JP2011016641A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート収納庫の装着の有無を検知する検知部と、シートの積載残量を検知する検知部とを一体的に構成することで、部品点数を削減し、装置構成を簡素化し、コストダウンを実現した画像形成装置を提供する。
【解決手段】検知ユニット310では、第1残量検知フラグ312、第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315の各回動動作に応じて第1センサ314及び第2センサ319の各検知状態の組み合わせを変える。これに基づき、デッキ収納庫が装着されたこと、及びシートの積載残量が段階的に減少したことを検知することができる。これにより、検知ユニット310として一体化した第1センサ及び第2センサ夫々の検知状態を、上記検知フラグ312,317,315の回動動作で組み合わせることで、シート収納庫の装着の有無の検知と、積載残量の検知とを検知できる。このため、装置構成を簡素化し、コストダウンを実現し得る。
【選択図】図7

Description

本発明は、シートを収納するシート収納庫を備えた画像形成装置に関し、特にシート収納庫に設けられる検知構造の改善に関する。
例えば、画像形成装置である複写機は、一般的に原稿等の画像を読み取る機能を備え、読み取った画像情報に基づいてシートに画像を形成するものであるが、近年では、通信機能等を備えて外部から送られる画像情報を入力する機能を備えたもの存在する。また、画像形成装置であるプリンタは、一般的に外部の装置、例えばコンピュータ等の装置から送信される画像情報に基づいてシートに画像を形成するものである。更に、画像形成装置であるファクシミリは、一般的に原稿等の画像を読み取る機能、及び通信機能を備え、読み取った画像情報を外部へ送り、また外部から受信した情報に基づいてシートに画像を形成するように構成される。
これら画像形成装置では、装置本体の下部もしくは側面に、シートを画像形成部に供給するためのシート給送装置が設けられている。このシート給送装置では、シートを積載収納するシート収納庫(カセット、デッキ)内のシートを、シート給送部から給送する。特にデッキのような2000枚〜4000枚のシートを収納可能な大容量のシート収納庫では、シート収納庫を画像形成装置本体から引き出して目視することなく、シートの積載残量を視認できるようにすることが望まれている。そのため、シート収納庫には、シートの積載残量を確認するための残量検知部が設けられている。
従来、シートの積載残量を確認するための残量検知部として、シート収納庫の昇降に応じて揺動する複数のカムフォロワが、シート収納庫の昇降位置に対応して複数の検知スイッチをそれぞれ切換える構成のものが知られている。これは、複数の検知スイッチのオン、オフの組み合わせに基づき、シートの積載残量を検知することで、シート収納庫の位置を検知スイッチの数よりも多くの段階で検知し得るように構成される(特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載の技術を、図11を参照して具体的に説明する。即ち、図11に示すように、シート収納庫815は、シート給送装置のデッキ本体に対して挿入されると、シート収納庫815が挿入されたことが収納庫検知部(不図示)で検知されて、モータ(不図示)が駆動して巻取ウインチ824を回転させる。これにより、ワイヤロープ822a,822b,822c,822dが巻き取られてトレイ814が上昇し、上昇したシートの上面が所定の高さになったことを検知部(不図示)が検知すると、これに基づいてモータが停止される。この際、カムフォロワ826は、トレイ814に固定されてトレイ814とともに昇降するカム827により押圧されることで、支軸826aを中心に回動する。これにより、アーム826b,826cがその姿勢に応じてタクトスイッチSW1,SW2を押圧し、それらタクトスイッチSW1,SW2それぞれの検知パターンに基づいてシートの積載残量が検知される。
特開平08−133525号公報
しかし、図11に示す技術では、シート収納庫815がデッキ本体に挿入されたことを検知する収納庫検知部と、トレイ814上のシートの積載残量を検知するタクトスイッチSW1,SW2とが別個に構成されていたため、部品点数が多くなっていた。これにより、それぞれの配線が必要になり、装置構成が複雑になって、コスト高を招いていた。
