JP2011019120A - ソフトウェア無線式通信端末及びソフトウェア無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信機としてソフトウェア無線機を使用した場合であっても、受信電波により自動で無線機能を切り換えることができるソフトウェア無線式通信端末及びソフトウェア無線通信システムを提供する。
【解決手段】通常使用される送受信型のソフトウェア無線機から受信機能を抜き出したものを電子キー2の発信機15とし、抜き出した受信機能を、ソフトウェア発信機15とは別部品のハードウェア回路からなる受信機14として設ける。電子キー2が受信電波SrcをLF受信機14で受信すると、通信制御部11の通信機能切換部34は、この受信電波Srcに基づき、ソフトウェア発信機15の発信機能を切り換える。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信機としてソフトウェア無線機を使用したソフトウェア無線式通信端末及びソフトウェア無線通信システムに関する。
従来、車両のキーシステムには、キーコードを無線通信により車両に発信する電子キーを車両キーとして用いる電子キーシステム(例えば、特許文献1等参照)が広く使用されている。電子キーシステムは、電子キーからキーコードとして無線発信されたIDコードを車両が受信するとID照合を実行し、このID照合が成立すれば車両ドアのドアロック施解錠やエンジン始動を許可又は実行する。この電子キーシステムには、車両からのリクエストに応答してIDコードを車両に自動発信して車両にID照合を実行させるキー操作フリーシステム(スマート機能)や、電子キーの各種ボタンを操作する遠隔操作によって車両を動作させるワイヤレスキーシステム(ワイヤレス機能)等がある。
キー操作フリーシステムの場合、電子キーは車両と双方向通信を行うことから、この種の電子キーには、図10に示すように、電波の発信及び受信の両方が可能な無線機81が搭載されている。この無線機81は、部品構造やコスト等の面から、例えばハードウェア回路から構成されたもの(ハードウェア無線機)を用いる場合が多い。なお、ハードウェア回路とは、アナログ回路等の電子回路により構成された通信機器のことをいい、一般的には受信機及び発信機が各々独立した別部品群により構成されている。
ところで、近年の車両には、様々な車両機能(システム)が搭載される傾向にあり、この場合はこれら機能を電子キーで動作させることが想定される。ここで、ハードウェア回路からなる無線機81は、基本的に1つの部品で通信周波数を適宜切り換えられるものではないので、もし仮に各々の機能において通信周波数を切り換え可能とするには、例えば図11に示すように、各々の機能ごとに無線機81,81…を搭載する必要が生じる。しかし、各々の機能ごとに無線機81を電子キーに搭載してしまうと、その分だけ部品コストがかかったり、或いは電子キーサイズが大きくなったりするなどの問題に繋がってしまう。
そこで、このような問題に対応すべく、例えば図12に示すように、無線機としてソフトウェア無線機82を使用することが想定される。なお、ソフトウェア無線機とは、これまで専用のハードウェア回路で実現していた無線機の様々な処理を、プログラマブルなソフトウェア信号処理により実現する無線機のことをいい、使用プログラムを変更することにより無線機能が切り換え可能となっている。電子キーの通信機としてソフトウェア無線機82を使用すれば、無線機能(通信周波数)ごとに無線機を用意する必要がなくなるので、電子キーの大型化を防ぐことが可能となる。
特開2008−050856号公報
しかし、この種のソフトウェア無線機82は、自ら能動的に無線機能の切り換えができるものではなく、図13に示すように、自身の外部から受け付けた無線機能切換信号によって無線機能の切り換えが可能となるものである。よって、ソフトウェア無線機82は自身で受けた受信電波によって自動で無線機能を切り換えることができず、無線機能を切り換えるには、必ず外部から無線機能切換信号を受け付ける必要があった。このため、ソフトウェア無線機82の無線機能の切り換えには、例えば電子キーのボタン操作により無線機能切換信号を出力させる操作をユーザに課すなどの操作の必要があり、処理が煩雑になる問題があった。
本発明の目的は、通信機としてソフトウェア無線機を使用した場合であっても、受信電波により自動で無線機能を切り換えることができるソフトウェア無線式通信端末及びソフトウェア無線通信システムを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、通信相手から無線により電波を受け付けた際、該電波に応答する電波を無線により前記通信相手に送り返す双方向通信によって通信を実行するソフトウェア無線式通信端末において、電波の発信機能をソフトウェア的に切り換え可能なソフトウェア無線機と、電波を受信可能で、しかも前記ソフトウェア無線機から独立したハードウェア回路として構成された受信機と、前記受信機が電波を受信した際、その受信電波に基づき前記ソフトウェア無線機の発信機能を切り換えつつ、当該受信電波に応答する電波を前記ソフトウェア無線機から発信させて、前記通信相手との無線通信を実行させる切換手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、通信相手から発信された電波を通信端末が自身の受信機で受信すると、ソフトウェア無線機の発信機能がこの際の受信電波に基づく形式に設定される。そして、ソフトウェア無線機は受信電波により決まった発信機能に基づいて電波の発信を行い、通信端末とその通信相手との間の無線通信が実行される。このため、本構成のように、通信端末の通信機として、プログラムにより通信機能が切り換え可能なソフトウェア無線機を使用しても、このソフトウェア無線機の発信機能を、受信電波によって切り換える動作をとらせることが可能となるので、ソフトウェア無線機の発信機能、即ち通信端末及びその通信相手の間の通信機能を自動的に切り換えることが可能となる。
本発明では、前記受信機は、受信する前記受信電波に合わせて複数設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、受信機を複数設けたので、周波数が各々異なる複数の受信電波を受信可能とする際に、専用の受信機を受信周波数に合わせて1つずつ用意するという簡素な形式で実施することが可能となる。
本発明では、前記切換手段は、前記受信機の前記受信電波の種別を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき、前記ソフトウェア無線機の発信機能を設定する設定手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、受信機において受信した受信電波の種別が判定手段により判定され、この判定によって分かる受信電波の種別に応じた形式にソフトウェア無線機の発信機能が設定される。よって、ソフトウェア無線機の発信機能を自動切り換え可能とする際に、この切り換えを、受信電波の種別という細かな単位で実行することが可能となるので、切り換え性能を高いものとすることが可能となる。
