JP2011037757A - フォーム状毛髪化粧料及びその使用方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】泡の質及び持続性に優れ、べたつかず、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、スタイル保持効果があるフォーム状毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(A)高級アルコール 全組成物中0.01〜2質量%
(B)カチオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(C)エーテル型非イオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(D)ビニルピロリドン系皮膜形成剤 全組成物中0.1〜5質量%
を含有しエタノールを含有しない原液と、(E)全組成物中3〜10質量%の噴射剤とからなることを特徴とするフォーム状毛髪化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】(A)高級アルコール 全組成物中0.01〜2質量%
(B)カチオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(C)エーテル型非イオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(D)ビニルピロリドン系皮膜形成剤 全組成物中0.1〜5質量%
を含有しエタノールを含有しない原液と、(E)全組成物中3〜10質量%の噴射剤とからなることを特徴とするフォーム状毛髪化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明は毛髪用の化粧料に関し、更に詳細には、泡の質及び持続性に優れ、べたつかず、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、スタイル保持効果があるフォーム状毛髪化粧料に関する。
ヘアスタイルはファッションのひとつであり多様化している。特に10代、20代の若年層においては、毛先に軽くウェーブを持たせたナチュラル感のあるウェーブヘアや、コテを用いてスタイルを形成する巻き髪ヘア、ストレートボブヘアなどの髪型が流行している。これらの髪型をスタイリングする際に求められる仕上がりは、ふんわり軽い仕上がりが主流になっており、ヘアスプレーやヘアワックスを使用して髪を握りながらスタイリングが行なわれている。それに伴い、ふんわりとした仕上がりと再整髪が可能なエアゾール式毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)や整髪方法(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。しかしながら、ヘアスプレーは塗布したい部分にのみ使用することは容易ではない。また、ヘアワックスでは整髪性ポリマー配合の毛髪化粧料(例えば、特許文献3参照。)が提案されてはいるが、油剤が高配合のものが多く、べたつき感がある上に持続力のあるふんわり軽いスタイルに仕上げることは容易ではない。更には、フォーム剤は塗布したい部分に使用することは容易であるが、泡がつぶれやすいものが多く、髪を握りながらふんわり感のあるスタイルに仕上げることは容易ではない。従って、泡の質及び持続性に優れ、べたつかず、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、スタイル保持効果があるフォーム状毛髪化粧料が強く所望されていた。
すなわち、本発明の目的とするところは、泡の質及び持続性に優れ、べたつかず、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、スタイル保持効果があるフォーム状毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者は上記課題を鑑みて、鋭意研究を重ねた結果、高級アルコール、カチオン性界面活性剤、エーテル型非イオン界面活性剤、ビニルピロリドン系皮膜形成剤及び噴射剤を含有した毛髪化粧料が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、下記成分(A)〜(D)
(A)高級アルコール 全組成物中0.01〜2質量%
(B)カチオン性界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(C)エーテル型非イオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(D)ビニルピロリドン系皮膜形成剤 全組成物中0.1〜5質量%
を含有しエタノールを含有しない原液と、(E)全組成物中3〜10質量%の噴射剤とからなることを特徴とするフォーム状毛髪化粧料である。そして、このフォーム状毛髪化粧料は塗布時及び塗布後に、毛髪を握りながらスタイリングする際に使用することが好ましい。
(A)高級アルコール 全組成物中0.01〜2質量%
(B)カチオン性界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(C)エーテル型非イオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(D)ビニルピロリドン系皮膜形成剤 全組成物中0.1〜5質量%
を含有しエタノールを含有しない原液と、(E)全組成物中3〜10質量%の噴射剤とからなることを特徴とするフォーム状毛髪化粧料である。そして、このフォーム状毛髪化粧料は塗布時及び塗布後に、毛髪を握りながらスタイリングする際に使用することが好ましい。