そこで本発明は、シート収納庫の装着の有無を検知する検知部と、シートの積載残量を検知する検知部とを一体的に構成することで、部品点数を削減し、装置構成を簡素化し、コストダウンを実現した画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、昇降可能なシート積載部材を有するシート収納庫を画像形成装置本体に引き出し可能に備える画像形成装置において、前記画像形成装置本体に前記シート収納庫が装着されたこと、及び前記シート積載部材に積載されたシートの積載残量が変化したことを検知する検知ユニットを備え、前記検知ユニットは、前記シート積載部材の上昇に伴って段階的に順次回動する第1回動部材及び第2回動部材と、前記シート収納庫が前記画像形成装置本体に装着されると前記第2回動部材を追従させて回動する第3回動部材と、前記第1及び第2回動部材の回動動作に連動して各検知状態が切換わる第1検知部及び第2検知部と、を有し、前記第1、第2及び第3回動部材の各回動動作に応じて前記第1及び第2検知部の各検知状態の組み合わせを変えることに基づき、前記シート収納庫が装着されたこと、及び前記積載残量が段階的に減少したことを検知するように構成したことを特徴としている。
本発明によると、検知ユニットとして一体化した2つの第1及び第2検知部それぞれの検知状態を、第1〜第3回動部材の回動動作により組み合わせることで、シート収納庫の装着の有無の検知と、シートの積載残量の検知とを検知することができる。これにより、部品点数を削減することができ、装置構成を簡素化し、コストダウンを実現することが可能になる。
本発明に係る実施の形態におけるプリンタを示す断面図。 本実施の形態におけるデッキ収納庫の正面図。 複写機本体への挿入時のデッキ収納庫を後上方から見た状態で示す斜視図。 複写機本体への挿入時のデッキ収納庫を前上方から見た状態で示す斜視図。 本実施の形態における検知ユニットを拡大して示す斜視図。 検知ベースを外した状態で示す検知ユニットの正面図。 デッキ収納庫の突起が検知ユニットに当接した状態を示す斜視図。 デッキ収納庫の突起とスライダが検知ユニットに当接した状態を示す斜視図。 突起とスライダが検知ユニットに当接した図8とは別の状態を示す斜視図。 第1センサと第2センサとの組み合わせによる検知表を示す図。 従来の技術におけるシート収納庫に対する検知構造を示す斜視図。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず図1を参照して、本発明を適用した画像形成装置の一例としての複写機1について説明する。本複写機1は、シート積載部材としての昇降可能なトレイ304(図4参照)を有する例えばデッキ収納庫(シート収納庫)30,31を複写機本体(画像形成装置本体)1Aに引き出し可能に備える。複写機1は、複写機本体1Aの上部に、透明ガラス板からなる原稿台2を固定して備えている。原稿台2の上部には原稿送り装置3が配置されており、原稿送り装置3は、原稿台2の所定の位置に原稿を搬送する。原稿台2上に載せられた原稿が読み取り部4で読み取られると、そのデータに基づいて書き込みレーザ部5からレーザ光が射出され、感光ドラム12に走査する。また、複写機本体1には、複写機本体1Aの画像形成動作全般を制御する制御部40が配設されている。
複写機本体1Aの中央部に配置されたデッキ給紙部34,35は、複写機本体1Aにシート給送方向と直交する方向に引き出し可能に内蔵されたデッキ収納庫30,31に積載されたシートSを、画像形成部にそれぞれ給送する。複写機本体1Aの下部に配置されたカセット給紙部36,37は、複写機本体1Aにシート給送方向と直交する方向に引き出し可能に内蔵されたシートカセット32,33に積載されたシートSを、画像形成部にそれぞれ給送する。複写機本体1Aの外側に配置された大容量デッキ給紙部39は、大容量デッキ収納庫(シート収納庫)38に積載されたシートSを、画像形成部にそれぞれ給送する。デッキ収納庫30,31は、1500枚〜2000枚のシートSを収納可能に構成され、大容量デッキ収納庫38は、2000枚〜4000枚のシートSを収納可能に構成され、これらには検知ユニット310(図3参照)がそれぞれ設けられている。
