JP2011024619A - ラケットフレーム - Google Patents

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【課題】部分的に剛性や強度等の特性を異ならせることが容易なラケットフレームを提供する。
【解決手段】チューブ30に対して、第1のプリプレグ11、ブレード20、第2〜第6のプリプレグ12〜16を内層側よりこの順に積層する。このブレード20は、複数の補強繊維21を編成してなるものである。このブレード20は、フェース部33の3時及び9時の位置、すなわちフェース部33の中心線X方向の長さLの中央Cを含む位置に積層する。この積層体をラケットフレーム形状のキャビティを備えた成形型内に配置し、型締め後、加熱加圧することにより、ラケットフレーム1が製造される。
【選択図】図1

Description

本発明はテニス用ラケットフレームに係り、特に繊維強化合成樹脂製のラケットフレームに関する。
第4図に示すように、テニス用ラケットフレーム1は、ガットが張設されるフェース部2と、プレーヤーが握るグリップ部4と、該フェース部2とグリップ部4とを繋ぐシャフト部3とを有する。このフェース部2にガットを張設することによりテニスラケットが構成される。
テニス用ラケットフレームとして、繊維強化合成樹脂製のものが広く使用されている。このような繊維強化合成樹脂製ラケットフレームは、芯材の回りにプリプレグシートを積層し、これを金型のフレーム形状のキャビティ内に配置し、加熱して成形される(例えば特開平11−42299号公報)。
また、特開平6−319835号公報には、80〜60体積%の熱可塑性繊維と20〜40体積%の補強繊維とで編成したブレードをラケットフレーム成形型内に配置し、該熱可塑性繊維を溶融させて該補強繊維と一体に硬化させることにより、ラケットフレームを製造することが記載されている(同号公報の請求項1)。このラケットフレームにあっては、補強繊維の含有量が20〜40体積%と少なくても、樹脂と繊維の割合がラケットフレームのどの部分でも常に一定に成形でき、品質、強度にばらつきを生じることがない(同号公報の第0008段落)。
特開平11−42299号公報 特開平6−319835号公報
特許文献1のようにプリプレグシートのみを用いてラケットフレームを製造する場合において、部分的に剛性や強度等の特性を向上させることが要求されることがある。この場合、プリプレグシートの積層数を部分的に多くすることが行われる。
ところで、相手からの強い打球に対して負けないように力強い球を打ち返すために、ラケットフレームの一部を重くしてラケットフレームの慣性モーメントを大きくすることが要求されることもある。そこで、上記の技術を応用し、ラケットフレームの一部においてプリプレグシートの積層数を部分的に多くすることが考えられる。しかしながら、プリプレグシートは軽量であるため、ラケットフレームの一部を十分に重くするためにはプリプレグシートの積層数を多くする必要があり、積層作業が困難であると共に手間がかかる。
また、特許文献2のように、樹脂と繊維の割合がラケットフレームのどの部分でも常に一定に成形されたラケットフレームにあっては、部分的に剛性や強度等の特性を改良することができない。
本発明は、部分的に剛性や強度等の特性を異ならせることが容易であり、かつラケットフレームの慣性モーメントを大きくすることも容易なラケットフレームを提供することを目的とする。
請求項1のラケットフレームは、繊維強化合成樹脂プリプレグと、補強繊維を編成してなるブレードとを積層し、加熱成形してなる繊維強化合成樹脂製のラケットフレームであって、該ブレードが該ラケットフレームの一部に存在することを特徴とするものである。
請求項2のラケットフレームは、請求項1において、フェース部においては、該ブレードがフェース部円周方向における一部に存在することを特徴とするものである。
請求項3のラケットフレームは、請求項2において、該ブレードは、フェース部のうちグリップ部の軸心を通るラケットフレームの中心線を挟んだ対称の位置に存在することを特徴とするものである。
請求項4のラケットフレームは、請求項3において、該ブレードは、フェース部の前記中心線方向の長さの中央を含む位置に存在することを特徴とするものである。
