JP2010091801A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナーの強制排出を最小限に抑えながら、トナーの劣化による画像品質の低下を抑制し、信頼性の高い現像装置を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像器内の劣化トナーを感光ドラムへ強制排出する手段を備え、トナー排出及びトナー補給により、新旧トナーを置換し、トナーのリフレッシュを図る。このとき、現像器内のトナー濃度を、通常の画像形成時のトナー濃度よりも低い状態に維持しながら置換を行う。
【選択図】 図9

Description

本発明は、電子写真方式によって可視画像を形成する複写機、プリンタ、記録画像表示装置、ファクシミリなどの電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)に関し、更に詳しくは、劣化現像剤の置換制御に関するものである。
現在、コピー、プリンタ機能を有する複合機や、ファクシミリなどにおいては、電子写真方式の画像形成装置が広く利用されている。特に近年は、電子写真方式のフルカラー画像形成装置の普及が著しく、解像度や細部の画像再現性等の画像特性において優れた、高画質の画像を形成する技術が開発されている。
フルカラー画像形成装置では、潜像担持体に形成されている静電潜像を可視像化するための現像工程が備えられており、トナー粒子とキャリア粒子を主成分とした2成分現像剤が主に用いられている。一般にこの2成分現像剤のトナー濃度(キャリア粒子及びトナー粒子の合計重量Dに対する、トナー粒子Tの重量の割合。以下、「T/D比」ともいう)は、画像品質を安定化させる上で極めて重要な要素になっている。2成分現像剤のトナー粒子は、画像形成時の現像により消費されるため、トナー濃度T/D比は変化する。そのため、現像装置内の2成分現像剤のトナー濃度を検出する現像剤濃度検知手段と、検知された信号に応じて現像装置へトナーの補給を行わせるための制御手段とを備える現像剤補給装置を設け、2成分現像剤のトナー濃度を一定に保つようにしている。
これらの現像装置では、以下のような問題がある。
現像剤を攪拌するスクリューを攪拌させてトナーを帯電させ、現像剤中のトナーは現像されることで消費され、一方で、消費量を補うようにトナーカートリッジから補給される。つまり、画像を出力することで、現像剤中のトナーは順次入れ替わっていくことになる。しかしながら、消費トナー量が少ない画像(低い印字率の画像)を連続して出力した場合、トナーの入れ替えがわずかずつしか行われない。結果として同一トナーが現像器内に滞在する時間が長くなり、長期に渡ってトナーは、キャリアや攪拌スクリュー、ブレード、現像スリーブ、現像容器等、との間で摺擦され続ける。
このようにして長期的に摺擦、攪拌を繰り返された現像剤中のトナーは、形状が不規則になったり、粒径分布に偏りを生じたり、また、現像剤に流動性を向上させる目的で添加させている酸化チタン粒子等の外添剤がトナー表面に埋め込まれたりしていく。その結果、現像剤の流動性が低下する等の劣化が生じ、画像濃度の低下や濃度ムラとった画質不良や、現像剤排出口における現像剤の詰まり、現像器からの現像剤溢れが発生する場合がある。
また、トナーのもつ電荷は、数回摺擦されることで安定するが、更に摺擦が繰り返されることで更に電荷が付与されていき、所定の電荷量を大きく上回ってしまうことがある。このようにしてトナーのもつ電荷が上昇していくと、感光ドラム上に形成された潜像に対し、トナーが付着する量が初期の状態に比べて減少し、画像出力した際に濃度の低下、低濃度部分の粒状性の悪化といった、画質の劣化として現れる。更には、現像スリーブ上の磁力によって拘束されているキャリアが、トナーと共に感光ドラムへ付着する現象が生ずる場合がある。
これらの問題を解消するために、例えば、特開2004−125829では、現像スリーブの回転数を計数するための手段と、画像比率の大小を判断するために画像ドット数を計数するための手段とを備えている。そして、予め定められた現像スリーブ回転数における画像ドット数が所定の閾値より小さい場合に、トナーを画像として出力せずに強制的に感光ドラムへ排出する手段を有している。
特開2004−125829
ところが、上記した現像剤劣化対策では以下のような問題がある。即ち、トナー強制消費時において、トナー消費量に応じて現像装置に新しいトナーを補給している。そのため、トナー強制消費時、せっかく補給したばかりの新トナーも同時に排出されることになるためにトナー交換効率が悪い。
本発明はこのような従来技術における課題を鑑みてなされたものである。即ち、現像器内に長期間滞在することが原因で劣化したトナーを強制排出させることで、高画質な画像が得られる装置を提供し、更には、劣化トナーを効率的に新しいトナーに置換することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明に係る画像形成装置は以下を有する。