本発明では、前記受信機が複数の電波を複数受信しているか否かを検出する同時受信検出手段と、前記受信電波の受信パラメータを検出する受信パラメータ検出手段とを備え、前記切換手段は、前記同時受信検出手段が複数の電波受信を検出した際、前記受信パラメータ検出手段から得る前記受信パラメータに基づき、複数の前記受信電波の中から特定のものを選択し、その選択した前記受信電波に応じた形式に前記ソフトウェア無線機の発信機能を設定することを要旨とする。
この構成によれば、受信機が複数の電波を同時受信した際には、受信パラメータに基づいて決まる特定のものが選択され、この受信電波に応じた形式にソフトウェア無線機の発信機能が設定される。このため、通信端末が複数の電波を受信する状況に陥っても、通信端末に正常動作をとらせることが可能となるので、通信端末とその通信相手との間の無線通信を問題なく成立させることが可能となる。
本発明では、通信端末がその通信相手と無線通信する際に動作するソフトウェア無線式通信システムにおいて、前記通信端末に設けられ、電波の発信機能をソフトウェア的に切り換え可能なソフトウェア無線機と、前記通信端末に設けられ、電波を受信可能で、しかも前記ソフトウェア無線機から独立したハードウェア回路として構成された受信機と、前記通信端末に設けられ、前記受信機が電波を受信した際、その受信電波に基づき前記ソフトウェア無線機の発信機能を切り換えつつ、当該受信電波に応答する電波を前記ソフトウェア無線機から発信させて、前記通信相手との無線通信を実行させる切換手段とを備えたことを要旨とする。
本発明によれば、通信機としてソフトウェア無線機を使用した場合であっても、受信電波により自動で無線機能を切り換えることができる。
第1実施形態における電子キーシステムの概略構成を示すブロック図。 通信機能切換システムに対応した電子キーの概略構成を示すブロック図。 電子キーがA社車両キーとして使用されるときの状態を示す模式図。 電子キーがB社車両キーとして使用されるときの状態を示す模式図。 電子キーがA社車両キーとして設定されるときの動作状態を示すブロック図。 電子キーがB社車両キーとして設定されるときの動作状態を示すブロック図。 第2実施形態における電子キーの概略構成を示すブロック図。 スマート通信の具体的な動作を示すタイミングチャート。 電子キーが2車両の通信重畳エリアに入り込んだ状態を示す模式図。 従来における電子キーシステムの概念を示す模式図。 電子キーを複数車両対応とした例を示す模式図。 電子キーをソフトウェア無線式とした例を示す模式図。 ソフトウェア無線機の通信機能を切り換えるときの動作例を示す模式図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化したソフトウェア無線式通信端末及びソフトウェア無線通信システムの第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、車両キーとして使用される電子キー2との間で無線通信によりキー照合を行って、このキー照合の成立を条件にドアロックの施解錠やエンジン始動等が許可又は実行される電子キーシステム3が設けられている。また、電子キー2は、車両1との間で狭域無線通信が可能であって、電子キー2が固有に持つIDコードをキーコードとして無線通信により車両1に発信して車両1にキー照合を行わせることが可能なキーのことをいう。なお、車両1が通信相手に相当し、電子キー2がソフトウェア無線式通信端末(通信端末)に相当する。
電子キーシステム3には、電子キー2からキーコードとしてIDコードを発信するときに個別のキー操作が不要であるキー操作フリーシステムが含まれている。このキー操作フリーシステムには、ドアロックの施解錠操作の際にキー操作を必要としない機能としてスマートエントリーシステムがある。この場合、車両1には、電子キー2と双方向の無線通信によりキー照合(ID照合)を行うキー照合装置4と、ドアロック施解錠を管理するドアロック装置5とが設けられ、これら装置4,5が車内バス6を介して接続されている。キー照合装置4には、ID照合を管理する照合ECU7が設けられている。照合ECU7には、車外にLF(Low Frequency:例えば120〜140KHz)の電波を発信可能な車外LF発信機8と、車内に同様のLFの電波を発信可能な車内LF発信機9と、RF(Radio Frequency:約312MHz)の電波を受信可能なRF受信機10とが接続されている。
また、電子キー2には、電子キー2の各種動作を統括制御する通信制御部11が設けられている。この通信制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12やメモリ13等の各種デバイスを持ち、電子キー2が持つ固有のキーコードとしてIDコードがメモリ13に登録されている。通信制御部11には、LFの電波を受信可能なキー側の受信機(LF受信機)14と、RFの電波を発信可能なキー側の発信機15とが接続されている。通信制御部11は、受信機14でどの種の無線信号を受け付けたか否かを逐次監視するとともに、発信機15からの信号発信の動作を管理する。なお、LF受信機14(14a,14b)が受信機に相当する。
照合ECU7は、車外LF発信機8からIDコード返信要求としてLF帯のリクエスト信号Srqを断続的に発信させることにより、車両周辺にリクエスト信号Srqの車外通信エリアを形成して、狭域無線通信(以降、スマート通信と記す)の成立を試みる。電子キー2がこの車外通信エリアに入り込んでリクエスト信号Srqを受信すると、電子キー2はリクエスト信号Srqに応答する形で、自身のメモリ13に登録されたIDコードを乗せたID信号SidをRF帯の信号で返信する。照合ECU7は、RF受信機10でID信号Sidを受信してスマート通信(車外通信)が確立すると、自身のメモリ16に登録されたIDコードと電子キー2のIDコードとを照らし合わせてID照合、いわゆるスマート照合(車外照合)を行う。照合ECU7は、この車外照合が成立したことを確認すると、ドアロック装置5によるドアロック施解錠動作を許可又は実行する。
また、キー操作フリーシステムには、エンジン始動停止操作の際に実際の車両キー操作を必要とせずに、例えば車内に設けられたモーメンタリ式のエンジンスイッチ(図示略)のスイッチ操作のみでエンジン(図示略)の始動停止操作を行うことが可能な機能としてワンプッシュエンジンスタートシステムがある。この場合、車両1には、エンジンの始動停止を管理するエンジン始動装置17が設けられ、エンジン始動装置17が車内バス6を介してキー照合装置4に接続されている。エンジンスイッチに割り振られた操作機能には、エンジン始動停止機能の他に、電源遷移機能も割り当てられている。
照合ECU7は、例えばカーテシスイッチ(図示略)により運転者の車内への乗車を確認すると、今度は車内LF発信機9からリクエスト信号Srqを発信して、車内全域に車内通信エリアを形成する。照合ECU7は、電子キー2がこの車内通信エリアに入り込んで返信してきたID信号SidをRF受信機10で受信してスマート通信(車内通信)が確立すると、自身に登録されたIDコードと電子キー2のIDコードとを照らし合わせてID照合、いわゆるスマート照合(車内照合)を行う。照合ECU7は、この車内照合が成立したことを確認すると、エンジン始動装置17による電源状態切り換えを許可する。これにより、車内のエンジンスイッチによるエンジン始動操作や電源遷移操作が可能となる。
