JP2011022836A - 健診支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】その時々の検査室の混み具合に配慮したスムーズな健診を可能にすること。
【解決手段】本発明では、定期健診や成人病健診その他の健診コースに応じて策定された検査順路を記憶し、受診者の健診コースに応じた検査順路をその受診者に提示する健診支援システムにおいて、少なくとも2つの検査順路を作成する順路作成部と、健診コースに割り当てられた全ての検査が完了するまでの所要時間を健診時間とし、健診受付時点の健診時間を算出するとともに、順路作成部で作成された検査順路の中から健診時間が最短となる検査順路を選択する順路決定部と、その選択された検査順路を最適検査順路として受診者に提示する順路提示部とを備えるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、健康診断などの各種健診の支援技術に係り、特に、受診者の健診コースに応じて最適な検査順路を提示する健診支援システムに関する。
従来、病院来訪者のスムーズな移動を可能にすべく、来訪者の現在位置を基点として、来訪者が目的とする診察室や売店などの行き先に効率的よく到達できるルートを提示するナビゲーション技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−152449号公報
定期健診や成人病健診などの各種の健診を行う施設では、健診の受診者を目的の行き先へと誘導するだけでなく、受診者の健診コースに割り当てた全ての検査を如何に効率よく完了させるかという点も重要となる。
この点に関し、健診コースごとに最も効率が良いと思われる1つの検査順路(検査パターン)を策定しておき、受付窓口で受診者に策定した検査順路を提示する方法が考えられる。
しかしながら、ある健診コースについて最も効率が良いと思われた検査順路であっても、1つの検査室で検査用機器が故障したり或いは検査の不調ないしやり直しが必要となったりという不慮の要因で、日毎或いは時間帯毎に特定の検査室が混雑し、他の検査室がその分空いているといった共用施設ないし健診の非効率化に陥りやすい。健診の非効率は、受診者にとってストレス大となり不都合なことである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その時々の検査室の混み具合に配慮したスムーズな健診が可能となる健診支援システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る健診支援システムでは、定期健診や成人病健診その他の健診コースに応じて策定された検査順路を記憶し、受診者の健診コースに応じた検査順路をその受診者に提示する健診支援システムにおいて、少なくとも2つの検査順路を作成する順路作成部と、健診コースに割り当てられた全ての検査が完了するまでの所要時間を健診時間とし、健診受付時点の健診時間を算出するとともに、順路作成部で作成された検査順路の中から健診時間が最短となる検査順路を選択する順路決定部と、その選択された検査順路を最適検査順路として受診者に提示する順路提示部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、その時々の検査室の混み具合に配慮したスムーズな健診が可能となる。
本発明に係る健診支援システムの実施形態を示す機能ブロック図。 図1の順路作成部の機能ブロック図。 図1の順路記憶部のデータベースを示す図。 図1の順路決定部の機能ブロック図。
添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明に係る健診支援システムの実施形態を示す機能ブロック図である。
本実施形態の健診支援システム1は、定期健診や成人病健診その他の健診コースに応じて策定された複数の検査順路を記憶しておき、受診者の健診コースに応じて最適な検査順路を提示するシステムである。この健診支援システム1は、診療所などの各種の健診施設に設けられ、図1に示すように、情報収集部2、順路作成部3、順路記憶部4、順路決定部5、順路提示部6、行き先変更部7及び行き先報知部8を備える。
[情報収集部]
情報収集部2は、「制約事項」、「検査時間」、「移動時間」及び「検査待ち人数」を収集して記憶する。
「制約事項」は、検査順路を作成する際の制限条件となり、「レイアウトによる制約」、「検査内容による制約」及び「法的制約」などにより構成され、健診施設ごとに及び健診コースごとにその内容が設定される。