像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナー及びキャリアを有する現像剤にて現像する現像装置と、前記現像装置に現像剤を補給する補給手段と、前記補給手段が補給する現像剤量を制御する補給量制御手段と、記録材に画像を形成することなく前記現像装置内の現像剤を強制的に排出する排出モードを実行可能な制御手段と、を有する画像形成装置であって、前記排出モードにおいて、前記補給量制御手段は、前記排出モードを開始した時の前記現像装置内のトナーとキャリアの比率よりも前記排出モードを開始した後の前記現像装置内のトナーとキャリアの比率が低くなるように、前記補給手段の補給量を制御することを特徴とする。
本発明によれば、現像器内の劣化トナーを効率的に排出させることができるため、トナー排出を最小限に抑えながら、画像品質の低下を抑制し、信頼性の高い現像装置を有する画像形成装置を提供することができる。
(実施の形態)
以下、図面を参照して、本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は本発明を適用した画像形成装置例の概略構成図である。この画像形成装置は、電子写真フルカラー画像形成装置であり、上部にデジタルカラー画像リーダー部R、下部にデジタルカラー画像プリンタ部Pを有する。
リーダー部Rにおいて、31は原稿台ガラス、32はそのガラス31に対して開閉可能な原稿圧着板である。ガラス31上にカラー原稿Oを画像面下向きで所定の載置基準に従って載置し、その上に原稿圧着板32を被せることで原稿Oをセットする。
原稿圧着板32を原稿自動送り装置(ADF、RDF)にして、ガラス31上にシート状原稿を自動的に送る構成にすることもできる。
33はガラス31の下面に沿って移動駆動される移動光学系である。この移動光学系33によりガラス31上の原稿Oの下向き画像面が光学的に走査される。その原稿走査光が光電変換素子(固体撮像素子)であるCCD34に結像されてRGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読取りされる。
読取られたRGBの各信号が画像処理部101に入力される。
プリンタ部Pは、1ドラム、ロータリー現像構成、及び中間転写構成を有する電子写真画像形成機構である。
このプリンタ部Pの動作概略は次の通りである。
像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラムという)1上に、画像処理部101に入力された画像信号を、静電潜像形成手段としてのレーザースキャナ3にて、露光画像として形成する。ここで、画像情報を一旦メモリ103に格納した後、画像形成データに変換して連続して画像形成を行うようにしている。また、メモリ103に記憶された画像情報から、その画像密度を算出する機能を有している。
感光ドラム上に形成された露光画像は、現像ロータリー内部に配置された複数の現像器により、1色毎、露光画像上にトナー像を順次形成する。トナー補給制御については、後述する原稿読み取り装置としての画像信号発生部100からの画像信号に基づき、トナー消費量に応じて補給量制御手段としての補給制御部105にてトナー補給量を決定され、トナー補給装置107にて補給される。
この感光ドラム1上の各色のトナー像を更に中間転写ベルト(以下、ベルトという)5上に1色毎に1次転写することを繰り返して、ベルト5上に未定着の必要色のトナー像を合成形成する。その後、このトナー像を一括で記録材S上に2次転写し、次いで定着してフルカラー画像形成物を出力するものである。
以下、更に詳しく説明する。
感光ドラム1は矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動され、その表面が帯電手段としての帯電器2により所定の極性・電位に一様に帯電される。その帯電処理面が露光手段としてのレーザースキャナ3によりレーザー走査露光される。
レーザースキャナ3は、レーザー出力部、ポリゴンミラー、結像レンズ、折り返しミラー等を有し、画像処理部101から入力される画像情報信号に対応して変調されたレーザー光(光信号)を出力する。静電潜像形成手段としての帯電装置2により帯電された感光ドラム1は静電潜像形成手段としてのレーザースキャナ3にて走査露光される。これにより、感光ドラム1の面に走査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。
尚、上記画像情報信号は、前述のリーダー部Rから読み込まれた画像情報以外にも、PC102などの外部機器より電送される画像情報より合成、形成されたものでももちろん構わない。
その静電潜像が現像手段としてのロータリー現像装置4によりトナー像として現像される。
ロータリー現像装置4は、回転体としてのロータリー41に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック、それぞれの色現像剤(トナー)を収容させた複数の現像器4を装着したものである。
ロータリー41が所定の制御タイミングにて所定の角度、図示矢印方向に回転されることによって、各々の現像器が感光ドラム1と対向する現像位置に切り換えられて配置される。現像位置において、感光ドラム1と、現像器側の現像スリーブとの距離(SD距離)が或る決められた範囲内に保たれる。なお、現像動作についは、本実施例の形態で特徴的な項目であり、詳細は後述する。
ベルト5は可撓性を有する誘電材製のエンドレスベルトであり、複数のローラ5a〜5g間に懸回張設されている。ベルト5の外面はローラ5b・5c間において感光ドラム1に接触している。その接触部が1次転写ニップ部T1である。