請求項5のラケットフレームは、請求項1ないし4のいずれか1項において、該ブレードは複数種類の補強繊維を編成してなるものであることを特徴とするものである。
請求項6のラケットフレームは、請求項5において、該複数種類の補強繊維は、炭素繊維及びアラミド繊維であることを特徴とするものである。
請求項7のラケットフレームは、請求項1ないし6のいずれか1項において、該ブレードは、筒状に編成されたものであることを特徴とするものである。
本発明のラケットフレームは、繊維強化合成樹脂プリプレグと、補強繊維を編成してなるブレードとを積層し、加熱成形してなる繊維強化合成樹脂製のラケットフレームであって、該ブレードが該ラケットフレームの一部に存在することを特徴とするものである。
このように、ブレードをラケットフレームの一部に存在させることにより、当該部分における剛性や強度等の特性を他の部分と容易に異ならせることができる。
また、ブレードはプリプレグよりも重いため、プリプレグよりも少ない枚数のブレードをラケットの一部に存在させることにより、ラケットの慣性モーメントを容易に大きくすることができる。これにより、相手からの強い打球に対して負けないように力強い球を打ち返すことができるようになる。
本発明のラケットフレームにあっては、フェース部においては、ブレードがフェース部円周方向における一部に存在するようにしてもよい。これにより、ユーザーの好みにあった打球感のラケットフレームとすることができる。
このブレードは、グリップ部の軸心を通るラケットフレームの中心線を挟んだ対称の位置に存在させるのが好ましい。また、このブレードは、フェース部の当該中心線方向の長さの中央を含む位置(例えば左右のサイド部)に存在させてもよい。
このブレードは複数種類の補強繊維を編成してなるものであってもよい。このように異種類の補強繊維を組み合せることにより、所望の特性のブレードを得ることができる。
例えば、これら複数種類の補強繊維は、炭素繊維及びアラミド繊維であってもよい。アラミド繊維はカーボン繊維に比べて軽量であり、振動吸収性と衝撃吸収性に優れる。従って、補強繊維におけるアラミド繊維の配合比率を適宜に選択することにより、子供、女性、及びアベレージユーザーによって打球感の良好なラケットを得ることができる。また、このアラミド繊維はプリプレグに含まれる合成樹脂との密着性が低いが、当該ブレードは合成樹脂との密着性の高いカーボン繊維を有するため、当該ブレードは合成樹脂に良好に密着する。
このブレードは、筒状に編成されたものであってもよい。この筒状ブレードは筒の周方向に継目が無いため、筒の周方向の全域にわたって均一な剛性及び強度を有する。
ラケットフレームの製造途中の状態を説明する正面図である。 プリプレグ及びブレードの配置説明図である。 ブレードの部分拡大図である。 ラケットフレームの正面図である。
以下、第1図〜第4図を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係るラケットフレームの製造途中の状態を説明する正面図、第2図はこのラケットフレームの製造に用いられるプリプレグ及びブレードの配置説明図、第3図は第2図のブレードの部分拡大図、第4図は製造されたラケットフレーム1の正面図である。
第4図の通り、このラケットフレーム1は、フェース部2、シャフト部3及びグリップ部4を備えている。このフェース部2には、ガット挿通孔が設けられ、グロメット(図示略)を介してガットが張り渡される。このフェース部2は略楕円形である。
このラケットフレーム1は、繊維強化合成樹脂プリプレグと、補強繊維を編成してなるブレードとを積層し、加熱成形してなる繊維強化合成樹脂製のラケットフレームである。このブレードは、ラケットフレームの一部に配置されている。
次に、このラケットフレーム1の製造方法の一例について説明する。
本実施の形態では、第2図(a)の通り、第1〜第6のプリプレグ11〜16と、ブレード20とが用いられる。
第1、第5、第6のプリプレグ11,15,16は、それぞれ、補強繊維11a,15a,16aを繊維方向がクロス状となるように引き揃え、マトリクス樹脂で含浸してシート状にしたものである。
