JP2006337818A - 画像形成装置 - Google Patents

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Tatsuya Isono
達也 磯野
Katsuyuki Hirata
勝行 平田
Tetsuya Sakai
哲也 酒井
Toshio Tsuboi
俊雄 壺井
Takashi Harashima
隆 原島
Atsushi Kawai
敦 河合
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Abstract

【課題】 トナー貯留手段にトナーの残量が少なくなった場合であっても必要量のトナーを補給することができ、画像濃度の低下、トナーエンプティやエラーの誤検出を生じることのない画像形成装置を得る。
【解決手段】 トナー濃度の低下が検出されると、トナーカートリッジに収容されている適量のトナーを現像槽に補給するようにした画像形成装置。トナーカートリッジ内のトナーの残量が少なくなったことが検出され(ステップS1でYES)、トナー濃度が基準値よりも低くなった場合(ステップS2でYES)、トナー補給モータの駆動時間に重み付けをし(ステップS4)、トナー補給動作を制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像形成装置、特に、キャリアとトナーとの混合物からなる現像剤を用いて感光体上に形成された潜像を可視像化する複写機やプリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式による画像形成装置では、キャリアとトナーとの混合物からなる現像剤を現像槽に収容し、感光体ドラム上に形成された潜像に供給して可視像化している。現像時にトナーは消費されるため、消費量に見合った量のトナーを適時補給する必要がある。そのため、トナーをカートリッジなどに貯留しておき、補給ローラ部材を回転させることでトナーを現像槽に補給している。
一般的には、現像槽内でのトナー濃度を検出したり、感光体や中間転写ベルトへ所定の作像条件で基準トナー像を形成して該基準トナー像の濃度を検出し、これらの検出値が目標値から低下している場合にトナー補給ローラなどを回転駆動し、現像剤中のトナー濃度を上昇させるように制御している。
特許文献1に記載の現像装置にあっては、トナー補給モータの回転数を可変とし、最速で回転駆動してもトナー濃度が目標値に達しない場合は、トナーエンプティと判断している。また、特許文献2に記載の現像装置にあっては、トナー濃度が低下した際、所定時間トナー補給を実行し、所定時間以内にトナー濃度が目標値に達することがなく、かつ、トナー濃度が所定値以下のとき、エラーと判断している。
ところで、補給用トナーが貯留されているカートリッジなどにトナーの残量が少なくなった場合(以下、ニアエンプティと記す)、トナー補給ローラを所定時間回転させても残量が十分な場合と比較するとその補給量は低下してしまう。従って、たとえトナー濃度の低下を検出してトナー補給を実行しても、トナー補給量は次第に少なくなり、カートリッジに未だトナーが残されているのにトナーエンプティやエラーと判断したり、形成される画像濃度が低下するなどの問題点を有している。
特開平6−289715号公報 特開平7−209981号公報
そこで、本発明の目的は、トナー貯留手段にトナーの残量が少なくなった場合であっても必要量のトナーを補給することができ、画像濃度の低下、トナーエンプティやエラーの誤検出を生じることのない画像形成装置を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、
キャリアとトナーとの混合物からなる現像剤の現像槽内におけるトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記現像槽に補給するためのトナーを貯留しているトナー貯留手段と、該トナー貯留手段からトナーを現像槽に補給するトナー補給手段と、前記トナー貯留手段内においてトナーの残量が少なくなったことを検出するニアエンプティ検出手段と、前記トナー濃度検出手段によって検出したトナー濃度信号に基づいてトナー補給量を決定し、前記トナー補給手段を駆動させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、ニアエンプティ検出手段によってトナー残量が少なくなったことが検出された後、トナー濃度検出手段がトナー濃度の低下を検出した場合、トナーを補給する際にトナー補給手段の駆動時間に重み付けをしてトナー補給動作を制御すること、