この1次転写ニップ部T1において、ベルト5の感光ドラム1側と反対側に1次転写ローラ6が配設されていて、ベルト5の内面に接している。
この1次転写ローラ6には、所定の制御タイミングにて、トナーと逆極性の1次転写電圧が印加される。ベルト5は、例えばローラ5aを駆動ローラとして、感光ドラム1の回転速度とほぼ同じ速度で矢印の時計方向に回転駆動される。
まず、感光ドラム1に対して、1色目のトナー像が、上記の帯電・露光・現像の画像形成工程により形成される。そして、そのトナー像が1次転写ニップ部T1においてベルト5上に転写される。
ベルト5に転写されないで感光ドラム1の面に残った1次転写残トナーはドラムクリーニング装置7により感光ドラム面から除去される。クリーニング装置7により清掃された感光ドラム1は繰り返して画像形成に供される。
上記と同様の画像形成工程が、2色目〜N色目について、同様に随時繰り返えされる。これにより、ベルト5上に、各現像色のトナー像の順次重畳転写からなる未定着のトナー画像が合成形成される。
一方、所定の制御タイミングで、第1〜第4の給紙カセット81〜84、或いはマルチ手差しトレイ85の複数の給紙部のうち、予め選択された給紙部の給紙ローラ11が駆動される。これにより、その給紙部に収容された記録材Sが1枚分離されて送り出されてシートパス13からレジストローラ14へ送られる。
レジストローラ14は、記録材Sの斜行補正と、ベルト5から記録材Sへのトナー像の2次転写のタイミングを制御するもので、給紙部側から給紙された記録材Sの先端を受け止めて一旦停止させる。
15は2次転写ローラである。この2次転写ローラ15は、ベルト5の複数のローラ5a〜5gの内のローラ5gを対向ローラとして、該ローラ5gに対してベルト5を挟んだ位置に配置される。そして2次転写ローラ15は、ベルト5に対して、所定圧で圧接した第1状態と、ベルト5の外面から離間した第2状態とに、不図示の加圧制御機構により切り換え、脱着制御される。
2次転写ローラ15は常時はベルト5の外面から離間した第2状態に切り換えられて保持されている。尚、第1状態に切り換えられることで、ベルト5の外面との間に2次転写ニップ部T2が形成される。
2次転写ローラ15は所定の制御タイミングで第1状態に切り変えられる。また、レジストローラ14の位置で一旦停止されている記録材Sは所定の制御タイミングでレジストローラ14から再給紙され、第1状態に切り変えられた2次転写ローラ15とベルト5との間の2次転写ニップ部T2に導入される。
そして、記録材Sはこの2次転写ニップ部T2を挟持搬送されていく。その間、2次転写ローラ15には所定の2次転写電圧が印加されて、ベルト5上の複数色からなるトナー像が記録材S上に静電的に一括転写され、記録材S上には未定着のトナー像が形成(転写)される。
記録材Sに転写されないでベルト5の面に残った2次転写残トナーはベルトクリーニング装置16によりベルト面から除去される。このクリーニング装置16により清掃されたベルト5は繰り返して画像形成に供される。
クリーニング装置16は、常時はベルト5の外面から離間した状態に保持されている。2次転写ニップ部T2にてベルト5から記録材Sに対するトナー像の2次転写がなされるときに、所定の制御タイミングにてベルト5の外面に接触した状態に切り換えられる。
2次転写ニップ部T2を出た記録材Sはベルト5の面から分離して、搬送ベルトユニット17によって定着器18へ搬送され、未定着トナー像は熱及び圧力により記録材S上に融着されて定着画像となる。定着器18を出た記録材Sはシートパス19を通って排紙トレイ20上に排出される。
25は、再度シートSに画像を転写、定着させる際のシート搬送パスである。このシート搬送パスは、両面画像形成モードや多重画像形成モードが選択された場合に、定着器18を出た、片面画像形成済みの記録材又は1回目画像形成済みの記録材を表裏反転させて、もしくは表裏反転させないで、2次転写ニップ部T2へ再搬送する。
次に、両面画像形成モードについて詳細に説明する。
定着器18を出たシートは、切り替えフラッパ26にて、図中下方の搬送パスへ導かれ、反転ローラ22にて反転される。そして、シート後端側を先端として、切り替えフラッパ27にて、図中右方向へ搬送され、デカーラ23にて、カール補正され、主走査方向(奥・手前方向)のシート位置を横レジ検知センサ24にて検出され、搬送パス25へと送られる。
デカーラ23は、シートが再度二次転写ニップ部T2に送られる際、下向き(上凸形態)のカールになる様、カール補正の向きが設定されている。これは、逆の上向き(下凸形態)のカールの際、シート先端がニップ部入り口に引っかかる、或いは入り難い、及び、搬送され難い、ニップへのシートの入りと出の際のシートの跳ねが大きい、などが原因の二次転写不良(画像不良)が生じる為である。
また、横レジ検知センサ24にて検知されたシート端部の位置情報は、裏面の画像の主走査方向の書き込み位置の補正用に用いられる。こうして、両面搬送パス中にシートの主走査方向の位置に変動が生じても、1面目の画像とほぼ同じ主操作位置に画像を形成することが可能となる。
その後シートSは再度定着器を通過し、搬送パス19を経由し、排紙ローラ200にて、排紙トレイ20上に排出される。
