーラント、エポキシ樹脂系接着剤などが好まし
い。
【0015】
【実施態様例】図1に本発明を用いた太陽電池モジュー
ルの概略構成を示す。この太陽電池モジュールは、裏面
補強材101上に太陽電池素子102、充填剤103、
耐侯性フィルム104、端子箱105を有する。この太
陽電池モジュールは例えば次のようにして作成すること
が出来る。
【0016】裏面補強材101上に、EVAなどのシー
ト状の充填剤103、太陽電池素子102、充填剤10
3、耐侯性フィルム104を順次重ねあわせ、加圧脱泡
しながら150℃でEVAを溶融する。これにより、太
陽電池素子102を耐侯性フィルム104と裏面補強材
101でサンドイッチする構成とした。その後、太陽電
池モジュール裏面より、端子用配線を取り出し、端子箱
に取り付ける。
【0017】次に、本発明で使用される中空構造体、充
填剤・接着剤について詳しく説明する。
【0018】(中空構造体)本発明で用いられる中空構
造体、つまり端子箱は、耐熱性、耐水性、電気絶縁性、
耐老化性に優れたものが要求される。また、好ましくは
充填剤との接着性が良い材質が良い。これらの要素を考
慮にいれると、端子箱としてはプラスチックが好まし
く、不燃性などを考えると、不燃性プラスチックやセラ
ミックスなどが好ましい。
【0019】プラスチックとしては、特に限定はない
が、例えばポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタ
ール、変性PPO、ポリエステル、ポリアリレート、不
飽和ポリエステル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂など
の強度、耐衝撃性、耐熱性、硬度、老化性に優れたエン
ジニアリング・プラスチックなどが挙げられる。また、
ABS樹脂、PP、PVCなどの熱可塑性プラスチック
も使用できる。
【0020】また、耐紫外線向上のために、顔料として
カーボンブラックを用いたり、あるいは紫外線を吸収す
る樹脂塗料を表面に塗布することが好ましい。
【0021】(充填剤、接着剤)本発明において端子箱
の充填に使用される充填剤と接着剤は、特に限定は無い
が、その種類としては、電気絶縁性の良いエポキシ樹脂
系接着剤やシリコーン系ポッティング剤・シリコーン系
接着シール剤などが好ましく、また、柔軟性などを考慮
すると、シリコーン系の樹脂が好ましい。さらに、接着
剤としては、作業性を考慮すると、硬化時間の短いも
の、さらに粘度が低くすぎて中空構造体より流れ出さな
い、粘度が300ポイズ以上のものが好ましい。また、
充填剤としては、粘度が高すぎず電極取り出し部の細部
まで行き渡る、粘度が1000ポイズ以下のものが好ま
しい。また、シリコーン液型RTVゴムを用いる場合、
電極を浸食させないために、硬化方式が脱アセトンタイ
プ、あるいは脱アルコールタイプであることが好まし
い。
【0022】例えば、Three Bond Co,Ltd.製のエポキシ
樹脂系接着剤では、商品名;「2001」、「2002
H」、「2003」、「2016B」、「2022」な
どが使用できる。これらのエポキシ樹脂は、商品名;
「2102B」、「2103」、「2104」、「21
05F」、「2105C」、「2106」、「2131
B」、「2131D」、「2131F」、「2163」
などの硬化剤と所定の割合混合して使用する事ができ
る。
【0023】また、住友3M社製のエポキシ樹脂では、
「EW−2」(一液型)、「S/W−2214」(一液
型)、「XA7416」(一液型)、「JA7437」
(一液型)、「JA7437」(一液型)、「1838
B/A」(二液型;本剤と硬化剤の混合比=4:5)、
「S/W−2216B/A」、「DP−100」(1:
1)、「DP−110」(1:1)、「DP−190」
(1:1)、「DP−PURE60」(1:1)、「D
P−270」(1:1)などが使用できる。
【0024】また、Yuka Shell Epoxy K.K.製のエポキ
シ樹脂では、本剤「Epikote」812、815、82
7、828、834などを使用することができる。この
場合、硬化剤は必要性能に応じて選択できる。
【0025】さらに、シリコン系接着シール剤では、Th
ree Bond Co,Ltd.製の「1220」、「1230」、東
レ・ダウコーニング・シリコーン社製の「SE915
6」、「SE9157」、「SE9166」、「SE9
176」、「SE9185」、「SE9186」、「S
E186L」、「SE9187」、「SE1811」、
「SE1740」(二液型)、「SE1821」(二液
型)、「CY52−005」(二液型)、ダウコーニン
グ社製の「SILASTIC 739RTV」、「SILASTIC 738RTV」、
「3140RTV」、「3145RTV」などが使用で
きる。
【0026】また、信越化学工業社製の「KE34
7」、「KE3494」、「KE4897」、「KE4
896」、「KE4895」、「KE66」(二液
型)、「KE67」(二液型)などから選択することも
できる。
【0027】
【作用】中空構造体の太陽電池モジュールと相対する面
の少なくとも一部に凸部を設けることにより、中空構造
体を太陽電池モジュールに接着する際の作業性が改善さ
れる。つまり、接着剤を所望の厚さにすることができ
て、安定した特性を得ることができる。このため、中空
構造体の接着信頼性が向上し、さらには太陽電池モジュ
ール自体の信頼性が向上する。
