JP2011017186A - 鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造 - Google Patents

鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造 Download PDF

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Abstract

【課題】高耐食金属板によって樹脂防食層を被覆することで超長期耐久性および優れた耐衝撃性等の品質が確保できるとともに、鋼矢板の変形に追従しかつ固定手段の締め付け力による変形を抑制することで、鋼矢板との密着性を確保して防食耐久性を向上させることができる鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造を提供すること。
【解決手段】高耐食金属板に凹部331を形成することで、直線部34の幅方向に沿った曲げ剛性を増大させることができ、その剛性増大効果によって直線部34の変形が抑制できる。従って、防食被覆体3のペトロラタムシート31と鋼矢板との密着状態が維持でき、その間に水や酸素、腐食性のイオンなどが入ることが抑制できるので、ペトロラタムシート31の劣化や流出を防止して防食耐久性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造に関し、詳しくは、海洋構造物や河川構造物などで使用される鋼矢板を被覆するための鋼矢板用の防食被覆体、および鋼矢板の防食構造であって、水中や飛沫帯、干満帯に位置する鋼矢板の超長期防食を目的として樹脂被覆(有機樹脂被覆)を施すとともに、この樹脂被覆の表面をチタン等の高耐食金属板で被覆して防食性能を高めた鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造に関する。
従来、鋼矢板の表面に有機樹脂などで有機防食層を形成し、その表面を耐食性金属薄板で被覆した鋼矢板の防食構造(方法)が利用されている(例えば、特許文献1、2参照)。この防食構造は、耐食性金属薄板で保護層を構成したり、耐食性金属薄板に繊維強化樹脂(FRP)や発泡樹脂を加えて保護層を構成したりすることで、有機防食層に対して環境遮断性および耐衝撃性を付与し、これにより鋼矢板の超長期耐久性と高耐衝撃性とを実現しようとするものである。
このような防食構造では、耐食性金属薄板などで被覆体(カバー)を構成するとともに、鋼矢板にボルトを固定しておき、鋼矢板の表面に有機防食層を当接させつつカバーをボルトで固定することで、鋼矢板を防食被覆するように構成されている。
特開2007−39943号公報 実用新案登録第3128801号公報
ところで、鋼矢板は、地盤に貫入する際の打撃力や地盤からの抵抗、あるいは支持する地盤からの土圧や水圧などの作用により、図8(A)に示すように変形することがある。具体的には、ウェブWおよび一対のフランジFを有して断面コ字形に形成されたU型の鋼矢板Yの場合に、ウェブWとフランジFとの角度が開くまたは閉じる方向に変形したり、長手方向の軸回りに捻れるように変形したりすると、その表面に沿って固定されたカバーが鋼矢板Yの変形に追従できずに、鋼矢板Yとカバーとの間に隙間ができてしまう可能性がある。このため、その隙間に水や酸素、腐食性のイオンなどが入って有機防食層を劣化させたり、有機防食層が流出したりして防食耐久性が低下する可能性がある。
また、従来の防食構造では、図8(B)に示すように、U型の鋼矢板Yを水中側の凸側鋼矢板Y1と護岸G側の凹側鋼矢板Y2とに対称に設置するとともに、これらの継手部に固定したボルトBによって、凸側カバーC1および凹側カバーC2を固定する構造となっている。このように各カバーC1,C2の側端部をボルトBで固定する構造では、凸側カバーC1において、鋼矢板Y1のフランジFに沿った部分が護岸G側に引っ張られ、凹側カバーC2において、鋼矢板Y2のフランジFに沿った部分が護岸G側に押され、ウェブWに沿った各カバーC1,C2の直線部分が水中側に膨らむような変形が生じる可能性がある。このため、前述と同様に、鋼矢板Y1,Y2とカバーC1,C2との隙間に水や酸素、腐食性のイオンなどが入って防食耐久性が低下する可能性がある。
