JP2011018758A - 積層型電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】電歪によって生じる振動を抑制することのできる積層型電子部品を提供する。
【解決手段】第一端子電極2に電気的に接続された第一内部電極20と、第一端子電極2及び第二端子電極3から電気的に絶縁された第三内部電極40とで誘電体層6を挟み込むと共に、第二端子電極3に電気的に接続された第二内部電極30と第三内部電極40とで誘電体層6を挟み込むことによって、二つの容量成分を直列接続したような構成とすることができる。そして、容量成分が形成されない部分において、第三内部電極40が第一内部電極20及び第二内部電極30と対向する部分である活性部分21,31よりも狭い幅を有する幅狭部44を有する。このような幅狭部44によって開口部43を形成し、中央位置において電極が形成されていない部分の面積を広くし、素体1の焼成時に誘電体層6同士を密着性の高い状態で固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、積層型電子部品に関する。
従来、積層型電子部品として、両端部から中央位置に向かってそれぞれ延びる一対の電極パターンが形成された一対の誘電体層同士の間に、中央位置に矩形状の電極パターンが形成された誘電体層を挟みこむように積層することによって素体を形成し、当該素体の両端部に端子電極を形成したものが知られている。この積層型電子部品は、各々の電極パターンによって、直列に接続された複数の容量成分が形成される構成とすることができる。
特開平07−135124号公報
上述の積層型電子部品においては、電極同士が対向することによって容量成分が形成される部分それぞれに対して電圧が印加されると、当該電極同士が対向する部分に電歪効果により機械的歪みが生じる。従って、交流電圧を印加した場合、電歪によって積層型電子部品には振動が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電歪によって生じる振動を抑制することのできる積層型電子部品を提供することを目的とする。
本発明に係る積層型電子部品は、複数の誘電体層を積層することによって形成される素体と、素体の一端部に形成される第一端子電極と、素体の他端部に形成される第二端子電極と、素体の内部において所定の幅で一端部から他端部側へ向かって延び、第一端子電極と電気的に接続された第一内部電極と、素体の内部において所定の幅で他端部から一端部側へ向かって延び、第二端子電極と電気的に接続された第二内部電極と、素体の内部において第一内部電極と第二内部電極との間に直列に接続された複数の容量成分が形成されるように、所定の幅で一端部と他端部との間で延び、第一端子電極及び第二端子電極と電気的に絶縁された第三内部電極と、を備え、第三内部電極は、容量成分を形成しない部分に、容量成分を形成する部分よりも狭い幅を有する幅狭部を有することを特徴とする。
本発明に係る積層型電子部品は、例えば、第一端子電極に電気的に接続された第一内部電極と、第一端子電極及び第二端子電極から電気的に絶縁された第三内部電極とで誘電体層を挟み込むと共に、第二端子電極に電気的に接続された第二内部電極と第三内部電極とで誘電体層を挟み込むことによって、複数の容量成分を直列接続したような構成とすることができる。そして、本発明に係る積層型電子部品では、第三内部電極の容量成分を形成しない部分において、容量成分を形成する部分よりも狭い幅を有する幅狭部を有している。このような幅狭部が形成されることによって、容量成分に寄与しない部分において電極が形成されていない部分の面積が広くなり、素体の焼成時に誘電体層同士が密着性の高い状態で固定される。これによって、電歪によって生じる振動を抑制することができる。
本発明に係る積層型電子部品において、具体的に、第三内部電極は、第一内部電極の一部及び第二内部電極の一部と誘電体層を挟むことによって複数の容量成分を形成し、幅狭部は、素体の一端部と他端部との間の中央位置に形成されることが好ましい。これによって、電歪による膨らみが大きくなる中央位置において誘電体層同士が密着性の高い状態で固定され、電歪によって生じる振動を抑制することができる。
また、本発明に係る積層型電子部品において、第一内部電極は、容量成分を形成する部分と第一端子電極とを接続する引出部を有し、第二内部電極は、容量成分を形成する部分と第二端子電極とを接続する引出部を有し、引出部は、容量成分を形成する部分よりも狭い幅を有する幅狭部をそれぞれ有することが好ましい。これによって、素体の両端部付近においても電極が形成されていない部分の面積を広くすることができる。これによって、誘電体層同士の密着性を向上させ、電歪によって生じる振動を一層抑制することができる。
また、本発明に係る積層型電子部品において、第三内部電極の幅狭部は、積層方向から見て、第一内部電極及び第二内部電極の幅狭部よりも狭い幅を有することが好ましい。電歪による振動では端部付近よりも中央位置側での膨らみが大きくなるが、第三内部電極の幅狭部を小さくすることによって、中央位置側で電極が形成されていない部分を大きくすることができ、これによって、中央位置での誘電体層同士の密着性を向上させて電歪によって生じる振動を一層抑制することができる。
