JP4951963B2 - 空床管理プログラムおよび空床管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、入院する新規患者、あるいは、病床(病人が臥すための寝台、ベッド)を移動する移動患者に対して、空床(未使用の病床)の割り振りを管理する空床管理装置、および、コンピュータが同様の処理を行う空床管理方法に関する。
従来の特許文献にも、空床を割り振るための空床管理装置に関する技術は公開されている。
例えば、医療スタッフが新規入院患者と周囲の既入院患者との相性を考慮して空床を割り振れるように、空床の周囲の病床を使用する患者の特性(疾患名、病状、嗜好、性格、家族構成など)を画面表示する空床管理装置の技術が公開されている(特許文献1)。
あるいは、医師のスケジュール、施術ごとの標準入院期間へ施術日が定義された施術プロフィール、および、入院予約状況に基づいて、執刀医が施術日に勤務し、かつ、標準入院期間分の空きがあるベッドを検索する技術が公開されている(特許文献2)。
特開平09−153097 特開2004−038898
しかし、これらの空床割り振り方法では、入院患者の身体運動能力に応じて発生する看護師の介助負担や、医師が指示する処置あるいは検査によって発生する看護師の負担が考慮されていない。
通常、一人の看護スタッフは、複数の患者を対応しなければならない。あるいは、病棟毎、フロア毎に看護スタッフのグループが決められ、そのグループが担当エリアの全入院患者を看護する必要がある。
一方、高齢化社会で入院患者が急増する中で、看護スタッフ不足が慢性的な問題となっている。したがって、一人の看護スタッフが負うべき看護負担度は益々増大している。このような状況においては、患者や医師の立場のみを考慮した空床割り振りは、看護スタッフ間に不均等な看護負担度をもたらし、健全な病院サービスを享受できない患者を生み出す危険性をはらんでいる。
本発明の目的は、看護スタッフの看護負担度を考慮した空床管理を実現することにある。
本発明に関る空床管理プログラムは、空床管理装置に、クライアント端末から、年月日の情報を含む検索条件データを受信し、病床ごとに、該病床が属する単位と該病床に配置された患者の患者IDと該患者の入院開始日と該患者の退院予定日とを対応付ける病床レコードを複数記憶する病床テーブルから、第一の単位に対応するとともに、該入院開始日から該退院予定日までの間に前記年月日を含む第一の病床レコードの数をカウントし、前記病床テーブルから、第二の単位に対応するとともに前記入院開始日から前記退院予定日までの間に前記年月日を含む第二の病床レコードの数をカウントし、前記単位ごとに該単位に設置された病床の数を記憶する病棟テーブルから、前記第一の単位に対応する第一の病床の数、および前記第二の単位に対応する第二の病床の数を取得し、カウントした前記第一の病床レコードの数と取得した前記第一の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、前記患者IDと該患者IDで識別される患者に対する看護師の業務負荷を示す負荷度が設定された指示テーブルから、前記第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDに対応する負荷度を取得し、前記第一の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第一の合計負荷度を算出し、カウントした前記第二の病床レコードの数と取得した前記第二の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第二の病床レコードごとに、該第二の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、前記第二の病床レコードごとに取得した前記第二の患者IDに対応する負荷度を、前記指示テーブルから取得し、前記第二の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第二の合計負荷度を算出し、前記第一の合計負荷度と前記第二の合計負荷度とを比較した結果に応じて、前記第一の単位と前記第二の単位を有する表示画面を出力する処理を実行させることを特徴とする。
さらに、本発明に関る空床管理プログラムは、前記第一の合計負荷度が前記第二の合計負荷度よりも大きい場合に、前記第一の単位よりも前記第二の単位を上位に表示する前記表示画面を出力させることを特徴とする。
