JP2011043673A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶媒体の搭載された現像装置と記憶媒体の搭載されない現像装置とのどちらが装着されても、その装着状態を迅速に判断可能である画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供する。
【解決手段】CPUは、前回の判断結果が記憶媒体有である場合(S101でYes)には、現像装置の記憶媒体へアクセスすることによる現像装置の装着の有無の判別(第1の手段での判別)を行う。第1の手段で装着無と判別した場合には、現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づく現像装置の装着の有無の判別(第2の手段での判別)を行う。前回の判断結果が記憶媒体有でない場合(S101でNo)には、第2の手段で判別を行う。第1および第2の手段の少なくともいずれかで装着有と判別した場合には、記憶媒体の有無の判断結果を出力する。第2の手段で装着無と判別した場合には、現像装置未装着の判断結果を出力する。判断結果を記憶手段に記憶する。
【選択図】図11

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関し、より特定的には、現像装置の状態を判断可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置の現像装置には寿命があるため、高画質の画像を常に得るためには、寿命の来た現像装置を新しい現像装置と交換する必要がある。画像形成装置に現像装置が装着されているか否かの判断は、従来、現像装置に搭載された、データが予め保存されている記憶媒体にアクセスすることにより行われている。この記憶媒体は、現像装置の装着の有無を判断可能にする役割の他に、現像装置特有のデータを保存する役割を果たしている。現像装置特有のデータとは、現像装置のID(Identification Data)や仕向け、色情報、寿命情報、および使用履歴などのデータである。
たとえば特開平9−120246号公報(特許文献1)には、電子写真感光体と、電子写真感光体に作用する現像手段などとを一体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジに対し、画像形成情報を記憶するNVRAMを設ける技術が開示されている。このカートリッジが装着されると、カートリッジの装置検知機構は、カートリッジのNVRAMから情報X、Y、Z、・・・を読み出す。そして、読み出した情報を装置検知機構のメモリにコピーし、同時に読出し情報と同一の書込み情報X’、Y’、Z’・・・を、NVRAMのX、Y、Z、・・・が記憶されていた領域と同一の記憶領域へ書き込む。そして、メモリに記憶された読出し情報X、Y、Z、・・・と、NVRAMに記憶された書込み情報X’、Y’、Z’・・・とを比較することにより、カートリッジの装着情報を確認している。
しかし、近年、コストダウンの目的で、記録媒体を取り除いた現像装置が提案されている。この現像装置の場合、現像装置特有のデータは、現像装置の記録媒体ではなく、画像形成装置本体の記憶媒体に記憶される。また、現像装置の装着の有無は、現像装置に搭載されたセンサの出力値に基づいて判断される。
たとえば特開平8−137170号公報(特許文献2)には、トナー濃度検知手段の出力値により現像装置の装着の有無を判別する技術が開示されている。現像装置は、現像剤撹拌部から独立した現像剤格納部と、現像剤撹拌部に設置され、現像剤撹拌部に搬送される現像剤の特性に応じてトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段とを備えている。トナー濃度検知手段は、現像剤撹拌部に配置された検出コイルを有しており、この検出コイルを含むLC発振回路の周波数変化に基づいてトナー濃度を検知している。
特開平9−120246号公報 特開平8−137170号公報
上述のように、記憶媒体が搭載された現像装置と搭載されない現像装置との2種類が存在する。画像形成装置においては、どちらの現像装置が搭載されていても、装着状態を判断する必要がある。
特に4色の現像装置を備えるカラー画像形成装置においては、記憶媒体の搭載された現像装置と、記憶媒体の搭載されない現像装置との2種類の現像装置とが混在する場合があり得る。どちらの種類の現像装置が装着されるかは不明であるため、どちらの種類の現像装置が装着されていても、装着状態を判断する必要がある。
したがって、本発明の目的は、記憶媒体の搭載された現像装置と記憶媒体の搭載されない現像装置とのどちらが装着されたとしても、その装着状態を迅速に判断可能である画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う画像形成装置は、現像装置の状態を判断可能である画像形成装置であって、現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより現像装置の装着の有無を判別する第1の手段と、現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて現像装置の装着の有無を判別する第2の手段と、前回の判断結果を記憶する記憶手段と、判断手段とを備えている。判断手段は、前回の判断結果を記憶手段から入手する。前回の判断結果が記憶媒体有である場合には、第1の手段で判別を行う。第1の手段で装着無と判別した場合には、第2の手段で判別を行う。前回の判断結果が記憶媒体有でない場合には、第2の手段で判別を行う。第1および第2の手段の少なくともいずれかで装着有と判別した場合には、記憶媒体の有無の判断結果を出力する。第2の手段で装着無と判別した場合には、現像装置未装着の判断結果を出力する。判断結果を記憶手段に記憶する。