また、本発明に係る積層型電子部品において、第三内部電極の幅狭部は、当該第三内部電極が容量成分を形成しない部分において幅方向にくびれることによって形成されていることが好ましい。例えば、第三内部電極の容量成分を形成しない部分に貫通孔を形成することによって一対の幅狭部を形成した場合は、第三内部電極の幅方向外側において誘電体層同士が密着する部分と、貫通孔の内部において誘電体層同士が密着する部分とが幅狭部で分断される構成となる。一方、幅方向にくびれることによって幅狭部が形成されている場合は、第三内部電極の幅方向外側において誘電体層同士が密着する部分と、幅狭部の両側において誘電体層同士が密着する部分とが分断されことなく連続した構成となる。これによって、誘電体層同士の密着性を一層向上させ、電歪によって生じる振動を一層抑制することができる。
本発明によれば、電歪によって生じる振動を抑制することができる。
本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサを示す斜視図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図である。 素体を誘電体層ごとに展開した展開図である。 第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。 各内部電極同士の寸法関係を説明するための図である。 各内部電極同士の寸法関係を説明するための図である。 本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサの作用・効果を説明するための概略断面図である。 本発明の第二実施形態に係る積層型コンデンサの素体を誘電体層ごとに展開した展開図である。 本発明の第二実施形態に係る積層型コンデンサの第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[第一実施形態]
図1〜図4を参照して、本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサ(積層型電子部品)C1の構成を説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係る積層型コンデンサC1を示す斜視図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った断面図である。図3は、素体を誘電体層ごとに展開した展開図である。図4は、第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。なお、図4には、第三内部電極が仮想線で示されている。図1に示すように、積層型コンデンサC1は、複数の長方形板状の誘電体層を積層して一体化することによって略直方体形状に構成された素体1と、第一端子電極2及び第二端子電極3を備えている。積層コンデンサC1は、長さ1.6〜5.7mm、幅0.8〜5.0mm、厚さ0.8〜3.2mm程度である。
第一端子電極2は、素体1の長手方向の一端部1aに形成される外部電極であり、素体1の一端部1a側の端面を覆うと共に、当該端面に隣接する四つの側面の一部を覆うように形成されている。また、第二端子電極3は、素体1の長手方向の他端部1bに形成される外部電極であり、素体1の他端部1b側の端面を覆うと共に、当該端面に隣接する四つの側面の一部を覆うように形成されている。第一端子電極2及び第二端子電極3は、素体1の外面にCuやNi、あるいはAg、Pd等を主成分とする導電性ペーストをディップなどによって付着させた後に所定温度(例えば、700℃程度)にて焼き付け、更に電気メッキを施すことにより、形成される。電気メッキには、Ni、Sn等を用いることができる。第一端子電極2及び第二端子電極3の厚さは、20〜700μm程度に設定される。
素体1は、図2及び図3に示すように、複数の長方形板状の誘電体層6と、複数の内部電極層7及び複数の中間内部電極層8とが積層された積層体として構成されている。内部電極層7と中間内部電極層8とは、素体1内において誘電体層6の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する。)に沿ってそれぞれ一層ずつ配置されている。内部電極層7と中間内部電極層8とは、少なくとも一層の誘電体層6を挟むように対向配置されている。実際の積層型コンデンサC1では、複数の誘電体層6は、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。具体的には、素体1は、図3に示すように、電極パターンが形成されていないセラミックグリーンシート10、内部電極層7の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート11、中間内部電極層8の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート12、内部電極層7の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート13、中間内部電極層8の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート14、内部電極層7の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート15、中間内部電極層8の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート16、内部電極層7の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート17、中間内部電極層8の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート18、内部電極層7の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート19を重ね合わせて焼成して一体化することによって形成される。