JP2013028949A - 鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法 - Google Patents

鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013028949A
JP2013028949A JP2011165403A JP2011165403A JP2013028949A JP 2013028949 A JP2013028949 A JP 2013028949A JP 2011165403 A JP2011165403 A JP 2011165403A JP 2011165403 A JP2011165403 A JP 2011165403A JP 2013028949 A JP2013028949 A JP 2013028949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
anticorrosion
steel sheet
sheet pile
protective cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011165403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5769302B2 (ja
Inventor
Koji Sakamoto
宏司 坂本
Yoshiyuki Kawase
義行 川瀬
Kazuhiro Kinoshita
和宏 木下
Kenichiro Imafuku
健一郎 今福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Anti Corrosion Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Nippon Steel and Sumikin Anti Corrosion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp, Nippon Steel and Sumikin Anti Corrosion Co Ltd filed Critical Nippon Steel and Sumitomo Metal Corp
Priority to JP2011165403A priority Critical patent/JP5769302B2/ja
Publication of JP2013028949A publication Critical patent/JP2013028949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5769302B2 publication Critical patent/JP5769302B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

【課題】比較的薄い耐食性金属薄板を用い、全面においてU形鋼矢板に密着して固定でき、低コストで作業性も良好な防食用保護カバーの提供。
【解決手段】既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、凸状または凹状の防食用保護カバーであって、前記鋼矢板のウェブに沿う突状部または後退部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、前記突状部または前記後退部の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいることを特徴とする、防食用保護カバー。
【選択図】図2

Description

本発明は鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法に関する。
海洋構造物や河川構造物等の既設構造物の少なくとも一部として用いられる鋼矢板は腐食しやすく、特に飛沫帯や干満帯において、その程度は顕著である。
そこで、従来、鋼矢板の表面に防食用保護カバーを設置して防食する方法が適用されている。このような防食方法の一つとして、鋼矢板の表面に有機樹脂等からなる防食層を形成し、その表面に、さらに耐食性金属薄板を密着させ固定することで、防食用保護カバーを設置する方法が知られている。
このような防食処理を施すことで、上記のような既設構造物に長期の防食性を付与することができる。また、繊維強化樹脂や発泡樹脂を用いて防食層を形成すれば、環境遮断性や耐衝撃性を付与することもできる。
このような防食方法は、例えば特許文献1、2等に記載されている。
実用新案登録第3128801号公報 特開2007−39943号公報
上記のような防食用保護カバーは、隣り合う防食用保護カバーの端部同士を重ね合わせ、その重ね合わせた部分をボルト等によって貫通して鋼矢板に固定する。この場合、防食用保護カバーにおけるボルトを締め付けた部分は比較的しっかりと鋼矢板へ密着して固定することができるが、その他の部分は鋼矢板へ密着度合いにバラツキが発生する。特に大型の防食用保護カバーの場合は、密着度合いにさらに大きなバラツキが発生する。
これに対して、板厚の大きい耐食性金属薄板を用いれば、防食用保護カバーを鋼矢板へ安定した度合いで密着させることができるものの、コスト高になり、かつ防食用保護カバーの重量が増すので作業性が悪化する。
本発明は、比較的薄い耐食性金属薄板を用い、全面においてU形鋼矢板に安定した度合いで密着して固定でき、低コストで作業性も良好な防食用保護カバーを提供することを目的とする。また、U形鋼矢板にこのような防食用保護カバーを用いた防食被覆方法を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討し、上記課題を解決する方法を見出し、本発明を完成させた。
本発明は次の(1)〜(8)である。
(1)既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凸状の防食用保護カバーであって、