本発明の他の局面に従う画像形成装置の制御方法は、現像装置の状態を判断可能である画像形成装置の制御方法である。この制御方法は以下のステップを備えている。前回の判断結果を入手する。前回の判断結果が記憶媒体有である場合には、現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより現像装置の装着の有無を判別する第1の手段で判別を行う。前回の判断結果が記憶媒体有である場合であって、かつ第1の手段で装着無と判別した場合には、現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて現像装置の装着の有無を判別する第2の手段で判別を行う。前回の判断結果が記憶媒体有でない場合には、第2の手段で判別を行う。第1および第2の手段の少なくともいずれかで装着有と判別した場合には、記憶媒体の有無の判断結果を出力する。第2の手段で装着無と判別した場合には、現像装置未装着の判断結果を出力する。判断結果を記憶手段に記憶する。
本発明のさらに他の局面に従う画像形成装置の制御プログラムは、現像装置の状態を判断可能である画像形成装置の制御プログラムである。この制御プログラムは以下のステップをコンピュータに実行させる。前回の判断結果を入手する。前回の判断結果が記憶媒体有である場合には、現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより現像装置の装着の有無を判別する第1の手段で判別を行う。前回の判断結果が記憶媒体有である場合であって、かつ第1の手段で装着無と判別した場合には、現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて現像装置の装着の有無を判別する第2の手段で判別を行う。前回の判断結果が記憶媒体有でない場合には、第2の手段で判別を行う。第1および第2の手段の少なくともいずれかで装着有と判別した場合には、記憶媒体の有無の判断結果を出力する。第2の手段で装着無と判別した場合には、現像装置未装着の判断結果を出力する。判断結果を記憶手段に記憶する。
本発明の画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムによれば、前回の判断結果に基づいて、現像装置の装着の有無を判別するために第1の手段および第2の手段のどちらを先に用いて判別を行うかが決定される。その結果、第1の手段および第2の手段の両方による判別を必ずしも行う必要がなくなる。したがって、記憶媒体の搭載された現像装置と記憶媒体の搭載されない現像装置とのどちらが装着されたとしても、その装着状態を迅速に判断可能である。
本発明の画像形成装置において好ましくは、センサは、二成分トナーの透磁率を検出する透磁率センサ、またはトナー量を量るレベルセンサである。
本発明の画像形成装置において好ましくは、前回の判断結果が記憶媒体有でない場合であって、かつ第2の手段で装着有と判別した場合には、第1の手段で判別を行う。これにより、前回の判断結果が記憶媒体有でない場合であっても、現像装置における記憶媒体の有無を判別することができる。
本発明の画像形成装置において好ましくは、判断手段は、前回の判断結果が記憶媒体有でない場合であって、かつ第2の手段で装着有と判別しかつ第1の手段で装着無と判別した場合であって、かつ第2の手段での前回の判別の際の出力値と、第2の手段での判別の際の出力値との間に一定の差がある場合には、現像装置に対し初期設定処理を行う。これにより、記憶媒体の搭載されていない現像装置を記憶媒体の搭載されていない現像装置に交換した場合であっても、センサの出力値の差に基づいて初期設定処理を行うことができる。
本発明の画像形成装置において好ましくは、判断手段は、前回の判断結果が記憶媒体有である場合であって、かつ第1の手段で装着有と判別し、かつ前回の判断結果における記憶媒体に記憶された現像装置固有の情報と、第1の手段での判別の際の記憶媒体に記憶された現像装置固有の情報とが異なる場合には、現像装置に対し初期設定処理を行う。これにより、記憶媒体の搭載された現像装置を記憶媒体の搭載された現像装置に交換した場合であっても、記憶媒体に記憶された現像装置固有の情報の違いに基づいて現像装置が交換されたことを感知し、初期設定処理を行うことができる。
本発明の画像形成装置において好ましくは、判断手段は、判断結果が前回の判断結果における記憶媒体の有無と異なる場合には、現像装置に対し初期設定処理を行う。これにより、記憶媒体の搭載された現像装置を記憶媒体の搭載されない現像装置に交換した場合や、記憶媒体の搭載されない現像装置を記憶媒体の搭載された現像装置に交換した場合に、現像装置が交換されたことを感知し、初期設定処理を行うことができる。
本発明の画像処理装置において好ましくは、初期設定処理とは、現像装置で最適に画像形成するための条件を設定するための処理であり、画像安定化処理またはセンサの出力値調節を含んでいる。
本発明の画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラムによれば、記憶媒体の搭載された現像装置と記憶媒体の搭載されない現像装置とのどちらが装着されたとしても、その装着状態を迅速に判断可能である。
本発明の一実施の形態における画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 画像形成装置の制御系を示す概略ブロック図である。 現像装置に搭載されるCPU基板の部品実装面側の構成を示す概略図である。 現像装置に搭載されるCPU基板の接点側の構成を示す概略図である。 現像装置に搭載される不揮発性メモリ基板の構成を示す概略図である。 透磁率センサを搭載した現像装置の構成を模式的に示す図である。 (a)は、トナーが満杯に充填されている場合の、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。(b)は、トナーが空の場合の、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。(c)は、現像装置が未装着である場合の、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。 レベルセンサを搭載した現像装置の構成を模式的に示す図である。 