【0028】また、中空構造体を台部と上蓋部で構成す
ることで、電極取り出し部の絶縁保護状態が容易に確認
でき、太陽電池モジュールの端子取り出し部の信頼性が
更に向上する。
【0029】また、中空構造体の太陽電池モジュールを
相対する面にこの面上に設けられている電極取り出し穴
を包囲する一連の凸部を設け、凸部の外縁より外側の面
を接着剤により接着し、凸部の内縁より内側に電極取り
出し部保護のための充填剤を充填することにより、中空
構造体を太陽電池モジュールの裏面に接着する際の作業
性が改善され、接着剤を所望の厚さにすることができ
る。また、安定した特性を得ることができ、中空構造体
の接着信頼性が向上し、さらに太陽電池モジュールの端
子取り出し部の信頼性も向上する。
【0030】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0031】(実施例1)本実施例に係る太陽電池モジ
ュールの端子取り出し部の構造においては、表面被覆材
としてETFE(エチレンテトラフルオロチレン)を、
また裏面補強材としてポリエステル樹脂コートされた鋼
板を、それぞれ使用した。
【0032】すなわち、図2を参照して、アモルファス
太陽電池素子201を13枚直列接続し、プラス及びマ
イナスの端子用配線として適当な長さの銅タブを太陽電
池素子の裏面に貼り付け、その先に半田を付け、電極取
り出し部202とする。このとき、銅タブの裏面には、
絶縁性向上のためにガラスクロステープを貼り付けた。
【0033】そして、図3を参照して、裏面補強材であ
るポリエステル樹脂コートされた鋼板(0.4mm厚)
303に、充填剤としてのEVA(エチレン−酢酸ビニ
ル共重合ポリマー耐候性グレード)304、直列接続さ
れた太陽電池素子302、充填剤としての同様なEVA
304、耐候性フィルムとしてのETFE(エチレンテ
トラフルオロエチレン)305の順に積層し、真空ラミ
ネータを用いて、150℃で充填剤を溶融させることに
より、太陽電池素子を裏面補強材及び耐候性フィルムで
樹脂封止した太陽電池モジュール301を作成した。こ
こで、上記ポリエステル樹脂コートされた鋼板303に
は端子取り出しのためにあらかじめ、φ12の穴が開け
ておいた。
【0034】最後に、図4のように、上記の電極取り出
し部の充填剤部分を、カッターナイフなどでくり抜き、
電極取り出し部をむき出しにし、そこにあらかじめ端よ
り約5mm絶縁被覆を剥しておいたリード線HKIV4
01を半田付けした。
【0035】そして、リード線をあらかじめ中空構造体
の貫通穴402に通しておき、また中空構造体の太陽電
池モジュール406と相対する面に、ダウコーニング株
式会社製シリコーンシーラント「SILASTIC 739RTV」4
03を塗布し、直後に太陽電池モジュールの所定の位置
に貼り付けた。そして、中空構造体404を接着面上に
構成された0.5mmの高さを有する凸部405が太陽
電池モジュール406に接するまで押さえつけ、そのま
まの状態で24時間放置することにより、太陽電池モジ
ュール406の端子取り出し部を形成した。
【0036】以上のように構成される本実施例では、中
空構造体を太陽電池モジュールの裏面に接着する際の作
業性が改善され、接着剤を所望の厚さにすることがで
き、安定した特性を得ることができ、中空構造体の接着
信頼性が向上した。
【0037】(実施例2)実施例1において、図5のよ
うに、台部501と上蓋部502の2つの部品により構
成された中空構造体を使用し、またリード線をあらかじ
め中空構造体の貫通穴に通しておき、台部501の太陽
電池モジュール506と相対する面に、ダウコーニング
株式会社製シリコーンシーラント「SILASTIC 739RTV」
503を塗布し、直後に前記太陽電池モジュールに貼り
付けた。そして、中空構造体を接着面上に構成された
0.5mmの高さを有する凸部505が太陽電池モジュ
ール506に接するまで押さえつけ、中空構造体の天板
部貫通穴504より、電極取り出し部が完全に隠れるま
で「SILASTIC 739RTV」503を注入してやり、そのま
まの状態で24時間放置し、上蓋を嵌合することによ
り、太陽電池モジュール506の端子取り出し部を形成
した。
【0038】本実施例によれば、実施例1と同様に、中
空構造体を太陽電池モジュールの裏面に接着する際の作
業性が改善された。これにより、接着剤を所望の厚さに
することができ、安定した特性を得ることができて、中
空構造体の接着信頼性が向上した。また、中空構造体を
太陽電池モジュールの裏面に接着した後に、電極取り出
し部を確実にシールすることで、太陽電池モジュールの
端子取り出し部の信頼性が向上した。
【0039】(実施例3)実施例1において、図6、7
のように、中空構造体601として、この中空構造体6
01の太陽電池モジュール702と相対する面602
に、電極取り出し穴を包囲する一連の凸部603、70
3を有し、かつ天板上に貫通穴を有するものを使用し、
凸部603の外縁より外側の面にダウコーニング株式会
社製シリコーンシーラント「SILASTIC 739RTV」701
を塗布し、直後に前記太陽電池モジュール702に貼り
付けることにより、中空構造体601を接着面上に構成
された0.5mmの高さを有する一連の凸部603、7
03が太陽電池モジュール702に接するまで押さえつ
け、その後、前記天板部上の貫通穴より信越化学工業製
「KE4896」704を適当な深さまで充填し、その