また、電子キーシステム3には、スマート通信とは別系統の通信網で電子キー2とID照合が可能なイモビライザーシステムも含まれている。このように、電子キー2にイモビライザーシステムを搭載するのは、前述したキー操作フリーシステムは電池駆動式であるので、電池切れになったときは同システムが動作しなくなることから、これに対応するためである。この場合、車両1には、同システムを統括管理するイモビライザー装置18が設けられている。また、通信制御部11には、同システムの固有IDであるトランスポンダコードを管理するトランスポンダ部19が組み込まれている。
イモビライザー装置18は、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)に準じた近距離無線通信(イモビライザー通信)により、専用のイモビライザーアンテナ20からLF帯で駆動電波Skvを発信し、この駆動電波Skvを電子キー2に受信させてイモビライザー通信を成立させる。トランスポンダ部19は、LF受信機14において駆動電波Skvを受信すると同電波Skvを電源に起動し、トランスポンダコードを発信機15からLF帯の電波で発信してイモビライザー装置18に送り渡す。イモビライザー装置18は、イモビライザーアンテナ20でトランスポンダコードSirを受信すると、同コードSirによりID照合(イモビライザー照合)を実行し、この照合が成立すればエンジン始動操作を許可する。
図1に示す本例の電子キーシステム3は、図2に示すように、電子キー2の通信機としてソフトウェア無線機を使用したソフトウェア無線通信式となっている。そして、このソフトウェア無線通信式の電子キーシステム3には、電子キー2における受信電波Srcを基に、電子キー2のソフトウェア無線機の通信機能(システム)を自動的に切り換える通信機能切換システム21が設けられている。この場合、通信制御部11には、通信機能切換システム21を統括管理するコントロールユニットとして通信管理部21aが設けられている。なお、ソフトウェア無線機とは、背景技術でも述べたように、使用プログラムを変更することにより、通信機能がソフトウェア的に切り換え可能な通信機のことをいう。
また、本例の電子キー2は、発信周波数が各々異なる複数の車両1,1…を、自身1つで操作することが可能な複数車両対応型キーであって、例えば図3及び図4に示すように、1つの電子キー2でA社車両1a(例えば発信周波数が134.2KHz)と、及びB社車両1b(例えば発信周波数が125KHz)との2台が操作可能となっている。よって、例えばユーザがメーカの異なるA社車両1a及びB社車両1bの2台を所有していたとしても、本例に示す電子キー2を1つ所持していれば、この電子キー2において特別なキー機能の切り換え操作を行うことなく、これら2台の車両1a,1bを動作させることが可能である。
この場合、図2に示すように、キー側の発信機15には、電子キー2の電波発信の動作機能を、デジタル信号の動作処理により実現するソフトウェア発信機15が使用されている。ソフトウェア発信機15は、通常は送受信の両方が可能となったソフトウェア無線機から受信機能を抜き取り、これに発信機能のみを持たせたものとして使用されている。即ち、ソフトウェア発信機15は、自身が行う発信機能をソフトウェア的に変更可能な発信機であって、例えば発信周波数、変調方式、発信電波のコードフォーマット等の各種発信パラメータをソフトウェア的に切り換え可能となっている。なお、ソフトウェア発信機15がソフトウェア無線機に相当する。
ソフトウェア発信機15には、ソフトウェア発信機15の動作を統括制御する発信機用CPU22が設けられている。また、発信機用CPU22には、発信機用CPU22のメモリエリアとして例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリ23が接続されている。このメモリ23には、ソフトウェア発信機15の発信機能をソフトウェア的に定義付けるプログラムとして発信プログラム24が登録されている。発信プログラム24は、例えば発信機能ごとに複数(本例は2つ)のプログラム24a,24bから構成され、各機能における発信周波数、変調方式等の各種発信パラメータを定義付ける制御プログラムとして働く。ここでは、発信プログラム24aがA社車両1a用(A社用モジュール)として定義付けられ、発信プログラム24bがB社車両1b用(B社用モジュール)として定義付けられている。
また、ソフトウェア発信機15には、通信制御部11から受け付けたデジタル符号の発信データDdsを変調したり、或いは通信プロトコルに沿うデータ処理を実行したりするデジタル信号処理部25が設けられている。このデジタル信号処理部25は、信号処理を行うハードウェア機能がプログラムにより変換可能なプログラマブルハードウェアによって構成され、発信機用CPU22からの指令に基づき、動作機能がソフトウェア的に切り換え可能となっている。デジタル信号処理部25は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processor)等の各種部品群からなる。
デジタル信号処理部25には、通信制御部11の発信切換機能、即ち通信管理部21aから得た発信データDdsを変調処理する変調部26が設けられている。この変調部26は、通信管理部21aから得た発信データDdsを作動符号化しつつ、これを変調パラメータによって位相マッピングする処理を実行する。また、デジタル信号処理部25には、変調部26によって変調された発信データDdsの転送を仲介するインターフェース部27と、インターフェース部27から送られてきた発信データDdsを中間周波数信号(IF信号)に変換する波形生成部28とが設けられている。本例の場合、変調部26、インターフェース部27及び波形生成部28のハードウェア機能をソフトウェア的に切り換えることにより、デジタル信号処理部25の発信機能の変更が行われる。
ソフトウェア発信機15には、デジタル信号処理部25から受け付けた発信データDdsをD/A変換する変換部29と、このD/A変換後のアナログ信号を実際に送信する周波数(高周波)に変換する高周波部30と、ソフトウェア発信機15のアンテナとして発信アンテナ31とが設けられている。ソフトウェア発信機15は、通信管理部21aから得た発信データDdsをデジタル信号処理部25で変調及び中間周波数に変換し、これを変換部29でD/A変換しつつ高周波部30で発信周波数に切り換えて、発信電波Sdsとして発信アンテナ31から発信する。変換部29及び高周波部30の動作は、発信機用CPU22により管理されている。
今度は、電子キー2のLF受信機14に目を向ける。ところで、本例の電子キー2の発信機15は、通常ならば電波送受信の両方の動作が可能なソフトウェア無線機に発信機能のみを持たせたものから構成されるように、ソフトウェア無線機から受信機能を省略した機器(ソフトウェア発信機15)が使用されている。このため、本例のLF受信機14は、ソフトウェア無線機を発信専用とすることに伴ってソフトウェア無線機から抜き出された受信機能の部分に相当するものであるといえる。よって、LF受信機14は、ソフトウェア無線機から機能が独立した電波受信用のハードウェア回路として構成され、起動状態を常時とるとともに、動作が通信制御部11(通信管理部21a)によって管理されている。