また、図8(B)に示す構造において、特許文献1,2に記載のカバーのように、凹側鋼矢板Y2のウェブWに沿った位置にて凹側カバーC2をボルトで固定する構造も考えられるものの、このような固定構造では、ボルトなどの固定手段の部材数量が増大するとともに、固定作業の手間も増加してしまうという不都合がある。さらに、凸側鋼矢板Y1のウェブWに沿った凸側カバーC1の表面側にボルトなどの固定手段が突出して設けられると、この固定手段に流木などが衝突しやすくなり、その衝撃によってカバーC1が変形あるいは破損する可能性があるという不都合もある。
本発明の目的は、高耐食金属板によって樹脂防食層を被覆することで超長期耐久性および優れた耐衝撃性等の品質が確保できるとともに、鋼矢板の変形に追従しかつ固定手段の締め付け力による変形を抑制することで、鋼矢板との密着性を確保して防食耐久性を向上させることができる鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造を提供することにある。
本発明の鋼矢板用の防食被覆体は、鋼矢板の表面に当接可能な樹脂防食層と、この樹脂防食層に緩衝材を介して一体化された高耐食金属板と、を少なくとも備える鋼矢板用の防食被覆体であって、当該防食被覆体は、前記鋼矢板の表面に沿う少なくとも2つの直線部と、これらの直線部を結ぶ折曲部とを少なくとも有した断面屈曲状に形成され、前記少なくとも2つの直線部のうちの少なくとも1つの直線部において、前記高耐食金属板は、前記折曲部よりも当該直線部の剛性を大きくする剛性増大手段を有して構成されていることを特徴とする。
以上の本発明によれば、高耐食金属板の直線部に剛性増大手段を設けて折曲部よりも剛性(特に、曲げ剛性)を大きくすることで、前述の図8(A)のように鋼矢板が変形した場合であっても、直線部の変形を抑制しつつ折曲部が曲がることにより鋼矢板の変形に追従することができる。また、防食被覆体を図8(B)のような固定手段で固定する場合において、鋼矢板のウェブに沿った高耐食金属板の直線部の剛性が大きくされていることで、この直線部が水中側に膨らむような変形を抑制することができる。以上のように、防食被覆体の直線部の変形が抑制できるので、防食被覆体と鋼矢板とが互いに離れて隙間ができることが防止でき、樹脂防食層と鋼矢板との密着性を確保して防食耐久性を向上させることができる。また、防食被覆体の直線部を鋼矢板に固定するボルトなども不要にできることから、部材数量や固定作業手間が低減できるとともに、防食被覆体の表面側へボルトなどが突出せず、流木などの衝突による防食被覆体の変形や破損を回避することができる。
この際、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記剛性増大手段は、前記高耐食金属板に形成した凹凸で構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、高耐食金属板に形成した凹凸によって剛性増大手段を構成することで、別部材を用いて剛性増大手段を構成する場合と比較して、部材数量の増加を抑制することができる。
さらに、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記凹凸は、前記直線部において、前記鋼矢板の幅方向に長く形成されるとともに、当該鋼矢板の軸方向に沿って所定間隔で複数設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、鋼矢板の幅方向に長く形成した凹凸によって高耐食金属板の直線部の剛性を高めることで、前述の図8(B)のように直線部が水中側に膨らむような変形を効果的に抑制することができる。
また、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記剛性増大手段は、前記高耐食金属板の前記緩衝材側の面に固定した補剛部材で構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、高耐食金属板に固定した補剛部材によって剛性増大手段を構成することで、剛性を増大させたい適宜な位置に補剛部材を固定することにより、不要な部分に剛性増大手段を付与してしまうことがなく、材料コストや加工コストを抑制することができる。すなわち、高耐食金属板の厚み寸法としては、防食保護層としての必要十分な寸法で設計しておき、剛性を増大させたい直線部にのみ補剛部材を固定することで、高耐食金属板全体が厚くなってしまうことがない。さらに、補剛部材を防食材側に設けるので、この補剛部材が水中側(海側)に突出しないようにでき、水中側が平滑となることから、流木などの衝突による防食被覆体の変形や破損を回避することができる。