各セラミックグリーンシートはBaTiO、CaZrOなどを主成分として構成され、その厚さ、すなわち焼成後の誘電体層6の厚さは、6〜60μmとされている。
内部電極層7は、素体1の内部に配置されて第一端子電極2と電気的に接続される第一内部電極20、素体1の内部に配置されて第二端子電極3と電気的に接続される第二内部電極30を備えて構成される。また、中間内部電極層8は、第一端子電極2及び第二端子電極3と電気的に絶縁された第三内部電極40を備えて構成されている。第一内部電極20、第二内部電極30及び第三内部電極40は、NiやNi合金などの導電材を含んでおり、当該導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成される。
図3及び図4に示すように、第一内部電極20は、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の一端部11a,13a,15a,17a,19aから長手方向の中央位置へ向かって所定の幅で延びて矩形状に形成される。また、第二内部電極30は、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の他端部11b,13b,15b,17b,19bから長手方向の中央位置へ向かって所定の幅で延びて矩形状に形成される。第一内部電極20と第二内部電極30とは、積層方向から見て長手方向の中央位置において互いに離間しているため、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の上面には、長手方向の中央位置において幅方向の全領域に亘って露出する露出部53が形成される。また、第一内部電極20及び第二内部電極30の幅方向の両端部は、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の幅方向の両端部からそれぞれ等間隔に離間している。第一内部電極20及び第二内部電極30は、長さ0.6〜2.5mm、幅0.5〜4.5mm、厚さ1.0〜2.0mmに形成される。
また、第三内部電極40は、セラミックグリーンシート12,14,16,18の中央位置から一端部12a,14a,16a,18a側及び他端部12b,14b,16b,18b側へ向かって所定の幅で延びる長方形状に形成される。第三内部電極40の幅方向の両端部は、セラミックグリーンシート12,14,16,18の幅方向の両端部からそれぞれ等間隔に離間している。第三内部電極40の一端部は、セラミックグリーンシート12,14,16,18の一端部12a,14a,16a,18aから離間しており、これによって、セラミックグリーンシート12,14,16,18の上面には、一端部12a,14a,16a,18a付近において幅方向の全領域に亘って露出する露出部54が形成される。また、第三内部電極40の他端部は、セラミックグリーンシート12,14,16,18の他端部12b,14b,16b,18bから離間しており、これによって、セラミックグリーンシート12,14,16,18の上面には、他端部12b,14b,16b,18b付近において幅方向の全領域に亘って露出する露出部55が形成される。第三内部電極40は、長さ1.4〜5.0mm、幅0.6〜4.5mm、厚さ1.0〜2.0μmに形成される。
第一内部電極20は、第三内部電極40の一部と対向して誘電体層6を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)21と、活性部分21及び第一端子電極2同士を接続する引出部22とを有している。引出部22の中央位置には、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の幅方向に延びる長方形状の貫通孔である開口部23が形成される。この開口部23が形成されることによって、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の上面が露出する露出部51が形成される。また、開口部23の長辺方向の両端側、すなわちセラミックグリーンシート11,13,15,17,19における幅方向の両端側には、幅狭部24がそれぞれ形成される。幅狭部24は、活性部分21よりも狭い幅を有している。