「レイアウトによる制約」は、例えば、身長検査と体重検査が同じ検査室で実施されるならば、身長検査と体重検査は連続して実施し、身長検査と体重検査の間に他の検査を介入させない」というもので、健診施設に配置される検査室等のレイアウトから要求される検査順路の制約である。
「検査内容による制約」は、例えば、「バリウムなどを服用して行うX線撮影検査や血管にヨードを注入して行うCT検査は、最後に実施する」というもので、受診者の身体的負担を考慮して定められる。なお、「法的制約」は、法令順守の原則に基づいて検査順路の限定が必要となった場合に考慮される。
「検査時間」は、健診コースに割り当てられた各種検査の所要時間である。検査時間は、実際の健診施設における現地調査を通じて、情報収集部2により収集される。
情報収集部2は、センサシステム(例えば、受診者に取り付けられる位置信号の発信手段と、この発信手段の位置信号を受信する受信手段)を用いて各検査室を出入りする受診者の入室時刻と退室時刻を自動的に収集し、入室から退室までの時間を検査時間とする。
「移動時間」は、ある検査室から他の検査室へと移動するために必要な時間である。この移動時間は、検査時間と同様、実際の健診施設における現地調査により収集され、情報収集部2により収集される。
即ち、情報収集部2は、センサシステムを用いて各検査室を出入りする受診者の退室時刻(検査終了時刻)と入室時刻(検査開始時刻)を自動的に収集し、ある検査室の退室から他の検査室への入室までの時間を移動時間とする。移動時間は、受診者の年齢と性別に基づいて分別収集される。
「検査待ち人数」は、各検査室の待合室若しくはこれに相当する場所(例えば、廊下脇などに設けられた待合区域)で検査室への入室待ちとなっている受診者の総数であり、検査順路を作成する時点の言わばリアルタイムの情報である。この検査待ち人数は、情報収集部2により収集される。
検査待ち人数は、例えば、検査順路の作成時において、センサシステムを用いてカウントされる「各検査室に割り当てられる待合室に入った受診者数と、その待合室から出た受信者数との差」として算出される。
[順路作成部]
図2は順路作成部3の機能ブロック図である。
順路作成部3は、健診施設に敷設される有線又は無線のLAN(Local Area Network)などの情報通信手段を用い、健診施設適所に設けられる情報収集部2から各種の情報を取得し記憶する情報取得部(301〜303)と、取得した情報に基づいて各健診コースの検査順路を作成する順路演算部304とを有する。
情報取得部(301〜303)は、各検査の検査時間を取得し記憶する検査時間取得部301と、各検査室間の移動時間を取得し記憶する移動時間取得部302と、制約事項を取得し記憶する制約事項取得部303とにより構成される。
順路演算部304は、情報取得部(301〜303)から受診者の健診コースに割り当てられた各検査の検査時間、各検査室間の移動時間及び制約事項を取得する。
次いで、順路演算部304は、「各検査の検査時間の和」と「各検査室間の移動時間の和」を加算してこれを「健診時間」とする。この「健診時間」は、定期健診や成人病健診などの健診コースに割り当てられた全ての検査が完了するまでの所要時間として用いられる。なお、健診時間は、情報収集部2で年齢及び性別ごとに分別取得した移動時間を用いて、年齢及び性別ごとに分別算出される。
次いで、順路演算部304は、各々の健診コースについて、健診時間が最短となる検査順路から優先して少なくとも2つ以上の検査順路を作成する。例えば、順路作成部3は、健診コースとしての定期健診に関し、「身長検査→体重検査→血液検査→視力検査→聴力検査→尿検査→X線撮影検査」という検査順路や、「身長検査→体重検査→視力検査→聴力検査→血液検査→尿検査→X線撮影検査」という検査順路など、複数の異なる検査順路を作成する。
なお、順路作成部3は、検査順路を作成する際に制約事項(レイアウトによる制約や検査内容による制約)を反映し、上記例は、何れの検査順路にあっても身長検査と体重検査が連続して行われ且つX線撮影検査は検査順路の最後となる検査順路が作成された例である。
[順路記憶部]
順路記憶部4は、順路作成部3で作成された各健診コースの多様な検査順路を記憶する。なお、図3は順路記憶部4のデータベースの一例を示す図であり、(a)は基本データを示し、(b)は検査順路データを示すものである。基本データは、健診コースと、その健診コースで対象となる受診者の性別ならびに健診の料金など、健診事業で必要とされる管理情報を保有する。検査順路データは、健診コースに割り当てられた検査項目及びその検査順番、この検査順番の違いにより特定される健診順路を保有する。
[順路決定部]
図4は順路決定部5の機能ブロック図である。