また、デカーラ29は、シートを反転し表裏逆向きに排出する際に使用する搬送パス中に構成される。デカーラ29は、反転ローラ22にて反転された後、フラッパ27を作動させず図中上方へ反転搬送した後、フラッパ28にて排紙ローラ側にシート搬送向きを切り替え、排紙トレイ上に下向きのカールを形成し排出する役割を有する。ここで、下向きのカールを形成し排出するのは、トレイ上のシートの積載状態を良好に保つ為である。
以下、本実施形態で特徴的な項目である現像動作について、更に詳しく述べると共に、図面を用いて、本実施例における現像装置内の劣化現像剤を強制的に消費するトナー強制消費モードについて説明する。
まず、図2を用いてロータリー現像装置構成の概略を説明する。複数の現像器4がロータリーの回転中心軸であるロータリーステイ405を中心にそれぞれ対向するように配置されている。各現像器4には、開口部が設けられており、この開口部に感光ドラム1に現像剤を供給する現像剤担持体としての現像スリーブ6が配置されている。
各色の現像動作時は、それぞれの現像スリーブ406が、ドラム1に対向する位置まで回転され、現像動作が行われる。
次に、画像形成にて消費したトナーを現像器4内へ補填するための補給装置107の構成について説明する。図12は、本実施例の補給装置107の正面図である。図3はトナー補給装置107の下面図である。
トナー補給手段としての補給装置107は、図12のように現像ロータリ41に設けられたトナー受け取り部120の上方かつ画像形成装置の手前側に設けられている。また、トナー補給装置107は、図14のように、トナーカートリッジ2(2a〜2f)、補給ユニット130、補給パイプ140から構成される。そして、トナーカートリッジ2は、補給ユニットステーション(150a〜150f)にて着脱可能に収納される構成となっている。
図示しないトナーセンサが補給ユニット130内のトナー無を検知すると、トナーセンサがトナーを検知するまでの間、トナーカートリッジ(2a〜2f)から補給ユニット(130a〜130f)へ適宜補給される。補給ユニット130(130a〜130f)は一定量のトナーを蓄えている。そして、画像形成装置からトナー補給信号を受け取った際に、上記現像位置に現像ロータリーが停止している間、所定量だけ補給ユニット130内の補給口200から補給パイプ140へとトナーを排出する。
搬送路としての補給パイプ140は、補給ユニット130と不図示の同一駆動により駆動され、上記補給ユニット130からトナーを受け取ると共に、トナー受け取り部120へとトナーを排出する。
トナー受け取り部120で受け取られた各色現像剤は、現像ロータリー41の補給パイプ400内をスクリューで搬送され、補給口403を介して現像器4に補給される。一方、現像剤の長寿命化を目的に、現像器4内の現像剤を少量ずつ現像器外へと排出し、キャリア入り補給現像剤と入れ替えることで、現像剤をリフレッシュしている。このような構成をとることで、耐久により劣化した現像剤(主にキャリア)を交換する手間を省くことができる。排出口404から排出された現像剤は中空の排出パイプ(ロータリーステイ)405内を通り、トナー回収BOX(図示しない)へと搬送される。
次に通常画像形成時における現像動作についての説明を行う。図3には、ロータリー現像装置41における現像駆動構成図を示した。ロータリー現像装置41を斜め後方から見た図であり、現像器4は一つのみを示し、その他は簡単のため省略した。現像モータ410と各アイドラギア411、現像クラッチ412、現像入力ギア413はそれぞれ本体に固定されている。ロータリーの回転動作により、各色の現像器4が現像位置まで回転されたときに、現像スリーブ軸上の現像スリーブギア409が、現像入力ギア413と噛み合うことで駆動が伝達される。現像スリーブ回転のOn/Offは、駆動伝達経路中に配置された電磁クラッチ412と、図示しない制御装置により制御される。これは、現像剤の劣化対策のために現像時にのみスリーブを回転させることを目的としている。
図4はある現像器4がドラム1に対向する位置、すなわち現像位置で停止したときの図である。このとき、現像スリーブ406とドラム1とは、安定的にギャップを維持できるようになっている。現像器内には、トナーとキャリアで構成された2成分現像剤が保持されており、現像剤のトナー濃度T/D比は9%程度に設定されている。スクリュー414とスクリュー415により現像剤が現像器内長手方向に循環されながら、現像剤を保持した現像スリーブ406が図中矢印方向へ回転され、現像剤層厚規制ブレード416により所定の層厚にされる。そして、現像スリーブ表面上に形成された現像剤磁気ブラシが現像ニップ領域417でドラム1と接触する。更に現像スリーブ406には、図示しない現像バイアス印加電源からDC成分とAC成分を重畳した所定の現像バイアスが印加されることでドラム1上の潜像へ現像される。現像ニップ通過後のキャリアは再び現像器4に戻され、現像スリーブ表面から落下し、搬送部材としてのスクリュー414、415により攪拌、搬送されることで、上記の現像動作を繰り返す。
トナー補給動作について説明する。図11は、本実施例のトナー補給動作制御を行うブロック図である。図11のように、本実施例では、原稿読み取り装置としての画像信号発生部100からの画像信号に基づき、補給量制御手段としての補給制御部105にてトナー補給量を決定し、トナー補給装置107を動作させる。
