JP2012224994A - 鋼管矢板壁の防食構造及び防食方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鋼管矢板壁9の外壁面9aに接触するペトロラタム系防食層13とその外側の耐食性金属板17との間に緩衝材15が介装されてなる複数の防食カバー11により、鋼管矢板壁9の外壁面9aが被覆される。複数の防食カバー11は、隣り合う鋼管本体5間に形成された凹底部6内において互いの側端側の一部を重ね合わせた状態で固定される。鋼管本体5の外周面5aを被覆している防食カバー11の断面円弧状の耐食性金属板17に、凹底部6内に設けられた張力導入装置31により周方向引張力が導入されている。
【選択図】図18
Description
第1発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、隣り合う鋼管本体が継手を介して連結された鋼管矢板壁の外壁面を防食するための鋼管矢板壁の防食構造において、前記鋼管矢板壁の外壁面に接触するペトロラタム系防食層とその外側の耐食性金属板との間に緩衝材が介装されてなる複数の防食カバーにより、前記鋼管矢板壁の外壁面が被覆され、前記複数の防食カバーは、前記隣り合う鋼管本体間に形成された凹底部内において互いの側端側の一部を重ね合わせた状態で固定され、前記鋼管本体の外周面を被覆している前記防食カバーの断面円弧状の耐食性金属板に、前記凹底部内に設けられた張力導入装置により周方向引張力が導入されていることを特徴とする。
第2発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明において、前記防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部とを有し、前記張力導入装置は、前記凹底部の底側壁面から突出して前記防食カバーの底カバー部を貫通する雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材が挿通される押さえ部材と、前記雄ねじ部材に螺合されるナットとを有し、前記ナットの締め付けにより前記押さえ部材が前記防食カバーの底カバー部を前記底側壁面に押圧した状態で保持され、その押圧により前記本体カバー部の耐食性金属板に周方向引張力が導入されていることを特徴とする。
第3発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第2発明において、前記ナットの締め付けにより前記本体カバー部と前記底カバー部とがなす角部寄りの部位を前記押さえ部材が前記底側壁面に押圧した状態で保持されていることを特徴とする。
第4発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第2発明又は第3発明において、前記押さえ部材の外面にボルト挿通孔を有するリブが設けられ、前記防食カバーの底カバー部の耐食性金属板が前記押さえ部材に巻き付けられ、前記底カバー部の耐食性金属板の側端部と前記リブのボルト挿通孔とにボルトが挿通され、前記ボルトに螺合されるナットの締め付けにより前記本体カバー部の耐食性金属板の側端部が前記凹底部内に引き込まれた状態で保持され、その引き込みにより前記本体カバー部の耐食性金属板に周方向引張力が導入されていることを特徴とする。
第5発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第2発明〜第4発明の何れかにおいて、前記押さえ部材は、前記防食カバーの底カバー部に当接する第1の押圧面と、前記防食カバーの本体カバー部に当接する第2の押圧面とを有することを特徴とする。
第6発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第5発明の何れかにおいて、隣り合う前記防食カバーの一方は、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部を有し、隣り合う前記防食カバーの他方は、前記凹底部の底側壁面を被覆する底カバー部を有し、前記底カバー部は、隣り合う鋼管本体の継手同士が互いに引っ張られて嵌合された状態のときに、前記底側壁面の左右方向の略全長を被覆可能な長さに形成されていることを特徴とする。
第7発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第6発明の何れかにおいて、隣り合う前記防食カバーの一方は、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部を有し、隣り合う前記防食カバーの他方は、前記凹底部の底側壁面を被覆する底カバー部と、前記底カバー部の耐食性金属板の側端より側方に長く設けられた前記防食層及び前記緩衝材からなる底カバー側余長部とを有し、前記鋼管本体と前記底側壁面とがなす隅角部において、前記本体カバー部の前記防食層及び前記緩衝材と前記底カバー側余長部とが互いに押圧した状態で保持されていることを特徴とする。
第8発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第7発明の何れかにおいて、前記凹底部内において隣り合う鋼管本体間に受け部材が架設され、前記複数の防食カバーにより、前記鋼管本体の外周面と前記受け部材の外面とが被覆されていることを特徴とする。
