JP2011025475A - しおりおよび本棚システム - Google Patents

しおりおよび本棚システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011025475A
JP2011025475A JP2009172206A JP2009172206A JP2011025475A JP 2011025475 A JP2011025475 A JP 2011025475A JP 2009172206 A JP2009172206 A JP 2009172206A JP 2009172206 A JP2009172206 A JP 2009172206A JP 2011025475 A JP2011025475 A JP 2011025475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
straight line
plane
book
bookmark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009172206A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5420337B2 (ja
Inventor
Kaoru Yamazaki
薫 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009172206A priority Critical patent/JP5420337B2/ja
Publication of JP2011025475A publication Critical patent/JP2011025475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5420337B2 publication Critical patent/JP5420337B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造で確実に書籍の取り出しの容易化に寄与することができるしおりを提供する。
【解決手段】補助薄板21が面内姿勢に位置すると、しおり11全体は一平面内で広がる。しおり11は書籍27に挟まれることができる。しおり11はしおり固有の機能を発揮する。薄板本体21が書籍27に挟まれると同時に、頁の外側で補助薄板21が起立姿勢に位置すると、補助薄板21は書籍27の背表紙の下端で背表紙から突き出ることができる。書籍27は本棚に収納されることができる。作業者が補助薄板21を手前に引くと、書籍27は棚板33の表面をスライドする。書籍27は簡単に本棚から引き出される。背表紙の下端回りで書籍27の回転動作は回避される。本棚の収納空間は低く押さえ込まれることができる。
【選択図】図9