補給制御部105は、画像信号発生部100からの1枚毎の画像信号に基づき、現像器4での消費が想定される分だけトナーを現像器4に補給している。(ビデオカウント方式)こうすることで、現像器内のT/D比が概略一定範囲内に維持するように補正している。更に、画像濃度をより安定化させる目的で、制御用基準画像(パッチ画像)による補給制御方式も併用している。具体的には、予め定められた濃度に対応するパッチ画像を感光ドラム上に形成し、その濃度を光学反射光量検知方式の画像濃度センサ(不図示)で検知して画像濃度を検出する。そして、得られた画像濃度がターゲット濃度となるようにトナー補給量に補正を行う。トナー補給量の算出のためには、更に現像剤担持体上のトナー濃度を直接検出する方式も併用している。これは、現像剤担持体上の2成分現像剤に光を照射し、その反射光量を受光してトナー濃度を検知するものである。(反射光検知方式)T/D比を許容範囲内(本実施例では6%〜12%)に維持するために、ここで得られた検知結果が上記許容範囲を外れた場合にトナー補給量に補正を行う。
T/D比は画像形成装置の特性に応じて、また、Y、M、C、K各色トナーの特性に応じてそれぞれ適切な値が定められている。例えば、T/D比がある閾値よりも低くなった場合、現像スリーブ上の2成分現像剤のキャリア粒子が、感光ドラムへ付着する現象が知られている。本実施例では上記方式により、こうした付着現象をも防止することもできる。
尚、本実施例では、反射光検知方式の代わりに、2成分現像剤のインダクタンスを検知してT/D比を検出する、インダクタンス検知方式を用いても良い。
次に、強制排出モードについて説明する。
前述したように、画像比率の低い画像が連続して出力された場合、トナーの消費量が少ないために補給トナー量が少なくなり、同一トナーが現像器内に滞在する時間が長くなる。そのため、長期的に摺擦、攪拌を繰り返された現像剤中のトナー粒子が劣化することで流動性が悪化し、現像スリーブ406の長手方向に濃度ムラが発生することがある。また、排出口404からの排出動作がスムーズに行われなくなることで現像剤が現像器4から溢れるといった不具合が生ずることがある。更に長期間のトナー粒子滞在は、トナーの電荷を上昇させ、画質の低下、すなわち、低濃度部での粒状性悪化や濃度の低下といった画像不具合も引き起こす可能性が有る。
こうした現像剤劣化の問題を解決するために、従来から、強制的にトナーを消費する強制排出モードを設けて、新旧トナーの置換を頻繁に行うシステムがある。通常の画像形成時、すなわち用紙に画像を出力する際の画像形成時、とは異なるタイミングで、現像器内部のトナーを現像器外部へ排出するものである。このとき、排出されたトナーは成果物としての出力用紙には載ることはなく、感光ドラムクリーナーなどで回収される。
以下、従来から行われているトナー強制排出動作と、本実施例におけるトナー強制排出動作について、フローチャートと図を用いながら詳しく説明する。
まず、従来からのトナー強制排出動作について、図11のブロック図と図5のフローチャートで説明する。リーダー部R、又は、PC102により画像形成がスタートされると(ステップS501)、画像処理部101にて、画像発生部100から入力された画像信号に基づいて画像比率が算出される(ステップS502)。つまり、ビデオカウントCが算出される。ステップS503にてビデオカウントCが、所定値C未満(ここでは所定値Cは、画像比率が5%の画像を画像形成したときのビデオカウント値としている)のとき、ステップS504に移行する。ステップS504では、差分値C−Cが、既に今までのプリントで画像形成装置本体のメモリ103に積算されている値に加算される(N=N+(C−C))。画像形成を重ねることでNは次第に積算され、ステップS505にてある閾値Zを越えたときに(ステップS505において「Yes」)、トナーの強制排出モードが実行される。すなわち、画像形成制御部104にて強制排出用画像信号がレーザースキャナ3に送られ、通常の画像形成と同様に感光ドラム上での帯電、露光、現像が行われることで、強制排出される。
一方、N<Zであれば(ステップS505において「No」)画像出力が行われる(ステップS506)。ステップS507では、トナー補給と、劣化トナーの強制排出を行うことで現像装置内の新旧トナーの置換が行われる。強制排出時のトナー補給は、ビデオカウント方式により、現像器で消費した分だけ、トナー補給される。尚、T/D比は、通常画像形成時と同様、所定の目標範囲内(本実施例では6%〜12%)となるように制御されている。このT/D比の下限である6%という値は、これ以上低下すると濃度低下が起こる値よりも若干高い値を設定している。
置換動作は、新旧トナー比率が所望の比率(α=70%)となる時間を予め実験で求めておき、所定時間補給動作を実行すると終了する(ステップS508)。ステップS509でメモリ103上のビデオカウント積算値はN=0にリセットされ、通常画像出力が行われ、それと同時にビデオカウントCに基いて現像器にトナーが補給される(ステップS506)。ここで、ビデオカウントとは、画像形成する画像の画素数のことをさす。連続画像形成があれば(ステップS510において「Yes」)、再びステップS502に戻り、上記シーケンスを繰り返す。画像形成が終了すると(ステップS511)、画像形成装置はスタンバイ状態に入る。
