JP2011028788A - 光ディスク再生装置および光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置および光ディスク記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】RFAC系の信号処理のVCAの制御信号を取得して、AGC回路を作動させたまま、フォーカスエラーの調整を行う。
【解決手段】
受光素子から生成されたRF信号を増幅する利得制御増幅回路と、上記利得制御増幅回路の利得を制御するAGC回路と、上記AGC回路で生成されたAGC制御値の一部を導出して上記光ピックアップユニットを制御する光学系路または検出系路の調整を行う制御信号を生成する信号処理部とを有し、信号処理部から導出されたフォーカスバイアスにより、AGC回路の動作を中断することなく、フォーカスバイアスの調整を行い、読出し転送レートの低下を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置に関する。特に、再生動作を中断せず継続したまま再生信号(以下、RF信号という)振幅を指標として、光学系または検出系に関する調整、特にフォーカスバイアス調整を行う方法に関する。以下、光ディスク再生装置及び光ディスク記録再生装置をまとめて光ディスクドライブと称し、また、再生動作を中断せず継続したまま行うことをランニングと称する。
一般に、光ディスクドライブにおいては、連続動作時の温度上昇等の環境変化により、フォーカスバイアス等の動作中心にずれを生じ、その結果として再生マージンを狭めてしまうため、当該調整をランニングで実施できることが望ましい。
しかし現状の光ディスクドライブでは、当該調整を行う場合、必ず再生動作の中断を伴い、結果として、光ディスクドライブの平均転送レートを低下させてしまうという問題がある。
光ディスクドライブにおいては、少なくとも再生信号処理装置を有し、当該再生信号処理装置においては、RF(Radio Frequency)振幅を一定化するためのAGC(自動利得制御)回路を有している。
現状の光ディスクドライブでは、RF振幅の最大化を指標としてフォーカスバイアス調整を行うためのRF振幅検出回路を有し、制御用MCU(マイクロプロセッサ・コントロール・ユニット)が、その出力を取得できる様に構成されている。なお、ここで、RF振幅とは、上記RF信号の振幅を示す。
光ディスクドライブのフォーカスバイアス調整(焦点微調整)の一方式としてRF振幅を測定する方式が行われ、このフォーカスバイアス調整をRF振幅で行うことは、一般に知られている。
従来、そのRF振幅を測定するためには、RF振幅の絶対値を計測していたため、自動振幅調整機能(AGC)をOFF(オフ)する必要があった。そのため、従来は、フォーカスバイアス調整を行うためには、AGCをオフして、再生動作を中断する必要があった。
最適フォーカスバイアス値は、ドライブ内の温度上昇、その他の環境の変動によって、変化するものである。従来技術においては、フォーカスバイアス調整を行う際には、再生動作を中断する必要があり、その再生中断がドライブ読み出し性能(読み出し速度など)の低下につながる可能性があった。
特許文献1(特開2001−84608号公報)には、オフラインでの調整法が述べられている。本発明は再生動作を中断せずに類似の調整を可能とする構成が開示してある。
また、特許文献2(特開平05−151589号公報)には、RF振幅でフォーカス調整をする構成が開示してある。
特開2001−84608号公報 特開平5−151589号公報
しかし、上記の調整に用いることができる、フォーカスバイアスに連動して変化するRF振幅の絶対値を取得するためには、必然的にAGC回路の動作を停止させる必要があり、その結果として、必ず、再生動作の中断を伴っていた。
ところで、AGC回路はVCA(可変利得制御回路)を含み、RF振幅を所定の値に収束させる負帰還制御型として構成されるので、当該VCAの制御信号は、RF振幅値(またはRF振幅のdB変換値)に反比例する。
故に、上記のVCAの制御信号を取得することにより、AGC回路を作動させたまま、リアルタイムにRF振幅レベルの変化を検出することができる。本発明は、この点に着目したものである。
本発明の光ディスク再生装置は、光ピックアップユニットにより光ディスクに記録された情報を読出し復号化して該情報を再生する信号再生部を有する光ディスク再生装置であって、上記信号再生部は、受光素子から生成されたRF信号を増幅する利得制御増幅回路と、上記利得制御増幅回路の利得を制御するAGC回路と、上記AGC回路で生成されたAGC制御値の一部を導出して上記光ピックアップユニットを制御する光学系路または検出系路の調整を行う制御信号を生成する信号処理部とを有する。
本発明の光ディスク記録再生装置は、光ピックアップユニットにより光ディスクに符号化された情報を書き込む信号記録部と上記光ディスクに記録された情報を読出し復号化して該情報を再生する信号再生部を有する光ディスク記録再生装置であって、上記信号再生部は、受光素子から生成されたRF信号を増幅する利得制御増幅回路と、上記利得制御増幅回路の利得を制御するAGC回路と、上記AGC回路で生成されたAGC制御値の一部を導出して上記光ピックアップユニットを制御する光学系路または検出系路の調整を行う制御信号を生成する信号処理部とを有する。