本発明によれば、泡の質及び持続性に優れ、べたつかず、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、スタイル保持効果があるフォーム状毛髪化粧料を提供することができる。
本発明で用いられる(A)成分の高級アルコールは、炭素数12以上の鎖式アルコールを指すが、炭素数が16〜22の、直鎖又は分岐鎖のものが好ましく、飽和状であっても不飽和状であっても良い。
前記高級アルコールとしては例えば、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、セリルアルコール等が挙げられる。これらのうちで最も好適に用いられるのは、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコールである。
前記高級アルコールは、一種又は二種以上を混合して用いることができ、その配合量は、本発明の組成物全量に対して0.01〜2質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に「%」で示す)である。0.01%未満では、泡の質及び持続性が悪く、また2%を超えるとべたつきやふんわり感のあるスタイルに仕上がらない。
本発明で用いられる(B)成分のカチオン性界面活性剤は、水に溶解してイオン解離をする親水基が陽イオンとなる界面活性剤であり、毛髪の柔軟性やコンディショニング性、毛髪のすべり摩擦性を改善するものである。カチオン性界面活性剤としては、長鎖アルキルアミンの無機酸または有機酸塩、高級脂肪酸とジアミンを縮合した脂肪酸アミドアミンの無機酸または有機酸塩、高級脂肪酸にアルカノールアミンを反応させたエステル含有3級アミンの無機酸または有機酸塩、第4級アンモニウム塩が挙げられ、これらの中でも、第4級アンモニウム塩が好ましく、具体例としては下記一般式(1)で表される。
(上式中、R1〜R4のうちいずれか1個または2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基またはヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す)で示される。上記一般式(1)のR1〜R4のうちいずれか1個又は2個の炭素数8〜24のアルキル基は、例えばセチル基、ステアリル基、ベヘニル基、12−ヒドロキシステアリル基等であり、炭素数16〜22のアルキル基が好ましく、特に好ましいものとしてはセチル基、ステアリル基及びベヘニル基が挙げられる。残りの炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基は、好ましいものとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が挙げられる。Xのハロゲン原子は、好ましくは塩素原子又は臭素原子である。
前記一般式(1)で示される第4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメ
チルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、及びセチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート等を挙げることができる。その中でも特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、及び塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム並びにこれらの混合物が好ましい。
チルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、及びセチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート等を挙げることができる。その中でも特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、及び塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム並びにこれらの混合物が好ましい。
前記カチオン性界面活性剤は、一種又は二種以上を混合して用いることができ、その配合量は、本発明の組成物全量に対して0.1〜5質量%である。0.1%未満では、泡の質及び持続性が悪く、また5%を超えるとスタイル保持効果が得られない。
本発明で用いられる(C)成分のエーテル型非イオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEと略す)セチルエーテル、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル等のPOEアルキルエーテルが挙げられる。これらの中でHLBが8以上のPOEアルキルエーテルが好ましく、HLBが8以上になるような複数のエーテル型非イオン界面活性剤の組み合わせでもよい。この配合量は本発明の組成物全量に対して0.1〜5.0質量%である。0.1%未満では、泡の質及び持続性が悪く、また5%を超えるとべたつき、ふんわり感のあるスタイルに仕上がらない。
本発明で用いられる(D)成分のビニルピロリドン系皮膜形成剤としては、例えば、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン・四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニルピロリドン・アルキルアミノアクリレート・ビニルカプロラクタム共重合体等が挙げられる。また、(D)成分の中でもポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合を用いることが好ましい。
