JP2001217137A - 積層セラミック電子部品およびその製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品およびその製造方法

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JP2001217137A
JP2001217137A JP2000027051A JP2000027051A JP2001217137A JP 2001217137 A JP2001217137 A JP 2001217137A JP 2000027051 A JP2000027051 A JP 2000027051A JP 2000027051 A JP2000027051 A JP 2000027051A JP 2001217137 A JP2001217137 A JP 2001217137A
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multilayer ceramic
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dielectric
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Satoyuki Saito
智行 斎藤
Takeshi Nomura
武史 野村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構造で、デラミネーションまたはクラ
ックなどによる構造欠陥のない積層セラミック電子部品
およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 誘電体層12と内部電極層14とが交互
に積層してある積層構造を有する積層セラミックコンデ
ンサ10であって、内部電極層14には、表裏面を貫通
する貫通孔18が、隣接する内部電極層14において、
積層方向に略一直線となる位置に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層コンデンサな
どの積層セラミック電子部品およびその製造方法に係
り、さらに詳しくは、デラミネーションまたはクラック
などによる構造欠陥のない積層セラミック電子部品およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば図3(A)に、一般的な積層セ
ラミックコンデンサの断面図を示す。積層セラミックコ
ンデンサ1では、誘電体層2の間に、それぞれの外部電
極に接続する内部電極層4が交互に積層してあり、コン
デンサ回路を構成している。
【0003】誘電体層2および内部電極層4の積層体か
ら成る素子本体は、誘電体磁器組成物からなるグリーン
シート上に導電ペーストを印刷し、該導電ペーストを印
刷した複数枚のグリーンシートを積層し、その積層体を
一体的に焼成し、形成されている。
【0004】ところが、一般的に、導電ペーストとグリ
ーンシートとの密着性は、グリーンシート相互の密着性
に比べてきわめて悪い。一方、コンデンサの小型化且つ
高容量化に伴い、誘電体層2の薄層化が望まれている。
しかしながら、内部電極層4の厚みは、導電性を確保す
る観点から、誘電体層2の厚みに比例して薄くすること
はできない。そのため、内部電極層4の厚みが、誘電体
層2の厚みに比較して、相対的に厚くなってきている。
内部電極層4の厚みが誘電体層2の厚みに比較して相対
的に厚くなると、素子本体の内部にデラミネーションや
クラックなどの構造欠陥が生じ易くなる。
【0005】このような課題を解決するために、たとえ
ば特開平9−260198号公報および図3(B)に示
すような積層セラミックコンデンサ1aが提案されてい
る。この積層セラミックコンデンサ1aでは、内部電極
層4aに、平面を貫通する開口部8a(内径が2〜15
μm)を形成し、その開口部に、主成分(チタン酸バリ
ウムなど)よりも融点の低い誘電体材料を充填し、誘電
体層2a間に積層させてある。このように内部電極層4
aに開口部8aを形成し、その開口部8aを誘電体材料
で埋め、その後に誘電体層を積層させることにより、内
部構造欠陥のない積層セラミックコンデンサを得ること