本発明において、光ピックアップから導出されたRF信号を目標RF値と比較して、この比較して得られた差分信号からAGC制御振幅を求め、このAGC制御振幅により上記RF信号を増幅する利得制御増幅回路を制御し、制御されたRF信号が復調回路へ導出される。この利得制御増幅回路を制御するAGC制御値から、光ピックアップを制御するフォーカスバイアス値を求め、フォーカスバイアスを調整する。
本発明によれば、再生中にフォーカスバイアス調整が可能であり、リーダビリティーの向上が期待できる。また、ハードウェア的には僅かな追加だけで実現可能である。
AGC制御値による調整は、相対値による調整で、極値を探索するものであり、このAGC制御値のデバイスによるばらつきは、問題にならない。そのため、デバイスのばらつきによらず、正確な調整ができる。
図1は、本発明の実施形態である光ディスク記録再生装置のブロック構成図である。 図2は、VCA制御のブロック構成図である。 図3は、フォーカス調整におけるディスクと対物レンズの関係を示す模式図である。 図4は、フォーカスサーボシステムを示すブロック構成図である。 図5は、フォーカスバイアス調整システムを示すブロック図である。 図6は、フォーカスバイアス値と振幅制御信号の値との関係を示すバスタブカーブである。 図7は、制御動作を説明するための、フローチャートである。
発明を実施するための形態について、以下の順序で説明する。
1.光ディスク記録再生装置の全体構成と動作説明
2.フォーカスエラー制御系のブロック構成と各ブロック動作説明
3.フォーカスサーボ系の動作説明
<1.光ディスク記録再生装置の全体構成と動作説明>
以後、光ディスク記録再生装置について説明するが、再生装置のみを有する光ディスク再生装置にも適用することができる。
図1に、光ディスク記録再生装置10のブロック構成を示す。光ディスク記録再生装置10は、モータドライバ15、フォーカス&トラッキング用のドライバ16、モータ駆動制御部20、光ピックアップユニット(OPU)30、信号処理部40、メモリ70などで構成される。
モータ駆動制御部20は、光ディスク11の回転制御を行うスピンドルモータ21と光ピックアップユニット30の位置制御を行なうスレッドモータ22で構成される。
光ピックアップユニット30は、対物レンズ(Lens)31、PD(フォトディテクタ)IC32、フォーカス&トラッキングアクチュエータ33で構成される。上述したPDIC32は、不図示のフォトダイオードや演算増幅器などで構成される。
光ピックアップユニット30の出力はフレキシブルケーブル等や結合コンデンサ17,18を介して信号処理部40の入力に接続される。
光ディスク11からの反射光から電気信号を得るPDIC32は、例えば4分割型のフォトダイオードが用いられ、このフォトダイオードの4つの出力信号である信号A,B,C,Dを出力する。また、このPDIC32は、加算信号A+B+C+DをRF信号として出力する。
信号処理部40の信号処理系において、RF信号処理系は、RFAC系信号処理回路41、VCA42、RFADC43で構成される。ディジタル化された信号を復調するディジタル信号系は、ディジタル信号処理回路44、AGC制御(回路)45、DAC46、ECCデコーダ63、PC/IF(コンピュータインターフェース)回路64、レジスタ65、MPU66で構成される。
信号処理部40のサーボ制御系は、ウォブルGCA57、ウォブルAGC回路58、ウォブルADC59、サーボGCA51、サーボADC52、フォーカス・トラッキング検出回路53、サーボDSP54、DAC55、制御回路61、DAC62で構成される。
また、この光ディスク記録再生装置10は、信号処理部40以外にECCデコーダ63、レジスタ65、MPU(マイクロプロセッサユニット)66に接続されるメモリ70が構成される。
さらに、モータ駆動制御部20を制御するモータドライバ15、光ピックアップユニット30を制御するドライバ16が構成される。
この光ディスク記録再生装置10では主に再生装置に関するブロックを図示したが、この他、書き込み動作を行うための不図示のエンコード回路、変調回路、ECCエンコーダ回路、APC回路等が構成される。
光ディスク11には、絶対時間情報に基づいて蛇行された溝(グルーブ)が形成されており、その溝に沿ってアドレス等の情報で変調されたウォブル信号が記録され、また、記録された情報が読み出される。光ディスク11は、トラッキングやフォーカスが調整されながらスピンドルモータ21で、上記のウォブル信号に同期して線速度一定(CLV)または角速度一定(CAV)で回転される。
光ディスク11に情報を記録し、または情報を再生するために、光ディスク11と対向して光ピックアップユニット30が備えられており、その中に不図示のレーザダイオードとPDIC32が配置されている。情報の記録中には、レーザダイオードから出力された光が対物レンズ31を介して光ディスク11に照射され、情報が書き込まれる。
情報の再生時には、光ディスク11に記録された情報が反射光として対物レンズ31を介してPDIC32に入力される。このPDIC32において、4分割のフォトダイオードにより4つの信号A〜Dが生成され、それらの信号A〜D、並びにそれらを加算したRF信号が出力される。