第2、第3、第4のプリプレグ12,13,14は、それぞれ、補強繊維12a,13a,14aを繊維方向が平行となるように引き揃え、マトリクス樹脂で含浸してシート状にしたものである。
これら補強繊維11a〜16aの種類には特に限定はないが、カーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、PBO繊維(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維)、エチレン繊維及びポリアリレート繊維の少なくとも一種が好適に用いられる。また、これらの繊維に代えて又はこれらの繊維と共に、チタン線、コバルト線、マグネシウム線等の金属繊維を用いてもよい。
これらプリプレグ11〜16のマトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂やナイロンなどが好適に用いられるが、強度、耐久性及び価格の点でエポキシ樹脂がより好適に用いられる。
このブレード20は、第3図に示す通り、複数の補強繊維21を編成してなる筒状のものである。筒状のブレード20は、筒の周方向に継目が無いため、筒の周方向の全域にわたって均一な剛性及び強度を有する。
この補強繊維21としては、上記の補強繊維11a〜16aと同様に、カーボン繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、PBO繊維(ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維)、エチレン繊維及びポリアリレート繊維の少なくとも一種が好適に用いられる。また、これらの繊維に代えて又はこれらの繊維と共に、チタン線、コバルト線、マグネシウム線、ステンレス線等の金属繊維を用いてもよい。例えば、カーボン繊維を含むブレードは、引張強度が高く、圧縮に弱いものとなる。ポリエチレン繊維を含むブレードは、軽量で振動減衰特性に優れたものとなる。マグネシウム線を含むブレードは、制振性に優れたものとなる。このように、補強繊維の種類を適宜に選択することにより、ラケットフレームの性能を部分的に改良することができる。なお、これらの繊維の弾性率及び引張強度は以下に示す通りである。
カーボン繊維(弾性率:230GPa、引張強度:3530MPa)
アラミド繊維(弾性率:71GPa、引張強度:2920MPa)
ガラス繊維(弾性率:73GPa、引張強度:3430MPa)
ポリエチレン繊維(弾性率:88〜123GPa、引張強度:3200MPa)
PBO繊維(弾性率:280GPa、引張強度:5800MPa)
ポリアリレート繊維(弾性率:75GPa、引張強度:3234MPa)
チタン合金繊維(弾性率:113GPa、引張強度:1170MPa)
コバルト繊維(弾性率:205GPa、引張強度:2058MPa)
マグネシウム繊維(弾性率:42GPa、引張強度:290MPa)
SUS繊維(弾性率:200GPa、引張強度:540MPa)
このブレード20を構成する補強繊維21は、1種類でもよく、2種類以上であってもよい。2種類以上とした場合、これらの繊維の配合割合を変えることにより、特性の制御を容易に行うことができる。
このブレード20は、例えば複数個のボビンを有するブレードマシン(織り機)を用いて製造することができる。この場合、ボビンを取り替えるだけで、補強繊維21の種類及び割合を自由に設計変更することが可能である。例えば、ボビン数が48個のブレードマシンを用いて2種類の補強繊維よりなるブレードを製造する場合、2種類の補強繊維のボビン数を24個:24個、36個:12個、40個:8個等、任意の割合にすることができる。
芯材となるチューブ30(第2図(b))は、グリップ部34の一側部(図中の左側部)から一方(図中の左側)のシャフト部33、フェース部32、他方(図中の右側)のシャフト部33を経てグリップ部34の他側部(図中の右側部)にまで延在する形状を有している。
第2図に示す通り、このチューブ30に対して、これら第1のプリプレグ11、ブレード20、第2〜第6のプリプレグ12〜16を内層側よりこの順に積層する。なお、この筒状のブレード20を積層する場合には、チューブ30が十分には膨張していない状態で該チューブ30の一端側からブレード20を挿通する。これにより、容易にブレード20を所定の位置に積層することができる。
