JP2011019971A - メダルゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メダルとは別種の転動する特別な遊技媒体を用いるメダルゲーム装置において、より遊技性・娯楽性を高める。
【解決手段】 転動体である第1特別遊技媒体100と、第1特別遊技媒体100よりも大きな第2特別遊技媒体200を、それぞれ第1特別遊技媒体供給部66及び第2特別遊技媒体67により遊技空間に供給する。第1特別遊技媒体100がメダル落下口4に落下すると、特別遊技媒体捕捉部60でメダルMと選別しこれを通過センサ62で検出し、第1抽選を実行する。また、第2特別遊技媒体200がメダル落下口4に落下すると、特別遊技媒体捕捉部60でメダルMと選別しこれを通過センサ63で検出し、第2抽選を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技媒体としてメダルを用いたゲームを実行するメダルゲーム装置に関する。
従来、プッシャー型とよばれるメダルゲーム装置が知られている。
プッシャー型のメダルゲーム装置は、筐体の遊技空間に、前端がメダル落下口の上方に向かって延設された固定テーブルと、固定テーブル後方に設けられた筐体の挿通孔(出入口)から固定テーブルの上面を滑るようにして、上面に沿ってメダル落下口方向に前後動するプッシャーテーブルとが備えられている。そして、固定テーブルの上面並びにプッシャーテーブルの上面に、それら上面を概ね覆う程度に多数のメダルが載置される。プッシャーテーブルの前端は、固定テーブル上面との間に隙間がない、或いは、隙間があったとしてもメダル厚さよりも小さい隙間となるような形状を有しており、プッシャーテーブルの前端面で固定テーブル上に載置されたメダルを押すことができるようになっている。
遊技者が新たなメダルをゲーム装置に挿入すると、挿入されたメダルと同数のメダルが遊技空間に投入されてプッシャーテーブルの上面に載置される。プッシャーテーブルが固定テーブルに沿ってスライドしながら後進すると、プッシャーテーブルは筐体の挿通孔(出入口)に引っ込む格好になる。プッシャーテーブルの引き込みに伴って、プッシャーテーブルの上面後ろ側に載置されているメダルは挿通孔の端部に当たって相対的に前方に押されることになる。すると、プッシャーテーブルの上面に載置されていた他のメダルは次々に玉突き状に前方側に押され、プッシャーテーブルの前端側に載置されていたメダルが、プッシャーテーブルが後進してできた固定テーブルの上面の空き領域に落下する。
そして次に、プッシャーテーブルが固定テーブル上をスライドして前進すると、新たに固定テーブル上に落下したメダルがプッシャーテーブルの前端面によって前方に押される。すると今度は固定テーブルの上面に載置されたメダルが次々に連鎖的に前方側に押される格好となる。そして、載置されていたメダルの一部が固定テーブルの前端からメダル落下口に落下し、落下したメダルはメダル払出口から払い出される。
しかし、固定テーブルの前端には上方に屈曲した傾斜面が形成されており、この傾斜面を越えなければメダルはメダル落下口に落ちないようになっている。つまり、傾斜面がメダルの移動の抵抗となり、メダルが容易にメダル落下口に落下するのを抑制するように作用する。この傾斜面によって、例えば遊技者がメダルを一枚挿入したとして、新たに投入されたメダルによってプッシャーテーブル上から固定テーブルにメダルを落とし、さらに新たに固定テーブル上に落ちたメダルが既に固定テーブル上に載置されていたメダルを押したとしても、一枚のメダルも固定テーブルから落ちずに傾斜面で折り重なるようにして堆積するケースが生じる。ところが、メダルの堆積にも限界がある。したがって、固定テーブルに落下したメダルの位置如何によっては、プッシャーテーブルによって十分にメダルが堆積した部分を押し出し、たった一枚のメダルで大量のメダルを取得できる場合も起こり得る。つまり、メダルの堆積を発生させることよって「特別な幸運」を手に出来るチャンスを作り出している。
近年では、メダルとは別種の遊技媒体としてボールを固定テーブル上に供給するものも知られている(例えば、特許文献1を参照。)。こうしたメダルゲーム装置では、固定テーブル上に供給されたボールが固定テーブル上に載置されたメダルとともに運ばれてメダル落下口に落下すると、メダルと仕分けされて回収機構及び搬送機構によって抽選装置に搬送されて抽選の媒体とされる構成となっている。メダルとは形状の異なるボールを加えて視覚的に変化を持たせるとともに、このボールを抽選の媒体として抽選を実行することで、単にメダルをテーブルから落とすだけでは得られないより「特別な幸運」を手に出来るチャンスに富んだメダルゲームを実現している。
特開2002−253842号公報
ところで、従来のメダルゲーム装置では、メダルとは異なるボールなどの別種の遊技媒体(特別遊技媒体)は一種類しか用いられず、それによって実行される抽選も一種類しかなかった。
本発明はこうした事情を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メダルとは別種の転動する特別な遊技媒体を用いるメダルゲーム装置において、より遊技性・娯楽性を高めることである。
上記の課題を解決するために、第1の発明は、メダル落下口と、多数のメダルと、傾斜によって自然転動する転動体である第1特別遊技媒体と、傾斜によって自然転動する転動体であって前記第1特別遊技媒体よりも大きい第2特別遊技媒体とを載置するメダル載置面を有するメダル載置部(例えば、図1の固定テーブル6)と、前記メダル落下口に向けて前記メダル載置面に沿った往復運動を行い、前記メダル載置面上の載置物を押すプッシャー部(例えば、図1のプッシャーテーブル8)と、前記メダル落下口に落下した前記第1特別遊技媒体を検出する第1検出部(例えば、図3の通過センサ62、荷重センサ61c)と、前記メダル落下口に落下した前記第2特別遊技媒体を検出する第2検出部(例えば、図3の通過センサ63、荷重センサ61a,61b)と、前記第1検出部の検出に応じて第1特典付与処理を行う第1特典付与処理手段(例えば、図1の制御ユニット50、液晶ディスプレイ44、3連スロット46)と、前記第2検出部の検出に応じて第2特典付与処理を行う第2特典付与処理手段(例えば、図1の制御ユニット50、液晶ディスプレイ44、ルーレット48)と、を備えるメダルゲーム装置である。
第1の発明によれば、メダルとは別種の第1特別遊技媒体と、これよりも大きい第2特別遊技媒体とを用い、前者がメダル落下口に落下した場合には第1特典付与処理を行い、後者がメダル落下口に落下した場合には第2特典付与処理を実行することができる。したがって、より遊技進行に多様性を持たせることで遊技性・娯楽性を高めることができる。
第2の発明は、前記メダル載置面から前記メダル落下口に落下した前記メダル、前記第1及び第2特別遊技媒体のうち、第1及び第2特別遊技媒体を捕捉する特別遊技媒体捕捉部(例えば、図3の特別遊技媒体捕捉部60)を備える第1の発明のメダルゲーム装置である。
第2の発明によれば、第1の発明と同様の効果を奏するとともに、メダル落下口に落下したメダルと、第1特別遊技媒体及び第2特別遊技媒体とに選別することができる。したがって、遊技者にしてみれば、メダル載置面に載っているものをとにかくメダル落下口に落としさえすれば良いので、遊技がわかり易く気兼ねなく遊びたいというこの種のゲームに対する要求に合致する。