ができるとされている。しかしながら、上記公報に示す
発明のように、内部電極層に形成された内径2〜15μ
m程度の開口部を誘電体材料で埋める作業は、技術的に
は困難である。
【0006】そこで、上記公報の内容を、より具体化さ
せた図3(C)に示すような積層セラミックコンデンサ
1bも考えられる。この積層セラミックコンデンサ1b
では、内部電極層4bに、平面を貫通する貫通孔8bを
形成し、誘電体層2bとは別の誘電体材料で貫通孔を埋
めることなく、誘電体層2bを積層してある。この技術
では、内部電極層4bに形成された貫通孔8bに、その
上下に積層される誘電体層2bが入り込み、誘電体層2
b間の密着性を向上させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の新たな知見によれば、各内部電極層4bに形成す
る貫通孔8bを、上記公報の図に示すように、各電極層
毎にランダムに配置する場合には、依然として、デラミ
ネーションなどの内部構造欠陥が素子本体の内部に発生
しやすいことが判明した。本発明者等は、その原因が、
図3(D)に示すように、内部電極層4bに形成された
貫通孔8bに、その上下に積層してある誘電体層2bが
入り込む結果ではないかと推測した。それらの誘電体層
2bが貫通孔8bに入り込むために、他の内部電極層4
bとの間に隙間5が生じ、それがデラミネーションの原
因となるのではないかと、本発明者等は推測した。
【0008】本発明の目的は、単純な構造で、デラミネ
ーションまたはクラックなどによる構造欠陥のない積層
セラミック電子部品およびその製造方法を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る積層セラミック電子部品は、誘電体層
と内部電極層とが交互に積層してある積層構造を有する
積層セラミック電子部品であって、前記内部電極層に
は、表裏面を貫通する貫通孔が、隣接する内部電極層に
おいて、積層方向に略一直線となる位置に形成してある
ことを特徴とする。
【0010】本発明において、前記貫通孔に内接する円
の内径が0.2mm以上であることが好ましい。貫通孔の
断面形状は、特に限定されず、円形、楕円形、矩形、三
角形、多角形などが例示されるが、円形が好ましい。円
形の場合には、貫通孔に内接する円の内径は、貫通孔の
内径に一致する。
【0011】各内部電極層には、貫通孔は単一でも複数
形成しても良い。各内部電極層において、電極面積に対
する貫通孔の合計面積の比は、好ましくは1/100以
上1/5以下、さらに好ましくは1/100以上1/2
0以下である。
【0012】本発明に係る積層セラミックコンデンサの
製造方法は、誘電体層となる誘電体用ペーストを準備す
る工程と、内部電極層となる内部電極用ペーストを準備
する工程と、前記誘電体用ペーストで構成された焼結前
誘電体層と、内部電極層用ペーストで構成された焼結前
内部電極層とを交互に積層して積層体を得る際に、前記
焼結前内部電極層に、隣接する焼結前内部電極層におい
て積層方向に略一直線となる位置で、表裏面を貫通する
貫通孔を形成する工程と、前記積層体を焼成する工程と
を有する。
【0013】本発明の製造方法において、焼結前誘電体
層と焼結前内部電極層との積層方法は、特に限定され
ず、印刷法、転写法、グリーンシート法などを例示する
ことができる。
【0014】
【作用および効果】本発明に係る積層セラミック電子部
品およびその製造方法では、内部電極層に、表裏面を貫
通する貫通孔が形成してあることから、その貫通孔を通
して、内部電極層を挟む上下の誘電体層が密着する。し
かも、本発明では、内部電極層の貫通孔が、隣接する内
部電極層において、積層方向に略一直線となる位置に形
成してあるため、従来技術のように貫通孔をランダムに
配置する場合に比較し、誘電体層と電極層との間に隙間
を生じにくい。このため、焼成前の積層体の接着強度が
向上し、焼成過程における内部電極の酸化還元、あるい
は積層体中の内部電極層と誘電体層との収縮挙動作に伴
う応力に起因して生じるデラミネーションやクラックな
どの構造欠陥の発生率を大幅に低減することができる。
その結果、信頼性に優れた積層セラミック電子部品を得
ることができる。
【0015】また、特に本発明の製造方法では、内部電
極層の貫通孔への誘電体材料の充填工程を必要としない