また、本発明に関る空床管理方法は、クライアント端末から、年月日の情報を含む検索条件データを受信し、病床ごとに、該病床が属する単位と該病床に配置された患者の患者IDと該患者の入院開始日と該患者の退院予定日とを対応付ける病床レコードを複数記憶する病床テーブルから、第一の単位に対応するとともに、該入院開始日から該退院予定日までの間に前記年月日を含む第一の病床レコードの数をカウントし、前記病床テーブルから、第二の単位に対応するとともに前記入院開始日から前記退院予定日までの間に前記年月日を含む第二の病床レコードの数をカウントし、前記単位ごとに該単位に設置された病床の数を記憶する病棟テーブルから、前記第一の単位に対応する第一の病床の数、および前記第二の単位に対応する第二の病床の数を取得し、カウントした前記第一の病床レコードの数と取得した前記第一の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、前記患者IDと該患者IDで識別される患者に対する看護師の業務負荷を示す負荷度が設定された指示テーブルから、前記第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDに対応する負荷度を取得し、前記第一の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第一の合計負荷度を算出し、カウントした前記第二の病床レコードの数と取得した前記第二の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第二の病床レコードごとに、該第二の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、前記第二の病床レコードごとに取得した前記第二の患者IDに対応する負荷度を、前記指示テーブルから取得し、前記第二の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第二の合計負荷度を算出し、前記第一の合計負荷度と前記第二の合計負荷度とを比較した結果に応じて、前記第一の単位と前記第二の単位を有する表示画面を出力することを特徴とする。
本発明によれば、病棟・フロア等の物理的な区域単位や、看護グループ等の組織単位、担当医師等の人員単位など病床が属する単位毎に、看護師の看護負荷を考慮して、空床情報を提供することが可能となる。
さらに、本発明によれば、上記病床が属する単位を担当する看護師一人当たりの看護負荷を考慮して、空床情報を提供することが可能となる。これにより、特定の単位の看護師の看護負荷が極端に大きくなることを避けることができる。
本実施形態は、病棟毎に看護スタッフが複数人数配置され、この配置された看護スタッフ全員で担当病棟の全ての患者を看護することを想定する。
本発明の特徴を明らかにするため、本実施例では、診療科種別、患者年齢層別、個室と相部屋の種別など、空床管理で一般的なカテゴリは省略している。本実施例では、患者性別のみを、一般的なカテゴリの代表的条件とする。すなわち、本実施例では、同一診療科が担当する、特に年齢層に留意する必要のない患者に関して、空床情報を出力する。
尚、本実施例と同等の効果が生じるものであれば、本実施例にどのような変更を加えても構わない。
本発明におけるシステム構成を図1に示す。本発明は、空床管理装置100、複数のクライアント端末200(200_1から、200_n)で構成される。
空床管理装置100とクライアント端末200は、LAN等の有線ケーブルあるいは無線通信を介して、相互にデータ交換を行う。
空床管理装置100は、さらに、管理プログラム110、病棟DB(データベース)120、病床DB130、指示DB140、ケア負荷DB150、稼動負荷DB160、指示負荷DB170で構成される。
管理プログラム110は、クライアント端末200からの空床検索要求を受信すると、病棟毎の病床の使用率である稼動負荷度、病棟毎の入院患者の身体動作限界に応じた介助負荷度、および、病棟毎の医師指示による各種処置や検査による指示負荷度(患者への介護負荷や、処置・検査自体の作業負荷などを含む)を算出し、これら各種負荷度に基づき、割り振りに適した空床がある病棟をクライアント端末200へ出力する。
病棟DB120には、病棟毎の病床数、病棟毎の担当看護スタッフの人数、および、病棟毎の入院可能な患者性別が管理される。病棟DB120に保存される病棟テーブル300を、図3に示す。