第3の発明は、前記第1検出部が、前記特別遊技媒体捕捉部による第1特別遊技媒体の捕捉を検出し、前記第2検出部が、前記特別遊技媒体捕捉部による第2特別遊技媒体の捕捉を検出する第2の発明のメダルゲーム装置である。
第3の発明によれば、第2の発明と同様の効果を奏するとともに、第1特別遊技媒体や第2特別遊技媒体がメダル落下口に落下した比較的早い段階からこれを検出し、特典付与に係る処理を実行できる。したがって、第1特別遊技媒体や第2特別遊技媒体のメダル落下口への落下から第1或いは第2特典付与処理の発動までの時間間隔を短くし、遊技をよりスピーディに進行させることができる。こうした効果は、特別遊技媒体捕捉部をメダル落下口の開口端直下に設け、第1特別遊技媒体や第2特別遊技媒体がメダル落下口に落下した直後に捕捉できるようにするとより一層効果的である。
第4の発明は、前記特別遊技媒体捕捉部が、前記第1及び第2特別遊技媒体がすり抜け落下不可能であり、且つ、前記メダルがすり抜け落下可能な間隙を有する第2又は第3の発明のメダルゲーム装置である。
第4の発明によれば、第2又は第3の発明と同様の効果を奏するとともに、選別に要する構造を比較的安価に構成可能であるため、装置全体の製造コストを安価にすることができる。また、構造が簡単なので、メンテナンスも省略化でき、装置の運用が容易である。
第5の発明は、前記特別遊技媒体捕捉部は、複数の線状体(例えば、図3のロッド60a,60b,60c)が略平行に前記メダル落下口に架け渡されてなる第2〜第4の発明の何れかのメダルゲーム装置である。
第5の発明によれば、第2〜第4の発明の何れかと同様の効果を奏するとともに、特別遊技媒体捕捉部を簡単な構造で実現できるので製造コストを更に抑制することができる。固定テーブルからは一度に多数のメダルが一気に落下することが良く見られるが、線状体を略平行に配置しただけの簡単な構成とすることで、多数のメダルが一度に落下する場合であっても「目詰まり現象」を起こさずに速やかにメダルを通過させることができる。
更には、線状体で捕捉することによって第1及び第2特別遊技媒体が転動する際の接触面積を小さくして転動抵抗を軽減することができるので、捕捉した特別遊技媒体を自然回収するのに適している。
第6の発明は、前記特別遊技媒体捕捉部は、3以上の線状体を有し、上方2本の線状体の間隔が、前記第1特別遊技媒体がすり抜け落下可能であり、且つ、前記第2特別遊技媒体がすり抜け落下不可能な長さである第5の発明のメダルゲーム装置である。
第6の発明によれば、第5の発明と同様の効果を奏するとともに、上方2本の線状体で第2特別遊技媒体を捕捉して、第1特別遊技媒体と選別することができる。上から見れば、より大きな第2特別遊技媒体がより手前で捕捉されるので遊技者に対する見栄えも良く、第2特別遊技媒体をメダル落下口に落としたことを際立たせる演出効果を付与することができる。
第7の発明は、前記特別遊技媒体捕捉部は、略同一の高さ位置に設けられ、それぞれが近接する前記メダル落下口の壁面からの間隔が前記第1特別遊技媒体の大きさの半分未満である上方2本の線状体(例えば、図5のロッド60a,60b)と、前記上方2本の線状体の中央下方に設けられ、前記上方2本の線状体それぞれとの間隔が前記第1特別遊技媒体の大きさ未満である1本の線状体(例えば、図5のロッド60c)と、を有する第6の発明のメダルゲーム装置である。
第7の発明によれば、第6の発明と同様の効果を奏するとともに、上方2本の線状体で第2特別遊技媒体を捕捉して、上方2本の線状体とこれらの中央下方に設けられた線状体とで形成される空間で第1特別遊技媒体を捕捉することができる。
上方2本の線状体は、略同一の高さ位置に設けられ、それぞれが近接する前記メダル落下口の壁面からの間隔が第1特別遊技媒体の大きさの半分未満であるので、この上方2本の線状体の間に第1特別遊技媒体及び第2特別遊技媒体を落としめることができる。そして、第2特別遊技媒体を上方2本の線状体のみで、あたかもレールで下支えするようにして捕捉できる。捕捉の構造としては極めて簡略となる。また、上方2本の線状体とこれらの中央下方に設けられた線状体との間隔が第1特別遊技媒体の大きさ未満であるので、これらがあたかも樋を形成して第1特別遊技媒体を捕捉することで、小さい第1特別遊技媒体を確実に捕捉することができる。
第8の発明は、前記各線状体は同一方向に傾斜して設けられ、前記線状体の傾斜下流端側に、捕捉された前記第1及び第2特別遊技媒体を貯留する貯留部(例えば、図3の第1特別遊技媒体ストック部64、第2特別遊技媒体ストック部65)を備えた第6又は第7の発明のメダルゲーム装置である。
第8の発明によれば、第6又は第7の発明と同様の効果を奏するとともに、各線状体を第1及び第2特別遊技媒体が自然転動可能な角度で同一方向に傾斜して設けることによって、捕捉された第1及び第2特別遊技媒体を所定の貯留部に自然に回収することができる。したがって、メダル落下口に落下した第1及び第2特別遊技媒体を回収するための特別な機構を設ける必要が無く、製造コストを安価にし、メンテナンスを省略化できる。
第9の発明は、前記各線状体は同一方向に傾斜して設けられ、前記線状体の傾斜下流端側に、前記上方2本の線状体の何れかと下方の線状体とを回収用レールとして該レール上を落下してきた前記第1特別遊技媒体を貯留する第1貯留部(例えば、図3の第1特別遊技媒体ストック部64)と、前記上方2本線状体を回収用レールとして該レール上を落下してきた前記第2特別遊技媒体を貯留する第2貯留部(例えば、図3の第2特別遊技媒体ストック部65)とを備えた第7の発明のメダルゲーム装置である。
第9の発明によれば、第7の発明と同様の効果を奏するとともに、上方2本の線状体の何れかと下方の線状体とを回収用レールとして、捕捉された第1特別遊技媒体を転動させて第1貯留部に導いて自然に回収・収容することができる。また、上方2本線状体を回収用レールとして、捕捉された第2特別遊技媒体を第2貯留部に導いて自然に回収・収容することができる。したがって、メダル落下口に落下した第1及び第2特別遊技媒体を回収するための特別な機構を設ける必要が無く、製造コストを安価にし、メンテナンスを省略化できる。
第10の発明は、前記貯留部に貯留された第1及び第2特別遊技媒体を遊技空間に再供給する特別遊技媒体供給部(例えば、図3の第1特別遊技体供給部66、第2特別遊技体供給部67)を備えた第8の発明のメダルゲーム装置である。
第10の発明によれば、第8の発明と同様の効果を奏するとともに、メダル落下口に落下した第1及び第2特別遊技媒体を遊技空間に再供給することができる。したがって、運用中に特別遊技媒体を補給するといったメンテナンスを省略化できる。
第11の発明は、前記第1貯留部に貯留された第1特別遊技媒体を遊技空間に再供給する第1特別遊技媒体供給部(例えば、図3の第1特別遊技体供給部66)と、前記第2貯留部に貯留された第2特別遊技媒体を遊技空間に再供給する第2特別遊技媒体供給部(例えば、図3の第2特別遊技体供給部67)と、を備えた第9の発明のメダルゲーム装置である。
第11の発明によれば、第9の発明と同様の効果を奏するとともに、メダル落下口に落下した第1及び第2特別遊技媒体を遊技空間に再供給することができる。したがって、運用中に特別遊技媒体を補給するといったメンテナンスを省略化できる。
メダルゲーム装置の構成の一例を示す正面外観図。 特別遊技媒体の外形的特長を説明するための概念図。 特別遊技媒体の循環機構の概要を説明するための斜視透視図。 循環機構の概要を説明するための横断面部分透視図。 循環機構が有する特別遊技媒体捕捉部の前後方向断面を示す部分断面図。 落下案内プレートと転動案内プレートの構成例を示す図。 特別遊技媒体の案内構造に係る第1特別遊技媒体の動きを説明するための概念図。 図7の断面B−Bにおける縦断面図。 特別遊技媒体の変形例を示す図。