ので、その製造が容易であり、製造工程の短縮を図るこ
とができる。
【0016】すなわち、本発明によれば、単純な構造で
ありながら、デラミネーションまたはクラックなどによ
る構造欠陥のない積層セラミック電子部品を容易に得る
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1(A)は本発明の1実施形
態に係る積層セラミックコンデンサの概略断面図、図1
(B)は本発明の他の実施形態に係る積層セラミックコ
ンデンサの概略断面図、図2は図1(A)に示す積層セ
ラミックコンデンサの製造過程を示す概略斜視図、図3
(A)〜(C)は本発明の比較例に係る積層セラミック
コンデンサの概略断面図、図3(D)は図3(C)に示
すIIID部分の拡大断面図である。
【0018】積層セラミックコンデンサ 図1(A)に示すように、本発明の一実施形態に係る積
層セラミック電子部品としての積層セラミックコンデン
サ10は、誘電体層12と内部電極層14とが交互に積
層された構成のコンデンサ素子本体11を有する。この
コンデンサ素子本体11の両端部には、素子本体11の
内部で交互に配置された内部電極層14と各々導通する
一対の外部電極16が形成してある。コンデンサ素子本
体11の形状に特に制限はないが、通常、直方体状とさ
れる。また、その寸法にも特に制限はなく、用途に応じ
て適当な寸法とすればよいが、通常、(0.6〜5.6
mm)×(0.3〜5.0mm)×(0.3〜1.9m
m)程度である。
【0019】内部電極層14は、各端面がコンデンサ素
子本体11の対向する2端部の表面に交互に露出するよ
うに積層してある。一対の外部電極16は、コンデンサ
素子本体11の両端部に形成され、交互に配置された内
部電極層14の露出端面に接続されて、コンデンサ回路
を構成する。
【0020】誘電体層12 誘電体層12の組成は、本発明では特に限定されない
が、たとえば以下の誘電体磁器組成物で構成される。本
実施形態の誘電体磁器組成物は、たとえば{(Ba
(1−x−y) CaSr)O}(Ti
(1−z) Zr で表せる主成分を有
する誘電体磁器組成物である。なお、A,B,x,y,
zは、いずれも任意の範囲であるが、たとえば0.99
0≦A/B≦1.010、0≦x≦0.80、0≦y≦
0.5、0.01≦z≦0.98であることが好まし
い。誘電体磁器組成物中に主成分と共に含まれる副成分
としては、Y,Gd,Tb,Dy,V,Mo,Zn,C
d,Sn,W,Mn,Si,およびPの酸化物から選ば
れる1種類以上を含む副成分が例示される。
【0021】副成分を添加することにより、主成分の誘
電特性を劣化させることなく低温焼成が可能となり、誘
電体層を薄層化した場合の信頼性不良を低減することが
でき、長寿命化を図ることができる。ただし、本発明で
は、誘電体層の組成は、上記に限定されるものではな
い。
【0022】なお、図1に示す誘電体層12の積層数や
厚み等の諸条件は、目的や用途に応じ適宜決定すればよ
い。また、誘電体層12は、グレインと1%以下の粒界
相とで構成され、誘電体層12のグレインの平均粒子径
は、0.1〜5μm程度あることが好ましい。
【0023】この粒界相は、通常、誘電体材料あるいは
内部電極材料を構成する材質の酸化物や、別途添加され
た材質の酸化物、さらには工程中に不純物として混入す
る材質の酸化物を成分とし、通常ガラスないしガラス質
で構成されている。
【0024】内部電極層14 内部電極層14に含有される導電材は特に限定されない
が、誘電体層12の構成材料が耐還元性を有するため、
卑金属を用いることができる。導電材として用いる卑金
属としては、NiまたはNi合金が好ましい。内部電極
層14の厚さは用途等に応じて適宜決定すればよいが、
通常、0.5〜5μm、特に1〜2.5μm程度である
ことが好ましい。
【0025】本実施形態では、各内部電極層14毎に、
表裏面を貫通する単一の貫通孔18が、隣接する内部電
極層14において、積層方向に略一直線となる位置に形
成してある。貫通孔18の断面形状は、本実施形態では
円形であり、その内径の下限は、好ましくは0.2mm以
上である。また、貫通孔18の上限は、内部電極層14
の電極幅の1/3以下である。貫通孔18の内径が小さ
すぎると、内部電極層14を挟む上下の誘電体層12の