第二内部電極30は、第三内部電極40の一部と対向して誘電体層6を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)31と、活性部分31及び第二端子電極3同士を接続する引出部32とを有している。引出部32の中央位置には、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の幅方向に延びる長方形状の貫通孔である開口部33が形成される。この開口部33が形成されることによって、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の上面が露出する露出部52が形成される。また、開口部33の長辺方向の両端側、すなわちセラミックグリーンシート11,13,15,17,19における幅方向の両端側には、幅狭部34がそれぞれ形成される。幅狭部34は、活性部分31よりも狭い幅を有している。
第三内部電極40は、第一内部電極20の一部と対向して誘電体層6を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)41と、第二内部電極30の一部と対向して誘電体層6を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)42とを有している。活性部分41と活性部分42との間の容量成分を形成しない部分、すなわちセラミックグリーンシート12,14,16,18の長手方向の中央位置には、当該セラミックグリーンシート12,14,16,18の幅方向に延びる長方形状の貫通孔である開口部43が形成される。この開口部43は、積層方向から見て、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の露出部53と重なる位置に形成される。この開口部43が形成されることによって、セラミックグリーンシート12,14,16,18の上面が露出する露出部56が形成される。また、開口部43の長辺方向の両端側、すなわちセラミックグリーンシート12,14,16,18における幅方向の両端側には、幅狭部44がそれぞれ形成される。幅狭部44は、活性部分41,42よりも狭い幅を有している。積層方向から見て、第三内部電極40の幅狭部44の幅は、第一内部電極20の幅狭部24及び第二内部電極30の幅狭部34の幅よりも小さくされており、第三内部電極40の幅狭部44の長さは、第一内部電極20の幅狭部24及び第二内部電極30の幅狭部34の長さよりも大きくされている。これによって、開口部43は、積層方向から見て、開口部23及び開口部33よりも大きくされている。
セラミックグリーンシート10,11,12,13,14,15,16,17,18,19を積層させて焼結させた場合、セラミックグリーンシート11,13,15,17,19の両端部においては開口部23,33に対応する露出部51,52が、中央位置においては第一内部電極20及び第二内部電極30との間に形成される露出部53が、一枚上側のセラミックグリーンシートの下面に密着して固定される。また、セラミックグリーンシート12,14,16,18の両端部においては、第三内部電極40の両端側に形成される露出部54,55が、中央位置においては開口部43に対応する露出部56が、一枚上側のセラミックグリーンシートの下面に密着して固定される。これによって、図2に示すように、素体1には、長手方向の中央位置において、開口部43に対応する位置で誘電体層6同士が高い密着性で固定された領域Aが形成される。また、素体1には、一端部1a付近において、開口部23に対応する位置で誘電体層6同士が高い密着性で固定された領域Bが形成されると共に、他端部1b付近において、開口部33に対応する位置で誘電体層6同士が高い密着性で固定された領域Cが形成される。
次に、図5及び図6を参照して、第一内部電極20と、第二内部電極30と、第三内部電極40の好適な寸法関係について説明する。なお、図5及び図6においては、第一内部電極20と第二内部電極30とは、セラミックグリーンシートの長手方向の中心線に対して線対称な関係にあるため、第一内部電極20及び第二内部電極30の何れか一方のみについて説明する。まず、図5(a)に示すように、第一内部電極20の幅方向の両端側におけるセラミックグリーンシートの露出部の幅をaとし、幅狭部24の幅をbとし、開口部23と一端部11a,13a,15a,17a,19aとの間の距離をcとした場合、a≦b,cの関係を満たすことが好ましい。この関係を満たすことによって、第一内部電極20及び第二内部電極30における導通不良を防止することができる。例えば、a=0.1〜0.3mm、b=0.05〜0.3mm、c=0.05〜0.3mm程度に設定される。
また、図5(b)に示すように、第一内部電極20と第二内部電極30との間の距離をdとし、第三内部電極40の開口部43の幅をeとした場合、d≧eの関係を満たすことが好ましい。この関係を満たすことによって、所望の静電容量を確保しつつ、電歪による応力集中を緩和することができる。更に、図5(b)に示すように、第三内部電極40の幅狭部44の幅をfとし、第三内部電極40の幅方向の両端側における、セラミックグリーンシートの露出部の幅をgとした場合、g≦fの関係を満たすことが好ましい。この関係を満たすことによって、第三内部電極40における導通不良を防止することができる。例えば、d=0.1〜0.3mm、e=0.05〜0.3mm、f=0.05〜0.3mm、g=0.1〜0.3mm程度に設定される。