前記ビニルピロリドン系皮膜形成剤は入手可能な市販品を用いることができる。ポリビニルピロリドンとしては、ルビスコールK−12、17、30、60、80、90〔BASF社製〕、PVPK−15、30、60、90〔ISP社製〕等の使用が可能であり、また、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合としては、ルビスコールVA28E、37E、55E、64E、73E〔BASF社製〕、PVP/VA E−735、E−635、E−535、E−335、S−630、W−735[ISP社製]等が挙げられる。
前記ビニルピロリドン系皮膜形成剤は一種又は二種以上を混合して用いることができ、その配合量は、本発明の組成物全量に対して0.1〜5質量%である。0.1%未満では、スタイル保持効果が得られず、また5%を超えるとべたつき、ふんわり感のあるスタイルに仕上がらない。
本発明で用いられる(E)成分の噴射剤としては、プロパン、n−ブタン、i−ブタン等を主成分とする液化石油ガス(LPG)等の炭化水素類、ジメチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテル等のエーテル類、炭酸ガス、窒素ガス、酸素、亜酸化窒素等の圧縮ガスが挙げられ、これらを単独で又は適宜二種以上組み合わせて使用することができる。
前記噴射剤の配合量は、本発明の組成物全量に対して3〜10%である。この範囲であれば質及び持続性に優れた泡質が得られる。
本発明においては、エタノールを含有しないことが必須である。エタノールを配合した場合、持続性に優れた泡質が得られない場合がある。
また本発明のフォーム状毛髪化粧料には、前記の各成分に加えて必要に応じて、かつ本発明の効果を損なわない範囲において、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば、抗老化薬剤、保湿剤、酸化防止剤、油性成分、界面活性剤、増粘剤、防腐剤、pH調整剤、洗浄剤、乾燥剤、乳化剤、粉末成分、色材、各種毛髪栄養剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびその誘導体、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、リゾフォスファチジルコリンやリゾフォスファチジン酸、大豆調製物等のラミニン5産生促進薬剤、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖類、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、多様な目的から、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン、ウコン抽出物、サイコ抽出物、イブキジャコウ抽出物、ヒオウギ抽出物、アセンヤク抽出物、ブナの芽抽出物、加水分解カゼイン、米抽出物加水分解液、米ぬか抽出物、トウニン抽出物、クララ抽出物、チオタウリン、ヒポタウリン、マジョラム抽出物、シリカ被覆酸化亜鉛、イチヤクソウ抽出物、キシリトール、アルギニン及びその塩酸塩、セリン、オウバク抽出成分、オウレン抽出成分、カッコン抽出成分、シコン抽出成分、シャクヤク抽出成分、センブリ抽出成分、バーチ抽出成分、セージ抽出成分、ビワ抽出成分、ニンジン抽出成分、アロエ抽出成分、ゼニアオイ抽出成分、アイリス抽出成分、ブドウ抽出成分、ヨクイニン抽出成分、ヘチマ抽出成分、ユリ抽出成分、サフラン抽出成分、センキュウ抽出成分、ショウキョウ抽出成分、オトギリソウ抽出成分、ローズマリー抽出成分、ニンニク抽出成分、トウガラシ抽出成分、ワレモコウ抽出成分、チンピ、トウキ等、レチノール、酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB2類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステル、DL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等のビタミン類なども適宜配合することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。尚、実施例に記載の各種試験(泡の質、泡の持続性、べたつき、ふんわり感、スタイル保持効果)に関する試験法を下記に示す。また、以下の表に示すフォーム状毛髪化粧料の組成物の配合量は、それぞれ質量%で示す。
(1)泡の質、泡の持続性
20名の専門パネルが25℃に保たれた室内で実施例及び比較例のフォーム状毛髪化粧料を噴出し、手に取り、泡の質、泡の持続性の項目について、下記に示す判定基準により評価を行なった。
20名の専門パネルが25℃に保たれた室内で実施例及び比較例のフォーム状毛髪化粧料を噴出し、手に取り、泡の質、泡の持続性の項目について、下記に示す判定基準により評価を行なった。
判定基準
◎:パネルの15名以上が良好と判断
○:パネルの10名以上15名未満が良好と判断
△:パネルの5名以上10名未満が良好と判断
×:良好と判断したパネルが5名未満
◎:パネルの15名以上が良好と判断
○:パネルの10名以上15名未満が良好と判断
△:パネルの5名以上10名未満が良好と判断
×:良好と判断したパネルが5名未満
(2)官能評価
20名の専門パネルが実施例及び比較例のフォーム状毛髪化粧料を使用し、(a)べたつき、(b)ふんわり感、(c)スタイル保持効果の項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行なった。
20名の専門パネルが実施例及び比較例のフォーム状毛髪化粧料を使用し、(a)べたつき、(b)ふんわり感、(c)スタイル保持効果の項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行なった。
判定基準
(a)べたつき(べたつかない、べたつく)
◎:パネルの15名以上がべたつかないと判断
○:パネルの10名以上、15名未満がべたつかないと判断
△:パネルの5名以上、10名未満がべたつかないと判断