第1図は、ブレード20を積層するときの状態を示している。第1図の通り、このブレード20は、グリップ部34の軸心を通るラケットフレームの中心線Xを挟んだ対称の位置に積層する。このブレード20は、フェース部32の3時及び9時の位置、すなわちフェース部32の中心線X方向の長さLの中央Cを含む位置に積層する。
なお、図示は省略するが、上記の積層体とは別に、ラケットフレームのヨーク部に相当する形状を有するプリプレグの積層体を、別途作成しておく。
これらの積層体を、図示しないラケットフレーム形状のキャビティを備えた成形型内に配置し、型締め後、加熱加圧する。このようにして、第4図のラケットフレーム1が製造される。
本実施の形態に係るラケットフレーム1にあっては、ブレード20がラケットフレーム1の一部に存在するため、当該部分における剛性や強度等の特性を他の部分と異なるものとすることができる。
また、ブレード20はプリプレグよりも重いため、プリプレグを用いる場合よりも少ない枚数(本実施の形態では1枚)のブレード20をラケットフレーム1の一部に存在させることにより、ラケットフレーム1の慣性モーメントを容易に大きくすることができる。これにより、相手からの強い打球に対して負けないように力強い球を打ち返すことができるようになる。
例えば、第1図のようにフェース部2の3時と9時の位置(左右のサイド部)にカーボン繊維よりなるブレード20が存在する場合、打球感が良好なものとなる。その理由は、ボールをフェース面のオフセンター(第1図における中心線Xよりも左側又は右側に離れた位置)で打ったときに、ラケットフレーム1が中心線Xを回転軸にして回転し難く、ブレ難いためである。また、ラケットフレーム1がこのように回転し難いため、無駄なパワーロスが小さくなり、打球が力強いものとなる。さらに、第1図及び第3図の通り、ブレード20の繊維21がクロスするように2方向に編成されているため、ラケットフレーム1がこれらの方向にねじれ難くなり、打球感も良好なものとなる。なお、「3時、9時」は、フェース部2をそのトップ部が時計盤の12時の位置となるように正面視したときの3時、9時の位置を表わす。
このブレード20は、炭素繊維及びアラミド繊維の2種類を編成したものであってもよい。アラミド繊維はカーボン繊維に比べて軽量であり、振動吸収性と衝撃吸収性に優れる。従って、補強繊維におけるアラミド繊維の配合比率を適宜に選択することにより、様々なスイングスピードのユーザーによって打球感の良好なラケットを得ることができる。また、このアラミド繊維はプリプレグに含まれる合成樹脂との密着性が低いが、当該ブレードは合成樹脂との密着性の高いカーボン繊維を有するため、当該ブレードは合成樹脂に良好に密着する。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、ブレードはシート状に編成されていてもよい。
本実施の形態では、ブレード20は2層目に積層したが、これに限定されるものではなく、最内層から最外層までのいずれの層に積層してもよい。但し、最内層及び最外層を除く層に積層するのが好ましい。
本実施の形態ではブレード20は1層のみであったが、ブレードを2層以上に積層してもよい。また、3時や9時の位置以外の位置に積層してもよく、シャフト部3やグリップ部4に積層してもよい。
実施例1〜9
第2図(a)に示すプリプレグ11〜16及びブレード20を第1図及び第2図の通りに積層し、第4図に示す形状のラケットフレーム1を製造した。
プリプレグ11〜16及びブレード20の寸法及びラケットフレーム1全体における配合量は表1に示す通りである。
Figure 2011024619
プリプレグ11〜16を構成する補強繊維11a〜16aとしては、カーボン繊維(弾性率:230GPa、引張強度:3530MPa)を用い、マトリクス樹脂としては、エポキシ樹脂を用いた。
ブレード20は、48個のボビンを備えたブレードマシンを用いて作製した。このブレード20に使用した補強繊維21は以下の通りである。
カーボン繊維(弾性率:230GPa、引張強度:3530MPa)
アラミド繊維(弾性率:71GPa、引張強度:2920MPa)
ガラス繊維(弾性率:73GPa、引張強度:3430MPa)
