JP5377160B2 - 太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュールおよびその製造方法に関し、特に、太陽電池パネルおよび端子ボックスを備えた太陽電池モジュールおよびその製造方法に関する。
従来、太陽電池パネルおよび端子ボックスを備えた太陽電池モジュールが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、端子ボックスが接着剤(シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)により太陽電池パネルの表面に接着された構造が開示されている。上記特許文献1では、端子ボックスの裏面(接着面)にペースト状の接着剤を塗布した状態で太陽電池パネルの表面に押し付けて接着剤を硬化させることにより端子ボックスを太陽電池パネルに接着している。
特開平9−129909号公報
しかしながら、上記特許文献1では、端子ボックスを太陽電池パネルに押し付ける作業を人が行うので、端子ボックスの接着面を太陽電池パネルの表面に対して傾けることなく押し付けることが困難である。端子ボックスの接着面が太陽電池パネルの表面に対して傾いた状態で押し付けた場合には、端子ボックスと太陽電池パネルとの間の圧力が偏ってしまうので、接着剤が接着面に均一に広がらない。この場合、接着剤の塗りムラが生じてしまうので、端子ボックスと太陽電池パネルとの接着強度が低下してしまうという問題点がある。また、端子ボックスの接着面に塗布する接着剤の量を増加させた場合には、接着剤の塗りムラが生じることを抑制することが可能である一方、接着剤の使用量が増大してしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、接着剤の使用量を削減しながら、太陽電池パネルと端子ボックスとの接着強度の低下を抑制することが可能な太陽電池モジュールおよびその製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による太陽電池モジュールは、太陽電池を含む太陽電池パネルと、太陽電池パネルに対して接着剤を介して接着され、太陽電池パネルにおいて発電された電気を集電するための端子ボックスとを備え、端子ボックスの太陽電池パネルが接着される接着面は、太陽電池パネルの表面との間の間隔が最も小さい頂上部と、頂上部から離れるにつれて太陽電池パネルの表面との間隔が大きくなるように構成された傾斜部とを含んでいる。
この第1の局面による太陽電池モジュールでは、上記のように、端子ボックスの太陽電池パネルが接着される接着面に、太陽電池パネルの表面との間の間隔が最も小さい頂上部と、頂上部から離れるにつれて太陽電池パネルの表面との間隔が大きくなるように構成された傾斜部とを設けている。このように構成することによって、太陽電池パネルと端子ボックスとを接着する際に、頂上部に接着剤を塗布した状態で太陽電池パネルの表面に端子ボックスの接着面を押し付けることにより、頂上部の接着剤を傾斜部の傾斜に沿って接着面全体に行き渡るように誘導することができる。これにより、太陽電池パネルと端子ボックスとを押し付ける際に太陽電池パネルの表面に対して端子ボックスの接着面が平行になっていない場合にも、接着剤が行き渡らない領域(塗りムラ)が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、太陽電池パネルの表面と端子ボックスの接着面とを確実に接着面全体で接着することができるので、太陽電池パネルと端子ボックスとの接着強度の低下を抑制することができる。また、上記頂上部および傾斜部により接着剤の量を少なくしても接着剤を接着面全体に行き渡らせることができるので、接着剤の量を削減することができる。これにより、太陽電池パネルと端子ボックスとを押し付けた際に端子ボックスの接着面の周囲からはみ出る量(余分な接着剤の量)を削減することができる。これにより、接着剤の使用量を削減しながら、太陽電池パネルと端子ボックスとの接着強度の低下を抑制することができる。
上記第1の局面による太陽電池モジュールにおいて、好ましくは、接着面の周縁部には、太陽電池パネル側に突出する壁面部が周状に形成されている。このように構成すれば、太陽電池パネルと端子ボックスとを押し付けた際に端子ボックスの接着面の周囲から接着剤がはみ出ることを接着面の周縁部に周状に設けた壁面部によりブロックすることができる。これにより、接着剤が接着面の全体に行き渡る前に接着剤が接着面の端部からはみ出そうとした場合にも、そのはみ出しを抑制することができる。これにより、塗布した接着剤を確実に端子ボックスの接着面の領域内に保持することができるので、塗布した接着剤の全てを無駄なく接着に寄与させることができる。また、接着剤が接着面の端部からはみ出すことが抑制されるので、はみ出した接着剤の除去作業を省略することができる。これにより、太陽電池モジュールの製造工程を簡略化することができる。