病床DB130には、病床に関する各種情報が管理される。病床DB130で保存される病床テーブル400は、図4に示すように、病床ID(識別情報)、該病床が存在する病棟、該病床が存在する病室、該病床を使用する患者ID、該病床を該患者が使用し始める開始時期、該病床の使用を該患者が終了する終了時期、といったデータ項目で構成される。
病床テーブル400において、現時点で未使用で、かつ、使用される予定も無い病床については、患者ID、開始時期、終了時期ともにデータが設定されていない(「−」で表示)。また、使用中の病床で、その終了時期が未定の場合は、終了時期に「9999/99/99」(将来ずっと使用され続ける、という意味)の仮データが設定される。
本実施例では、この開始時期、終了時期を年月日としたが、これに、日時を加えて管理しても良い。
指示DB140には、患者運動能力に起因する介助負荷、あるいは、患者に対する医師指示の各種処置や検査に起因する看護負荷が管理される。指示DB140で保存される指示テーブル500は、図5に示すように、例えば、患者ID、患者運動能力を示すセルフケア内容、該セルフケア内容に応じた介助負荷の度合を示すケア負荷度、該患者に対して医師から指示された清潔指示内容、測定指示内容、看護処置指示内容、および、それら3種類の指示に応じた介助負荷および作業負荷の度合を示す各指示負荷度、といった各データ項目で構成される。
指示内容については医師スタッフが、セルフケア内容については看護スタッフが、適宜、クライアント端末200を操作入力し、クライアント端末200が入力情報を空床管理装置100へ送信する。空床管理装置100の管理プログラム110は、受信した指示内容あるいはセルフケア内容を指示テーブル500へ書き込む。さらに、管理プログラム110は、指示内容と指示負荷度の対応関係については指示負荷DB170、また、セルフケア内容とケア負荷度の対応関係についてはケア負荷DB150を参照し、該当する負荷度を指示テーブル500に書き込む。
ケア負荷DB150には、セルフケア内容とケア負荷度の対応関係に関する情報が管理される。ケア負荷DB150で保存されるケア負荷テーブル600は、図6に示すように、看護スタッフの介助負荷度を示すケア負荷度、および、患者の身体運動能力を示すセルフケア内容、といったデータ項目で構成される。この例では、ケア負荷度が等間隔に設定されているが、より現状の状況を考慮して、各セルフケア内容に対する重み付けを変更してもよい。
稼動負荷DB160には、病棟内の病床使用率を示す稼動率の幅と稼動負荷度を対応づけた情報が管理される。稼動負荷DB160で保存されるケア負荷テーブル700を、図7に示す。この例では、どの病棟でも同じ稼働率幅設定で、該当する稼動負荷度も同一に設定される。しかし、看護スタッフの能力、病棟に設置される医療機器や介助機器などに応じて、病棟毎に稼動率幅や対応する稼動負荷度を設定してもよい。
指示負荷DB170には、医療が指示あるいは承認する処置や検査の内容と、それを実施するための介助・作業負荷度を示す指示負荷度の対応関係が管理される。指示負荷DB170で保存される指示負荷テーブル800を、図8に示す。
図8の例では、患者身体を清潔するための清潔指示内容、患者の病状状態を測定する検査である測定指示内容、および、患者に対する必要な看護である処置内容について、それぞれ、対応する指示負荷度を設定している。しかし、この他にも、看護スタッフの介助・作業負荷がかかる処置があれば、随時追加設定することも可能である。また、図8の指示内容や指示負荷度数もあくまで例であり、医療機関の設備や看護スタッフの資質の実情を考慮して設定してもよい。
また、指示内容の項目とともに、1日当たりに換算した実施回数を併せて管理させてもよい。患者1人当たりの指示負荷度を、指示負荷度に1日当たり換算の実施回数を乗算して算出すれば、指示内容と実施回数を考慮した指示負荷度を算定できるようになる。
なお、指示負荷テーブル800には、各処置や検査の内容を説明する備考項目が設けられている。これは、クライアント端末200で端末操作者が指示入力する際、入力画面に指示項目の内容を表示するために利用される。空床検索処理には必須ではないので、この備考項目は省略しても構わない。
クライアント端末200は、有線あるいは無線のネットワークを介して空床管理装置100とデータ交換し、指示内容やセルフケア内容に関する入力情報、あるいは、空床検索要求に関する入力情報を空床管理装置100へ送信するとともに、空床管理装置100から送信される空床管理アプリケーションの画面(検索条件入力画面や検索結果画面など)をディスプレイに表示する。
