JP2011046548A - テンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置 - Google Patents

テンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011046548A
JP2011046548A JP2009194947A JP2009194947A JP2011046548A JP 2011046548 A JP2011046548 A JP 2011046548A JP 2009194947 A JP2009194947 A JP 2009194947A JP 2009194947 A JP2009194947 A JP 2009194947A JP 2011046548 A JP2011046548 A JP 2011046548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
template
crystal
substrate
thin film
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009194947A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kiyosawa
努 清澤
Osamu Yamada
修 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009194947A priority Critical patent/JP2011046548A/ja
Publication of JP2011046548A publication Critical patent/JP2011046548A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、反りの改善したテンプレートを得ることと共に、テンプレート上に成長させた結晶のクラックを抑制し、結晶の品質を向上することを目的とするものである。
【解決手段】テンプレート1の基板の上面にマスク材を設ける第1の工程と、前記基板の上面に結晶薄膜を成長させる第2の工程と、によりテンプレートを製造する。結晶薄膜は、マスク材の上には成長しないため、基板に溝を形成せずに結晶薄膜を分割することができ、反りの改善したテンプレートを得ることができる。さらに、このテンプレート上に、厚膜のGaN結晶を育成させた場合、テンプレートの基板に溝を有していないため、基板にGaN結晶が嵌合されるように形成されないため、テンプレート上に成長させたGaN結晶のクラックを抑制することができ、GaN結晶の品質を向上することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、結晶の製造に関するものである。
GaN(窒化ガリウム)結晶を製造する方法として、テンプレート上にNa(ナトリウム)フラックスLPE法などの液相成長法により、テンプレート上に厚膜のGaN結晶を育成した後、テンプレートから分離したり、ワイヤーソーなどでスライスしたりすることで、GaN結晶を得る方法がある。ここで、テンプレートとは、基板の表面に、その後の工程で育成する結晶の結晶薄膜(種結晶薄膜)を形成させた種結晶薄膜付き基板を指す。
液層成長により製造されたGaN結晶は、HVPE法などの気相成長法により得られたGaN結晶に比べて、転位密度が少なく、またXRDの半値幅が小さいなど、結晶性に優れていることが特徴である。
GaN結晶の製造に使用するテンプレートは、以下の様に製造されていた。
すなわち、サファイアやSiCなどのベースとなる基板の上面に、気相成長により数〜数十μmのGaN結晶薄膜を結晶成長させることでテンプレートを製造していた。
このテンプレートは、基板と、その上面に結晶成長させたGaN結晶薄膜との熱膨張係数や格子定数の違いにより、大きな反りが発生していた。さらに、このテンプレート上に液相成長法によって厚膜のGaN結晶を育成させた場合においても、テンプレート自体の反りの影響を受けて、テンプレート上に育成させた厚膜のGaN結晶にも反りが発生する。
テンプレート及びテンプレート上に育成させたGaN結晶の反りを抑える手段として、ダイシング装置やレーザー加工機などにより、図7に示すように、基板に予め溝を形成して複数の領域に分割し、この基板の表面にGaN結晶薄膜を成長させることでGaN結晶薄膜の連続性を断ち切ることにより応力の発生範囲を狭めて反りを低減させたテンプレートを製造する方法がある。また、反りの低減以外に、GaN結晶薄膜の亀裂や剥離を防止する効果もある(例えば、これに類似する技術は下記特許文献1に記載されている)。
特開平11−274559号公報
