JP2016117673A - フォーム状化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】炭酸ガスのみの噴射剤であっても起泡性と泡質に優れ、毛髪にべたつかない感触を有し、特に毛髪の感触を高めることに優れたフォーム状化粧料を提供する。【解決手段】原液および噴射剤からなるフォーム状化粧料において、原液が(A)疎水変性アルキルセルロース、(B)液状油、(C)少なくとも一種以上のノニオン性界面活性剤を含有し、噴射剤として(D)炭酸ガスを含有することを特徴とするフォーム状化粧料。 疎水変性アルキルセルロースについては、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースであることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は毛髪化粧料に関し、更に詳細には炭酸ガスのみを噴射剤として用いても起泡性と泡質に優れ、毛髪へのなじみやすさや塗布後の毛髪の感触を高めるフォーム状化粧料に関するものである。
従来、簡便であることやx衛生的である等の製品特性から、化粧品を含めて多くの分野においてエアゾール組成物が用いられている。その中でも、噴出時に泡状となるフォーム状化粧料が好まれ、頭髪化粧料においても数多く市販されている。フォーム状化粧料は、エアゾール缶に機能を有する組成物、即ち原液と液化ガスや圧縮ガス等からなる噴射剤を詰めたものであり、噴射とともに液化ガスが大気圧下で気化することで原液が膨らんで泡状になるものや、圧縮ガスで原液を押し出して泡上になるものがあり、いずれについても泡のきめ細かさ、泡の持続性が重視されている。
ただ、圧縮ガスのみでは起泡性や泡質が充分ではなく、原液に界面活性剤、および例えばキサンタンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、カルボキシビニルポリマーなどの増粘剤を配合することや、噴射剤として液化ガスと圧縮ガスを併用することで起泡性と泡質を向上させている(特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。
炭酸は圧縮ガスの一種であり、人体に用いると血管拡張作用を示す。例えば、頭皮中の毛細血管の血行を促進して特定の育毛促進効果を有する成分の育毛促進効果を増加させる効果や、白髪の抑制効果が著しく増強される効果などが報告されている(特許文献4,特許文献5参照)。また液化ガスより皮膚刺激が少なく、化粧料への溶解性が液化ガスよりも高いことも特徴である(特許文献6参照)。
このような炭酸ガスの有用性を利用した発明として、例えば、ポリグリセリンアルキルエーテルと多価アルコールと水溶性高分子と炭酸ガスを組み合せたエアゾール化粧料では、泡がキメ細かく、コシがあり、かつクリーミーでマッサージしやすく、拭き取り又は洗い流した後にべたつき感がなく、肌にしっとり感を付与できることが示されている(特許文献1)。
また、脂肪酸グリセリンエステルと共に炭化水素系溶剤とが特定の割合で含有されることにより、水に対する溶解性が小さい圧縮ガスが十分な量で原液に溶解された状態が得られ、その結果、溶解された当該圧縮ガスの作用により、好適な泡沫状態の吐出物が得られると共に、泡沫の状態が常に安定したものとなることが示されている(特許文献2)。
このような成分の含有により一定の改善はなされているが、しかしながら、界面活性剤による皮膚刺激や、増粘剤による毛髪にべたつき、原液の粘度上昇による容器中の原液残量の増加などの弊害が生じる。そのため、炭酸ガスのみの噴射剤であっても起泡性と泡質に優れ、毛髪にべたつかない感触を有し、特に毛髪の感触を高めることに優れたフォーム状化粧料が強く所望されていた。
特願2010−2054 特願平10−304129 特開2013−224275 特願平10−15467 特願2001−288033 特願2010−269614
すなわち、本発明の目的とするところは、炭酸ガスのみの噴射剤であっても起泡性と泡質に優れ、毛髪にべたつかない感触を有し、特に毛髪の感触を高めることに優れたフォーム状化粧料を提供することにある。
本発明者は上記課題を鑑みて、鋭意研究を重ねた結果、疎水変性アルキルセルロース、油剤、界面活性剤、水を含有し、噴射剤として炭酸ガスを含有した毛髪化粧料が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記成分(A)〜(D)を含有することを特徴とするフォーム状化粧料を提供するものである。
(A)疎水変性アルキルセルロース
(B)液状油分
(C)少なくとも一種以上の非イオン性界面活性剤
(D)炭酸ガス
本発明によれば、炭酸ガスのみの噴射剤であっても起泡性と泡質に優れ、毛髪にべたつかない感触を有し、特に毛髪の感触を高めることに優れたフォーム状化粧料を提供することができる。
