JP4965271B2 - 構造部材の接合構造 - Google Patents

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本発明は、構造部材同士の接合構造に関し、特に、エキスパンションジョイントにより接合される構造部材の接合構造に関する。
従来より、例えば、原子力発電所等において、壁・床部材などの構造部材の接続部には、外部からの浸入水を防止する機能、外部への空気の流出入を制限する気密性能、建物内部で発生した水の外部への漏洩を防止する漏洩防止機能、及び地震時においてもこれらの機能が損なわれないという地震時の性能維持機能が要求される。
このように構造部材の接合構造には耐圧機能や止水機能が要求されるため、従来、内部側の接続部には、可撓性を有するものとして耐圧機能と止水機能とを同時に付与させた特殊形状の合成ゴムによる止水板が用いられていた。しかしながら、このような止水板は非常に高価であるため、原子力発電所などの建物の構造部材同士の接合部のように長い距離にわたる箇所に使用する場合には非常にコスト高になる。
そこで、例えば、特許文献1には、エキスパンションジョイントにより接続される構造部材の接続部分に内面に防水層の設けられた金属プレートを取付け、この金属プレートに可撓性を負担させつつ、防水層により防水性を確保した構造部材の接合構造が記載されている。
特開2004−27712号公報
特許文献1記載の構造部材の接合構造では、壁部材と床部材とが接続されている入隅部や出隅部などの角部を接合構造が跨ぐような場合には、角部の近傍にボルトを締め付けることにより、金属プレートを固定している。このため、角部において防水層を押さえつける力が不足し、漏水が発生するという問題があった。
また、特許文献1記載の接合構造では、角部に合わせて折り曲げられたコーナープレートにより防水層を押えており、地震などの際にこのコーナープレートの折り曲げた部分に過大な力が作用し、破損して防水性が失われる虞があった。さらに、防水層同士の接続部を接着材と充填材で接続しており、防水層同士の接続部の強度が不足し、水圧がかかると漏水する虞もあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、角部においても確実に防水性を確保することのでき、さらに、地震などを受けても破損することのない構造部材の接合構造を提供することを目的とする。
本発明の構造部材の接合構造は、入隅部又は出隅部を備える一対の構造部材をエキスパンションジョイントにより接合する接合構造であって、前記一対の構造部材の接合部に沿って接合部端縁を跨ぐように取り付けられた可撓性を有する金属プレートと、前記金属プレートに設けられた防水層とを備え、前記入隅部又は出隅部において、当該入隅部又は出隅部の角から突出するように設けられたボルトにより、前記金属プレートを前記接合部に押さえつけるようにコーナー押え部材を取り付けたことを特徴とする。
上記の構造部材の接合構造において、前記コーナー押え部材は、前記入隅部又は出隅部の角に約45度の角度で締めこまれる前記ボルトによって取り付けられていてもよい。また、前記金属プレートは、前記入隅部又は出隅部において分割されていてもよい。また、前記構造部材同士を跨ぐように設けられ、前記防水層を前記金属プレートとは反対側より支持する防水層受けプレートを備えてもよい。
また、前記防水層は、接合部に沿って延びるように接続された複数の防水シートからなり、前記防水シート同士は、接続部を覆うように重ね防水シートが貼られ、この重ね防水シートを前記防水シートに熱溶着することにより接続されていてもよい。
また、前記金属プレートはボルト挿通孔を備え、前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトを締め付けることにより構造部材に取り付けられており、前記ボルト挿通孔は、ルーズホールであってもよい。
本発明によれば、入隅部又は出隅部において、入隅部又は出隅部の角から突出するように設けられたボルトにより、金属プレートを接合部に押さえつけるようにコーナー押え部材を取り付けたことにより、入隅部又は出隅部においても、確実に金属プレートを押さえつけることができるので、防水層が破損するのを防止できる。
さらに、金属プレートが入隅部又は出隅部において縁切りされているため、地震などにより構造部材が変位しても、金属プレートの入隅部又は出隅部に過大な荷重が作用して金属プレートが破損してしまうのを防止できる。
以下、本発明の構造部材の接合構造の一実施形態について図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態の構造部材の接合構造10を示す斜視図であり、図2は、図1のA−A´断面における接合構造10の断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の接合構造10は、天井面20、壁面21、床面22からなり、天井面20と壁面21の接合部及び壁面21と床面22の接合部に入隅部30を備えた一対の構造部材11の接合部に亘って設けられている。隣接する構造部材11の内部側(図2における上側)の対向する接合部の縁には接合部に沿って切欠部40が設けられている。本実施形態の構造部材の接合構造10は、切欠部40に設けられた内部防水構造100と、構造部材11の間に介装された発泡ポリエチレンなどからなるクッション材300と、接合部の外部側に設けられた外部防水構造200とで構成される。後述するように内部防水構造100は、防水プレート115を含んで構成され、図1に示すように複数の防水プレート115が接合部に沿って、取付けられるとともに、防水プレート115同士の接合部にジョイントカバープレート150が取り付けられている。