上記従来例における課題は、結晶の品質が劣化してしまうことであった。
すなわち、従来例においては、テンプレートの反りを低減するために、上述のごとくテンプレートの基板に予め溝を形成しているが、このようにすると、結晶の反りは低減できるが、時として、テンプレート上に育成させた結晶にクラックが発生してしまう。
本発明者は、このようなクラックの発生原因を鋭意検討する中で、次のことを見出した。図8は、従来のテンプレート上に結晶を育成させた状態を示した断面図である。図8(a)は結晶の育成初期、図8(b)は結晶の育成後の状態、図8(c)は冷却時の状態を示している。これらの図を見てわかるように、前記テンプレート上に、厚膜の結晶を育成した場合、基板に形成した溝の内側にも結晶が結晶成長していくため、基板に結晶が嵌合されるように形成されることとなる。図8(c)に示すように、育成後の冷却時においては、基板と結晶の収縮量が異なるため、嵌合部に応力が集中してしまい、結果的に、結晶にクラックが発生させてしまうことがわかった。
そこで本発明は、テンプレート上に成長させた結晶のクラックを抑制し、結晶の品質を向上することを目的とするものである。
この目的を達成するために本発明は、上面が平坦な基板と、この基板の上面に成長させた結晶薄膜と、を備え、前記結晶薄膜の上面に溝を設けたので、所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、上面が平坦な基板と、この基板の上面に成長させた結晶薄膜と、を備え、前記結晶薄膜の上面に溝を設けたので、基板に溝を形成せずに結晶薄膜を分割することができ、反りの改善したテンプレートを得ることができる。さらに、このテンプレート上に、厚膜の結晶を育成させた場合、テンプレートのベースである基板に溝加工を施していないため、テンプレートのベースである基板と結晶とが嵌合しないため、冷却時において応力の集中を避けることができ、結晶にクラックが発生しない。結果として、結晶の品質を向上することが可能となる。
本発明の一実施形態の装置の構成図 本発明の実施の形態1におけるテンプレートの断面図および上面図 本発明の実施の形態1におけるテンプレートの製造工程を示した断面図 本発明の実施の形態1におけるテンプレート上への結晶の育成工程を示した断面図 本発明の実施の形態2におけるテンプレートの断面図および上面図 本発明の実施の形態2におけるテンプレート上への結晶の育成工程を示した断面図 従来のテンプレートの断面図 従来のテンプレート上への結晶の育成工程を示した断面図
以下、本発明の一実施形態を、テンプレートを用いた結晶製造装置の一例としてIII族窒化物結晶成長装置に適用したものを添付図面に用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施形態におけるIII族窒化物結晶成長装置の構成図である。この装置は、NaフラックスLPE法により、テンプレート上に厚膜のGaN結晶を成長させるための装置である。
まず、結晶を成長させるテンプレート1と、このテンプレート1と、ガリウムとナトリウムとを所定の量に計って坩堝2に入れる。なお、ガリウムとナトリウムとは、加熱によって液化し、この図1に示す結晶化材料3となる。
つぎに、この坩堝2を、密閉性の結晶成長容器4に入れ、その後、この結晶成長容器4を育成炉5に入れる。育成炉5は、内面を断熱材6で覆っていて、その内部に、結晶成長容器4を加熱するためのヒーター(加熱手段の一例)7を備えた電気炉となっていて、内部の温度を、熱電対8で測定しながら管理している。また、育成炉5は、その全体を揺動可能にする駆動部9を備えた構成となっている。
この育成炉5の外部より、原料ガスである窒素を、原料ガス供給部11を介して育成炉5に収納された結晶成長容器4内に供給するようになっている。
原料ガス供給部11は、原料ガスボンベ10と、この原料ガスボンベ10と結晶成長容器4を接続する接続配管12と、この接続配管12内の圧力を調整する圧力調整器13と、接続配管12内のバルブ調整としてのストップバルブ14と、接続配管12内のガス抜きを行うリーク弁15と、接続配管12の切り離し部分16と、を備えた構成となっている。
上述のように構成された装置で、結晶を育成するのであるが、その工程としては、まず、上述のごとく、坩堝2内にガリウムとナトリウム原料を入れ、この坩堝2に、原料ガスとしての窒素を原料ガスボンベ10から、窒素雰囲気圧力50気圧で供給する。その状態で育成炉5によって、育成温度850℃に坩堝2を加熱し、テンプレート1上にGaN結晶の育成を行う。
さて、ここで本発明の実施の形態における特徴点を説明する。
本発明の実施形態においては、結晶を育成する際の基になるテンプレート1および、このテンプレート1の製造方法に大きな特徴がある。