本発明で用いられる(A)成分である疎水変性アルキルセルロースは、水溶性セルロースエーテル誘導体に、疎水性基である長鎖アルキル基を導入したものであり、泡質の向上効果と消泡後の毛髪へのなじみやすさを高めることができる。疎水変性アルキルセルロースの疎水基に関しては、炭素原子数が10〜28、好適には12〜22のアルキル基が好ましく、具体的にはステアロイル基がより好ましい。
疎水基をステアロイル基とした疎水性ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、サンジェロースの商品名で大同化成工業株式会社から市販されており、このような市販品を本毛髪化粧料の配合成分として用いることも可能である。その配合量は、フォーム状化粧料全量に対し、好ましくは、0.001〜1.0質量%であり、更に好ましくは、0.001〜0.4質量%である。この配合量の範囲であれば、泡質の向上効果と消泡後の毛髪へのなじみやすさを高めることができる。
本発明で用いられる(B)成分である液状油分は、オリーブ油、ヤシ油、ツバキ油、ユチャ油、ヒマシ油、綿実油等の油脂類、流動パラフィン、スクワラン、揮発性イソパラフィン等の炭化水素油類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等のアルコール類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン類、ミリスチン酸イソプロピル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル等のエステル類等が挙げられ、室温(25℃)において液状の物を選択して用いる。
上記の物質は1種または2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量はフォー
ム状化粧料の全組成中0.1〜15.0質量%が必要であり、より好ましくは2.0〜10.0質量%である。2.0質量%未満の場合は滑らかな感触の持続性が不十分であり、10.0質量%を越えると毛髪に対してべたつきが生じ、馴染みが良い泡質が得られない場合がある。
本発明に用いられる(C)非イオン性界面活性剤としては、例えばソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物単一鎖長ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルグルコシド、ポリオキシアルキレンアルキルグルコシド等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上が用いられる。
非イオン性界面活性剤の好ましい配合量は、本発明のフォーム状化粧料全量に対して0.1〜3.0質量%が好ましく、更に好ましくは0.3〜1.5質量%である。0.3質量%未満の場合は、液状油分を安定に乳化・分散する効果が不足して発明の効果が発揮されない。1.5質量%を越えると髪へのなじみやすさやべたつきの面で劣る場合がある。
本発明のフォーム状化粧料を構成する噴射剤としては、炭酸ガスが用いられる。本発明のフォーム状化粧料においては、炭酸ガスは水に対する溶解性を有するものであることから原液に溶解しており、以って泡沫形成作用を発揮するものである。
以上のフォーム状化粧料は、エアゾール容器内に充填されて、エアゾール製品とされるが、エアゾール容器の製品内圧が、温度35℃において0.8MPa以下となるように噴射剤を含有させることが好ましい。また温度35℃におけるエアゾール容器の製品内圧は、0.3〜0.7MPaであることが更に好ましい。
製品内圧が過大である場合には、噴射剤の充填圧力が過剰に大きくなることに起因して十分な安全性を得ることができなくなるおそれがある。
また、エアゾール容器の温度35℃における製品内圧が0.3〜0.7MPaであることにより、フォーム状化粧料に十分な安全性が得られると共に、吐出物に良好な起泡性を得ることができる。
本発明のフォーム状化粧料は、前記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で通常化粧料に使用されている任意の成分を使用することが出来る。これらの成分としては、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、紫外線吸収剤、防腐剤、保湿剤、ポリマー類、アミノ酸誘導体、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、薬剤等が挙げられる。
その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム酸およびその誘導体、各種生薬、酢酸トコフェロール、グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、リゾフォスファチジルコリンやリゾフォスファチジン酸、大豆調製物等のラミニン5産生促進薬剤、グルコース、フルクトース、マンノース、ショ糖、トレハロース等の糖
