JP5769302B2 - 鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法 - Google Patents

鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法 Download PDF

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本発明は鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法に関する。
海洋構造物や河川構造物等の既設構造物の少なくとも一部として用いられる鋼矢板は腐食しやすく、特に飛沫帯や干満帯において、その程度は顕著である。
そこで、従来、鋼矢板の表面に防食用保護カバーを設置して防食する方法が適用されている。このような防食方法の一つとして、鋼矢板の表面に有機樹脂等からなる防食層を形成し、その表面に、さらに耐食性金属薄板を密着させ固定することで、防食用保護カバーを設置する方法が知られている。
このような防食処理を施すことで、上記のような既設構造物に長期の防食性を付与することができる。また、繊維強化樹脂や発泡樹脂を用いて防食層を形成すれば、環境遮断性や耐衝撃性を付与することもできる。
このような防食方法は、例えば特許文献1、2等に記載されている。
実用新案登録第3128801号公報 特開2007−39943号公報
上記のような防食用保護カバーは、隣り合う防食用保護カバーの端部同士を重ね合わせ、その重ね合わせた部分をボルト等によって貫通して鋼矢板に固定する。この場合、防食用保護カバーにおけるボルトを締め付けた部分は比較的しっかりと鋼矢板へ密着して固定することができるが、その他の部分は鋼矢板へ密着度合いにバラツキが発生する。特に大型の防食用保護カバーの場合は、密着度合いにさらに大きなバラツキが発生する。
これに対して、板厚の大きい耐食性金属薄板を用いれば、防食用保護カバーを鋼矢板へ安定した度合いで密着させることができるものの、コスト高になり、かつ防食用保護カバーの重量が増すので作業性が悪化する。
本発明は、比較的薄い耐食性金属薄板を用い、全面においてU形鋼矢板に安定した度合いで密着して固定でき、低コストで作業性も良好な防食用保護カバーを提供することを目的とする。また、U形鋼矢板にこのような防食用保護カバーを用いた防食被覆方法を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討し、上記課題を解決する方法を見出し、本発明を完成させた。
本発明は次の(1)〜(8)である。
(1)既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凸状の防食用保護カバーであって、
前記鋼矢板のウェブに沿う突状部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
前記突状部の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいることを特徴とする、防食用保護カバー。
(2)前記突状部の幅方向の中央部が、内側へ5〜10mm凹んでいる、上記(1)に記載の防食用保護カバー。
(3)既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凹状の防食用保護カバーであって、
前記鋼矢板のウェブに沿う後退部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
前記後退部の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいることを特徴とする、防食用保護カバー。
(4)前記後退部の幅方向の中央部が、内側へ2〜5mm凹んでいる、上記(3)に記載の防食用保護カバー。
(5)前記耐食性金属と前記防食層との間に緩衝材層を備える、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の防食用保護カバー。
(6)前記耐食性金属板がチタンまたはチタン合金からなる、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の防食用保護カバー。
(7)既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食方法であって、
前記鋼矢板の外側に防食層を形成する防食層形成工程と、
前記防食層の外側に前記耐食性金属板を密着させて固定する保護層形成工程とを備え、
前記鋼矢板の表面に、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の防食用保護カバーを密着させて固定することで防食する、防食方法。
(8)前記防食層の外側であって、かつ前記耐食性金属板の内側に、さらに緩衝材からなる緩衝材層を形成する緩衝材層形成工程を備える、上記(7)に記載の防食方法。
本発明によれば、比較的薄い耐食性金属薄板を用い、全面においてU形鋼矢板に安定した度合いで密着して固定でき、低コストで作業性も良好な防食用保護カバーを提供することができる。また、U形鋼矢板にこのような防食用保護カバーを用いた防食被覆方法を提供することができる。