図8における矢印Vの方向から見た場合の現像装置の構成を模式的に示す図である。 (a)は、トナーが満杯に充填されている場合の、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。(b)は、トナーが空の場合の、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。(c)は、現像装置が未装着である場合の、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。 制御部が実行する、現像装置の状態を判断する際の制御処理のメインルーチンを示す図である。 図11の処理Aのサブルーチンの詳細を示す図である。 図11の処理Bのサブルーチンの詳細を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置1は、たとえばタンデム系カラーデジタルプリンタであり、画像プロセス部2と、給送部4と、定着装置5と、制御部6とを備えている。画像形成装置1は、図示しない外部コンピュータなどとたとえば社内LAN(Local Area Network)を介して接続されている。この外部コンピュータから印刷の実行指示を受けると、その指示に従って、記録シートS上にカラー画像を形成して出力する。
画像プロセス部2は、主に画像の形成を担う部分であり、1次転写ベルト11と、画像形成ユニット3Y、3M、3C、3Kと、光学部10とを備えている。1次転写ベルト11は、所定の張力を維持するようにローラ12aおよび12bにより懸架されるとともに、ローラ12aおよび12bの回転によって図1中矢印A方向に所定の速度で回転する。画像形成ユニット3Y〜3Kの各々は、1次転写ベルト11に沿って所定間隔で配置されている。光学部10は、画像形成ユニット3Y〜3Kの下方に配置されており、レーザダイオードなどの発光素子を備えている。なお画像プロセス部2において、参照番号の後に“Y”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがイエローのトナーによる画像を生成し、以下同様に参照番号の後に“M”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットはマゼンタのトナーによる画像を形成し、参照番号の後に“C”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがシアンのトナーによる画像を生成し、参照番号の後に“K”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがブラックのトナーによる画像を生成する。
画像形成ユニット3Y〜3Kのうち、たとえばイエローのトナーによる画像を形成するための画像形成ユニット3Yを例にとって説明する。画像形成ユニット3Yは、感光体ドラム31Yと、帯電器32Yと、現像装置33Yと、1次転写ローラ34Yと、クリーナ35Yとを備えている。1次転写ベルト11の内部には1次転写ローラ34Yが配置されており、1次転写ローラ34Yと対向する位置には、感光体ドラム31Yが配置されている。感光体ドラム31Yの外周には、帯電器32Y、現像装置33Y、およびクリーナ35Yが配置されている。他の画像形成ユニット3M〜3Kの各々の構成は、画像形成ユニット3Yの構成と同じであるので、その説明は繰り返さない。
給送部4は、主に記録シートの搬送を担う部分でもあり、記録シートSを納める給紙カセット49と、納められている記録シートSを搬送路47へ1枚ずつ繰り出す繰出しローラ42と、繰り出された記録シートSを送り出すタイミングを図るタイミングローラ対44と、2次転写ローラ45とを備えている。
制御部6は、画像形成装置1の全体の動作や温度等を一括して制御するコントローラである。制御部6は、形成すべき画像のデータに基づいて、画像形成ユニット3Y〜3Kごとに光学部10の発光素子用の駆動信号を生成する。そして、1次転写において各色のトナー像を正確に重ねたり、2次転写において記録シートSにトナー画像が正確に転写されるようにタイミングを調整したりする。
外部コンピュータから印刷の実行指示を受けると、制御部6は、外部コンピュータから送信された文書に基づく画像信号に対して所定の画像処理を施す。そして、得られたイエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色に対応するデジタル信号を、画像形成ユニット3Y〜3Kの各々に与える。たとえばイエローのトナーによる画像を生成する際には、デジタル信号を受けた画像形成ユニット3Yは、帯電器32Yによって一様に帯電された感光体ドラム31Yに対し、光学部10からレーザ光Lを出射する。これにより感光体ドラム31Y表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31Yの静電潜像にトナーを吸着させることにより、現像装置33Yはイエローのトナーによる現像を行う。現像されたトナー像は感光体ドラム31Yから1次転写ベルト11に1次転写される。1次転写後、感光体ドラム31Yに残留するトナーは、クリーナ35Yによって除去される。他の画像形成ユニット3M、3C、3Kにおいても、同様の方法により各色のトナー像が1次転写ベルト11に1次転写される(図中の符号を省略している)。1次転写ベルト11には最終的にフルカラーのトナー画像が生成される。
記録シートSは、繰出しローラ42およびタイミングローラ対44によって、搬送路47を通じて2次転写ローラ45へ搬送される。そして記録シートSは、2次転写位置46において1次転写ベルト11のトナー画像が2次転写される。記録シートSは、定着装置5において転写されたトナー画像が定着され、排紙ローラ71によって排紙トレイ72へ排紙される。