また、図6(a)に示すように、開口部33と他端部11b,13b,15b,17b,19bとの間の距離をhとし、第三内部電極40の活性部分42における他端部と開口部33との間の距離をkとした場合、k≦hの関係を満たすことが好ましい。この関係を満たすことによって、第二内部電極30の第二端子電極3との接続不良を防止することができる。例えば、h=0.05〜0.3mm、k=0〜0.2mm程度に設定される。
また、図6(b)に示すように、第一内部電極20の幅方向の両端側におけるセラミックグリーンシートの露出部の幅をaとし、開口部23の幅をmとし、開口部23の長さをnとした場合、a≦m,nの関係を満たすことが好ましい。この関係を満たすことによって、誘電体層6同士の密着性を確実に確保することができ、電歪による応力集中を緩和することができる。例えば、m=0.03〜0.3mm、n=0.03〜4.0mm程度に設定される。
次に、図2、図3及び図7を参照して、本実施形態に係る積層型コンデンサC1の作用・効果について説明する。図7は、第一実施形態に係る積層型コンデンサC1の作用・効果を説明するための概略断面図である。図7(a)は電圧を印加する前の積層型コンデンサの様子を示し、図7(b)は従来の積層型コンデンサCPに電圧を印加したときの様子を示し、図7(c)は本実施形態に係る積層型コンデンサC1に電圧を印加したときの様子を示す。従来の積層型コンデンサCPは、積層型コンデンサC1とは異なり、第一内部電極20、第二内部電極30及び第三内部電極40が幅狭部を有していない。この従来の積層型コンデンサCPにおいては、電極同士が対向することによって容量成分が形成される部分それぞれに対して電圧が印加されると、当該電極同士が対向する部分に電歪効果により機械的歪みが生じる。従って、この電歪によって、図7(b)に示すように素体1が大きく膨らみ、交流電圧を印加した場合、この電歪によって積層型コンデンサCPには振動が生じる。
一方、本実施形態に係る積層型コンデンサC1は、第一端子電極2に電気的に接続された第一内部電極20と、第一端子電極2及び第二端子電極3から電気的に絶縁された第三内部電極40とで誘電体層6を挟み込むと共に、第二端子電極3に電気的に接続された第二内部電極30と第三内部電極40とで誘電体層6を挟み込むことによって、二つの容量成分を直列接続したような構成とすることができる。そして、本実施形態に係る積層型コンデンサC1では、容量成分が形成されていない部分、すなわち第一内部電極20と第二内部電極30とが互いに離間している中央位置において、第三内部電極40が第一内部電極20及び第二内部電極30と対向する部分である活性部分41,42よりも狭い幅を有する幅狭部44を有している。このような幅狭部44によって開口部43が形成され、当該開口部43に対応する位置に露出部56が形成されることによって、中央位置において電極が形成されていない部分の面積が広くなり、素体1の焼成時に誘電体層6同士が密着性の高い状態で固定される。これによって、図7(c)に示すように、素体1の中央位置の領域Aにおける膨らみが抑えられ、電歪によって生じる振動を抑制することができる。
また、本実施形態に係る積層型コンデンサC1において、第一内部電極20は、第三内部電極40と対向する部分である活性部分21と第一端子電極2とを接続する引出部22を有し、第二内部電極30は、第三内部電極40と対向する部分である活性部分31と第二端子電極3とを接続する引出部32を有し、引出部22及び引出部32は、活性部分21,31よりも狭い幅を有する幅狭部24,34をそれぞれ有している。これによって、素体1の両端部1a,1b付近においても電極が形成されていない部分の面積を広くすることができる。これによって、誘電体層6同士の密着性を向上させ、図7(c)に示すように、素体1の両端部1a,1b付近の領域B,Cにおける膨らみが抑えられ、電歪によって生じる振動を一層抑制することができる。
また、本実施形態に係る積層型コンデンサC1において、第三内部電極40の幅狭部44は、積層方向から見て、第一内部電極20及び第二内部電極30の幅狭部24,34よりも小さい。電歪による振動では中央位置での膨らみが大きくなるが、第三内部電極40の幅狭部44を小さくすることによって、中央位置付近で電極が形成されていない部分を大きくすることができ、これによって、中央位置での誘電体層6同士の密着性を向上させて電歪によって生じる振動を一層抑制することができる。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態に係る積層型コンデンサについて、図8及び図9を参照して説明する。図8は、第二実施形態に係る積層型コンデンサの素体を誘電体層ごとに展開した展開図である。図9は、第一内部電極及び第二内部電極を積層方向から見た図である。なお、図9には、第三内部電極が仮想線で示されている。第二実施形態に係る積層型コンデンサは、第一内部電極、第二内部電極、及び第三電極が幅方向にくびれることによって各幅狭部が形成されている点で、第一実施形態に係る積層型コンデンサと主に相違している。