類、アルブチン、コウジ酸等の美白剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、硫黄、チアントール等の抗脂漏剤、多様な目的から、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン、ウコン抽出物、サイコ抽出物、イブキジャコウ抽出物、ヒオウギ抽出物、アセンヤク抽出物、ブナの芽抽出物、加水分解カゼイン、米抽出物加水分解液、米ぬか抽出物、トウニン抽出物、クララ抽出物、チオタウリン、ヒポタウリン、マジョラム抽出物、シリカ被覆酸化亜鉛、イチヤクソウ抽出物、キシリトール、アルギニン及びその塩酸塩、セリン、オウバク抽出成分、オウレン抽出成分、カッコン抽出成分、シコン抽出成分、シャクヤク抽出成分、センブリ抽出成分、バーチ抽出成分、セージ抽出成分、ビワ抽出成分、ニンジン抽出成分、アロエ抽出成分、ゼニアオイ抽出成分、アイリス抽出成分、ブドウ抽出成分、ヨクイニン抽出成分、ヘチマ抽出成分、ユリ抽出成分、サフラン抽出成分、センキュウ抽出成分、ショウキョウ抽出成分、オトギリソウ抽出成分、ローズマリー抽出成分、ニンニク抽出成分、トウガラシ抽出成分、ワレモコウ抽出成分、チンピ、トウキ等、レチノール、酢酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB2類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステル、DL−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等のビタミン類なども適宜配合することができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。尚、実施例に記載の各種試験(泡質、べたつき、艶、滑らかさ、滑らかさの持続性)に関する試験法を下記に示す。また、以下の表に示すフォーム状化粧料の組成物の配合量は、それぞれ質量%で示す。
(1)泡の性状
20名の被験者によって25℃に保たれた室内で各試料を噴出させ手に取り、泡質および泡の持続性の評価を行なった。尚、評価基準は下記の通りである。
[泡質]
◎:被験者の15名以上が泡の質が良いと判断
○:被験者の10名以上15名未満が泡の質が良いと判断
△:被験者の5名以上10名未満が泡の質が良いと判断
×:被験者の15名以上が泡の質が悪いと判断
[泡の持続性]
◎:被験者の15名以上が泡の持続性があると判断
○:被験者の10名以上15名未満が泡の持続性があると判断
△:被験者の5名以上10名未満が持続性があると判断
×:被験者の15名以上が泡の持続性がないと判断
(2)官能評価
20名の専門パネルを対象に実施例及び比較例のフォーム状化粧料を使用してもらい、べたつき、艶、滑らかさ、滑らかさの持続性の項目について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行なった。
[べたつき]
◎:パネルの15名以上がべたつきがないと判断
○:パネルの10名以上15名未満がべたつきがないと判断
△:パネルの5名以上10名未満がべたつきがないと判断
×:パネルの15名以上がべたつくと判断
[なじみやすさ]
◎:パネルの15名以上が髪になじみやすいと判断
○:パネルの10名以上15名未満が髪になじみやすいと判断
△:パネルの5名以上10名未満が髪になじみやすいと判断
×:パネルの15名以上が髪になじみやすいと判断
[しっとり感]
◎:パネルの15名以上が髪が保湿されていると判断
○:パネルの10名以上15名未満が髪が保湿されていると判断
△:パネルの5名以上10名未満が髪が保湿されていると判断
×:パネルの15名以上が髪が保湿されていないと判断
実施例1〜4及び比較例1〜5
表1に記載の配合組成よりなるフォーム状化粧料を常法により調製し、耐圧容器に充填した後、前記各種試験を実施して評価を行なった。その結果を表1に併せて示す。
Figure 2016117673
(注1)商品名:サンジェロース60L、大同化成工業株式会社
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜4はいずれも優れた性能を示していた。一方、比較例1〜5では、泡質、泡の持続性、官能評価(べたつき、なじみやすさ、しっとり感)のいずれかの点で劣っており、本発明の目的を達成できなかった。
以下、本発明フォーム状化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。これらは常法により調製した。なお、これらの実施例のフォーム状化粧料についても、泡質、泡の持続性
、官能評価(べたつき、なじみやすさ、しっとり感)に関する試験を実施したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例9
<原液> 配合量(質量%)
(1)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3
(2)1,3−ブチレングリコール 3.0
(3)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合物 0.1
(4)L−アルギニン 0.01
(5)L−グルタミン酸ナトリウム 0.01
(6)3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート・ポリテトラメチレングリコール・N,N−アルキルメチルジエタノールアンモニウムモノアルキルサルフェート共重合体エマルション 0.1
(7)エタノール 1.5
(8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.8
(9)流動パラフィン 3.0
(10)イソノサン酸イソノニル 2.5
(11)ローズヒップ油 0.05
(12)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.01
(13)香料 0.1
(14)パラオキシ安息香酸エステル 0.2
(15)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 98.0
噴射剤 炭酸ガス 2.0
(製法)
(1)〜(6)、(14)、(15)を80℃に加温して均一に溶解させ、40℃まで冷却した後、(7)〜(13)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しトリートメントフォームを得た。
実施例10
<原液> 配合量(質量%)
(1)疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3
(2)1,3−ブチレングリコール 3.0
(3)グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合物 0.1
(4)L−アルギニン 0.01
(5)L−グルタミン酸ナトリウム 0.01
(6)3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート・ポリテトラメチレングリコール・N,N−アルキルメチルジエタノールアンモニウムモノアルキルサルフェート共重合体エマルション 0.1
(7)ポリビニルピロリドン 0.8
(8)エタノール 1.5
(9)ポリオキシエチレンイソセチルエーテル 0.8
(10)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3
(11)イソノサン酸イソノニル 2.5
(12)α−オレフィンオリゴマー 3.5
(13)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.01
(14)香料 0.1
(15)パラオキシ安息香酸エステル 0.1
(16)フェノキシエタノール 0.3
(17)精製水 残 部
<ガス充填>
原液 98.0
噴射剤 炭酸ガス 2.0
(製法)
(1)〜(7)、(15)、(17)を80℃に加温して均一に溶解させ、40℃まで冷却した後、(8)〜(14)、(16)を混合したものを加えて乳化した後、ホモミキサーで混合分散を行い30℃まで冷却してエアゾール原液を調整し、ついで原液と噴射剤をエアゾール耐圧容器に充填しスタイリングフォームを得た。
また、いずれの実施例の毛髪化粧料を使用した場合にも、頭皮に炎症、その他副作用と考えられる症状は発現せず、本発明に係る毛髪化粧料は安全性にも優れることが明らかであった。

Claims (5)

  1. 原液および噴射剤からなるフォーム状化粧料において、原液が(A)疎水変性アルキルセルロース、(B)液状油、(C)少なくとも一種以上のノニオン性界面活性剤を含有し、噴射剤として(D)炭酸ガスを含有することを特徴とするフォーム状化粧料。
  2. 疎水変性アルキルセルロースがステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロースである請求項1記載のフォーム状化粧料。
  3. 疎水変性アルキルセルロースの配合量が0.001〜0.4質量%である請求項1〜3のいずれかに記載のフォーム状化粧料。
  4. 液状油の配合量が2.0〜10.0質量%である請求項1〜3のいずれかに記載のフォーム状化粧料。
  5. ノニオン性界面活性剤の配合量が0.3〜1.5質量%である請求項1〜4のいずれかに記載のフォーム状化粧料。
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