RF信号が復号されて、映像(画像)・音声信号などの情報が再生され、また、上述の信号A〜Dを用いてウォブル信号、フォーカス信号およびトラッキング信号などの制御信号が生成される。情報の記録時においても、信号A〜Dに基づいてウォブル信号、フォーカス信号、トラッキング信号などが生成される。
また、PDIC32から出力されたRF信号は、RFAC系信号処理回路41に供給され、2値化処理された後にVCA42で信号レベルが一定にされ、次段のRFADC43に供給され、ここでアナログRF信号がディジタル信号に変換される。RFADC43でRFAC信号がA/D変換されてディジタル信号処理回路44に出力される。
ディジタル信号処理回路44でPRML処理、1―7PP復調、8−16復調、EFMなどの復調が行われ、ECCデコーダ63で誤り訂正が行われる。PRMLは、Partial Response Maximum likelihoodを示し、1−7PPのPPは、Parity perserve/Prohibit RMTRを示し、EFMは、Eight to Fourteen Modulationを示す。
ECCデコーダ63で誤り訂正されたディジタルデータは、PC/IF回路64から不図示のホストPC等に送られ、該ホストPC等においてMPEG2、AC−3等に関する復号処理が行われる。
PDIC32から出力された信号A〜Dはアナログ信号からそれぞれ2値化信号が生成され、2値化信号を論理演算してS/H用のサンプリングパルスを生成する。ウォブルGCA57で信号A〜Dに基づき生成された原ウォブル信号の振幅レベルを制御して正確なウォブル信号とし、ウォブルAGC回路58でAGC処理などが行なわれる。
利得制御されたウォブル信号は、ウォブルADC59でディジタル信号に変換されてディジタル信号処理回路44に出力され、復調および復号された後、アドレスを求めるためのデコード処理が行われる。
また、ディジタル信号処理回路44で復調処理されたディジタルRF信号は、AGC制御回路45で制御信号が生成された後、DAC46に出力し、DAC46でアナログ信号(電圧)に変換されて、VCA42に制御信号が供給される。その結果、VCA42において、入力されたRF信号の振幅レベルが制御される。
すなわち、RF信号は、VCA42、RFADC43、AGC制御回路45、DAC46の負帰還のAGCループで構成された回路により制御される。
一方、PDIC32から出力された信号A〜Dに基づいて生成されたサーボ信号は、サーボGCA51から振幅が制御された出力信号が導出される。サーボGCA51で振幅が制御されたサーボ信号は、サーボADCでディジタル信号に変換される。この変換されたサーボ信号はフォーカス・トラッキング検出回路53で光ピックアップユニット30を制御するフォーカス、トラッキング信号等が検出され、サーボDSP54に出力される。
この検出されたフォーカス、トラッキング信号などと、ディジタル信号処理回路44の一部を構成するAGC制御回路45で生成されたAGC制御信号とがサーボDSP54に供給され、このAGC制御信号に応じてフォーカス、トラッキング信号が制御される。
サーボDSP54から出力されたフォーカス、トラッキング信号は、DAC55に供給され、ディジタル信号からアナログ信号に変換されドライバ16に出力される。
ドライバ16は、DAC55から供給された制御信号に応じて、フォーカス&トラッキングアクチュエータ33を制御し、フォーカスやトラッキングの制御が行われる。このフォーカスやトラッキングの制御については、後で詳細に説明する。
一方、モータ駆動制御部20を制御するために、ディジタル信号処理回路44からスレッドモータ22を制御するための制御信号が制御回路61に供給され、制御信号が生成される。この制御信号がDAC62に供給され、ディジタル信号からアナログ信号に変換されてモータドライバ15に供給される。
モータドライバ15から出力される制御信号は、モータ駆動制御部20に出力される。その結果、スピンドルモータ21とスレッドモータ22が制御され、光ディスク11の線速度または回転角速度が一定になるように調整される。
次に、光ディスク記録再生装置10の書き込み動作について説明する。
オーディオ信号やビデオ信号は、不図示のホストPC等において、例えばAC−3やMPEG2などの情報圧縮されたディジタル信号にエンコードされ、パケット化された後に暗号化などが行われ、ディジタルデータとしてPC/IF回路64に供給される。
PC/IF回路64から入力された上記のディジタルデータは、ECCエンコーダでECCが付加された後、光ディスクの所定の物理フォーマット、例えばBlu−ray(登録商標) Discなどのフォーマットにエンコードされた後に1−7PP等の符号化が行われる。
符号化されたディジタル信号は、レーザダイオードの変調を行うライトストラテジ回路でマルチパルス変調方式などにより記録補償された変調が行われ、LDドライバを介してレーザダイオードに供給される。そして、レーザダイオードに供給された変調パルスのオン/オフに応じたレーザ光が対物レンズ31を介して光ディスク11に照射されて情報が記録される。