〔実施形態〕
以下、図面を参照しながら、本発明を適用した実施形態について説明する。本実施形態では、遊技媒体として金属製のメダルを用いるプッシャータイプのメダルゲーム装置を例に挙げて説明する。
[装置の構成]
図1は、本実施形態におけるメダルゲーム装置1000の構成の一例を示す正面外観図である。同図に示すように、本実施形態におけるメダルゲーム装置1000は、透明カバーガラス2で囲まれた遊技空間GSを画成し、この遊技空間GS内に前端がメダル落下口4の上方に向かって延設された固定テーブル6と、この固定テーブル6の上面に沿って延設されるとともにその上面に沿って周期的に往復動されるプッシャーテーブル8とを備えた、所謂「プッシャー型」と称されるメダルゲーム装置に分類される基本構成を有している。通常、遊技装置1000の管理人らによって遊技開始前に固定テーブル6並びにプッシャーテーブル8の上面に多数のメダルMが予め載置される。
尚、以下では、上下・左右方向を、図1に向かっての上下・左右方向として説明する。すなわち、メダルゲーム装置をプレイする遊技者にとっての上下・左右方向と同じである。しかし、前後方向については、図1に向かって奥方を後方、手前方を前方として説明する。すなわち、固定テーブル6を基準として、メダル落下口4の方向を前方、その逆方を後方として説明する。
さて、遊技者がメダル挿入口10に新たなメダルMを入れると、挿入されたメダルMがメダル収容部12に収容される途中で通過センサ14によってメダルの通過が検出される。メダルMの通過が検出されると、メダル挿入口10から入れられたメダル数と同数のメダルMが、公知の搬送機構によってメダル収容部12から遊技空間GSの天井部内に設けられたメダル貯留部16に搬送される。また、メダル貯留部16に溜められているメダルが、通過センサ14によってメダルMの通過を検出したのとほぼ同時に、検出したのと同数だけメダル射出装置18から射出される。
メダル射出装置18から射出されたメダルは、新規メダル投入口20から遊技空間GS内に落下・投入される。遊技空間GS内に投入されたメダルMは、遊技盤22とカバーガラス24との間に立設された釘26などに当りながら流下し、やがてプッシャーテーブル8の上面に落ちる。
プッシャーテーブル8は、遊技盤22の下端に設けられた挿通口28(出入口)から出入するように、固定テーブル6上にスライド移動可能に載置されており、遊技盤22の背面側に搭載された公知の往復動機構(不図示)によって装置前後方向に周期的に往復運動する。
プッシャーテーブル8が、固定テーブル6上をスライドするようにして後進(退行)すると、その上面に載置されているメダルも載置されたまま一緒に後進する。プッシャーテーブル8が後進に伴って挿通孔28に引き込まれると、後進した分だけプッシャーテーブル8の延出長が短くなる。従って、プッシャーテーブル8の上面後方に載置されていたメダルが挿通孔28の周縁に当って相対的に前方に押される格好になる。すると、プッシャーテーブル8に載置されていた他のメダルも玉突き状に連鎖的に前方へ押され、ついには前端側に載っているメダルMが固定テーブル6上に落下する。
また、プッシャーテーブル8は、その前進(押出動作)に伴って前方端面が押出部として機能し、固定テーブル6の上面に落下して固定テーブル6に載置されたメダルMはプッシャーテーブル8に押されて前方に移動する。すると今度は、固定テーブル6に載置されているメダルが玉突き状に前方へ押される格好になる。
固定テーブル6の前端部には、メダル落下口4の上方に向かって傾いた傾斜部9が設けられており、前方に押されるメダルはこの傾斜部9に沿って登ることなる。登る間、メダルMは固定テーブル6の上面に対して傾斜姿勢となる。メダルMが、更に前方に押されて傾斜部9の傾斜を乗り越えるに至るとメダル落下口4に落下する。
メダル落下口4の底は、前出の通過センサ14と同様の通過センサ84を備えた通路82に連通している。メダル落下口4に落下したメダルMは、この通路82を通ってメダル収容部12に収容される。そして、該通路を通過する際に検出されたメダルMと同数だけ、メダル収容部12に収容されているメダルが公知の搬送機構(不図示)によって取得メダル払出口30に搬送され、メダル受皿32から払い出される。
また、固定テーブル6は、その上面が、前端すなわちメダル落下端部の横幅がプッシャーテーブル8の横幅よりも広く設定されており、プッシャーテーブル8の前進限界位置近傍から手前方にいくに従って左右に拡幅する形状を成している。そして、拡幅部分の左右側壁部にそれぞれメダルMのみが進入可能な側部メダル落下口11が設けられている。側部メダル落下口11に落下したメダルMは不図示のメダル収容部12に収容され、メダル受皿32に払い出されることはない。
さて、本実施形態におけるメダルゲーム装置1000は抽選機能を有し、抽選で特別ボーナスに当選すると、特典として特別払出口40からボーナスとしてのメダルが所定枚数だけプッシャーテーブル8上に排出される。そして、本実施形態ではメダルMとは別種の第1特別遊技媒体100と第2特別遊技媒体200を用いて抽選実行のタイミングを決定する。尚、本実施形態では、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200は、同じような外形的特長を有しているが第2特別遊技媒体200の方が大きく、両者は色が異なっている。
次に、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200を代表して、第1特別遊技媒体100の外形的特徴について述べる。
図2は、本実施形態における第1特別遊技媒体100の外形的特徴について示す図である。図2(a)に示すように、第1特別遊技媒体100は、光透過性の樹脂から形成された略球形の形状をした多面体であり、全高がメダルMの厚さに対し2倍以上を有する転動体であって、傾斜があると自然転動することができる。但し、本実施形態の特別遊技媒体は転動面全周が多数の三角形平面102で覆われている。この三角形平面102は、当該平面を接地面とした場合、水平から静止限界角度θまでの範囲の斜面に載置しても自重で転動を開始せずに静止した状態を維持する。つまり、水平から静止限界角度θまでの範囲が、自然転動しない非転動傾斜角度範囲となる。
そして、本実施形態では、この静止限界角度θは、図2(b)に示すように、固定テーブル6の傾斜部9によってメダルMが傾斜した状態にされる傾斜面角度θmよりも大きくなるように設定されている。つまり、傾斜部9で堆積したメダルの上に第1特別遊技媒体100を載置しても自然に転動しないように設定されている。勿論、第1特別遊技媒体100が載置される面が静止限界角度θより大きい角度θnを成している場合には、図2(c)に示すように、自然に転動を開始して傾斜面を下ることになる。
尚、第1特別遊技媒体100の三角形平面102の数は適宜設定することができる。また、平面形状も三角形に限るものではなく、五角形や六角形などその他の多角形でも良いし円でも良い。
そして、本実施形態では図1に示すように、第1特別遊技媒体100を、遊技空間GS内に設けた第1特別遊技媒体供給部66からプッシャーテーブル8の上面に排出・供給する。また、同様の外形的特徴を有する第2特別遊技媒体200を、遊技空間GS内に設けた第2特別遊技媒体供給部67から固定テーブル6の上面に排出・供給する。