を特徴とする。
本発明に係る画像形成装置においては、トナー貯留手段内においてトナーの残量が少なくなった(ニアエンプティ)後に、現像槽内の現像剤のトナー濃度が低下したときにトナーを補給する際、トナー補給手段の駆動時間に重み付けをしてトナー補給が行われる。それゆえ、補給用のトナーがニアエンプティとなって所定の補給動作ではトナー補給量が低下傾向にあるとき、トナー補給手段の駆動時間に重み付けをすることで該低下傾向を補って必要量のトナーを補給することができ、画像濃度の低下、トナーエンプティやエラーの誤検出を回避することができる。
本発明に係る画像形成装置において、前記ニアエンプティ検出手段は、トナー補給手段の駆動時間を積算し、該積算値がトナー貯留手段におけるトナーの初期収容量に近づいたときにニアエンプティと判断する。あるいは、画像データに基づいて算出したトナー消費量を積算し、該積算値が前記トナー貯留手段におけるトナーの初期収容量に近づいたときにニアエンプティと判断してもよい。さらに、トナー貯留手段に設けたトナー量検出センサであってもよい。
前記トナー補給手段の駆動時間に重み付けをする係数は、トナー濃度が低下した程度に応じて決定してもよく、あるいは、検出されたトナー濃度と目標とするトナー濃度との差に応じて決定してもよい。さらに、検出したトナー濃度と目標とするトナー濃度との差と、トナー濃度が低下した程度との二つの要因に基づいて決定してもよい。さらに、この係数を検出したトナー濃度が前回の検出値から低下したときと上昇したときとで異ならせてもよい。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
図1に示す画像形成装置は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色の画像を合成するように構成したプリンタ本体1と、図示しない画像読取り装置と、制御部(図2参照)とで構成されている。
画像読取り装置は、原稿の画像をCCD素子などのイメージセンサで読み取る周知のものであり、原稿画像はイメージセンサでRGB(赤、緑、青)の三原色に分解されて電気信号に変換される。その画像データは各種のデータ処理を受け、さらに、YMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の各再現色に変換される。YMCKの画像データは位置ずれ補正などの必要な補正をも受ける。
プリンタ本体1は、感光体ドラム31、帯電装置32、画像露光装置33、現像装置34、残留トナーのクリーニング装置35などを含むYMCKの画像を形成するプリントヘッド30(30Y,30M,30C,30K)が中間転写ベルト10の直下に並置されている。各プリントヘッド30においては、画像露光装置33が前記YMCKの画像データの転送を受け、感光体ドラム31上に潜像を形成し、現像装置34によってトナー画像を形成する。このような電子写真プロセスは周知であり、その説明は省略する。
中間転写ベルト10は、駆動ローラ11、支持ローラ12,13及びテンション付与ローラ14に無端状に張り渡され、駆動ローラ11から伝達される回転駆動力によって矢印A方向に回転駆動される。中間転写ベルト10の内側面には各感光体ドラム31と対向する位置に1次転写ローラ15が配置されている。
中間転写ベルト10には駆動ローラ11と対向する部分に2次転写ローラ21が配置されている。また、中間転写ベルト10には支持ローラ13と対向する部分に残留トナーを払拭するためのクリーニング装置16が設置されている。
プリンタ本体1の下段には、積層されている用紙を1枚ずつ給紙する自動給紙部(図示せず)が設置されている。また、2次転写部の直上には、トナーを加熱定着するための定着装置25が配置されている。
各感光体ドラム31上に形成されたトナー画像は、矢印A方向に回転駆動される中間転写ベルト10上に順次1次転写され、4色の画像が合成される。一方、用紙は1枚ずつ自動給紙部から上方に給紙され(矢印B参照)、2次転写部で中間転写ベルト10から合成トナー画像が2次転写される。その後、用紙は定着装置25に搬送されてトナー画像の加熱定着が施され、図示しないトレイ上に排出される。
(制御部、図2参照)
図2に前記プリンタ本体1を制御する制御部を示す。制御部はCPU60を中心として構成され、CPU60には用紙検出センサ61、中間転写ベルト10に所定の作像条件で形成されたトナーの基準パターンの濃度を検出するセンサ62、以下に説明する現像剤のトナー濃度検出センサ63などの検出結果が入力される。