図2に示すように、外部防水構造200は、中央に逆V字型の凸部210aが設けられ、凸部210aが構造部材11間の隙間に入り込むように配置された鋼板210と、鋼板210の外部側(図中下側)に設けられた防水層220と、防水層220の端縁を覆うように貼られた増貼防水層230と、増貼防水層230を外部側より覆うように設けられた防水層保護板240と、防水層保護板240に貼付されたクッション材250と、クッション材250の表面に構造部材11の接合部を跨ぐように取付けられたエキスパンションジョイント保護材260とで構成される。
図3は、内部防水構造100の構成を示す図である。内部防水構造100は、構造部材11の接合部を跨ぐように取付けられた金属プレート110と、金属プレート110の外部側(図3における下側)に設けられた防水層120とからなる防水プレート115を含んで構成される。金属プレート110の幅方向(図中の左右方向)の中央は内部側(図中上側)に凸となるように半円状に湾曲している。防水層120は、予め金属プレート110に貼付することで、取付け施工性を向上させることができる。また、防水層120は金属プレート110の端部より長さ方向に突出するように設けられており、後に詳述するように、この防水層120の金属プレート110より突出した部分を突き合せ、その接合部をジョイント防水材受けプレート130の上で熱溶着し、ジョイントカバープレート150で挟みこむことにより、防水層120同士を接続している。このように、内部防水構造100は、金属プレート110と防水層120により構成され、金属プレート110が耐圧機能を負担し、防水層120が止水機能を負担する。
構造部材11の切欠部40には、適宜間隔をあけてボルト孔が設けられたアングル状の鋼材からなる取付金物12が取り付けられており、取付金物12のボルト孔にあたる位置には螺条部が表面より突出するようにボルト13が埋設されている。防水プレート115同士の接続部(以下、ジョイント部という)の近傍以外では、取付金物12に防水プレート115を当接させ、抑え金物14を介して、ボルト13にナット15を締め付けることにより防水プレート115を固定している。
図4は、防水プレート115を取付けるボルト13の近傍の拡大図である。同図に示すように、金属プレート110に設けられたボルトを挿通するためのボルト孔111は、ボルト13の径よりも大径に形成されている。このように、金属プレート110のボルト孔111をルーズホールとすることで、ボルト孔111とボルト13との間の隙間により構造部材11と金属プレート110との相対変位を吸収することができるため、金属プレート110に過度な変形が生じるのを防止できる。また、金属プレート110のボルト孔111とボルトピッチとの間に製作・施工誤差が生じ、取付け施工性が悪化することがある。しかし、本実施形態では、金属プレート110のボルト孔111をルーズホールとすることにより上記のような誤差を吸収して施工性の悪化を防止できる。
図5は、ジョイント部近傍における内部防水構造100の構成を示す図であり、図6は、図5におけるB−B´断面における鉛直断面図である。また、図7は、ジョイント部に用いられるジョイント防水材受けプレート130を示す図である。図5及び図6に示すように、構造部材11の接合部を跨ぐようにジョイント防水材受けプレート130を配置し、ジョイント防水材受けプレート130上に金属プレート110の端部より長さ方向に突出した防水層120同士を配置し、ラップ防水層140と、ジョイントカバープレート150を防水層120の接続部を覆うように取付け、防水層120同士が接続されている。また、ラップ防水層140と防水層120とは、熱溶着により接着されており、一体となっている。ジョイントカバープレート150は、構造部材11に取り付けられたボルト13にナット15を締め付けることにより取付金物12と押え金物14とにより挟まれて固定されている。係る構成により、防水層120は、ジョイント防水材受けプレート130とジョイントカバープレート150とに挟まれた状態で支持されるとともに、防水層120とラップ防水層140とは一体となっているため、ジョイント部においても確実に漏水を防止できる。
次に、入隅部における内部防水構造の構成を説明する。図8は、入隅部30における内部防水構造100を示す斜視図である。また、図9(A)は、入隅部30における内部防水構造100を示す断面図であり、同図(B)は、入隅部30を拡大した断面図である。図8及び図9に示すように、入隅部30の内部防水構造100は、入隅部防水受けプレート160と、入隅部カバープレート170と、入隅部防水受けプレート160と入隅部カバープレート170との間に挟まれた防水層120と、を含んで構成される。
