JP2017043463A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤検出を引き起こさず、安全に、且つ適切に異常を検出することができる給紙装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】リフトモーター7bによって、記録紙が積載されたリフト板を上昇させ、給紙ローラーによって、リフト板に積載された記録紙を最上部から1枚ずつ用紙搬送路に送り出す給紙装置7であって、リフトモーター7bにかかる負荷レベルを検出する負荷レベル検出手段として機能する第1積載量検出センサー12及び第2積載量検出センサー13と、リフトモーター7bを流れるモーター電流を検出するモーター電流検出部83と、モーター電流検出部83によって検出されたモーター電流が電流閾値81を超えるとモーター異常を検出するモーター異常検出部84とを備え、モーター異常検出部84は、負荷レベルに基づいて、負荷レベルが小さいほど、電流閾値81を小さい値に変更させる。【選択図】図5

Description

本発明は、積載された記録紙を給紙位置まで上昇させる昇降板を備えた給紙装置及び画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置には、形成した画像を印刷する記録紙を積載して収納する給紙装置が備えられている。給紙装置は、積載された記録紙を昇降板によって給紙位置まで上昇させ、1枚ずつ給紙する。昇降板を駆動するリフトモーターを流れる電流に基づいて用紙検知や異常検知を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1では、時間に対してのリフトモーターを流れる電流の傾きを求め、求めた傾きが予め定められた閾値を越えると、昇降板で異常が生じたと判断している。
特開2012−96855号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、記録紙の積載量が最大で、その駆動伝達がジョイト構成等であった場合、いきなり動力伝達されると、急峻に電流が立ち上がってしまい、誤検出の可能性ある。また、最大時の変化の検出であるので、異常個所とは別の箇所に大きなダメージが生じる虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、誤検出を引き起こさず、安全に、且つ適切に異常を検出することができる給紙装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の給紙装置は、リフトモーターによって、記録紙が積載されたリフト板を給紙ローラーに向けて上昇させ、前記給紙ローラーによって、前記リフト板に積載された記録紙を最上部から1枚ずつ用紙搬送路に送り出す給紙装置であって、前記リフトモーターにかかる負荷レベルを検出する負荷レベル検出手段と、前記リフトモーターを流れるモーター電流を検出するモーター電流検出手段と、該モーター電流検出手段によって検出された前記モーター電流が電流閾値を超えるとモーター異常を検出するモーター異常検出手段とを具備し、前記モーター異常検出手段は、前記負荷レベル検出手段によって検出された前記負荷レベルに基づいて、前記負荷レベルが小さいほど、前記電流閾値を小さい値に変更させることを特徴とする。
さらに、本発明の給紙装置において、前記負荷レベル検出手段は、前記リフト板の上昇位置を検出し、前記リフト板の上昇位置が高いほど、小さい前記負荷レベルを検出しても良い。
さらに、本発明の給紙装置において、前記モーター異常検出手段は、所定枚数の記録紙を送り出すごとに、前記電流閾値を小さい値に変更させても良い。
また、本発明の画像形成装置は、上述の給紙装置と、前記給紙装置から給紙された記録紙に、形成した画像を印刷する記録部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、リフトモーターにかかる負荷レベルに見合った電流閾値によって、モーター異常を適切に検出することができるため、誤検出を引き起こさず、安全且つ適切にモーター異常を検出することができるという効果を奏する。
本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態の内部構成を示す断面模式図である。 図1に示す給紙装置の構成を示す斜視図である。 図1に示す給紙装置の構成を断面模式図である。 図3に示す第1積載量検出センサー及び第2積載量検出センサーによる負荷レベルの検出例を示す図である。 図1に示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図5に示す電流閾値の設定例を示す図である。 