この場合、好ましくは、接着面または壁面部の少なくともいずれかには、切り欠き状または穴状の逃し部が形成されている。このように構成すれば、接着面に対する接着剤の塗布量を多めにして接着を行うことにより、太陽電池パネルの表面に端子ボックスの接着面を押し付けた際に、太陽電池パネルの表面、端子ボックスの接着面および壁面部により形成される空間内に確実に接着剤を充填させることができ、かつ、余分な接着剤を逃し部からはみ出させることができる。これにより、太陽電池パネルの表面、端子ボックスの接着面および壁面部により形成される空間内に充填された接着剤によって太陽電池パネルと端子ボックスとを確実に接着することができる。また、余分な接着剤は逃し部のみからはみ出るので、はみ出した接着剤の除去作業を容易に行うことができるとともに、はみ出した接着剤の除去作業を簡略化することができる。
上記接着面の周縁部に壁面部を設ける構成において、好ましくは、平面的に見て、接着面の角部が位置する領域において、壁面部の内側面は円弧形状を有している。このように構成すれば、接着面の角部が位置する領域において壁面部の内側面が角張っていることに起因して隅まで接着剤が行き渡らない場合と異なり、容易に接着面の全面に接着剤を行き渡らせることができる。
上記接着面の周縁部に壁面部を設ける構成において、好ましくは、端子ボックスは、太陽電池パネルの太陽電池に接続された接続部材を端子ボックス内に導入するために接着面に形成された開口部を含み、頂上部は、開口部の周縁に沿って周状に配置されており、傾斜部は、周状の頂上部から壁面部に向かって広がるように形成されている。このように構成すれば、頂上部に塗布された接着剤は開口部の周縁から広がるように傾斜部により誘導されるので、接着剤が開口部に入り込むことを抑制することができる。これにより、接着剤の使用量を削減することができる。
この発明の第2の局面による太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池を含む太陽電池パネルを準備する工程と、太陽電池パネルと対向させた状態で、太陽電池パネルの表面との間の間隔が最も小さい頂上部と、頂上部から離れるにつれて太陽電池パネルの表面との間隔が大きくなるように構成された傾斜部とを含み、太陽電池パネルと接着される接着面が形成された端子ボックスを準備する工程と、接着面の頂上部に接着剤を塗布する工程と、接着剤が塗布された端子ボックスの接着面を太陽電池パネルの表面に押し付けて端子ボックスと太陽電池パネルとを接着する工程とを備える。
この第2の局面による太陽電池モジュールの製造方法では、上記のように、端子ボックスの太陽電池パネルが接着される接着面に、太陽電池パネルの表面との間の間隔が最も小さい頂上部と、頂上部から離れるにつれて太陽電池パネルの表面との間隔が大きくなるように構成された傾斜部とを設けている。このように構成することによって、太陽電池パネルと端子ボックスとを接着する際に、頂上部に接着剤を塗布した状態で太陽電池パネルの表面に端子ボックスの接着面を押し付けることにより、頂上部の接着剤を傾斜部の傾斜に沿って接着面全体に行き渡るように誘導することができる。これにより、太陽電池パネルと端子ボックスとを押し付ける際に太陽電池パネルの表面に対して端子ボックスの接着面が平行になっていない場合にも、接着剤が行き渡らない領域(塗りムラ)が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、太陽電池パネルの表面と端子ボックスの接着面とを確実に接着面全体で接着することができるので、太陽電池パネルと端子ボックスとの接着強度の低下を抑制することができる。また、上記頂上部および傾斜部により接着剤の量を少なくしても接着剤を接着面全体に行き渡らせることができるので、接着剤の量を削減することができる。これにより、太陽電池パネルと端子ボックスとを押し付けた際に端子ボックスの接着面の周囲からはみ出る量(余分な接着剤の量)を削減することができる。これにより、接着剤の使用量を削減しながら、太陽電池パネルと端子ボックスとの接着強度の低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの全体構造を示す斜視図である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールを示す上面図である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールを示す下面図である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの模式的な断面図である。 図1に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスを下面側から見た斜視図である。 