図10は、入隅部防水受けプレート160及び入隅部カバープレート170を示す図である。同図に示すように、入隅部防水受けプレート160は、壁側に取付けられる壁側防水受けプレート160Bと、床側防水受けプレート160Aとで構成される。壁側防水受けプレート160Bと、床側防水受けプレート160Aとは直交するように付き合わせた際に、入隅部30において互いに干渉しないように入隅部側の端部が45度方向に傾斜するように切断されている。これと同様に、入隅部カバープレート170は、壁側カバープレート170Bと、床側カバープレート170Aとで構成される。壁側カバープレート170Bと、床側カバープレート170Aとは直交するように付き合わせた際に、入隅部30において互いに干渉しないように入隅部側の端部が45度方向に傾斜するように切断されている。
図9に戻り、入隅部30では接合部を跨ぐように、入隅部防水受けプレート160が配置されており、入隅部防水受けプレート160を構成する壁側防水受けプレート160Bと床側防水受けプレート160Aとは隙間を空けて取り付けられている。入隅部カバープレート170の内面には防水層120が予め取り付けられている。構造部材11の入隅部30付近には、ボルト13に代えて袋ナット16が埋設されており、入隅部カバープレート170のボルト孔にボルト17を挿通させ、袋ナット16に締め込むことにより入隅部カバープレート170が押さえ込まれ、防水層120が固定されている。入隅部30では、袋ナット16を埋設する構成としたため、ボルトの出張りが障害となって入隅部カバープレート170の取付けが困難になるのを防止できる。
さらに、構造部材の入隅部30の角には、アンカーボルト18が45度の方向に埋設されており、図11に示すような、入隅部30の形状に合わせて形成されたコーナー押え金物175が取り付けられている。これにより、入隅部30においても、確実に入隅部カバープレート170を押さえつけることができる。
上記説明したように、本実施形態の構造部材の接合構造では、入隅部防水受けプレート160及び入隅部カバープレート170が入隅部において、床側防水受けプレート160A及び床側カバープレート170Aと、壁側防水受けプレート160B及び壁側カバープレート170Bとに分割されているため、地震動により構造部材同士が相対的に移動した際にも、それに合わせて、床側防水受けプレート160A及び床側カバープレート170Aと、壁側防水受けプレート160B及び壁側カバープレート170Bとが独立して移動でき、入隅部防水受けプレート160及び入隅部カバープレート170の角部に過度の負担がかかって、破損し、防水性が低下するのを防止できる。
また、上記実施形態では、入隅部を備えた構造部材を接合する場合について説明したが、本発明の構造部材の接合構造は出隅部を備えた構造部材を接合する場合にも適用できる。以下、本発明の内部防水構造を出隅部に適用した別の実施形態について説明する。図12は、出隅部50における内部防水構造100を示す斜視図である。また、図13(A)は出隅部における内部防水構造を示す断面図であり、(B)は出隅部近傍の拡大図である。同図に示すように、出隅部50の内部防水構造100は、出隅部防水受けプレート180と、出隅部カバープレート190と、出隅部防水受けプレート180と出隅部カバープレート190との間に挟まれた防水層120と、で構成される。
図14は、出隅部防水受けプレート180及び出隅部カバープレート190を示す図である。同図に示すように、出隅部防水受けプレート180は、床側に取付けられる床側防水受けプレート180Bと、壁側防水受けプレート180Aとで構成される。床側防水受けプレート180Bと、壁側防水受けプレート180Aとは直交するように突き合わせた際に、出隅部50において互いに干渉しないように出隅部の端部が45度方向に傾斜するように切断されている。また、出隅部カバープレート190は、床側に取付けられる床側カバープレート190Bと、壁側カバープレート190Aとで構成される。床側カバープレート190Bと、壁側カバープレート190Aとは直交するように突き合わせた際に、出隅部50において互いに干渉しないように角側の端部が45度方向に傾斜するように切断されている。
図13に戻り、出隅部50では接合部を跨ぐように、出隅部防水受けプレート180が配置されており、出隅部防水受けプレート180を構成する床側防水受けプレート180Aと壁側防水受けプレート180Bとは隙間を空けて取り付けられている。出隅部コーナーカバープレート190の内面には防水層120が予め取り付けられている。構造部材11の出隅部50付近には、ボルト13に変えて袋ナット16が埋設されており、出隅部カバープレート190のボルト孔にボルト17を挿通させ、袋ナット16に締め込むことにより出隅部カバープレート190が押さえ込まれ、防水層120が固定されている。
さらに、構造部材11の出隅部50の角には、アンカーボルト18が45度の方向に埋設されており、図15に示すような、コーナー押え金物195が取り付けられている。これにより、出隅部50においても、確実に出隅部カバープレート190を押さえつけることができる。
上記説明したように、本実施形態の構造部材の接合構造では、出隅部防水受けプレート180及び出隅部カバープレート190が、出隅部50において、床側防水受けプレート180A及び床側カバープレート190Aと、壁側防水受けプレート180B及び壁側カバープレート190Bとに分割されているため、地震動により構造部材同士が相対的に移動した際にも、角部に過度の負担がかかって、破損し、防水性が低下するのを防止できる。
