JP3898708B2 - ティッシュペーパーボックス - Google Patents

Description

本発明は、ティッシュペーパーボックスに関する。

従来のティッシュペーパーボックスとして、３対の面の大きさがそれぞれ異なる直方体状の本体を有し、本体の１対の第１の大きさの面の一方にティッシュペーパーの取出し口を有するものが公知であり、一般に市販されている（特許文献１参照）。

特開２００２−２８３６号公報

しかしながら、特許文献１のティッシュペーパーボックスは、使用する際、第1の大きさの面と同じ広さの置き場所を必要とするため、置き場所をとるという課題があった。

本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、従来に比べて置き場所を小さくすることができるティッシュペーパーボックスを提供することを目的としている。

上記目的を達成するために、本発明に係るティッシュペーパーボックスは、３対の面の大きさがそれぞれ異なる直方体状の本体を有し、前記本体は１対の第２の大きさの面の少なくとも一方にティッシュペーパーの取出し口を有し、前記本体は１対の第２の大きさの面に各面の長さ方向に沿って伸びるようティッシュペーパーの取出し口をそれぞれ有し、前記本体の内部に収容された２組のティッシュペーパーを各取出し口を臨む位置に位置付ける保持部材を前記本体の内部で各ティッシュペーパーの間に有することを特徴とする。

本発明に係るティッシュペーパーボックスは、従来のティッシュペーパーボックスが第１の大きさの面に取出し口を有するのに対し、第2の大きさの面に取出し口を有するため、従来に比べて置き場所を小さくすることができる。取出し口は、ミシン目で切り抜いて形成するようになっていることが好ましい。
本発明に係るティッシュペーパーボックスは、前記本体は第1の大きさの面に広告を有することが好ましい。この構成では、最も大きな第１の大きさの面を広告に有効利用することができる。

本発明に係るティッシュペーパーボックスは、さらに前記本体の１対の第1の大きさの面の少なくとも一方に他の取出し口を有していてもよい。
この構成では、使いやすさに応じて、第1の大きさの面の取出し口と第２の大きさの面の他の取出し口とを選択することができる。なお、第1の大きさの面の両方に他の取出し口を有してもよい。他の取出し口もまた、ミシン目で切り抜いて形成するようになっていることが好ましい。

本発明に係るティッシュペーパーボックスでは、２つの取出し口からそれぞれティッシュペーパーを取り出すことができる。

本発明によれば、従来に比べて置き場所を小さくすることができるティッシュペーパーボックスを提供することができる。

以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図１は本発明の概念を示すティッシュペーパーボックスを示す正面側斜視図、図２は背面側斜視図、図３は横断面図、図４は内部に収容されるティッシュペーパーの折り畳み方を示す断面説明図である。

図１に示すように、ティッシュペーパーボックス１０は、３対の面１１ａ，１１ｂ，１１ｃの大きさがそれぞれ異なる直方体状またはブロック状の本体１１を有している。本体１１は、１枚の紙を折り曲げ、のりしろで貼り付けて構成されている。本体１１は、一例で２４ｃｍ×１２ｃｍ×５ｃｍ程度の大きさであって、最も大きな１対の第１の大きさの面１１ａと、次に大きな１対の第２の大きさの面１１ｂと、最も小さな１対の第３の大きさの面１１ｃとを有している。一例で、第１の大きさの面１１ａは２４ｃｍ×１２ｃｍ、第２の大きさの面１１ｂは２４ｃｍ×５ｃｍ、第３の大きさの面１１ｃは１２ｃｍ×５ｃｍの大きさである。

本体１１は、第２の大きさの面１１ｂの一方にティッシュペーパー１の取出し口１２を有している。取出し口１２は、細長い第２の大きさの面１１ｂの長辺に沿って細長くその面１１ｂの中央に形成されている。取出し口１２は、中央部１２ａの幅が広くなっており、ティッシュペーパー１をつまみ出しやすくなっている。取出し口１２は、使用の際に、ミシン目で切り抜いて形成される。

本体１１は、第1の大きさの面１１ａに広告１３を有し、最も大きな第１の大きさの面１１ａを広告１３に有効利用することができる。広告１３は、取出し口１２を上側に配置したときに正常位置となるように表示されている。図２に示すように、本体１１は、広告１３を有する側と反対側の第1の大きさの面１１ａに、他の取出し口１４を有している。他の取出し口１４は、ミシン目で切り抜いて形成される。

図３に示すように、ティッシュペーパーボックス１０は、本体１１の内部にバネ１５を有している。バネ１５は、本体１１とともに１枚の紙を折り曲げて構成されている。バネ１５は、紙を箱状に折り曲げ接着して本体１１を構成した部分から本体１１の内部で延長して断面ジグザグ状に折り曲げて構成されている。バネ１５が本体１１とともに１枚の紙から成るため、部品点数が少なくて済む。バネ１５は、ジグザグ状に折り曲げた先端１５ａで、本体１１の内部に収容されたティッシュペーパー１を取出し口１２に付勢するようになっている。

図３に示すように、本体１１の内部はバネ１５によりティッシュペーパー収容部１６とバネ収容部１７とに仕切られている。本体１１は、第３の大きさの面１１ｃにバネ収容部１７に連通するゴミ入れ口１８を有している。
本体１１のティッシュペーパー収容部１６の内部には、ティッシュペーパー１が収容されている。ティッシュペーパー１は、図４に示すように、それぞれ１枚が３つの谷部２ａ，２ｂ，２ｃを交互に形成するよう折り畳まれ、一端側の谷部２ａに他のティッシュペーパー１の一端側が挟まれて、複数が連続して折り畳まれている。図３に示すように、ティッシュペーパー１は、中央部を、取出し口１２を臨む位置に位置付けて、全体が２つに折り曲げられてティッシュペーパー収容部１６の内部に収容されている。