また、不図示のモニタ回路で、光ディスク11から反射された反射光を検出して、検出した値をAPC回路に出力する。APC回路は、この検出した値に基づいてレーザダイオードの書き込み時のパワーが所定値になる制御信号を求め、LDドライバに出力する。その結果、LDドライバでライトストラテジから出力された変調パルスが制御され、レーザダイオードの書き込みパワーが最適化される。
<2.VCA制御ブロック構成とその動作説明>
[VCA制御ブロック構成]
次に、図2に本発明の実施形態であるVCA制御ブロック構成の具体構成を示す。
図2に示すVCA制御ブロック100は、通常のAGC動作を行うためのフィードバック回路であるとともに、フォーカスバイアス用のRF信号を導出するための回路でもある。
なお、図2のVCA制御ブロック100は、図1に示したRFAC系信号処理回路41の後段に、VCA42、RFADC43、AGC制御回路45、DAC46で構成されるフィードバックループに対応する。
VCA制御ブロック100の具体構成は、VCA42、RFADC43、PreEQ102、PH(回路)111、BH(回路)112、減算器113,114、LPF116、VCA Ctrl117、DAC46で構成される。さらに、フォーカスバイアス調整のためのRF信号の導出部として、DSP(ディジタル信号演算装置)120が構成される。PreEQ102は、ディジタルフィルタ、PH回路111はピークホールド回路、BH回路112はボトムホールド回路、LPF116はローパスフィルタを示す。なお、図2において、図1と同じ回路ブロックは同一の符号を付与する。
VCA115、RFADC43は、図1で説明したのでここでは省略する。BDの場合、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)より記録密度が高いので、PreEQ102で周波数特性を調整する。
PH回路111は、PreEQ102から出力されたディジタル化されたRF信号を所定期間測定し、その期間におけるピーク(最大)値を検出してホールドする。
一方、BH回路112は、PreEQ102から出力されたディジタル化されたRF信号を所定期間測定し、その期間におけるボトム(最小)値を検出してホールドする。
減算器113は、PH回路111から供給されたピーク値とBH回路112から供給されたボトム値を演算処理して両者の差を出力する。この差信号は、RF信号の振幅の最大値に相当する。
減算器114は、減算器113から出力されたRF信号の最大振幅(ピーク−ボトム値に対応)と目標RF振幅(115)が供給され、目標RF振幅値(115)からの差が出力される。この差(信号)をLPF116で低域周波数帯域を通過させて、高域の信号やノイズ等を除去する。
VCA Ctrl117で、VCA42を制御するためのVCA Ctrl信号を生成する。そして、このVCA Ctrl117から出力された振幅制御信号GAINUをDAC46でディジタル信号からアナログ信号(電圧)に変換する。
この、アナログに変換された信号が制御信号として、VCA42の制御端子に供給され、利得を制御することによりVCA42に入力されたアナログRF信号の振幅を制御する。
また、フォーカス調整信号として、VCA Ctrl117の出力信号の一部をDSP120に導出する。これにより、RF信号のAGC動作中にこれと平行してフォーカス調整の振幅制御信号GAINSが得られる。振幅制御信号GAINSの導出方法については、後で詳細に説明する。
DSP120は、具体的には、ハードウェアで構成してもよく、あるいは、MPU(マイクロプロセッシングユニット;マイクロコンピュータ)を用いて、制御プログラムに従って所定の動作を行うようにしてもよく、さらに、両者を用いて実現してもよい。
[VCA制御ブロックの動作説明]
次に、図2に示したVCA制御ブロックの動作について説明する。
アナログ信号である入力RF信号を振幅制御信号(GAINU)の指示に従いVCA42で増幅し、増幅したRF信号をRFADC43でアナログ信号から所定ビット精度のディジタル信号に変換する。変換されたディジタルのRF信号は、PreEQ(波形等化器)102で周波数特性を調整する。
PreEQ102から出力されたRF信号をPH回路111、BH回路112に供給して、PH、BH値を求め、これらの値を減算器113に供給してRF信号の最大振幅値を求めて入力RF信号の振幅情報とする。減算器114で、この最大振幅値と目標RF振幅との差分を生成し、差分の情報をLPF116に供給し高周波やノイズを除去する。LPF116から導出された出力信号がVCA Ctrl117に供給され、振幅制御信号(GAINU)を生成する。
振幅制御信号(GAINU)は、DAC46とDSP120に供給され、DAC46でアナログ信号に変換された制御電圧によりVCA42の利得を制御する。
このように、VCA Ctrl117から出力された振幅制御信号(GAINU)は、振幅自動調整機能(AGC)の制御信号である。また、振幅制御信号(GAINU)はVCA Ctrl117からDSP120に供給され、演算処理されて振幅制御信号GAINSが導出される。この振幅制御信号GAINSは、振幅制御信号GAINUと同じものを観測用として取り出した信号である。各振幅制御信号GAINU、GAINSは、入力RF信号が小さい場合は大きくなり、入力RF信号が大きい場合は小さくなる。
従って、この振幅制御信号GAINSにより、再生中にAGCを動作させながら、入力RF信号振幅、入力RF信号情報を得ることができる。