図2は、実施の形態1におけるテンプレート1の構造を示したものである。図2(a)にはこのテンプレート1の断面図を、図2(b)にはこのテンプレート1の上面図を示す。
図2に示すように、テンプレートの構成は、底面側より基板としてサファイア基板17と、このサファイア基板17上に形成した六方晶の結晶構造を有するGaN結晶薄膜18からなる。このGaN結晶薄膜18は、溝19により複数の領域に分割されている。溝19は、GaN結晶薄膜18の{1-100}面方位に沿って加工されている。
図3は、実施の形態1におけるテンプレートの製造方法を断面図で示したものである。図3(a)は基板準備工程、図3(b)はマスク材パターニング工程、図3(c)はGaN結晶薄膜成長工程、図3(d)はマスク材エッチング工程をします。これらの図を用いて、テンプレート1の製造方法について説明する。
まず、図3(a)に示すように、例えば直径3インチで基板厚さが1mm、c面の面方位を有するサファイア基板17を用意する。また、図3(a)中には図示されていないが、サファイア基板17の上面に、予め1um程度のGaNバッファ層を形成しておいても良い。なお、サファイア基板17の基板厚さを1mmとしたのは、基板厚さを厚くすることで、後の工程で成膜するGaN結晶薄膜とのサファイア基板17との熱膨張係数の違いによって発生するテンプレート1の反りを低減できるためである。より好ましくは、基板厚さを1mm以上とし、且つ基板厚さをGaN結晶薄膜の50倍以上に設定することで、テンプレート1の反りは曲率半径換算で10m以上とすることが可能である。
次に、図3(b)に示すように、サファイア基板17の上面に、マスク材20として二酸化ケイ素(SiO2)膜を約0.5um成膜し、エッチングやリフトオフなどによって溝19を形成することで、マスク材20を複数の領域に分割されるようにパターニングを行なう。また、マスク材20としては、SiO2以外に、Mo、Ta、Ptなどの高融点金属材料を用いても良い。しかしながら、SiO2はエッチング性に優れるため、プロセスが容易である。また、マスク材20の幅は50μmとした。
次に、図3(c)に示すように、HVPE法あるいはMOCVD法などの気相成長により、サファイア基板17上にGaN結晶薄膜18を成膜する。具体的な成膜条件として、成膜温度1100℃で20μmのアンドープGaN結晶薄膜18を成長させる。結果として、GaN結晶薄膜18はマスク材20の上には成長しないため、複数の領域に分割されたGaN結晶薄膜18を形成することができる。
次に、図3(d)に示すように、マスク材20であるSiO2膜をフッ酸でエッチング除去する。このエッチング工程は、このテンプレート1を用いて、NaフラックスLPE法により厚膜のGaN結晶の育成を行なうために必要な工程である。なぜなら、NaフラックスLPE法の場合、Naフラックス中にSi(シリコン)や酸素が溶け込んでしまうと、安定して結晶品質の良いGaN結晶を製造することができなくなるためである。なお、マスク材20にSiや酸素を含まない材料を選んだ場合には、マスク材20を除去せずとも結晶品質の良い厚膜のGaN結晶の育成を行なうことができる。例えば、マスク材をMo、Ta、Ptなどを用いた場合には、除去しなくても良い。
以上のように製造したテンプレート1は、応力を低減することができるため、テンプレート1自体の反りを抑制し、またGaN単結晶薄膜18の亀裂やクラックを防止することができる。
続いて、この実施の形態1のテンプレート1上に、厚膜のGaN結晶を育成する工程について説明する。育成方法としては、図1に示す装置を用いて、液相成長により厚膜のGaN結晶を育成する。
図4は、実施の形態1におけるテンプレート1上への厚膜のGaN結晶の育成の様子を示した断面図である。この図を用いて、テンプレート1上へのGaN結晶の育成について説明する。
まず、図4(a)は、GaN結晶21の育成初期の状態を示している。GaN結晶21は、GaN結晶薄膜18に対して育成されていく。主に、縦方向に育成していくが、横方向にも少しずつ育成されるため、分離されたGaN結晶薄膜18の間の溝19が埋まっていく。
図4(b)は、GaN結晶21の育成後の状態を示している。例えば、1mm厚のGaN結晶21を育成した場合、横方向成長によって溝19は完全に埋まる。前述したように、溝19はGaN結晶の{1-100}方位で加工されている。この方位で加工された溝19はGaN結晶21の横方向成長速度が速いために溝19が埋まりやすい。なお、図4(b)に示すように、溝19の上部、つまり隣り合うGaN結晶21同士が横方向成長によって接合された境界部においては結晶格子のずれが生じるため結晶転位22が増加する。よって、溝19の上にレーザーダイオード等のデバイスを製造するとデバイス特性を劣化する要因となりうるが、デバイスプロセスにおいて溝19の上にデバイスチップを配置しないようにフォトマスク設計を行なえば良い。