ままの状態で24時間放置することによって、太陽電池
モジュール702の端子取り出し部を形成した。
【0040】本実施例によれば、中空構造体を太陽電池
モジュールの裏面に接着する際の作業性が改善され、さ
らに、一連の凸部より内側に低粘度の充填剤を充填する
ことにより、電極取り出し部の信頼性が向上した。
【0041】
【発明の効果】本発明では、太陽電池モジュールの電極
取り出し部を絶縁保護するための中空構造体の太陽電池
モジュールと相対する面の少なくとも一部に凸部を設け
る構成としたことにより、中空構造体を太陽電池モジュ
ールに接着する際の作業性が改善された。これにより、
接着剤を所望の厚さにすることができ、安定した特性を
得ることができて、中空構造体の接着信頼性が向上し、
太陽電池モジュール自体の信頼性も向上した。
【0042】また、中空構造体が台部と上蓋部で構成す
るとで、電極取り出し部の絶縁保護状態が容易に確認で
き、太陽電池モジュールの端子取り出し部の信頼性が更
に向上した。
【0043】さらに、太陽電池モジュールの電極取り出
し部を絶縁保護するための中空構造体の太陽電池モジュ
ールと相対する面にこの面上に設けられている電極取り
出し穴を包囲する一連の凸部を設け、凸部の外縁より外
側の面を接着剤により接着し、かつ凸部の内縁より内側
に電極取り出し部保護のための充填剤を充填する構成と
することで、中空構造体を太陽電池モジュールの裏面に
接着する際の作業性が改善される。このため、接着剤を
所望の厚さにすることができ、安定した特性を得ること
ができ、中空構造体の接着信頼性が向上し、さらに太陽
電池モジュールの端子取り出し部の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様例の太陽電池モジュールの概
略構成の説明図である。
【図2】本発明の実施例1の太陽電池素子の直列接続し
た説明図である。
【図3】本発明の実施例1の太陽電池モジュールの概略
構成の説明図である。
【図4】本発明の実施例1の太陽電池モジュールに付属
する端子箱の断面図である。
【図5】本発明の実施例2の太陽電池モジュールに付属
する端子箱の断面図である。
【図6】本発明の実施例3の太陽電池モジュールに付属
する端子箱の概略の説明図である。
【図7】本発明の実施例3の太陽電池モジュールに付属
する端子箱の断面図である。
【符号の説明】
101 裏面補強材、 102、302 太陽電池素子、 103、304、704 充填材、 104、305 耐候性フィルム、 105 端子箱、 201 アモルファス太陽電池素子、 202 電極取り出し部、 301、406、506、702 太陽電池モジュー
ル、 401 リード線、 402 貫通穴、 403、503、701 シーラント、 404、601 中空構造体、 405、505 凸部、 501 台部、 502 上蓋部、 504 天板部貫通穴、 602 太陽電池モジュールと相対する面、 603、703 一連の凸部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池モジュールの電極取り出し部を
    絶縁保護するための中空構造体を有する太陽電池モジュ
    ールの端子取り出し構造において、 前記中空構造体が前記太陽電池モジュールと相対する面
    の少なくとも一部に凸部を有し、接着剤により前記太陽
    電池モジュールに接着されることを特徴とする太陽電池
    モジュールの端子取り出し部構造。
  2. 【請求項2】 前記中空構造体が台部と上蓋部の2つの
    部品より構成されることを特徴とする請求項1記載の太
    陽電池モジュールの端子取り出し部構造。
  3. 【請求項3】 太陽電池モジュールの電極取り出し部を
    絶縁保護するための中空構造体を有する太陽電池モジュ
    ールの端子取り出し部構造において、 前記中空構造体が前記太陽電池モジュールと相対する面
    に前記面上に設けられている電極取り出し穴を包囲する
    一連の凸部を有し、前記相対する面と別の面上に前記中
    空構造体に充填剤を充填するための貫通孔を有し、前記
    凸部の外縁より外側の面を接着剤により接着するととも
    に、前記凸部の内縁より内側に電極取り出し部の絶縁保
    護のための充填剤を充填することを特徴とする太陽電池
    モジュールの端子取り出し部構造。
  4. 【請求項4】 前記太陽電池モジュールと前記中空構造
    体を接着する前記接着剤の粘度が300ポイズ以上であ
    ることを特徴とする請求項1または3記載の太陽電池モ
    ジュールの端子取り出し部構造。
  5. 【請求項5】 前記凸部の内縁より内側に充填された電
    極取り出し部の絶縁保護のための充填剤の粘度が100
    0ポイズ以下であることを特徴とする請求項3記載の太
    陽電池モジュールの端子取り出し部構造。
JP7208256A 1995-08-15 1995-08-15 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造 Expired - Fee Related JP2958257B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7208256A JP2958257B2 (ja) 1995-08-15 1995-08-15 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造