第9発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第8発明の何れかにおいて、前記防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部と、前記本体カバー部と前記底カバー部とがなす角部に設けられ、他の部位の耐食性金属板より板厚の厚い耐食性金属板からなるL字状部材とを有することを特徴とする。
第10発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第9発明の何れかにおいて、前記防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部と、前記本体カバー部と前記底カバー部とがなす角部に設けられた補強リブとを有することを特徴とする。
第11発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第10発明の何れかにおいて、前記防食カバーの耐食性金属板は、0.4mm〜2.0mmの板厚から構成されていることを特徴とする。
第12発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第3発明、第5発明〜第11発明の何れかにおいて、前記複数の防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部とを有する本体防食カバーから構成され、前記凹底部内において互いの底カバー部を重ね合わせた状態で固定されていることを特徴とする。
第13発明に係る鋼管矢板壁の防食構造は、第1発明〜第11発明の何れかにおいて、前記複数の防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部を少なくとも有する本体防食カバーと、前記凹底部の底側壁面を被覆する底カバー部を少なくとも有する補助防食カバーとの何れかから構成され、前記凹底部内において本体防食カバーの側端側の一部と補助防食カバーの側端側の一部とを重ね合わせた状態で固定されていることを特徴とする。
第14発明に係る鋼管矢板壁の防食方法は、隣り合う鋼管本体が継手を介して連結された鋼管矢板壁の外壁面を防食するための鋼管矢板壁の防食方法において、前記鋼管矢板壁の外壁面に接触するペトロラタム系防食層と外側の耐食性金属板との間に緩衝材が介装されてなる複数の防食カバーにより、前記鋼管矢板壁の外壁面を被覆し、前記隣り合う鋼管本体間に形成された凹底部内において前記複数の防食カバーの互いの側端側の一部を重ね合わせた状態で固定し、前記鋼管本体の外周面を被覆している前記防食カバーの断面円弧状の耐食性金属板に、前記凹底部内に設けられた張力導入装置により周方向引張力を導入することを特徴とする。
第3発明によれば、防食カバーの本体カバー部と底カバー部とがなす角部における耐食性金属板の浮き上がりを有効に防止することが可能となる。
第5発明によれば、防食カバーの本体カバー部と底カバー部とがなす角部における耐食性金属板の浮き上がりをより有効に防止することが可能となる。
第6発明によれば、施工誤差がある場合でも鋼管本体等に対する防食層の密着性を向上させることが可能となる。
第7発明によれば、防食層を密着させにくい隅角部においても、その防食層を容易に密着させることが可能となる。
第9発明によれば、防食カバーの本体カバー部と底カバー部とがなす角部における曲げ剛性を高めることが可能となり、ひいては、防食カバーの角部の耐食性金属板の浮き上がりをより有効に防止することが可能となる。
第10発明によれば、防食カバーの本体カバー部と底カバー部とがなす角部における曲げ剛性を高めることが可能となり、ひいては、防食カバーの角部の耐食性金属板の浮き上がりをより有効に防止することが可能となる。
5 :鋼管本体
6 :凹底部
6a :底側壁面
7 :継手
9 :鋼管矢板壁
9a :外壁面
11 :防食カバー
11A :本体防食カバー
11B :補助防食カバー
13 :防食層
15 :緩衝材
17 :耐食性金属板
18 :側端部
19 :重合部
21 :本体カバー部
22 :本体カバー側余長部
23 :底カバー部
24 :底カバー側余長部
25 :角部
27 :L字状部材
29 :補強リブ
31 :張力導入装置
33 :押さえ部材
34a :第1の押圧面
34b :第2の押圧面
35 :雄ねじ部材
39 :ナット
41 :リブ
42 :ボルト挿通孔
43 :ボルト
45 :ナット
61 :隅角部
71 :受け部材
81 :絶縁スリーブ
91 :充填材
93 :ペトロラタムペースト
Claims (14)
- 隣り合う鋼管本体が継手を介して連結された鋼管矢板壁の外壁面を防食するための鋼管矢板壁の防食構造において、
前記鋼管矢板壁の外壁面に接触するペトロラタム系防食層とその外側の耐食性金属板との間に緩衝材が介装されてなる複数の防食カバーにより、前記鋼管矢板壁の外壁面が被覆され、
前記複数の防食カバーは、前記隣り合う鋼管本体間に形成された凹底部内において互いの側端側の一部を重ね合わせた状態で固定され、
前記鋼管本体の外周面を被覆している前記防食カバーの断面円弧状の耐食性金属板に、前記凹底部内に設けられた張力導入装置により周方向引張力が導入されていること
を特徴とする鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部とを有し、
前記張力導入装置は、前記凹底部の底側壁面から突出して前記防食カバーの底カバー部を貫通する雄ねじ部材と、前記雄ねじ部材が挿通される押さえ部材と、前記雄ねじ部材に螺合されるナットとを有し、
前記ナットの締め付けにより前記押さえ部材が前記防食カバーの底カバー部を前記底側壁面に押圧した状態で保持され、その押圧により前記本体カバー部の耐食性金属板に周方向引張力が導入されていること