図2は、画像形成装置の制御系を示す概略ブロック図である。図2を参照して、制御部6は、CPU(Central Processing Unit)101、インターフェイス(I/F)部102、画像処理部103、画像メモリ104、LD(Laser Diode)駆動部105、ROM(Read Only Memory)106およびRAM(Random Access Memory)107を備えている。I/F部102は、LANと接続するための通信インターフェイス(LANカード、LANボード等)である。画像処理部103は、I/F部102を介して外部の装置から受信したRGBの画像データに、公知の色補正処理やMTF補正処理等を加えて、現像色YMCKの画像データを生成する。生成された各色の画像データは、一旦画像メモリ104に格納された後、画像形成実行時にCPU101により読み出されてLD駆動部105に送信される。LD駆動部105は、内部にラインメモリを有し、画像データを1走査ラインずつ順次保持して、光学部10の半導体レーザダイオードLDを駆動するための駆動パルスに変換して光学部に送る。これにより、当該画像データに基づく感光体ドラムへの露光走査が行われ、感光体ドラム31Y等上に各現像色の静電潜像が順次形成される。CPU101は、ROM106から必要なプログラムを読み出して、画像形成ユニットの感光体ドラム31Y、転写ローラソレノイド73を用いた1次転写ベルト11や2次転写位置46の動作、クリーナ用ソレノイド74を用いたクリーナ35Yの動作、および給送部4の繰出しローラ42の動作などを統括的に制御し、画像形成動作などを円滑に実行させる。またCPU101は、内部にタイマー機能やカウンタ機能なども有し、上記制御プログラムの実行時に使用する。さらにCPU101は、1次転写ローラ34Y、2次転写ローラ45、またはクリーナ35Yの接離動作に伴う1次転写ベルト11の走行速度の変動に関するデータの取得処理や、これに伴う補正制御を実行する。ROM106には、画像形成動作や色ずれ補正制御、各現像装置搭載記憶媒体75Y〜75Kのメモリの読み出し、書き込み制御、各現像装置搭載センサ91Y〜91Kからの入力でトナー状態やトナー量を判断する制御などのための各種プログラムが格納されている。RAM107は、CPU101のワークエリアを提供する。また、CPU101は、現像装置33Y〜33Kの各々における記憶媒体の有無やセンサの出力値に関する情報の書込みおよび読出しを、画像形成装置本体に設けられたEEPROM108に対して行う。なお、センサ91Y〜91Kは、画像形成装置本体に設けられていてもよい。
本実施の形態の画像形成ユニット3Y〜3Kの各々において、制御部6は、現像装置33Y〜33Kの各々の記憶媒体へアクセスすることにより現像装置33Y〜33Kの各々の装着状態を判別可能である。また、現像装置の33Y〜33Kの各々のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて現像装置33Y〜33Kの各々の装着の有無を判別可能である。次に、これら2つの判別方法が用いられる現像装置の構成および判別方法について説明する。なお、以下においては現像装置33Yの構成および判別方法について説明するが、他の現像装置33M〜33Kの構成および判別方法も現像装置33Yと同じである。
(1) 現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより現像装置の装着状態を判別する方法(第1の手段での判別方法)
(1−a) 現像装置の記憶媒体がCPUである場合
図3は、現像装置に搭載されるCPU基板の部品実装面側の構成を示す概略図である。図4は、現像装置に搭載されるCPU基板の接点側の構成を示す概略図である。図3および図4を参照して、現像装置33Yには、CPU基板である基板39Yが搭載されている。基板39Yの部品実装面側には、記憶媒体75Yとして、不揮発性メモリを内蔵しているマイコンが実装されている。基板39Yの裏面の接点側には、接点A、接点B、および接点Cの各々が形成されている。接点A〜Cの各々には金メッキが施されている。接点AはGND接続用、接点Bは5V電源用、接点Cは双方向通信用の接点である。接点A、接点Bは不揮発性メモリ内蔵マイコンへの電源供給用である。
制御部6のCPU101(図2)は、記憶媒体75Yに対して装着確認のための送信を行う。その結果、記憶媒体75Yから装着である旨の応答があれば現像装置が装着されていると判断し、応答がなければ装着されていないと判断する。装着されていると判断した場合、CPU101は現像装置固有の情報を記憶媒体75Yから得ることができる。なお、上述の基板形状や配線方法などの実装形態は代表的なものであり、本発明における実装形態はこの限りではない。
(1−b) 現像装置の記憶媒体が不揮発性メモリである場合
図5は、現像装置に搭載される不揮発性メモリ基板の構成を示す概略図である。図5を参照して、現像装置33Yには、不揮発性基板である基板39Yが搭載されている。基板39Yの表面には、記憶媒体75Yとしての不揮発性メモリと、外部接続コネクタ50Yとが実装されている。記憶媒体75Yは、1〜8の番号が付けられた入出力端子を有している。これらの入出力端子には、GND接続、5V電源、送信、受信、クロック、およびセレクト信号の端子が、外部接続コネクタ50Yを通して電気的に接続される。
制御部6のCPU101(図2)は、記憶媒体75Yに対して装着確認のための書き込みを行う。その結果、書き込みが正常に行われた場合、現像装置が装着されていると判断し、書き込みが正常に行われなかった場合、装着されていないと判断する。装着されていると判断した場合、CPU101は現像装置固有の情報を記憶媒体75Yから得ることができる。なお、上述の基板形状や配線方法などの実装形態は代表的なものであり、本発明における実装形態はこの限りではない。
現像装置には、上記のようにして記憶媒体を搭載することができる。一方で、記憶媒体を搭載しない現像装置も存在する。記憶媒体を搭載しない現像装置に関しては、以下のようにしてその装着状態を判断することができる。
(2) 現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値により現像装置の装着状態を判別する方法(第2の手段での判別方法)
(2−a) センサが透磁率センサである場合