上述の従来の強制排出動作に対して、図6(a)、(b)、(c)にそれぞれ、新旧トナー量、T/D比、トナー消費量・補給量の推移を示した。各グラフの横軸は、強制排出トナー量をA4サイズ換算したものであり、A4サイズの100%画像濃度では、0.5g程度のトナーが消費される。ここで、換算枚数で表したのは説明の分かり易さのためであり、実際の排出・補給動作では、用紙サイズに合わせて断続的に行う必要は無い。また、これらのグラフは、ラインで繋がれた曲線で表されているが、実際には、トナー補給はブロック制御(補給装置の搬送スクリュー回転を1回転単位で行う制御)されている。実際には、スクリュー形状等から定められるブロック量に基づいて断続的になるはずだが、ここでも説明の都合上連続したラインで表した。
初期の現像剤量を115g、T/D比を9%とし、T/D比を一定に維持したまま(図6b)トナー補給と強制排出を行っているために、旧トナーは徐々に低下、新トナーは徐々に上昇する傾向を示している (図6a)。この動作は、新旧トナー比率が所望の値になるまで繰り返される。置換率を70%としたときの強制排出枚数は25枚相当であり、この期間のトナー排出量は常に一定(0.5g)であるために、トータルで12.5gのトナーが強制排出用として使用されたことになる。尚、T/D比は長期的な使用に伴い変化していく。しかし、トナー消費された分だけトナー補給を行っているため、通常、一回の強制排出動作では、T/D比は変化しない。図6では、T/D比が9%の時を例に説明している。
[トナー強制排出モード]
次に、本実施例におけるトナー強制排出動作について説明する。本実施例では、制御部により以下のようなトナー強制排出モードが実行可能となっている。以下、図7のフローチャートで詳しく説明する。
ステップS701〜ステップS705は、前述したステップS501〜ステップS505と同様のシーケンスであるため説明は省略する。従来例との違いは、強制排出モードの制御方法にある。ここでも、初期の現像剤量を115g、T/D比を9%、A4サイズ1枚で0.5gのトナー消費の場合で説明する。また、T/D比には、画像形成が安定に保証される範囲があり、更に、その範囲の下限値を下回ると、現像スリーブ上のキャリアがドラムへ付着してしまう現象が生ずる。ここではT/D比の下限値を5%とした。また、前述の従来例と同様に、強制排出用の画像形成動作は画像形成制御部104で制御され、補給動作は、補給制御部105にて制御される。本実施例では、強制排出モード開始時に現像器内のT/D比を検知し、RAMに記憶しておく。そして、強制排出モード開始後、トナー補給を停止させながら強制排出を行う(ステップS707)。(図8(b))これによりT/D比は減少し、下限値5%の近傍になるまで継続する(ステップS708)。その後、T/D比が5%近傍に維持されるように画像濃度センサ(不図示)の検知結果に基いてトナー補給と強制排出を行う(ステップS709)。これは、新旧トナー比率が所望の比率(α’%)になるまで継続される(ステップS710)。そして、5%に低下しているT/D比を元の、画像形成に必要な9%まで戻すために、強制排出を停止させ、トナー補給のみ行わせる(ステップS711)。補給されたトナーにより、現像器内の新旧トナーが、不均一にならないように、攪拌スクリュー414、415を回転し、現像器内で常に循環させながら補給を行う。ビデオカウント積算値をN=0にリセットし(ステップS713)、画像出力が行われる(ステップS706)。ここで、最終的なトナー新旧比αは70%であるため、強制排出停止時の新旧比α’は、その後のトナー補給時の新旧比上昇を考慮して予め決定しておけば良い。
本実施例のフローチャートに対して、前述した従来例の場合と同様に、新旧トナー量、T/D比、トナー消費量・補給量の推移を図8(a)、(b)、(c)にそれぞれ示した。グラフ表記上の注意点は図6と同様である。T/D比は長期的な使用に伴い変化していくが、強制排出動作期間のような短期的な間ではT/D比は変化しない。ここでは、T/D比が9%の時を例に説明する。
本実施例の強制排出モードでは、初め9%のT/D比だった現像剤を、トナー補給を停止して強制排出することで、T/D比を通常画像形成時の目標範囲の下限値以下の所定値(本実施例では5%)まで下げる。その後、T/D比を5%一定に維持するようにトナー置換を継続させる。そして、新旧トナーの置換が完了すると、T/Dが強制排出モードを開始したときのT/D比(本例では9%)となるようにトナー補給している。尚、上記所定値であるT/D比5%という値は、これ以上下げるとキャリア付着を引き起こすT/D比よりも若干高いT/D比に設定している。この値は、通常画像形成時に制御しているT/D比の許容範囲よりも低い値である。
こうすることで、従来の強制排出モードと比べ、トナー補給量に対するトナー排出量の割合を高くすることができ、トナーの交換効率を高めることができる。
尚、本実施例ではT/D比を直接、インダクタンスセンサ106にて検知して制御しているが、ビデオカウントCに基いて間接的にT/D比を制御しても良い。すなわち、T/D比が5%となるように通常画像形成時よりも単位ビデオカウント値に対するトナー補給量を所定時間少なくし、T/D比を5%まで下げる。その後、トナー消費量に対するトナー補給量を通常画像形成時と同じ値に戻すことでT/D比を5%に維持した状態でトナー補給を行ってもよい。