護岸Gに設置された鋼矢板の海側に、本発明のカバーを取り付けた状態を示す概略斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の凸状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。 本発明の凹状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。 本発明の凸状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の別の状態を示す概略断面図である。 本発明の凹状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の別の状態を示す概略断面図である。
本発明について説明する。
本発明は、既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、凸状または凹状の防食用保護カバーである。本発明の凸状の防食用保護カバーを、以下では「本発明の凸状カバー」ともいう。また、本発明の凹状の防食用保護カバーを、以下では「本発明の凹状カバー」ともいう。また、「本発明のカバー」と記した場合、「本発明の凸状カバー」および/または「本発明の凹状カバー」を意味するものとする。
本発明において既設構造物とは、例えば海洋構造物、河川構造物、港湾構造物等であり、主に水(海水等)と接触する部位を備える既設の構造物である。このような既設構造物は海水等の水と接触する部位、例えば飛沫帯や干満帯に、U形鋼矢板を有している場合がある。
本発明は、このようなU形鋼矢板を防食するために用いる防食用保護カバーおよび防食方法である。
本発明のカバーの形状は、既設構造物が備えるU形鋼矢板の表面に安定した密着度合いで固定できる形状であり、概ね、防食対象のU形鋼矢板の形状に類似する形状であって、さらに後に詳細に説明する特定形状の部位を備えるものである。
本発明のカバーについて、具体的な実施態様を示す図を用いて説明する。
図1および図2は、海洋構造物であるU形鋼矢板2が護岸Gに設置されており、その鋼矢板2の海S側(外側)に、本発明のカバー1(本発明の凸状カバー1a、本発明の凹状カバー1b)を取り付けた状態を示す図であり、図1が概略斜視図、図2が図1のA−A線断面図である。
また、図3は、図1および図2に示す本発明の凸状カバー1aの、鋼矢板2に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。さらに、図4は、図1および図2に示す本発明の凹状カバー1bの、鋼矢板2に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。
図1〜図4に示す具体的な実施態様を、以下では「実施態様1」ともいう。
なお、本発明において、既設構造物に対して海水等の水が存在するサイドを「外側」、その反対サイドを「内側」ともいう。したがって、実施態様1の場合であれば、護岸Gに対して海S側が「外側」であり、その反対サイドが「内側」である。
実施態様1においてU形鋼矢板2は、凸側鋼矢板21と凹状鋼矢板23とが交互に連結され構造となっており、護岸Gの支持壁体を構成している。凸側鋼矢板21は、海S側に設けられるウェブ211と、このウェブ211の両側に繋がる一対のフランジ213と、フランジ213の先端の継手部215とを備えている。また、凹側鋼矢板23は、護岸G側に設けられるウェブ231と、このウェブ231の両側に繋がる一対のフランジ233と、フランジ233の先端の継手部235とを備えている。そして、継手部215と継手部235とが繋がることで、凸側鋼矢板21と凹状鋼矢板23とが連結している。
実施態様1において本発明のカバー1は、内側に防食層15を備え、その外側に緩衝材層17を備え、さらにその外側に耐食性金属板11、13を備えている。そして、固定手段3によって、防食層15、緩衝材層17および耐食性金属板11、13が鋼矢板2の表面に密着するように固定されている。
<耐食性金属板>
本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11について説明する。
耐食性金属板11は、凸側鋼矢板21の幅と略同一の幅の寸法を有しており、凸側鋼矢板21のウェブ211に沿う突状部111と、フランジ213に沿う傾斜部113と、傾斜部113と繋がる端縁部115とを有しており、護岸Gに開口した断面が略コ字状の形状を有している。
そして、突状部111の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいる。なお、本発明のカバーの中央部の凹みは、護岸Gの鋼矢板の表面に取り付ける前は存在するものの、護岸Gの鋼矢板の表面に取り付けた状態では、ほとんど目立たなくなっている。よって、図1および図2には、その凹みは示していない。
従来の防食用保護カバーはこのような凹みが無い。この場合、ボルトを締め付けた部分(例えば図2の固定手段3の付近)は比較的しっかりと鋼矢板2へ密着するように固定することができるものの、その他の部分は鋼矢板への密着度合いにバラツキが発生していた。特に大型の防食用保護カバーの場合は密着度合いにさらに大きなバラツキが発生していた。