また、CPU60は、前記プリントヘッド30Y,30M,30C,30Kのそれぞれを制御する。即ち、出力可変帯電用電源YPW1,MPW1,CPW1,KPW1を制御して高電圧を所定のタイミングで帯電装置32に印加する。現像バイアス電源YPW2,MPW2,CPW2,KPW2を制御して現像バイアス電圧を所定のタイミングで現像ローラ42に印加する。また、露光装置33を制御して感光体ドラム31に静電潜像を形成し、その他1次転写ローラ15や2次転写ローラ21に対して転写電圧を印加させる。さらに、プリンタ本体1の用紙給紙系、搬送系、定着装置25など全ての機器を制御する。
(現像装置、図3及び図4参照)
ここで、現像装置34について説明する。現像装置34は、図3に示すように、現像槽41内に、現像ローラ42と供給スクリュー43と攪拌スクリュー44とを設置したもので、現像剤は磁性体であるキャリアと顔料を混入したトナーとの混合物からなる2成分現像剤が用いられている。現像槽41の上部には図4に示すトナーカートリッジからトナーが適宜補給され、この補給動作については後に詳述する。
現像槽41内において、攪拌スクリュー44と供給スクリュー43の回転によって、現像剤は矢印C方向に現像槽41内を攪拌/混合されつつ循環する。均一に混合された現像剤は、図示しないマグネットを内蔵した現像ローラ42の外周面に磁気的に捕捉され、現像ローラ42の回転に伴って穂高規制板45で搬送量を規制されて感光体ドラム31の表面を摺擦する。この摺擦によってトナーが感光体ドラム31の潜像部分に電気的に移動し、現像が行われる。なお、このような2成分現像剤による現像プロセスは周知である。
現像槽41の底部にはトナー濃度検出センサ63が設置されている。このセンサ63は、例えば磁気式のものが使用される。現像剤は磁性体のキャリアと非磁性体のトナーとの混合物であって、トナー濃度に比例してかさ密度が変化する。このかさ密度に応じて変化する現像剤の磁束密度をセンサで検出することでトナー濃度を測定する。なお、トナー濃度検出センサ63としては、磁気式以外に光センサなどの光学式のものを使用してもよい。
トナーカートリッジ50は、図4に示すように、樹脂製の筐体51内に補給用のトナーを収容したもので、モータ55によって駆動される搬送スクリュー52の回転に基づいて補給口51aから前記現像槽41の受入口41aに補給される。このトナーカートリッジ50は現像装置34の上部に対して着脱自在であり、搬送スクリュー52の端部52aがモータ55の出力軸56と係脱可能となっている。
受入口41aから現像槽41に補給されたトナーは攪拌スクリュー44の設置されている底部に落下し、該スクリュー44の回転で矢印C方向に搬送されつつ現像剤と攪拌/混合される。
(トナー補給処理、図5参照)
次に、本カラープリンタにおけるトナー補給処理の概略について図5を参照して説明する。現像槽41にトナーを補給するために補給モータ55を駆動する時間を決定するのがトナー補給処理である。カートリッジ50からのトナー補給量は補給モータ55の駆動時間に比例する。但し、トナーの残量が少なくなると(ニアエンプティ)、駆動時間に対する補給量は低下する。本発明はこのような補給量の低下を補償するものである。
トナー補給処理での入力情報は、トナー濃度検出センサ63の出力値に基づくトナー濃度情報と、画像データに基づいて算出した予測消費量情報と、繰り越している最低補給量以下のトナー補給量情報である。予測消費量情報は、画像データの画素単位でトナーの消費量を予測した情報である。繰越しトナー補給量情報は、プリント枚数に対応した追加補給情報である。即ち、通常は1枚のプリントごとにトナー補給を行うが、それで足りない場合に追加補給を行う。
前記入力情報に基づいてCPU60はこれから補給すべきトナー量を算出し、トナー補給モータ55を駆動する基本補給時間を決定する。また、CPU60はカートリッジ50内のトナーがニアエンプティであると判断すると、補給時間補正処理を行う。これらの基本補給時間決定処理さらには補給時間補正処理を経た後、実際に補給モータ55を駆動するトナー補給時間が決定される。なお、基本補給時間決定処理は従来知られている制御によって行われ、その詳細は省略する。
ニアエンプティとの判断は、補給モータ55の駆動時間を積算し、該積算値がカートリッジ50のトナー収容量に近づいたときに行われる。あるいは、予測消費量情報を積算し、該積算値がカートリッジのトナー収容量に近づいたときニアエンプティと判断してもよい。さらに、トナーカートリッジ50内にトナー残量の検出センサ64を設け、該センサ64の検出値に基づいてニアエンプティを判断するようにしてもよい。いずれにしてもトナーカートリッジ50内のニアエンプティの検出は種々の方法を採用することができる。