本例のLF受信機14は、通信パラメータ(例えば、周波数、変調方式、コードフォーマット等)が異なる電波が受信可能となるように、複数(本例は2つ)の第1LF受信機14a及び第2LF受信機14bから構成されている。これら受信機14a,14bには、各々専用の受信アンテナ32と、アンテナ側の受信端の回路部分としてLFフロントエンド回路33とが各々設けられている。LFフロントエンド回路33は、少なくとも受信したLF電波をデジタルデータに変換可能な機能を持つものであって、例えばAFE(Analog Front End)と呼ばれる部品からなる。これら受信機14a,14bは、各々の受信アンテナ32で電波を受信すると、この受信電波Srcをデジタル変換し、この受信データDrcを通信制御部11に出力する。また、受信機14aは、周波数が134KHzでASK(Amplitude Shift Keying)変調のLF電波を受信可能で、受信機14bは周波数が125KHzでPSK(Phase Shift Keying)変調のLF電波を受信可能となっている。
また、通信制御部11には、LF受信機14(14a,14b)の受信電波Srcを基に電子キーシステム3の通信機能の切り換えを管理する通信機能切換部34が設けられている。本例の通信機能切換部34は、例えば第1LF受信機14aや第2LF受信機14bにおける受信電波の有り無しや、電波を受信した際の受信電波Srcの種別を確認するなどの処理機能を持つ。そして、通信機能切換部34は、電波受信時に得る受信データDrcに応じた設定指令Kをソフトウェア発信機15の発信機用CPU22に出力することにより、ソフトウェア発信機15の発信機能を受信電波Srcに応じた機能に設定する。なお、通信機能切換部34が切換手段、判定手段、設定手段、同時受信検出手段を構成する。更に詳しく言うと、通信機能切換部34において受信電波Srcの種別を確認する機能が判別手段に相当し、通信機能切換部34において通信機能を受信電波Srcに応じたものに設定する機能が設定手段に相当する。
次に、本例の通信機能切換システム21の動作を図5及び図6に従って説明する。
まずは、図5に示すように、A社車両1aから第1LF電波Src1(例としてA社用リクエスト信号Srq:134.2KHz)が発信され、この第1LF電波Src1を電子キー2が受信する場合を想定する。なお、第1LF電波Src1はASK変調により発信される。電子キー2が第1LF電波Src1の通信エリアに入り込むと、電子キー2はこの第1LF電波Src1を第1LF受信機14aで受信する。この第1LF電波Src1は、第1LF受信機14aのLFフロントエンド回路33によって復調されるとともに、デジタル符号の第1受信データDrc1に変換され、この第1受信データDrc1が通信制御部11に出力される。
通信管理部21aは、第1LF受信機14aにおいて電波を受信した際、受信機14aから第1LF電波Src1に関する受信データDrc1を受け付けるが、この受信データDrc1の種別を通信機能切換部34で解釈する。このとき、通信機能切換部34は、受信電波が第1LF電波Src1であることを確認すると、電子キーシステム3の通信機能を、第1LF電波Src1に準じた通信機能(第1通信機能)、即ちA社車両1a用に設定すべきと認識する。そして、通信機能切換部34は、電子キーシステム3の通信機能をA社車両1a用に設定する要求として第1通信設定要求K1を発信機用CPU22に出力する。
発信機用CPU22は、通信機能切換部34から第1通信設定要求K1を受け付けると、それまで待機状態をとっていたソフトウェア発信機15を起動状態に切り換える。そして、発信機用CPU22は、メモリ23からA社用発信プログラム24aを読み出すとともに、この発信プログラム24aによってデジタル信号処理部25のハードウェア回路(通信機能)を、A社車両1a用の通信動作をとる形式にプログラマブル設定する。これにより、ソフトウェア発信機15は、A社車両1a用の発信機として動作可能となる。そして、発信機用CPU22は、デジタル信号処理部25がA社車両1a用に設定されたことを確認すると、設定完了通知を通信機能切換部34に出力する。なお、発信機用CPU22は、ソフトウェア発信機15が既にA社車両1a用に設定されていることを確認した場合も、設定完了通知を通信機能切換部34に出力する。通信機能切換部34は、発信機用CPU22から設定完了通知を受け付けると、通信機能の切換動作が完了したと認識する。
通信管理部21aは、ソフトウェア発信機15における通信機能の切換動作が完了したことを確認すると、今度は発信電波Sdsの原データとしてデジタル符号の発信データDdsをデジタル信号処理部25に出力する。このとき、デジタル信号処理部25の動作機能はA社車両1a用に動作機能が設定されているので、デジタル信号処理部25はこの発信データDdsをA社車両1a用の通信機能に準じた形式により変換処理する。そして、変換処理後の発信データDdsは、変換部29及び高周波部30に通されて、発信アンテナ31から発信電波Sdsとして車両1に向けて発信される。この後、双方向の無線通信が継続される場合には、以降の双方向通信がA社車両1a用の通信機能により継続実行される。
また、ここで、第1LF受信機14aにおいて第1LF電波Src1を受信した際、例えばこのときの受信電波が前述したスマート通信のものではなく、スマート通信以外の他システムの電波である場合には、このときの受信電波Srcに応じた通信形式(例えばイモビライザー通信)に通信機能が設定される。なお、このときに電子キー2がとる動作は、前述したリクエスト信号Srqのときと基本的に同様の動作をとるので、詳細は省略する。また、A社車両1aに準じた無線通信が完了した場合、通信機能はA社車両1a用の通信機能のままで保持される。
続いて、図6に示すように、車両1から第2LF電波Src2(例としてB社用リクエスト信号Srq:125KHz)が発信され、この第2LF電波Src2を電子キー2が受信する場合を想定する。なお、このときの第2LF電波Src2はPSK変調により発信される。電子キー2が第2LF電波Src2の通信エリアに入り込むと、電子キー2はこの第2LF電波Src2を第2LF受信機14bで受信する。この第2LF電波Src2は、第2LF受信機14bのLFフロントエンド回路33によって復調されるとともに、デジタル符号の第2受信データDrc2に変換され、この第2受信データDrc2が通信管理部21aに出力される。
このとき、通信機能切換部34は、第2LF受信機14bから第2受信データDrc2を受け付けて受信電波が第2LF電波Src2であることを確認すると、電子キーシステム3の通信機能を、第2LF電波Src2に準じた通信機能(第2通信動作)、即ちB社車両1b用に設定すべきと認識する。そして、通信機能切換部34は、電子キーシステム3の通信機能をB社車両1b用に設定する要求として第2通信設定要求K2を発信機用CPU22に出力する。