次に、作用について説明する。
図１に示すように、ティッシュペーパーボックス１０は、取出し口１２を上側に向けて置いて使用することができる。ティッシュペーパーボックス１０は、従来のティッシュペーパーボックス１０が第１の大きさの面１１ａに取出し口を有するのに対し、第2の大きさの面１１ｂに取出し口１２を有するため、従来に比べて置き場所を小さくすることができる。ティッシュペーパーボックス１０は、例えば、テーブルの上で壁に沿って置いたり、机の本棚に置いたりしてもよく、省スペース化を図ることができる。

このとき、最も大きな第１の大きさの面１１ａにある広告１３は目立つので、広告効果が高い。
なお、通常の置き方の方が都合がよい場合には、他の取出し口１４を上側に向けて使用することができ、使いやすさに応じて、第1の大きさの面１１ａの取出し口１４と第２の大きさの面１１ｂの他の取出し口１２とを選択することができる。

ティッシュペーパーボックス１０は、ティッシュペーパー１が使用に伴ない減ってきても、バネ１５により付勢されているため、取出し口１２から取り出しやすい。ティッシュペーパー１を使用した後のくずは、ゴミ入れ口１８から本体１１の内部に入れることができる。このため、ゴミ入れが付近にない場合、便利である。

次に、本発明の実施の形態のティッシュペーパーボックスについて説明する。
図５は、本発明の実施の形態のティッシュペーパーボックスを示す横断面図である。

図５に示すように、ティッシュペーパーボックス２０は、３対の面２１ａ，２１ｂ，２１ｃの大きさがそれぞれ異なる直方体状またはブロック状の本体２１を有している。本体２１は、１枚の紙を折り曲げ、のりしろで貼り付けて構成されている。本体２１は、一例で２４ｃｍ×１２ｃｍ×５ｃｍ程度の大きさであって、最も大きな１対の第１の大きさの面２１ａと、次に大きな１対の第２の大きさの面２１ｂと、最も小さな１対の第３の大きさの面２１ｃとを有している。一例で、第１の大きさの面２１ａは２４ｃｍ×１２ｃｍ、第２の大きさの面２１ｂは２４ｃｍ×５ｃｍ、第３の大きさの面２１ｃは１２ｃｍ×５ｃｍの大きさである。

本体２１は１対の第２の大きさの面２１ｂの互いに対称の位置に各面２１ｂの長さ方向に沿って伸びるようティッシュペーパー２，３の取出し口２２，２３をそれぞれ有している。取出し口２２，２３は、細長い長方形状を有している。ティッシュペーパーボックス２０は、本体２１の内部に保持部材２４を有している。保持部材２４は、本体２１とほぼ同じ長さの1枚の長方形状の紙をその長さを保ったままその長辺に沿った４つの線で折り曲げ、ティッシュペーパー２，３を保持する２つのコーナー２４ａ，２４ｂを形成して構成されている。ティッシュペーパー２，３は、中央部２ａ，３ａを、取出し口２２，２３を臨む位置に位置付けて、全体が２つに折り曲げられて本体２１の内部に収容されている。

保持部材２４は、本体２１の内部に収容された２組のティッシュペーパー２，３のそれぞれ中央部２ａ，３ａを各取出し口２２，２３を臨む位置に位置付けるよう、２つのコーナー２４ａ，２４ｂをそれぞれ中央部２ａ，３ａに押し当てて本体２１の内部で各ティッシュペーパー２，３の間に配置されている。ティッシュペーパーボックス２０は、２つの取出し口２２，２３からそれぞれティッシュペーパー２，３を取り出すことができる。

ティッシュペーパーボックス２０は、例えば、テーブルの上で壁に沿って置いたり、机の本棚に置いたりしてもよく、省スペース化を図ることができる。また、乗用車の車内でサイドポケットやイスのポケットなどに収容して利用することができる。さらに、最も大きな１対の第１の大きさの面２１ａにメニューを印刷するか貼付けて、飲食店で利用してもよい。

本発明の概念を示すティッシュペーパーボックスを示す正面側斜視図である。 図２は図１に示すティッシュペーパーボックスの背面側斜視図である。 図３は図１に示すティッシュペーパーボックスの横断面図である。 図４は図１に示すティッシュペーパーボックスの内部に収容されるティッシュペーパーの折り畳み方を示す断面説明図である。 図５は本発明の実施の形態のティッシュペーパーボックスを示す横断面図である。

符号の説明

１ ティッシュペーパー
１０ ティッシュペーパーボックス
１１ 本体
１１ａ 第１の大きさの面
１１ｂ 第２の大きさの面
１１ｃ 第３の大きさの面
１２ 取出し口
１３ 広告
１４ 他の取出し口
１５ バネ
１６ ティッシュペーパー収容部
１７ バネ収容部
１８ ゴミ入れ口

Claims (2)

1. ３対の面の大きさがそれぞれ異なる直方体状の本体を有し、前記本体は１対の第２の大きさの面の少なくとも一方にティッシュペーパーの取出し口を有し、
   前記本体は１対の第２の大きさの面に各面の長さ方向に沿って伸びるようティッシュペーパーの取出し口をそれぞれ有し、前記本体の内部に収容された２組のティッシュペーパーを各取出し口を臨む位置に位置付ける保持部材を前記本体の内部で各ティッシュペーパーの間に有することを特徴とするティッシュペーパーボックス。
2. 前記保持部材は、前記本体とほぼ同じ長さの１枚の長方形状の紙をその長さを保ったままその長辺に沿った４つの線で折り曲げ、ティッシュペーパーを保持する２つのコーナーを形成して構成されていることを特徴とする請求項１記載のティッシュペーパーボックス。

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