を特徴とする請求項1記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記ナットの締め付けにより前記本体カバー部と前記底カバー部とがなす角部寄りの部位を前記押さえ部材が前記底側壁面に押圧した状態で保持されていること
を特徴とする請求項2記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記押さえ部材の外面にボルト挿通孔を有するリブが設けられ、前記防食カバーの底カバー部の耐食性金属板が前記押さえ部材に巻き付けられ、前記底カバー部の耐食性金属板の側端部と前記リブのボルト挿通孔とにボルトが挿通され、前記ボルトに螺合されるナットの締め付けにより前記本体カバー部の耐食性金属板の側端部が前記凹底部内に引き込まれた状態で保持され、その引き込みにより前記本体カバー部の耐食性金属板に周方向引張力が導入されていること
を特徴とする請求項2又は3記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記押さえ部材は、前記防食カバーの底カバー部に当接する第1の押圧面と、前記防食カバーの本体カバー部に当接する第2の押圧面とを有すること
を特徴とする請求項2〜4の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 隣り合う前記防食カバーの一方は、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部を少なくとも有し、
隣り合う前記防食カバーの他方は、前記凹底部の底側壁面を被覆する底カバー部を少なくとも有し、
前記底カバー部は、隣り合う鋼管本体の継手同士が互いに引っ張られて嵌合された状態のときに、前記底側壁面の左右方向の略全長を被覆可能な長さに形成されていること
を特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 隣り合う前記防食カバーの一方は、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部を少なくとも有し、
隣り合う前記防食カバーの他方は、前記凹底部の底側壁面を被覆する底カバー部と、前記底カバー部の耐食性金属板の側端より側方に長く設けられた前記防食層及び前記緩衝材からなる底カバー側余長部とを少なくとも有し、
前記鋼管本体と前記底側壁面とがなす隅角部において、前記本体カバー部の前記防食層及び前記緩衝材と前記底カバー側余長部とが互いに押圧した状態で保持されていること
を特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記凹底部内において隣り合う鋼管本体間に受け部材が架設され、
前記複数の防食カバーにより、前記鋼管本体の外周面と前記受け部材の外面とが被覆されていること
を特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部と、前記本体カバー部と前記底カバー部とがなす角部に設けられ、他の部位の耐食性金属板より板厚の厚い耐食性金属板からなるL字状部材とを有すること
を特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部と、前記本体カバー部と前記底カバー部とがなす角部に設けられた補強リブとを有すること
を特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記防食カバーの耐食性金属板は、0.4mm〜2.0mmの板厚から構成されていること
を特徴とする請求項1〜10の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記複数の防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部と、前記本体カバー部の側端から外側に折り曲げられた底カバー部とを有する本体防食カバーから構成され、前記凹底部内において互いの底カバー部を重ね合わせた状態で固定されていること
を特徴とする請求項1〜3、5〜11の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 前記複数の防食カバーは、前記鋼管本体の外周面を被覆する断面円弧状の本体カバー部を少なくとも有する本体防食カバーと、前記凹底部の底側壁面を被覆する底カバー部を少なくとも有する補助防食カバーとの何れかから構成され、前記凹底部内において本体防食カバーの側端側の一部と補助防食カバーの側端側の一部とを重ね合わせた状態で固定されていること
を特徴とする請求項1〜11の何れか1項記載の鋼管矢板壁の防食構造。 - 隣り合う鋼管本体が継手を介して連結された鋼管矢板壁の外壁面を防食するための鋼管矢板壁の防食方法において、
前記鋼管矢板壁の外壁面に接触するペトロラタム系防食層と外側の耐食性金属板との間に緩衝材が介装されてなる複数の防食カバーにより、前記鋼管矢板壁の外壁面を被覆し、
前記隣り合う鋼管本体間に形成された凹底部内において前記複数の防食カバーの互いの側端側の一部を重ね合わせた状態で固定し、
前記鋼管本体の外周面を被覆している前記防食カバーの断面円弧状の耐食性金属板に、前記凹底部内に設けられた張力導入装置により周方向引張力を導入すること
を特徴とする鋼管矢板壁の防食方法。
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