クライアント端末200は、例えば、WS(ワークステーション)、PC(パーソナルコンピュータ)や携帯電話、PDA(Personal Data Assistant)端末などが想定されるが、上記のような機能を実行できるのであれば、これらの製品に限定されることはない。
次に、図2を用いて、空床管理装置100の管理プログラム110が実行する空床検索処理フローを説明する。
S1で、管理プログラム110は、クライアント端末200から送信されてきた検索条件データを受信する。検索条件データは、新規患者の入院日あるいは病床を移動する患者の移動日、および、患者性別が含まれる。
因みに、図9に、クライアント端末200に表示される検索条件入力画面900を示す。端末操作者(医師あるいは看護スタッフ)が、入院日の入力欄に直接、入院日あるいは病床移動日を入力し、対象患者の性別に対応するラジオボタンを選択する。その上で、画面下部にある「検索する」ボタンを端末操作者が押下すると、入力された検索条件データを、クライアント端末200が空床管理装置100へ送信する。
S2で、管理プログラム110は、病棟テーブル300を参照して、S1で受信した検索条件データの患者性別に該当する病棟を抽出し、ワークメモリなど図示していない空床管理装置100の一時退避領域へ保存する。例えば、図9の例では患者性別が「男」と指定されたので、管理プログラム110は、この対象患者が収容可能な病棟として、A棟、B棟、C棟を抽出する。
S3で、管理プログラム110は、検索条件データの年月日をキーとして、病床テーブル400を参照しながら、S2で抽出した病棟毎に使用病床数をカウント処理して、一時退避領域に保存する。
図9の例では、条件年月日が「2005年9月30日」と指定されたので、病棟項目がA棟、B棟、C棟に設定される病床レコードの内、この条件年月日を開始時期から終了時期の期間内に含む病床レコードの数を、病棟毎にカウントする。
図4の病床テーブル400の例であれば、第1レコード目は開始時期から終了時期の間の期間に条件年月日を含まないのでカウントされない。また、第3レコード目も開始時期・終了時期ともにデータが設定されていないのでカウントされない。そして、第2レコード目と第4レコード目がカウント対象となり、病棟項目にはいずれも「A棟」と設定されているため、管理プログラム110は、一時退避領域のA棟の病床カウントデータをアップする。
S4で、管理プログラム110は、S3でカウント処理した病棟毎の使用病床数について、病棟テーブル300の病床数項目を参照し、両者の数が一致する病棟(全病床が使用中であることを意味する)があれば、この病棟のデータを一時退避領域から削除する。
S5で、管理プログラム110は、一時退避領域に保存された使用病床数に基づいて、各病棟の病床の使用率を示す稼働率を算出し、一時退避領域へ保存する。稼働率の算出は、病床テーブル300の病床数項目を参照し、病棟毎の病床数に占める使用病床数の百分率を求めることで算出される。
S6で、管理プログラム110は、一時退避領域に保存している病棟毎の稼働率を読出し、稼動負荷テーブル700を参照しながら、各稼働率に対応する稼動負荷度を特定し、この稼動負荷度を一時退避領域に保存する。
S7で、管理プログラム110は、抽出した病棟毎に、全患者のケア負荷度合計を算出する。すなわち、管理プログラム110は、一時退避領域に保存される病棟を読み込んだ上で、病床テーブル400を参照しながら、該当する病棟で病床の開始時期から終了時期の間の期間に検索条件年月日を含む病床レコードを特定し、該病床レコードに対応づけられる患者IDを識別する。そして、指示テーブル500を参照しながら、該当患者IDレコードの有無を判断し、有れば対応するケア負荷度を識別する。そして、識別した患者IDレコード毎に、識別したケア負荷度を一時退避領域の対応する病棟のケア負荷度へ、順次、加算処理していく。
S8で、管理プログラム110は、抽出した病棟毎に、全患者の指示負荷度合計を算出する。この処理は、上記S7とほぼ同様の処理動作であるが、指示テーブル500のケア負荷度を識別するのではなく、該当する患者IDについて既述した3種類の指示負荷度を合算し、これを該当患者IDの指示負荷度として、順次、加算処理していく。
3種類の指示負荷を合算するのは、図10に示すように、本実施例の検索結果画面1000では、指示負荷度が1項目にまとめられているためである。もし、検索結果画面1000に各種類の指示負荷度を表示するのであれば、各種類の指示負荷度について、加算処理すればよい。