図6は、透磁率センサを搭載した現像装置の構成を模式的に示す図である。図6を参照して、現像装置33Yは、現像ローラ36Yと、攪拌スクリュー37Yと、搬送スクリュー38Yと、現像槽40Yと、センサ91Yとを含んでいる。現像槽40Yの内部には、攪拌スクリュー37Y、搬送スクリュー38Y、および現像ローラ36Yが配置されている。攪拌スクリュー37Yが設けられている現像槽40Yの空間と搬送スクリュー38Yが設けられている現像槽40Yの空間とは壁によって一部隔てられている。現像ローラ36Yは感光体ドラム31Yの付近に設けられている。センサ91Yは攪拌スクリュー37Yが設けられた現像槽40Yの底部に設けられている。攪拌スクリュー37Yにはマイラーシート41Yが取り付けられている。
現像槽40Y内には、トナーとキャリアとからなる現像剤(二成分トナー)が充填されている。この現像剤は攪拌スクリュー37Yおよび搬送スクリュー38Yによって現像槽40Y内で攪拌され、現像ローラ36Yへ搬送される。現像ローラ36Yに搬送された現像剤は、現像ローラ36Yによって感光体ドラム31Yに受け渡される。
透磁率センサ91Y周辺に存在する現像剤は、攪拌スクリュー37Yに取り付けられたマイラーシート41Yにより攪拌される。攪拌スクリュー37Yが1回転する毎に透磁率センサ91Yの周辺に新たな現像剤が流入し、現像剤の入れ替えが生じる。透磁率センサ91Yは、現像剤のキャリアに含まれる鉄分の透磁率を読み取り、透磁率に応じたパルス信号を出力する。この出力値は、現像装置搭載センサ91Y(図2)の出力値として、絶えずCPU101に入力される。
図7は、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。(a)は、トナーが満杯に充填されている場合、(b)はトナーが空の場合、(c)は現像装置が未装着である場合を示している。図7を参照して、現像装置が装着されていて、かつトナーが満杯に充填されている場合には、(a)に示すように単位時間(たとえば50msec)あたりのパルス数は多くなり、現像装置が装着されていて、かつトナーが空の場合には、(b)に示すように単位時間あたりのパルス数は少なくなる。また、現像装置が画像形成ユニットに未装着の場合には、入力パルス数は0となる。したがって、単位時間あたりのセンサからの出力値(パルス数)により、現像装置の状態が判別できる。
ここで、図2を参照して、CPU101は単位時間あたりのセンサ91Yからのパルス数をEEPROM108に絶えずバックアップ(書込み)してもよい。また、CPU101は、現像装置の装着状態に関する前回の判別の際のパルス数と、今回の判別の際のパルス数とに基づいて、現像装置が交換されたか否かを判断してもよい。具体的には、前回の判別の際のパルス数と今回の判別の際のパルス数との差が一定以上であった場合(現像装置交換後に検出した単位時間あたりのセンサからの出力パルス数の方が極端に多かった場合(または少なかった場合))に、現像装置が交換されたと判断してもよい。なお、上述の装置構成、センサの出力値、および判別方法は一例であり、本発明における装置構成、センサの出力値、および判別方法はこの限りではない。
(2−b) センサがレベルセンサである場合
図8は、レベルセンサを搭載した現像装置の構成を模式的に示す図である。図9は図8における矢印Vの方向から見た場合の現像装置の構成を模式的に示す図である。図8および図9を参照して、現像装置33Yは、現像ローラ36Yと、攪拌スクリュー37Yと、現像槽40Yとを含んでいる。現像槽40Yの内部には、攪拌スクリュー37Yおよび現像ローラ36Yが配置されている。現像ローラ36Yは感光体ドラム31Yの付近に設けられている。現像槽40Y内には現像剤が充填されおり、現像槽40Yの側面には、現像剤(トナー)の量を確認するための窓92Yが設けられている。また、窓92Yから見える位置には、センサ91Y(トナーレベルセンサ)が設置されている。センサ91Yは画像形成ユニット3Y本体側に設けられていてもよい。
現像槽40Y内の現像剤は、攪拌スクリュー37Yによって現像槽40Y内で攪拌されてその高さが均一にされ、現像ローラ36Yへ搬送される。現像ローラ36Yに搬送された現像剤は、現像ローラ36Yによって感光体ドラム31Yに受け渡される。窓92Yを通して、現像装置を挟んで反対側(図8中左側)にある図示しない発光部からセンサ91Y全体に向けて光が照射され、センサ91Yにおいてその光が受光される。光を受光したセンサ91Yは、受光量をアナログ値(たとえば電圧値)に変換して出力する。センサ91Yからの出力値は、現像剤の液面から露出している部分が少ないほど高くなる(または低くなるようにしてもよい)。この出力値は、現像装置搭載センサ91Y(図2)の出力値として、絶えずCPU101に入力される。
図10は、センサからの出力値の時間経過を模式的に示す図である。(a)は、トナーが満杯に充填されている場合、(b)はトナーが空の場合、(c)は現像装置が未装着である場合を示している。図10を参照して、現像装置が装着されていて、かつトナーが満杯に充填されている場合には、(a)に示すように単位時間(たとえば50msec)あたりのアナログ値の平均値は高くなり、現像装置が装着されていて、かつトナーが空の場合には、(b)に示すように単位時間あたりのアナログ値の平均値は低くなる。また、現像装置が画像形成ユニットに未装着の場合には、単位時間あたりのアナログ値の平均値は0となる。したがって、単位時間あたりのアナログ値の平均値を確認することにより、現像装置の状態が判別できる。
ここで、図2を参照して、CPU101は単位時間あたりのセンサ91Yからのアナログ値をEEPROM108に絶えずバックアップしてもよい。また、CPU101は、現像装置の装着状態に関する前回の判別の際のセンサ91Yからの出力値と、今回の判別の際のセンサ91Yからの出力値とに基づいて、現像装置が交換されたか否かを判断してもよい。具体的には、前回の判別の際のセンサ91Yからの出力値と今回の判別の際のセンサ91Yからの出力値との差が一定以上であった場合(現像装置交換後に検出した単位時間あたりのセンサからの出力値の方が極端に大きかった場合(または小さかった場合))に、現像装置が交換されたと判断してもよい。なお、上述の装置構成、センサの出力値、および判別方法は一例であり、本発明における装置構成、センサの出力値、および判別方法はこの限りではない。