US08/694,582 US6462265B1 (en) 1995-08-15 1996-08-09 Terminal lead-out structure and solar-cell apparatus provided with such structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7208256A JP2958257B2 (ja) 1995-08-15 1995-08-15 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0955528A true JPH0955528A (ja) 1997-02-25
JP2958257B2 JP2958257B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=16553237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7208256A Expired - Fee Related JP2958257B2 (ja) 1995-08-15 1995-08-15 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2958257B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11340652A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 被ポッティング部品内蔵ボックスの基材への接着固定方法及びこれに用いる被ポッティング部品収容ボックス
US6245987B1 (en) 1997-09-10 2001-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Solar cell module, enclosure with solar cells, enclosure installation method, and solar cell system
JP2010045078A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 光電変換装置の製造装置および光電変換装置の製造方法
WO2011024751A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2011024752A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2011162384A1 (ja) * 2010-06-25 2011-12-29 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2011162381A1 (ja) * 2010-06-25 2011-12-29 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2012114638A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 シャープ株式会社 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法並びにこの太陽電池モジュールの製造に用いられる端子ボックス
JP2015056438A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 ホシデン株式会社 太陽電池モジュール用端子ボックス

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10842653B2 (en) 2007-09-19 2020-11-24 Ability Dynamics, Llc Vacuum system for a prosthetic foot

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6245987B1 (en) 1997-09-10 2001-06-12 Canon Kabushiki Kaisha Solar cell module, enclosure with solar cells, enclosure installation method, and solar cell system
JPH11340652A (ja) * 1998-05-28 1999-12-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 被ポッティング部品内蔵ボックスの基材への接着固定方法及びこれに用いる被ポッティング部品収容ボックス
JP2010045078A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 光電変換装置の製造装置および光電変換装置の製造方法
WO2011024751A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2011024752A1 (ja) * 2009-08-25 2011-03-03 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP2011049218A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP2011049200A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュールおよびその製造方法