図4(c)は、GaN結晶21の育成後の冷却時の状態を示している。育成温度である850℃から室温に冷却していくと、サファイア基板17と、GaN結晶薄膜18(GaN結晶21含む)との熱膨張係数とが異なることから、サファイア基板17とGaN結晶薄膜18(GaN結晶21含む)の界面に応力が加わる。結果として、GaN結晶薄膜18(GaN結晶21含む)がサファイア基板17からリフトオフされ、クラックフリーのGaN結晶21を得ることができる。なお、GaN結晶薄膜18とサファイア基板17との密着性の度合いによっては完全にはリフトオフされない場合もあるが、その場合はワイヤーソーなどによりスライスを行うことで、同様にクラックフリーのGaN結晶21を得ることができる。
(実施の形態2)
この実施の形態2の特徴としては、実施の形態1と比較し、テンプレート1の構造が異なることである。なお、実施の形態1と共通な部分については説明を省くものとする。
図5は、実施の形態2におけるテンプレート1の構造を示したものである。図5(a)にはこのテンプレート1の断面図を、図5(b)にはこのテンプレート1の上面図を示す。
図5に示すように、実施の形態2におけるテンプレート1の特徴としては、実施の形態1におけるテンプレート1と比較して、複数の領域に分割されたGaN結晶薄膜18上と、サファイア基板17上に、第2のGaN結晶薄膜23を形成してあり、溝19の上にもGaN結晶薄膜18が形成してあることが特徴である。
このテンプレート1の製造方法としては、図3(d)のマスク材20のエッチング工程の後に、再びHVPE法あるいはMOCVD法などの気相成長によって第2のGaN結晶薄膜23を成長すれば良い。
続いて、この実施の形態2のテンプレート1上に、厚膜のGaN結晶を育成する工程について説明する。育成方法としては、図1に示す装置を用いて、液相成長により厚膜のGaN結晶を育成する。
図6は、実施の形態2におけるテンプレート1上への厚膜のGaN結晶21の育成の様子を示した断面図である。
まず、図6(a)は、GaN結晶21の育成初期の状態を示している。実施の形態2のテンプレート1の場合、溝19上にもGaN結晶薄膜23が形成されていることから、溝19上においても縦方向にGaN結晶21が育成する。
図6(b)は、GaN結晶21の育成後の状態を示している。前述のように、溝19上のGaN結晶21は横方向成長成分だけではなく縦方向成長成分もあるため、溝19上のGaN結晶21の境界部における結晶格子のずれを抑制し結晶転位の増加を抑制することが可能となる。よって、デバイスプロセスではデバイスチップの配置を考慮しなくても良く、デバイスチップの取れ数を向上することができる。
図6(c)に示すように、GaN結晶21の育成後の冷却時には、実施の形態1と同様に、GaN結晶21がサファイア基板17からリフトオフされ、結晶品質の良いクラックフリーのGaN結晶21を得ることができる。
以上のように、本発明のテンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置によれば、基板の上面にマスク材を設ける第1の工程と、前記基板の上面に結晶薄膜を成長させる第2の工程と、によりテンプレートを製造する。結晶薄膜は、マスク材の上には成長しないため、基板に溝を形成せずに結晶薄膜を分割することができ、反りの改善したテンプレートを得ることができる。さらに、このテンプレート上に、厚膜のGaN結晶を育成させた場合、テンプレートの基板に溝を有していないため、基板にGaN結晶が嵌合されるように形成されないため、テンプレート上に成長させたGaN結晶のクラックを抑制することができ、GaN結晶の品質を向上することができる。
本発明のテンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置は、基板に溝を形成せずに結晶薄膜を分割することができ、反りの改善したテンプレートを得ることができる。さらに、テンプレート上に育成させた結晶のクラックを抑制することができ、結晶の品質を向上することができる。したがって、たとえば、窒化物結晶の製造方法として広く活用が期待されるものである。
1 テンプレート
2 坩堝
3 結晶化材料
4 結晶成長容器
5 育成炉
6 断熱材
7 ヒーター
8 熱電対
9 駆動部
10 原料ガスボンベ
11 原料ガス供給部
12 接続配管
13 圧力調整器
14 ストップバルブ
15 リーク弁
16 切り離し部分
17 サファイア基板(基板)
18 GaN結晶薄膜(結晶薄膜)
19 溝
20 マスク材
21 GaN結晶(結晶)
22 結晶転位
23 第2のGaN結晶薄膜(第2の結晶薄膜)
24 クラック
25 嵌合部(応力集中部)