S9で、管理プログラム110は、抽出した病棟毎に、一時退避領域に保存された稼動負荷度、ケア負荷度、および、指示負荷度を合算し、合計負荷度として一時退避領域に保存する。
S10で、管理プログラム110は、一時退避領域に保存した各病棟毎の稼動負荷度、ケア負荷度、指示負荷度、および、合計負荷度を読み込みながら、検索結果画面1000のような画面データを編集作成する。この際、管理プログラム110は、合計負荷度をキーにして、昇順に病棟をソートした上で、空床候補の表を編集する。こうすることで、負荷度の低い病棟順に表示することが可能になる。
S11で、管理プログラム110は、作成した検索結果画面1000の画面データをクライアント端末200へ送信する。図10に示す検索結果画面1000では、選択病棟の入力欄に「B」のデータが入力されているが、S11の送信時には、空白のままになっている。
以上が、本実施例における空床管理装置100の管理プログラム110が実行する空床検索処理フローである。本実施例では、病棟毎に看護スタッフが配置されており、看護スタッフの負荷状況を加味した負荷状況を提示することで、病棟を選択させる点が特徴なので、これ以降の最終的な空床割り振り部分の処理については、説明を省略する。
但し、この省略部分の処理の概略を説明するならば、上記S10の処理後、クライアント端末200から、検索結果画面1000で入力された選択病棟(図10の例だと「B」棟)が空床管理装置100へ送信されてきて、空床管理装置100は、この送信データに基づき、病床テーブル400を参照しながら、さらに、該当病棟内の空床を抽出した上で、具体的な空床候補を表示し、最終決定空床と患者ID等の具体的な患者情報を受け付けるような画面を作成送信することになる。
なお、本実施例は、病棟に対して看護スタッフを対応づけて管理しているが、病棟以外の例えばフロア毎に対応づけたり、あるいは、複数病院が提携した場合は病院毎に看護スタッフを対応づけるなど、いかなる物理的な区域単位に対応づけて看護スタッフを管理しても、実現可能である。あるいは、物理的な区域単位ではなく、看護グループ等の組織単位や担当医師等の人員単位に対応づけて管理してもよい。
具体的には、病棟テーブル300、病床テーブル400の病棟項目を、変更したい単位の項目に変更し、図2の処理フローでその変更した単位毎の負荷度を算出していけばよい。
また、患者あるいは病床毎に直接看護スタッフを対応づけて、患者と看護スタッフ、あるいは、病床と看護スタッフを、1対1の関係に対応づけて管理しても良い。この場合、看護スタッフ一人一人が人員単位となる。
この場合は、病棟テーブル300では看護師数を管理せず、病床テーブル400の病棟項目を、看護スタッフIDに変更して対応づければ実現可能である。
また、本実施例では、病床の有効利用をも考慮するため、病棟毎の病床稼動負荷も加味して空床候補を検索したが、これを加味せず、ケア負荷度および指示負荷度のみ、つまり、純粋に看護スタッフの負荷のみを考慮して空床検索処理するようにしてもよい。
(付記1)入院患者の病床の稼動状況を管理する空床管理装置であって、
患者、看護師に発生する負荷の度合を示す負荷度、が対応付けられて管理される負荷テーブルと、
病床、病床が属する単位、病床の使用患者、が対応付けられて管理される病床テーブルと、
空床検索を求める要求を受け付ける受付手段と、
前記病床テーブルを参照し、単位毎に病床の使用患者を特定するとともに、前記負荷テーブルを参照して、各病床使用患者に対する看護師の負荷度を特定した上で、単位毎に、該単位の全病床使用患者に対する看護師の負荷度を合計した単位負荷度を算出する算出手段と、
前記単位負荷度に基づいて、空床に関する空床情報を出力する出力手段
を備えることを特徴とする空床管理装置。(1)
(付記2)付記1記載の空床管理装置であって、
さらに、
病床が属する単位、単位を担当する看護師の員数、が対応付けられて管理される単位テーブル
を備え、
前記算出手段は、前記単位毎に、該単位の全病床使用患者に対する看護師の負荷度を合計し、さらに、前記単位テーブルを参照し、単位に対応する看護師員数を特定した上で、単位毎の合計負荷度を該看護師員数で除算して単位負荷度を算出する
ことを特徴とする空床管理装置。(2)
(付記3)付記1記載の空床管理装置であって、
前記病床テーブルには、さらに、前記使用患者が病床を使用する使用期間が管理され、
前記受付手段は、病床使用開始時期を含む前記要求を受け付け、
前記算出手段は、前記病床テーブルを参照し、前記使用開始時期の時点における単位毎の病床使用患者を特定した上で、前記単位負荷度を算出する