×:べたつかないと判断したパネルが5名未満
(b)ふんわり感(ふんわり仕上がる、ふんわり仕上がらない)
◎:パネルの15名以上がふんわり仕上がると判断
○:パネルの10名以上、15名未満がふんわり仕上がると判断
△:パネルの5名以上、10名未満がふんわり仕上がると判断
×:ふんわり仕上がると判断したパネルが5名未満
(c)スタイル保持効果(スタイル保持効果あり、スタイル保持効果なし)
◎:パネルの15名以上がスタイル保持効果ありと判断
○:パネルの10名以上、15名未満がスタイル保持効果ありと判断
△:パネルの5名以上、10名未満がスタイル保持効果ありと判断
×:スタイル保持効果ありと判断したパネルが5名未満
(a)べたつき(べたつかない、べたつく)
◎:パネルの15名以上がべたつかないと判断
○:パネルの10名以上、15名未満がべたつかないと判断
△:パネルの5名以上、10名未満がべたつかないと判断
×:べたつかないと判断したパネルが5名未満
(b)ふんわり感(ふんわり仕上がる、ふんわり仕上がらない)
◎:パネルの15名以上がふんわり仕上がると判断
○:パネルの10名以上、15名未満がふんわり仕上がると判断
△:パネルの5名以上、10名未満がふんわり仕上がると判断
×:ふんわり仕上がると判断したパネルが5名未満
(c)スタイル保持効果(スタイル保持効果あり、スタイル保持効果なし)
◎:パネルの15名以上がスタイル保持効果ありと判断
○:パネルの10名以上、15名未満がスタイル保持効果ありと判断
△:パネルの5名以上、10名未満がスタイル保持効果ありと判断
×:スタイル保持効果ありと判断したパネルが5名未満
実施例1〜8及び比較例1〜5
表1に記載の配合組成よりなるフォーム状毛髪化粧料を常法により調製し、前記各種試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。
表1に記載の配合組成よりなるフォーム状毛髪化粧料を常法により調製し、前記各種試験を実施した。その結果を表1に併せて示す。
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜8はいずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1〜5では、泡の質、泡の持続性、べたつき、ふんわり感、スタイル保持効果のいずれかの点で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明のフォーム状毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。これらは常法により調製した。なお、これらの実施例のフォーム状毛髪化粧料についても、泡の質、泡の持続性、べたつき、ふんわり感、スタイル保持効果に関する試験を実施したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例9(スタイリングフォーム)
<原液> 配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 0.6
(2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3
(3)ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.0
(4)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 1.0
(5)酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 1.0
(6)ジプロピレングリコール 2.0
(7)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5
(8)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合物 0.1
(9)L−アルギニン 0.01
(10)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(11)エデト酸二ナトリウム 0.05
(12)パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
(13)ユチャ油 0.1
(14)香料 0.1
(15)メチルパラベン 0.2
(16)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 95.0
噴射剤 液化石油ガス 5.0
<原液> 配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 0.6
(2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3
(3)ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.0
(4)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 1.0
(5)酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 1.0
(6)ジプロピレングリコール 2.0
(7)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5
(8)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合物 0.1
(9)L−アルギニン 0.01
(10)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(11)エデト酸二ナトリウム 0.05
(12)パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