Claims (22)

  1. 上面が平坦な基板と、この基板の上面に成長させた結晶薄膜と、を備え、
    前記結晶薄膜の上面に溝を設けたテンプレート。
  2. 前記結晶薄膜の上面に設けた溝の底面は、平坦な基板で構成された請求項1に記載のテンプレート。
  3. 前記結晶薄膜の上面に設けた溝の底面は、結晶薄膜で構成された請求項1に記載のテンプレート。
  4. 前記結晶薄膜の上面に設けた溝には、マスク材が設けられた請求項1または2に記載のテンプレート。
  5. 前記マスク材は、二酸化ケイ素(SiO2)である請求項4に記載のテンプレート。
  6. 前記テンプレートは、円板状である請求項1から5のいずれか一つに記載のテンプレート。
  7. 前記結晶薄膜は六方晶の結晶構造を有する窒化物結晶である請求項1から6のいずれか一つに記載のテンプレート。
  8. 前記マスク材は、前記窒化物結晶の{1−100}面方位に沿うように設けた請求項7に記載のテンプレート。
  9. 前記基板はサファイア基板である請求項1から8のいずれか一つに記載のテンプレート。
  10. 前記基板の厚みは1mm以上である請求項1から9のいずれか一つに記載のテンプレート。
  11. 結晶の育成に用いるテンプレートの製造方法であって、
    基板の上面にマスク材を設ける第1の工程と、
    前記基板の上面に結晶薄膜を成長させる第2の工程と、
    を備えたテンプレートの製造方法。
  12. 前記第2の工程の後に、
    前記結晶薄膜が成長した基板を冷却する第3の工程と、
    冷却された基板の上面のマスク材を除去する第4の工程と、
    を備えた請求項11に記載のテンプレートの製造方法。
  13. 前記第4の工程の後に、前記成長した結晶薄膜の上面と、マスク材が除去された基板の上面と、に更に結晶薄膜を成長させる第5の工程と、を備えた請求項12に記載のテンプレートの製造方法。
  14. 前記マスク材は、二酸化ケイ素(SiO2)である請求項11から13のいずれか一つに記載のテンプレートの製造方法。
  15. 前記テンプレートは、円板状である請求項11から14のいずれか一つに記載のテンプレートの製造方法。
  16. 前記結晶薄膜は六方晶の結晶構造を有する窒化物結晶である請求項11から15のいずれか一つに記載のテンプレートの製造方法。
  17. 前記第1の工程で、前記マスク材は、前記窒化物結晶の{1−100}面方位に沿うように設けた請求項16に記載のテンプレートの製造方法。
  18. 前記基板はサファイア基板である請求項11から17のいずれか一つに記載のテンプレートの製造方法。
  19. 前記基板の厚みは1mm以上である請求項11から18のいずれか一つに記載のテンプレートの製造方法。
  20. 請求項1から10のいずれか一つに記載のテンプレート上に育成された結晶。
  21. 請求項1から10のいずれか一つに記載のテンプレートを用いて、液相成長法によりこのテンプレート上に結晶を成長させる結晶製造方法であって、
    坩堝に、前記テンプレートと、結晶原料である金属ガリウムとナトリウムと、を収納し、この坩堝を、加熱手段により所定の温度で加熱し、原料ガス供給手段により所定の気圧の窒素雰囲気下にした状態で、前記テンプレート上に結晶を育成する結晶製造方法。
  22. 育成炉と、
    この育成炉内に配置された結晶成長容器と、
    この結晶成長容器を加熱する加熱手段と、
    前記結晶成長容器内に原料ガスを供給する原料ガス供給部と、
    前記結晶成長容器内に設けた坩堝と、を備え、
    前記坩堝内には、請求項1から10のいずれか一つに記載のテンプレートを設けた結晶製造装置。
JP2009194947A 2009-08-26 2009-08-26 テンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置 Pending JP2011046548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194947A JP2011046548A (ja) 2009-08-26 2009-08-26 テンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194947A JP2011046548A (ja) 2009-08-26 2009-08-26 テンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011046548A true JP2011046548A (ja) 2011-03-10