続いて、現像装置の状態を判断する際の画像形成装置の制御方法の一例について説明する。
図11は、制御部が実行する、現像装置の状態を判断する際の制御処理のメインルーチンを示す図である。YMCK4色の現像装置のそれぞれに対して、図11の処理が実行される。図11を参照して、CPU101は、現像装置における記憶媒体の有無に関する前回の判断結果をたとえばEEPROM108から入手し、前回の判断結果が「記憶媒体有」か否かを判別する(S101)。その結果、前回の判断結果が「記憶媒体無」である場合(S101でNo)には、処理Aを実行し(S102)、現像装置の状態の判断を終了する。前回の判断結果が「記録媒体有」である場合(S101でYes)には、処理Bを実行し(S103)、現像装置の状態の判断を終了する。前回の判断結果の無い初期状態である場合には、処理Aを実行する。
図12は、図11の処理Aのサブルーチンの詳細を示す図である。図12を参照して、処理Aにおいては、現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて(第2の手段により)現像装置の装着の有無を判別する(S1)。その結果、現像装置が装着されていると判別された場合(S1でYes)には、画像形成装置本体の記憶媒体(EEPROM108)にセンサの出力値をバックアップする(S2)。次に、現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより(第1の手段により)現像装置の装着の有無を判別する(S3)。その結果、現像装置が装着されていると判別された場合(S3でYes)には、画像形成装置本体の記憶媒体(たとえばEEPROM108)に現像装置固有の情報をバックアップする(S4)。次に、初期設定処理を行い(S5)、画像形成装置本体の記憶媒体(たとえばEEPROM108)に「記憶媒体有」をバックアップする(S6)。次に、判断結果として「記憶媒体有の現像装置が装着されている」ことを出力し(S7)、現像装置の状態の判断を終了する。
ステップS3における、現像装置の記憶媒体へアクセスすることによる判別の結果、現像装置が装着されていないと判別された場合(S3でNo)には、記憶媒体が搭載されていない現像装置が装着されていることを意味している。そこで、前回の判別結果におけるセンサの出力値と、ステップS1において得られたセンサの出力値とを比較する(S11)。その結果、前回の判別結果におけるセンサの出力値よりも今回のセンサの出力値の方が大きい場合には、新しい現像装置が装着されたことを示しているので、初期設定処理を行い(S12)、画像形成装置本体の記憶媒体に「記憶媒体無」をバックアップする(S13)。次に、判断結果として「記憶媒体無の現像装置が装着されている」ことを出力し(S14)、現像装置の状態の判断を終了する。なお、ステップS11においては、前回の判別結果におけるセンサの出力値よりも今回のセンサの出力値の方が極端に少ない場合にも、ステップS12に進むこととしてもよい。
ステップS11における比較の結果、今回のセンサの出力値が前回の判別結果におけるセンサの出力値以下である場合には、初期設定処理を行うことなく、画像形成装置本体の記憶媒体に「記憶媒体無」をバックアップする(S13)。次に、判断結果として「記憶媒体無の現像装置が装着されている」ことを出力し(S14)、現像装置の状態の判断を終了する。
ステップS1における、現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づく判別の結果、現像装置が装着されていないと判別された場合(S1でNo)には、判断結果として「現像装置が未装着である」ことを出力し(S21)、現像装置の状態の判断を終了する。なお、図12とは別のルーチンにより常に(定期的に)センサの出力値をバックアップすることで、ステップS2の処理を不要としてもよい。また同様に、図12のステップS4の処理を不要としてもよい。
図13は、図11の処理Bのサブルーチンの詳細を示す図である。図13を参照して、処理Bにおいては、現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより(第1の手段により)現像装置の装着の有無を判別する(S31)。その結果、現像装置が装着されていると判別された場合(S31でYes)には、今回バックアップされた現像装置固有の情報と、前回の判断結果における現像装置固有の情報とを比較する(S32)。これらの情報が異なる場合(S32でYes)には、新しい現像装置が装着されたことを示しているので、画像形成装置本体の記憶媒体に現像装置固有の情報をバックアップし(S33)、初期設定処理を行う(S34)。そして、画像形成装置本体の記憶媒体に「記憶媒体有」をバックアップする(S35)。次に、判断結果として「記憶媒体有の現像装置が装着されている」ことを出力し(S36)、現像装置の状態の判断を終了する。
ステップS32における比較の結果、今回バックアップされた現像装置固有の情報と、前回の判断結果における現像装置固有の情報とが同一である場合(S32でNo)には、現像装置固有の情報のバックアップおよび初期設定処理を行うことなく、画像形成装置本体の記憶媒体に「記憶媒体有」をバックアップする(S35)。次に、判断結果として「記憶媒体有の現像装置が装着されている」ことを出力し(S36)、現像装置の状態の判断を終了する。
ステップS31における、現像装置の記憶媒体へアクセスすることによる判別の結果、現像装置が装着されていないと判別された場合(S31でNo)には、現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて現像装置の装着の有無を判別する(S41)。その結果、現像装置が装着されていると判別された場合(S41でYes)には、画像形成装置本体の記憶媒体にセンサの出力値をバックアップし(S42)、初期設定処理を行う(S43)。次に、画像形成装置本体の記憶媒体に「記憶媒体無」をバックアップする(S44)。次に、判断結果として「記憶媒体無の現像装置が装着されている」ことを出力し(S45)、現像装置の状態の判断を終了する。