Description

本発明はしおりおよび本棚システムに関する。
一般に本棚は水平方向に広がる複数枚の棚板を有する。棚板同士の間に縦置きの書籍が水平方向に並べられる。棚板同士の間隔が狭められると、本棚の高さは抑えられることができる。しかしながら、棚板同士の間隔が狭められると、書籍の取り出しにあたって作業者は書籍の背表紙を手前に倒すことができない。書籍の取り出しに手間がかかってしまう。例えば特許文献2では書籍の背表紙にフックが配置される。
特開2003−145960号公報 実用新案登録第3110599号公報 特開2007−152593号公報
特許文献2に記載されるように、フックが背表紙の上端に配置されると、結局のところ、作業者の手前に引く力に応じて書籍の背表紙は手前に倒れてしまう。倒れる途中で書籍は上側の棚板に衝突してしまう。そのまま書籍が取り出されることはできない。書籍の取り出しにあたって手間が解消されるわけではない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、簡単な構造で確実に書籍の取り出しの容易化に寄与することができるしおりを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1側面によれば、一平面内で広がって、当該一平面内で第1直線に接する一短辺、および、当該一平面内で当該第1直線に直交する第2直線に接する一長辺を規定する一葉の薄板本体と、前記薄板本体の前記一短辺に連続し、前記第2直線から外側に向かって前記第1直線に沿って延び、前記第1直線回りで、前記一平面に沿って広がる面内姿勢から、前記一平面に直交する起立姿勢まで屈折する補助薄板とを備えることを特徴とするしおりが提供される。
こういったしおりによれば、補助薄板が面内姿勢に位置すると、しおり全体は一平面内で広がる。しおりは書籍に挟まれることができる。しおりはしおり固有の機能を発揮する。その一方で、薄板本体が書籍に挟まれると同時に、頁の外側で補助薄板が起立姿勢に位置すると、補助薄板は書籍の背表紙の下端で背表紙から突き出ることができる。書籍は本棚に収納されることができる。作業者が補助薄板を手前に引くと、書籍は棚板の表面をスライドする。こうして書籍は簡単に本棚から引き出されることができる。背表紙の下端回りで書籍の回転動作は回避されることができる。したがって、本棚の収納空間の高さは低く押さえ込まれることができる。
補助薄板は、前記第2直線から外側に所定の距離で離れつつ前記補助薄板を横切る第3直線、および、前記薄板本体の間で広がる第1板片と、前記薄板本体から遠ざかる方向に前記第3直線から広がり、前記補助薄板が前記起立姿勢を確立する際に前記第3直線回りで前記薄板本体に向かって所定の屈折角で屈折する第2板片とを備えてもよい。書籍が本棚に収納された際に、第2板片は棚板の表面で起立することができる。書籍の取り出しにあたって作業者は簡単に補助薄板を摘むことができる。書籍は簡単に本棚から取り出されることができる。
本発明の第2側面によれば、本棚としおりとを備え、前記しおりは、一平面内で広がって、当該一平面内で第1直線に接する一短辺、および、当該一平面内で当該第1直線に直交する第2直線に接する一長辺を規定する一葉の薄板本体と、前記薄板本体の前記一短辺に連続し、前記第2直線から外側に向かって前記第1直線に沿って延び、前記第1直線回りで、前記一平面に沿って広がる面内姿勢から、前記一平面に直交する起立姿勢まで屈折する補助薄板とを備えることを特徴とする本棚システムが提供される。前述と同様に、こういった本棚システムは本棚の収納空間の縮小に寄与することができる。しかも、前述と同様に、書籍の取り出しの容易性は確保されることができる。
以上のように本発明によれば、簡単な構造で確実に書籍の取り出しの容易化に寄与することができるしおりは提供される。
本発明の第1実施形態に係るしおりの平面図である。 しおりの側面図である。 補助薄板の側面図である。 しおりの斜視図である。 しおりの動作を概略的に示す書籍の斜視図である。 本棚の斜視図である。 しおりの動作を概略的に示す書籍の斜視図である。 書籍が閉じられた際にしおりの動作を概略的に示す書籍の斜視図である。 書籍が本棚に収納された際にしおりの姿勢を概略的に示す書籍の斜視図である。 本棚から書籍が引き出される様子を概略的に示す本棚の側面透視図である。 しおりの製造にあたって利用される素材の平面図である。 本発明の第2実施形態に係るしおりの平面図である。 本発明の第3実施形態に係るしおりの平面図である。 本発明の第4実施形態に係るしおりの平面図である。 本発明の第5実施形態に係るしおりの平面図である。 他の具体例に係る本棚の斜視図である。 他の具体例に係る本棚の使用例を示す斜視図である。 さらに他の具体例に係る本棚の使用例を示す斜視図である。 さらに他の具体例に係る本棚の他の使用例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は第1実施形態に係るしおりの平面図を示す。しおり11は1枚の薄板から形成される。しおり11の素材には紙や樹脂薄板、金属薄板が用いられる。しおり11は薄板本体12を備える。薄板本体12は一平面内で広がる。平面内には相互に平行に延びる第1仮想直線13および第2仮想直線14が規定される。薄板本体12は第1仮想直線13および第2仮想直線14の内側で広がる。ここでは、薄板本体12の輪郭は例えば縦長の長方形に規定される。長方形の一方の長辺(以下「第1長辺」)15aは一平面内で第1仮想直線13に接する。長方形の他方の長辺(以下「第2長辺」)15bは一平面内で第2仮想直線14に接する。長方形の一方の短辺(以下「第1短辺」)16は一平面内で第3仮想直線17に接する。第3仮想直線17は第1仮想直線13および第2仮想直線14に直交する。
薄板本体12には長方形の第1短辺16で補助薄板21が接続される。この補助薄板21は薄板本体12に連続する。すなわち、薄板本体12に一体化される。補助薄板21は第1仮想直線13および第2仮想直線14の間の領域から第1仮想直線13の外側に向かって第3仮想直線17に沿って延びる。ここでは、補助薄板21の輪郭は横長の長方形に規定される。長方形の一方の短辺(以下「第1短辺」)22は薄板本体12の第2長辺15bに連続する。すなわち、補助薄板21の第1短辺22と薄板本体12の第2長辺15bとは第2仮想直線14上に規定される。ただし、補助薄板21の第1短辺22と薄板本体12の第2長辺15bとは必ずしも1直線上に規定される必要はない。補助薄板21は第3仮想直線17に直交する方向に所定の幅Wを有する。補助薄板21の幅Wは、想定される書籍の厚みよりも小さく設定される。補助薄板21の長辺の長さLは薄板本体12の短辺の長さSの2倍に設定されることが望まれる。