密着性が不十分になる傾向にあり、内径が大きすぎる
と、コンデンサとしての静電容量が低下する傾向にあ
る。
【0026】また、各内部電極層14毎の電極面積に対
する貫通孔18の開孔面積の比は、好ましくは1/10
0以上1/5以下、さらに好ましくは1/100以上1
/20以下である。この比が小さすぎると、内部電極層
14を挟む上下の誘電体層12の密着性が不十分になる
傾向にあり、比が大きすぎると、コンデンサとしての静
電容量が低下する傾向にある。
【0027】外部電極16 外部電極16に含有される導電材は特に限定されない
が、通常、CuやCu合金あるいはNiやNi合金等を
用いる。なお、AgやAgーPd合金等も、もちろん使
用可能である。なお、本実施形態では、安価なNi,C
uや、これらの合金を用いる。外部電極の厚さは用途等
に応じて適宜決定されればよいが、通常、10〜50μ
m程度であることが好ましい。
【0028】積層セラミックコンデンサの製造方法 次に、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデ
ンサの製造方法について説明する。本実施形態では、ペ
ーストを用いた通常の印刷法やシート法によりグリーン
チップを作製し、これを焼成した後、外部電極を印刷ま
たは転写して焼成することにより製造される。以下、製
造方法について具体的に説明する。
【0029】誘電体層用ペーストは、誘電体原料と有機
ビヒクルとを混練した有機系の塗料であってもよく、水
系の塗料であってもよい。誘電体原料には、前述した誘
電体磁器組成物の組成に応じ、主成分を構成する原料
と、副成分を構成する原料と、必要に応じて焼結助剤を
構成する原料とが用いられる。主成分を構成する原料と
しては、Ti,Ba,Sr,Ca,Zrの酸化物および
/または焼成により酸化物になる化合物が用いられる。
副成分を構成する原料としては、Sr,Y,Gd,T
b,Dy,V,Mo,Zn,Cd,Ti,Sn,W,M
n,SiおよびPの酸化物および/または焼成により酸
化物になる化合物から選ばれる1種類以上、好ましくは
3種類以上の単一酸化物または複合酸化物が用いられ
る。
【0030】本発明に係る製造方法では、誘電体原料に
は、必ずしも焼結助剤を含ませる必要はないが、焼結助
剤を含ませる場合には、たとえばSiまたはLiの酸化
物および/または焼成により酸化物になる化合物が用い
られる。焼成により酸化物になる化合物としては、例え
ば炭酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、有機金属化合物等が例
示される。もちろん、酸化物と、焼成により酸化物にな
る化合物とを併用してもよい。これらの原料粉末は、通
常、平均粒子径0.0005〜5μm程度のものが用い
られる。このような原料粉末から誘電体材料を得るには
例えば下記のようにすればよい。
【0031】まず、出発原料を所定の量比に配合し、例
えば、ボールミル等により湿式混合する。次いで、スプ
レードライヤー等により乾燥させ、その後仮焼し、主成
分を構成する上記式の誘電体酸化物を得る。なお、仮焼
は、通常500〜1300℃、好ましくは500〜10
00℃、さらに好ましくは800〜1000℃にて、2
〜10時間程度、空気中にて行う。次いで、ジェットミ
ルあるいはボールミル等にて所定粒径となるまで粉砕
し、誘電体材料を得る。副成分と、焼結助剤(SiO
またはLiOなど)とは、それぞれ主成分とは
別に仮焼きし、得られた誘電体材料に混合される。この
主成分の仮焼き時に、副成分も含めて行うと所望の特性
が得られない。
【0032】誘電体層用ペーストを調整する際に用いら
れる結合剤、可塑剤、分散剤、溶剤等の添加剤は種々の
ものであってよい。また、誘電体層用のペーストにはガ
ラスフリットを添加してもよい。結合剤としては、例え
ばエチルセルロース、アビエチン酸レジン、ポリビニー
ル・ブチラールなど、可塑剤としては、例えばアビエチ
ン酸誘導体、ジエチル蓚酸、ポリエチレングリコール、
ポリアルキレングリコール、フタール酸エステル、フタ
ール酸ジブチルなど、分散剤としては、例えばグリセリ
ン、オクタデシルアミン、トリクロロ酢酸、オレイン
酸、オクタジエン、オレイン酸エチル、モノオレイン酸
グリセリン、トリオレイン酸グリセリン、トリステアリ