(13)ユチャ油 0.1
(14)香料 0.1
(15)メチルパラベン 0.2
(16)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 95.0
噴射剤 液化石油ガス 5.0
(製法)
(1)〜(3)、(12)〜(15)を80℃に加温して均一に溶解させ、80℃に加温した(4)〜(11)、(16)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しスタイリングフォームを得た。
(1)〜(3)、(12)〜(15)を80℃に加温して均一に溶解させ、80℃に加温した(4)〜(11)、(16)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しスタイリングフォームを得た。
実施例10(スタイリングフォーム)
<原液> 配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 0.5
(2)ステアリルアルコール 0.5
(3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(4)ポリオキシエチレンオレイルエーテル 2.0
(5)ポリビニルピロリドン 1.5
(6)ジカプリル酸プロピレングリコール 1.0
(7)ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル 1.5
(8)プロピレングリコール 3.0
(9)グリセリン 1.0
(10)加水分解コメタンパク 0.05
(12)コメヌカエキス 0.2
(13)ツバキエキス 0.1
(14)コメエキス 0.1
(15)L−アルギニン 0.01
(16)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(17)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合物 0.1
(18)エデト酸二ナトリウム 0.05
(19)パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
(20)香料 0.1
(21)フェノキシエタノール 0.3
(22)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 92.0
噴射剤 液化石油ガス 8.0
<原液> 配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 0.5
(2)ステアリルアルコール 0.5
(3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(4)ポリオキシエチレンオレイルエーテル 2.0
(5)ポリビニルピロリドン 1.5
(6)ジカプリル酸プロピレングリコール 1.0
(7)ポリオキシプロピレンジグリセリルエーテル 1.5
(8)プロピレングリコール 3.0
(9)グリセリン 1.0
(10)加水分解コメタンパク 0.05
(12)コメヌカエキス 0.2
(13)ツバキエキス 0.1
(14)コメエキス 0.1
(15)L−アルギニン 0.01
(16)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(17)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合物 0.1
(18)エデト酸二ナトリウム 0.05
(19)パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
(20)香料 0.1
(21)フェノキシエタノール 0.3
(22)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 92.0
噴射剤 液化石油ガス 8.0
(製法)
(1)〜(4)、(6)、(7)、(19)〜(21)を80℃に加温して均一に溶解させ、80℃に加温した(5)、(8)〜(18)、(22)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しスタイリングフォームを得た。
(1)〜(4)、(6)、(7)、(19)〜(21)を80℃に加温して均一に溶解させ、80℃に加温した(5)、(8)〜(18)、(22)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しスタイリングフォームを得た。
また、いずれの実施例のフォーム状毛髪化粧料を使用した場合にも、頭皮に炎症、その他副作用と考えられる症状は発現せず、本発明に係るフォーム状毛髪化粧料は安全性にも優れることが明らかであった。
以上記載のごとく、本発明が泡の質及び持続性に優れ、べたつかず、ふんわり感のあるスタイルに仕上げ、スタイル保持効果があるフォーム状毛髪化粧料を提供することができる。
Claims (2)
- 下記成分(A)〜(D)
(A)高級アルコール 全組成物中0.01〜2質量%
(B)カチオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(C)エーテル型非イオン界面活性剤 全組成物中0.1〜5質量%
(D)ビニルピロリドン系皮膜形成剤 全組成物中0.1〜5質量%
を含有しエタノールを含有しない原液と、(E)全組成物中3〜10質量%の噴射剤とからなることを特徴とするフォーム状毛髪化粧料。 - 吐出容器に充填され、吐出された泡を毛髪に塗布時及び塗布後に、毛髪を握りながらスタイリングする際に使用する請求項1に記載のフォーム状毛髪化粧料の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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