ステップS41におけるセンサの出力値に基づく判別の結果、現像装置が装着されていないと判別された場合(S41でNo)には、判断結果として「現像装置が未装着である」ことを出力し(S51)、現像装置の状態の判断を終了する。
なお、上記処理において「初期設定処理」とは、現像装置で最適に画像形成するための条件を設定するための処理であることが好ましく、画像安定化処理またはセンサの出力値調節を含んでいることが好ましい。
本実施の形態によれば、前回の判断結果に基づいて、第1の手段での判別と、第2の手段での判別とのどちらを先に行うかが決定される。これにより、現像装置33Yの記憶媒体の有無が変わらない場合などには、上記2つの判別の両方を行う必要がなくなる。その結果、記憶媒体の搭載された現像装置と記憶媒体の搭載されない現像装置とのどちらが装着されても、その装着状態を迅速に判断可能である。
また、センサ91Yは、二成分トナーの透磁率を検出する透磁率センサ、またはトナー量を量るレベルセンサであることが好ましい。
また、前回の判断結果が記憶媒体有でない場合(ステップS101でNo)であって、かつ第2の手段で装着有と判別した場合(ステップS1でYes)には、第1の手段で判別を行う(ステップS3)。これにより、前回の判断結果が記憶媒体有でない場合であっても、現像装置における記憶媒体の有無を判別することができる。
また、本実施の形態においては、前回の判断結果が記憶媒体有でない場合(ステップS101でNo)であって、かつ第2の手段で装着有と判別し(ステップS1でYes)かつ第1の手段で装着無と判別した場合(ステップS3でNo)であって、かつ前回の判断結果におけるセンサ91Yの出力値と、今回の判別の際のセンサ91Yの出力値との間に一定の差がある場合(ステップS11で前回のセンサの出力置<今回のセンサの出力値)には、現像装置33Yに対し初期設定処理を行う(ステップS12)。これにより、記憶媒体の搭載されない現像装置を記憶媒体の搭載されない現像装置に交換した場合であっても、センサの出力値の変化に基づいて現像装置が交換されたことを感知し、初期設定処理を行うことができる。
また、本実施の形態においては、前回の判断結果が記憶媒体有である場合(ステップSで101でYes)であって、かつ第1の手段で装着有と判別し(ステップS31でYes)、かつ前回の判断結果における記憶媒体に記憶された現像装置33Y固有の情報と、第1の手段による判別の際の記憶媒体に記憶された現像装置33Y固有の情報とが異なる場合(ステップS33でYes)には、現像装置33Yに対し初期設定処理を行う(ステップS34)。これにより、記憶媒体の搭載された現像装置を記憶媒体の搭載された現像装置に交換した場合であっても、記憶媒体に記憶された現像装置固有の情報の違いに基づいて現像装置が交換されたことを感知し、初期設定処理を行うことができる。
また、判断結果が前回の判断結果における記憶媒体の有無と異なる場合(ステップS3でYesまたはステップS31でNo)には、現像装置33Yに対し初期設定処理を行う(ステップS5およびステップS43)。これにより、記憶媒体の搭載された現像装置を記憶媒体の搭載されない現像装置に交換した場合や、記憶媒体の搭載されない現像装置を記憶媒体の搭載された現像装置に交換した場合であっても、現像装置が交換されたことを感知し、初期設定処理を行うことができる。
さらに、初期設定処理(ステップS5、ステップS12、ステップS34、およびステップS43)とは、現像装置で最適に画像形成するための条件を設定するための処理であり、画像安定化処理またはセンサの出力値調節を含んでいることが好ましい。
[実施の形態における効果]
以上のように、本実施の形態によると、2つの手段によって現像装置の装着状態を迅速に判断可能である。
特に4色それぞれに対応する現像装置を装着する画像形成装置において、記憶媒体が搭載された現像装置と、記憶媒体が搭載されていない現像装置とが混在する場合がある。この場合も、それぞれの現像装置に対して図11〜図13の処理を行うことで、無駄な処理がなく最速の処理時間で装着検出を行うことができる。
また、記憶媒体の搭載の有無によって、その現像装置の記憶媒体に記憶された現像装置特有のデータを使用すべきか、画像形成装置本体のメモリ(記憶媒体であるEEPROM)に記憶された現像装置特有のデータを使用すべきかを判断することができる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウエアにより行なっても、ハードウエア回路を用いて行なってもよい。
また、本実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピュータにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置
2 画像プロセス部
3Y,3M,3C,3K 画像形成ユニット
4 給送部
5 定着装置
6 制御部
10 光学部
11 1次転写ベルト
12a,12b ローラ
31Y 感光体ドラム
32Y 帯電器
33Y,33M,33C,33K 現像装置
34Y 1次転写ローラ
35Y クリーナ
36Y 現像ローラ
37Y 攪拌スクリュー
38Y 搬送スクリュー
39Y 基板
40Y 現像槽
41Y マイラーシート
42 ローラ
44 タイミングローラ対
45 2次転写ローラ
46 2次転写位置
47 搬送路
49 給紙カセット
50Y 外部接続コネクタ
71 排紙ローラ
72 排紙トレイ
73 転写ローラソレノイド
74 クリーナ用ソレノイド
75Y〜75K 現像装置搭載記憶媒体
91Y〜91K 現像装置搭載センサ
92Y 窓
101 CPU
102 I/F部
103 画像処理部
104 画像メモリ
105 LD駆動部
106 ROM
107 RAM
108 EEPROM

Claims (9)

  1. 現像装置の状態を判断可能である画像形成装置であって、