画像形成部は、感光ドラム12と、感光ドラム12の表面に均一な帯電を施すための帯電器13と、帯電器13により帯電された感光ドラム12の表面にレーザを照射するレーザ部5と、現像器14と、転写ベルト21と、クリーナ26とを有している。現像器14は、レーザ部5から照射される光像により形成された静電潜像を現像して、シートSに転写すべきトナー像を形成する。転写帯電器19は、感光ドラム12の表面に現像されたトナー像をシートSに転写する。転写ベルト21は、シートSを密着させ転写帯電器19と感光ドラム12との間を通過させる。クリーナ26は、トナー像を転写した後、感光ドラム12に残留したトナーを除去する。画像形成部の下流側には、転写ベルト21により搬送されるシートS上の像を定着済画像として定着するための定着器22が設けられている。定着器22の下流側には、定着器22で像が定着されたシートSを複写機本体1Aから排出するための排出ローラ24が設けられている。複写機本体1Aの外側には、排出ローラ24により排出されたシートSを受け取るための排出トレイ25が設けられている。
次に、本発明に係る検知ユニット310について、デッキ収納庫(シート収納庫)30を例に挙げて詳細に説明する。なお、本実施の形態において、検知ユニット310は、上述のように、デッキ収納庫30と同じ構造のデッキ収納庫31は勿論、大容量デッキ収納庫38にも同様に適用される。
デッキ収納庫30は、図2乃至図4に示すように、全体的に略箱体形状に構成され、複写機本体(画像形成装置本体)1Aの正面側からシート給送方向と直交する方向(図3の矢印B方向)に押し込むようにして装着される。デッキ収納庫30の給送側(図2、図3の右側)の側面には、矢印B方向に沿う一端から他端に亘るようにリフタ軸301が取り付けられている。リフタ軸301は、デッキ収納庫30が複写機本体1Aに装着された状態で、モータ(不図示)からの駆動力を伝達されるように構成されている。リフタ軸301の両端部には、ワイヤロープ303a,303bを巻き取る巻取りウインチ302a,302bがそれぞれ配置されている。
デッキ収納庫30の内方には、シートSを積載するトレイ(シート積載部材)304が、底面と平行な状態で上昇、下降できるように昇降可能に配置されている。デッキ収納庫30におけるシート搬送方向の両端部には、トレイ304上に載置したシートSの両側端をそれぞれ規制するように移動可能なサイド規制板305a,305bが配置されている。デッキ収納庫30におけるシート搬送方向の上流側(図3の左側)には、シートSのシート搬送方向後端を規制する後端規制板306が移動可能に配置されている。デッキ収納庫30の外面におけるシート搬送方向の両端部には、上下方向に延びるように形成された溝部308a,308bと、溝部308a,308bに沿って上下方向にスライドするスライダ307a,307bと、が設けられている。
スライダ307a,307bは、トレイ304の両端部にそれぞれ連結された状態でワイヤロープ303a,303bの各一端に連結されている。ワイヤロープ303a,303bの各他端は、巻取りウインチ302a,302bにそれぞれ連結されている。また、図2における溝部308aの上部には、スライダ307aと巻取りウインチ302aとの間においてワイヤロープ303aを移動自在に支持する支持部16が取り付けられている。図示はしないが、反対側に位置する溝部308bの上部にも同様に、スライダ307bと巻取りウインチ302bとの間においてワイヤロープ303bを移動自在に支持する支持部が取り付けられている。また、図4に示すように、複写機本体1Aへの装着時に複写機本体1A側を向くデッキ収納庫30の端面には、複写機本体1A側に配設された検知ユニット310に向かって突出する操作突起部309が固定されている。この操作突起部309は、複写機本体1Aへのデッキ収納庫30の装着時に収納庫検知フラグ(第3回動部材)315の被押圧部(一端部)315bを押圧して回動させる第1押圧部材を構成している。上記スライダ307bは、トレイ304の上昇に伴って第1残量検知フラグ(第1回動部材)312及び第2残量検知フラグ(第2回動部材)317の各一端部(被押圧部312c、被押圧部317c)を順次押圧して回動させる第2押圧部材を構成している。
次に、複写機本体1A側に配置された検知ユニット310の構成について、図5乃至図10を参照して詳細に説明する。本検知ユニット310は、複写機本体1Aにデッキ収納庫30が装着されたこと、及びトレイ304に積載されたシートSの積載残量が変化したことを検知するように構成されている。そして、検知ユニット310は、トレイ304の上昇に伴って段階的に順次回動する第1残量検知フラグ(第1回動部材)312及び第2残量検知フラグ(第2回動部材)317を有している。また、検知ユニット310は、デッキ収納庫30が複写機本体1Aに装着されると第2残量検知フラグ317を追従させて回動する収納庫検知フラグ(第3回動部材)315を有している。更に、検知ユニット310は、第1残量検知フラグ312及び第2残量検知フラグ317の回動動作に連動して各検知状態(オン、オフの状態)が切換わる第1センサ(第1検知部)314及び第2センサ(第2検知部)319を有している。検知ユニット310は、第1残量検知フラグ312、第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315の各回動動作に応じて第1センサ314及び第2センサ319の各検知状態の組み合わせを変える。そして検知ユニット310は、この組み合わせを変えることに基づき、デッキ収納庫30が装着されたこと、及びシートの積載残量が段階的に減少したことを検知するように構成されている。