ン酸グリセリン、メンセーデン油など、溶剤としては、
例えばトルエン、テルピネオール、ブチルカルビトー
ル、メチルエチルケトンなどが挙げられる。このペース
トを焼成する際に、誘電体材料がペースト全体に対して
占める割合は50〜80重量%程度とし、その他、結合
剤は2〜5重量%、可塑剤は0.01〜5重量%、分散
剤は0.01〜5重量%、溶剤は20〜50重量%程度
とする。そして、前記誘電体材料とこれら溶剤などとを
混合し、例えば3本ロール等で混練してペースト(スラ
リー)とする。
【0033】なお、誘電体層用ペーストを水系の塗料と
する場合には、水溶性のバインダや分散剤などを水に溶
解させた水系ビヒクルと、誘電体原料とを混練すればよ
い。水系ビヒクルに用いる水溶性バインダは特に限定さ
れず、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水
溶性アクリル樹脂などを用いればよい。
【0034】内部電極層用ペーストは、各種導電性金属
や合金からなる導電体材料、あるいは焼成後に上記した
導電体材料となる各種酸化物、有機金属化合物、レジネ
ート等と、有機ビヒクルとを混練して調製する。
【0035】内部電極用のペーストを製造する際に用い
る導体材料としては、NiやNi合金さらにはこれらの
混合物を用いる。このような導体材料は、球状、リン片
状等、その形状に特に制限はなく、また、これらの形状
のものが混合したものであってもよい。また、導体材料
の平均粒子径は、通常、0.1〜10μm、好ましくは
0.2〜1μm程度のものを用いればよい。
【0036】有機ビヒクルは、バインダーおよび溶剤を
含有するものである。バインダーとしては、例えばエチ
ルセルロース、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等公知の
ものはいずれも使用可能である。バインダー含有量は1
〜5重量%程度とする。溶剤としては、例えばテルピネ
オール、ブチルカルビトール、ケロシン等公知のものは
いずれも使用可能である。溶剤含有量は、ペースト全体
に対して、20〜55重量%程度とする。
【0037】このようにして得られた内部電極層用ペー
ストと誘電体層用ペーストとは、印刷法、転写法、グリ
ーンシート法等により、それぞれ交互に積層される。印
刷法を用いる場合、誘電体層用ペーストおよび内部電極
層用ペーストを、PET等の基板上に積層印刷し、所定
形状に切断した後、基板から剥離して積層体とする。ま
た、シート法を用いる場合、図2に示すように、誘電体
層用ペーストを用いてグリーンシート(焼結前誘電体
層)120を形成し、この上に内部電極層用ペーストか
ら成る内部電極パターン(焼結前内部電極層)140を
印刷する。内部電極パターン140の印刷に際しては、
内部電極パターン140には、積層方向に略一直線とな
る位置で、表裏面を貫通する貫通孔18が形成される。
【0038】内部電極パターン140が印刷されたグリ
ーンシート120は、積層方向に多数積層されて積層体
とされ、その積層方向上下端には、内部電極パターン1
40が印刷されていない複数のグリーンシートも積層さ
れる。
【0039】次に、このようにして得られた積層体を、
所定の積層体サイズに切断した後、脱バインダ処理およ
び焼成を行う。そして、誘電体層12を再酸化させるた
め、熱処理を行う。
【0040】脱バインダ処理は、通常の条件で行えばよ
いが、内部電極層の導電体材料にNiやNi合金等の卑
金属を用いる場合、特に下記の条件で行うことが好まし
い。
【0041】 昇温速度:5〜300℃/時間、特に10〜50℃/時
間、 保持温度:200〜400℃、特に250〜350℃、 保持時間:0.5〜20時間、特に1〜10時間、 雰囲気 :加湿したNとHとの混合ガス。
【0042】焼成条件は、下記の条件が好ましい。 昇温速度:50〜500℃/時間、特に200〜300
℃/時間、 保持温度:1100〜1300℃、特に1150〜12
50℃、 保持時間:0.5〜8時間、特に1〜3時間、 冷却速度:50〜500℃/時間、特に200〜300
℃/時間、 雰囲気ガス:加湿したNとHとの混合ガス等。
【0043】ただし、焼成時の空気雰囲気中の酸素分圧
は、10−7atm以下、特に10 −7〜10−13
atmにて行うことが好ましい。前記範囲を超えると、