第1特別遊技媒体供給部66から排出された第1特別遊技媒体100は、プッシャーテーブル8の上面に直接載るか、またはプッシャーテーブル8の上面に載置されていたメダルMに載った状態となる。そして、第1特別遊技媒体100がプッシャーテーブル8の前後動に伴って固定テーブル6に押し出される。同様に、第2特別遊技媒体供給部67から排出された第2特別遊技媒体200は、固定テーブル6の上面に直接載るか、または固定テーブル6の上面に載置されていたメダルMに載った状態となる。
そして、プッシャーテーブル8上の第1特別遊技媒体100はプッシャーテーブル8の前後動に伴ってプッシャーテーブル8上のメダルMと共に移動され、固定テーブル6上の第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200は、メダルMと一緒にメダル落下口4に向けて移動する。第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200がメダル落下口4に落下すると、落下した第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200を検出して制御ユニット50で抽選処理を実行する。
制御ユニット50には、CPU(中央演算装置)52やICメモリ54などの電子・電気部品が搭載されており、ICメモリ54に予め記憶されていたプログラムに従ってCPU52が各種演算処理を実行してメダルゲーム装置1000の各部の制御を実行する。
制御ユニット50は、本実施形態における抽選処理として第1抽選処理と第2抽選処理を実行する。第1抽選処理は、メダル落下口4へ落下した第1特別遊技媒体100の検出を条件に実行される第1の特典付与処理である。例えば、遊技盤22に埋め込まれた液晶ディスプレイ44に3連スロット46が回転する画面を表示制御するとともに、抽選の結果に応じた出目を表示させる。そして、抽選の結果、特別ボーナスに当選した場合には、例えば「777」のように3つ同種の図柄を揃えて表示制御する。更に特別ボーナスに当選した場合には、メダル貯留部16のメダル射出装置19を作動させて、該メダル射出装置19から連通する特別払出口40より所定数のメダルMをプッシャーテーブル8の上面に排出させるように制御する。
第2抽選処理は、メダル落下口4へ落下した第2特別遊技媒体200の検出を条件に実行される第2の特典付与処理である。例えば、液晶ディスプレイ44にルーレット48を表示制御するとともに、始動並びに抽選の結果に応じたルーレットの結果を表示させる。
同図の例では、サークル状に表示された小円マークと星マークとでルーレット48が構成されており、ルーレットの始動と共に何れか一つのマークがあたかも点灯しているかのように表示制御される。そして、ルーレット停止まで時計回りに点灯位置が移動し、抽選の出目位置で点灯位置が停止するように表示制御される。ボーナスに当選した場合には、星マークで点灯位置が停止するように表示され、第1抽選のボーナスに当選する確立が一時的に高くなるように変更された、所謂「確率変動状態」「確変モード」とされる。「確変モード」の間に、第1特別遊技媒体100をメダル落下口4に落下させることができれば、第1抽選において高い確率でボーナスを当てることが出来るので、プレーヤの「やる気」を向上させることができる。
[循環機構の説明]
次に、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200を循環可能に回収・選別する循環機構について説明する。
図3は、本実施形態における第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200の循環機構の概要を説明するための斜視透視図である。図4は、同循環機構の概要を説明するための横断面部分透視図であって、遊技装置1000の右側部の装置内を正面から見た様子を示している。また、図5は、同循環機構が有する特別遊技媒体捕捉部の前後方向断面を示す部分断面図である。
本実施形態のメダルゲーム装置1000は、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200の循環機構として、特別遊技媒体捕捉部60と、特別遊技媒体捕捉部60で捕捉・選別された第1特別遊技媒体100が自然転動によって進入し収容・貯留される第1特別遊技媒体ストック部64と、この第1特別遊技媒体ストック部64に収容・貯留されている第1特別遊技媒体100を第1特別遊技媒体供給部66へ補充する第1補充部68とを備える。更に、特別遊技媒体捕捉部60で捕捉・選別された第2特別遊技媒体200が自然転動によって進入し収容・貯留される第2特別遊技媒体ストック部65と、この第2特別遊技媒体ストック部65に収容・貯留されている第2特別遊技媒体200を第2特別遊技媒体供給部67へ補充する第2補充部69とを備える。そして、第1特別遊技媒体ストック部64の進入口近傍には、第1特別遊技媒体100の通過を検知する通過センサ62が設けられ、第2特別遊技媒体ストック部65の進入口近傍には、第2特別遊技媒体200の通過を検知する通過センサ63が設けられている。
では、循環機構の各構成について順に説明する。
特別遊技媒体捕捉部60は、メダル落下口4に落下した第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200とメダルMとを仕分けし、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200のみを捕捉する。具体的には、図4及び図5に示すように、メダル落下口4内の開口端の直下に、左右方向に張られた3本のロッド60a,60b,60cによって形成されており、遊技装置1000の正面に向かって左側が高く、右側が低くなるように傾斜配置されている。傾斜角度は、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200の静止限界角度θより大きい角度を成している。
特別遊技媒体捕捉部60の3本のロッドは、前後断面視、下向き三角形の各頂点に配置されており、下向き三角形の上部両サイドにあたる上方2本のロッド60a及び60bは略平行に配置されている。
上方2本のロッド60a及び60bとメダル落下口4の壁面との間隙G1,G2は、第1特別遊技媒体100の大きさの半分未満である。また、上方2本のロッド60a及び60bと中央のロッド60cとの間隙G3,G4は、第1特別遊技媒体100の大きさ未満である。したがって、メダルMは特別遊技媒体捕捉部60をすり抜け落下するが、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200は通過できない幅に設定される。
一方、上方2本のロッド60a及び60bの間隙G5は、第1特別遊技媒体100の直径よりは僅かに大きくすり抜け可能であるが、第2特別遊技媒体200の直径よりは小さくすり抜け不可に設定されている。したがって、特別遊技媒体捕捉部60で捕捉された第2特別遊技媒体200は、レールに下支えするようにして上方2本のロッド60a及び60bの上に残り、第1特別遊技媒体100は上方2本のロッド60a及び60bの間をすり抜け、上方2本のロッド60a及び60bと中央のロッド60cとで形成される樋に入り、上方2本のロッド60a及び60bの何れか一方と中央のロッド60cをレールとして下支えされた格好となる。
