JP2014125477A - フォーム状毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】泡質と泡の持続性に優れ、毛髪にべたつかない滑らかさとしっとり感を付与するフォーム状毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】(A)N−アシルアミノ酸ジエステルから選ばれる1種以上、及びダイマー酸又はダイマージオールのジエステルから選ばれる1種以上のうち少なくとも一方、(B)カチオン界面活性剤、(C)炭素数14〜22の高級アルコール、(D)メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノールおよびアルキル変性メチルポリシロキサンから選ばれる引火点が160℃以上のシリコーン、(E)噴射剤を含有することを特徴とするフォーム状毛髪化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明はフォーム状毛髪化粧料に関し、詳細には泡質と泡の持続性に優れ、毛髪にべたつかない滑らかさとしっとり感を付与するフォーム状毛髪化粧料に関するものである。
従来、簡便であることや衛生的である等の製品特性から、化粧品を含めて多くの分野においてエアゾール組成物が用いられている。その中でも、噴出時に泡状となるフォーム状化粧料が好まれ、毛髪化粧料においても数多く市販されている。フォーム状化粧料は、エアゾール缶に機能を有する組成物、即ち原液と液化ガス等からなる噴射剤を詰めたものであり、噴射とともに液化ガスが大気圧下で気化することで原液が膨らんで泡状になるものである。フォーム状化粧料には、噴出直後より泡を形成しているものや、噴出後しばらくして泡を形成するもの、原液をスプレー状に噴射させたのちに泡を形成させるものなど種々あるが、いずれについても泡のきめ細かさ、泡の持続性が重視されている。
毛髪は、ヘアカラー・ブリーチやパーマネントウェーブ、紫外線、ドライヤーの熱など化学的または物理的刺激により損傷を受け、艶が失われ、パサつき・枝毛・切れ毛などが生じることにより手触り感が悪くなる。これらの毛髪において、手触り感やツヤを付与する目的で、シリコーン油に代表される液状油分が汎用されており、例えば、高分子シリコーンと低沸点シリコーン油を配合することによって、髪の滑らかさやセット保持力を有する毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)、高分子量ジメチルポリシロキサンと非水型溶剤と噴射剤を含むエアゾールスプレー組成物によって、光沢や滑らかな感触を付与する毛髪非水型エアゾールスプレー組成物(例えば、特許文献2参照。)が開示されている。しかしながら、フォーム状毛髪化粧料においては、毛髪に柔らかな感触と保湿感、艶などを付与できるが、シリコーンが消泡作用を有するものが多いため、泡の質や泡の持続性がなく、特に泡の形成性について問題があった。また、エアゾール原液としてもシリコーンを配合することで安定性が悪くなり、充填の際には攪拌工程が必要となるなど充填工程に余計な工数がかかるなどの問題点もある。
例えば、特定の脂肪酸アルキルアルカノールアミドとシリコーン誘導体を配合した泡沫状毛髪化粧料では、優れた起泡性や優れた使用感が得られることが示されている(例えば、特許文献3参照)。また、油性成分とポリグリセリン脂肪酸エステルを含有するエアゾール化粧料では、シリコーンを含有しても壊れにくい泡界面が得られ、毛髪にツヤを与えることが示されている(特許文献4)。このような成分の含有により一定の改善はなされているが、シリコーン誘導体の手触り感の向上や保湿などの効果において充分に発揮しておらず、泡質や泡の持続性なども満足できるものではなかった。そのため、泡質と泡の持続性に優れ、毛髪にべたつかない滑らかさとしっとり感を付与するフォーム状毛髪化粧料が強く所望されていた。
特開昭63−183517号公報 特開平4−128213号公報 特開2008−255053号公報 特許第4491279号公報
本発明の目的とするところは、泡質と泡の持続性に優れ、毛髪にべたつかない滑らかさとしっとり感を付与するフォーム状毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者は上記課題を鑑みて、鋭意研究を重ねた結果、N−アシルアミノ酸ジエステルと、ダイマー酸又はダイマージオールのジエステルの少なくとも一方を、カチオン界面活性剤、特定の高級アルコール、特定のシリコーン、及び噴射剤と組み合わせることにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は下記成分(A)〜(E)を含有することを特徴とするフォーム状毛髪化粧料である。
(A)N−アシルアミノ酸ジエステルから選ばれる1種以上、及びダイマー酸又はダイマージオールのジエステルから選ばれる1種以上のうち少なくとも一方
(B)カチオン界面活性剤
(C)炭素数14〜22の高級アルコール
(D)メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノールおよびアルキル変性メチルポリシロキサンから選ばれる引火点が160℃以上のシリコーン
(E)噴射剤
本発明によれば、泡質と泡の持続性に優れ、毛髪にべたつかない滑らかさとしっとり感を付与するフォーム状毛髪化粧料を提供することができる。また、本発明のフォーム状毛髪化粧料は低温下においても起泡性と泡質に優れるものである。
本発明で用いられる(A)成分であるN−アシルアミノ酸ジエステル、ダイマー酸のジエステル、ダイマージオールのジエステルは、抱水性のエモリエント成分として知られており、髪にしっとりとした保湿感を与えることができる。N−アシルアミノ酸ジエステルとしては、例えば、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)、N−ステアロイル−L−グルタミン酸ジオクチルドデシル及びN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ−2−ヘキシルデシル等が挙げられる。