前記鋼矢板のウェブに沿う突状部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
前記突状部の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいることを特徴とする、防食用保護カバー。
(2)前記突状部の幅方向の中央部が、内側へ5〜10mm凹んでいる、上記(1)に記載の防食用保護カバー。
(3)既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凹状の防食用保護カバーであって、
前記鋼矢板のウェブに沿う後退部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
前記後退部の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいることを特徴とする、防食用保護カバー。
(4)前記後退部の幅方向の中央部が、内側へ2〜5mm凹んでいる、上記(3)に記載の防食用保護カバー。
(5)前記耐食性金属と前記防食層との間に緩衝材層を備える、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の防食用保護カバー。
(6)前記耐食性金属板がチタンまたはチタン合金からなる、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の防食用保護カバー。
(7)既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食方法であって、
前記鋼矢板の外側に防食層を形成する防食層形成工程と、
前記防食層の外側に前記耐食性金属板を密着させて固定する保護層形成工程とを備え、
前記鋼矢板の表面に、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の防食用保護カバーを密着させて固定することで防食する、防食方法。
(8)前記防食層の外側であって、かつ前記耐食性金属板の内側に、さらに緩衝材からなる緩衝材層を形成する緩衝材層形成工程を備える、上記(7)に記載の防食方法。
本発明によれば、比較的薄い耐食性金属薄板を用い、全面においてU形鋼矢板に安定した度合いで密着して固定でき、低コストで作業性も良好な防食用保護カバーを提供することができる。また、U形鋼矢板にこのような防食用保護カバーを用いた防食被覆方法を提供することができる。
護岸Gに設置された鋼矢板の海側に、本発明のカバーを取り付けた状態を示す概略斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の凸状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。 本発明の凹状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。 本発明の凸状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の別の状態を示す概略断面図である。 本発明の凹状カバーの、U形鋼矢板に取り付ける前の別の状態を示す概略断面図である。
本発明について説明する。
本発明は、既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、凸状または凹状の防食用保護カバーである。本発明の凸状の防食用保護カバーを、以下では「本発明の凸状カバー」ともいう。また、本発明の凹状の防食用保護カバーを、以下では「本発明の凹状カバー」ともいう。また、「本発明のカバー」と記した場合、「本発明の凸状カバー」および/または「本発明の凹状カバー」を意味するものとする。
本発明において既設構造物とは、例えば海洋構造物、河川構造物、港湾構造物等であり、主に水(海水等)と接触する部位を備える既設の構造物である。このような既設構造物は海水等の水と接触する部位、例えば飛沫帯や干満帯に、U形鋼矢板を有している場合がある。
本発明は、このようなU形鋼矢板を防食するために用いる防食用保護カバーおよび防食方法である。
本発明のカバーの形状は、既設構造物が備えるU形鋼矢板の表面に安定した密着度合いで固定できる形状であり、概ね、防食対象のU形鋼矢板の形状に類似する形状であって、さらに後に詳細に説明する特定形状の部位を備えるものである。
本発明のカバーについて、具体的な実施態様を示す図を用いて説明する。
図1および図2は、海洋構造物であるU形鋼矢板2が護岸Gに設置されており、その鋼矢板2の海S側(外側)に、本発明のカバー1(本発明の凸状カバー1a、本発明の凹状カバー1b)を取り付けた状態を示す図であり、図1が概略斜視図、図2が図1のA−A線断面図である。
また、図3は、図1および図2に示す本発明の凸状カバー1aの、鋼矢板2に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。さらに、図4は、図1および図2に示す本発明の凹状カバー1bの、鋼矢板2に取り付ける前の状態を示す概略断面図である。
図1〜図4に示す具体的な実施態様を、以下では「実施態様1」ともいう。
なお、本発明において、既設構造物に対して海水等の水が存在するサイドを「外側」、その反対サイドを「内側」ともいう。したがって、実施態様1の場合であれば、護岸Gに対して海S側が「外側」であり、その反対サイドが「内側」である。
実施態様1においてU形鋼矢板2は、凸側鋼矢板21と凹状鋼矢板23とが交互に連結され構造となっており、護岸Gの支持壁体を構成している。凸側鋼矢板21は、海S側に設けられるウェブ211と、このウェブ211の両側に繋がる一対のフランジ213と、フランジ213の先端の継手部215とを備えている。また、凹側鋼矢板23は、護岸G側に設けられるウェブ231と、このウェブ231の両側に繋がる一対のフランジ233と、フランジ233の先端の継手部235とを備えている。そして、継手部215と継手部235とが繋がることで、凸側鋼矢板21と凹状鋼矢板23とが連結している。
実施態様1において本発明のカバー1は、内側に防食層15を備え、その外側に緩衝材層17を備え、さらにその外側に耐食性金属板11、13を備えている。そして、固定手段3によって、防食層15、緩衝材層17および耐食性金属板11、13が鋼矢板2の表面に密着するように固定されている。