中央のロッド60cの右端は、メダル挿入口4の右側壁に開口された遊技装置1000の右側内部への進入口80の手前で、下方への傾斜角が増した傾斜角増加部60dを有し、この傾斜角増加部60dの右端が進入口80下端に固定されている。一方、上方2本のロッド60a及び60bの右端は、進入口80よりも更に遊技装置1000の右側内部まで伸びている。
ロッド60a,60b,60cの左端は、メダル挿入口4の左内壁に設けられたロッド径に対して十分大きな挿通孔を抜け、筐体内部に固定されたか荷重センサ61a,61b,61cにそれぞれ連結・支持されている。
中央のロッド60cに対して下方に向かった力が作用すると、ロッド60cがその右端を支点にして左端側が下方に変位する。荷重センサ61cは、この変位によって作動され、ロッド60cに現在作用している力・荷重を検出する。同様に、荷重センサ61a,61bは、ロッド60a,60bに対して作用している力・加重を検出する。各荷重センサは、それぞれ検出信号を制御ユニット50に出力する。
上述のように、ロッド60a,60b,60c相互の間隔設定により、中央のロッド60cには第1特別遊技媒体100の荷重は掛かるが、第2特別遊技体200の荷重は掛からない。反対に、上方2本のロッド60a及び60bには、第2特別遊技媒体200の荷重は掛かるが、第1特別遊技体100の荷重は掛からない。そして、第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200は、それぞれ規定の重量を有している。
したがって、制御ユニット50で荷重センサ61a,61bに作用する現在の荷重と荷重変化から、特別遊技媒体捕捉部60にいくつの第2特別遊技媒体200が載っているのか、また載ったのかを判断できる。同様に、荷重センサ61cに作用する現在の荷重と荷重変化から、特別遊技媒体捕捉部60にいくつの第1特別遊技媒体100が載っているのか、また載ったのかを判断することができる。
図3及び図4に示すように、進入口80から入ってすぐのところには、第1特別遊技媒体ストック部64と第2特別遊技媒体ストック部65とが併設されている。第1特別遊技媒体ストック部64及び第2特別遊技媒体ストック部65は、どちらも静止限界角度θより大きい角度で後方(図4ならば図面奥方向)に向かって傾斜した前後方向に長い樋を形成している。第1特別遊技媒体ストック部64の傾斜上流側が進入口80に隣接し、第1特別遊技媒体100が進入可能に接続されている。上部両サイドのロッド60a及び60bの右端は、この第1特別遊技媒体ストック部64の上方を第1特別遊技媒体100の直径よりも高い位置で交差し、第2特別遊技媒体ストック部65への進入口65a近傍に固定されている。
したがって、メダルMや第1特別遊技媒体100、第2特別遊技媒体200がメダル落下口4に落下すると、メダルMは特別遊技媒体捕捉部60をすり抜けて落下を続け漏斗状の通路82でメダル収容部12に導かれて収容される。通路82には、通過センサ14と同様の通過センサ84が設けられており、メダル落下口4に落下したメダルMの通過を検知することができる構成となっている(図3参照)。尚、通過センサ84は、検出信号を制御ユニット50に出力する。
一方、メダル落下口4に落下した第1特別遊技媒体100は、特別遊技媒体捕捉部60が形成する下向き三角形の樋で捕捉される。第1特別遊技媒体100は、上方2本のロッド60a及び60bとの間に入り、中央のロッド60cに下端を当てながら自然転動し、進入口80から遊技装置1000の右側装置内部へ進入する。第1特別遊技媒体ストック部64の内部底面から上方を交差するロッド60a及び60bまでの高さは、第1特別遊技媒体100の直径よりも大きいので、進入口80から進入した第1特別遊技媒体100はそのまま第1特別遊技媒体ストック部64に進入し、ロッド60a及び60bの下方をくぐるようにして転動しつつ収容される。
また、メダル落下口4に落下した第2特別遊技媒体200は、特別遊技媒体捕捉部60が形成する下向き三角形の樋で捕捉されるが、上方2本のロッド60a及び60bの間隙G5が第2特別遊技媒体200の直径よりも小さいので、左右両側部の下面をロッド60a及び60bに当てながらレール上を転がるように自然転動し、第1特別遊技媒体100と同様に進入口80から遊技装置1000の右側装置内部に進入する。ロッド60a及び60bの右端は、この第1特別遊技媒体ストック部64の上方を跨いでいるので、第2特別遊技媒体200は第1特別遊技媒体ストック部64を渡り、第2特別遊技媒体ストック部65に進入する。
つまり、特別遊技媒体捕捉部60を構成する3本のロッドの配置関係並びに特別遊技媒体捕捉部60の右端部周辺の構造によって、特別遊技媒体捕捉部60で捕捉された第1特別遊技媒体100と第2特別遊技媒体200とが選別されて、前者が第1特別遊技媒体ストック部64、後者が第2特別遊技媒体ストック部65に収容されることになる。
そして、第1特別遊技媒体ストック部64及び第2特別遊技媒体ストック部65の傾斜上流部分には、特別遊技媒体捕捉部60で捕捉・選別され各ストック部に進入する第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体体200の通過を検出する通過センサ62及び通過センサ63が設けられている。
通過センサ62及び通過センサ63は、物体の通過を検出する手段であって、例えば投光素子と受光素子とを組み合わせ遮光によって物体の通過を検出するセンサや、超音波の反射時間から距離を計測する距離センサなどによって実現できる。或いは、転動する第1特別遊技媒体100や第2特別遊技媒体体200の力で揺動する揺動スイッチなどでも良い。そして、通過センサ62の検出信号は制御ユニット50に出力される。
制御ユニット50は、荷重センサ61c又は通過センサ62からの検出信号を受けて、第1特別遊技媒体100がメダル落下口4に落下し特別遊技媒体捕捉部60で捕捉されたこと、あるいは第1特別遊技媒体ストック部64に収容されたこと契機にして第1抽選処理を実行する。同様に、荷重センサ61a,61b又は通過センサ63からの検出信号を受けて、第2特別遊技媒体200が特別遊技媒体捕捉部60で捕捉されたこと、あるいは第2特別遊技媒体ストック部65に収容されたこと契機にして制御ユニット50が第2抽選処理を実行する。
荷重センサ61a,61b,61cからの検出信号を抽選処理実行の契機とするならば、第1特別遊技媒体100あるいは第2特別遊技媒体200がメダル落下口4に落下したタイミングで抽選を実行することができるので、遊技をスピーディに進行できる。一方、通過センサ62あるいは通過センサ63からの検出信号を抽選処理実行の契機とするならば、抽選処理は第1特別遊技媒体100や第2特別遊技媒体200がそれぞれの特別遊技媒体ストック部に収容されてから実行されることになる。遊技者にしてみれば、抽選が実行されるまで特別遊技媒体捕捉部60で捕捉された第1特別遊技媒体100や第2特別遊技媒体200が転がって行く様を、期待感をもって眺め堪能すると言った楽しみを味わうことができる。何れの形態をとっても良い。或いは、第1抽選処理並びに第2抽選処理を、61a,61b,61cからの検出信号をそれぞれ抽選のスタート、通過センサ62,63をそれぞれの抽選のストップのタイミングとして実行することもできる。
さて、第1特別遊技媒体ストック部64の傾斜下方側には第1補充部68が配置されており、第1特別遊技媒体ストック部64にストックされている第1特別遊技媒体100が傾斜方向に自然転動して下ることによって常に第1補充部68に供給される構成となっている。