しおり11の表面で薄板本体12と補助薄板21との境界線上すなわち第3仮想直線17上には第1谷折り線23が規定される。同時に、しおり11の表面で補助薄板21には第1仮想直線13に平行に補助薄板21を横切る第2谷折り線24が規定される。第1谷折り線23は、例えば図2に示されるように、薄板本体12の第1短辺16上に延びる長尺の窪み(例えばV字溝)23aで形成される。こういった窪み23aは例えばしおり11の素材の押し潰しに基づき形成されればよい。第2谷折り線24は、図3に示されるように、第1谷折り線23と同様に長尺の窪み24aで形成される。第2谷折り線24に基づき、補助薄板21は、第1谷折り線23および第2谷折り線24の間に広がる第1板片21aと、第1谷折り線23から遠ざかる方向に第2谷折り線24から広がる第2板片21bとに区分けされる。
図4に示されるように、補助薄板21は薄板本体12に対して第1谷折り線23で屈折することができる。補助薄板21は、第3仮想直線17回りで、薄板本体12の表面を含む仮想平面内で広がる面内姿勢と、当該仮想平面に直交する起立姿勢との間で姿勢を変化させることができる。同様に、補助薄板21の第2板片21bは第1板片21aに対して第2谷折り線24で屈折することができる。ここでは、第2板片21bは、第1仮想直線の外側で第1仮想直線13に平行な仮想平面内で延びる第4仮想直線25回りで、第1板片21aの表面を含む仮想平面内で広がる面内姿勢と、当該仮想平面から所定の角度αで起立する起立姿勢との間で姿勢を変化させることができる。第2板片21bの起立姿勢の確立にあたって所定の角度αは例えば任意の鋭角に設定されればよい。
次にしおり11の動作を簡単に説明する。まず、補助薄板21は薄板本体12に対して面内姿勢に設定される。同時に、補助薄板21の第2板片21bは第1板片21aに対して面内姿勢に設定される。すなわち、しおり11全体は一平面内で広がる。図5に示されるように、しおり11は書籍27の一頁の表面に置かれる。このとき、薄板本体12の第2長辺15bは紙葉の綴じ込み端27aに挟み入れられる。したがって、補助薄板21の長辺の長さLは書籍27の横幅よりも短く設定されればよい。書籍27が閉じられると、しおり11の機能は実現される。
次に書籍27が本棚に収納される場面を想定する。図6は本棚28の構造を概略的に示す。本棚28は例えば箱形の外枠29を備える。外枠29は1対の側板31a、31bを備える。側板31a、31bは垂直方向すなわち重力方向に直立する。側板31a、31b同士は相互に平行に広がる。ここでは、側板31a、31bは例えば床面から直立する。側板31a、31b同士は、相互に平行に水平方向に広がる上板32および底板33で相互に結合される。こうして側板31a、31b、上板32および下板33の間には直方体の収容空間が区画される。収容空間の背面は背板(図示されず)で閉じられればよい。収容空間には例えば1枚以上の棚板34が例えば取り外し自在に設置される。棚板34は例えば上板32および下板33に平行に広がる。上板32と棚板34との間、棚板34同士の間、および、棚板34と下板33との間には書籍27の収納空間が区画される。個々の収納空間に縦置きの書籍27が水平方向に1列に並べられる。
図7に示されるように、書籍27の収納にあたってしおり11は書籍27の一頁の表面に置かれる。このとき、薄板本体12の第1短辺16は一頁の下端27bに合わせ込まれる。同時に、薄板本体12の第1長辺15aは紙葉の綴じ込み端27aに挟み入れられる。紙葉の綴じ込み端27aと頁の下端27bとは相互に直交することから、挟み入れに応じて薄板本体12の第1短辺16は確実に頁の下端27b上に一致することができる。ただし、書籍27の体裁に基づき頁の下端27bと背表紙の下端との間に段差が生じる場合には、薄板本体の第1短辺16は段差の大きさに応じて頁の下端27bからずらされてもよい。この場合でも、薄板本体12の第1短辺16は頁の下端27bとの間で平行関係を維持することができる。
図8に示されるように、書籍27は閉じられる。補助薄板21は面内姿勢から起立姿勢に折り曲げられる。こういった折り曲げは、書籍27が閉じられる以前に実施されてもよく、書籍27が閉じられた後に実施されてもよい。このとき、補助薄板21の広がりは、書籍27の表紙を含む平面、および、書籍27の裏表紙を含む平面の間の空間に収まる。補助薄板21では第2板片21bは第1板片21aに対して起立姿勢に設定される。書籍27は収納空間に押し込まれる。書籍27は棚板34または下板33の表面に沿ってスライドすればよい。こうして書籍27は本棚28に収納される。このとき、図9に示されるように、背表紙から外側すなわち手前に補助薄板21は突き出る。補助薄板21の第2板片21bは棚板34または下板33の表面から鋭角で起立する。しおり11および本棚28は本発明に係る本棚システムを構成する。
次に書籍27が本棚28から取り出される場面を想定する。図10に示されるように、補助薄板21は作業者の指先で摘まれる。補助薄板21が手前に引き出されると、書籍27は簡単に棚板34または下板33の表面に沿ってスライドする。背表紙が手前に倒れることなく書籍27は引き出されることができる。したがって、収納空間の高さHは書籍27の高さに限りなく近づけられることができる。収納空間の高さHは最小値に設定されることができる。上側の棚板34の下面と背表紙の上端との間には指先の進入を受け入れる空間さえ要求されない。しかも、補助薄板21の第2板片21bは棚板34または下板33の表面から鋭角で起立することから、作業者は簡単に補助薄板21を摘むことができる。書籍27の取り出しは一層簡易化されることができる。
その一方で、書籍27の背表紙の上端に作業者の引く力が作用する場面を想定する。図10に示されるように、引く力に応じて書籍27の背表紙は背表紙の下端回りで手前に倒れる。したがって、収納空間の高さhは書籍27の(表紙の)対角線の長さに設定されなければならない。上側の棚板34の下面と書籍27の上端との間には余分な空間が要求されてしまう。
Figure 2011025475