即ち、検知ユニット310は、図5及び図6に示すように、複写機本体1A側に固定された検知ベース311を有している。検知ベース311の下側支持部311aと上側支持部311bとの間には、第1残量検知フラグ312、収納庫検知フラグ315及び第2残量検知フラグ317の共通の回転支軸となる軸20が配置されている。軸20には下側から順に、第1残量検知フラグ312と、収納庫検知フラグ315と、略中心に形成された貫通孔(不図示)を回動自在に貫通された第2残量検知フラグ317とが回動自在に貫通されている。収納庫検知フラグ315は、被当接部315a及び被押圧部315b間に形成された貫通孔(不図示)を軸20に回動自在に貫通されている。第1残量検知フラグ312は、軸20に回動自在に貫通されたボス部15に中央部が固定されている。
検知ユニット310は、第1センサ314を検知ベース311の下側に有している。この第1センサ314は、第1残量検知フラグ312の遮光板部312bで発光・受光部314a,314b間を遮光されるとオン信号を制御部40に出力し、発光・受光部314a,314b間を開放されるとオフ信号を制御部40に出力する。つまり、第1センサ314は、第1残量検知フラグ312の回動動作でオン、オフに切換えられる(検知状態が切換えられる)。検知ユニット310は、第2センサ319を検知ベース311の上側に有している。この第2センサ319は、第2残量検知フラグ317の遮光板部317bで発光・受光部319a,319b間を遮光されるとオン信号を制御部40に出力し、発光・受光部319a,319b間を開放されるとオフ信号を制御部40に出力する。つまり、第2センサ319は、第2残量検知フラグ317の回動動作でオン、オフに検知状態が切換えられる。
第1残量検知フラグ312は、ボス部15の図中の左方に延びてL字状に屈曲する被押圧部(一端部)312cと、ボス部15の図中の右方に平面状に延びつつ検知ベース311側にやや膨出する形状の突き当て部312aとを有している。更に、第1残量検知フラグ312は、図5における突き当て部312aの紙面手前側に形成された遮光板部312bを有している。被押圧部312cは、スライダ(第2押圧部材)307bが円滑に当接できるように、図5及び図6の手前側に他の部分よりも突出して形成されている。第1残量検知フラグ312は、ボス部15に中央部分を嵌合された捩りコイルバネ313の一端が突起部312dに係合されることにより、軸20を中心として図5の反時計回り方向に回動付勢されている。つまり、捩りコイルバネ313は、第1残量検知フラグ312を検知ベース311に対して矢印A方向に付勢している。第1残量検知フラグ312は、反時計回り方向に付勢されて突き当て部312aが検知ベース311に突き当たることで、図5に示す回動位置で停止するように構成される。
収納庫検知フラグ315は、デッキ収納庫30を複写機本体1Aに挿入する際に操作突起部(第2押圧部材)309に押圧されることで、矢印A方向に回動する。即ち、収納庫検知フラグ315は、デッキ収納庫30の操作突起部309の図4矢印D方向への移動とこれと反対の方向への移動、つまりデッキ収納庫30を複写機本体1に着脱する動作に連動して、矢印A方向と矢印C方向とに回動する。収納庫検知フラグ315は、軸20の図中の左方に延びた状態で第2残量検知フラグ317の当接部(第2回動部材の一部)317aに背面側から当接される被当接部(他端部)315aを有している。更に、収納庫検知フラグ315は、軸20の図中の右方に被当接部315aよりも長く延びた状態で操作突起部309によって押圧される被押圧部(一端部)315bを有している。収納庫検知フラグ315は、中央開口部315cにおいて軸20に中央部分を嵌合された捩りコイルバネ316の一端が被押圧部315bの背面に当接することにより、軸20を中心として図5の矢印C方向に回動付勢されている。