発信機用CPU22は、通信機能切換部34から第2通信設定要求K2を受け付けると、それまで待機状態をとっていたソフトウェア発信機15を起動状態に切り換える。そして、発信機用CPU22は、メモリ23からB社用発信プログラム24bを読み出すとともに、この発信プログラム24bによってデジタル信号処理部25のハードウェア回路(通信機能)を、B社車両1b用の通信動作をとる形式にプログラマブル設定して、ソフトウェア発信機15をB社車両1b用とする。発信機用CPU22は、デジタル信号処理部25がB社車両1b用に設定されたことを確認すると、設定完了通知を通信機能切換部34に出力し、切換動作完了を通信機能切換部34に認識させる。そして、通信機能切換部34は、第1LF電波Src1を受信したときと同様の手順に則って、B社車両1b用の通信機能に準じた形式で無線通信を実行する。
ところで、場合によっては、例えば電子キー2が第1LF電波Src1を受信している最中に、更に第2LF電波Src2が電子キー2に向けて発信されることもある。このとき、電子キー2は、第1LF受信機14aで第1LF電波Src1を受信しながら、第2LF受信機14bで第2LF電波Src2を同時受信する動作をとる。この場合、通信機能切換部34は、先に受信した第1受信データDrc1に準じた動作を実行している最中に第2受信データDrc2を受け付けるが、このときは第1受信データDrc1の処理動作を継続する動作をとることにより電波を同時受信にしつつ、自身のメモリに、第2受信データDrc2に準じた動作の開始要求を保持しておく。そして、通信機能切換部34は、第1受信データDrc1の処理が完了した後、メモリに保持しておいた開始要求を実行することにより、第2受信データDrc2の処理を第1受信データDrc1の処理に続けて実行する。
さて、本例においては、通常使用される送受信型のソフトウェア無線機から受信機能を抜き出したものを電子キー2の発信機15とし、抜き出した受信機能を、ソフトウェア発信機15とは別部品のハードウェア回路からなる受信機14として設けた。このため、受信機14で受信した受信電波Srcを基に通信制御部11によってソフトウェア発信機15の通信機能を切り換える動作を、本例の電子キー2においてとらせることが可能となる。よって、受信電波Srcによって自動でソフトウェア発信機15の通信機能、即ちソフトウェア通信機型の電子キーシステム3において通信機能を自動で切り換えることが可能となり、本例のように1つの電子キー2で異なる複数社の車両1a,1bを動作させることが可能となる。
また、本例の場合、LF受信機14として複数の受信機14a,14bを設け、電波同時受信の際には、先処理している受信データDrcの処理を継続実行しつつ、この処理が終わった後に、後受け付けの受信データDrcの処理を実行可能とした。ところで、従来技術で示した送受信型のソフトウェア無線機で電波の同時受信を可能とする場合、この種のソフトウェア無線機は送受一対の一部品であるので、ソフトウェア無線機を複数用意しなくてはならず、装置の大型化や部品コスト増等の問題が生じる。しかし、本例の場合は、受信機14を複数用意するだけで済むので、同時受信可能なシステムとしても、ソフトウェア無線機を複数用意しなければならない問題は生じない。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)発信機能のみを持つソフトウェア無線機を電子キー2の発信機15とし、電子キー2の受信機14を、この発信機15とは独立したハードウェア回路からなるものにより構成した。このため、この種のソフトウェア発信機15を電子キー2の通信機として使用しても、ソフトウェア発信機15の発信機能を、受信電波Srcによって切り換える動作をとらせることが可能となるので、ソフトウェア発信機15の通信機能、即ち電子キーシステム3の通信機能を自動的に切り換えることができる。よって、1つの電子キー2で異なるメーカの車両1a,1bを、特別な切り換え操作を必要とすることなく操作することができる。
(2)電子キー2を同時受信対応とする場合、本例においてはソフトウェア発信機15の数はそのままで、LF受信機14のみを増やせばよい。よって、電子キー2を同時受信対応とするに際して、増設する部品数が少なく済むので、電子キー2のキーサイズの大型化を極力抑えることができる。
(3)電子キー2が受信電波Srcの受け付けを待つ待機時、LF受信機14は起動状態を常時とるものの、ソフトウェア発信機15には待機状態をとらせる。このため、ソフトウェア発信機15を起動しておくのに必要な電流が不要となるので、待機時における消費電流を小さく抑えることができる。
(4)LF受信機14を複数設けて同時受信に対応可能としたので、電子キー2が一度に複数の受信電波Srcを受信する場合であっても、これに対処することができる。
(5)LF受信機14を複数の周波数の電波を受信可能とするに際し、LF受信機14を受信周波数ごとに部品が各々独立した受信機14a,14bにより構成した。このため、LF受信機14を複数種の周波数電波を受信可能とする際に、専用の受信機を受信周波数に合わせて1つずつ用意するという簡素な形式により、複数種類電波を受信可能な電子キー2を提供することができる。
(6)受信電波Srcの種別を判定し、ソフトウェア発信機15の発信機能を、受信電波Srcの種別に応じた機能に設定する場合、通信機能の切り換えを、受信電波Srcの種別という細かな単位で実行する。このため、通信機能の切り換え性能を高いものとすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図7〜図9に従って説明する。なお、本例は、第1実施形態に対して、電子キーシステム3の通信機能を切り換える際の切り換え形式が異なるのみで、他の基本的な構成は同じである。よって、第1実施形態と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図7に示すように、本例のLF受信機14は、1つの受信アンテナ32と、複数(図7では2つ)のLFフロントエンド回路33とにより構成されている。LFフロントエンド回路33は、通信する車両1,1の数に合わせて設けられている。本例の場合、操作対象車両をA社車両1a及びB社車両1b(図3及び図4参照)の2台とすると、LFフロントエンド回路33は、A社車両1a用の33aと、B社車両1b用の33bとから構成される。
各LFフロントエンド回路33a,33bには、受信アンテナ32で受信した受信電波Srcの種別を判定するコード判定部41a,41bが各々設けられている。コード判定部41aは、A社車両1aから発信された電波の種別を確認するもので、コード判定部41bは、B社車両1bから発信された電波の種別を確認するものである。コード判定部41a,41bは、受信アンテナ32で受信した受信電波Srcに含まれる信号情報を実際に確認することにより、受信電波Srcの種別が確認可能となっている。例えば、ID照合の通信がスマート通信の場合、通信の最初には車両1から電子キー2に向かって、電子キー2を起動させる電波(ウェイク信号Swk)が発信されるが、このウェイク信号Swkに含まれるウェイクコードを確認することにより受信電波Srcの種別を確認する。なお、ウェイクコードは、車両1のメーカ、車種、車両番号等の車両情報をキーに通知するデータ群である。コード判定部41a,41bは、受信電波Srcの種別を確認すると、その確認結果(コード確認結果)を通信制御部11に出力する。なお、コード判定部41a,41bが判定手段を構成する。