表1に示されるように、一般に、書籍27の大きさは統一化される。こういった統一化は書籍27の製作にあたって用紙の無駄の回避に寄与する。表1から明らかなように、書籍27の高さ(縦寸法)で単純に収納空間の高さHが決定されれば、従来のように対角線の長さで収納空間の高さhが決定される場合に比べて、書籍の大きさに応じて2.8[cm]〜6.7[cm]の縮小が見込まれる。その結果、例えばB6判の書籍専用の収納空間であれば、本実施形態に係る収納空間が6段に重ねられると、従来の収納空間が5段に重ねられる場合に比べても本棚の高さは低く押さえ込まれることができる。従来に比べて書籍の収納密度は確実に高められることができる。
前述のしおり11の製造にあたって、例えば図11に示されるように、1枚の長方形の素材36が用いられることができる。前述のように、補助薄板21の長辺の長さLが薄板本体12の短辺の長さSの2倍に設定されれば、2枚のしおり11は1枚の長方形の素材36から無駄なく切り出されることができる。長方形の素材36は切断線37に沿って切り分けられればよい。ただし、補助薄板21の長辺の長さLは薄板本体12の短辺の長さSの2倍よりも短く設定されてもよい。長方形の素材36はいずれかの方向に連続してもよい。長方形の素材36には裁断と同時に谷折り線23、24が刻まれればよい。
補助薄板21は面内姿勢から起立姿勢に向かって所定の傾斜角で折り癖が付与されることが望まれる。傾斜角は面内姿勢と起立姿勢との間で鋭角を形成すればよい。傾斜角は90度に設定されることが望まれる。こういった折り癖によれば、前述のように書籍27の収納にあたって薄板本体12の第1短辺16が頁の下端27bに合わせ込まれると、補助薄板21は自動的に面内姿勢から起立姿勢に変化する。したがって、書籍27の収納にあたって補助薄板21は棚板34または下板33の表面に平行に広がることができる。収納空間に対して書籍27の進入は妨げられない。補助薄板21の突き出しにも拘わらず書籍27の収納作業の手間は軽減される。
図12は第2実施形態に係るしおり11aを示す。このしおり11aでは、第2谷折り線24は例えば第1仮想直線13に所定の傾斜角βで傾斜する。こうした第2谷折り線24によれば、第2板片21bは、起立姿勢の確立時に補助薄板21の長手方向中心線回りで傾斜する。第2板片21bは一層容易く摘まれることができる。前述の第1実施形態と均等な構成には同一の参照符号が付される。
図13は第3実施形態に係るしおり11bを示す。このしおり11bでは、薄板本体12と補助薄板21との境界線上に開口39が形成される。こういった開口39は例えばしおり11bに模様を提供することができる。しかも、こういった開口39の働きで第1谷折り線23の長さは調整されることができる。第1谷折り線23でしおり11bの折れ具合は調整されることができる。前述の第1実施形態と均等な構成には同一の参照符号が付される。
図14は第4実施形態に係るしおり11cを示す。このしおり11cでは、薄板本体12の第2長辺15bは例えば波線や曲線で規定される。こういった第2長辺15bによれば、薄板本体12すなわちしおり11cに様々な形状が与えられることができる。しおり11cのデザイン性は向上する。その他、薄板本体12の第2長辺15bには切り欠きその他の模様が刻まれてもよい。前述の第1実施形態と均等な構成には同一の参照符号が付される。
図15は第5実施形態に係るしおり11dを示す。このしおり11dでは、薄板本体12の第1長辺15aには切り欠き41が刻まれる。ただし、第1長辺15aは第1仮想直線13と第2仮想直線14との間で規定されることが望まれる。すなわち、第1長辺15aは第1仮想直線13の内側に規定されることが望まれる。しかも、第1長辺15aは少なくとも2点で第1仮想直線13に接することが望まれる。2点間には十分な距離が確保されることが望まれる。こういった第1長辺15aによれば、第1長辺15aと第1短辺16との間で直交関係は確実に維持されることができる。前述のように第1長辺15aが紙葉の綴じ込み端27aに挟み入れられると、挟み入れに応じて第1短辺16は確実に頁の下端27b上に一致することができる。前述の第1実施形態と均等な構成には同一の参照符号が付される。
図16は他の具体例に係る本棚28aの構造を概略的に示す。本棚28aは箱形に構成される。すなわち、本棚28aは1対の側板42a、42bを備える。側板42a、42bは垂直方向すなわち重力方向に直立する。側板42a、42b同士は相互に平行に広がる。側板42a、42b同士は、相互に平行に水平方向に広がる上板43および底板44で相互に結合される。こうして側板42a、42b、上板43および下板44で直方体の収容空間が区画される。収容空間はそのまま書籍27の収納空間に対応する。収納空間の背面は背板(図示されず)で閉じられればよい。収納空間に縦置きの書籍27が水平方向に1列に並べられる。個々の書籍27には前述のしおり11が挟み込まれる。前述と同様に、背表紙から外側すなわち手前に補助薄板21は突き出る。補助薄板21の第2板片21bは下板44の表面から鋭角で起立する。こういった本棚28aは特定の大きさの書籍27に専用に構築されればよい。収納空間の高さHは1種類の大きさの書籍27の高さに限りなく近づけられればよい。しおり11および本棚28aは本発明に係る本棚システムを構成する。なお、しおり11に代えて、しおり11a、11b、11c、11dのいずれかが書籍27に挟み込まれてもよい。図17に示されるように、本棚28aは複数段に重ね合わせられてもよい。重ね合わせにあたって、収納空間の高さHは揃えられてもよく、例えば図18に示されるように、収納空間の高さH、Hは個別に設定されもよい。その他、高さH、Hの相違に応じて本棚28aの奥行きD、Dは個別に設定されてもよい。
なお、薄板本体12、第1板片21aおよび第2板片21bは、必ずしも1枚の薄板から形成される必要はなく、個々の部材が相互に結合されてもよい。その他、しおり11の素材は前述のものに限定される必要はなく前述の機能を果たすいかなる素材が利用されてもよい。
11 しおり(本棚システムの一構成要素)、12 薄板本体、13 第2直線(第1仮想直線)、15a 一長辺、16 一短辺、17 第1直線(第3仮想直線)、21 補助薄板、21a 第1板片、21b 第2板片、25 第3直線(第4仮想直線)、28 本棚(本棚システムの一構成要素)、28a 本棚(本棚システムの一構成要素)。