この処理の概略は、カートリッジ50内のトナーがニアエンプティとなったことが検出されると、トナー濃度検出センサ63が現像剤中のトナー濃度の低下を検出した場合、トナー補給する際に補給モータ55の駆動時間に重み付けをしてトナー補給動作を制御する。以下、CPU60が実行する補給時間補正処理の詳細について実施例1〜6として説明する。
(実施例1、図6及び図7参照)
本実施例1では、まず、カートリッジ50内のトナーがニアエンプティであると判定すると(ステップS1でYES)、トナー濃度検出センサ63で測定された現在のトナー濃度と判断基準値とを比較する(ステップS2)。トナー濃度が基準値よりも低い場合(ステップS2でYES)、補給性能低下カウンタの値に“1”を加算する(ステップS3)。次に、補給性能低下カウンタの値に応じて表1に示す補正係数aを補給モータ55の駆動時間である基本補給時間に乗算する(ステップS4)。なお、ニアエンプティでない場合は(ステップS1でNO)、補給性能低下カウンタの値を“0”にセットする。
Figure 2006337818
本実施例1において、補給性能低下カウンタは、ニアエンプティが検出された後、トナー濃度の低下が検出された回数を示すもので、その値に対して表1に示した補正係数aが対応することにより、補給モータ55の駆動時間に重み付けが行われる。
図7のグラフは本実施例1における制御によって得られる現像剤中のトナー濃度の変化の様子を曲線C1として示したものである。比較のためにニアエンプティの判断を行うことのない従来の制御におけるトナー濃度の変化の様子を曲線C2として示す。
図7のグラフにおいて、縦軸は現像剤中のトナー濃度、横軸は時間を示している。T1はトナー濃度の目標濃度であり、T2はトナー濃度の低下基準ラインである。トナー濃度はこのラインT2よりも高く維持される必要がある。トナー補給は矢印で示す補給タイミングごとに行われる。通常は、目標濃度T1の近辺で制御されているトナー濃度は、補給性能が低下したときに(ニアエンプティになったときに)ベタ黒画像などをプリントすると大きく低下する。
基本補給時間決定処理(図5参照)のみを行う従来の制御では、曲線C2に示すように、ニアエンプティが生じた後はトナー濃度が回復することなく、形成される画像濃度が低下する。しかも、トナーエンプティやトナー濃度検出センサ63の異常と誤検出してしまう。これに対して、実施例1では、例えば、タイミングXでニアエンプティを検出すると、補給タイミングごとに表1に示した重み付けられた補正係数aを用いて補給モータ55の駆動時間を補正するため、トナー濃度は低下に歯止めが掛けられて低下基準ラインT2に復帰し、画像濃度の低下を回避することができる。
(実施例2、図8参照)
本実施例2では、まず、カートリッジ50内のトナーがニアエンプティであると判定すると(ステップS11でYES)、トナー濃度検出センサ63で測定された現在のトナー濃度と判断基準値とを比較する(ステップS12)。トナー濃度が基準値よりも低い場合(ステップS12でYES)、トナー濃度の単位時間当たりの変化量dMを検出し(ステップS13)、この変化量dMの値に応じて表2に示す補正係数aを補給モータ55の駆動時間である基本補給時間に乗算する(ステップS14)。
Figure 2006337818
本実施例2において、前記変化量dMはトナー濃度の前回検出値から今回のトナー濃度検出値を差し引いた値であり、その値に対して表2に示した補正係数aが対応することにより、補給モータ55の駆動時間に重み付けが行われる。変化量dMは、同じ時間間隔で現像剤中のトナー濃度を検出している場合、前回のトナー濃度の検出値をメモリにストアしておき、今回のトナー濃度検出値との差を求めればよい。トナー濃度の検出タイミングが等間隔でない場合には、トナー濃度を検出するごとにタイマを起動したり、カウンタを積算し、その値でトナー濃度の変化量を除することで求めることができる。
本実施例2におけるトナー濃度の制御でも前記実施例1と同様の効果が得られる(図7に示した曲線C1参照)。
(実施例3、図9参照)
本実施例3では、まず、カートリッジ50内のトナーがニアエンプティであると判定すると(ステップS21でYES)、トナー濃度検出センサ63で測定された現在のトナー濃度と判断基準値とを比較する(ステップS22)。トナー濃度が基準値よりも低い場合(ステップS22でYES)、トナー濃度の単位時間当たりの変化量dMを検出し(ステップS23)、この変化量dMの値に応じて表3に示す加算値を補正係数aに加える(ステップS24)。