第二実施形態に係る積層型コンデンサの素体100は、図8に示すように、複数の長方形板状の誘電体層106と、複数の内部電極層107及び複数の中間内部電極層108とが積層された積層体として構成されている。内部電極層107と中間内部電極層108とは、素体100内において誘電体層106の積層方向(以下、単に「積層方向」と称する。)に沿ってそれぞれ一層ずつ配置されている。内部電極層107と中間内部電極層108とは、少なくとも一層の誘電体層106を挟むように対向配置されている。実際の積層型コンデンサC1では、複数の誘電体層106は、互いの間の境界が視認できない程度に一体化されている。具体的には、素体100は、図8に示すように、電極パターンが形成されていないセラミックグリーンシート110、内部電極層107の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート111、中間内部電極層108の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート112、内部電極層107の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート113、中間内部電極層108の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート114、内部電極層107の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート115、中間内部電極層108の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート116、内部電極層107の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート117、中間内部電極層108の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート118、内部電極層107の電極パターンが形成されたセラミックグリーンシート119を重ね合わせて焼成して一体化することによって形成される。
内部電極層107は、素体100の内部に配置されて第一端子電極2と電気的に接続される第一内部電極120、素体100の内部に配置されて第二端子電極3と電気的に接続される第二内部電極130を備えて構成される。また、中間内部電極層108は、第一端子電極2及び第二端子電極3と電気的に絶縁された第三内部電極140を備えて構成されている。
図8及び図9に示すように、第一内部電極120は、セラミックグリーンシート111,113,115,117,119の一端部111a,113a,115a,117a,119aから長手方向の中央位置へ向かって所定の幅で延びて矩形状に形成される。また、第二内部電極130は、セラミックグリーンシート111,113,115,117,119の他端部111b,113b,115b,117b,119bから長手方向の中央位置へ向かって所定の幅で延びて矩形状に形成される。第一内部電極120と第二内部電極130とは、積層方向から見て長手方向の中央位置において互いに離間しているため、セラミックグリーンシート111,113,115,117,119の上面には、長手方向の中央位置において幅方向の全領域に亘って露出する露出部153が形成される。また、第一内部電極120及び第二内部電極130の幅方向の両端部は、セラミックグリーンシート111,113,115,117,119の幅方向の両端部からそれぞれ等間隔に離間している。また、第三内部電極140は、セラミックグリーンシート112,114,116,118の中央位置から一端部112a,114a,116a,118a側及び他端部112b,114b,116b,118b側へ向かって所定の幅で延びる長方形状に形成される。第三内部電極140の幅方向の両端部は、セラミックグリーンシート112,114,116,118の幅方向の両端部からそれぞれ等間隔に離間している。第三内部電極140の一端部は、セラミックグリーンシート112,114,116,118の一端部112a,114a,116a,118aから離間しており、これによって、セラミックグリーンシート112,114,116,118の上面には、一端部112a,114a,116a,118a付近において幅方向の全領域に亘って露出する露出部154が形成される。また、第三内部電極140の他端部は、セラミックグリーンシート112,114,116,118の他端部112b,114b,116b,118bから離間しており、これによって、セラミックグリーンシート112,114,116,118の上面には、他端部112b,114b,116b,118b付近において幅方向の全領域に亘って露出する露出部155が形成される。
第一内部電極120は、第三内部電極140の一部と対向して誘電体層106を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)121と、活性部分121及び第一端子電極2同士を接続する引出部122とを有している。引出部122には、電極が幅方向にくびれることによって、活性部分121よりも狭い幅を有する幅狭部124が形成される。この幅狭部124が形成されることにより、幅狭部124の幅方向の両側には、略コ字状の開口部123が形成され、これによって、セラミックグリーンシート111,113,115,117,119の上面が露出する露出部151が形成される。この幅狭部124は、長さ100〜130μm、幅30〜300μmに設定される。