第2残量検知フラグ317は、軸20の図中の左方に延びてL字状に屈曲する被押圧部(一端部)317cを有している。更に、第2残量検知フラグ317は、被押圧部317cと軸20との間にて収納庫検知フラグ315の被当接部315aの背面に当接する位置に形成された当接部317aと、軸20の図中の右方に延びてL字状に屈曲する遮光板部317bとを有している。被押圧部317cは、スライダ307bが円滑に当接できるように、図5及び図6の手前側に他の部分よりも突出して形成されている。第2残量検知フラグ317は、軸20に中央部分を嵌合された捩りコイルバネ318の一端が当接部317aの背面に当接することにより、軸20を中心として図5の矢印A方向に回動付勢されている。第2残量検知フラグ317は、当接部317aが収納庫検知フラグ315の被当接部315aに突き当たることにより、収納庫検知フラグ315の回動に追従する形で停止される。つまり、捩りコイルバネ318は、第2残量検知フラグ317を収納庫検知フラグ315に対して追従するように矢印A方向に付勢する。
このように第1残量検知フラグ312、収納庫検知フラグ315及び第2残量検知フラグ317は夫々、複写機本体1Aに装着されたデッキ収納庫30に各一端部(被押圧部312c、被押圧部317c、被押圧部315b)を接近させる方向に付勢される。また、少なくとも第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315は、同軸状に回動自在に支持され、互いに反対の方向に回動付勢されている。そして、第2残量検知フラグ317は、収納庫検知フラグ315の回動付勢方向に抗する方向に回動付勢されてその一部(当接部317a)を収納庫検知フラグ315の被当接部315aに係合させている。
以上の構成を備えた検知ユニット310は、以下の第1段階、第2段階、第3段階の何れであるかを検知して、制御部40にその旨の信号を出力する。第1段階は、デッキ収納庫30の装着時に回動する収納庫検知フラグ315が第2残量検知フラグ317を介して第2センサ319の検知状態を切換えた際に検知される段階である。即ち、第1段階は、この切換え時、その時点での第1センサ314の検知状態との組み合わせに基づき、デッキ収納庫30が装着され、かつ積載残量が最も多い段階として検知される。また第2段階は、トレイ304の上昇に伴って回動する第1残量検知フラグ312が第1センサ314の検知状態を切換えた際、その時点での第2センサ319の検知状態との組み合わせに基づき、積載残量が上記第1段階より減少した段階として検知される。第3段階は、トレイ304の上昇に伴って回動する第2残量検知フラグ317が第2センサ319の検知状態を切換えた際、その時点での第1センサ314の検知状態との組み合わせに基づき、積載残量が上記第2段階より減少した段階として検知される。
即ち、デッキ収納庫30が複写機本体1Aから取り出されている場合、検知ユニット310は、図5の状態になっており、この状態において第1センサ314と第2センサ319とは共にオフ(OFF)している。このため、図10に示すように、デッキ収納庫30が無いことが検知される。そして、デッキ収納庫30が複写機本体1Aに挿入(図4矢印D方向)されると、操作突起部309が収納庫検知フラグ315の被押圧部315bを押圧するため、収納庫検知フラグ315は、図5矢印A方向に回動させられ、図7に示す状態になる。このため、第2残量検知フラグ317は、捩りコイルバネ318の付勢力により、当接部317aを被当接部315aに当接させた状態で収納庫検知フラグ315の回動に追従し、同方向に回動する。これにより、第2残量検知フラグ317の遮光板部317bが第2センサ319の発光・受光部319a,319bを遮光するため、第1センサ314がオフの状態で、第2センサ319のみがオン(ON)となる。このため、図10に示すように、デッキ収納庫30が装着されていること、及びトレイ304上のシートSの残量が750枚(7.5cm)以上あること(第1段階)が検知される。なお、図6乃至図9では、検知ベース311やデッキ収納庫30等のように、検知ユニット310の作用の説明に無関係の部分は記載を省略している。
引き続き、デッキ収納庫30が複写機本体1Aに装着されたことに応答して、複写機本体1A内の制御部40(図1参照)の制御でモータ(不図示)が駆動され、リフタ軸301が回転させられる。これにより、巻取りウインチ302a,302bが駆動してワイヤロープ303a,303bを巻取るため、スライダ307a,307bが溝部308a,308bをスライドして上昇し、シートSを積載したトレイ304が上昇する。そして、トレイ304上に載置されたシートSの最上面がシート検知センサ(不図示)で検知され、シート最上面が所定の位置に到達したことが検知されると、制御部40は、モータ(不図示)を停止してトレイ304の上昇を停止する。
更に、制御部40の制御による上記モータの駆動でトレイ304が上昇されてシート残量が749枚〜250枚(2.5cm)になると、トレイ304と共に上昇したスライダ307bが第1残量検知フラグ312の被押圧部312cを押圧する(図8参照)。この際、第1残量検知フラグ312の被押圧部312cは、第2残量検知フラグ317の被押圧部317cよりも下側から立ち上がるように形成される(図6参照)。このため、スライダ307bは、被押圧部317cに当接することなく被押圧部312cのみを押圧して、図8の矢印C方向に回動させる。これにより、第1残量検知フラグ312の遮光板部312bが第1センサ314の発光・受光部314a,314bの間を遮光するため、第2センサ319のオン状態において第1センサ314もオン状態になり(図10参照)、第2段階が検知される。
一方、制御部40の制御でトレイ304が上昇されてシート残量が249枚〜1枚になると、上下方向に長い被押圧部312cに摺接しつつトレイ304と共に上昇してきたスライダ307bが、被押圧部317cをも押圧する(図9参照)。これにより、第2残量検知フラグ317が図8矢印C方向に回動し、遮光板部317bが第2センサ319の発光・受光部319a,319bの間を遮光する。このため、第1センサ314のオン状態において第2センサ319がオフ状態になり(図10参照)、第3段階が検知される。そして、各段階及びデッキ収納庫30の装着の有無の検知信号は、制御部40に送られる。そして、制御部40は、検知信号に基づいて、デッキ収納庫30の前面に設けられている図示しない表示部にシートの残量状態を表示させる。なお、デッキ収納庫30のシートの残量状態の表示は、複写機1の操作パネルに表示してもよいし、複写機がプリンタの機能を有するものでは、接続されるパーソナルコンピュータを介してモニターで表示をしてもよい。
以上のように、本検知ユニット310では、第1残量検知フラグ312、第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315の各回動動作に応じて第1センサ314及び第2センサ319の各2つずつのオン、オフ信号の組み合わせを変える。そして、この論理に基づき、検知ユニット310では、デッキ収納庫30が複写機本体1Aに装着されているか否かと、トレイ304上のシートSの積載残量が段階的に減少したこととを検知することができる。従って、検知ユニット310として一体化した2つのみの第1、第2センサ314,319それぞれのオン信号とオフ信号とを組み合わせることで、デッキ収納庫30の装着の有無の検知と、シートSの積載残量の検知とを適正に検知することができる。これにより、部品点数を削減することができ、装置構成を簡素化し、コストダウンを実現することができる。
また、第1残量検知フラグ312、第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315はそれぞれ、複写機本体1Aに装着されたデッキ収納庫30に被押圧部312c、被押圧部317c及び被押圧部315bを接近させる方向に付勢されている。このため、デッキ収納庫30の装着時の位置が、ガタ等で手前−奥方向に多少ばらついても、デッキ収納庫30側に付勢される第1残量検知フラグ312、第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315がバラツキに夫々追従する。これにより、確実な検知状態を得ることができる。
また、第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315は、同じ軸20を中心に回動するように支持され、かつ軸20を中心とする反対方向にそれぞれ回動付勢されている。更に、第2残量検知フラグ317はその回動付勢方向にて収納庫検知フラグ315の被当接部315aに当接している。つまり、連動する場合がある第2残量検知フラグ317及び収納庫検知フラグ315の回転中心を共通の軸20として構成したことで、軸の共通化により部品点数を削減することができ、コストダウンを図ることが可能になる。また、第2残量検知フラグ317が捩りコイルバネ318の付勢力で収納庫検知フラグ315に追従して回動するため、当接部317aと被当接部315aとの回動時の接触に伴う摩擦が極めて小さく、従って、動作が極めて安定することになる。
また、デッキ収納庫30は1500枚のシート積載が可能で、大容量デッキ収納庫38は4000枚のシート積載が可能であるが、同じ位置関係で操作突起部309(図4参照)等を取り付けることで、以下のことが可能になる。即ち、同じ検知ユニット310をそのまま使用することで、検知ユニット310を大型化させることなく、大容量デッキ収納庫38の装着の有無の検知とシート積載残量の検知とを実施することができ、この場合にもコストダウンを図ることが可能になる。なお、本実施の形態では、検知する積載残量の閾値を、前述したように7.5cmと2.5cmに設定したが、これらはフラグの長さ等を変更することで適宜調整することが可能である。
1…画像形成装置(複写機)、1A…画像形成装置本体(複写機本体)、20…軸、30,31…シート収納庫(デッキ収納庫)、38…シート収納庫(大容量デッキ収納庫)、304…シート積載部材(トレイ)、307b…第2押圧部材(スライダ)、309…第1押圧部材(操作突起部)、310…検知ユニット、312…第1回動部材(第1残量検知フラグ)、312c…第1回動部材の一端部(被押圧部)、314…第1検知部(第1センサ)、315…第3回動部材(収納庫検知フラグ)、315a…被当接部(他端部)、315b…第3回動部材の一端部(被押圧部)、317…第2回動部材(第2残量検知フラグ)、317a…第2回動部材の一部(当接部)、317c…被押圧部(第2回動部材の一端部)、319…第2検知部(第2センサ)

Claims (4)

  1. 昇降可能なシート積載部材を有するシート収納庫を画像形成装置本体に引き出し可能に備える画像形成装置において、
    前記画像形成装置本体に前記シート収納庫が装着されたこと、及び前記シート積載部材に積載されたシートの積載残量が変化したことを検知する検知ユニットを備え、
    前記検知ユニットは、
    前記シート積載部材の上昇に伴って段階的に順次回動する第1回動部材及び第2回動部材と、
    前記シート収納庫が前記画像形成装置本体に装着されると前記第2回動部材を追従させて回動する第3回動部材と、
    前記第1及び第2回動部材の回動動作に連動して各検知状態が切換わる第1検知部及び第2検知部と、を有し、
    前記第1、第2及び第3回動部材の各回動動作に応じて前記第1及び第2検知部の各検知状態の組み合わせを変えることに基づき、前記シート収納庫が装着されたこと、及び前記積載残量が段階的に減少したことを検知するように構成した、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知ユニットは、
    前記シート収納庫の装着時に回動する前記第3回動部材が前記第2回動部材を介して前記第2検知部の検知状態を切換えると、その時点での前記第1検知部の検知状態との組み合わせに基づき、前記シート収納庫が装着されたこと、及び前記積載残量が多い第1段階であることを検知し、
    前記シート積載部材の上昇に伴って回動する前記第1回動部材が前記第1検知部の検知状態を切換えると、その時点での前記第2検知部の検知状態との組み合わせに基づき、前記積載残量が前記第1段階より減少した第2段階であることを検知し、
    前記シート積載部材の上昇に伴って回動する前記第2回動部材が前記第2検知部の検知状態を切換えると、その時点での前記第1検知部の検知状態との組み合わせに基づき、前記積載残量が前記第2段階より減少した第3段階であることを検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記シート収納庫は、前記画像形成装置本体への装着時に前記第3回動部材の一端部を押圧して回動させる第1押圧部材と、前記シート積載部材の上昇に伴って前記第1及び第2回動部材の各一端部を順次押圧して回動させる第2押圧部材と、を有し、
    前記第1、第2及び第3回動部材はそれぞれ、前記画像形成装置本体に装着された前記シート収納庫に前記各一端部を接近させる方向に付勢される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2及び第3回動部材は、同軸状に回動自在に支持されると共に、互いに反対の方向に回動付勢され、かつ、
    前記第2回動部材は、前記第3回動部材の回動付勢方向に抗する方向に回動付勢されてその一部を前記第3回動部材に係合させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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