この際、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記補剛部材は、前記直線部において、前記鋼矢板の幅方向に長く形成されるとともに、当該鋼矢板の軸方向に沿って所定間隔で複数設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、鋼矢板の幅方向に長く形成した補剛部材によって高耐食金属板の直線部の剛性を高めることで、直線部が水中側に膨らむような変形を効果的に抑制することができる。
さらに、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記補剛部材は、前記高耐食金属板と同種の金属板で構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、高耐食金属板と同種の金属板で補剛部材を構成することで、異種金属接触による腐食が防止でき、高耐食金属板による防食保護層の長寿命化により防食耐久性を向上させることができる。
また、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記鋼矢板は、水中側に凸な凸側鋼矢板と地盤側に凹な凹側鋼矢板とを互いの継手部の嵌合により連結して構成され、前記凸側鋼矢板のウェブおよびフランジのうち、少なくともウェブに沿った前記防食被覆体の直線部に前記剛性増大手段が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、凸側鋼矢板のウェブに沿った防食被覆体の直線部に剛性増大手段を設けることで、前述の図8(B)のように凸側鋼矢板Y1のウェブWに沿った凸側カバーC1の直線部が水中側に変形しようとしても、この変形を効果的に抑制することができる。
また、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記凹側鋼矢板のウェブおよびフランジに沿った前記防食被覆体の直線部に前記剛性増大手段が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、凹側鋼矢板のウェブおよびフランジに沿った防食被覆体の直線部に剛性増大手段を設けることで、前述の図8(B)のように凹側鋼矢板Y2のフランジFに沿った凹側カバーC2の直線部が圧縮力を受けても、その変形を抑制することができるとともに、凹側鋼矢板Y2のウェブWに沿った凹側カバーC2の直線部が水中側に変形しようとしても、この変形を効果的に抑制することができる。
さらに、本発明の鋼矢板用の防食被覆体では、前記高耐食金属板は、チタンまたは耐海水ステンレス鋼から構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、高耐食金属板により樹脂防食層を保護することで耐食性を高めることができるとともに、防食被覆体の耐衝撃性も高めることができ、超長期耐久性を確保することができる。
一方、本発明の鋼矢板の防食構造は、前記いずれかの鋼矢板用の防食被覆体によって鋼矢板の表面を被覆したことを特徴とする。
このような発明によれば、地盤に貫入する際の打撃力や地盤からの抵抗、あるいは支持する地盤からの土圧や水圧などの作用により鋼矢板が変形しても、防食被覆体が変形した矢板に追従することができるとともに、前述した防食被覆体と同様に、防食被覆体の変形が抑制できることから、鋼矢板との密着性を確保して防食耐久性を向上させることができる。さらに、防食被覆体の直線部を鋼矢板に固定するボルトなども削減できることから、部材数量や固定作業手間が低減できるとともに、流木などの衝突による防食被覆体の変形や破損を回避して防食耐久性をより一層向上させることができる。
この際、本発明の鋼矢板の防食構造では、前記鋼矢板は、水中側に凸な凸側鋼矢板と地盤側に凹な凹側鋼矢板とを互いの継手部の嵌合により連結して構成され、前記防食被覆体は、前記凸側鋼矢板の表面を覆う凸側防食被覆体と、前記凹側鋼矢板の表面を覆う凹側防食被覆体とを有して構成され、これら凸側および凹側の防食被覆体の側端部が重なって設けられるとともに、前記継手部から水中側に突出する固定手段によって前記鋼矢板に固定されていることが好ましい。
このような構成によれば、鋼矢板の継手部に設けた固定手段によって凸側および凹側の防食被覆体の側端部を固定することで、固定手段の設置箇所数を削減することができ、部材数量や固定作業手間をさらに低減することができる。そして、このような固定手段を用いて凸側および凹側の防食被覆体を固定した場合であっても、前述のように鋼矢板のウェブに沿った防食被覆体の直線部の変形が抑制できることで、鋼矢板との密着性を確保することができる。