上記N−アシルアミノ酸ジエステルのうち、毛髪内部への浸透性や残留性の面から、エステル部に少なくとも1つ以上のステロール骨格を有する構造がより好ましい。このようなものとしては、例えば味の素社より市販されているエルデュウPS−203[N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)]、エルデュウPS−304、エルデュウPS−306[N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)]などが入手可能である。
ダイマー酸のジエステル及びダイマージオールのジエステルは、モノ−あるいはジ−不飽和脂肪酸を2量体化させた後、必要に応じて水素添加して得られるダイマー酸と種々のアルコールとのジエステル体、さらにはダイマー酸を還元して得られるダイマージオールと種々の脂肪酸とのジエステル体、ダイマー酸とダイマージオールとのエステル体などを指し、ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ジリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイルなどが挙げられる。
上記ダイマー酸のジエステル及びダイマージオールのジエステルのうち、毛髪内部への浸透性や残留性の面から、エステル部に少なくとも1つ以上のステロール骨格を有する構造
がより好ましい。このようなものとしては、例えば日本精化(株)より市販されているLUSPLAN PI−DA[ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル・フィトステリル)]、LUSPLAN DD−DA[ダイマージリノール酸ジリノレイル]、LUSPLAN DD−IS[ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル]、Plandool−H[ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)]などが入手可能である。これらのダイマー酸及び/又はダイマージオールのジエステル体はつや出し効果やエモリエント効果に優れており、口紅やエモリエントクリームなどに使用されている。
本発明において、成分(A)は上記N−アシルアミノ酸ジエステル、ダイマー酸のジエステル、ダイマージオールのジエステルから適宜選択して1種又は2種以上配合されるが、その配合量は、毛髪化粧料全量に対し、好ましくは、0.1〜10質量%であり、更に好ましくは、0.5〜5質量%である。この配合量の範囲であれば、毛髪に保湿感を与えることができ、泡の持続性にも寄与し特に好ましい。
本発明で用いられる(B)成分であるカチオン性界面活性剤は、水に溶解してイオン解離をする親水基が陽イオンとなる界面活性剤であり、毛髪の柔軟性やコンディショニング性、毛髪のすべり摩擦性を改善するものである。カチオン性界面活性剤としては、長鎖アルキルアミンの無機酸または有機酸塩、高級脂肪酸とジアミンを縮合した脂肪酸アミドアミンの無機酸または有機酸塩、高級脂肪酸にアルカノールアミンを反応させたエステル含有3級アミンの無機酸または有機酸塩、第4級アンモニウム塩が挙げられ、これらの中でも、第4級アンモニウム塩が好ましく、具体例としては下記一般式(1)で表される。
Figure 2014125477
(上式中、R〜R10のうちいずれか1個または2個は炭素数8〜24のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基またはヒドロキシアルケニル基を表し、残りは、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基を表し、Xはハロゲン原子又は炭素数1〜3のアルキル硫酸基を表す)
上記炭素数8〜24のアルキル基としては、例えばセチル基、ステアリル基、ベヘニル基、12−ヒドロキシステアリル基等が挙げられるが、その中でも炭素数16〜22のアルキル基が好ましく、特に好ましいものとしてはセチル基、ステアリル基及びベヘニル基が挙げられる。上記炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基は、好ましいものとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシメチル基及びヒドロキシエチル基が挙げられる。Xのハロゲン原子は、好ましくは塩素原子又は臭素原子である。
上記一般式(1)で示される第4級アンモニウム塩としては、例えば、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、及びセチルトリエチルアンモニウムメチルサルフェート等を挙げることができる。その中でも特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、及び塩化ベヘニルトリメ
チルアンモニウム並びにこれらの混合物が好ましい。
本発明において、成分(B)は上記カチオン性界面活性剤から適宜選択して1種又は2種以上配合されるが、その配合量は、毛髪化粧料全量に対し、好ましくは0.1〜10質量%であり、さらに好ましくは0.5〜5質量%である。この配合量の範囲であれば、毛髪に優れた質感を与えることができ好ましい。