順路決定部5は、検査時間取得部501、移動時間取得部502、待ち人数取得部503、混雑度判定部504及び順路決定処理部505を有する。
検査時間取得部501は、健診受付窓口に来訪した受診者の健診コース情報の入力を受け、その健診コースに割り当てられた全ての検査に関わる検査時間を情報収集部2から取得する。
移動時間取得部502は、健診受付窓口に来訪した受診者の健診コース情報の入力を受け、健診コースに割り当てられた各検査室間の移動時間を情報収集部2から取得する。
待ち人数取得部503は、健診受付窓口に来訪した受診者の健診コース情報の入力を受け、健診コースに割り当てられた各検査の検査待ち人数(リアルタイムの情報)を情報収集部2から取得する。
混雑度判定部504は、健診受付時点の検査時間、移動時間及び検査待ち人数を用いて、健診施設の混雑度を判定する。
(第1の混雑度判定処理)
第1の混雑度判定処理では、順路記憶部4に記憶された各々の検査順路の先頭の検査を対象とし、この先頭の検査の待ち時間を指標とする混雑度(第1混雑度)を判定する。第1混雑度は、例えば、先頭の検査の待ち時間が統計的な平均値の150%以上である状況を「混雑」とし、150%未満である状況を「通常」として定義される。
ここで、先頭の検査の待ち時間は、情報収集部2から取得した情報を用いて、例えば“「検査時間」×「検査待ち人数」+「移動時間」”として算出される。なお、「検査時間」及び「検査待ち人数」は先頭の検査に関わるものであり、「移動時間」は健診受付場所から先頭の検査が実施される検査室へと移動するのに要する時間である。加えて、先頭の検査の待ち時間は、情報収集部2で年齢及び性別ごとに分別取得した移動時間を用い、受診者の年齢及び性別ごとに分別算出される。
(第2の混雑度判定処理)
第2の混雑度判定処理は、順路記憶部4に記憶された健診コースのリアルタイム健診時間(健診受付時点の健診時間)を指標とする混雑度(第2混雑度)を判定する。第2混雑度は、例えば、リアルタイム健診時間が統計的な平均値の150%以上である状況を「混雑」とし、150%未満である状況を「通常」として定義される。
ここで、リアルタイム健診時間は、例えば、「検査時間」×「検査待ち人数」+「移動時間」で算出される。なお、「検査時間」、「検査待ち人数」及び「移動時間」は、健診コースに割り当てられた全ての検査に関するものである。加えて、リアルタイム健診時間は、情報収集部2で年齢及び性別ごとに分別取得した移動時間を用い、受診者の年齢及び性別ごとに分別算出される。
順路決定処理部505は、混雑度判定部504の混雑度判定処理の結果に基づいて、順路記憶部4に記憶された多様な検査順路の中から1つの検査順路を選択して「最適検査順路」とする。
(第1の最適検査順路決定処理)
順路決定処理部505は、先ず、順路記憶部4に記憶されている検査順路の中から、健診時間が最も短くなるものとして作成された検査順路「1」(図3(b)参照)を最適検査順路の候補とする。
次いで、順路決定処理部505は、混雑度判定部504による第1混雑度の判定結果を参照し、検査順路「1」の第1混雑度が「通常」である場合は、最適検査順路の候補とした検査順路「1」をそのまま最適検査順路として決定する。
他方、順路決定処理部505は、検査順路「1」の第1混雑度が「混雑」である場合は、検査順路「1」を最適検査順路の候補から外し、検査順路「2」(図3(b)参照)を新たな最適検査順路の候補とする。
次いで、順路決定処理部505は、同様の手順を繰り返し、最適検査順路の候補(検査順路「2」以降)について第1混雑度を判定し、第1混雑度が「通常」である検査順路を最適検査順路として決定する。
(第2の最適検査順路の決定方法)
先ず、順路決定処理部505は、第1の最適検査順路決定処理と同様、検査順路「1」を最適検査順路の候補とする。
次いで、順路決定処理部505は、混雑度判定部504による第2混雑度の判定結果を参照し、検査順路「1」の第2混雑度が「通常」である場合は、検査順路「1」をそのまま最適検査順路として決定する。
他方、順路決定処理部505は、検査順路「1」の第2混雑度が「混雑」である場合は、検査順路「1」を最適検査順路の候補から外し、検査順路「2」を新たな最適検査順路の候補とする。
次いで、順路決定処理部505は、同様の手順を繰り返し、最適検査順路の候補(検査順路「2」以降)について第2混雑度を判定し、第2混雑度が「通常」である検査順路を最適検査順路として決定する。
[順路提示部]
順路提示部6は、健診受付窓口などの適所に設けられ、順路決定部5で選択された最適検査順路を紙面に印刷するなどして、受診者に最適検査順路を提示する。
[行き先変更部]