図5に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの蓋部材を除いた状態を示す平面図である。 図6の50−50線に沿った断面図である。 図6の51−51線に沿った断面図である。 図5に示した第1実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの接着面を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための平面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスを下面側から見た斜視図である。 図13に示した第2実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの接着面を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための平面図である。 本発明の第3実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスを下面側から見た斜視図である。 本発明の第3実施形態による太陽電池モジュールの端子ボックスの接着面を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による太陽電池モジュールの製造プロセスの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着工程を説明するための平面図である。 本発明の第2実施形態の第1変形例による太陽電池モジュールの端子ボックスの接着面を示す平面図である。 図19の52−52線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態の第2変形例による太陽電池モジュールの端子ボックスと太陽電池パネルとの接着状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態による太陽電池モジュール1の構造を説明する。
図1に示すように、第1実施形態による太陽電池モジュール1は、板状の太陽電池パネル2と、太陽電池パネル2の裏面(受光面と反対側の面)側に固定された端子ボックス3とを備えている。太陽電池パネル2は、図4に示すように、白板強化ガラス等の透明な部材からなる表面側カバー21と、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂フィルムからなる耐候性の裏面側カバー22と、表面側カバー21と裏面側カバー22との間に配置され、電気的に直列接続されている複数の太陽電池23からなる太陽電池群24と、表面側カバー21(裏面側カバー22)と太陽電池23との間に設けられる充填材25と、アルミニウム等からなる金属製枠体26とから構成されている。また、端子ボックス3は、太陽電池パネル2の太陽電池23(太陽電池群24)において発電された電気を集電するために設けられている。端子ボックス3は、太陽電池パネル2の裏面側カバー22の表面上に接着剤4(図7および図8参照)を介して接着されることにより固定されている。
図2に示すように、太陽電池23の表面には、X方向に延びる複数のフィンガー電極23aが設けられている。また、図3に示すように、太陽電池23の裏面には、複数のフィンガー電極23bが設けられている。また、互いに隣接する太陽電池23のうちの一方の太陽電池23のフィンガー電極23aと、他方の太陽電池23のフィンガー電極23bとが、半田めっきされた銅線などからなる導電線24aによって電気的に接続されている。導電線24aによって複数(第1実施形態では、4つ)の太陽電池23がY方向に直列に接続されることにより太陽電池群24が構成されている。
図2および図3に示すように、太陽電池群24は、複数(第1実施形態では、6つ)設けられている。複数の太陽電池群24は、X方向に互いに並列に配置されている。そして、図2における矢印X1方向の端部の列を1列目とした場合、2列目および3列目の太陽電池群24の矢印Y1方向側の端部に配置された太陽電池23は、導電線24aと、L字状の接続部材24bとによって、電気的に接続されている。4列目および5列目の太陽電池群24の矢印Y1方向側の端部に配置された太陽電池23は、導電線24aと、L字状の接続部材24cとによって電気的に接続されている。1列目および2列目の太陽電池群24の矢印Y2方向側の端部に配置された太陽電池23、3列目および4列目の太陽電池群24の矢印Y2方向側の端部に配置された太陽電池23、および、5列目および6列目の太陽電池群24の矢印Y2方向側の端部に配置された太陽電池23は、それぞれ、導電線24aと、接続部材24dとによって電気的に接続されている。このように、複数の太陽電池群24は、接続部材24b、24cおよび24dを介して電気的に直列に接続されている。この電気的に直列に接続された太陽電池群24のうち、終端に位置する太陽電池23(1列目および6列目の太陽電池群24の矢印Y1方向の端部に位置する太陽電池23)には、それぞれ、L字状の接続部材24eおよび24fが接続されている。また、接続部材24b、24c、24d、24eおよび24fと、太陽電池群24のY方向の端部に位置する太陽電池23のフィンガー電極23aまたは23bとは、それぞれ、導電線24aによって電気的に接続されている。