内部電極層が酸化する傾向にあり、また、酸素分圧があ
まり低すぎると、内部電極層の電極材料が異常焼結を起
こし、途切れてしまう傾向にある。
【0044】このような焼成を行った後の熱処理は、保
持温度または最高温度を900〜1100℃として行う
ことが好ましい。熱処理時の保持温度または最高温度
が、前記範囲未満では誘電体材料の酸化が不十分なため
に寿命が短くなる傾向にあり、前記範囲をこえると内部
電極のNiが酸化し、容量が低下するだけでなく、誘電
体素地と反応してしまい、寿命も短くなる傾向にある。
熱処理の際の酸素分圧は、10−8atm以上、より好
ましくは10−4〜10−7atm が好ましい。前記
範囲未満では、誘電体層12の再酸化が困難であり、前
記範囲をこえると内部電極層14が酸化する傾向にあ
る。そして、そのほかの熱処理条件は下記の条件が好ま
しい。
【0045】 保持時間:0〜6時間、特に2〜5時間、 冷却速度:50〜500℃/時間、特に100〜300
℃/時間、 雰囲気用ガス:加湿したNガス等。
【0046】なお、Nガスや混合ガス等を加湿する
には、例えばウェッター等を使用すればよい。この場
合、水温は0〜75℃程度が好ましい。また脱バインダ
処理、焼成および熱処理は、それぞれを連続して行って
も、独立に行ってもよい。これらを連続して行なう場
合、脱バインダ処理後、冷却せずに雰囲気を変更し、続
いて焼成の際の保持温度まで昇温して焼成を行ない、次
いで冷却し、熱処理の保持温度に達したときに雰囲気を
変更して熱処理を行なうことが好ましい。一方、これら
を独立して行なう場合、焼成に際しては、脱バインダ処
理時の保持温度までNガスあるいは加湿したN
ガス雰囲気下で昇温した後、雰囲気を変更してさらに昇
温を続けることが好ましく、熱処理時の保持温度まで冷
却した後は、再びNガスあるいは加湿したN
ス雰囲気に変更して冷却を続けることが好ましい。ま
た、熱処理に際しては、Nガス雰囲気下で保持温度
まで昇温した後、雰囲気を変更してもよく、熱処理の全
過程を加湿したNガス雰囲気としてもよい。
【0047】このようにして得られた焼結体(素子本体
11)には、例えばバレル研磨、サンドプラスト等にて
端面研磨を施し、外部電極用ペーストを焼きつけて外部
電極16を形成する。外部電極用ペーストの焼成条件
は、例えば、加湿したNとHとの混合ガス中で
600〜800℃にて10分間〜1時間程度とすること
が好ましい。そして、必要に応じ、外部電極16上にめ
っき等を行うことによりパッド層を形成する。なお、外
部電極用ペーストは、上記した内部電極層用ペーストと
同様にして調製すればよい。このようにして製造された
本発明の積層セラミックコンデンサは、ハンダ付等によ
りプリント基板上などに実装され、各種電子機器等に使
用される。
【0048】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。たとえば、上述した実施形態では、各内
部電極層14毎に、単一の貫通孔18を形成した積層セ
ラミックコンデンサ10を例示したが、本発明では、図
1(B)に示すように、各内部電極層14a毎に、複数
の貫通孔18aを形成しても良い。すなわち、図1
(B)に示す積層セラミックコンデンサ10aの素子本
体11aでは、表裏面を貫通する複数の貫通孔18a
が、隣接する内部電極層14aにおいて、それぞれ積層
方向に略一直線となる位置に形成してある。
【0049】また、上述した実施形態では、本発明に係
る積層セラミック電子部品として積層セラミックコンデ
ンサを例示したが、本発明に係る製造方法で得られる積
層セラミック電子部品としては、積層セラミックコンデ
ンサに限定されない。
【0050】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0051】実施例1 出発原料として、水熱合成により生成された{{Ba
(1−x) Ca}O}(Ti(1−y)
で示される組成の誘電体酸化物から成
る主成分を用いた。主成分を示す式中の組成比を示す記
号A,B,x,yが、0.990≦A/B<1.01
0、0.01≦x≦0.25、0.1≦y≦0.3の関
係の関係にあった。なお、上記誘電体酸化物の平均粒径
は、0.4μm、最大粒径は1.5μmであった。
【0052】また、主成分100重量%に対して、0.