Family

ID=43833290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009194947A Pending JP2011046548A (ja) 2009-08-26 2009-08-26 テンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011046548A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237568A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 豊田合成株式会社 III族窒化物半導体結晶の製造方法およびGaN基板の製造方法
WO2015159342A1 (ja) * 2014-04-14 2015-10-22 株式会社サイオクス 窒化物半導体単結晶基板の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001257166A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 窒化物半導体基板およびその製造方法
JP2005012171A (ja) * 2003-03-20 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Iii族窒化物基板の製造方法および半導体装置
JP2006052102A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Hitachi Cable Ltd Iii−v族窒化物系半導体基板及びその製造方法並びにiii−v族窒化物系半導体
JP2009018972A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Ngk Insulators Ltd 非極性面iii族窒化物の製造方法
WO2009093753A1 (ja) * 2008-01-24 2009-07-30 Ngk Insulators, Ltd. Iii族金属窒化物単結晶の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001257166A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 窒化物半導体基板およびその製造方法
JP2005012171A (ja) * 2003-03-20 2005-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Iii族窒化物基板の製造方法および半導体装置
JP2006052102A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Hitachi Cable Ltd Iii−v族窒化物系半導体基板及びその製造方法並びにiii−v族窒化物系半導体
JP2009018972A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Ngk Insulators Ltd 非極性面iii族窒化物の製造方法
WO2009093753A1 (ja) * 2008-01-24 2009-07-30 Ngk Insulators, Ltd. Iii族金属窒化物単結晶の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014237568A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 豊田合成株式会社 III族窒化物半導体結晶の製造方法およびGaN基板の製造方法
WO2015159342A1 (ja) * 2014-04-14 2015-10-22 株式会社サイオクス 窒化物半導体単結晶基板の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI437637B (zh) 利用自我分裂來製造氮化鎵單晶基板的方法
JP4823856B2 (ja) AlN系III族窒化物単結晶厚膜の作製方法
JP2006312571A (ja) Ga2O3系結晶の製造方法
JP6212203B2 (ja) 窒化物半導体単結晶基板の製造方法
JP2008013390A (ja) AlN結晶基板の製造方法、AlN結晶の成長方法およびAlN結晶基板
WO2010007867A1 (ja) Iii族窒化物結晶の製造方法およびiii族窒化物結晶
JP2006290677A (ja) 窒化物系化合物半導体結晶の製造方法及び窒化物系化合物半導体基板の製造方法
JP2014009156A (ja) 窒化ガリウム基板の製造方法および該方法により製造された窒化ガリウム基板
JP2007142003A (ja) Iii族窒化物結晶の作製方法、エピタキシャル基板における反り低減方法、エピタキシャル基板、および半導体素子
JP5444969B2 (ja) テンプレート
JP7182262B2 (ja) Ramo4基板およびその製造方法、ならびにiii族窒化物半導体
JP2011046548A (ja) テンプレートと、このテンプレートの製造方法と、このテンプレートを用いて育成した結晶と、この結晶の製造方法および製造装置
KR20160136581A (ko) 벽개 특성을 이용한 질화물 반도체 기판 제조 방법
KR20090094516A (ko) 질화갈륨 성장용 베이스 기판, 베이스 기판 제조 방법 및질화갈륨 성장 방법
JP2009084136A (ja) 半導体デバイスの製造方法
WO2013128892A1 (ja) 自立基板の製造方法
WO2019017043A1 (ja) 単結晶AlNの製造方法、及び、単結晶AlN
JP2013256440A (ja) 窒化ガリウム基板の製造方法及び該製造方法により製造された窒化ガリウム基板
JP2004273964A (ja) 半導体単結晶の製造方法
US20140116327A1 (en) Method and apparatus for fabricating free-standing group iii nitride crystals
JP2010265132A (ja) 窒化物単結晶の製造方法
JP2017214232A (ja) 窒化物化合物半導体基板の製造方法
US20200024770A1 (en) Method of manufacturing group iii nitride semiconductor substrate, group iii nitride semiconductor substrate, and bulk crystal
JP4689526B2 (ja) Iii族窒化物半導体自立基板の製造方法
KR20140003312A (ko) 질화갈륨 기판 제조방법 및 이에 의해 제조된 질화갈륨 기판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120621

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130305

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130312

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20130510

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130919

A02 Decision of refusal

Effective date: 20131210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02