また、各LFフロントエンド回路33a,33bには、受信アンテナ32において受信した受信電波Srcの受信信号強度RSSI(Receive Signal Strength Indication)を検出する受信信号強度検出部42a,42bが各々設けられている。受信信号強度検出部42a,42bは、受信信号強度RSSIの監視を逐次実行し、コード判定部41a,41bが電波を入力する度に受信信号強度RSSIの検出値を通信機能切換部34に出力する。このように、LFフロントエンド回路33に受信信号強度検出部42を設けて受信電波Srcの受信信号強度RSSIを見るのは、受信アンテナ32で電波を複数受信した際に、受信強度の高い受信電波Src側を選択するためである。なお、受信信号強度検出部42a,42bが受信パラメータ検出手段に相当し、受信信号強度RSSIが受信パラメータに相当する。
更に、メモリ23には、ソフトウェア発信機15の通信機能をプログラム処理により切り換え設定する前述した発信プログラム24が各々の車両メーカごとに複数登録されている。例えば、図3及び図4に示すように、電子キー2がA社車両1a及びB社車両1bの2台の車両キーとして使用可能な場合、図7に示すように、メモリ23には、A社用発信プログラム24aと、B社用発信プログラム24bが登録されている。
通信機能切換部34は、コード判定部41a,41bから取得するウェイクコードのコード確認結果を基に、電子キーシステム3の通信動作、即ちソフトウェア発信機15の発信動作を、コード確認結果に応じた機能に設定する。例えば、通信相手がA社車両1aの場合には、ソフトウェア発信機15の発信機能がA社用発信プログラム24aに設定され、通信相手がB社車両1bの場合には、ソフトウェア発信機15の発信機能がB社用発信プログラム24bに設定される。また、通信機能切換部34は、受信アンテナ32で複数の受信電波Srcを受信した際、受信信号強度検出部42a,42bの受信信号強度RSSIの確認結果を基に、最も受信信号強度RSSIの高い受信電波Srcを選択し、これを通信相手として設定する。
次に、本例の通信機能切換システム21の動作を図8に従って説明する。
まずは、例えば車両1が駐車状態(エンジン停止、ドアロック施錠)の際に、スマート通信によって車両ドアを解錠する場合を想定する。照合ECU7は、車両1が駐車状態をとる際、図8に示すように、スマート通信において最初に実行する動作として、車外通信エリア内に電子キー2が存在するか否かを確認すべく、車外LF発信機8からウェイク信号(ウェイクコード)SwkをLFの電波で断続的に発信させて、車両周囲にウェイク信号Swkの車外通信エリアを形成する。
ここでは、例えば図3に示すように、電子キー2がA社車両1aの車外通信エリアに入り込んだとする。このとき、受信アンテナ32を介してコード判定部41aがリクエスト信号Srqを受け付け、コード一致をトリガとして動作を開始する。このとき、コード判定部41aは、起動要求を通信管理部21aに送って通信管理部21aをそれまでの待機状態から起動状態に切り換える。一方、コード判定部41a,41bは、受け付けたウェイクコードが自身に対応するものでない場合、通信管理部21aに起動要求を送らず、通信管理部21aを待機状態のままで維持する。
また、コード判定部41aは、ウェイクコードが自身に対応するものであることを確認した際、通信管理部21aにそのコード確認結果を出力する。この場合、コード判定部41aは、受信電波SrcがA社車両1aから受信した電波であるコード確認結果を出力する。よって、通信管理部21aは、起動状態に切り換わった後、このコード確認結果を入力し、このときの通信相手がA社車両1aであると認識し、その旨を通信機能切換部34に出力する。通信機能切換部34は、通信相手がA社車両1aであることを確認すると、電子キーシステム3の通信機能をA社車両1a用の通信機能に設定すべきと認識し、電子キーシステム3の通信機能をA社車両用に設定する要求として第1通信設定要求K1を発信機用CPU22に出力する。
発信機用CPU22は、通信機能切換部34から第1通信設定要求K1を受け付けると、メモリ23からA社用発信プログラム24aを読み出すとともに、この発信プログラム24aによってデジタル信号処理部25のハードウェア回路(通信機能)を、A社用にプログラマブル設定する。これにより、ソフトウェア発信機15は、A社車両1a用の発信機として動作可能となる。そして、発信機用CPU22は、デジタル信号処理部25がA社用に設定されたことを確認すると、設定完了通知を通信機能切換部34に出力する。なお、発信機用CPU22は、設定要求Kaを受け付けた際にソフトウェア発信機15が既にA社用に設定されていることを確認した場合も、設定完了通知を通信機能切換部34に出力する。通信機能切換部34は、発信機用CPU22から設定完了通知を受け付けると、通信機能の切換動作が完了したと認識する。
通信管理部21aは、ソフトウェア発信機15における通信機能の切換動作の完了を確認すると、スマート通信の実行動作に移行する。このとき、通信管理部21aは、電子キー2が待機状態から起動状態に切り換わったことを車両1に通知すべく、第1アック信号43をソフトウェア発信機15に返信させる。なお、このときのソフトウェア発信機15はA社対応の発信機能に設定されているので、第1アック信号43はA社対応の発信機能に準じた形式で発信される。
照合ECU7は、ウェイク信号Swkを発信した後の所定時間内に第1アック信号43を受信すると、車両ドア周囲に電子キー2が存在すると認識する。そして、照合ECU7は、続いて車両固有のIDとしビークルID44を、車外LF発信機8からLF帯の信号で発信させる。
電子キー2は、このビークルID44を受信アンテナ32及びLFフロントエンド回路33aで受信し、このビークルIDが正しいか否かを見る確認としてビークルID照合を行い、A社車両1aの認証動作を行う。このように、車両1から電子キー2にビークルIDを発信して電子キー2にキーの種別判定を行わせるのは、電子キー2の周囲に車両1が複数存在して通信が混在する状況になっても、この中の正規車両のみとスマート通信を行うためである。そして、通信制御部11は、ビークルID照合が成立したことを確認すると、これを車両1に通知すべく第2アック信号45をソフトウェア発信機15に発信させる。なお、このときのソフトウェア発信機15はA社対応の発信機能に設定されているので、第2アック信号45はA社対応の発信機能に準じた形式で発信される。
照合ECU7は、ビークルID44を発信した後の所定時間内に第2アック信号45を受信すると、ビークルID照合が成立したことを認識する。そして、照合ECU7は、続いてチャレンジレスポンス認証を開始し、まずはチャレンジコード及びキー番号のデータ列からなるチャレンジ46を発信する。なお、チャレンジコードは、発信の度に値が毎回変わる乱数コードである。また、キー番号は、電子キー2がマスターキーやどのサブキーかを見分けるための情報である。なお、車両1から電子キー2にキー番号を送って番号照合を実行させるのは、もし仮に通信エリアにマスターキー及びサブキーの両方が存在していても、これらが同時に通信を開始して混信が発生しないようにするためである。