<耐食性金属板>
本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11について説明する。
耐食性金属板11は、凸側鋼矢板21の幅と略同一の幅の寸法を有しており、凸側鋼矢板21のウェブ211に沿う突状部111と、フランジ213に沿う傾斜部113と、傾斜部113と繋がる端縁部115とを有しており、護岸Gに開口した断面が略コ字状の形状を有している。
そして、突状部111の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいる。なお、本発明のカバーの中央部の凹みは、護岸Gの鋼矢板の表面に取り付ける前は存在するものの、護岸Gの鋼矢板の表面に取り付けた状態では、ほとんど目立たなくなっている。よって、図1および図2には、その凹みは示していない。
従来の防食用保護カバーはこのような凹みが無い。この場合、ボルトを締め付けた部分(例えば図2の固定手段3の付近)は比較的しっかりと鋼矢板2へ密着するように固定することができるものの、その他の部分は鋼矢板への密着度合いにバラツキが発生していた。特に大型の防食用保護カバーの場合は密着度合いにさらに大きなバラツキが発生していた。
これに対して、本発明の凸状カバーが備える耐食性金属板は、図3に示すように、突状部の幅方向(図3における左右方向)の中央部が内側へ凹んでいる。このように凹んでいることで、ボルトを締め付けた部分から離れた部分であっても、防食用保護カバーをU形鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。耐食性金属板が薄く場合や、防食用保護カバーが大型の場合であっても、同様に安定した密着度合いで固定できる。
本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11は、図3に示すような形状の他、例えば図5に示すような形状であってもよい。すなわち、耐食性金属板11における突状部111の断面が、図5に示すように、内側へ凹む円弧状のものであってもよい。
本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11における突状部111の幅方向の中央部の凹みについて、詳しく説明する。
図3および図5に示すように、この凹みの程度(長さ)をh1とする。すなわち、h1は、突状部111と傾斜部113との境界を112αおよび112βとして、112αと112βと仮想の直線(図3および図5における点線)で繋いだ直線に対して最も凹んでいる箇所の長さ(点線から垂直方向の長さ)を意味する。
このh1は、5〜10mmであることが好ましく、5〜8mmであることがより好ましい。この程度凹んでいると、防食用保護カバーを鋼矢板へより安定した密着度合いで固定できる。
また、傾斜部113と端縁部115との境界を114αおよび114βとし、その間隔を有効幅Wとすると、Wは300〜1000mmとすることができる。Wが大きい場合(すなわち、防食用保護カバーが大型の場合)であっても、防食用保護カバーを鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。
次に、本発明の凹状カバー1bが備える耐食性金属板13について説明する。
耐食性金属板13についても、前述の耐食性金属板11と同様である。
耐食性金属板13は、凹側鋼矢板23の幅と略同一の幅の寸法を有しており、凹側鋼矢板23のウェブ231に沿う後退部131と、フランジ233に沿う傾斜部133と、傾斜部133と繋がる端縁部135とを有しており、海S側に開口した断面が略コ字状の形状を有している。
そして、後退部131の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいる。このような凹みによって、前述の本発明の凸状カバー1aが備える耐食性金属板11と同様の効果を奏する。
本発明の凹状カバー1bが備える耐食性金属板13は、図4に示すような形状の他、例えば図6に示すような形状であってもよい。すなわち、耐食性金属板13における後退部131の断面が、図6に示すように、内側へ凹む円弧状のものであってもよい。
本発明の凹状カバー1bが備える耐食性金属板13における後退部131の幅方向の中央部の凹みについて、詳しく説明する。
図4、図6に示すように、この凹みの程度(長さ)をh2とする。すなわち、h2は、後退部131と傾斜部133との境界を132αおよび132βとして、132αと132βと仮想の直線(図4、図6における点線)で繋いだ直線に対して最も凹んでいる箇所の長さ(点線から垂直方向の長さ)を意味する。
このh2は、2〜5mmであることが好ましく、3〜5mmであることがより好ましい。この程度凹んでいると、防食用保護カバーを鋼矢板へより安定した密着度合いで固定できる。
また、傾斜部133と端縁部135との境界を134αおよび134βとし、その間隔を有効幅Wとすると、Wは300〜1000mmとすることができる。Wが大きい場合(すなわち、防食用保護カバーが大型の場合)であっても、防食用保護カバーを鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。
耐食性金属板の材質は特に限定されない。例えば耐食性金属として、チタン、チタン合金、ステンレス(例えばSUS316、SUS316L、SUS317、SUS317にCu、N等を添加して耐孔食性等を改善したもの等)が挙げられ、チタンまたはチタン合金であることが好ましい。
耐食性金属板の板厚も特に限定されないが0.3〜3.0mmが好ましく、0.6〜1.0mmがより好ましい。軽量であり施工時の取扱いが容易だからである。また、このように薄く、かつ上記のように防食用保護カバーが大型の場合であっても、防食用保護カバーをU形鋼矢板へ安定した密着度合いで固定できる。
また、耐食性金属板は2以上を接合したものであってもよい。
<防食層>
防食層15は鋼矢板2の外側の表面に密着するように設けられる。