Claims (3)

  1. 一平面内で広がって、当該一平面内で第1直線に接する一短辺、および、当該一平面内で当該第1直線に直交する第2直線に接する一長辺を規定する一葉の薄板本体と、前記薄板本体の前記一短辺に連続し、前記第2直線から外側に向かって前記第1直線に沿って延び、前記第1直線回りで、前記一平面に沿って広がる面内姿勢から、前記一平面に直交する起立姿勢まで屈折する補助薄板とを備えることを特徴とするしおり。
  2. 請求項1に記載のしおりにおいて、前記補助薄板は、前記第2直線から外側に所定の距離で離れつつ前記補助薄板を横切る第3直線、および、前記薄板本体の間で広がる第1板片と、前記薄板本体から遠ざかる方向に前記第3直線から広がり、前記補助薄板が前記起立姿勢を確立する際に前記第3直線回りで前記薄板本体に向かって所定の屈折角で屈折する第2板片とを備えることを特徴とするしおり。
  3. 本棚としおりとを備え、前記しおりは、一平面内で広がって、当該一平面内で第1直線に接する一短辺、および、当該一平面内で当該第1直線に直交する第2直線に接する一長辺を規定する一葉の薄板本体と、前記薄板本体の前記一短辺に連続し、前記第2直線から外側に向かって前記第1直線に沿って延び、前記第1直線回りで、前記一平面に沿って広がる面内姿勢から、前記一平面に直交する起立姿勢まで屈折する補助薄板とを備えることを特徴とする本棚システム。
JP2009172206A 2009-07-23 2009-07-23 しおりおよび本棚システム Expired - Fee Related JP5420337B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009172206A JP5420337B2 (ja) 2009-07-23 2009-07-23 しおりおよび本棚システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009172206A JP5420337B2 (ja) 2009-07-23 2009-07-23 しおりおよび本棚システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011025475A true JP2011025475A (ja) 2011-02-10
JP5420337B2 JP5420337B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=43634810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009172206A Expired - Fee Related JP5420337B2 (ja) 2009-07-23 2009-07-23 しおりおよび本棚システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5420337B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102366240A (zh) * 2011-11-22 2012-03-07 上海理工大学 简单实用代书板
CN103315533A (zh) * 2013-06-08 2013-09-25 无锡同心塑料制品有限公司 一种方便取书的书立
JP2015100932A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 薫 山▲崎▼ しおりおよび書籍システム並びに広告システム
KR101793507B1 (ko) * 2015-12-18 2017-11-03 인천대학교 산학협력단 이동식 책갈피가 구비된 책꽂이