本発明に用いられる(C)成分である炭素数14〜22の高級アルコールは、毛髪の状態を整えるとともに、水中油型乳化物における連続相のゲル化に寄与する成分である。このようなものとしては、炭素数14〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の高級アルコールが挙げられ、具体的には、ミリスチルアルコール(炭素数14)、セタノール(炭素数16)、ステアリルアルコール(炭素数18)、オレイルアルコール(炭素数18)、ベヘニルアルコール(炭素数22)等が挙げられる。これらは、単独で配合してもよいし、2種以上を組み合わせて配合してもよい。また、これらの(C)成分の中でも、得られる水中油型乳化物の安定性、毛髪へのコンディショニング効果の観点から、2種以上組み合わせて配合することが好ましく、特に、炭素数16〜18のものから選ばれる2種以上を配合することが好ましい。その配合量は、毛髪化粧料全量に対し、好ましくは0.1〜2.0質量%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪にベタつきをあたえることなく、泡の質感を向上させることができ好ましい。
本発明に用いられる(D)成分のシリコーン油は、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノールおよびアルキル変性メチルポリシロキサンから選ばれる引火点が160℃以上のシリコーン油である。これらのシリコーン油は、例えば下記一般式(2)で示される。
Figure 2014125477
(上式中、Rは水素,水酸基またはメチル基を示し、Rは水素または炭素数1〜6のアルキル基,アルケニル基またはフェニル基を示し、Rは水素または炭素数1〜24のアルキル基,アルケニル基またはフェニル基を示し、m+nが10以上の整数を示す)
ジメチルポリシロキサンは、鎖状の分子構造をもち、ケイ素に結合した有機基はすべてメチル基からなっており、上記一般式(2)においてR〜Rがメチル基のものである。これらの市販品としては、東レ・ダウコーニング社製のSH200 C FLUID 10CS〜100万cs、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のTSF451−10A〜10MA、信越化学社製のシリコン96A10cs〜1000万cs等が挙げられる。メチルフェニルポリシロキサンは、ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をフェニル基で置換したものであり、上記一般式(2)においてR〜Rがメチル基、Rがフェニル基のものであり、メチルフェニルポリシロキサン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン等である。これらの市販品としては、東レ・ダウコーニング社製のPH−155、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のSF 1555、信越化学社製のKF−50シリーズ、KF−54等が挙げられる。ジメチコノールは、両末端を水酸基で封鎖したジメチルリリコーンであり、上記一般式(2)においてRが水酸基のものである。これらの市販品としては、東レ・ダウコーニング社
製の7−3100Gum Blend HIP Emulsion、7−3101Gum
Blend HIP Emulsion、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のSILSOT E−50、SM558、YF3802A、XS65−B7991、信越化学社製のKF−9701等が挙げられる。アルキル変性メチルポリシロキサンは、ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部を長鎖アルキル基に置換したものであり、上記一般式(2)において、Rがアルキル基のものであり、ステアリルジメチコン、アルキル(C30−45)メチコン、ステアロキシトリメチルシラン等である。これらの市販品としては、東レ・ダウコーニング社製の2503 Cosmeic WAX、AMS C−30 WAX、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のSF1528、SF1540、信越化学社製のKF−412、KF−413、KF−414、KF−415、X−22−1877等が挙げられる。また、(D)成分のシリコーン油はシリコーン油を水中に乳化させた水性マルションとした形態を用いることも可能であって、水性エマルションは、アニオン界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤や非イオン界面活性剤を用いられ、0.01〜100μmの粒子サイズである。水性エマルションを具体的に例示すると、東レ・ダウコーニング社製のBY22−019、BY22−020、BY22−034、BY22−055およびBY22−060等のBY22シリーズ、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のFZ−4144、FZ−4150、FZ−4158、FZ−4170、FZ−4185およびFZ−4188等のシリコンFZ−400シリーズ、XS65−B5891、XS65−B7116等のXS65シリーズ等が挙げられる。
本発明においては、これらのシリコーン油のうち引火点が160℃以上のものから選ばれる1種又は2種以上を適宜選択して用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全量に対し、好ましくは、0.1〜10質量%であり、更に好ましくは、0.5〜5質量%である。この配合量の範囲であれば、毛髪をヘアアイロンやドライヤーなどの熱ダメージから保護し、優れた感触を有し特に好ましい。