行き先変更部7は、健診最中にて常時又は所定の頻度及びタイミングで、最適検査順路に割り当てられた全ての検査室に関わる混雑度を判定する。この健診最中における各検査室の混雑度(第3混雑度)は、健診最中における各検査室の待ち時間を指標として判定され、例えば、各検査室の待ち時間が統計的な平均値の150%以上である状況を「混雑」とし、150%未満である状況を「通常」として定義される。
ここで、健診最中における各検査室の待ち時間は、第1混雑度や第2混雑度と同様に、情報収集部2から取得した情報を用いて、例えば“「検査時間」×「検査待ち人数」+「移動時間」”で算出される。なお、各検査室の待ち時間は、情報収集部2で年齢及び性別ごとに分別取得した移動時間を用い、受診者の年齢及び性別ごとに分別算出される。
行き先変更部7は、最適検査順路に従って受診者が次に向かおうとする直近の検査室の第3混雑度が閾値を超える場合は、行き先となる検査室を変更する。新たな行き先は、例えば、第3混雑度が閾値を超えない検査室、第3混雑度がより穏やかな検査室、又は、第3混雑度が最も穏やかな検査室などのように設定される。
[行き先報知部]
行き先報知部8は、音声案内などにより、行き先変更部7で変更された検査室を受診者に報知する。
次に、作用を説明する。
健診施設では、受診者の健診コースに割り当てた全ての検査を如何に効率よく完了させるかという点が重要である。そのため、健診コースごとに最も効率が良いと思われる1つの検査順路、即ち、統計情報に基づいて健診時間が最短となると予想される検査順路を予め策定しておき、策定した検査順路を受付窓口で受診者に提示する方法が考えられる。
しかし、予め策定された検査順路は、統計情報等に基づく一応の検査順路であるから、その時々の状況に応じて最適な検査順路というものは変動する。例えば、図3(b)に示す健診コースAの検査順路「1」は、健診時間が最短となるとして策定されたとしても、その検査順路の先頭に設定された検査(身長検査)の計器に不具合が生じて一時的に検査不能となった場合は、後続する検査が遅延してしまう。このような場合は、身長検査を後回しとする検査順路の方が健診全体として効率良いものとなりうる。つまり、予め効率を考慮して策定された検査順路であっても、不慮の要因によってその検査順路の効率が悪化することが当然且つ頻繁に生じうる。
ここで、健診支援システム1にあっては、健診施設のレイアウトによる制約や検査内容による制約などの各種の制約事項を考慮しつつ、健診コースごとに2つ以上の検査順路が作成される。この検査順路は、健診時間が最短となるものから優先して作成されており、通常、作成された複数の検査順路のうち健診時間が最短となる最も効率の良い検査順路が選択され、受診者に提示されることとなる。しかし、上述のように不慮の要因で検査順路の効率悪化が生じている可能性があるため、健診支援システム1では、受診者に検査順路を提示する際に検査順路の見直しが行われる。最初の見直しである。
最初の見直しは、健診受付時点で行われ、各検査室で行われる検査時間のほか、各検査の待合室などに居並ぶ検査待ち人数ならびに各検査室に向かうのに要する移動時間などが用いられ、受診者がどの検査室に向かえば最初の検査が最も早く完了するか、或いは、どのような検査順路を辿れば健診コースに割り当てられた全ての検査が最短で完了するかといった観点から行われる。そして、予め策定された検査順路にかかわらず、受診者にその判定の結果に従う検査室或いは検査順路が提示される。従って、当初最も効率が良いとされた検査順路に効率低下が生じていても、その時点で最も効率の良い検査順路が受診者に提示されることとなる。
とはいえ、そのように決定された検査順路であっても、その後に検査順路の効率が悪化する可能性は当然にある。このため、健診支援システム1では、健診最中においても検査順路の途中見直しが行われる。
健診最中における検査順路の見直しでは、健診施設に設けられる各検査室の混雑状況が判定される。そして、受診者が検査順路に従ってこれから向かおうとする直近の検査室が混雑しているならば、空いている検査室が特定され、受診者はその検査室に誘導される。
次に、効果を説明する。
本実施形態の健診支援システム1にあっては、
(1)少なくとも2つの検査順路を作成する順路作成部3と、健診コースに割り当てられた全ての検査が完了するまでの所要時間を健診時間とし、健診受付時点の健診時間を算出するとともに、順路作成部3で作成された検査順路の中から健診時間が最短となる検査順路を選択する順路決定部5と、その選択された検査順路を最適検査順路として受診者に提示する順路提示部6とを備える。このため、その時々の検査室の混み具合に配慮したスムーズな健診が可能となる。例えば、1つの検査室で検査用機器が故障したり或いは検査の不調ないしやり直しが必要となったりという不慮の要因が生じても、特定の検査室が混雑して他の検査室がその分空いているといった共用施設ないし健診の非効率化を回避できるようになる。