次に、補正係数aが1.8を越えていれば補正係数aを1.8に設定し(ステップS25)、補正係数aを補給モータ55の駆動時間である基本補給時間に乗算する(ステップS26)。なお、ニアエンプティでない場合は(ステップS21でNO)、補正係数aを“1.0”にセットする(ステップS27)。
Figure 2006337818
本実施例3は前記実施例2の制御を改良したものである。即ち、実施例2では、トナー濃度が回復すると補正係数aが“1”に戻るため、再度トナー濃度が低下しやすく、濃度変動が発振する可能性がある。実施例3では、トナー濃度の低下割合が減少するまで補正係数が表3に示した値が加算されることで濃度変動が発振することが回避される。しかし、この手法で補正係数aを設定するとトナーの過補給の可能性が生じる。そこで、実施例3では、過補給を避けるために、補正係数aの上限を1.8に制限することにしている(ステップS25参照)。但し、過補給の回避には、目標トナー濃度T1(図7参照)を越えるトナー濃度を検出した場合に補正係数aを減算するなどの制御を採用してもよい。
(実施例4、図10参照)
本実施例4では、まず、カートリッジ50内のトナーがニアエンプティであると判定すると(ステップS31でYES)、トナー濃度検出センサ63で測定された現在のトナー濃度と判断基準値とを比較する(ステップS32)。トナー濃度が基準値よりも低い場合(ステップS32でYES)、トナー濃度差ΔMを検出し(ステップS33)、この濃度差ΔMの値に応じて表4に示す補正係数aを補給モータ55の駆動時間である基本補給時間に乗算する(ステップS34)。
Figure 2006337818
本実施例4において、前記濃度差ΔMはトナー濃度目標値から今回のトナー濃度検出値を差し引いた値であり、その値に対して表4に示した補正係数aが対応することにより、補給モータ55の駆動時間に重み付けが行われる。実施例4の制御では、検出されたトナー濃度が低いほど大きな補正係数aを乗じて補給駆動時間を大きく設定する点で前記実施例2の制御と共通している。
(実施例5、図11参照)
本実施例5は、前記実施例3の制御に前記実施例4で示した濃度差ΔMを導入した制御を行うようにしたものである。まず、カートリッジ50内のトナーがニアエンプティであると判定すると(ステップS41でYES)、トナー濃度検出センサ63で測定された現在のトナー濃度と判断基準値とを比較する(ステップS42)。トナー濃度が基準値よりも低い場合(ステップS42でYES)、トナー濃度差ΔMを検出し(ステップS43)、この濃度差ΔMの値に応じて表5に示す加算値を補正係数aに加える(ステップS44)。
次に、補正係数aが1.8を越えていれば補正係数aを1.8に設定し(ステップS45)、補正係数aを補給モータ55の駆動時間である基本補給時間に乗算する(ステップS46)。なお、ニアエンプティでない場合は(ステップS41でNO)、補正係数aを“1.0”にセットする(ステップS47)。
Figure 2006337818
(実施例6、図12参照)
本第6実施例は前記実施例2,4の制御を組み合わせたものである。まず、カートリッジ50内のトナーがニアエンプティであると判定すると(ステップS51でYES)、トナー濃度検出センサ63で測定された現在のトナー濃度と判断基準値とを比較する(ステップS52)。トナー濃度が基準値よりも低い場合(ステップS52でYES)、トナー濃度差ΔM及びトナー濃度変化量dMを検出し(ステップS53)、この濃度差ΔM及び変化量dMの値に応じて表6に示す補正係数aを求める(ステップS54)。次に、この補正係数aを補給モータ55の駆動時間である基本補給時間に乗算する(ステップS55)。なお、ニアエンプティでない場合は(ステップS51でNO)、補正係数aを“1.0”にセットする(ステップS56)。
Figure 2006337818
本実施例6での制御は、トナー濃度の低下する割合が速くなると、また、トナー濃度が低くなるほど、トナー補給性能が低下することになるため、これらの2要因を加味してトナー濃度を補正するようにした。なお、補正係数を加算していく制御であってもよい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る画像形成装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、補給用トナーの貯留手段や補給手段は、前記実施例で示したトナーカートリッジ50や搬送スクリュー52に限定するものではなく、種々の構成を採用することができる。また補給時間補正処理は各実施例1〜6以外の制御を採用することも可能である。各実施例1〜6で示した補正係数aはそれぞれ一例であり、トナーカートリッジ50の形状、搬送スクリュー52の性能、補給タイミングなどによって適切な係数が選択されることになる。