こうすることで結局、70%の新旧トナー置換に必要な強制排出量は7.5gとなり、従来方法の場合の12.5gに対して、6割の排出量で達成できることが分かる。ここで、上述したCやZ、T/D比、αの値について、本発明では特に限定しているものではなく、画像形成装置の構成に応じて、また、装置の使用状況に応じて適宜最適な閾値を選定すれば良い。
以上のように、本実施例の強制排出モードを適用することで、比較的少量のトナー排出及びトナー補給により、新旧トナーの置換を行うことができ、トナーのリフレッシュが可能となる。そのため、画像濃度の低い画像が連続で出力された場合に、同一トナーが現像器内に長期に渡って滞在することで生ずるトナー劣化を抑制でき、トナー流動性の維持、及び、画質の安定化を図ることができる。
次に、本発明に係る画像形成装置の第2の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本構成及び、基本動作は実施例1と同じである。従って、実施例1の画像形成装置と同一又は相当する機能、構成を有する要素については、詳しい説明は省略する。
実施例1は、劣化トナー置換動作として、T/D比を制御しながら、強制排出を行うものである。すなわちT/D比を前述した下限値近傍まで下げ、維持することで現像器内のトナー量を最小限に抑え、新旧トナー置換を効率的に行っていた。これに対して本実施形態では、強制排出が必要と判断された場合、排出動作中に所定時間トナー補給を停止させておくことで新旧トナー置換の効率化を図る。ここでも、前述の実施例1と同様に、強制排出用の画像形成動作は画像形成制御部104で制御され、補給動作は、補給制御部105にて制御される。図9は、本実施例のトナー置換動作のフローチャートであり、実施例1で説明した図7に対して、強制排出動作のみ異なる(ステップS907、S908)。トナーの強制排出が必要と判断された場合、トナー補給を所定時間停止したまま、ある所定量M[g]の排出を行う。あるいは、強制排出用の潜像画像濃度を予め決定しておき、ある所定時間t[s]の排出を行う制御でも良い(ステップS907)。このとき排出するトナー量は、強制排出モードを開始したときの現像器内のT/Dに基き、予め保持しているT/D比とトナー排出量の関係テーブルにて求められる。これにより、T/D比は低下するため、次いで、ステップS908、909にて再び元のT/D比(=強制排出モードを開始した時点のT/D比(本例では9%))に戻すために、排出を停止しながら補給を行う。ここで、当然のことながらT/D比がキャリア付着が発生してしまう下限値以下にならないようなM[g]又はt[s]を設定しなければならない。以上により、本実施形態では、T/D比を下限値まで下げた場合と比較すると、T/D比制御が簡単になるという特徴をもっている。すなわち、経験的に得られた排出量又は排出時間で排出を管理するだけで、従来の新旧トナー置換方式と比べて効率的な置換を実施することが可能となる。
次に、本発明に係る画像形成装置の第3の実施例について説明する。実施例1又は2は、所定の条件に基づいて画像形成装置動作中に強制排出を行うものであった。本実施形態は、画像形成装置の基本構成及び、強制排出動作が実施例1又は2と同じであるが、強制排出を行うタイミングが異なる。すなわち、画像形成動作とは無関係に強制排出モードをもつことが特徴的である。例えばサービスメンテナンス時に、サービスマンが現像器内のトナーをリフレッシュしたい場合、操作パネル等から強制排出モードを実行することで、新旧トナーの置換を効率的に行うことができる。トナーの置換率及びトナー排出量は、画像形成装置の使用状況や、現像器の劣化状態、出力画像等から適宜決めることができる。図10に本実施例のフローチャートを示す。S1001で、操作部から強制排出モードの入力信号を受信すると、CPUが強制排出モードが自動的に実行される。S1002以降は実施例1のS707〜S712と同じため説明は省略する。
次に、本発明に係る画像形成装置の第4の実施例について説明する。本実施形態の画像形成装置において、第1〜第3の実施形態と基本構成は同様であるが一部構成が異なっており、以下、異なる部分のみ説明を行う。
第1〜第3の実施形態で説明した強制排出動作は、感光ドラム1への現像動作によりなされるものであるが、第4の実施形態では、前述した現像剤排出口404からの排出も積極的に利用していることが特徴的である。これにより、感光ドラム1のみへの排出と比べて、排出されたトナーが、トナー回収装置(クリーナー)へ与える負荷が分散されることになる。特に大量の置換動作を行う場合、第1〜第3の実施形態では、大量の排出トナーがクリーナーにて回収されることになるために負荷が集中してしまう。一方、本実施例の形態では、排出トナーによるクリーニング負荷を分散させることで、クリーナーの耐久性も向上させることができる。
また、現像剤排出口404からの排出では、キャリアも同時に排出し、現像剤トータル量を減少させることができる。そのため、現像剤トータル量を減少させない場合と比べて、T/D比下限値を同じく5%とした場合、含有されるトナー量を少なくすることができる。これにより、強制排出と補給による新旧トナー置換効率は更に向上する。
ここで、上記した効果を達成するためには、現像剤排出口404からの排出に限定されるものではない。つまり、現像器内の現像剤を所望のタイミングで排出させ、減少させる機構が備えられていれば良い。
現像剤排出口404からの排出をより積極的に行うために、いくつかの方法を提案する。