第1補充部68は、モータ68aによって駆動される偏心カム68bと、上下方向に配置された直動器68cのスライダに固定されて、偏心カム68bの回転に伴って上下方向に往復動される特別遊技媒体プッシャー68dと、第1特別遊技媒体100の位置を保持する落下防止片68eとを備えている。
モータ68aは、制御ユニット50によって動作が制御され、例えばメダル挿入口10から挿入されたメダルが所定枚数(例えば、30枚)カウントされる都度動かされ、偏心カム68bを一回転させる。
偏心カム68bが最小リフトの状態では、特別遊技媒体プッシャー68dの上面は第1特別遊技媒体ストック部64の底面とほとんど同じ高さ又はそれ以下の位置にあり、第1特別遊技媒体ストック部64の傾斜によって自然転動した第1特別遊技媒体100が特別遊技媒体プッシャー68d上に導かれる。
落下防止片68eは、特別遊技媒体プッシャー68dを挟んで左右の固定位置にそれぞれ設けられた弾性片であり、上端が特別遊技媒体プッシャー68dの側に向けて屈曲しており、特別遊技媒体プッシャー68dにより上方に導かれた第1特別遊技媒体100の下方への落下を抑止する。つまり、偏心カム68bのリフトが増すと、特別遊技媒体プッシャー68dは第1特別遊技媒体100を上面に乗せたまま直動器68cの設置方向(上下方向)に沿って上方にスライドし、第1特別遊技媒体100を押し上げる。この際、第1特別遊技媒体100の押し上げに伴って落下防止片68eは各々外向きに押し広げられた格好となる。更に第1特別遊技媒体100が押し上げられて落下防止片68eの先端が第1特別遊技媒体100の下面側に回ると、押し上げられていた先端が弾性によって元の姿勢に戻る。すると、左右双方の落下防止片68eの先端部が互いに向き合うようにして閉じた格好となり、押し上げられた第1特別遊技媒体100を下から支えて落下を防止するように機能する。尚、特別遊技媒体プッシャー68dは、偏心カム68bのリフトが減少すると自重によって下方に移動する。
特別遊技媒体プッシャー68dの直上には、第1特別遊技媒体供給部66の円筒通路66aの下端が配置されており、特別遊技媒体プッシャー68dによって押し上げられた第1特別遊技媒体100は円筒通路66a内に挿入され、挿入された第1特別遊技媒体100は落下防止片68eによって落下が防止される。
円筒通路66a内には、所定数の第1特別遊技媒体100しか収容されないので、特別遊技媒体プッシャー68dによって新たな第1特別遊技媒体100が下から挿入されると、既に収容さていた第1特別遊技媒体100のうちの最上方に位置する1つが上部開口端より外に押し出される。
第1特別遊技媒体供給部66の上端、すなわち円筒通路66aの上端は、遊技空間GSのプッシャーテーブル8の横に突出しており、その先端には円筒通路66aの開口端から押し上げられた第1特別遊技媒体100をプッシャーテーブル8上に落下させるようにガイドする供給ガイド66bが設けられている。したがって、円筒通路66a内に収容されていた第1特別遊技媒体100が上部開口端より外に押し出されると、供給ガイド66bにガイドされながら転動・落下し、プッシャーテーブル8上に供給される。したがって、メダル挿入口10から所定枚数だけメダルが挿入される都度、新たな第1特別遊技媒体100がプッシャーテーブル8上に供給されることになる。
これと同様に、第2特別遊技媒体ストック部65の傾斜下方側は第2補充部69が配置されており、第2特別遊技媒体ストック部65にストックされている第2特別遊技媒体200が傾斜方向に自然転動して下ることによって常に第2補充部69に供給される構成となっている。
第2補充部69は、モータ69aによって駆動される偏心カム69bと、上下方向に配置された直動器69cのスライダに固定されて、偏心カム69bの回転に伴って上下方向に往復動される特別遊技媒体プッシャー69dと、第2特別遊技媒体200の位置を保持する落下防止片69eとを備えている。
モータ69aは、制御ユニット50によって動作が制御され、例えばメダル挿入口10から挿入されたメダルが所定枚数(例えば、50枚)カウントされる都度動かされ、偏心カム69bを一回転させる。
偏心カム69bが最小リフトの状態では、特別遊技媒体プッシャー69dの上面は第2特別遊技媒体ストック部65の底面とほとんど同じ高さ又はそれ以下の位置にあり、第2特別遊技媒体ストック部65の傾斜によって自然転動した第2特別遊技媒体200が特別遊技媒体プッシャー69d上に導かれる。
落下防止片69eは、落下防止片68eと同様に特別遊技媒体プッシャー69dを挟んで左右の固定位置にそれぞれ設けられた弾性片であり、上端が特別遊技媒体プッシャー69dの側に向けて屈曲しており、特別遊技媒体プッシャー69dにより上方に導かれた第2特別遊技媒体200の下方への落下を抑止する。
特別遊技媒体プッシャー69dの直上には、第2特別遊技媒体供給部67の円筒通路67aの下端が配置されており、特別遊技媒体プッシャー69dによって押し上げられた第2特別遊技媒体200は円筒通路67a内に挿入され、挿入された第2特別遊技媒体200は落下防止片69eによって落下が防止される。
円筒通路67a内には、所定数の第2特別遊技媒体200しか収容されないので、特別遊技媒体プッシャー69dによって新たな第2特別遊技媒体200が下から挿入されると、既に収容さていた第2特別遊技媒体200のうちの最上方に位置する1つが上部開口端より外に押し出される。
第2特別遊技媒体供給部67の上端、すなわち円筒通路67aの上端は、遊技空間GSの固定テーブル6の横に突出しており、その先端には円筒通路67aの開口端から押し上げられた第2特別遊技媒体200を固定テーブル6上に落下させるようにガイドする供給ガイド67bが設けられている。したがって、収容さていた第2特別遊技媒体200が上部開口端より外に押し出されると、供給ガイド67bにガイドされながら転動・落下し、プッシャーテーブル8上に供給される。したがって、メダル挿入口10から所定枚数だけメダルが挿入される都度、新たな第2特別遊技媒体200が固定テーブル6上に供給されることになる。
[特別遊技媒体の案内構造の説明]
次に、本実施形態の特徴の一つである特別遊技媒体の案内構造について説明する。
本実施形態におけるプッシャーテーブル8は、固定テーブル6の上面へ落下する第1特別遊技媒体100を固定テーブル6の中央方向に向けて案内する落下案内プレート70と、固定テーブル6に載置されている第1特別遊技媒体100並びに第2特別遊技媒体200を押し動かして固定テーブル6の中央方向に向けて転動させる転動案内プレート72とを備えている。
図6は、本実施形態における落下案内プレート70と転動案内プレート72の構成例を示す図であって、(a)は上面図、(b)は矢視線A−Aにおける横断面図に相当する。尚、固定テーブル6並びにプッシャーテーブル8は左右対称形をしているため、(a)の上面図では、その対称部分の左側部分のみを表している。また、図6(a)は、プッシャーテーブル8が最も前進した位置にある状態を図示したものである。
同図に示すように、落下案内プレート70は、プッシャーテーブル8の左右両端に設けられた板状部材であって、上から見ると三角形を成している。三角形の第1の辺(図6(a)においては上下方向の辺)は前後方向に沿っておりプッシャーテーブル8の側端近傍に位置し、第2の辺(図6(a)においては左右方向の辺)はプッシャーテーブル8の前端面に沿っている。残る第3の辺70cは斜め前方を向いている。つまり、プッシャーテーブル8の前端8aからの前方への張り出し長が、プッシャーテーブル8の左右端側で最も長く、中央部に行くに従って徐々に短くなるような上面視形状を有している。そして、図6(b)に示すように、正面から見ると、落下案内プレート70は、固定テーブル6の上面中央に向けて取り付けられていると言える。また、落下案内プレート70は、プレート面が、固定テーブル6の上面中央に向かって下向きに傾斜するように取り付けられており、その傾斜角度αが、静止限界角度θより大きい角度になるように取り付けられている。