以上のような本発明の鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造によれば、高耐食金属板によって樹脂防食層を被覆することで超長期耐久性および優れた耐衝撃性等の品質が確保できる。そして、地盤に貫入する際の打撃力や地盤からの抵抗、あるいは支持する地盤からの土圧や水圧などの作用により鋼矢板が変形しても、防食被覆体が変形した矢板に追従することができるとともに、防食被覆体の直線部の変形を抑制して鋼矢板との密着性を確保し、防食耐久性を向上させることができる。さらに、防食被覆体と鋼矢板との固定手段の設置箇所数が削減できることで、部材数量や固定作業手間を低減して低コスト化を図ることができるとともに、防食被覆体の表面側に固定手段が突出しないようにできることから、流木などの衝突による防食被覆体の変形や破損を回避して防食耐久性をより一層向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る鋼矢板の防食構造を示す横断面図である。 前記防食構造を分解して示す横断面図である。 前記防食構造における防食被覆体を示す縦断面図である。 前記防食被覆体の高耐食金属板を示す斜視図である。 前記防食被覆体の他の高耐食金属板を示す斜視図である。 前記高耐食金属板の変形例を示す斜視図である。 前記防食被覆体の他の形態を示す縦断面図である。 従来の鋼矢板および防食構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1および図2において、本実施形態の鋼矢板の防食構造1は、例えば、海洋構造物としての護岸Gを支持する鋼矢板2の海S側表面を被覆する防食被覆体3を用いるものであって、鋼矢板2は、それぞれU形の凸側鋼矢板2Aおよび凹側鋼矢板2Bで構成され、防食被覆体3は、凸側鋼矢板2Aの海S側を覆う凸側防食被覆体3Aと、凹側鋼矢板2Bの海S側を覆う凹側防食被覆体3Bで構成されている。凸側鋼矢板2Aは、海S側に設けられるウェブ21と、このウェブ21の両側に連続する一対のフランジ22と、フランジ22先端の継手部23とを備えて形成され、凹側鋼矢板2Bは、護岸G側に設けられるウェブ24と、このウェブ24の両側に連続する一対のフランジ25と、フランジ25先端の継手部26とを備えて形成されている。そして、凸側鋼矢板2Aおよび凹側鋼矢板2Bは、互いの継手部23,26同士を嵌合させつつ海中の地盤に貫入されて連結されており、このように連続する鋼矢板2によって護岸Gの支持壁体が構成されている。
〔第1実施形態〕
第1実施形態の防食被覆体3(凸側防食被覆体3Aおよび凹側防食被覆体3B)は、鋼矢板2の海S側表面に当接して設けられる樹脂防食層としてのペトロラタムシート31と、このペトロラタムシート31に接着される緩衝材としての発泡樹脂層32と、この発泡樹脂層32に接着される高耐食金属板33とを有し、これらが一体化されて構成されている。ペトロラタムシート31は、厚さ2〜3mmのシート状に形成され、その鋼矢板2側には所定の粘性を有したペトロラタム樹脂が塗布され、このペトロラタム樹脂を介して鋼矢板2の海S側表面に密着するように構成されている。発泡樹脂層32は、厚さ5〜20mmの板状に形成され、発泡ポリエチレンなどの樹脂材料から構成されている。高耐食金属板33は、厚さ0.4〜1mmの薄板状に形成され、チタンや耐海水ステンレス鋼(例えばSUS316、SUS317、SUS317にCu、N等を添加して耐孔食性等を改善したステンレス鋼など)の高耐食金属から構成されている。
凸側防食被覆体3Aおよび凹側防食被覆体3Bは、それぞれ鋼矢板2において防食対象とする飛沫帯や干満帯の高さに応じた所定の高さ寸法と、凸側鋼矢板2Aおよび凹側鋼矢板2Bの各幅寸法と略同一の幅寸法とを有して形成され、互いの側端部が重なった状態で固定手段4を介して鋼矢板2に固定されることで、左右に交互に連続して鋼矢板2の海S側表面を被覆するように構成されている。具体的に、凸側防食被覆体3Aは、凸側鋼矢板2Aのウェブ21に沿う凸側第1直線部34と、フランジ22に沿う凸側第2直線部35と、これらの凸側第1直線部34と凸側第2直線部35とを結ぶ凸側折曲部36とを有し、護岸Gに開口した断面略コ字状に形成されている。そして、凹側防食被覆体3Bは、凹側鋼矢板2Bのウェブ24に沿う凹側第1直線部37と、フランジ25に沿う凹側第2直線部38と、これらの凹側第1直線部37と凹側第2直線部38とを結ぶ凹側折曲部39とを有し、海S側に開口した断面略コ字状に形成されている。