ここでの排出動作は、現像器内における現像剤の嵩が現像剤排出口404より上昇すると、上昇した分だけ零れ出るため、現像剤攪拌スクリュー414、415の駆動速度(回転速度)を増加させることで、より多くの排出をさせることができる。尚、現像剤攪拌スクリュー414、415の駆動タイミングは、現像器から現像動作を行うことで強制排出する前に行ってもよく、現像器の現像動作と同時に行ってもよい。
また、別の方法としては、以下のような方法が考えられる。ロータリー現像装置における排出動作は、零れ出た現像剤を鉛直下向きに自由落下させる構成である。通常の画像形成時には、ロータリー41が1回転する間に、現像と排出口404からの排出がそれぞれ1回行われる。本実施例における強制排出時には、ロータリーを公転動作させてから、キャリアの量を減らした後、トナー強制モードを行うことで新旧トナー置換効率を向上させる。
以上で述べた実施例1〜4では、強制排出モードの要否判定は、ビデオカウントに基づいて行われるものとして説明した。つまり、ビデオカウント数から推定されるトナー消費量と通紙枚数から、現像剤劣化状況を推測し、強制排出の要否判定を行うものである、とした。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、トナーの現像器内での長期滞在による帯電量増加が問題になる場合、検出される帯電量に基づいて強制排出の要否を決定する構成でも良い。
画像形成装置 ロータリー現像装置の正面図 現像駆動構成図 現像器詳細図 従来例におけるトナー強制排出フローチャート 従来例における、強制排出枚数(トナー量)に対する (a)新旧トナー量、(b)T/D比、(c)トナー消費・補給量の推移 本発明の第1の実施形態における、トナー強制排出フローチャート 本発明の第1の実施形態における、強制排出枚数(トナー量)に対する (a)新旧トナー量、(b)T/D比、(c)トナー消費・補給量 の推移 本発明の第2の実施形態における、トナー強制排出フローチャート 本発明の第3の実施形態における、トナー強制排出フローチャート 本発明の実施形態におけるトナー補給動作制御を行うブロック図 本発明の実施形態における補給装置の正面図 本発明の実施形態における補給装置の下面図 本発明の実施形態における補給装置の斜視図
符号の説明
1 ドラム
4 現像器
22 静電潜像
41 ロータリー現像装置
400 補給パイプ
403 現像剤補給口
404 現像剤排出口
406 現像スリーブ
414 現像剤攪拌スクリュー(1)
415 現像剤攪拌スクリュー(2)

Claims (6)

  1. 像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナー及びキャリアを有する現像剤にて現像する現像装置と、前記現像装置に現像剤を補給する補給手段と、前記補給手段が補給する現像剤量を制御する補給量制御手段と、記録材に画像を形成することなく前記現像装置内の現像剤を強制的に排出する排出モードを実行可能な制御手段と、を有する画像形成装置であって、
    前記排出モードにおいて、前記補給量制御手段は、前記排出モードを開始した時の前記現像装置内のトナーとキャリアの比率よりも前記排出モードを開始した後の前記現像装置内のトナーとキャリアの比率が低くなるように、前記補給手段の補給量を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像装置内のトナーとキャリアの比率を検知する検知手段を有し、前記補給量制御手段は、通常画像形成時は、前記検知手段の結果に基いて、前記現像装置内のトナーとキャリアの比率が所定の許容範囲内となるように前記補給手段の補給量を制御しており、前記排出モードにおいて、前記現像装置内の現像剤に対するトナーの比率が前記許容範囲の下限値以下の所定値となるように前記補給手段の補給量を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排出モードにおいて、前記補給量制御手段は、前記現像装置内の現像剤を排出動作中に前記補給手段の補給動作を所定時間停止することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像装置は、現像時に現像剤を前記像担持体に供給するための開口部とは別に前記現像装置内の現像剤を排出する排出口と、前記排出口から現像剤を排出する排出手段と、を有し、前記排出モードにおいて、前記排出口から現像剤を排出するように前記排出手段を動作させることを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像形成装置。
  5. 前記排出手段は、前記現像装置内の現像剤を搬送する搬送部材であり、前記搬送部材の回転速度を前記排出モードを実行しているときのほうが通常画像形成時よりも速くなるように動作させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記排出手段は、前記現像装置を保持して回転する回転体であり、前記排出モードを実行している間に、前記現像装置を回転させることで前記排出口から現像剤を排出させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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