ことを特徴とする空床管理装置。(3)
(付記4)付記1記載の空床管理装置であって、
前記看護師に発生する負荷は、医師の指示によって患者に対して実施される処置あるいは検査に起因する負荷を含む
ことを特徴とする空床管理装置。
(付記5)入院患者の病床の稼動状況を管理する空床管理方法であって、
コンピュータが、
空床検索を求める要求を受け付ける受付ステップと、
病床、病床が属する単位、病床の使用患者、が対応付けられて管理される病床テーブルを参照し、単位毎に病床の使用患者を特定するとともに、患者、看護師に発生する負荷の度合を示す負荷度、が対応付けられて管理される負荷テーブルを参照して、各病床使用患者に対する看護師の負荷度を特定した上で、単位毎に、該単位の全病床使用患者に対する看護師の負荷度を合計した単位負荷度を算出する算出ステップと、
前記単位負荷度に基づいて、空床に関する空床情報を出力する出力ステップ
を備えることを特徴とする空床管理方法。
(付記6)付記5記載の空床管理方法であって、
前記看護師に発生する負荷は、医師の指示によって患者に対して実施される処置あるいは検査に起因する負荷を含む
ことを特徴とする空床管理方法。
本発明のシステム構成例を示す図である。 本発明の空床検索処理フローを示す図である。 本発明の病棟テーブル300を示す図である。 本発明の病床テーブル400を示す図である。 本発明の指示テーブル500を示す図である。 本発明のケア負荷テーブル600を示す図である。 本発明の稼動負荷テーブル700を示す図である。 本発明の指示負荷テーブル800を示す図である。 本発明の検索条件入力画面900を示す図である。 本発明の検索結果画面1000を示す図である。
符号の説明
100 空床管理装置
110 管理プログラム
120 病棟DB(データベース)
130 病床DB(データベース)
140 指示DB(データベース)
150 ケア負荷DB(データベース)
160 稼動負荷DB(データベース)
170 指示負荷DB(データベース)
200 クライアント端末

Claims (6)

  1. 空床管理装置に、
    クライアント端末から、年月日の情報を含む検索条件データを受信し、
    病床ごとに、該病床が属する単位と該病床に配置された患者の患者IDと該患者の入院開始日と該患者の退院予定日とを対応付ける病床レコードを複数記憶する病床テーブルから、第一の単位に対応するとともに、該入院開始日から該退院予定日までの間に前記年月日を含む第一の病床レコードの数をカウントし、
    前記病床テーブルから、第二の単位に対応するとともに前記入院開始日から前記退院予定日までの間に前記年月日を含む第二の病床レコードの数をカウントし、
    前記単位ごとに該単位に設置された病床の数を記憶する病棟テーブルから、前記第一の単位に対応する第一の病床の数、および前記第二の単位に対応する第二の病床の数を取得し、
    カウントした前記第一の病床レコードの数と取得した前記第一の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、
    前記患者IDと該患者IDで識別される患者に対する看護師の業務負荷を示す負荷度が設定された指示テーブルから、前記第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDに対応する負荷度を取得し、
    前記第一の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第一の合計負荷度を算出し、
    カウントした前記第二の病床レコードの数と取得した前記第二の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第二の病床レコードごとに、該第二の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、
    前記第二の病床レコードごとに取得した前記第二の患者IDに対応する負荷度を、前記指示テーブルから取得し、
    前記第二の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第二の合計負荷度を算出し、
    前記第一の合計負荷度と前記第二の合計負荷度とを比較した結果に応じて、前記第一の単位と前記第二の単位を有する表示画面を出力する処理を実行させることを特徴とする空床管理プログラム。
  2. 前記表示画面を出力する処理において、