また、図4に示すように、L字状の接続部材24b、接続部材24c、接続部材24eおよび接続部材24fは、それぞれ、裏面側カバー22の切欠き22aを介して太陽電池パネル2の外側に導出されている。これらの接続部材24b、24c、24eおよび24fのそれぞれの先端部は、端子ボックス3内の後述する端子台33、34、35および36と電気的に接続されている。
図5および図6に示すように、端子ボックス3は、箱状の樹脂製の本体部31と、樹脂製の蓋部材32と、本体部31の内部に設置され、接続部材24b、24c、24eおよび24fとそれぞれ接続される4つの端子台33、34、35および36(図6参照)と、外部接続ケーブル37とを含んでいる。本体部31および蓋部材32は、平面的に見て矩形状に形成されている。端子台33、34、35および36のそれぞれは、端子33a、34a、35aおよび36aを有している。端子33a、34a、35aおよび36aは、端子台33、34、35および36を介して外部接続ケーブル37に接続されている。また、互いに隣接する端子台同士(端子台33および端子台34、端子台34および端子台35、端子台35および端子台36)は、それぞれ、バイパスダイオード38a、38bおよび38cを介して接続されている。
また、図7〜図9に示すように、本体部31の下面には、太陽電池パネル2の表面に接着される接着面31aが設けられている。また、図6および図9に示すように、本体部31の下面(接着面31a)には、本体部31の外部(太陽電池パネル2側)と内部(端子台33〜36側)とを導通する4つの開口部31b、31c、31dおよび31eが形成されている。図6に示すように、接続部材24b、24c、24eおよび24fは、それぞれ、開口部31b〜31eを介して本体部31の外部から内部に導入されている。
ここで、第1実施形態では、図7〜図9に示すように、端子ボックス3の接着面31aは、平面的に見た場合の中央部が周縁部に対して相対的に凸となる丘形状となるように形成されている。具体的には、接着面31aは、太陽電池パネル2の表面とのZ方向の間隔が最も小さい頂上部31fと、頂上部31fから離れるにつれて太陽電池パネル2とのZ方向の間隔が大きくなるように構成された傾斜部31gとを有している。頂上部31fは、接着面31aのY方向の中央部において、端子ボックス3の長手方向(X方向)に延びるように形成されている。傾斜部31gは、所定の傾き角度(たとえば、10度以上20度以下)を有する傾斜面からなる。傾斜部31gの傾斜は、頂上部31fから接着面31aの周縁部に向かって放射状に広がるように形成されている。より詳細に説明すると、接着面31aの周縁部のY方向に互いに対向する2辺と、頂上部31fとにより挟まれる領域においては、傾斜部31gは、Y方向に傾斜しているとともに、一定の傾斜角度を有している。接着面31aの周縁部のX方向に互いに対向する2辺と、頂上部31fとにより挟まれる領域においては、傾斜部31gはX方向に傾斜している。また、傾斜部31gのY方向に傾斜する部分とX方向に傾斜する部分との間の領域においては、傾斜方向および傾斜角度がX方向からY方向に連続的に変化している。
また、接着面31aの周縁部には、太陽電池パネル2側にZ方向に突出する壁面部31hが周状に形成されている。壁面部31hのZ方向の突出高さは、頂上部31fの突出高さよりも大きい。平面的に見て、端子ボックス3の下面(接着面31a)の角部が位置する領域Aにおいて、壁面部31hの内側面は円弧形状を有している。
接着剤4は、シリコーン樹脂またはエポキシ樹脂などからなり、太陽電池パネル2の表面、端子ボックス3の接着面31aおよび壁面部31hによって形成される空間に充填された状態で端子ボックス3と太陽電池パネル2とを接着している。図9に示すように、平面的に見て、接着剤4による接着領域B(網掛けで図示)は、壁面部31hの内側面によって規定されている。
次に、図10〜図12を参照して、本発明の第1実施形態による太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