これに対して、本発明の凸状カバーが備える耐食性金属板は、図3に示すように、突状部の幅方向(図3における左右方向)の中央部が内側へ凹んでいる。このように凹んでいることで、ボルトを締め付けた部分から離れた部分であっても、防食用保護カバーをU形鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。耐食性金属板が薄く場合や、防食用保護カバーが大型の場合であっても、同様に安定した密着度合いで固定できる。
本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11は、図3に示すような形状の他、例えば図5に示すような形状であってもよい。すなわち、耐食性金属板11における突状部111の断面が、図5に示すように、内側へ凹む円弧状のものであってもよい。
本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11における突状部111の幅方向の中央部の凹みについて、詳しく説明する。
図3および図5に示すように、この凹みの程度(長さ)をh1とする。すなわち、h1は、突状部111と傾斜部113との境界を112αおよび112βとして、112αと112βと仮想の直線(図3および図5における点線)で繋いだ直線に対して最も凹んでいる箇所の長さ(点線から垂直方向の長さ)を意味する。
このh1は、5〜10mmであることが好ましく、5〜8mmであることがより好ましい。この程度凹んでいると、防食用保護カバーを鋼矢板へより安定した密着度合いで固定できる。
また、傾斜部113と端縁部115との境界を114αおよび114βとし、その間隔を有効幅Wとすると、Wは300〜1000mmとすることができる。Wが大きい場合(すなわち、防食用保護カバーが大型の場合)であっても、防食用保護カバーを鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。
次に、本発明の凹状カバー1bが備える耐食性金属板13について説明する。
耐食性金属板13についても、前述の耐食性金属板11と同様である。
耐食性金属板13は、凹側鋼矢板23の幅と略同一の幅の寸法を有しており、凹側鋼矢板23のウェブ231に沿う後退部131と、フランジ233に沿う傾斜部133と、傾斜部133と繋がる端縁部135とを有しており、海S側に開口した断面が略コ字状の形状を有している。
そして、後退部131の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいる。このような凹みによって、前述の本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11と同様の効果を奏する。
本発明の凹状カバー1bが備える耐食性金属板13は、図4に示すような形状の他、例えば図6に示すような形状であってもよい。すなわち、耐食性金属板13における後退部131の断面が、図6に示すように、内側へ凹む円弧状のものであってもよい。
本発明の凹状カバー1bが備える耐食性金属板13における後退部131の幅方向の中央部の凹みについて、詳しく説明する。
図4、図6に示すように、この凹みの程度(長さ)をh2とする。すなわち、h2は、後退部131と傾斜部133との境界を132αおよび132βとして、132αと132βと仮想の直線(図4、図6における点線)で繋いだ直線に対して最も凹んでいる箇所の長さ(点線から垂直方向の長さ)を意味する。
このh2は、2〜5mmであることが好ましく、3〜5mmであることがより好ましい。この程度凹んでいると、防食用保護カバーを鋼矢板へより安定した密着度合いで固定できる。
また、傾斜部133と端縁部135との境界を134αおよび134βとし、その間隔を有効幅Wとすると、Wは300〜1000mmとすることができる。Wが大きい場合(すなわち、防食用保護カバーが大型の場合)であっても、防食用保護カバーを鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。
耐食性金属板の材質は特に限定されない。例えば耐食性金属として、チタン、チタン合金、ステンレス(例えばSUS316、SUS316L、SUS317、SUS317にCu、N等を添加して耐孔食性等を改善したもの等)が挙げられ、チタンまたはチタン合金であることが好ましい。
耐食性金属板の板厚も特に限定されないが0.3〜3.0mmが好ましく、0.6〜1.0mmがより好ましい。軽量であり施工時の取扱いが容易だからである。また、このように薄く、かつ上記のように防食用保護カバーが大型の場合であっても、防食用保護カバーをU形鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。
また、耐食性金属板は2以上を接合したものであってもよい。
<防食層>
防食層15は鋼矢板2の外側の表面に密着するように設けられる。
防食層は従来公知の防食剤を用いて形成することができる。例えば、市販の防食剤であるペトロラタム(ペトロラタムペースト、ペトロラタムシート)、エポキシ樹脂、酸化重合樹脂などを用いて防食層を形成することができる。例えばペトロラタムシートを耐食性金属の内側に貼り付け、その外側にペトロラタムペーストを塗布して防食層を形成することができる。