第二内部電極130は、第三内部電極140の一部と対向して誘電体層106を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)131と、活性部分131及び第二端子電極3同士を接続する引出部132とを有している。引出部132には、電極が幅方向にくびれることによって、活性部分131よりも狭い幅を有する幅狭部134が形成される。この幅狭部134が形成されることにより、幅狭部134の幅方向の両側には、略コ字状の開口部133が形成され、これによって、セラミックグリーンシート111,113,115,117,119の上面が露出する露出部152が形成される。この幅狭部134は、長さ100〜130μm、幅30〜300μmに設定される。
第三内部電極140は、第一内部電極120の一部と対向して誘電体層106を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)141と、第二内部電極130の一部と対向して誘電体層106を積層方向に挟み込むことによって容量成分を形成することとなる活性部分(容量成分を形成する部分)142とを有している。活性部分141と活性部分142との間の容量成分を形成しない部分、すなわちセラミックグリーンシート112,114,116,118の長手方向の中央位置において、電極が幅方向にくびれることによって、活性部分141,142よりも狭い幅を有する幅狭部144が形成される。この幅狭部144が形成されることにより、幅狭部144の幅方向の両側には、略コ字状の開口部143が形成され、これによって、セラミックグリーンシート112,114,116,118の上面が露出する露出部156が形成される。積層方向から見て、第三内部電極140の幅狭部144の幅は、第一内部電極120の幅狭部124及び第二内部電極130の幅狭部134の幅よりも小さくされており、第三内部電極140の幅狭部144の長さは、第一内部電極120の幅狭部124及び第二内部電極130の幅狭部134の長さよりも大きくされている。これによって、開口部143は、開口部123及び開口部133よりも大きくされている。この幅狭部144は、長さ100〜130μm、幅30〜300μmに設定される。
セラミックグリーンシート110,111,112,113,114,115,116,117,118,119を積層させて焼結させた場合、セラミックグリーンシート111,113,115,117,119の両端部においては開口部123,133に対応する露出部151,152が、中央位置においては第一内部電極120及び第二内部電極130との間に形成される露出部153が、一枚上側のセラミックグリーンシートの下面に密着して固定される。また、セラミックグリーンシート112,114,116,118の両端部においては、第三内部電極140の両端側に形成される露出部154,155が、中央位置においては開口部143に対応する露出部156が、一枚上側のセラミックグリーンシートの下面に密着して固定される。これによって、素体100には、長手方向の中央位置において、開口部143に対応する位置で誘電体層6同士が高い密着性で固定された領域が形成される。また、素体100には、一端部付近において、開口部123に対応する位置で誘電体層106同士が高い密着性で固定された領域が形成されると共に、他端部付近において、開口部133に対応する位置で誘電体層106同士が高い密着性で固定された領域が形成される。
第二実施形態に係る積層型コンデンサにおいても、第一端子電極2に電気的に接続された第一内部電極120と、第一端子電極2及び第二端子電極3から電気的に絶縁された第三内部電極140とで誘電体層106を挟み込むと共に、第二端子電極3に電気的に接続された第二内部電極130と第三内部電極140とで誘電体層106を挟み込むことによって、二つの容量成分を直列接続したような構成とすることができる。そして、本実施形態に係る積層型コンデンサでは、第一内部電極120と第二内部電極130とが互いに離間している中央位置において、第三内部電極140が第一内部電極120及び第二内部電極130と対向する部分である活性部分141,142よりも狭い幅を有する幅狭部144を有している。このような幅狭部144によって開口部143が形成され、当該開口部143に対応する位置に露出部156が形成されることによって、中央位置において電極が形成されていない部分の面積が広くなり、素体100の焼成時に誘電体層106同士が密着性の高い状態で固定される。これによって、素体100の中央位置における膨らみが抑えられ、電歪によって生じる振動を抑制することができる。
また、第二実施形態に係る積層型コンデンサにおいても、第一内部電極120は、第三内部電極140と対向する部分である活性部分121と第一端子電極2とを接続する引出部122を有し、第二内部電極130は、第三内部電極140と対向する部分である活性部分131と第二端子電極3とを接続する引出部132を有し、引出部122及び引出部132は、活性部分121,131よりも狭い幅を有する幅狭部124,134をそれぞれ有している。これによって、素体100の両端部付近においても電極が形成されていない部分の面積を広くすることができる。これによって、誘電体層106同士の密着性を向上させ、素体100の両端部付近における膨らみが抑えられ、電歪によって生じる振動を一層抑制することができる。