電子キー2は、このチャレンジ46を受信アンテナ32及びLFフロントエンド回路33aで受信し、まずはこのチャレンジ46の中のキー番号の正否を見る番号照合を実行し、自身がこのときのスマート通信の通信対象であるか否かを判断する。そして、この番号照合が成立すると、電子キー2は、同じチャレンジ46の中に含まれるチャレンジコードを、自身の暗号鍵によって演算することにより、レスポンスコードを生成する。電子キー2は、レスポンスコードの生成作業が終了すると、自身のメモリ16に登録されたIDコードとこのレスポンスコードとを含んだデータ群を、レスポンス47としてソフトウェア発信機15から車両1に返信する。このとき、ソフトウェア発信機15はA社対応の発信機能に設定されているので、レスポンス47はA社対応の発信機能に準じた形式で発信される。
照合ECU7は、電子キー2からレスポンス47を受信すると、このレスポンス47に含まれるIDコード及びレスポンスの照合を実行する。このとき、まずはレスポンス47内のIDコードと、自身のメモリ16に登録されたIDコードとを照らし合わせてID照合を実行し、このID照合が成立したことを確認すると、同じレスポンス47内のレスポンスコードと、自身が自ら算出したレスポンスコードとを照らし合わせてレスポンス照合を実行する。照合ECU7は、ID照合及びレスポンス照合の両方の成立を確認すると、スマート照合が成立したと認識し、車両ドアのドアロックの解錠を許可又は実行する。
なお、電子キー2でA社車両1aのドアロックを施錠する場合にも、車両1及び電子キー2の間で無線によるID照合が実行されるが、この照合時に実行される動作も解錠時と基本的に同様であるので、説明は省略する。また、車内照合時に実行されるID照合も、この場合は車両1側の使用アンテナが車外LF発信機8から車内LF発信機9に代わるだけで、基本的な動作態様はドア解錠時と同様であるので、この場合の説明についても省略する。
また、図4に示すように、電子キー2がB社車両1bの通信エリアに入り込んだ際には、電子キー2とB社車両1bとの間で無線によるID照合が実行され、これら2者間においてIDコードが一致してID照合が成立すれば、B社車両1bのドアロック施解錠やエンジン始動の各種操作が許可又は実行される。なお、このときに電子キー2及びB社車両1bの間で実行されるID照合は、前述したA社車両1aのときと同様の動作態様を経るので、詳細は省略する。
ところで、場合によっては、図9に示すように、A社車両1a及びB社車両1bが近接して駐車された際、互いの通信エリアが重畳(図9のドット部分)することがある。そして、この重畳エリアに電子キー2が入り込んでしまうと、各車両1a,1bから各々の発信される複数の電波を電子キー2が受信する状態をとってしまう。即ち、電子キー2が電波を複数受信する状況に陥ってしまう。こうなると、電子キー2は同時に2つの電波を受け付けることになり、電子キー2(通信制御部11)の正常な動作に支障を来すことも想定される。
このとき、通信機能切換部34は、A社車両1aからの発信電波をコード判定部41aで入力(確認)する動作と、B社車両1bからの発信電波をコード判定部41bで入力(確認)する動作とが重なることを確認することを以て、電波の複数受信を認識する。通信機能切換部34は、電波の複数受信を確認すると、各LFフロントエンド回路33a,33bの各々受信信号強度検出部42a,42bの検出値を見に行き、各々の受信電波Src,Srcの受信信号強度RSSIを確認する。そして、通信機能切換部34は、受信信号強度RSSIの強い側(図9ではA社車両1a)を優先して選択実行し、受信信号強度RSSIの強い側のID照合を完遂させる。
さて、本例においては、電子キー2が電波を受信した際のその受信電波Src(ウェイクコード)から車両1を判別し、その際に通信相手となっている車両1に応じた発信プログラム24を実行することにより、電子キー2の発信機能を通信車両に応じたものに切り換え設定する。このため、電子キー2の受信電波Srcが各車両1a,1bにいて同じでも、これら受信電波の種別を判別することができる。よって、1つの電子キー2を、特別な切り換え操作することなく複数の車両1a,1b間で共通の車両キーとして使用することが可能となる。また、電子キー2が電波を複数受信した際には、受信信号強度RSSIの強い側が選択実行されるので、電子キー2が電波を複数受信しても、問題なく2者間の通信を実行させることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態の(1)〜(4),(6)に記載の効果に加え、以下に記載の効果を得ることができる。
(7)受信電波Srcから車両メーカを判定し、電子キー2の通信機能をメーカに対応したものに設定するので、1つの電子キー2でメーカの異なる複数の車両1,1…を操作することができる。
(8)電子キー2が複数の受信電波Srcを複数受信した際、受信信号強度RSSIの強い方が、通信機能を設定する際に使用する受信電波Srcとして選択される。このため、もし仮に電子キー2が複数の受信電波Srcを複数受信する状況に陥っても、電子キー2にバグ動作をとらせずに済むので、車両1及び電子キー2の間の通信を問題なく成立させることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、ソフトウェア発信機15は、発信電波Sdsの周波数に合わせて発信周波数ごとに複数のアンテナを持つものでもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、LFフロントエンド回路33は、必ずしもディテクタや、ウェイクコードを判定する回路等を持つ回路に限らず、要はアナログ信号をデジタル変換可能なものであれば、その種類は特に限定されない。
・ 第1及び第2実施形態において、電子キー2の受信機14は、必ずしも複数設けられることに限らず、例えば1部品で複数の周波数の電波を受信可能なものであれば、1つのみでもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、どの種類の受信電波Srcを優先的に処理するのかを電子キー2に予め設定しておき、同時受信が発生した際には、この優先順に沿って、処理が実行されるものでもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、LF受信機14は必ずしも複数設けることに限らず、例えば複数の電波を同時受信した際にこれら受信電波Srcの種別を解読できるものであれば、1つとしてもよい。
・ 第1実施形態において、LF受信機14のアンテナを1つとしてよい。