なお、順路決定部5は、健診時間が最短となる検査順路に代えて、健診受付時点で待ち時間が最短となる検査が先頭に設定された検査順路を選択するようにしても、(1)の効果と同様の効果を得ることができる。
(2)順路作成部3は、検査順路を限定する制約があるときは、その制約を満たす検査順路のうちで、健診時間が最短となる検査順路を作成する。このため、健診施設のレイアウトを考慮した検査順路の限定や法令順守などの各種要請に応えつつ、(1)の効果を得ることができる。
(3)最適検査順路に設定された各検査室の混雑度を常時判定し、その最適検査順路に従って受診者が次に向かう検査室の混雑度が閾値を超える場合は、混雑度が閾値を超えないか又は混雑度がより穏やかな検査室を次に向かう検査室とする行き先変更部7と、この行き先変更部7で決定された検査室を受診者に報知する行き先報知部8とを備える。即ち、健診受付時点のみならず、健診の最中であっても検査順路の見直しが行なわれる。このため、(1)の効果が高められる。
以上、本発明に係る健診支援システムを1つの実施形態に基づき説明してきたが、具体的な構成については、本実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の発明の要旨を逸脱しない限り設計の変更や追加等は許容される。
例えば、検査時間は、センサシステムを用いた自動的な収集に代えて、受診者に検査室の入室時刻と退室時刻を記入してもらい、入室から退室までの時間を検査時間として収集してもよい。この場合は、情報収集部2を介さず、順路作成部3の検査時間取得部301に直接記憶させることができる。
同様に、移動時間は、センサシステムを用いた自動的な収集に代えて、受診者に検査室の退室時刻(検査終了時刻)と次の検査室の入室時刻(検査時刻)を記入してもらい、この退室から入室までの時間を移動時間として収集してもよい。この場合は、情報収集部2を介さず、順路作成部3の検査時間取得部301に直接記憶させることができる。
検査順路は、実際の健診施設における現地調査によって予め健診時間が最短となる検査順路から優先して作成される例を示したが、健診時間の長短に関わらず、最終的により好ましい検査順路を選択できるように可能な限りの多くのバリエーションで作成しておくのもよい。
1……健診支援システム, 2……情報収集部, 3……順路作成部, 4……順路記憶部, 5……順路決定部, 6……順路提示部, 7……行き先変更部, 8……行き先報知部, 301……検査時間取得部, 302……移動時間取得部, 303……制約事項取得部, 304……順路演算部, 501……検査時間取得部, 502……移動時間取得部, 503……待ち人数取得部, 504……混雑度判定部, 505……順路決定処理部.

Claims (4)

  1. 健診コースに応じて策定された検査順路を記憶し、受診者の健診コースに応じた検査順路をその受診者に提示する健診支援システムにおいて、
    少なくとも2つの検査順路を作成する順路作成部と、
    健診コースに割り当てられた全ての検査が完了するまでの所要時間を健診時間とし、健診受付時点の健診時間を算出するとともに、順路作成部で作成された検査順路の中から健診時間の長さに基づいて検査順路を選択する順路決定部と、
    前記選択された検査順路を最適検査順路として受診者に提示する順路提示部と、
    を備えることを特徴とする健診支援システム。
  2. 前記順路決定部は、健診時間が最短となる検査順路に代えて、健診受付時点で待ち時間が短くなる検査が先頭に設定された検査順路を選択することを特徴とする請求項1に記載の健診支援システム。
  3. 前記順路作成部は、検査順路を限定する制約があるときは、その制約を満たす検査順路のうちで、健診時間が短くなる検査順路を作成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の健診支援システム。
  4. 前記最適検査順路に設定された各検査室の混雑度を常時判定し、その最適検査順路に従って受診者が次に向かう検査室の混雑度が閾値を超える場合は、混雑度が閾値を超えないか又は混雑度がより穏やかな検査室を次に向かう検査室とする行き先変更部と、
    前記行き先変更部で決定された検査室を受診者に報知する行き先報知部と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の健診支援システム。
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