また、上述したDSP120は、AGCフィードバック系で生成された振幅制御信号(GAINU)を用いて、フォーカス調整の振幅制御信号GAINSを生成する。これに関して、後で詳細に説明する。
図3に、ディスクと対物レンズの関係を模式的に図示する。
フォーカスバイアス調整は、光ディスク11に対する対物レンズ31の焦点方向の位置を微調整するものである。
微調整は、フォーカスサーボループの定常偏差(各デバイスのオフセット含む)を補正するためのものであり、この定常偏差は、温度などの外的要因で変化するものである。
上記外的要因で光ディスク11と対物レンズ31の距離“h”すなわち、焦点距離が一致するように、対物レンズ31の位置を光ディスク11の回転に追従させながら垂直方向(移動方向)に移動させる。
[フォーカスサーボシステムの構成]
次に、図4にフォーカスサーボシステムの構成例を示す。
フォーカスサーボシステム200は、OPU(光学ピックアップユニット)受光部201、プリアンプ202、FE(フォーカスエラー)演算部203、サーボフィルタ205、サーボアンプ206、OPU駆動部207とFE Bias210で構成される。
OPU受光部201、プリアンプ202は、光ピックアップユニット(OPU)30に構成される。この光ピックアップユニット30は、図1で説明したように、対物レンズ(Lens)31、PDIC(光検出IC)32、フォーカス&トラッキングアクチュエータ33で構成される。
このOPU受光部201、プリアンプ202は、例えば、PDIC32に対応し、不図示のフォトダイオードや複数の演算増幅器などで構成される。
FE演算部203は、図1のフォーカス・トラッキング検出回路53に対応し、4分割型のフォトダイオード(PD)から出力された4つの信号、A,B,C,Dを用いてフォーカスエラーを算出する。
例えば、4つの分割されたフォトダイオードの対向する信号出力、A+CとB+Dの差を演算してフォーカスエラーを導出する。
加算器204は、FE演算部203から出力された信号(フォーカスエラー信号)とFE Bias(部)210から出力された信号(データ)の和を演算し、フォーカス制御信号を生成する。
サーボフィルタ205は、周波数ループ帯域制限や位相補償を行いディスクの面方向のぶれなどに追従できる周波数特性に設定され、一般にLPF特性で構成される。
サーボアンプ206は、フォーカス制御信号を増幅する。
OPU駆動部207は、サーボアンプ206で増幅されたフォーカス制御信号を、OPUを駆動できるレベルまでさらに増幅する。
なお、FE Bias210から出力されるフォーカスバイアス値は、上記DSP120から出力される制御信号に対応し、後述のバスタブカーブ(特性曲線)からGAINSとフォーカスバイアス値の関係から極値として求められるフォーカスバイアス値である。
[フォーカスサーボシステムの動作]
次に、フォーカスサーボシステムの動作について説明する。
OPU受光部201で受光したフォトダイオードから信号A,B,C,Dが導出され、プリアンプ202で増幅する。増幅された信号A,B,C,DはFE演算部203に入力され、そこで信号(A+C)−信号(B+D)の演算が行われ、この差信号がFE(フォーカスエラー)信号として導出される。
FE演算部203から出力されたFE信号は、加算器204でFE Bias210から出力されたデータとの和が導出され、サーボフィルタ205、サーボアンプ206、OPU駆動部207を介してOPU30を駆動する。
目標値からずれた電圧でOPU30が駆動されて、対物レンズ31が垂直方向に移動し、この移動したとき光ディスク11で反射されたレーザ光が上記OPU受光部201に照射され、それに伴いフォトダイオードの出力信号A,B,C,Dのレベルが変化する。以下、同様な動作を繰り返し、加算器204に供給されるFE Bias210が目標値になるように、すなわち、RF振幅が最大になるまで行われる。
このように、フォーカスバイアス動作(調整)は、フォーカスサーボループに、オフセット値であるフォーカスバイアス値(図4のFE Bias)を注入することで実現する。このフォーカスバイアス値(FE Bias)は、システムとして、何らかの方法を用いて、最適な値を抽出して、決定する。なお、このFE Biasについては、後で詳細に説明する。
[フォーカスバイアス調整システムの構成]
次に、フォーカスバイアス調整システムについて説明する。
図5にフォーカスバイアス調整システム300の構成例を示す。
フォーカスバイアス調整システム300は、フォーカス駆動回路33A、GAINS生成部311、最適フォーカスバイアス値生成部312、フォーカスエラー生成部313、加算器314、フォーカス制御信号生成部315で構成される。
この構成において、たとえば、GAINS生成部311、最適フォーカスバイアス値生成部312、フォーカスエラー生成部313、加算器314、フォーカス制御信号生成部315はDSP(310)で構成することができる。また、これ以外に、DSP120で機能する一部をハードウェアで構成し、残りをCPU(マイクロコンピュータ)などで構成することもできる。