固定手段4は、凹側鋼矢板2Bの継手部26に溶接固定される固定板41と、この固定板41に固定されて海S側に突出するボルト42と、このボルト42が挿通されて凸側防食被覆体3Aの側端部表面に当接する押え板43と、ボルト42に螺合されて押え板43を介して防食被覆体3を鋼矢板2に向かって締め付けるナット44とを有して構成されている。このような固定手段4は、凸側防食被覆体3Aおよび凹側防食被覆体3Bの重なり部に各1箇所ずつ設けられている。そして、凸側防食被覆体3Aの左右の側端部には、高耐食金属板33のみが外方に折り曲げられた凸側被固定部3Cが形成され、この凸側被固定部3Cにボルト42を挿通させる挿通孔3Dが所定間隔で上下に並んで複数設けられている。一方、凹側防食被覆体3Bの左右の側端部には、ペトロラタムシート31、発泡樹脂層32および高耐食金属板33が外方に折り曲げられた凹側被固定部3Eが形成され、この凹側被固定部3Eにボルト42を挿通させる挿通孔3Fが所定間隔で上下に並んで複数設けられている。従って、凹側被固定部3Eに凸側被固定部3Cを重ね、挿通孔3D,3Fにボルト42を挿通させた状態で、このボルト42を押え板43に挿通させるとともに、押え板43を介してボルト42にナット44を螺合して締め付けられることで、凸側防食被覆体3Aおよび凹側防食被覆体3Bが鋼矢板2に固定されるようになっている。
以上の凸側防食被覆体3Aおよび凹側防食被覆体3Bにおいて、高耐食金属板33には、図3〜図5に示すように、発泡樹脂層32側に凹んだ凹部331が複数形成され、これら複数の凹部331による凹凸によって剛性増大手段が構成されている。具体的に、複数の凹部331は、凸側防食被覆体3Aにおける凸側第1直線部34および凸側第2直線部35の高耐食金属板33と、凹側防食被覆体3Bにおける凹側第1直線部37および凹側第2直線部38の高耐食金属板33に形成され、鋼矢板2の幅方向(左右方向)に長く形成されるとともに、鋼矢板2の軸方向(上下方向)に沿って所定間隔で設けられている。このような凹部331を形成することで、各直線部34,35,37,38の幅方向に沿った曲げ剛性を増大させることができ、その剛性増大効果によって凸側第1直線部34や凸側第2直線部35、凹側第1直線部37、凹側第2直線部38が海S側や護岸G側に撓むような変形が抑制できるようになっている。
さらに、各直線部34,35,37,38に凹部331を形成し、これらの曲げ剛性を凸側折曲部36や凹側折曲部39の曲げ剛性よりも相対的に大きくしたことで、鋼矢板2が変形した場合に、凸側折曲部36や凹側折曲部39がヒンジのように曲がって鋼矢板2の変形に追従できるようになる。これにより、各直線部34,35,37,38の変形を抑制しつつ、各折曲部36,39の曲げによって鋼矢板2の変形に追従することで、凸側防食被覆体3Aおよび凹側防食被覆体3Bと鋼矢板2との乖離が防止でき、ペトロラタムシート31と鋼矢板2との密着状態が維持できるようにもなっている。従って、防食被覆体3と鋼矢板2とに隙間が形成されることがなく、その隙間に水や酸素、腐食性のイオンなどが入ることが抑制できるので、ペトロラタムシート31の劣化や流出を防止して防食耐久性を向上させることができる。
なお、本実施形態において、高耐食金属板33に設ける剛性増大手段としては、凹部331に限らず、次の図6に示すような凸部332であってもよい。なお、ここでは、凸側防食被覆体3Aの高耐食金属板33を例示して説明するが、凹側防食被覆体3Bの高耐食金属板33に同様の凸部332を形成してもよい。
すなわち、凸側防食被覆体3Aにおける凸側第1直線部34の高耐食金属板33には、発泡樹脂層32から離れる側、つまり海S側に突出した凸部332が複数形成されている。これらの凸部332は、それぞれ略円形に形成されるとともに、凸側第1直線部34における幅方向(左右方向)略中央にて上下方向に沿って所定間隔で設けられている。このような凸部332を形成することで、凸側第1直線部34の曲げ剛性を増大させることができ、その剛性増大効果によって凸側第1直線部34の変形が抑制できるとともに、鋼矢板2の変形に追従してペトロラタムシート31と鋼矢板2との密着状態が維持できるようになっている。
〔第2実施形態〕
図7(A)〜(D)は、それぞれ第2実施形態の防食被覆体5の一部を断面して示す縦断面図である。
防食被覆体5は、前記第1実施形態の防食被覆体3(3A,3B)と同様に、ペトロラタムシート51と、発泡樹脂層52と、高耐食金属板53とを有して構成され、剛性増大手段の構成が第1実施形態と相違している。以下、相違点を詳しく説明する。