図5に示すモーター異常検出部によるモーター異常検出動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態における記録紙1枚当たりの減算値例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態の画像形成装置1は、複写機であり、図1及び図2を参照すると、原稿読取部2と、原稿給送部3と、本体部4と、操作部5とを備えている。原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。操作部5は、画像形成装置1の手前側に配設されている。また、原稿給送部3と原稿読取部2とは、画像形成装置1の奥側でヒンジ機構によって接続されており、原稿給送部3を手前側から上方に開くことで、原稿読取部2上面を開放可能な構成になっている。なお、本件の画像形成装置1は、複写機で説明したが、スキャナー、複合機等が含まれるのは、言うまでもない。
画像形成装置1の手前側には、画像形成装置1の設定や動作指示を行う操作部5が配設されている。操作部5は、液晶表示部51、操作ボタン52が設けられている。ユーザーは操作部5を操作して指示を入力することで、画像形成装置1の各種の設定を行い、画像形成等の各種機能を実行させる。液晶表示部51は、画像形成装置1の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したり、タッチパネルとして、両面印刷や白黒反転等の機能や倍率設定、濃度設定など各種設定を行えるようになっている。操作ボタン52としては、画像形成を開始するようにユーザーが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置1の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン、テンキー等が設けられている。
原稿読取部2は、スキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読取スリット23とを備えている。スキャナー21は、LED(Light Emitting Diode)を用いた光源24と、CCD(Charge Coupled Device)ラインセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)ラインセンサー等からなる受光部25とを備えており、原稿給送部3による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。
原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿搬送機構32と、原稿排出部33とを備えている。原稿載置部31に載置された原稿は、原稿搬送機構32によって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部33に排出される。
原稿給送部3は、プラテンガラス22上面を開閉するプラテンカバーとして機能し、原稿給送部3を上方に開くことで、プラテンガラス22上面が開放され、プラテンガラス22に原稿をセットできる状態となる。また、原稿給送部3におけるプラテンガラス22との対向面は、白色の原稿押さえ面34となっている。
原稿載置部31に原稿が載置されていない状態や、原稿給送部3(プラテンカバー)が開いた開状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿の読み取りが指示されると、プラテンガラス22に載置された原稿が読み取られる。プラテンガラス22に載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、プラテンガラス22に対向する位置に移動され、プラテンガラス22に載置された原稿を主走査方向と直交する副走査方向に走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
原稿載置部31に原稿が載置された状態で、操作部5の操作ボタン52によって原稿の読み取りが指示されると、原稿給送部3により搬送された原稿が読み取られる。原稿給送部3により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
本体部4は、記録部6を備えると共に、給紙装置7と、給紙ローラー41と、用紙搬送路42と、搬送ローラー43と、排出ローラー44とを備えている。給紙装置7は、複数枚の記録紙が収納される給紙カセットであり、給紙ローラー41は、給紙装置7から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路42に送り出す。給紙ローラー41によって用紙搬送路42に繰り出された記録紙は、搬送ローラー43によって記録部6に搬送される。そして、記録部6によって記録が施された記録紙は、排出ローラー44によって、原稿読取部2と本体部4との間に形成された排出空間45に排出される。このように、給紙ローラー41、搬送ローラー43及び排出ローラー44は、記録紙の搬送部として機能する。