GAINS生成部311は、入力RF信号をAGC制御するために設けられたAGCフィードバックループで得られる振幅制御値と図6に示すバスタブカーブ(特性曲線とも称する)を用いて、フォーカスバイアス値に対応する振幅制御信号GAINSを生成する。
最適フォーカスバイアス値生成部312は、たとえば、GAINS1に対応するフォーカスバイアス値を任意の値α(アルファ)だけ変化させて、バスタブカーブ上でこの変化に対応するGAINS2を求める。このような動作を繰り返すことにより、新たに設定されたGAINS点におけるバスタブカーブの傾きやαの変化率から、極値(または最低値あるいは最大値)を示す最適なフォーカスバイアス値を求める。
フォーカスエラー生成部313は、図4におけるFE演算部203に対応し、OPU受光部201により得られた信号A,B,C,Dを演算して得られたフォーカスエラー(FE)信号を生成する。
加算器314は、最適フォーカスバイアス値生成部312から供給されたフォーカスバイアス値とフォーカスエラー生成部313から供給されたフォーカスエラー信号の加算処理を行う。これにより、フォーカス制御信号が生成される。
フォーカス制御信号生成部315は、加算器314で得られたフォーカスバイアス値とフォーカスエラー信号の差を用いて、フォーカス制御信号を生成する。
フォーカス駆動回路33Aは、フォーカス制御信号を対物レンズ31を含むOPU30を駆動できる信号レベルまで増幅し、この増幅した制御信号により対物レンズ31を光ディスク11に回転面に対して垂直方向に移動させ、焦点を合わせる。
[フォーカスバイアス調整システムの動作]
次に、記録再生装置の再生中のフォーカスバイアス調整方法(動作)について説明する。
GAINS生成部311で、図6に示すバスタブカーブを用いて入力RF信号をAGC制御するAGCフィードバックループで得られる振幅制御値から、フォーカスバイアス値に対応する振幅制御信号GAINSを生成する。最適フォーカスバイアス値生成部312により、GAINS1に対応するフォーカスバイアス値を摂動値α(アルファ)だけ変化させて、バスタブカーブ上でこの変化に対応するGAINS2を求める。このような動作を繰り返すことにより、新たに設定されたGAINS点におけるバスタブカーブの傾きや上述したαの変化率から、極値を求め最適なフォーカスバイアス値とする。
フォーカスエラー生成部313で、OPU受光部201により得られた信号A〜Dからフォーカスエラー信号を生成し、最適フォーカスバイアス値生成部312から供給された上記フォーカスバイアス値とフォーカスエラー信号の加算処理を行う。これにより、フォーカス制御信号が生成され、サーボフィルタ、サーボアンプ315で、このフォーカス制御信号用いて最終的なフォーカス制御信号を生成する。フォーカス駆動回路33Aは、このフォーカス制御信号を増幅した制御信号により対物レンズ31を光ディスク11に回転面に対して垂直方向に移動させ、焦点を合わせる。
このように、本発明においては、AGCフィードバックループから導出されたRF信号を制御する振幅制御信号を用いてFEの調整を行っている。その結果、最適フォーカスバイアス値としては、入力RF信号が最大になる、すなわち振幅制御信号(値)GAINSが最小になるフォーカスバイアス値となる。
次に、具体的なフォーカスバイアス調整方法について図6,7を用いて示す。
図6はバスタブカーブを示し、横軸をフォーカスバイアス値とし、縦軸を振幅制御信号(値)GAINSとすると、フォーカスバイアス値の変動に対して、通常バスタブカーブを描く。このバスタブカーブは、たとえば、下に凸の曲線を有し、曲線の最小値が最適なフォーカスバイアス値となる。このバスタブカーブは引用文献1に開示されたようにROM等に記憶したものを用いることができるが、DSP120で逐次バスタブカーブの一部を求めて使用することもできる。
図7に制御動作を説明するためのフローチャートを示す。以下に示す動作は、DSP120を用いて実現することができるが、これに限定することなく、その一部をハードウェアで実現することができる。
この制御動作において、RF振幅が最大(GAINSが最小)になるように、バスタブカーブにおいて振幅制御値GAINSからフォーカスバイアス値を求める。
ステップST00において、フォーカスエラーを制御するための制御動作を開始する。
ステップST01において、図6に示すバスタブカーブでフォーカスバイアス値1をフォーカスバイアス値と置き換える。
ステップST02において、ステップST01で得られたフォーカスバイアス値に対応するバスタブカーブのGAINSを読み出し、この値をGAINS1とする。
ステップST03において、バスタブカーブのGAINS1における傾き(slope)を求め、その傾きを判別する。たとえば、図6に示す曲線の場合、+1のとき(Yes)ステップST04に遷移し、−1のとき(No)ステップ05へ遷移する。
ステップST04において、フォーカスバイアス値1からバイアスをマイナス方向に摂動値α(アルファ)だけ変化して(フォーカスバイアス値1−α)、その値をフォーカスバイアス値2とする。そして、次のステップST06へ遷移する。
一方、ステップST05において、フォーカスバイアス値1からバイアスをプラス方向に摂動量α(アルファ)だけ変化して(フォーカスバイアス値1+α)、その値をフォーカスバイアス値2とする。そして、次のステップST06へ遷移する。