本実施形態の構造部材の接合構造によれば、以下の効果が得られる。
構造部材11を、内部防水構造100と、クッション材300と、外部防水構造200とからなる接合構造10により接合しているため、構造部材11同士の間に相対変位が生じても、接合部や構造部材11に過度な変形が発生して、破損することを防止でき、また、確実に漏水を防止できる。
入隅部及び出隅部において、コーナー押え金物175、195が取り付けられているため、入隅部及び出隅部においてもカバープレート170、190を確実に押え付けることができる。これにより、入隅部及び出隅部より漏水が発生することを防止できる。
また、コーナープレート170、190の入隅部及び出隅部を分割することにより、地震動により構造部材11が相対変位しても、角部に過度の負担がかかることがなく、コーナープレート170、190が破損することを防止できる。
また、防水層120のジョイント部ではラップ防水層140を重ね貼りし、熱溶着することにより接続したため、防水層同士の接続部の強度を確保することができる。
本実施形態の構造部材の接合構造を示す斜視図である。 図1のA−A´断面における接合構造10の断面図である。 内部防水構造の構成を示す図である。 金属プレートを取付けるボルトの近傍の拡大図である。 ジョイント部近傍の内部防水構造の構成を示す図である。 図5におけるB−B´断面における鉛直断面図である。 ジョイント部に用いられるジョイント防水材受けプレートを示す図である。 入隅部における内部防水構造を示す斜視図である。 (A)は、入隅部における内部防水構造を示す断面図であり、同図(B)は、入隅部を拡大した断面図である。 入隅部防水受けプレート及び入隅部カバープレートを示す図である。 入隅部に取付けられたコーナー押え金物を示す図である。 出隅部における内部防水構造を示す斜視図である。 (A)は出隅部における内部防水構造を示す断面図であり、(B)は出隅部の拡大図である。 出隅部防水受けプレート及び出隅部カバープレートを示す図である。 出隅部に取付けられたコーナー押え金物を示す図である。
符号の説明
10 接合構造 11 接合部材
12 取付金物 13 ボルト
14 押え金物 15 ナット
16 袋ナット 17 ボルト
18 アンカーボルト 30 入隅部
40 切欠部 50 出隅部
100 内部防水構造 110 金属プレート
111 ボルト孔 120 防水層
130 ジョイント防水材受けプレート 140 ラップ防水層
150 ジョイントカバープレート 160 入隅部防水受けプレート
160A 床側防水受けプレート 160B 壁側防水受けプレート
170 入隅部カバープレート 170A 床側カバープレート
170B 壁側カバープレート 175 コーナー押え金物
180 出隅部防水受けプレート 180A 床側防水受けプレート
180B 壁側防水受けプレート 190 出隅部カバープレート
190A 床側カバープレート 190B 壁側カバープレート
195 コーナー押え金物

Claims (6)

  1. 入隅部又は出隅部を備える一対の構造部材をエキスパンションジョイントにより接合する接合構造であって、
    前記一対の構造部材の接合部に沿って接合部端縁を跨ぐように取り付けられた可撓性を有する金属プレートと、前記金属プレートに設けられた防水層とを備え、
    前記入隅部又は出隅部において、当該入隅部又は出隅部の角から突出するように設けられたボルトにより、前記金属プレートを前記接合部に押さえつけるようにコーナー押え部材を取り付けたことを特徴とする構造部材の接合構造。
  2. 前記コーナー押え部材は、前記入隅部又は出隅部の角に約45度の角度で締めこまれる前記ボルトによって取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の構造部材の接合構造。
  3. 請求項1又は2記載の構造部材の接合構造であって、
    前記金属プレートは、前記入隅部又は出隅部において分割されていることを特徴とする構造部材の接合構造。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の構造部材の接合構造であって、
    前記一対の構造部材を跨ぐように設けられ、前記防水層を前記金属プレートとは反対側より支持する防水層受けプレートを備えることを特徴とする構造部材の接合構造。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の構造部材の接合構造であって、
    前記防水層は、接合部に沿って延びるように接続された複数の防水シートからなり、前記防水シート同士は、接続部を覆うように重ね防水シートが貼られ、この重ね防水シートを前記防水シートに熱溶着することにより接続されていることを特徴とする構造部材の接合構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の構造部材の接合構造であって、
    前記金属プレートはボルト挿通孔を備え、前記ボルト挿通孔に挿通されたボルトを締め付けることにより構造部材に取り付けられており、
    前記ボルト挿通孔は、ルーズホールであることを特徴とする構造部材の接合構造。
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