20重量%のMnCOと、0.30重量%のY
と、0.16重量%のSiOとを、添加物
(添加物全体の平均粒径0.5μm、最大粒径3.3μ
m)として、各々ボールミルで16時間湿式粉砕し、9
00℃および3時間の条件で、大気雰囲気中で仮焼き
し、その後、解砕のためにボールミルで20時間湿式粉
砕し、副成分の添加物とした。そして、主成分と添加物
とを、ボールミルで16時間、湿式混合し、チタン酸バ
リウム系の誘電体材料を得た。
【0053】この誘電体材料を用いて、下記に示される
配合比にて、ジルコニア製ボールを用いてボールミル混
合し、スラリー化して誘電体層用ペーストとした。すな
わち、誘電体材料:100重量部、アクリル系樹脂:
5.0重量部、フタル酸ベンジルブチル:2.5重量
部、ミネラルスピリット:6.5重量部、アセトン:
4.0重量部、トリクロロエタン:20.5重量部、塩
化メチレン:41.5重量部の配合比である。
【0054】次に、下記に示される配合比にて、3本ロ
ールにより混練し、スラリー化して内部電極用ペースト
とした。すなわち、Ni:44.6重量部、テルピネオ
ール:52重量部、エチルセルロース:3重量部、ベン
ゾトリアゾール:0.4重量部である。これらのペース
トを用い、以下のようにして、図1に示される積層型セ
ラミックチップコンデンサ10を製造した。
【0055】まず、誘電体層用ペーストを用いてキャリ
アフィルム上に10μm厚のシートを、ドクターブレー
ド法などで形成し、この上に内部電極用ペーストを用い
て、内部電極パターンを印刷した。内部電極パターンの
印刷の際には、各内部電極パターンには、積層方向に略
直線となる同じ位置で、単一の内径0.1mmの貫通孔を
形成した。
【0056】その後、キャリヤフィルムから上記のシー
トを剥離し、内部電極が印刷されたシートを複数枚積層
し、加圧接着した。なお、誘電体層12の積層数は10
0層であった。次いで、積層体を所定サイズに切断した
後、脱バインダ処理、焼成および熱処理を連続して下記
の条件にて行った。
【0057】脱バインダ処理 昇温速度:20℃/時間、 保持温度:350℃、 保持時間:8時間、 雰囲気用ガス:加湿したNとHとの混合ガス
等。
【0058】焼成 昇温速度:200℃/時間、 保持温度:1220℃、 保持時間:2時間、 冷却速度:200℃/時間、 雰囲気用ガス:加湿したNとHの混合ガス、 酸素分圧:10−12 atm。
【0059】熱処理 保持温度:1050℃、 保持時間:2時間、 冷却速度:200℃/時間、 雰囲気用ガス:加湿したNガス、 酸素分圧:10−6atm。
【0060】なお、それぞれの雰囲気用ガスの加湿に
は、ウェッターを用い、水温0〜75℃にて行った。
【0061】得られた焼結体の端面をサンドブラストに
て研磨した後、In−Ga合金を塗布して、試験用電極
を形成した。このようにして製造した積層コンデンサの
サイズは、3.2mm×2.5mm×1.6mmであ
り、誘電体層12の厚みは5μm、内部電極層14の厚
みは1.5μmであった。
【0062】本実施例の積層コンデンサを100個準備
し、これらコンデンサについて、デラミネーションの発
生率、取得静電容量、IR不良率および寿命の試験を行
った。結果を表1に示す。
【0063】
【表1】
【0064】なお、デラミネーションについては、コン
デンサを切断し、その断面を、顕微鏡により観察し、そ
の発生割合(%)を調べた。また、取得静電容量につい
ては、コンデンサに対して、基準温度25℃でデジタル
LCRメータ(YHP製4274A)にて、周波数1K
Hz、測定電圧1.0Vrmsの信号を入力し、静電容
量を測定した。実施例1における静電容量を100%と
した。
【0065】また、絶縁抵抗値(IR)の不良率は、コ
ンデンサに10Vの直流電圧を1分間印加して測定し、
1×10Ω以下を不良品とし、不良品の発生割合を
%で示した。
【0066】さらに、寿命については、コンデンサに対
し、200℃にて10V/μmの電界下で加速試験を行
い、絶縁抵抗が1MΩ以下になるまでの時間を寿命時間
とした。
【0067】実施例2 各内部電極層に形成する貫通孔の内径を0.2mmとした
以外は、実施例1と同様にして、積層セラミックコンデ
ンサを作製して試験を行った。結果を表1に示す。
【0068】実施例3 各内部電極層に形成する貫通孔の内径を0.2mmとし、
各内部電極層毎に5つの貫通孔を形成した以外は、実施
例1と同様にして、積層セラミックコンデンサを作製し
て試験を行った。結果を表1に示す。
【0069】実施例4 各内部電極層に形成する貫通孔の内径を0.4mmとした
以外は、実施例1と同様にして、積層セラミックコンデ
ンサを作製して試験を行った。結果を表1に示す。
【0070】実施例5 各内部電極層に形成する貫通孔の内径を0.6mmとした
以外は、実施例1と同様にして、積層セラミックコンデ
ンサを作製して試験を行った。結果を表1に示す。
【0071】実施例6 各内部電極層に形成する貫通孔の内径を0.8mmとした
以外は、実施例1と同様にして、積層セラミックコンデ
ンサを作製して試験を行った。結果を表1に示す。実施例7 各内部電極層に形成する貫通孔の内径を1.2mmとした
以外は、実施例1と同様にして、積層セラミックコンデ
ンサを作製して試験を行った。結果を表1に示す。
【0072】比較例1 各内部電極層には、何ら貫通孔を形成しなかった以外