本発明で用いられる(E)噴射剤としては、プロパン、n−ブタン、i−ブタン等を主成分とする液化石油ガス(LPG)等の炭化水素類、ジメチルエーテル、メチルエチルエーテル、ジエチルエーテル等のエーテル類、炭酸ガス、窒素ガス、酸素、亜酸化窒素等の圧縮ガスが挙げられ、これらを単独で又は適宜組み合わせて使用することができる。
上記噴射剤の配合量は、特に制限はないが、エアゾール組成物の全量に対して1〜15質量%が好ましく、3〜12質量%が特に好ましい。この範囲であれば、良好な起泡性、泡のきめ細やさ、泡の持続性などが良好に作用し、使用時に髪全体に塗布することが可能となり、他の必須成分との併用により、べたつかず、滑らかさに優れたフォーム状毛髪化粧料が得られる。
本発明のフォーム状毛髪化粧料は、上記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で通常化粧料に使用されている任意の成分を使用することが出来る。これらの成分としては、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、紫外線吸収剤、防腐剤、保湿剤、ポリマー類、アミノ酸誘導体、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、薬剤等が挙げられる。
その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびその誘導体、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、リゾフォスファチジルコリンやリゾフォスファチジン酸、大豆調製物等のラミニン5産生促進薬剤、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖
類、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、多様な目的から、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン、ウコン抽出物、サイコ抽出物、イブキジャコウ抽出物、ヒオウギ抽出物、アセンヤク抽出物、ブナの芽抽出物、加水分解カゼイン、米抽出物加水分解液、米ぬか抽出物、トウニン抽出物、クララ抽出物、チオタウリン、ヒポタウリン、マジョラム抽出物、シリカ被覆酸化亜鉛、イチヤクソウ抽出物、キシリトール、アルギニン及びその塩酸塩、セリン、オウバク抽出成分、オウレン抽出成分、カッコン抽出成分、シコン抽出成分、シャクヤク抽出成分、センブリ抽出成分、バーチ抽出成分、セージ抽出成分、ビワ抽出成分、ニンジン抽出成分、アロエ抽出成分、ゼニアオイ抽出成分、アイリス抽出成分、ブドウ抽出成分、ヨクイニン抽出成分、ヘチマ抽出成分、ユリ抽出成分、サフラン抽出成分、センキュウ抽出成分、ショウキョウ抽出成分、オトギリソウ抽出成分、ローズマリー抽出成分、ニンニク抽出成分、トウガラシ抽出成分、ワレモコウ抽出成分、チンピ、トウキ等、レチノール、酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB2類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステル、DL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等のビタミン類なども適宜配合することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。尚、実施例に記載の各種試験(泡質、べたつき、艶、滑らかさ、滑らかさの持続性)に関する試験法を以下に示す。また、以下の表に示す毛髪化粧料の組成物の配合量は、それぞれ質量%である。
(1)泡質
20名の被験者によって25℃に保たれた室内で実施例及び比較例の毛髪化粧料を噴出させ手に取り、泡質および泡の持続性の評価を行なった。尚、評価基準は下記の通りである。
判定基準
(a)泡質
◎:被験者の15名以上が泡の質が良いと判断
○:被験者の10名以上15名未満が泡の質が良いと判断
△:被験者の5名以上10名未満が泡の質が良いと判断
×:被験者の15名以上が泡の質が悪いと判断
(b)泡の持続性
◎:被験者の15名以上が泡の持続性があると判断
○:被験者の10名以上15名未満が泡の持続性があると判断
△:被験者の5名以上10名未満が持続性があると判断
×:被験者の15名以上が泡の持続性がないと判断
(2)官能評価
20名の被験者によって実施例及び比較例の毛髪化粧料を使用してもらい、べたつき、滑らかさ、しっとり感の項目について官能評価を行った。なお、評価基準は下記の通りである。
判定基準
(a)べたつき
◎:被験者の15名以上がべたつきがないと判断
○:被験者の10名以上15名未満がべたつきがないと判断
△:被験者の5名以上10名未満がべたつきがないと判断
×:被験者の15名以上がべたつくと判断
(b)滑らかさ
◎:被験者の15名以上が滑らかであると判断
○:被験者の10名以上15名未満が滑らかであると判断
△:被験者の5名以上10名未満が滑らかであると判断
×:被験者の15名以上が滑らかでないと判断
(c)しっとり感
◎:被験者の15名以上が髪が保湿されていると判断
○:被験者の10名以上15名未満が髪が保湿されていると判断
△:被験者の5名以上10名未満が髪が保湿されていると判断
×:被験者の15名以上が髪が保湿されていないと判断
実施例1〜8及び比較例1〜5
表1に記載の配合組成よりなるフォーム状毛髪化粧料を常法により調製し、耐圧容器に充填した後、上記各種試験を実施して評価を行なった。その結果を表1に併せて示す。
Figure 2014125477