防食層は従来公知の防食剤を用いて形成することができる。例えば、市販の防食剤であるペトロラタム(ペトロラタムペースト、ペトロラタムシート)、エポキシ樹脂、酸化重合樹脂などを用いて防食層を形成することができる。例えばペトロラタムシートを耐食性金属の内側に貼り付け、その外側にペトロラタムペーストを塗布して防食層を形成することができる。
鋼矢板の外側の表面に密着するように設ける防食層の量は、鋼矢板の単位面積当たりの防食層の質量として、2.0〜4.0kg/m2であることが好ましく、2.0〜3.0kg/m2であることがより好ましく、2.0〜2.5kg/m2であることがより好ましく、2.0〜2.2kg/m2であることがさらに好ましい。
また、防食層の厚さは特に限定されないが、1〜5mmであることが好ましく、1〜4mmであることがより好ましく、2〜3mmであることがより好ましい。
<緩衝材層>
前記防食層と前記耐食性金属板との間には緩衝材からなる緩衝材層を備えてもよい。
緩衝材としては、発泡ポリエチレンが挙げられる。
前記緩衝材層の厚さは特に限定されないが、5〜20mmであることが好ましく、10〜15mmであることがより好ましい。
<固定手段>
実施態様1において、固定手段3は、固定板31と、ボルト33と、押え板35と、ナット37とからなる。
固定板31は凹側鋼矢板23の継手部235の海S側の表面に溶接固定されている。また、ボルト33は、固定板31に固定されて海S側に突出している。そして、耐食性金属板13の傾斜部133の端縁部135に設けた挿通孔にボルト33を挿通させ、さらに海S側から耐食性金属11の端縁部115に設けた挿通孔にボルト33を挿通させ、押え板35を介して耐食性金属板11、13を鋼矢板2へ向かってナット37で締め付けることで、本発明のカバー1を固定することができる。
ここで、ボルト33と耐食性金属板13、15と電気的に接触しないように適切に絶縁することが好ましい。
固定手段は、ボルトおよびナットに限らず、係合や嵌合によって、本発明のカバーを鋼矢板に固定することができる手段であればよい。
<防食方法>
このような本発明のカバーを既設構造物のU形鋼矢板に固定して防食する方法は、前記鋼矢板の外側に防食層を形成する防食層形成工程と、前記防食層の外側に前記耐食性金属板を密着させて固定する保護層形成工程とを備える防食方法であって、前記鋼矢板の表面に、本発明のカバーを密着させて固定することとなる防食方法であることが好ましい。
また、前記防食層の外側であって、かつ前記耐食性金属板の内側に、さらに緩衝材からなる緩衝材層を形成する緩衝材層形成工程を、さらに備える防食方法であることが好ましい。
1 本発明のカバー
1a 本発明の凸状カバー
1b 本発明の凹状カバー
11、13 耐食性金属板
111、131 突起部
112α、112β、132α、132β 境界
113、133 傾斜部
114α、114β、134α、134β 境界
115、135 端縁部
1、h2 凹みの程度(長さ)
W 有効幅
15 防食層
17 緩衝材層
2 U形鋼矢板
21 凸状鋼矢板
23 凹状鋼矢板
211、231 ウェブ
213、233 フランジ
215、235 継手部
3 固定手段
31 固定板
33 ボルト
35 押え板
37 ナット
S 海
G 護岸

Claims (8)

  1. 既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凸状の防食用保護カバーであって、
    前記鋼矢板のウェブに沿う突状部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
    前記突状部の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいることを特徴とする、防食用保護カバー。
  2. 前記突状部の幅方向の中央部が、内側へ5〜10mm凹んでいる、請求項1に記載の防食用保護カバー。
  3. 既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食に用いる、少なくとも耐食性金属および防食層を備える、凹状の防食用保護カバーであって、
    前記鋼矢板のウェブに沿う後退部を有する耐食性金属板を外側の最表面に備え、
    前記後退部の幅方向の中央部が、内側へ凹んでいることを特徴とする、防食用保護カバー。
  4. 前記後退部の幅方向の中央部が、内側へ2〜5mm凹んでいる、請求項3に記載の防食用保護カバー。
  5. 前記耐食性金属と前記防食層との間に緩衝材層を備える、請求項1〜4のいずれかに記載の防食用保護カバー。
  6. 前記耐食性金属板がチタンまたはチタン合金からなる、請求項1〜5のいずれかに記載の防食用保護カバー。
  7. 既設構造物の少なくとも一部であるU形鋼矢板の防食方法であって、
    前記鋼矢板の外側に防食層を形成する防食層形成工程と、
    前記防食層の外側に前記耐食性金属板を密着させて固定する保護層形成工程とを備え、
    前記鋼矢板の表面に、請求項1〜6のいずれかに記載の防食用保護カバーを密着させて固定することで防食する、防食方法。
  8. 前記防食層の外側であって、かつ前記耐食性金属板の内側に、さらに緩衝材からなる緩衝材層を形成する緩衝材層形成工程を備える、請求項7に記載の防食方法。
JP2011165403A 2011-07-28 2011-07-28 鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法 Active JP5769302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011165403A JP5769302B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011165403A JP5769302B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013028949A true JP2013028949A (ja) 2013-02-07
JP5769302B2 JP5769302B2 (ja) 2015-08-26