防食被覆体5の直線部54(前記凸側第1直線部34や凸側第2直線部35、凹側第1直線部37、凹側第2直線部38と同様)において、高耐食金属板53の発泡樹脂層52側の面には、剛性増大手段としての補剛部材531,532,533,534が固定されている。
図7(A)において、補剛部材531は、高耐食金属板53と同種の高耐食金属から平板状に形成され、その端縁が直線部54における高耐食金属板53に溶接固定されている。この補剛部材531は、直線部54の幅方向(左右方向であり、図7の紙面奥行き方向)に長く形成されるとともに、上下方向に沿って所定間隔で設けられている。また、補剛部材531の突出寸法は、発泡樹脂層52の厚さ寸法の略半分に設定されている。
図7(B)において、補剛部材532は、高耐食金属板53と同種の高耐食金属から断面L字形のアングル状に形成され、直線部54における高耐食金属板53に溶接固定されている。この補剛部材532は、直線部54の幅方向に長く形成されるとともに、上下方向に沿って所定間隔で設けられている。
図7(C)において、補剛部材533は、補剛部材531と略同様に平板状に形成されるものの、上下方向に設けられる間隔が拡げられるとともに、補剛部材531よりも突出寸法が大きく形成されている。すなわち、補剛部材533の突出寸法は、発泡樹脂層52の厚さ寸法よりも若干小さく設定され、防食被覆体5を鋼矢板に取り付けた際に、発泡樹脂層52の弾性変形を阻害しない程度の間隔が補剛部材533先端とペトロラタムシート51との間に形成されている。
図7(D)において、補剛部材534は、高耐食金属板53と同種の高耐食金属から平板状に形成され、その平面を当接させた状態で直線部54における高耐食金属板53に溶接固定されている。この補剛部材534は、直線部54の幅方向に長く形成されるとともに、上下方向に沿って所定間隔で設けられている。
以上のような防食被覆体5では、直線部54における高耐食金属板53に補剛部材531,532,533,534を固定することで、直線部54の曲げ剛性を増大させることができ、その剛性増大効果によって直線部54の変形が抑制できるとともに、鋼矢板2の変形に追従してペトロラタムシート51と鋼矢板2との密着状態が維持できるようになっている。従って、防食被覆体5と鋼矢板2とに隙間が形成されることがなく、その隙間に水や酸素、腐食性のイオンなどが入ることが抑制できるので、ペトロラタムシート51の劣化や流出を防止して防食耐久性を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、U形の鋼矢板2である凸側鋼矢板2Aおよび凹側鋼矢板2Bを交互に連結した支持壁体の表面を防食被覆体3,5で被覆する構成を説明したが、これに限らず、鋼矢板としては、ハット形鋼矢板であってもよいし、直線状や曲線状の断面を有した鋼矢板であってもよい。ハット形鋼矢板の場合には、その凹凸形状に応じた形状の防食被覆体を用いればよく、前記凸側防食被覆体3Aや凹側防食被覆体3Bの形状には限定されない。また、ハット形鋼矢板の表面を覆う防食被覆体を当該ハット形鋼矢板に固定する固定手段としては、例えば、ハット形鋼矢板の地盤側のフランジや継手部に設けられていればよく、このようにすれば、固定手段が防食被覆体の表面側に突出しないようにでき、流木などによる破損や変形が防止できる。
また、前記実施形態では、高耐食金属板33,53に凹凸を形成するか、または補剛部材531,532,533,534を固定することで剛性増大手段を構成したが、剛性増大手段は前記実施形態のものに限らず、例えば、直線部34,35,37,38,54における高耐食金属板33,53を折曲部36,39よりも厚く形成したり、直線部34,35,37,38,54のみ高耐食金属板33,53を2重や3重にしたりなどの構成を採用することもできる。さらに、直線部34,35,37,38,54における高耐食金属板33,53の発泡樹脂層52側に、例えば、他種の金属からなる金属板を設けたり、繊維強化樹脂層を設けたりして剛性増大手段を構成してもよく、このような構成によっても、直線部34,35,37,38,54の剛性を増大させることができ、前記実施形態と略同様の効果を得ることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
2…鋼矢板、2A…凸側鋼矢板、2B…凹側鋼矢板、3,5…防食被覆体、3A…凸側防食被覆体、3B…凹側防食被覆体、4…固定手段、21,24…ウェブ、22,25…フランジ、23,26…継手部、31,51…ペトロラタムシート(樹脂防食層)、32,52…発泡樹脂層(緩衝材)、33,53…高耐食金属板、34…凸側第1直線部、35…凸側第2直線部、36…凸側折曲部、37…凹側第1直線部、38…凹側第2直線部、39…凹側折曲部、54…直線部、331…凹部、332…凸部、531,532,533,534…補剛部材。