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜8はいずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1〜4では、泡質、泡の持続性、官能評価(べたつき、ふんわり感、しっとり感)のいずれかの点で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明フォーム状毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。これらは常法により調製した。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、泡質、泡の持続性、官能評価(べたつき、ふんわり感、しっとり感)に関する試験を実施したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例9
<原液> 配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 0.6
(2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3
(3)ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.0
(4)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 1.0
(5)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.15
(6)ジプロピレングリコール 2.0
(7)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5
(8)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合物 0.1
(9)L−アルギニン 0.01
(10)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(11)エデト酸二ナトリウム 0.05
(12)パラメトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
(13)流動パラフィン 0.5
(14)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 0.5
(15)N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(フィトステリル・2−オクチルドデシル) 0.5
(16)香料 0.1
(17)メチルパラベン 0.2
(18)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 95.0
噴射剤 液化石油ガス 5.0
(製法)
(1)〜(3)、(12)〜(17)を80℃に加温して均一に溶解させ、80℃に加温した(4)〜(11)、(18)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しスタイリングフォームを得た。
実施例10
<原液> 配合量(%)
(1)セトステアリルアルコール 0.6
(2)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.3
(3)ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.0
(4)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 1.0
(5)酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 1.0
(6)ジプロピレングリコール 3.0
(7)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.5
(8)ヒアルロン酸ナトリウム(2) 0.1
(9)L−アルギニン 0.01
(10)グルタミン酸ナトリウム 0.01
(11)エデト酸二ナトリウム 0.05
(12)シア脂 0.01
(13)水添レシチン 0.1
(14)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル 0.6
(15)香料 0.1
(16)メチルパラベン 0.2
(17)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 95.0
噴射剤 液化石油ガス 5.0
(製法)
(1)〜(3)、(12)〜(16)を80℃に加温して均一に溶解させ、80℃に加温した(4)〜(11)、(17)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しスタイリングフォームを得た。
また、いずれの実施例の毛髪化粧料を使用した場合にも、頭皮に炎症、その他副作用と考えられる症状は発現せず、本発明に係る毛髪化粧料は安全性にも優れることが明らかであった。
以上記載のごとく、起泡性と泡質に優れ、毛髪にべたつかない柔らかな感触と保湿感を付与し、特に保湿感の持続性に優れたフォーム状毛髪化粧料を提供することができる。

Claims (1)

  1. 下記成分(A)〜(E)を含有することを特徴とするフォーム状毛髪化粧料。
    (A)N−アシルアミノ酸ジエステルから選ばれる1種以上、及びダイマー酸又はダイマージオールのジエステルから選ばれる1種以上のうち少なくとも一方
    (B)カチオン界面活性剤
    (C)炭素数14〜22の高級アルコール
    (D)メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコノールおよびアルキル変性メチルポリシロキサンから選ばれる引火点が160℃以上のシリコーン
    (E)噴射剤
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