Family

ID=47786220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011165403A Active JP5769302B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5769302B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015175181A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 新日鐵住金株式会社 防護層を有する鋼製部材及び基礎構造物
JP2017053134A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 新日鐵住金株式会社 防護層を有する鋼製部材及び基礎構造物
JP2018105052A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社ナカボーテック 鋼製矢板の被覆防食構造及び保護カバー取付け具
JP2018150765A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 日鉄住金防蝕株式会社 ボルトが破損し難い構造を備える鋼矢板または鋼管矢板の防食構造体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255178A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Nippon Steel Corp 鋼矢板の防食構造および防食方法
JP2011017186A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Nippon Steel Corp 鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255178A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Nippon Steel Corp 鋼矢板の防食構造および防食方法
JP2011017186A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Nippon Steel Corp 鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015175181A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 新日鐵住金株式会社 防護層を有する鋼製部材及び基礎構造物
JP2017053134A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 新日鐵住金株式会社 防護層を有する鋼製部材及び基礎構造物
JP2018105052A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 株式会社ナカボーテック 鋼製矢板の被覆防食構造及び保護カバー取付け具
JP2018150765A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 日鉄住金防蝕株式会社 ボルトが破損し難い構造を備える鋼矢板または鋼管矢板の防食構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5769302B2 (ja) 2015-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6823509B2 (ja) ボルトが破損し難い構造を備える鋼矢板または鋼管矢板の防食構造体
JP5769302B2 (ja) 鋼矢板の防食用保護カバーおよび防食方法
JP5271785B2 (ja) 鋼矢板の防食構造および防食方法
JP2018105052A (ja) 鋼製矢板の被覆防食構造及び保護カバー取付け具
JP2012224994A (ja) 鋼管矢板壁の防食構造及び防食方法
JP5507439B2 (ja) 鋼管矢板の被覆防食方法
JP2010144209A (ja) 鋼材並びに鋼矢板、鋼管矢板および鋼管杭並びに鋼矢板壁および鋼管矢板壁
JP5180921B2 (ja) 鋼矢板用の防食被覆体および鋼矢板の防食構造
JP4953887B2 (ja) 継手部防食性に優れる重防食被覆鋼矢板の構造体及びその構造体に使用する鋼矢板
JP6115996B2 (ja) 鋼管杭の被覆防食構造体
JP4827782B2 (ja) 継手部防食性に優れる重防食被覆鋼矢板の構造体及びその構造体に使用する鋼矢板
JP5501171B2 (ja) 鋼管杭の防食施工方法
JP6823510B2 (ja) 鋼管矢板の防食構造体
JP6631105B2 (ja) 防護層を有する鋼製部材及び基礎構造物
JP4823126B2 (ja) 継手部防食性に優れる重防食被覆鋼矢板の構造体及びその構造体に使用する鋼矢板
JP3823922B2 (ja) 鋼管矢板および矢板壁
JP2004263262A (ja) 鋼材および海洋鋼構造物
JP2020111911A (ja) 海水域コンクリート構造物
JP6343985B2 (ja) 防護層を有する鋼製部材及び基礎構造物
JP7190372B2 (ja) 防食施工方法およびその方法において用いられる薄板
JP5381819B2 (ja) 防食鋼管杭およびその施工方法
JP6155845B2 (ja) 防食鋼材、立設構造及び犠牲鋼板
JP4823122B2 (ja) 継手部防食性に優れる重防食被覆鋼矢板の構造体
JP2000265457A (ja) 防食耐久性の優れた矢板及び矢板壁
JP5655431B2 (ja) 鋼矢板構造物、鋼矢板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5769302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250