また、第二実施形態に係る積層型コンデンサにおいて、第三内部電極140の幅狭部144は、当該第三内部電極140が中央位置において幅方向にくびれることによって形成されている。第一実施形態に係る積層型コンデンサにおいては、第三内部電極40の幅方向外側において誘電体層同士が密着する部分と、開口部43の内部において誘電体層6同士が密着する部分とが幅狭部44で分断される構成となる。一方、幅方向にくびれることによって幅狭部144が形成されている場合は、第三内部電極140の幅方向外側において誘電体層6同士が密着する部分と、幅狭部144の両側において誘電体層6同士が密着する部分とが分断されことなく連続した構成となる。これによって、中央位置付近における誘電体層6同士の密着性を一層向上させ、電歪によって生じる振動を一層抑制することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、第二実施形態においては、幅狭部はセラミックグリーンシートにおける幅方向の中央位置に設けられていたが、中央位置からずれていてもよい。
また、上述の実施形態では、第一内部電極、第二内部電極、及び第三内部電極の全てに幅狭部が形成されていたが、少なくとも第三内部電極のみに形成されていればよく、第一内部電極及び第二内部電極に幅狭部が形成されていなくともよい。
また、上述の実施形態では、一つのセラミックグリーンシート上に第一内部電極及び第二内部電極が形成され、一枚下のセラミックグリーンシート上に一つの第三内部電極が形成されている実施形態について説明したが、例えば、一つのセラミックグリーンシート上に第一内部電極及び第二内部電極が形成されると共に第一内部電極と第二内部電極との間に第三内部電極が形成され、一枚下のセラミックグリーンシート上に2つの第三内部電極が形成されている実施形態においても本発明を適用することができる。この場合、一枚下の第三内部電極の一方は、第一内部電極の一部及び上側の第三内部電極の一部との間に容量成分を形成し、第三内部電極の他方は、上側の第三内部電極の一部及び第二内部電極の一部との間に容量成分を形成する構成となる。そして、上述の実施形態とは異なり、一枚下の第三内部電極の幅狭部は素体の中央位置ではなく、一枚上の第一内部電極と第三内部電極との間の領域、あるいは第二内部電極と第三内部電極との間の領域に形成される。なお、更に第三内部電極の数を増やした積層型電子部品についても、本発明を適用することができる。
1,100…素体、1a…一端部、1b…他端部、2…第一端子電極、3…第二端子電極、6,106…誘電体層、20,120…第一内部電極、21,31,121,131…活性部分(容量成分を形成する部分)、22,122…引出部、24,124…幅狭部、30,130…第二内部電極、32,132…引出部、34,134…幅狭部、40,140…第三内部電極、41,141…活性部分(容量成分を形成する部分)、42,142…活性部分(容量成分を形成する部分)、44,144…幅狭部、C1…積層型コンデンサ(積層型電子部品)。

Claims (5)

  1. 複数の誘電体層を積層することによって形成される素体と、
    前記素体の一端部に形成される第一端子電極と、
    前記素体の他端部に形成される第二端子電極と、
    前記素体の内部において所定の幅で前記一端部から前記他端部側へ向かって延び、前記第一端子電極と電気的に接続された第一内部電極と、
    前記素体の内部において所定の幅で前記他端部から前記一端部側へ向かって延び、前記第二端子電極と電気的に接続された第二内部電極と、
    前記素体の内部において前記第一内部電極と前記第二内部電極との間に直列に接続された複数の容量成分が形成されるように、所定の幅で前記一端部と前記他端部との間で延び、前記第一端子電極及び前記第二端子電極と電気的に絶縁された第三内部電極と、を備え、
    前記第三内部電極は、容量成分を形成しない部分に、容量成分を形成する部分よりも狭い幅を有する幅狭部を有することを特徴とする積層型電子部品。
  2. 前記第三内部電極は、前記第一内部電極の一部及び前記第二内部電極の一部と前記誘電体層を挟むことによって前記複数の容量成分を形成し、
    前記幅狭部は、前記素体の前記一端部と前記他端部との間の中央位置に形成されることを特徴とする請求項1記載の積層型電子部品。
  3. 前記第一内部電極は、容量成分を形成する部分と前記第一端子電極とを接続する引出部を有し、
    前記第二内部電極は、容量成分を形成する部分と前記第二端子電極とを接続する引出部を有し、
    前記引出部は、前記容量成分を形成する部分よりも狭い幅を有する幅狭部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1または2記載の積層型電子部品。
  4. 前記第三内部電極の前記幅狭部は、前記積層方向から見て、前記第一内部電極及び前記第二内部電極の前記幅狭部よりも狭い幅を有することを特徴とする請求項3記載の積層型電子部品。
  5. 前記第三内部電極の前記幅狭部は、当該第三内部電極が前記容量成分を形成しない部分において幅方向にくびれることによって形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の積層型電子部品。
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