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104739050A (zh) * 2015-03-22 2015-07-01 陈歆 一种兼有书签功能的书架

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110672U (ja) * 1983-01-12 1984-07-26 佐々木 利吉 腕付きしおり
JPS59120176U (ja) * 1983-01-31 1984-08-13 神尾 忠和 把手付き栞
JPS63116369U (ja) * 1987-01-24 1988-07-27
JP3028758U (ja) * 1996-03-05 1996-09-13 重則 御手洗 L字形栞
JP2006248192A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Tomohiro Moriya しおり
JP2011020309A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Kobayashi Create Co Ltd Rfidタグの書籍類用取付けホルダー

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110672U (ja) * 1983-01-12 1984-07-26 佐々木 利吉 腕付きしおり
JPS59120176U (ja) * 1983-01-31 1984-08-13 神尾 忠和 把手付き栞
JPS63116369U (ja) * 1987-01-24 1988-07-27
JP3028758U (ja) * 1996-03-05 1996-09-13 重則 御手洗 L字形栞
JP2006248192A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Tomohiro Moriya しおり
JP2011020309A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Kobayashi Create Co Ltd Rfidタグの書籍類用取付けホルダー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102366240A (zh) * 2011-11-22 2012-03-07 上海理工大学 简单实用代书板
CN103315533A (zh) * 2013-06-08 2013-09-25 无锡同心塑料制品有限公司 一种方便取书的书立
JP2015100932A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 薫 山▲崎▼ しおりおよび書籍システム並びに広告システム
KR101793507B1 (ko) * 2015-12-18 2017-11-03 인천대학교 산학협력단 이동식 책갈피가 구비된 책꽂이

Also Published As

Publication number Publication date
JP5420337B2 (ja) 2014-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5420337B2 (ja) しおりおよび本棚システム
JP6047376B2 (ja) 物品収納容器及び机
JP2008054803A (ja) 収納棚
JP5419552B2 (ja) ユニット本棚
KR200431052Y1 (ko) 목형 적치대
TWI311033B (en) Tray for carrying plate
JP6842297B2 (ja) 帳票類ラック用の補助支持具
JP6230884B2 (ja) しおりおよび書籍システム並びに広告システム
JP6750297B2 (ja) 卓上表示具とそれを形成するためのブランク板
JP5872488B2 (ja) 展示台
JP4289866B2 (ja) 卓上整理棚
JP3105973U (ja) ポケットティッシュ箱
JP6018371B2 (ja) 板材を使用した収納ラック
JP7154552B1 (ja) 本棚
JP3196935U (ja) 収納ケース
JP2009190194A (ja) 書類収納箱
JP3140340U (ja) ファイルホルダー
JP3194885U (ja) 卓上紙収納ケース
JP2004345657A (ja) 整理具
JP2004249608A (ja) 書類トレイ及びレターケース
JP3186289U (ja) シート材ホルダー
JP3132284U (ja) 側面保持ボード
KR200471455Y1 (ko) 탁상용 달력
JP3898708B2 (ja) ティッシュペーパーボックス
JPS6130519Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5420337

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees