JP3132284U

JP3132284U - 側面保持ボード

Info

Publication number: JP3132284U
Application number: JP2007001913U
Authority: JP
Inventors: 茂樹津野瀬
Original assignee: 茂樹津野瀬
Priority date: 2007-02-23
Filing date: 2007-02-23
Publication date: 2007-06-07
Anticipated expiration: 2017-02-23

Abstract

【課題】折り畳みできてしかもシンプルな側面保持ボードを提供する。
【解決手段】筒状にしたシートの内側に方形の板を並列挿入して隣接する板相互のすき間で折り畳みできる状態にした折り畳みボードを、共通にした底辺と左右側のそれぞれ外側辺内側辺の三辺で三角型に構成して結合している。また、シートで内側に板をくるんだ状態のボードと組み合せている。
【選択図】図１

Description

この考案は、各種用途を持つボードのボード立てや、マガジンラック、本立てなどとして利用する、側面保持ボードに関するものである。

従来のものは、固定したかさばる容積を持つ衝立てや、あるいは折り畳める木質やスチールフレームにシートなどを組み合せたラックなどが一般的である。

従来のものでは、ボード類そのものが使用方法共に未開発で、それらを立てかける適当なボード立ては見あたらず、折り畳み式の隔て板などを見かける程度である。またラックは、ありふれたものが種々あるが、折り畳み式にしても構成が意外に複雑である。室内の小物として違和感なく調和して広く使用できる、しかも収納時にはかさばらないシンプルなものが求められる。この考案は、上記のような課題に答える技術を提供することを目的としている。

この考案は、上記課題に対して次のような手段を取っている。即ち、筒状にしたシートの内側に方形の板を並列挿入して隣接する板相互のすき間で折り畳みできる状態にした折り畳みボードを、共通にした底辺と左右側のそれぞれ外側辺内側辺の三辺で三角型に構成して結合している。また、シートで内側に板をくるんだ状態のボードと組み合せている。

この考案によると、いずれも筒状にしたシートの内側に方形の板を並列挿入するという、実に簡単な手法で折り畳みできる状態にした、一体に連続した折り畳みボードを基本にして構成している。この手法は丁番などの折り畳み機構を不要としたシンプルな構成となり、製作も簡単で、意匠的にもすぐれている。また、左右両側を合理的な三角型に結合した構成にしているので、軽量かつシンプルな形態を基本に持っている。しかも三角型の結合は簡単に取りはずして、偏平に畳んで収納することができる。ボード立てに利用すると、例えば飾りパネル、掲示板、画板、テーブル板、ついたて、あるいは小物類の整理収納ボードなど、種々の用途を持ったボードの活用を促進することになり、マガジンラックを含めて、シンプルな構成ゆえの意匠効果も大である。また、シートは板から着脱容易にしているので、洗濯取り替えが容易で、長期使用に耐えられる。

以下、側面保持ボードの実施例について図面により説明する。

図１は、ボード立てとした実施例を示す斜視図である。筒状にしたシートの内側に方形の板を並列挿入することで隣接する内側の板相互のすき間で折り畳みできる状態にした、一体に連続した折り畳みボードを基本にして構成している。上記の折り畳みボードを、底辺１を共通にして、その左右側にそれぞれ外側辺２と内側辺３の三辺で三角型を形成するように折り畳み、端部に一体に設けた結合辺４を底辺１と重ねて小ネジで結合し固定している。それぞれの各辺は挿入した板が硬い折り畳みの面を形成して安定している。外側辺２を斜めにして内側辺３を垂直にした左右の三角型に挟まれた中央部が垂直スリットを形成することでボード立てに供している。垂直スリットの左右方向の巾は、予定するボード厚や枚数、あるいは補助的に添えるボードにより設定する。また端部の結合辺４は、折り畳みできる板状体にしているが、内側辺３にアングルピースなどを取りつけてこれに置き換えてもよい。結合部分は種々考えられる。

図２は、マガジンラックとした実施例を示す斜視図である。一体に連続した折り畳みボードの内側辺３を左右に斜めにして中央のスリットを開き、マガジンやそれらをさし入れるポケットを備えた添えボードなどを保持する状態で固定している。その他は実施例１の図１と同様である。

図３は、この考案のボード立てに、シートで内側に板をくるんだ状態で小物や雑誌などを入れるポケットを設けたボード５やその他のボードを、立てかけた実施例を示す姿図である。シートで板をくるむことで、さまざまな材質の板を内側に使用できる。しかも、ボード立てと一体的に調和した意匠で組み合せることができる。また、シートで板をくるむことで小物類の整理用ポケットなどさまざまの意匠をこらした各種用途を持つボードを用意することができる。

本考案の実施例１を示す斜視図である。本考案の実施例２を示す斜視図である。本考案の実施例３を示す姿図である。

符号の説明

１底辺
２外側辺
３内側辺
５ボード

Claims

筒状にしたシートの内側に方形の板を並列挿入して隣接する板相互のすき間で折り畳みできる状態にした折り畳みボードを、共通にした底辺（１）と左右側のそれぞれ外側辺（２）内側辺（３）の三辺で三角型に構成して結合したことを特徴とする、側面保持ボード。
シートで内側に板をくるんだ状態のボード（５）と組み合せた、請求項１記載の側面保持ボード。