ステップST06において、このフォーカスバイアス値2に対してバスタブカーブからGAINSを求め、その値をGAINS2とする。
ステップST07において、GAINS1とGAINの差の絶対値をしきい値Aと比較し、その比較結果が、しきい値Aより大きい場合(No)、ステップST10に遷移し、一方、しきい値Aより小さい場合、ステップST8またはステップST09に遷移する。
ステップST07で求めたGAINSの変化がしきい値Aより小さい場合、ステップST08またはステップST09に遷移する。一度でもGAINSの変化がしきい値より小さくなったときに、ステップST09に遷移して、調整ルーチンを終了してもよいし、また、GAINSの変化がしきい値よりも小さい場合、ステップST08に遷移することで、常に調整ルーチンを動作させておいてもよい。
ステップST09の場合、バスタブカーブの極値又は最小値近傍またはその領域内になるので調整を終了する。
ステップST08の場合、フォーカスバイアス値1と傾き(slope)の値はそのままにして、ステップST01に遷移する。
ステップST10において、GAINS1とGAINS2を比較して、いずれが大きいか判別する。GAINS1がGAINS2より大きい場合(Yes)、ステップST11に遷移し、GAINS1がGAINS2より小さい場合(No)、ステップST13に遷移する。
ステップST11において、フォーカスバイアス値2をフォーカスバイアス値1として設定して、ステップST12に遷移する。
ステップST12において、slopeの値をそのままにして、ステップST01に遷移する。
一方、ステップST13において、フォーカスバイアス値1をフォーカスバイアス値1として設定して、ステップST14に遷移する。
ステップST14において、傾き(slope)の符号を反転して、たとえば+1を−1にして、ステップST01に遷移する。
以下、図7のフローチャートに従い同様な動作を繰り返す。
上述のように、フォーカスバイアス値を、比較的小さな値(摂動値α)で変化させて、そのときのGAINSの値を取得する。GAINSの変化がある値(図7のしきいA値)より小さかった場合は、最適フォーカスバイアス値になったと判断して、調整を終了するが、それ以外の場合、フォーカスバイアス値、Slope値を更新することなしに、調整を継続する。また、GAINSの変化がしきい値Aより大きい場合、フォーカスバイアス値として、GAINSが小さくなるような値に更新して、フローチャートに従い調整を継続する。
上記フローチャートのステップST09になると、フォーカスバイアス値は図6のバスタブカーブにおいて下に凸の曲線の場合、最小値付近の値になる。
摂動値αを大きく設定してフォーカスバイアス値を大きく変化させると、バスタブカーブの特性によってはGAINSが大きく変化し、これに伴い再生状態が大きく変化するため、再生中は、フォーカスバイアス値を大きく変更することはできない。したがって、図6,7中の摂動値αの値は、再生状態に影響を及ぼさない範囲で決める必要がある。
また、GAINSの取得方法として、必要があれば、何回か取得して平均化するなどの処理を行う。これにより、GAINSの取得値にばらつきが生じても、平均化することにより微小な変動が除外されるので、安定化した動作が可能となる。
このようにして得られたフォーカスバイアス値は、上述した図4のFE Bias210の記号−aに対応し、また、図5の最適フォーカスバイアス値生成部312から出力されるフォーカスバイアス値にも対応する。
さらに、再生中にフォーカスバイアス調整を行う方法として、常時行う方法や、しきい値を設けて、ある値以上になった場合に調整を行う方法がある。後者の場合、バスタブカーブ上のGAINSにしきい値を設け、しきい値以上になったときにDSPでバスタブカーブのGAINSを読出し、バイアス調整の動作を開始する。
したがって、本発明は、再生中のフォーカスバイアス調整が可能であり、リーダビリティー(再生性能)を向上することができる。また、フォーカスエラー調整ブロックを主にDSPで構成することができ、ハードウェア的には僅かな追加だけで実現可能である。
AGC制御値による調整は、相対値による調整で、極値を探索するものである。このAGC制御値のデバイスによるばらつきは、問題にならないので、デバイスのばらつきによらず正確な調整ができる。
本発明の光ディスク再生装置および光ディスク記録再生装置の記信号再生部において、受光素子から生成されたRF信号を増幅する利得制御増幅回路は、VCA(可変制御増幅回路)42に対応する。また、利得制御増幅回路の利得を制御するAGC回路は、RFADC43、AGC制御回路45、DAC46に対応する。AGC回路で生成されたAGC制御値を用いて上記光ピックアップユニットを制御する光学系路または検出系路の調整を行う制御信号を生成する信号処理部は、サーボDSP54、DAC55に対応する。
本発明は、光ディスク再生装置および光ディスク記録再生装置に適用することができ、特に、CD(コンパクトディスク)、DVD、BD(ブルーレイディスク)等の記録再生装置、または再生装置に用いることができる。