    前記現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより前記現像装置の装着の有無を判別する第1の手段と、
    前記現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて前記現像装置の装着の有無を判別する第2の手段と、
    前回の判断結果を記憶する記憶手段と、
    判断手段とを備え、前記判断手段は、
    前記前回の判断結果を前記記憶手段から入手し、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有である場合には、前記第1の手段で判別を行い、前記第1の手段で装着無と判別した場合には、前記第2の手段で判別を行い、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有でない場合には、前記第2の手段で判別を行い、
    前記第1および第2の手段の少なくともいずれかで装着有と判別した場合には、前記記憶媒体の有無の判断結果を出力し、
    前記第2の手段で装着無と判別した場合には、前記現像装置未装着の前記判断結果を出力し、
    前記判断結果を前記記憶手段に記憶する、画像形成装置。
  2. 前記センサは、二成分トナーの透磁率を検出する透磁率センサ、またはトナー量を量るレベルセンサーである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記前回の判断結果が記憶媒体有でない場合であって、かつ前記第2の手段で装着有と判別した場合には、前記第1の手段で判別を行う、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段は、前記前回の判断結果が記憶媒体有でない場合であって、かつ前記第2の手段で装着有と判別しかつ前記第1の手段で装着無と判別した場合であって、かつ前記第2の手段での前回の判別の際の前記出力値と、前記第2の手段での判別の際の前記出力値との間に一定の差がある場合には、前記現像装置に対し初期設定処理を行う、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記判断手段は、前記前回の判断結果が記憶媒体有である場合であって、かつ前記第1の手段で装着有と判別し、かつ前記前回の判断結果における前記記憶媒体に記憶された前記現像装置固有の情報と、前記第1の手段での判別の際の前記記憶媒体に記憶された前記現像装置固有の情報とが異なる場合には、前記現像装置に対し初期設定処理を行う、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記判断手段は、前記判断結果が前記前回の判断結果における前記記憶媒体の有無と異なる場合には、前記現像装置に対し初期設定処理を行う、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記初期設定処理とは、前記現像装置で最適に画像形成するための条件を設定するための処理であり、画像安定化処理またはセンサの出力値調節を含む、請求項4〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 現像装置の状態を判断可能である画像形成装置の制御方法であって、
    前回の判断結果を入手するステップと、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有である場合には、前記現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより前記現像装置の装着の有無を判別する第1の手段で判別を行うステップと、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有である場合であって、かつ前記第1の手段で装着無と判別した場合には、前記現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて前記現像装置の装着の有無を判別する第2の手段で判別を行うステップと、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有でない場合には、前記第2の手段で判別を行うステップと、
    前記第1および第2の手段の少なくともいずれかで装着有と判別した場合には、前記記憶媒体の有無の判断結果を出力するステップと、
    前記第2の手段で装着無と判別した場合には、前記現像装置未装着の前記判断結果を出力するステップと、
    前記判断結果を前記記憶手段に記憶するステップとを備えた、画像形成装置の制御方法。
  9. 現像装置の状態を判断可能である画像形成装置の制御プログラムであって、
    前回の判断結果を入手するステップと、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有である場合には、前記現像装置の記憶媒体へアクセスすることにより前記現像装置の装着の有無を判別する第1の手段で判別を行うステップと、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有である場合であって、かつ前記第1の手段で装着無と判別した場合には、前記現像装置のトナー量を反映したセンサの出力値に基づいて前記現像装置の装着の有無を判別する第2の手段で判別を行うステップと、
    前記前回の判断結果が記憶媒体有でない場合には、前記第2の手段で判別を行うステップと、
    前記第1および第2の手段の少なくともいずれかで装着有と判別した場合には、前記記憶媒体の有無の判断結果を出力するステップと、
    前記第2の手段で装着無と判別した場合には、前記現像装置未装着の前記判断結果を出力するステップと、
    前記判断結果を前記記憶手段に記憶するステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置の制御プログラム。
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