まず、表面側カバー21、裏面側カバー22、太陽電池23からなる太陽電池群24、充填材25および金属製枠体26などから構成される太陽電池パネル2を準備する。この太陽電池パネル2の裏面側カバー22からは、接続部材24b、24c、24eおよび24fが導出されている。この裏面側カバー22の表面と端子ボックス3の本体部31の接着面31aとを対向させるように配置する。そして、4つの接続部材24b、24c、24eおよび24fのそれぞれを本体部31の接着面31aに形成された開口部31b〜31eに挿入する。
この後、図10〜図12に示すように、接着面31aの頂上部31fおよび頂上部31fの近傍の領域に、接着剤4を塗布する。そして、接着面31aを裏面側カバー22の表面(太陽電池パネル2の表面)に押し付ける。この時、頂上部31fの接着剤4は、裏面側カバー22による圧力によって図10〜図12の矢印で示すように傾斜部31gの傾斜に沿って接着面31aの全体に広がっていく。壁面部31hが裏面側カバー22の表面に当接すると、裏面側カバー22、接着面31aおよび壁面部31hによって囲まれた空間が形成されるとともに、その空間内に接着剤4が充填された状態となる。
この後、端子ボックス3の端子台33〜36の端子33a〜36aのそれぞれと、端子ボックス3の内部に導入された接続部材24b、24c、24eおよび24fの先端部とを半田付けにより電気的に接続する。そして、本体部31に蓋部材32を取り付けた後、所定の期間放置することにより接着剤4を硬化させる。これにより、端子ボックス3と太陽電池パネル2とが固定され、太陽電池モジュール1が完成する。
第1実施形態では、上記のように、端子ボックス3の太陽電池パネル2が接着される接着面31aに、太陽電池パネル2の表面との間の間隔が最も小さい頂上部31fと、頂上部31fから離れるにつれて太陽電池パネル2の表面との間隔が大きくなるように構成された傾斜部31gとを設けている。このように構成することによって、太陽電池パネル2と端子ボックス3とを接着する際に、頂上部31fに接着剤4を塗布した状態で太陽電池パネル2の表面に端子ボックス3の接着面31aを押し付けることにより、頂上部31fの接着剤4を傾斜部31gの傾斜に沿って接着面31a全体に行き渡るように誘導することができる。これにより、太陽電池パネル2と端子ボックス3とを押し付ける際に太陽電池パネル2の表面に対して端子ボックス3の接着面31aが平行になっていない場合にも、接着剤4が行き渡らない領域(塗りムラ)が生じてしまうことを抑制することができる。これにより、太陽電池パネル2の表面と端子ボックス3の接着面31aとを確実に接着面31a全体で接着することができるので、太陽電池パネル2と端子ボックス3との接着強度の低下を抑制することができる。また、頂上部31fおよび傾斜部31gにより接着剤4の量を少なくしても接着剤4を接着面31a全体に行き渡らせることができるので、接着剤4の量を削減することができる。これにより、太陽電池パネル2と端子ボックス3とを押し付けた際に端子ボックス3の接着面31aの周囲からはみ出る量(余分な接着剤4の量)を削減することができる。これにより、接着剤4の使用量を削減しながら、太陽電池パネル2と端子ボックス3との接着強度の低下を抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、接着面31aの周縁部に、太陽電池パネル2側に突出する壁面部31hを周状に形成している。このように構成すれば、太陽電池パネル2と端子ボックス3とを押し付けた際に端子ボックス3の接着面31aの周囲から接着剤4がはみ出ることを接着面31aの周縁部に周状に設けた壁面部31hによりブロックすることができる。これにより、接着剤4が接着面31aの全体に行き渡る前に接着剤4が接着面31aの端部からはみ出そうとした場合にも、そのはみ出しを抑制することができる。これにより、塗布した接着剤4を確実に端子ボックス3の接着面31aの領域内に保持することができるので、塗布した接着剤4の全てを接着に寄与させることができる。また、接着剤4が接着面31aの端部からはみ出すことが抑制されるので、はみ出した接着剤4の除去作業を省略することができる。これにより、太陽電池モジュール1の製造工程を簡略化することができる。
また、壁面部31hを設けることによって、接着剤4が接着面31aの端部からはみ出すことが抑制されるので、接着剤がはみ出ることに起因して太陽電池モジュール1の美観が損なわれることを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、平面的に見て、接着面31aの角部が位置する領域において、壁面部31hの内側面を円弧形状となるように形成している。このように構成すれば、接着面31aの角部が位置する領域において壁面部31hの内側面が角張っていることに起因して隅まで接着剤4が行き渡らない場合と異なり、容易に接着面31aの全面に接着剤4を行き渡らせることができる。
また、第1実施形態では、壁面部31hのZ方向の突出高さを頂上部31fの突出高さよりも大きくすることによって、壁面部31hのZ方向の突出高さが頂上部31fの突出高さよりも小さい場合と異なり、壁面部31hを太陽電池パネル2に接触させることができるので、接着剤4が端子ボックス3の外側にはみ出すことを確実に抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、図13および図14を参照して、本発明の第2実施形態による太陽電池モジュール101について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、端子ボックス103の壁面部131aに切欠部131bを形成した例について説明する。
図13に示すように、第2実施形態による太陽電池モジュール101は、太陽電池パネル2と、端子ボックス103とを備えている。端子ボックス103は、箱状の本体部131と、蓋部材32とを含んでいる。また、本体部131の下面には、太陽電池パネル2の表面に接着される接着面31aが設けられている。接着面31aの周縁部には、太陽電池パネル2側に突出する壁面部131aが周状に形成されている。なお、本体部131の構造は、壁面部131aに後述する切欠部131bを設けた点以外において、上記第1実施形態の本体部31と同様である。
ここで、第2実施形態では、図14に示すように、壁面部131aのZ1方向の端部には、2箇所に切欠部131bが形成されている。切欠部131bは、壁面部131aの頂上部31fに対して開口部31b〜31eと反対側の辺において、X方向の両端に1つずつ形成されている。また、図13に示すように、切欠部131bには接着剤4(網掛けで図示)が充填されているとともに、本体部131の切欠部131bが設けられている側の外側面と、切欠部131b内の接着剤4の外側面とは略面一となっている。つまり、組立後の完成品の状態では、切欠部131b内の接着剤4は、切欠部131bの外側面からはみ出していない。なお、切欠部131bは、本発明の「逃し部」の一例である。
次に、図15を参照して、第2実施形態による太陽電池モジュール101の製造方法について説明する。なお、第2実施形態において、端子ボックス103と太陽電池パネル2との接着工程以外の工程は、上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
まず、上記第1実施形態と同様に、接着面31aの頂上部31fに接着剤4を塗布した状態で、接着面31aを裏面側カバー22(太陽電池パネル2)に押し付ける。この時、頂上部31fの接着剤4は、裏面側カバー22による圧力によって図15の矢印で示すように傾斜部31gの傾斜に沿って接着面31aの全体に広がっていく。壁面部131aが裏面側カバー22の表面に当接すると、裏面側カバー22、接着面31aおよび壁面部131aによって囲まれた空間が形成されるとともに、その空間内に接着剤4が充填された状態となる。ここで、第2実施形態では、接着面31aに塗布した接着剤4の量が多すぎた場合には、余分な量の接着剤4が2つの切欠部131bを介して壁面部131aの外側(端子ボックス103の外側)にはみ出す。作業者は、切欠部131bの近傍にはみ出した接着剤4を除去する。そして、接着剤4が硬化すると、端子ボックス103と太陽電池パネル2との接着が完了する。
第2実施形態では、上記のように、壁面部131aの所定の位置に切欠部131bを設けることによって、接着面31aに対する接着剤4の塗布量を多めにして接着を行うことにより、太陽電池パネル2の表面に端子ボックス103の接着面31aを押し付けた際に、太陽電池パネル2の表面、端子ボックス103の接着面31aおよび壁面部131aにより形成される空間内に確実に接着剤4を充填させることができ、かつ、余分な接着剤4を切欠部131bからはみ出させることができる。これにより、太陽電池パネル2の表面、端子ボックス103の接着面31aおよび壁面部131aにより形成される空間内に充填された接着剤4によって太陽電池パネル2と端子ボックス103とを確実に接着することができる。また、余分な接着剤4は切欠部131bのみからはみ出るので、はみ出した接着剤4の除去作業を容易に行うことができるとともに、はみ出した接着剤4の除去作業を簡略化することができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図16および図17を参照して、本発明の第3実施形態による太陽電池モジュール201について説明する。この第3実施形態では、上記第2実施形態と異なり、頂上部231bを開口部31b〜31eの周縁に沿って周状に配置した例について説明する。
図16に示すように、第3実施形態による太陽電池モジュール201は、太陽電池パネル2と、端子ボックス203とを備えている。端子ボックス203は、箱状の本体部231と、蓋部材32とを含んでいる。また、図17に示すように、本体部231の下面には、太陽電池パネル2の表面に接着される接着面231aが設けられている。ここで、第3実施形態では、頂上部231bは、4つの開口部31b〜31eの周縁に沿って4つの開口部31b〜31eを取り囲むように矩形状の周状に配置されている。傾斜部231cの傾斜は、頂上部231bから接着面231aの周縁部(壁面部231d)に向かって外側に放射状に広がるように形成されている。また、第3実施形態では、壁面部231dには、8箇所に切欠部231eが形成されている。具体的には、切欠部231eは、壁面部231dのX方向に延びる一対の辺にそれぞれ3箇所ずつと、壁面部231dのY方向に延びる一対の辺にそれぞれ1箇所ずつ形成されている。また、上記第2実施形態と同様に、切欠部231eには接着剤4が充填されているとともに、本体部231の側面と、切欠部231e内の接着剤4の側面とは略面一となっている。なお、切欠部231eは、本発明の「逃し部」の一例である。
次に、図18を参照して、第3実施形態による太陽電池モジュール201の製造方法について説明する。なお、第3実施形態において、端子ボックス203と太陽電池パネル2との接着工程以外の工程は、上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
まず、接着面231aの周状の頂上部231bおよびその近傍の領域に開口部31b〜31eを囲むように周状に接着剤4を塗布した状態で、接着面231aを裏面側カバー22(太陽電池パネル2)に押し付ける。この時、頂上部231bの接着剤4は、裏面側カバー22による圧力によって図18の矢印で示すように傾斜部231cの傾斜に沿って接着面231aの全体に広がっていく。第3実施形態では、接着剤4は頂上部231bから外側に向かって広がるので、開口部31b〜31e内に接着剤4が入り込むことが抑制される。なお、頂上部231bから内側に向かっても多少は広がる。壁面部231dが裏面側カバー22の表面に当接すると、裏面側カバー22、接着面231aおよび壁面部231dによって囲まれた空間が形成されるとともに、その空間内に接着剤4が充填された状態となる。ここで、第3実施形態では、接着面231aに塗布した接着剤4の量が多すぎた場合には、余分な量の接着剤4が壁面部231dの四方に形成された8つの切欠部231eを介して壁面部231dの外側(端子ボックス203の外側)にはみ出す。作業者は、切欠部231eの近傍にはみ出した接着剤4を除去する。そして、接着剤4が硬化すると、端子ボックス203と太陽電池パネル2との接着が完了する。
第3実施形態では、上記のように、頂上部231bを開口部31b〜31eの周縁に沿って周状に配置するとともに、傾斜部231cを周状の頂上部231bから壁面部231dに向かって広がるように形成している。このように構成することによって、頂上部231bに塗布された接着剤4は開口部31b〜31eの周縁から広がるように傾斜部231cにより誘導されるので、接着剤4が開口部31b〜31eに入り込むことを抑制することができる。これにより、接着剤4の使用量を削減することができる。
第3実施形態のその他の効果は、上記第2実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、傾斜部を平坦面から構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、頂上部から接着面の周縁部に向かって階段状に突出高さが小さくなるように傾斜部を構成してもよい。また、傾斜方向に沿って延びるように溝が形成されていてもよいし、傾斜面に細かい凹凸が形成されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、傾斜部を所定の傾斜角度を有する平坦面から構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、傾斜部を曲面から構成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、平面的に見て頂上部を線状に延びるように形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、頂上部を所定の面積を有する平面にしてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、接着面の中央部に頂上部を配置し、頂上部から四方に放射状に広がるように傾斜部を配置した例を示したが、本発明はこれに限らず、頂上部の位置、数、形状などは適宜設定すればよい。たとえば、頂上部を接着面の一方の端部に配置するとともに、傾斜部を接着面の一方の端部から他方の端部まで延びるように配置してもよい。また、傾斜部の傾斜角度は一定でなくてもよく、場所によって傾斜角度が異なっていてもよい。
また、上記第2実施形態では、壁面部131dに切欠部131eを形成することにより、余分な接着剤4をはみ出させる例を示したが、本発明はこれに限らず、壁面部に穴を形成してもよい。なお、この壁面部に設ける穴は、本発明の「逃し部」の一例である。また、図19および図20に示す第2実施形態の第1変形例のように、接着面31aと端子ボックス303の内部とを導通する穴150を形成し、穴150を介して余分な接着剤4を端子ボックス303の内部にはみ出させてもよい。穴150は、接着面31aの端部(周縁部)に形成されており、開口部31b〜31e(図6参照)とは別に設けられている。穴150は、本発明の「逃し部」の一例である。
また、上記第2実施形態では、切欠部131eからはみ出した接着剤4を作業者が除去する例を示したが、本発明はこれに限らず、接着剤4を除去しなくともよい。この場合、図21に示す第2実施形態の第2変形例のように、切欠部131eに対応する位置に屋根部132aを設けた蓋部材132を用いてもよい。この場合、図21に示すように、端子ボックス103aの周縁からはみ出した接着剤4aを蓋部材132の屋根部132aにより隠すことができるので、太陽電池モジュールの美観を損ねることなく、作業者の作業工程数を削減することができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、接着剤4としてシリコーン樹脂を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、硬化する前(接着面に塗布する時)において適度な粘性を有するペースト状の接着剤であればよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、壁面部の突出高さを頂上部の突出高さよりも大きくした例を示したが、本発明はこれに限らず、壁面部の突出高さを頂上部の突出高さより小さくしてもよい。この場合でも、接着剤が端子ボックスからはみ出ることを壁面部によって抑制することができる。
1、101、201 太陽電池モジュール
2 太陽電池パネル
3、103、203 端子ボックス
4 接着剤
23 太陽電池
24b、24c、24e、24f 接続部材
31a、231a 接着面
31b、31c、31d、31e 開口部
31f、231b 頂上部
31g、231c 傾斜部
31h、131a、231d 壁面部
131b、231e 切欠部(逃し部)
150 穴(逃し部)

Claims (5)

  1. 太陽電池を含む太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルに対して接着剤を介して接着され、前記太陽電池パネルにおいて発電された電気を集電するための端子ボックスとを備え、
    前記端子ボックスは、
    前記太陽電池パネルの表面との間の間隔が最も小さい頂上部と、前記頂上部から離れるにつれて前記太陽電池パネルの表面との間隔が大きくなるように構成された傾斜部と、を含む接着面と、
    前記接着面の周縁部に形成され前記太陽電池パネル側に突出する壁面部と、を含み、
    前記接着剤は前記接着面と前記壁面部とによって囲まれた空間内に充填されている、太陽電池モジュール。
  2. 前記接着面または前記壁面部の少なくともいずれかには、切り欠き状または穴状の逃し部が形成されている、請求項に記載の太陽電池モジュール。
  3. 平面的に見て、前記接着面の角部が位置する領域において、前記壁面部の内側面は円弧形状を有している、請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記端子ボックスは、前記太陽電池パネルの太陽電池に接続された接続部材を前記端子ボックス内に導入するために前記接着面に形成された開口部を含み、
    前記頂上部は、前記開口部の周縁に沿って周状に配置されており、
    前記傾斜部は、前記周状の頂上部から前記壁面部に向かって広がるように形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 太陽電池を含む太陽電池パネルを準備する工程と、
    前記太陽電池パネルと対向させた状態で、前記太陽電池パネルの表面との間の間隔が最も小さい頂上部と、前記頂上部から離れるにつれて前記太陽電池パネルの表面との間隔が大きくなるように構成された傾斜部とを含み、前記太陽電池パネルと接着される接着面と、前記接着面の周縁部に周状に形成され前記太陽電池パネル側に突出する壁面部と、が形成された端子ボックスを準備する工程と、
    前記接着面の頂上部に接着剤を塗布する工程と、
    前記接着剤が塗布された前記端子ボックスの接着面を前記太陽電池パネルの表面に押し付けて前記接着面と前記壁面部とによって囲まれた空間内に前記接着剤を充填させて前記端子ボックスと前記太陽電池パネルとを接着する工程とを備える、太陽電池モジュールの製造方法。
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