    前記第一の合計負荷度が前記第二の合計負荷度よりも大きい場合に、前記第一の単位よりも前記第二の単位を上位に表示する前記表示画面を出力することを特徴とする請求項1記載の空床管理プログラム。
  3. 前記空床管理装置に、
    前記患者IDと前記患者の身体運動能力を示すセルフケア内容とを受付け、
    前記セルフケア内容と、該身体運動能力の該患者を介助する際の前記看護師の介助負荷を示すケア負荷度とを対応付けて記憶するケア負荷DBから、受付けた該セルフケア内容に対応する該ケア負荷度を取得し、
    前記指示テーブルに、前記患者IDと前記ケア負荷度とを対応付けて記憶する処理をさらに実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の空床管理プログラム。
  4. 前記空床管理装置に、
    前記患者IDと前記患者に対する処置または検査の内容とを受付け、
    前記処置または検査の内容と、処置または検査を実施する際の前記看護師の介助・作業負荷を示す指示負荷度とを対応付けて記憶する指示負荷DBから、受付けた該処置または検査の内容に対応する該指示負荷度を取得し、
    前記指示テーブルに、前記患者IDと前記指示負荷度とを対応付けて記憶する処理をさらに実行させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の空床管理プログラム。
  5. 前記空床管理装置に、
    前記第一の病床レコードの数を前記第一の病床の数で除算した第一の稼働率を算出し、
    前記第二の病床レコードの数を前記第二の病床の数で除算した第二の稼働率を算出し、
    前記稼働率と該稼働率の場合の看護師の負担を示す稼動負荷度とを対応付けた稼動負荷テーブルを参照し、前記第一の稼働率に対応する第一の稼動負荷度を取得し、
    前記稼動負荷テーブルを参照し、前記第二の稼働率に対応する第二の稼動負荷度を取得し、
    前記第一の合計負荷度の算出において、前記第一の稼動負荷度を更に加算し、
    前記第二の合計負荷度の算出において、前記第二の稼動負荷度を更に加算することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の空床管理プログラム。
  6. 空床管理装置が、
    クライアント端末から、年月日の情報を含む検索条件データを受信し、
    病床ごとに、該病床が属する単位と該病床に配置された患者の患者IDと該患者の入院開始日と該患者の退院予定日とを対応付ける病床レコードを複数記憶する病床テーブルから、第一の単位に対応するとともに、該入院開始日から該退院予定日までの間に前記年月日を含む第一の病床レコードの数をカウントし、
    前記病床テーブルから、第二の単位に対応するとともに前記入院開始日から前記退院予定日までの間に前記年月日を含む第二の病床レコードの数をカウントし、
    前記単位ごとに該単位に設置された病床の数を記憶する病棟テーブルから、前記第一の単位に対応する第一の病床の数、および前記第二の単位に対応する第二の病床の数を取得し、
    カウントした前記第一の病床レコードの数と取得した前記第一の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、
    前記患者IDと該患者IDで識別される患者に対する看護師の業務負荷を示す負荷度が設定された指示テーブルから、前記第一の病床レコードごとに、該第一の病床レコードに含まれる患者IDに対応する負荷度を取得し、
    前記第一の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第一の合計負荷度を算出し、
    カウントした前記第二の病床レコードの数と取得した前記第二の病床の数とが一致しない場合に、前記病床テーブルから、該第二の病床レコードごとに、該第二の病床レコードに含まれる患者IDを取得し、
    前記第二の病床レコードごとに取得した前記第二の患者IDに対応する負荷度を、前記指示テーブルから取得し、
    前記第二の病床レコードごとに取得した前記負荷度を合計した第二の合計負荷度を算出し、
    前記第一の合計負荷度と前記第二の合計負荷度とを比較した結果に応じて、前記第一の単位と前記第二の単位を有する表示画面を出力することを特徴とする空床管理方法。
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