本実施形態では、プッシャーテーブル8の厚さはメダルMの厚さより十分大きい厚さを有しており、プッシャーテーブル8の前端面8aにおいて、落下案内プレート70が上側に、転動案内プレート72が下側に固定されている。また、落下案内プレート70は、プレート面が固定テーブル6の上面中央方向に向かって緩やかに傾斜するように固定されているが、転動案内プレート72はプレート面が略水平に固定されている。
転動案内プレート72は、プッシャーテーブル8の前端8aの左右両端、落下案内プレート70の下方に設けられた板部材であって、上から見ると落下案内プレート70よりもやや大きな三角形を成している。三角形の第1の辺(図6(a)においては上下方向の辺)は前後方向に沿っておりプッシャーテーブル8の側端近傍に位置し、第2の辺(図6(a)においては左右方向の辺)はプッシャーテーブル8の前端面8aに沿っている。残り第3の辺72cは斜め前方を向いている。また、転動案内プレート72の下方には、メダルMの厚さ以上のスペースSが確保されており、固定テーブル6の上面に載置されたメダルMは、このスペースSの下をくぐりプッシャーテーブル8の前端面8aによって押される。
また、本実施形態の固定テーブル6には、上面に隆起を形成するためのビス74が、上面に穿設された取り付け穴76内に突出寸法が調整可能に螺着されている。
ビス74の位置は、上から見ると(すなわち、図6(a)において)固定テーブル6の横幅が拡大する拡幅部6aと左右幅が一定の規定幅部6bとの境界78近傍であって、且つ、プッシャーテーブル8が最も前進した位置における転動案内プレート72の位置よりも前方に設けられている。より具体的には、ビス74は転動案内プレート72の正面前方に有り、且つ転動案内プレート72の左右中央よりも外側に設置されている。尚、固定テーブル6の上面からのビス74の突出寸法は適宜設定可能であるが、メダルMの端部が当該ビスに乗り上げた状態で、第1特別遊技媒体100の静止限界角度θを超えない程度を目安とすると良い。
図7は、本実施形態における特別遊技媒体の案内構造に係る第1特別遊技媒体100の動きを説明するための概念図であって、固定テーブル6並びにプッシャーテーブル8周りの上面図に相当する。同図においては下側が装置前方、図の上側が装置後方に当る。図8は、図7の矢視線B−Bにおける縦断面図である。また、これらの図は、プッシャーテーブル8が最も前進した位置にある状態を図示したものである。
第1特別遊技媒体供給部66からプッシャーテーブル8上に供給された第1特別遊技媒体100は、プッシャーテーブル8上に載置されたメダルMに載った状態、或いはプッシャーテーブル8の上面に直接載った状態となる。この状態からプッシャーテーブル8が後進すると、プッシャーテーブル8の上面後方に載置されていたメダルMが挿通孔28の周縁に当たって相対的に前方に押され、その前方側に載置されている他のメダルMを玉突き状態にしながら押し動かす。第1特別遊技媒体100はこれらのメダルMが前方に押し出されるのと一緒に前方に移動し、やがて前端から固定テーブル6の上面へ落下する。
この際、プッシャーテーブル8の前端8aの中央付近から落下する第1特別遊技媒体100aはそのまま落下するが、左右端部から落下する第1特別遊技媒体100bは落下案内プレート70の上面が静止限界角度θより傾斜のある傾斜面となっていることから、落下案内プレート70上を転動し、落下案内プレート70を設けない場合に比べて固定テーブル6の中央寄りに載置されることになる。固定テーブル6に載置されたメダルは、固定テーブル6の前端部には傾斜部9が設けられているが、側部メダル落下口11には傾斜部9が設けられていないこと等の影響により、前方に押されつつ左右に広がる流れを形成する。しかし、落下案内プレート70からの転動・落下により、第1特別遊技媒体100bは中央寄りに載置されるため、固定テーブル6の左右側部に偏り難くなる。
また、第1特別遊技媒体100を落下案内プレート70によって固定テーブル6の中央へ向けて転動されたとしても、メダルMの動きによっては必ずしも固定テーブル6の中央近傍に位置するとは限らず、やはり固定テーブル6の左右端に寄る場合が起こり得るとも考えられる。同様のことは、固定テーブル6の上面に供給される第2特別遊技媒体200についても言える。
そこで本実施形態では、プッシャーテーブル8が前進するのに伴って転動案内プレート72がそうした左右端に寄った例えば図7の第1特別遊技媒体100cを固定テーブル6の中央方向に向けて押すことでこれを解消する。すなわち、プッシャーテーブル8が前進して、転動案内プレート72の前方端面(図6の第3の辺72cに該当)が第1特別遊技媒体100cに接触すると該前方端面の面の向いた方向、すなわち固定テーブル6の中央方向に向けて第1特別遊技媒体100cを転動させ載置位置を中央寄りに補正することができる。同様のことは第2特別遊技媒体200についても言える。
また、本実施形態では、高さ方向において、固定テーブル6の上面よりもビス74の頭が突出しているので、ビス74上をスライドして通過しようとするメダルMはビス74を乗り上げる格好となる。このため、ビス74の周辺領域79のメダルMは傾斜姿勢となり、わずかに盛り上がる。そして、本実施形態では、ビス74は転動案内プレート72の正面にあり、且つ転動案内プレート72の左右中央よりも外側に設置されているので、周辺領域79のメダルの盛り上がりは、どちらかというと固定テーブル6の中央向きのスロープが広く形成される。したがって、先に述べたように第1特別遊技媒体100cが転動案内プレート72によって斜め前方(固定テーブル6の中央方向)に押されると、周辺領域79のメダル盛り上がりの中央方向へのスロープに沿った移動を余儀なくされるため、第1特別遊技媒体100cは、このスロープを転動する格好となる。このため、より確実に固定テーブル6の中央へ寄せることが可能になる。同様のことは第2特別遊技媒体200についても言える。
さて、固定テーブル6の拡幅領域まで押された第1特別遊技媒体100cは、やがて固定テーブル6のメダル落下端まで押され、例えば図7の第1特別遊技媒体100dの状態になる。メダル落下端には傾斜部9が形成されているので、メダルMは傾斜を乗り越えなければならなくなる。傾斜を乗り越えるための抵抗が生まれて、メダルMは傾斜姿勢となり、後ろから次々に折り重なるように堆積する。
しかし、第1特別遊技媒体100dは、転動面に多数の面を有し静止限界角度θまでの傾斜では自然転動しないように設定されている。別の言い方をすると、傾斜部9付近に堆積したメダルの上面の成す角度が静止限界角度θに達しないように、傾斜部9の傾斜面の前後方向の幅とメダルの径との関係から「メダルが取り得る傾斜角度」<「静止限界角度θ」の条件を満たすように設定されているともいえる。
したがって、傾斜部9でメダルMが傾斜姿勢で堆積したとしても、第1特別遊技媒体100dは自然転動で後退することなくメダルMに載ったままとなり、やがて堆積したメダル群とともにメダル落下口4に落下し、特別遊技媒体捕捉部60で捕捉されることになる。同様のことは第2特別遊技媒体200についても言える。