Claims (11)

  1. 鋼矢板の表面に当接可能な樹脂防食層と、この樹脂防食層に緩衝材を介して一体化された高耐食金属板と、を少なくとも備える鋼矢板用の防食被覆体であって、
    当該防食被覆体は、前記鋼矢板の表面に沿う少なくとも2つの直線部と、これらの直線部を結ぶ折曲部とを少なくとも有した断面屈曲状に形成され、
    前記少なくとも2つの直線部のうちの少なくとも1つの直線部において、前記高耐食金属板は、前記折曲部よりも当該直線部の剛性を大きくする剛性増大手段を有して構成されていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  2. 請求項1に記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記剛性増大手段は、前記高耐食金属板に形成した凹凸で構成されていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  3. 請求項2に記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記凹凸は、前記直線部において、前記鋼矢板の幅方向に長く形成されるとともに、当該鋼矢板の軸方向に沿って所定間隔で複数設けられていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  4. 請求項1に記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記剛性増大手段は、前記高耐食金属板の前記緩衝材側の面に固定した補剛部材で構成されていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  5. 請求項4に記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記補剛部材は、前記直線部において、前記鋼矢板の幅方向に長く形成されるとともに、当該鋼矢板の軸方向に沿って所定間隔で複数設けられていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  6. 請求項4または請求項5に記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記補剛部材は、前記高耐食金属板と同種の金属板で構成されていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記鋼矢板は、水中側に凸な凸側鋼矢板と地盤側に凹な凹側鋼矢板とを互いの継手部の嵌合により連結して構成され、
    前記凸側鋼矢板のウェブおよびフランジのうち、少なくともウェブに沿った前記防食被覆体の直線部に前記剛性増大手段が設けられていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  8. 請求項7に記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記凹側鋼矢板のウェブおよびフランジに沿った前記防食被覆体の直線部に前記剛性増大手段が設けられていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の鋼矢板用の防食被覆体において、
    前記高耐食金属板は、チタンまたは耐海水ステンレス鋼から構成されていることを特徴とする鋼矢板用の防食被覆体。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の鋼矢板用の防食被覆体によって鋼矢板の表面を被覆したことを特徴とする鋼矢板の防食構造。
  11. 請求項10に記載の鋼矢板の防食構造において、
    前記鋼矢板は、水中側に凸な凸側鋼矢板と地盤側に凹な凹側鋼矢板とを互いの継手部の嵌合により連結して構成され、
    前記防食被覆体は、前記凸側鋼矢板の表面を覆う凸側防食被覆体と、前記凹側鋼矢板の表面を覆う凹側防食被覆体とを有して構成され、これら凸側および凹側の防食被覆体の側端部が重なって設けられるとともに、前記継手部から水中側に突出する固定手段によって前記鋼矢板に固定されていることを特徴とする鋼矢板の防食構造。
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