さらに、画像形成装置としては、前記実施例に示したタンデム式のフルカラープリンタ以外に、モノクロプリンタ/複写機、ファクシミリなどであってもよい。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 前記画像形成装置の制御部を示すブロック図である。 現像装置を示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 トナーカートリッジを示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 トナー補給処理を示す概念図である。 補給時間補正処理に関する実施例1を示すフローチャート図である。 実施例1の制御におけるトナー濃度の変化を示すチャート図である。 補給時間補正処理に関する実施例2を示すフローチャート図である。 補給時間補正処理に関する実施例3を示すフローチャート図である。 補給時間補正処理に関する実施例4を示すフローチャート図である。 補給時間補正処理に関する実施例5を示すフローチャート図である。 補給時間補正処理に関する実施例6を示すフローチャート図である。
符号の説明
34…現像装置
41…現像槽
50…トナーカートリッジ
55…補給モータ
60…CPU
63…トナー濃度検出センサ

Claims (8)

  1. キャリアとトナーとの混合物からなる現像剤の現像槽内におけるトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、
    前記現像槽に補給するためのトナーを貯留しているトナー貯留手段と、
    前記トナー貯留手段からトナーを現像槽に補給するトナー補給手段と、
    前記トナー貯留手段内においてトナーの残量が少なくなったことを検出するニアエンプティ検出手段と、
    前記トナー濃度検出手段によって検出したトナー濃度信号に基づいてトナー補給量を決定し、前記トナー補給手段を駆動させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記ニアエンプティ検出手段によってトナー残量が少なくなったことが検出された後、前記トナー濃度検出手段がトナー濃度の低下を検出した場合、トナーを補給する際に前記トナー補給手段の駆動時間に重み付けをしてトナー補給動作を制御すること、
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ニアエンプティ検出手段は、前記トナー補給手段の駆動時間を積算し、該積算値が前記トナー貯留手段におけるトナーの初期収容量に近づいたときにニアエンプティと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ニアエンプティ検出手段は、画像データに基づいて算出したトナー消費量を積算し、該積算値が前記トナー貯留手段におけるトナーの初期収容量に近づいたときにニアエンプティと判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記ニアエンプティ検出手段は、前記トナー貯留手段に設けたトナー量検出センサであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記トナー補給手段の駆動時間に重み付けをする係数を、トナー濃度が低下した程度に応じて決定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記トナー補給手段の駆動時間に重み付けをする係数を、検出されたトナー濃度と目標とするトナー濃度との差に応じて決定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記トナー補給手段の駆動時間に重み付けをする係数を、検出したトナー濃度と目標とするトナー濃度との差と、トナー濃度が低下した程度との二つの要因に基づいて決定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記トナー補給手段の駆動時間に重み付けをする係数を、検出したトナー濃度が前回の検出値から低下したときと上昇したときとで異ならせることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
JP2005163998A 2005-06-03 2005-06-03 画像形成装置 Pending JP2006337818A (ja)

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