は、実施例1と同様にして、積層セラミックコンデンサ
を作製して試験を行った。結果を表1に示す。
【0073】比較例2 0.01mmの内径の貫通孔を、各内部電極層毎にランダ
ムに400個形成した以外は、実施例1と同様にして、
積層セラミックコンデンサを作製して試験を行った。結
果を表1に示す。
【0074】比較例3 0.2mmの内径の貫通孔を、各内部電極層毎にランダム
な位置に1個形成した以外は、実施例1と同様にして、
積層セラミックコンデンサを作製して試験を行った。結
果を表1に示す。
【0075】評価 表1に示すように、実施例1〜7と比較例1〜3とを比
較することで、本実施例によれば、静電容量を大幅に低
下させることなく、デラミネーションを防止し、IR不
良率が少なく、長寿命な積層セラミックコンデンサを得
ることができることが確認できた。また、表1に示すよ
うに、電極面積に対する貫通孔の合計面積の比が、好ま
しくは1/100以上1/5以下、さらに好ましくは1
/100以上1/20以下である場合に、特に、静電容
量を大幅に低下させることなく、デラミネーションを防
止し、IR不良率が少なく、長寿命な積層セラミックコ
ンデンサを得ることができることが確認できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は本発明の1実施形態に係る積層
セラミックコンデンサの概略断面図、図1(B)は本発
明の他の実施形態に係る積層セラミックコンデンサの概
略断面図である。
【図2】 図2は図1(A)に示す積層セラミックコン
デンサの製造過程を示す概略斜視図である。
【図3】 図3(A)〜(C)は本発明の比較例に係る
積層セラミックコンデンサの概略断面図、図3(D)は
図3(C)に示すIIID部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
10,10a… 積層セラミックコンデンサ 11a,11b… 素子本体 12… 誘電体層 14,14a… 内部電極層 16… 外部電極 18,18a… 貫通孔 120… グリーンシート 140… 内部電極パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E001 AB03 AC05 AH01 AH06 AH09 AJ01 AJ02 5E082 AB03 BC32 EE04 EE11 EE35 EE41 FG06 FG26 FG54 GG10 GG28 JJ03 JJ15 JJ23 LL01 LL02 MM24 PP08 PP09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体層と内部電極層とが交互に積層し
    てある積層構造を有する積層セラミック電子部品であっ
    て、 前記内部電極層には、表裏面を貫通する貫通孔が、隣接
    する内部電極層において、積層方向に略一直線となる位
    置に形成してあることを特徴とする積層セラミック電子
    部品。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔に内接する円の内径が0.2
    mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の積層セ
    ラミック電子部品。
  3. 【請求項3】 各内部電極層毎に、貫通孔が複数形成し
    てある請求項1または2に記載の積層セラミック電子部
    品。
  4. 【請求項4】 前記各内部電極層において、電極面積に
    対する貫通孔の合計面積の比が1/100以上1/5以
    下である請求項1〜3のいずれかに記載の積層セラミッ
    ク電子部品。
  5. 【請求項5】 誘電体層となる誘電体用ペーストを準備
    する工程と、 内部電極層となる内部電極用ペーストを準備する工程
    と、 前記誘電体用ペーストで構成された焼結前誘電体層と、
    内部電極層用ペーストで構成された焼結前内部電極層と
    を交互に積層して積層体を得る際に、前記焼結前内部電
    極層に、隣接する焼結前内部電極層において積層方向に
    略一直線となる位置で、表裏面を貫通する貫通孔を形成
    する工程と、 前記積層体を焼成する工程とを有する積層セラミック電
    子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記貫通孔に内接する円の内径を、0.
    2mm以上とすることを特徴とする請求項5に記載の積層
    セラミック電子部品の製造方法。
  7. 【請求項7】 各内部電極層毎に、貫通孔を複数形成す
    ることを特徴とする請求項5または6に記載の積層セラ
    ミック電子部品の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記各内部電極層において、電極面積に
    対する貫通孔の合計面積の比を1/100以上1/5以
    下に設定することを特徴とする請求項5〜7のいずれか
    に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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