鋼矢板の外側の表面に密着するように設ける防食層の量は、鋼矢板の単位面積当たりの防食層の質量として、2.0〜4.0kg/m2であることが好ましく、2.0〜3.0kg/m2であることがより好ましく、2.0〜2.5kg/m2であることがより好ましく、2.0〜2.2kg/m2であることがさらに好ましい。
また、防食層の厚さは特に限定されないが、1〜5mmであることが好ましく、1〜4mmであることがより好ましく、2〜3mmであることがより好ましい。
<緩衝材層>
前記防食層と前記耐食性金属板との間には緩衝材からなる緩衝材層を備えてもよい。
緩衝材としては、発泡ポリエチレンが挙げられる。
前記緩衝材層の厚さは特に限定されないが、5〜20mmであることが好ましく、10〜15mmであることがより好ましい。
<固定手段>
実施態様1において、固定手段3は、固定板31と、ボルト33と、押え板35と、ナット37とからなる。
固定板31は凹側鋼矢板23の継手部235の海S側の表面に溶接固定されている。また、ボルト33は、固定板31に固定されて海S側に突出している。そして、耐食性金属板13の傾斜部133の端縁部135に設けた挿通孔にボルト33を挿通させ、さらに海S側から耐食性金属11の端縁部115に設けた挿通孔にボルト33を挿通させ、押え板35を介して耐食性金属板11、13を鋼矢板2へ向かってナット37で締め付けることで、本発明のカバー1を固定することができる。
ここで、ボルト33と耐食性金属板13、15と電気的に接触しないように適切に絶縁することが好ましい。
固定手段は、ボルトおよびナットに限らず、係合や嵌合によって、本発明のカバーを鋼矢板に固定することができる手段であればよい。
<防食方法>
このような本発明のカバーを既設構造物のU形鋼矢板に固定して防食する方法は、前記鋼矢板の外側に防食層を形成する防食層形成工程と、前記防食層の外側に前記耐食性金属板を密着させて固定する保護層形成工程とを備える防食方法であって、前記鋼矢板の表面に、本発明のカバーを密着させて固定することとなる防食方法であることが好ましい。
また、前記防食層の外側であって、かつ前記耐食性金属板の内側に、さらに緩衝材からなる緩衝材層を形成する緩衝材層形成工程を、さらに備える防食方法であることが好ましい。
1 本発明のカバー
1a 本発明の凸状カバー
1b 本発明の凹状カバー
11、13 耐食性金属板
111、131 突起部
112α、112β、132α、132β 境界
113、133 傾斜部
114α、114β、134α、134β 境界
115、135 端縁部
1、h2 凹みの程度(長さ)
W 有効幅
15 防食層
17 緩衝材層
2 U形鋼矢板
21 凸状鋼矢板
23 凹状鋼矢板
211、231 ウェブ
213、233 フランジ
215、235 継手部
3 固定手段
31 固定板
33 ボルト
35 押え板
37 ナット
S 海
G 護岸

Claims (6)

  1. 既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凸状の防食用保護カバーであって、
    前記鋼矢板のウェブに沿う突状部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
    前記耐食性金属板の厚さは0.3〜3.0mmであり、
    前記突状部の断面は円弧状またはV字状で、幅方向の中央部が内側へ最も凹んでいて、
    その凹みの長さ(h 1 )は5〜10mmであり、
    有効幅(W)は300〜1000mmである、防食用保護カバー。
  2. 既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凹状の防食用保護カバーであって、
    前記鋼矢板のウェブに沿う後退部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
    前記耐食性金属板の厚さは0.3〜3.0mmであり、
    前記後退部の断面は円弧状またはV字状で、幅方向の中央部が内側へ最も凹んでいて、
    その凹みの長さ(h 2 )は2〜5mmであり、
    有効幅(W)は300〜1000mmである、防食用保護カバー。
  3. 前記耐食性金属と前記防食層との間に緩衝材層を備える、請求項1または2に記載の防食用保護カバー。
  4. 前記耐食性金属板がチタンまたはチタン合金からなる、請求項1〜のいずれかに記載の防食用保護カバー。
  5. 既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食方法であって、
    前記鋼矢板の外側に防食層を形成する防食層形成工程と、
    前記防食層の外側に前記耐食性金属板を密着させて固定する保護層形成工程とを備え、
    前記鋼矢板の表面に、請求項1〜のいずれかに記載の防食用保護カバーを密着させて固定することで防食する、防食方法。
  6. 前記防食層の外側であって、かつ前記耐食性金属板の内側に、さらに緩衝材からなる緩衝材層を形成する緩衝材層形成工程を備える、請求項に記載の防食方法。
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