給紙装置7は、図2及び図3を参照すると、記録紙が積載される給紙カセット7aと、給紙カセット7aが挿脱可能に装着されるカセット装着部に設けられたリフトモーター7bとで構成される。給紙カセット7aは、底面に設けられ、給紙方向の後端において支持部Xに回動可能に軸支されたリフト板71と、リフト板71の先端を給紙ローラー41に対して昇降させる押し上げ板72と、押し上げ板72を回動可能に軸支する駆動シャフト72aとを備えている。
リフトモーター7bは、給紙カセット7aがカセット装着部に装着されることにより、カップリング等の連結機構を介して駆動シャフト72aと連結される。リフトモーター7bと駆動シャフト72aとの連結機構は、リフトモーター7bの回転力を駆動シャフト72aに伝達するが、リフトモーター7bが回転していない状態では駆動シャフト72aの回転を制限する。リフトモーター7bとしては、通電方向に応じて正逆転可能なDCモーターが用いられる。リフトモーター7bは、DCモーターに限らず、その他の簡素なモーターを用いることができる。
リフトモーター7bを正転させ、駆動シャフト72aを正転させて押し上げ板72を図3に示す矢印R1方向に回動させる。これにより、リフト板71が図3に示す矢印R2方向に回動してリフト板71上の記録紙の先端部が給紙ローラー41に向けて上昇する。また、フトモータ7bを逆転させ、駆動シャフト72aを逆転させて押し上げ板72を図3に示す矢印R3方向に回動させる。これにより、リフト板71が給紙ローラー41から離れる方向に回動してリフト板71上の記録紙の先端部が給紙ローラー41から下降する。
なお,リフトモーター7bが停止すると、リフトモーター7bと駆動シャフト72aとの連結機構によって、上昇後又は下降後の位置で保持される。また、給紙カセット7aがカセット装着部から引き出すと、リフトモーター7bと駆動シャフト72aの連結機構の連結が解除される。これにより、押し上げ板72とリフト板71が自重によりそれぞれR3、R4方向に回動してリフト板71上の記録紙の先端部が給紙ローラー41から下降する。
給紙ローラー41には、上限検出センサー11が設けられていると共に、カセット装着部には、第1積載量検出センサー12と、第2積載量検出センサー13と、記録紙検出センサー14とが設けられている。これらのセンサーとしては、リミットスイッチや光学式スイッチを用いることができる。
給紙ローラー41は、一端が軸支された支持部材41aに取り付けられている。紙カセット7aの記録紙の最上部が給紙ローラー71に接触すると支持部材41aが図3に示す矢印R5方向に回動する。上限検出センサー11は、支持部材41aの回動を検出することで、給紙カセット7aの記録紙の最上部が既定位置に到達したことを検出する。
リフト板71の側面には、遮光板71aが設けられている。そして、第1積載量検出センサー12と、第2積載量検出センサー13とは、異なる高さに配置され、リフト板71の回動に伴って移動する遮光板71aをそれぞれ検出する。従って、第1積載量検出センサー12と、第2積載量検出センサー13とのオンオフ状態によって、リフト板71の概略の角度が検出される。従って、上限検出センサー11によって給紙カセット7aの記録紙の最上部が既定位置に到達したことを検出した際の、第1積載量検出センサー12及び第2積載量検出センサー13のオンオフ状態によって、給紙カセット7aに積載された記録紙の概略の積載枚数が検出される。
図4には、上限検出センサー11によって給紙カセット7aの記録紙の最上部が既定位置に到達したことを検出した際の、第1積載量検出センサー12及び第2積載量検出センサー13のオンオフ状態が場合分けして示されている。本実施の形態では、給紙カセット7aの最大積載枚数は500枚であり、第1積載量検出センサー12と第2積載量検出センサー13とのいずれもがオフ状態の場合には、記録紙の積載枚数が376〜500枚として検出され、負荷レベル4として把握される。また、第1積載量検出センサー12のみがオン状態の場合には、記録紙の積載枚数が251〜375枚として検出され、負荷レベル3として把握される。さらに、第1積載量検出センサー12と第2積載量検出センサー13とのいずれもがオン状態の場合には、記録紙の積載枚数が126〜250枚として検出され、負荷レベル2として把握される。さらに、第2積載量検出センサー13のみオン状態の場合には、記録紙の積載枚数が0〜125枚として検出され、負荷レベル1として把握される。なお、記録紙として異なる厚さの用紙が用いられる。従って、検出される枚数はあくまで目安であることは言うまでもない。なお、負荷レベルは、リフトモーター7bにかかる負荷の大きさを表す。すなわち、記録紙の積載枚数が多いほどリフトモーター7bにかかる負荷が大きくなるため、リフトモーター7bにかかる負荷は、負荷レベル1<負荷レベル2<負荷レベル3<負荷レベル4の関係になる。
記録紙検出センサー14は、上限検出センサー11によって給紙カセット7aの記録紙の最上部が既定位置に到達したことを検出した際の、記録紙の有無を検出する。これにより、記録紙がなくなったことが検出される。
記録部6は、感光体ドラム61と、帯電部62と、露光部63と、画像形成部64と、転写部65と、定着部66と、クリーニング部67とを備えている。露光部63は、レーザー装置やミラー等を備えた光学ユニットであり、帯電部62によって一様に帯電された感光体ドラム61に対し、画像データに基づくレーザー光を出力して露光し、感光体ドラム61の表面に静電潜像を形成する。画像形成部64は、トナーを用いて感光体ドラム61に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム61上に形成させる。転写部65は、画像形成部64によって感光体ドラム61上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。定着部66は、転写部65によってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。そして感光体ドラム61上に残存するトナーは、クリーニング部67によって除去される。
図5には、画像形成装置1の概略構成を示すブロック図が示されている。上述の原稿読取部2、原稿給紙部3、搬送部(給紙ローラー41、搬送ローラー43、排出ローラー44)、操作部5、記録部6、給紙装置7、記録紙検出センサー14は、制御部8に接続され、制御部8によって動作制御される。また、制御部8には、画像処理部9と、記憶部10とが接続されている。
画像処理部9は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理や、階調調整、濃度調整等の画像改善処理が行われる。
記憶部10は、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、原稿読取部2によって原稿を読み取ることで取得された画像データが記憶されると共に、各種の管理情報が記憶されている。
制御部8は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピューター等の情報処理部である。ROMには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。制御部8は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで、操作部5から入力された所定の指示情報に応じて装置全体の制御を行う。また、ROMには、電流閾値81が記憶されていると共に、制御部8は、リフトモーター7bを駆動するリフトモーター駆動部82と、リフトモーター7bを流れるモーター電流を検出するモーター電流検出部83と、電流閾値81とモーター電流とを比較によりモーター異常を検出するモーター異常検出部84として機能する。
電流閾値81は、図6(a)に示すように、負荷レベルに応じてそれぞれ設定されている。リフトモーター7bにおいて、モータートルクT(g・cm)と、モーター電流Iとは、図6(b)に示すT−I特性として表される。このT−I特性によると、記録紙の積載枚数が多いと、リフトモーター7bにかかる負荷が大きく、すなわちモータートルクTが大きくなるため、モーター電流Iが大きくなる。また、用紙積載枚数が少ないと、リフトモーター7bにかかる負荷が小さく、すなわちモータートルクTが小さくなるため、モーター電流Iが小さくなる。このように、積載枚数に応じてモーター電流Iが決まる。従って、概略の積載枚数によって把握される各負荷レベルにおいて、モーター電流検出部83によって検出されるモーター電流Iの範囲がそれぞれ決まる。本実施の形態では、図6(c)に示すように、負荷レベル1では、0.1〜0.3Aが、負荷レベル2では、0.3〜0.5Aが、負荷レベル3では、0.5〜0.8Aが、負荷レベル4では、0.8〜1.1Aがモーター電流Iの範囲となる。電流閾値81は、各負荷レベルにおける最大モーター電流をそれぞれ上回る値に設定され、リフトモーター7bにかかる負荷が小さい負荷レベルほど、小さい値に設定されている。本実施の形態では、図6(a)に示すように、負荷レベル1の電流閾値81は、最大モーター電流0.3Aに対して0.4Aに、負荷レベル2の電流閾値81は、最大モーター電流0.5Aに対して0.6Aに、負荷レベル3の電流閾値81は、最大モーター電流0.8Aに対して0.9Aに、負荷レベル4の電流閾値81は、最大モーター電流1.1Aに対して1.2Aにそれぞれ設定されている。
次に、モーター異常検出部84によるモーター異常検出動作について図7を参照して詳細に説明する。
給紙カセット7aが本体部4のカセット装着部に装着されると、制御部8は、リフトモーター駆動部82として機能し、リフトモーター7bを正転させ、上限検出センサー11によって給紙カセット7aの記録紙の最上部が既定位置に到達したことを検出されるまで、リフト板71を給紙ローラー41に向けて上昇させるリフト板上昇動作を実行する。
また、制御部8は、リフト板上昇動作と並行して、モーター異常検出部84としても機能する。モーター異常検出部84は、リフト板71の上昇が開始されると、モーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル4の電流閾値81を上回ることを監視すると共に(ステップA1)、第1積載量検出センサー12のオンを監視する(ステップA2)。そして、ステップA1でモーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル4の電流閾値81を上回ると、モーター異常検出部84は、モーター異常を検出し(ステップA3)、リフトモーター駆動部82によるリフトモーター7bの駆動を停止させる。
ステップA2で第1積載量検出センサー12がオンされると、モーター異常検出部84は、モーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル3の電流閾値81を上回ることを監視すると共に(ステップA4)、第2積載量検出センサー13のオンを監視する(ステップA5)。すなわち、ステップA2で第1積載量検出センサー12がオンされると、積載枚数が375枚以下であることが分かるため、電流閾値81を負荷レベル3に対応する値に引き下げる。そして、ステップA4でモーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル3の電流閾値81を上回ると、モーター異常検出部84は、モーター異常を検出し(ステップA3)、リフトモーター駆動部82によるリフトモーター7bの駆動を停止させる。
ステップA5で第2積載量検出センサー13がオンされると、モーター異常検出部84は、モーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル2の電流閾値81を上回ることを監視すると共に(ステップA6)、第1積載量検出センサー12のオフを監視する(ステップA7)。すなわち、ステップA5で第2積載量検出センサー13がオンされると、積載枚数が250枚以下であることが分かるため、電流閾値81を負荷レベル2に対応する値に引き下げる。そして、ステップA6でモーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル2の電流閾値81を上回ると、モーター異常検出部84は、モーター異常を検出し(ステップA3)、リフトモーター駆動部82によるリフトモーター7bの駆動を停止させる。
ステップA7で第1積載量検出センサー12がオフされると、モーター異常検出部84は、モーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル1の電流閾値81を上回ることを監視する(ステップA8)。すなわち、ステップA7で第1積載量検出センサー12がオフされると、積載枚数が125枚以下であることが分かるため、電流閾値81を負荷レベル1に対応する値に引き下げる。そして、ステップA6でモーター電流検出部83によって検出されるモーター電流が負荷レベル1の電流閾値81を上回ると、モーター異常検出部84は、モーター異常を検出し(ステップA3)、リフトモーター駆動部82によるリフトモーター7bの駆動を停止させる。
ステップA1〜A8のモーター異常検出部84によるモーター異常検出動作は、リフト板71が給紙カセット7aの底面に下降されるまで、継続して行われる。
以上説明したように、第1の実施の形態は、リフトモーター7bによって、記録紙が積載されたリフト板71を給紙ローラー41に向けて上昇させ、給紙ローラー41によって、リフト板71に積載された記録紙を最上部から1枚ずつ用紙搬送路42に送り出す給紙装置7であって、リフトモーター7bにかかる負荷レベルを検出する負荷レベル検出手段として機能する第1積載量検出センサー12及び第2積載量検出センサー13と、リフトモーター7bを流れるモーター電流を検出するモーター電流検出部83と、モーター電流検出部83によって検出されたモーター電流が電流閾値81を超えるとモーター異常を検出するモーター異常検出部84とを備え、モーター異常検出部84は、負荷レベルに基づいて、負荷レベルが小さいほど、電流閾値81を小さい値に変更させる。
この構成により、リフトモーター7bにかかる負荷レベルに見合った電流閾値によって、モーター異常を適切に検出することができるため、誤検出を引き起こさず、安全且つ適切にモーター異常を検出することができる。また、負荷レベルが小さいほど、電流閾値81を小さい値に変更させるため、負荷レベルに応じて素早くモーター異常を検出することができ、モーター異常によるマシンへのダメージを最小限に抑えることができる。
さらに、第1の実施の形態において、負荷レベル検出手段として機能する第1積載量検出センサー12及び第2積載量検出センサー13は、リフト板71の上昇位置を検出し、リフト板71の上昇位置が高いほど、小さい負荷レベルを検出する。
この構成により、リフトモーター7bにかかる負荷レベルを簡単な構成で検出することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、モーター異常検出部84は、印刷枚数に応じて電流閾値81を減算して小さい値に変更させる。すなわち、第1の実施の形態では、上限検出センサー11によって給紙カセット7aの記録紙の最上部が既定位置に到達したことを検出された後、第1積載量検出センサー12及び2積載量検出センサー13のオンオフ状態に変化がなく、負荷レベルが切り換わらない場合には、電流閾値81は一定の値になる。これに対し、第2の実施の形態では、所定の印刷枚数、すなわち所定の記録紙を給紙する毎に、電流閾値81を引き下げる。電流閾値81を引き下げる減算値は、負荷レベル毎に設定され、積載枚数が多い負荷レベルの減算値は、積載枚数が多い負荷レベルの減算値以上に設定されている。
例えば、リフトモーター7bや連結機構の構成が、図8に示すように、減速比:11、トルク定数:200g・cm/Aであり、記録紙1枚当たり重さが4.9392g、積載枚数が1枚減ることで減少するモータートルクTが0.45g・cmである場合、モーター電流Iは、1枚の記録紙が給紙される毎に、約2.2mA減少することになる。これにより、電流閾値81も給紙枚数1枚当たり約2.2mAを引き下げる。なお、モーター電流Iを検出可能な分解能が1.29mAである場合、1枚毎に電流閾値81を引き下げても意味がない。従って、第2の実施の形態では、この分解能を考慮し、負荷レベル3、4では、印刷枚数6枚毎に電流閾値81から13.2mAを減算し、負荷レベル1、2では、印刷枚数5枚毎に電流閾値81から11mAを減算するように構成した。
以上説明したように、第2の実施の形態において、モーター異常検出部84は、所定枚数の記録紙を送り出すごとに、電流閾値81を小さい値に変更させる。
この構成により、リフトモーター7bにかかる負荷レベルにさらに見合った電流閾値に設定することができる。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
1 画像形成装置
2 原稿読取部
3 原稿給送部
4 本体部
5 操作部
6 記録部
7 給紙装置
7a 給紙カセット
7b リフトモーター
8 制御部
9 画像処理部
10 記憶部
11 上限検出センサー
12 第1積載量検出センサー
13 第2積載量検出センサー
14 記録紙検出センサー
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読取スリット
24 光源
25 受光部
31 原稿載置部
32 原稿搬送機構
33 原稿排出部
34 原稿押さえ面
41 給紙ローラー
41a ローラー支持機構
42 用紙搬送路
43 搬送ローラー
44 排出ローラー
45 排出空間
51 液晶表示部
52 操作ボタン
61 感光体ドラム
62 帯電部
63 露光部
64 画像形成部
65 転写部
66 定着部
67 クリーニング部
71 リフト板
71a 遮光板
72 押し上げ板
72a 駆動シャフト
81 電流閾値
82 リフトモーター駆動部
83 モーター電流検出部
84 モーター異常検出部

Claims (4)

  1. リフトモーターによって、記録紙が積載されたリフト板を給紙ローラーに向けて上昇させ、前記給紙ローラーによって、前記リフト板に積載された記録紙を最上部から1枚ずつ用紙搬送路に送り出す給紙装置であって、
    前記リフトモーターにかかる負荷レベルを検出する負荷レベル検出手段と、
    前記リフトモーターを流れるモーター電流を検出するモーター電流検出手段と、
    該モーター電流検出手段によって検出された前記モーター電流が電流閾値を超えるとモーター異常を検出するモーター異常検出手段とを具備し、
    前記モーター異常検出手段は、前記負荷レベル検出手段によって検出された前記負荷レベルに基づいて、前記負荷レベルが小さいほど、前記電流閾値を小さい値に変更させることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記負荷レベル検出手段は、前記リフト板の上昇位置を検出し、前記リフト板の上昇位置が高いほど、小さい前記負荷レベルを検出することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記モーター異常検出手段は、所定枚数の記録紙を送り出すごとに、前記電流閾値を小さい値に変更させることを特徴とする請求項1又は2記載の給紙装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の給紙装置と、
    前記給紙装置から給紙された記録紙に、形成した画像を印刷する記録部とを具備することを特徴とする画像形成装置。
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