ポリエチレン繊維(弾性率:88〜123GPa、引張強度:3200MPa)
PBO繊維(弾性率:280GPa、引張強度:5800MPa)
また、実施例において、このブレード20を構成する上記補強繊維21の種類と割合は表2に示す通りである。
得られたラケットフレーム1のフェース部2にガット挿通孔を設け、グロメットを介してガットを張り渡してテニスラケットとした。
このテニスラケットについて、打球感の評価を行った。その結果を表2に示す。なお、表2の打球感の欄における◎、○、△は以下を意味する。
◎:打球感が非常に良好
○:打球感が良好
△:打球感にやや劣る
また、表1において、スイングスピード速の欄には、スイングスピードの速いハードヒッターがボールを打ったときの打球感を示している。また、スイングスピード遅の欄には、スイングスピードの遅いユーザーがボールを打ったときの打球感を示している。
Figure 2011024619
<結果>
実施例1〜5
実施例1〜5から明らかな通り、スイングスピードの速いハードヒッターにとっては、アラミド繊維の配合比率が低く、カーボン繊維の配合比率が高い方が打球感が良好である。反対に、スイングスピードの遅いユーザーにとっては、アラミド繊維の配合比率が高く、カーボン繊維の配合比率が低い方が打球感が良好である。
その理由は次の通りである。すなわち、カーボン繊維の配合比率が高いと、スイングスピードの速いユーザーにとってはボールがラケットに食いつく感覚が適度に得られ、心地よい打球感が得られるが、スイングスピードの遅いユーザーにとっては食いつきが少なく、打球感が悪い。反対に、アラミド繊維の配合比率が高いと、スイングスピードの速いユーザーにとっては過度に食いついて打球感が悪いが、スイングスピードの遅いユーザーにとっては食いつきが良好となり、心地よい打球感が得られる。
実施例6〜8
実施例6〜8でも、実施例1〜5と同様の傾向が認められる。
すなわち、実施例6〜8から明らかな通り、スイングスピードの速いハードヒッターにとっては、ガラス繊維の配合比率が低く、ガラス繊維の配合比率が高い方が打球感が良好である。反対に、スイングスピードの遅いユーザーにとっては、ガラス繊維の配合比率が高く、カーボン繊維の配合比率が低い方が打球感が良好である。
実施例9
実施例9のラケットフレームは、スイングスピードが速いユーザーと遅いユーザーの両方に、ある程度の打球感が得られる。
このように、補強繊維の種類と配合比率を選択することにより、ユーザーの好みに合ったラケットフレームを製造することが可能である。
1 ラケットフレーム
2,32 フェース部
3,33 シャフト部
4,34 グリップ部
11〜16 プリプレグ
11a〜16a 補強繊維
20 ブレード
21 補強繊維
30 チューブ

Claims (7)

  1. 繊維強化合成樹脂プリプレグと、補強繊維を編成してなるブレードとを積層し、加熱成形してなる繊維強化合成樹脂製のラケットフレームであって、
    該ブレードが該ラケットフレームの一部に存在することを特徴とするラケットフレーム。
  2. 請求項1において、フェース部においては、該ブレードがフェース部円周方向における一部に存在することを特徴とするラケットフレーム。
  3. 請求項2において、該ブレードは、フェース部のうちグリップ部の軸心を通るラケットフレームの中心線を挟んだ対称の位置に存在することを特徴とするラケットフレーム。
  4. 請求項3において、該ブレードは、フェース部の前記中心線方向の長さの中央を含む位置に存在することを特徴とするラケットフレーム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、該ブレードは複数種類の補強繊維を編成してなるものであることを特徴とするラケットフレーム。
  6. 請求項5において、該複数種類の補強繊維は、炭素繊維及びアラミド繊維であることを特徴とするラケットフレーム。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、該ブレードは、筒状に編成されたものであることを特徴とするラケットフレーム。
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