10…光ディスク記録再生装置、11…光ディスク、15…モータドライバ、16…ドライバ、17,18…結合コンデンサ、20…モータ駆動制御部、21…スピンドルモータ、22…スレッドモータ、30…光ピックアップユニット、31…対物レンズ、32…フォトディテクタ(PD)IC、33…フォーカス&トラッキングアクチュエータ、40…信号処理部、41…RFAC系信号処理回路、42…VCA、43…RFADC、44…ディジタル信号処理回路、45…AGC制御回路、46,55,62…DAC、51…サーボGCA、52…サーボADC、53…フォーカス・トラッキング検出回路、54…サーボDSP、61…制御回路、63…ECCデコーダ、64…PC/IF回路、65…レジスタ、66…MPU、70…メモリ、100…VCA制御ブロック、102…PreEQ、111…ピークホールド回路、112…ボトムホールド回路、113,114…減算器、116…LPF、117…VCA Ctrl、120…DSP、200…フォーカスサーボシステム、201…OPU受光部、202…プリアンプ、203…FE演算回路、204,314…加算器、205…サーボフィルタ、206…サーボアンプ、207…OPU駆動部、210…FE Bias、300…フォーカスバイアス調整システム、311…GAINS生成部、312…最適フォーカスバイアス値生成部、313…フォーカスエラー生成部、315…サーボフィルタ・サーボアンプ。

Claims (12)

  1. 光ピックアップユニットにより光ディスクに記録された情報を読出し復号化して該情報を再生する信号再生部を有する光ディスク再生装置であって、
    上記信号再生部は、
    受光素子から生成されたRF信号を増幅する利得制御増幅回路と、
    上記利得制御増幅回路の利得を制御するAGC回路と、
    上記AGC回路で生成されたAGC制御値の一部を導出して上記光ピックアップユニットを制御する光学系路または検出系路の調整を行う制御信号を生成する信号処理部と
    を有する
    光ディスク再生装置。
  2. 上記光ピックアップユニットの調整を、上記光ディスク装置の再生動作を中断せず継続した状態で行う
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 上記光学系路または検出系路の調整は、フォーカスバイアス調整である
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  4. 上記AGC制御値は、上記利得制御増幅回路から出力された出力信号のピーク値とボトム値の差信号と、フォーカス用の目標RF振幅値との差に基づき生成される
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  5. 上記信号処理部は、ディジタル演算処理装置を有し、該ディジタル演算処理装置は上記フォーカスバイアスと上記AGC制御値に対応した制御利得値との関係を有する特性曲線からフォーカスバイアスを求め、該フォーカスバイアスを可変して、当該フォーカスバイアスに対応する上記特性曲線の値が極値をとるように、上記光ピックアップユニットを調整する
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  6. ディジタル演算処理装置により、上記特性曲線からフォーカスバイアスを複数回求め、平均化して上記光ピックアップユニットを調整するためのフォーカスバイアスとする
    請求項5記載の光ディスク再生装置。
  7. 上記特性曲線の極値は、上記ディジタル演算処理装置を用いて上記特性曲線における上記フォーカスバイアス値と上記特性曲線の傾きを用いて求める
    請求項5記載の光ディスク再生装置。
  8. 光ピックアップユニットにより光ディスクに符号化された情報を書き込む信号記録部と上記光ディスクに記録された情報を読出し復号化して該情報を再生する信号再生部を有する光ディスク記録再生装置であって、
    上記信号再生部は、
    受光素子から生成されたRF信号を増幅する利得制御増幅回路と、
    上記利得制御増幅回路の利得を制御するAGC回路と、
    上記AGC回路で生成されたAGC制御値の一部を導出して上記光ピックアップユニットを制御する光学系路または検出系路の調整を行う制御信号を生成する信号処理部と
    を有する
    光ディスク記録再生装置。
  9. 上記光ピックアップユニットの調整を、上記光ディスク装置の再生動作を中断せず継続した状態で行う
    請求項8記載の光ディスク記録再生装置。
  10. 上記光学系路または検出系路の調整は、フォーカスバイアス調整である
    請求項8記載の光ディスク記録再生装置。
  11. 上記信号処理部は、ディジタル演算処理装置を有し、該ディジタル演算処理装置は上記フォーカスバイアスと上記AGC制御値に対応した制御利得値との関係を有する特性曲線からフォーカスバイアスを求め、該フォーカスバイアスを可変して、当該フォーカスバイアスに対応する上記特性曲線の値が極値をとるように、上記光ピックアップユニットを調整する
    請求項8記載の光ディスク記録再生装置。
  12. 上記特性曲線の極値は、上記ディジタル演算処理装置を用いて上記特性曲線における上記フォーカスバイアス値と上記特性曲線の傾きを用いて求める
    請求項11記載の光ディスク記録再生装置。
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