・ 第1実施形態において、LFフロントエンド回路33を1つにしてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、どの種の受信電波Srcを受信しているかの判定は、必ずしも電波Src内に含まれる情報内容を確認する方式をとることに限定されず、例えば単にどの受信機14で電波を受信しているのかを見ることにより行ってもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、ソフトウェア発信機15は、通信を実行しないときに待機状態をとることに限定されず、常時起動でもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、LF受信機14は、常時起動に限らず、定期的に起動状態に切り換わるものでもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、トランスポンダ部19は、スマート通信(ワイヤレス通信も含む)を実行する通信管理部21aに一体に組み込まれたものであって、その具体的な構成は適宜変更可能である。
・ 第1及び第2実施形態において、電子キー2に搭載するソフトウェア無線機は、必ずしも発信機能のみを持つものに限らず、送受信の両方が可能なものとしてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、通信制御部11とデジタル信号処理部25は、必ずしも別部品であることに限らず、これらを部品として共用化(一体化)してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、通信制御部11とLFフロントエンド回路33は、必ずしも別部品であることに限らず、これらを部品として共用化(一体化)してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、デジタル信号処理部25とLFフロントエンド回路33は、必ずしも別部品であることに限らず、これらを部品として共用化(一体化)してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、受信電波Srcの種別を判定する際の判定方法は、例えば受信電波Srcのデータを実際に見る方式や、ウェイクコードから判断する方式に限定されず、例えばデータのコードフォーマットを見るなど、種々の方式が採用可能である。
・ 第1及び第2実施形態において、電波同時受信の際に、どの電波を優先処理するかの方式は、必ずしも受信信号強度RSSIの高いものを優先する方式に限定されない。要は、ユーザの意図に沿うものを判定できれば、その方式は特に限定されない。
・ 第2実施形態において、同時受信の対処方式としては、例えばウェイク信号Swkがどの席ドアから発信されたのかを通知する情報をウェイク信号Swkに乗せるようにし、電子キー2が電波を同時受信した際、運転席ドアから発信されたウェイク信号Swkを選択するものでもよい。
・ 第2実施形態において、通信相手が同じ車両メーカで受信電波Srcの情報内容(ウェイクコード)が異なる場合に、通信機能が切り換えられるものでもよい。
・ 第2実施形態において、コード判定部41や受信信号強度検出部42は、必ずしもLF受信機14に設けられることに限らず、通信管理部21a側に設けられていてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、電子キーシステム3で使用する周波数は、必ずしもLFやRFに限らず、種々の周波数が使用可能である。
・ 第1及び第2実施形態において、スマート通信は往路と復路とで周波数が異なることに限定されず、両方とも同じ周波数のものでもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、本例の通信機能切換システム21の搭載対象は、必ずしも車両1に限らず、無線通信を行う装置や機器であれば、搭載先は特に限定されない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜4のいずれかにおいて、前記切換手段は、前記受信電波の応答として端末固有のIDコードを無線発信させることにより、該端末を電子キーとして機能させる。この構成によれば、受信電波により通信機能が自動で切り換わる電子キーを提供することが可能となる。
1…通信相手としての車両、2…ソフトウェア無線式通信端末(通信端末)としての電子キー、14(14a,14b)…受信機としてのLF受信機、15…ソフトウェア無線機としてのソフトウェア発信機、34…切換機能、判定手段、設定手段及び同時受信検出手段を構成する通信機能切換部、41a,41b…判定手段を構成するコード判定部、42a,42b…受信パラメータ検出手段としての受信信号強度検出部、Src…受信電波、RSSI…受信パラメータとしての受信信号強度。

Claims (5)

  1. 通信相手から無線により電波を受け付けた際、該電波に応答する電波を無線により前記通信相手に送り返す双方向通信によって通信を実行するソフトウェア無線式通信端末において、
    電波の発信機能をソフトウェア的に切り換え可能なソフトウェア無線機と、
    電波を受信可能で、しかも前記ソフトウェア無線機から独立したハードウェア回路として構成された受信機と、
    前記受信機が電波を受信した際、その受信電波に基づき前記ソフトウェア無線機の発信機能を切り換えつつ、当該受信電波に応答する電波を前記ソフトウェア無線機から発信させて、前記通信相手との無線通信を実行させる切換手段と
    を備えたことを特徴とするソフトウェア無線式通信端末。
  2. 前記受信機は、受信する前記受信電波に合わせて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア無線式通信端末。
  3. 前記切換手段は、
    前記受信機の前記受信電波の種別を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づき、前記ソフトウェア無線機の発信機能を設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のソフトウェア無線式通信端末。
  4. 前記受信機が複数の電波を複数受信しているか否かを検出する同時受信検出手段と、
    前記受信電波の受信パラメータを検出する受信パラメータ検出手段とを備え、
    前記切換手段は、前記同時受信検出手段が複数の電波受信を検出した際、前記受信パラメータ検出手段から得る前記受信パラメータに基づき、複数の前記受信電波の中から特定のものを選択し、その選択した前記受信電波に応じた形式に前記ソフトウェア無線機の発信機能を設定することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のソフトウェア無線式通信端末。
  5. 通信端末がその通信相手と無線通信する際に動作するソフトウェア無線式通信システムにおいて、
    前記通信端末に設けられ、電波の発信機能をソフトウェア的に切り換え可能なソフトウェア無線機と、
    前記通信端末に設けられ、電波を受信可能で、しかも前記ソフトウェア無線機から独立したハードウェア回路として構成された受信機と、
    前記通信端末に設けられ、前記受信機が電波を受信した際、その受信電波に基づき前記ソフトウェア無線機の発信機能を切り換えつつ、当該受信電波に応答する電波を前記ソフトウェア無線機から発信させて、前記通信相手との無線通信を実行させる切換手段と
    を備えたことを特徴とするソフトウェア無線通信システム。
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