そして、前述のようにメダル落下口4に落下したメダルMは、特別遊技媒体捕捉部60をすり抜けてメダル収容部12に収容され、それと同数のメダルが取得メダル払出口30から払い出される。
これに対して、メダル落下口4に落下した第1特別遊技媒体100は特別遊技媒体捕捉部60で捕捉・選別され第1特別遊技媒体ストック部64に収容され、再び第1特別遊技媒体供給部66へ循環する。また、メダル落下口4に落下した第2特別遊技媒体200は特別遊技媒体捕捉部60で捕捉・選別され第2特別遊技媒体ストック部65に収容され、再び第2特別遊技媒体供給部67へ循環する。
更に、第1特別遊技媒体100が荷重センサ61c及び/又は通過センサ62でこれが検知され、制御ユニット50によって第1抽選処理が実行される。同様に、第2特別遊技媒体200が荷重センサ61c及び/又は通過センサ63でこれが検知され、制御ユニット50によって第2抽選処理が実行される。すなわち、複数種類の特別遊技媒体を用いて複数種類の抽選を実行し、各抽選に応じて異なる特典を付与することができるので、遊技の進行に多様性を持たせ遊技性・娯楽性を高めることができる。
また、本実施形態における第1特別遊技媒体100及び第2特別遊技媒体200は、光透過性を有し、更に転動面に多数の平面を有する。したがって、外部からの照明光を多数の平面で乱反射させながら透過するので視覚的にきらびやかとなり、従来のように単にボールを配置する場合に比べて遥かに視覚的な演出効果が高い。
[変形例の説明]
以上、本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明の実施形態がこれらに限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜構成要素の追加、変更、削除を行っても良い。
例えば、上記実施形態では特別遊技媒体を2種類としたが3種類以上としても良く、それに応じて抽選の種類を増加させるならば、より一層遊技の進行が多様化し遊技性・娯楽性を高めることができる。特別遊技媒体の外形も複数種類設定しても良いのは勿論である。
また、上記実施形態では特別遊技媒体捕捉部60を3本のロッドで構成したが、4本以上の構成としても良いのは勿論である。また、ロッドに限らず網状や、メダルMがすり抜け可能な挿通孔を設けた樋としても良い。更には、特別遊技媒体捕捉部60を第1特別遊技媒体100と第2特別遊技媒体200の両方を捕捉可能な構成としたが、何れか一方のみ捕捉可能な捕捉部をそれぞれメダル落下口4内に設ける構成としても良いのは勿論である。その場合、他方の特別遊技媒体は別途の機構によって捕捉する。
また、特別遊技媒体の外形も複数種類設定しても良いのは勿論である。特別遊技媒体として転動面を多数の平面で覆った形態を例に挙げたが、例えば、図9(a)の第1特別遊技媒体100fのように、転動面(表面)に多数の凹部104(例えばディンプル)を設けても良い。この場合、凹部104の周縁に囲まれる領域が上記実施形態の第1特別遊技媒体100の平面に相当し、静止限界角度θの傾斜面に載置したときに、重心から下ろした垂線が、当該領域内に入るように凹部の大きさを適当に設定する。
また、図9(b)の第1特別遊技媒体100gのように、転動面(表面)に多数の凸部106を設ける形態としても良い。この場合、接地点となった凸部106を結んで定義される平面が、上記実施形態の第1特別遊技媒体100の平面に相当する。或いは接地点となった凸部106と、転動面の接地点とを結んで定義される平面であっても同様である。更には、凸部106は点状に限らず、畝状に形成され、転動面全体をネット状にして畝で覆うようにしても良い。
また、メダルMを磁性材料とする場合には、図9(c)の第1特別遊技媒体100hのように、磁石材料を転動面にモールドした形態としても良い。この場合、磁石材料108がメダルに磁力で吸着しようとする力で自然転動を防止するので、静止限界角度θを設計基準として、磁石材料108の種類(大きさ及び磁力)や、第1特別遊技媒体100hの重量等が決定される。
また、抽選の結果付与されるメダルは、プッシャーテーブル8に供給される形態に限らず、固定テーブル6上に供給する構成を加えても良い。
また、上記実施形態では、第1抽選処理と第2抽選処理とを独立した抽選処理としているが、これを一つにしても良い。例えば、固定テーブル6やプッシャーテーブル8に載置される第1特別遊技媒体100の数に対して第2特別遊技媒体200の数を少なくするように、特別遊技媒体の供給量を制御する。その上で、制御ユニット50が、荷重センサ61c及び/又は通過センサ62で検出した第1特別遊技体100の数をカウントし、所定数k1に達したならば抽選処理を実行する。また、荷重センサ61a,b及び/又は通過センサ63で検出した第2特別遊技体200の数をカウントし、所定数k2(<k1)に達したならば抽選処理を実行する。こうすることで、抽選実行に係る要素を少なくしても、抽選開始の条件を多様化し娯楽性を高めることができる。
4 メダル落下口
6 固定テーブル
8 プッシャーテーブル
9 傾斜部
60 特別遊技媒体捕捉部
62,63 通過センサ
64 第1特別遊技媒体ストック部
65 第2特別遊技媒体ストック部
66 第1特別遊技媒体供給部
67 第2特別遊技媒体供給部
68 第1補充部
69 第2補充部
70 落下案内プレート
72 転動案内プレート
74 ビス
100 第1特別遊技媒体
200 第2特別遊技媒体

Claims (4)

  1. メダル落下口と、
    多数のメダルと、転動体である第1特別遊技媒体と、転動体であって前記第1特別遊技媒体よりも大きい第2特別遊技媒体とを載置するメダル載置面を有するメダル載置部と、
    前記メダル落下口に向けて前記メダル載置面に沿った往復運動を行い、前記メダル載置面上の載置物を押すプッシャー部と、
    前記メダル載置面から前記メダル落下口に落下した前記メダル、前記第1及び第2特別遊技媒体のうち、第2特別遊技媒体を捕捉する第2特別遊技媒体捕捉部と、
    前記第2特別遊技媒体捕捉部を通過した前記メダル及び前記第1特別遊技媒体のうち、第1特別遊技媒体を捕捉する第1特別遊技媒体捕捉部と、
    前記メダル落下口に落下した前記第1特別遊技媒体を検出する第1検出部と、
    前記メダル落下口に落下した前記第2特別遊技媒体を検出する第2検出部と、
    前記第1検出部の検出に応じて第1特典付与処理を行う第1特典付与処理手段と、
    前記第2検出部の検出に応じて第2特典付与処理を行う第2特典付与処理手段と、
    を備えるメダルゲーム装置。
  2. 前記第1特別遊技媒体捕捉部は、前記第2特別遊技媒体捕捉部の直下に設けられてなる、
    請求項1に記載のメダルゲーム装置。
  3. 前記第1検出部が、前記特別遊技媒体捕捉部による第1特別遊技媒体の捕捉を検出し、
    前記第2検出部が、前記特別遊技媒体捕捉部による第2特別遊技媒体の捕捉を検出する、
    請求項1又は2に記載のメダルゲーム装置。
  4. 前記第2特別遊技媒体捕捉部は、前記第2特別遊技媒体がすり抜け落下不可能であり、且つ、前記第1特別遊技媒体及び前記メダルがすり抜け落下可能な間隙を有し、
    前記第1特別遊技媒体捕捉部は、前記第1特別遊技媒体がすり抜け落下不可能であり、且つ、前記メダルがすり抜け落下可能な間隙を有する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のメダルゲーム装置。
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