US9184696B2 (en) 2009-08-25 2015-11-10 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Solar cell module and method for manufacturing the same
WO2011162384A1 (ja) * 2010-06-25 2011-12-29 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2011162381A1 (ja) * 2010-06-25 2011-12-29 三洋電機株式会社 太陽電池モジュールおよびその製造方法
WO2012114638A1 (ja) * 2011-02-25 2012-08-30 シャープ株式会社 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュールの製造方法並びにこの太陽電池モジュールの製造に用いられる端子ボックス
JP2015056438A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 ホシデン株式会社 太陽電池モジュール用端子ボックス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2958257B2 (ja) 1999-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0867947B1 (en) Solar cell module
US7960643B2 (en) Isolated metallic flexible back sheet for solar module encapsulation
US6127622A (en) Solar cell module
EP1182710B1 (en) Solar cell back cover material, sealing film and solar cell
US20100071756A1 (en) Isolated metallic flexible back sheet for solar module encapsulation
US6207896B1 (en) Adhesion structure of box member
US20110214716A1 (en) Isolated metallic flexible back sheet for solar module encapsulation
JP2958258B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造
JP2958257B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造
WO2013106896A1 (en) Photovoltaic module with cell assemblies bearing adhesive for securing the assemblies in the module
JP2006294646A (ja) 太陽電池用端子ボックスの取り付け方法
JP2004146697A (ja) 薄膜太陽電池
US20130153003A1 (en) Adhesive plug for thin film photovoltaic devices and their methods of manufacture
JP2001024206A (ja) 太陽電池モジュールの端子取出し構造及びその製造方法
JPH11195797A (ja) 太陽電池モジュールならびにその製造方法
JPH07273361A (ja) 太陽電池モジュールの端子取り出し部構造
US20130153001A1 (en) Support insert for thin film photovoltaic devices and their methods of manufacture
JP2958256B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその端子取り出し部構造
JP2013093625A (ja) 太陽電池モジュールの製造方法
JP2003209273A (ja) 太陽電池モジュールとその製造方法
JP4652599B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP3591223B2 (ja) 太陽電池モジュール
US20130153029A1 (en) Methods of supporting a transparent substrate of a thin film photovoltaic device
JP2000243996A (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
JP2001024208A (ja) 太陽電池モジュールの出力取出し構造及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees