JP2011009454A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性メモリを有する半導体装置を高性能化する。
【解決手段】シリコン基板1上に配列された不揮発性メモリセルNVM1は、第1nウェルNW1と、それとは異なる場所に形成された第2nウェルNW2と、第1nウェルNW1内に形成された選択トランジスタQsと、浮遊ゲート電極FGおよび蓄積部pウェルを有する電荷蓄積部CAとを有する。浮遊ゲート電極FGは、第1nウェルNW1の一部と第2nウェルNW2とに重なるようにして配置され、蓄積部pウェルは、第1nウェルNW1内において浮遊ゲート電極FGに一部重なるようにして配置されている。この不揮発性メモリセルNVM1は、第2nウェルNW2に正電圧を印加して、浮遊ゲート電極FGの電子を第2nウェルNW2に放出することで記憶情報を消去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置技術に関し、特に、不揮発性メモリセルを有する半導体装置に適用して有効な技術に関するものである。
半導体装置に備えられる記憶装置(メモリ)として、不揮発性メモリがある。これは、電源を切っても記憶情報を保持するメモリであり、ROM(Read Only Memory)やFlashメモリ、相変化メモリなどがある。
上記のような不揮発性メモリとして、浮遊状態(フローティング状態)にある導体膜に電子などの電荷を蓄積することで、情報を記憶する素子がある。例えば、浮遊状態にある導体膜をゲート電極として有するMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造の電界効果型トランジスタ(Field Effect Transistor:FETともいう)(以下、単にMISトランジスタ)を構成した場合、その浮遊ゲート電極(フローティングゲート電極)の荷電状態は、閾値電圧の変化として現れる。これにより、MISトランジスタのドレイン電流などから、記憶状態を読み出すことができる。そして、浮遊ゲート電極に蓄積された電荷は外部に漏れ難いので、電源の供給が無くとも情報を保持することができる。
このような浮遊ゲート電極を有する不揮発性メモリのうち、例えば、浮遊ゲート電極を他のMISトランジスタのゲート電極と同じ工程で形成する不揮発性メモリがある。これにより製造工程が容易になり、不揮発性メモリを有する半導体装置の製造歩留まりや信頼性が向上する。この様な不揮発性メモリの浮遊ゲート電極の構造は、通常のMISトランジスタと同様に単層の導体膜によって構成される。そして、浮遊ゲート電極に電荷を注入するための電界の制御は、例えば、基板に形成したウェルと浮遊ゲート電極との間のカップリング容量などにより行う。
例えば、特開2004−253685号公報(特許文献1)には、P型導電型単層ポリシリコンフローティングゲートを備えたEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)が開示されている。
特開2004−253685号公報
本発明者が検討した不揮発性メモリでは、電荷を蓄積する浮遊ゲート電極部と、アクセス制御をするMISトランジスタ(選択トランジスタ)部とを1つずつ有し、同一の活性領域(アクティブ領域)に形成され、1つのメモリセルを構成している。上述のように、浮遊ゲート電極とMISトランジスタのゲート電極とを同じ工程で形成している。浮遊ゲート電極の上層には制御ゲート電極(またはコントロールゲート電極)などは配置されておらず、単層の導体膜(多結晶シリコン)によって構成されている。そして、浮遊ゲート電極の電界は、基板に形成されたウェルとのカップリング容量を用いて制御する。このような単層浮遊ゲート電極型の不揮発性メモリを有する半導体装置に関して、本発明者が検討したところ、以下で説明するような課題を有することが分かった。
例えば、浮遊ゲート電極に電子が注入され、Pチャネル型MISトランジスタとしての閾値電圧が低下した状態を、書き込み状態とする。これに対し、浮遊ゲート電極から電子を引き抜き、閾値電圧を上昇させた状態が消去状態となる。この時、浮遊ゲート電極は、書き込み状態とは逆電位の状態とする必要がある。しかし、上述のように、ウェルとのカップリング容量によって浮遊ゲート電極の電界を制御する場合、正負逆の電界とすることは難しく、電子を有効に引き抜くことができない。従って、本発明者が検討した不揮発性メモリでは電気的な消去が不可能であった。これを、OTP(One Time Programmable)と称することもある。
また、浮遊ゲート電極の書き込み動作中、浮遊ゲート電極には電子が満ちていく。この状態は、浮遊ゲート電極に負の自電界が生じることとなり、時間経過と共に浮遊ゲートへの電子の注入が起こり難くなる。
以上のように、本発明者が検討した不揮発性メモリでは、消去動作が不可能であることや、十分な書き込みが出来ないことなど、更なる高性能化が困難であることが分かった。
そこで、本発明の目的の一つは、不揮発性メモリを有する半導体装置を高性能化する技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願においては、複数の発明が開示されるが、そのうちの一実施例の概要を簡単に説明すれば以下の通りである。
半導体基板上に配列された不揮発性メモリセルを有する半導体装置であって、不揮発性メモリセルは、半導体基板の主面に形成されたn型の第1半導体領域と、半導体基板の主面において、第1半導体領域とは異なる箇所に形成されたn型の第2半導体領域と、第1半導体領域内に形成された選択トランジスタと、浮遊ゲート電極およびp型の第3半導体領域を有する電荷蓄積部とを有し、浮遊ゲート電極は、半導体基板の主面を平面的に見て、第1半導体領域の一部と第2半導体領域とに重なるようにして半導体基板上に配置され、第3半導体領域は、第1半導体領域内において浮遊ゲート電極の側方下部に形成され、かつ、半導体基板の主面を平面的に見て、浮遊ゲート電極の端部に一部重なるようにして配置され、不揮発性メモリセルは、浮遊ゲート電極に電荷を蓄積することで情報を記憶する素子であり、第2半導体領域に正電圧を印加して、浮遊ゲート電極に蓄積された電子を第2半導体領域に放出することで、記憶情報を消去する。
本願において開示される複数の発明のうち、上記一実施例により得られる効果を代表して簡単に説明すれば以下の通りである。
即ち、不揮発性メモリを有する半導体装置を高性能化することができる。
本発明の実施の形態1である半導体装置の要部平面図である。 図1に示す要部平面図のA1−A1線に沿って矢印方向に見た要部断面図である。 図1に示す要部平面図のB1−B1線に沿って矢印方向に見た要部断面図である。 本発明の実施の形態1である半導体装置の等価回路図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの書き込み動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの書き込み動作を示す等価回路図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの書き込み動作中における印加電圧のタイミングチャートを示すグラフ図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの書き込み動作中の特性を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの読み出し動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの読み出し動作を示す等価回路図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの消去動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの消去動作を示す等価回路図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの消去動作中における印加電圧のタイミングチャートを示すグラフ図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの要部平面図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの動作を説明するための等価回路図である。 本発明の実施の形態1の不揮発性メモリセルの要部平面図である。 図16に示す要部平面図のD1−D1線に沿って矢印方向に見た要部断面図である。 本発明の実施の形態1の他の不揮発性メモリセルの要部平面図である。 図18に示す要部平面図のD2−D2線に沿って矢印方向に見た要部断面図である。 本発明の実施の形態1の更に他の不揮発性メモリセルの要部断面図であって、図1に示す要部平面図のB1−B1線に該当する箇所に沿って矢印方向に見た要部断面図である。 本発明の実施の形態1の更に他の不揮発性メモリセルの要部断面図であって、図1に示す要部平面図のB1−B1線に該当する箇所に沿って矢印方向に見た要部断面図である。 本発明の実施の形態2の不揮発性メモリセルの書き込み動作を示す等価回路図である。 本発明の実施の形態2の不揮発性メモリセルの書き込み動作中における印加電圧のタイミングチャートを示すグラフ図である。 本発明の実施の形態2の不揮発性メモリセルの他の書き込み動作中における印加電圧のタイミングチャートを示すグラフ図である。 本発明の実施の形態2の不揮発性メモリセルの更に他の書き込み動作中における印加電圧のタイミングチャートを示すグラフ図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は可能な限り省略するようにしている。
また、本実施の形態において、ある領域に対して「高濃度」と表現したときは、半導体基板の深さ方向の全領域で高濃度である必要はなく、濃度ピーク値が高い領域であることを示す。または、半導体基板の深さ方向に対する平均的な濃度が高い領域であることを示す。また、ある領域に対して「低濃度」と表現したときも、同様の思想である。
なお、例えばプロセッサ、CPU(Central Processing Unit)またはマイコンを搭載した半導体装置に備えられる記憶装置(メモリ)として、本発明の不揮発性メモリが使用される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の半導体装置が有する不揮発性メモリ周辺の要部平面図を示している。図1中の破線で囲まれた領域が、単位情報を記憶する一つのメモリセルである。以下、不揮発性メモリセルNVM1と記す。図2は、図1のA1−A1線に沿って矢印方向に見た要部断面図である。図3は、図1のB1−B1線に沿って矢印方向に見た要部断面図である。以下では、図1〜図3を用いて、本実施の形態1の半導体装置が有する不揮発性メモリセルNVM1の構造について、詳しく説明する。本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1は、以下のような構成要素を有する。
不揮発性メモリセルNVM1は、単結晶のシリコン(Si)からなるシリコン基板(半導体基板)1に形成されている。シリコン基板1の主面には、浅い溝型の絶縁膜(Shallow Trench Isolation:STI)構造からなる分離部2が形成され、活性領域(アクティブ領域とも言う)3を規定している。このように分離部2によって規定された活性領域3に、素子を形成したり給電部を形成したりする。
シリコン基板1の主面側には、n型導電型の半導体領域である分離用nウェル(分離用ウェル)dnwが形成されている。ここで、n型導電型とは、シリコンを主体とする半導体領域などにおいて、V族のリン(P)やヒ素(As)またはVI族の元素を含み、多数キャリアが電子となるような半導体領域の導電型を表す。分離用nウェルdnwに内包されるようにして、p型導電型の半導体領域である素子用pウェル(素子用ウェル)hpwが形成されている。ここで、p型導電型とは、シリコンを主体とする半導体領域などにおいて、III族のホウ素(B)やII族の元素を含み、多数キャリアが正孔(ホールとも言う)となるような半導体領域の導電型を表す。なお、シリコン基板1はp型導電型とする。
シリコン基板1の主面のうち、素子用pウェルhpwに内包されるようにして、n型導電型の半導体領域である第1nウェル(第1半導体領域)NW1が形成されている。また、シリコン基板1の主面のうち、素子用pウェルに内包されるようにして、かつ、第1nウェルNW1とは異なる箇所に、n型導電型の半導体領域である第2nウェル(第2半導体領域)NW2が形成されている。第1nウェルNW1と第2nウェルNW2との間には、分離部2および素子用pウェルhpwが配置され、これらにより、互いに電気的に分離された状態となっている。従って、第1nウェルNW1と第2nウェルNW2とは同じn型導電型であっても、後に説明する給電機構によって、互いに独立に電圧を印加することができる。
第1nウェルNW1内には、選択トランジスタQsが形成されている。選択トランジスタQsは、ゲート電極EG、ゲート絶縁膜IGおよび第1nウェルNW1をMIS構造として有する電界効果トランジスタである。ゲート電極EGは多結晶シリコン(ポリシリコンとも言う)を主体とする導体膜からなり、酸化シリコンを主体とする絶縁膜からなるゲート絶縁膜IG上に形成されている。ゲート電極EGとゲート絶縁膜IGとは、その側壁が、酸化シリコン膜などの絶縁体からなるサイドウォールスペーサswで覆われている。ゲート電極EGの側方下部にあたる第1nウェルNW1の表面には、p型導電型の半導体領域であるp型エクステンション領域p1が形成されている。また、サイドウォールスペーサswの側方下部にあたる第1nウェルNW1の表面には、p型導電型の半導体領域であるp型ソースドレイン領域p2が形成されている。p型ソースドレイン領域p2は、シリコン基板1の主面からの深さがp型エクステンション領域p1よりも深く、p型不純物濃度がp型エクステンション領域p1よりも濃い。
更に、シリコン基板1には、電荷蓄積部CAが形成されている。電荷蓄積部CAは、導体膜からなる浮遊ゲート電極FG(フローティングゲート電極とも言う)、および、p型導電型の半導体領域である蓄積部pウェル(第3半導体領域)PWにより構成されている。また、選択トランジスタQsのゲート電極EGと、電荷蓄積部CAの浮遊ゲート電極FGとの間に位置する活性領域3の第1nウェルNW1の表面には、上記と同様のp型ソースドレイン領域p2が形成されている。言い換えれば、選択トランジスタQsのゲート電極EGの側方下部に配置されたp型ソースドレイン領域p2のうち片方は、電荷蓄積部CAの浮遊ゲート電極FGの側方下部に達するように形成されている。
ここで、浮遊ゲート電極FGは、シリコン基板1上に、浮遊ゲート絶縁膜4を介して形成されている。この浮遊ゲート電極FGは、他のいかなる導体材料にも接触せず、浮遊状態(フローティング状態)となっている。
また、浮遊ゲート電極FGは、シリコン基板1の主面を平面的に見て、第1nウェルNW1の一部と、第2nウェルNW2とに重なるようにしてシリコン基板1上に配置されている。特に、選択トランジスタQsのゲート電極EGの延在方向と同一の方向に延在するようにして、浮遊ゲート電極FGを配置することで、素子レイアウトを密にしやすくなる。言い換えれば、第1nウェルNW1を含む活性領域3の延在方向に対して交差するような方向に、ゲート電極EGと浮遊ゲート電極FGとが配置されている。そして、浮遊ゲート電極FGの延在方向のいずれかの領域の下に、第2nウェルNW2を含む活性領域3が配置するような構造となっている。
ここで、浮遊ゲート電極FGは、浮遊ゲート絶縁膜4を介して、第1nウェルNW1および第2nウェルNW2と容量結合(容量性カップリングとも言う)を形成していることになる。従って、第1nウェルNW1または第2nウェルNW2に給電することで、両者のカップリング容量により、浮遊ゲート電極FGを帯電させることができる。また、上述のように、第1nウェルNW1と第2nウェルNW2とは独立しているから、独立した2箇所より浮遊ゲート電極FGを帯電させることができる。
また、浮遊ゲート電極FGは、選択トランジスタQsのゲート電極EGと同一の工程で形成されることから、浮遊ゲート電極FGも、多結晶シリコンを主体とする導体膜によって形成されている。また、浮遊ゲート絶縁膜4は、選択トランジスタQsのゲート絶縁膜IGと同一の工程で形成されることから、浮遊ゲート絶縁膜4も、酸化シリコンを主体とする絶縁膜によって形成されている。
蓄積部pウェルPWは、第1nウェルNW1内において浮遊ゲート電極FGの側方下部に形成され、かつ、シリコン基板1の主面を平面的に見て、浮遊ゲート電極FGの端部に一部重なるようにして配置されている。このような領域をオーバーラップ領域という。本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、このオーバーラップ領域において、浮遊ゲート絶縁膜4を挟んで、浮遊ゲート電極FGと蓄積部pウェルPWとが容量結合を備えた構造となっている。そして、蓄積部pウェルPWに給電することで、両者のカップリング容量により、浮遊ゲート電極FGを帯電させることができる。このように、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、蓄積部pウェルPWが制御ゲート電極(コントロール電極)としての機能を有している。以上をまとめると、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、上述の第1nウェルNW1および第2nウェルNW2とあわせて、蓄積部pウェルPWを備えることで、独立した3箇所より浮遊ゲート電極FGを帯電させることができる。
また、電荷蓄積部CAの蓄積部pウェルPWは、選択トランジスタQsのp型ソースドレイン領域p2と同じ深さ、同じp型不純物濃度であっても良い。このような構造とすることで、蓄積部pウェルPWとp型ソースドレイン領域p2とを同一のイオン注入工程および同一条件の熱処理によって形成することができる。これにより製造プロセスが簡略化され、歩留まり、および、信頼性の向上を実現し得る。また、このように蓄積部pウェルPWを選択トランジスタQsのp型ソースドレイン領域p2と同工程で形成する場合には、選択トランジスタQsのp型エクステンション領域p1も同工程で形成される。電荷蓄積部CAのp型エクステンション領域p1がオーバーラップ領域となり、浮遊ゲート電極FGの端部に重なるように形成される。
また、蓄積部pウェルPWと反対側の拡散層の構造は、選択トランジスタQsと同様となっている。即ち、p型エクステンション領域p1とp型ソースドレイン領域p2とで構成されている。
本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1は、以上のような基本構造を有する。特に、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、電荷蓄積を担う浮遊ゲート電極FGの下部に、第1nウェルNW1に加えて、これとは独立である第2nウェルNW2が配置されていることが特徴的である。本実施の形態1の半導体装置は、シリコン基板1上にアレイ状に配列された複数の不揮発性メモリセルNVM1を有している。
上記の不揮発性メモリセルNVM1を覆うようにして、シリコン基板1上には層間絶縁膜IL1が形成されている。更に、その上層にも層間絶縁膜IL2が形成されている。層間絶縁膜IL1,IL2は、酸化シリコンを主体とする絶縁膜からなる。
下層の厚い層間絶縁膜IL1は、コンタクトプラグcpを配置するために形成されている。コンタクトプラグcpは、例えばタングステン(W)などを主体とする導体膜からなる。コンタクトプラグcpは、選択トランジスタQsのp型ソースドレイン領域p2やゲート電極EG、電荷蓄積部CAの蓄積部pウェルPWなどに電気的に接続するようにして形成されている。
上層の薄い層間絶縁膜IL2は、配線mwを配置するために形成されている。配線mwは、例えば銅(Cu)やアルミニウム(Cu)などを主体とする導体膜からなる。配線mwは、所望のコンタクトプラグcpどうしを接続するような平面パターンを有している(図示しない)。以上のような、層間絶縁膜、プラグおよび配線を多層にわたって配置することで、複数の不揮発性メモリセルNVM1を結線し、所望のメモリセルアレイを構成している。
図4には、上述の不揮発性メモリセルNVM1をマトリクス状にアレイ配置した回路の等価回路図を示している。不揮発性メモリセルNVM1は、選択トランジスタQsおよび電荷蓄積部CAを有する等価回路として表している。電荷蓄積部CAは、浮遊ゲート電極FGを有し、その浮遊ゲート電極FGは第2nウェルNW2との容量結合Cnを有している。
選択トランジスタQsのゲート電極EGに印加する電圧を、制御ゲート(またはコントロールゲート)電圧Vcgとする。行方向に配置する選択トランジスタQsのゲート電極EGは共通に給電され、同一の制御ゲート電圧Vcgが印加される。
また、選択トランジスタQsの側方下部のp型ソースドレイン領域p2のうち、浮遊ゲート電極FGと向かい合わない側のp型ソースドレイン領域p2に印加する電圧を、ソース電圧Vsとする。行方向に配置する選択トランジスタQsの当該p型ソースドレイン領域p2は共通に給電され、同一のソース電圧Vsが印加される。
また、電荷蓄積部CAの蓄積部pウェルPWに印加する電圧を、ドレイン電圧Vdとする。列方向に配置する電荷蓄積部CAの蓄積部pウェルPWは共通に給電され、同一のドレイン電圧Vdが印加される。
また、電荷蓄積部CAの第2nウェルNW2に印加する電圧を、補助ゲート電圧Vagとする。列方向に配置する電荷蓄積部CAの第2nウェルNW2、および、行方向に隣り合う不揮発性メモリセルNVM1の電荷蓄積部CAの第2nウェルNW2は共通に給電され、同一の補助ゲート電圧Vagが印加される。ここで、上述のように、第2nウェルNW2は容量結合Cnを介して浮遊ゲート電極FGに接続されており、第2nウェルNW2の電圧に応じて、浮遊ゲート電極FGを帯電させることができる。従って、第2nウェルNW2に補助ゲート電圧Vagを印加すると、浮遊ゲート電極FGには補助ゲート電圧Vagの大きさに応じた電圧が生じる。
また、第1nウェルNW1に供給される電圧をウェル電圧Vwとする。行列方向の複数の不揮発性メモリセルNVM1は第1nウェルNW1を共有しており、同一のウェル電圧Vwが印加される。
以下では、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1のメモリ動作に関して詳しく説明する。
本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の書き込み動作について、図5〜図8を用いて説明する。図5は、不揮発性メモリセルNVM1における上記図2に該当する断面図を模式的に描いた説明図である。図6は、アレイ配列した複数の不揮発性メモリセルNVM1の等価回路図である。図7は、各電圧Vcg〜Vagのタイミングチャートである。図8は、書き込み特性を表すグラフ図である。
書き込み動作では、ドレインアバランシェホットエレクトロン(Drain Avalanche Hot Electron:DAHE)注入によって、浮遊ゲート電極FGに電子を注入する。MISトランジスタにおいて、例えば、ピンチオフ状態にあるソース/ドレイン間などで更に電位差を大きくすると、加速された電子が格子と電離衝突を繰り返して、雪崩増幅的に多量に電子を発生させる。それらの電子が高いエネルギーを獲得し、ホットエレクトロンとなった状態がDAHEである。このようなDAHEは、絶縁膜の禁制帯を通り抜け、導体膜に注入され得る。即ち、浮遊ゲート電極FG下の第1nウェルNW1でDAHEを発生させることで、浮遊ゲート電極FGに電子を注入することができる。これを実現させるために、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、書き込み動作時に、例えば、制御ゲート電圧Vcgとして−6V、ドレイン電圧Vdとして−7Vを印加する。他のノードには0Vを印加する。
ここで、本発明者の検証により図8のような特性が得られている。本図8は、DAHEを起こすp型MISトランジスタにおいて、縦軸にゲート電流Igを取り、横軸にゲート電圧Vgを取っている。DAHE注入では、MISトランジスタのチャネル領域からゲート電極に電子が注入されるため、その注入量はゲート電流Ig量として評価できる。言い換えれば、ゲート電極にDAHEが注入されるほど(DAHE注入が盛んであるほど)、ゲート電流Igが大きくなる。図のように、ゲート電圧Vgを負方向に増加させる程、ゲート電流Igは増加し、ゲート電圧Vgが−1V付近でピークとなり、その後減少する。これは、ゲート電極の自電界が負方向に高くなるにつれて、電子が注入され難くなることが原因である。
上記の検証結果に倣って、本実施の形態1の不揮発性メモリNVM1では、浮遊ゲート電極FGの電圧が−1Vとなるように、容量結合Cnを介した蓄積部pウェルPWのドレイン電圧Vdを設定する。その値が、例えば−7Vである。このような電圧条件とすることで、最も効率的にDAHEを浮遊ゲート電極FGに注入することができる。即ち、書き込み動作を高速化できる。このように、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、蓄積部pウェルPWが制御ゲート電極(コントロール電極)としての機能を有している。
図6に示すように、書き込み対象となる不揮発性メモリセルNVM1に通じる導電線に制御ゲート電圧Vcg=−6V、ドレイン電圧Vd=−7Vを印加することで、複数のメモリセルの中から選択的に書き込み動作を施すことができる。
続いて、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の読み出し動作について、図9および図10を用いて説明する。図9は、不揮発性メモリセルNVM1における上記図2に該当する断面図を模式的に描いた説明図である。図10はアレイ配置した複数の不揮発性メモリセルNVM1の等価回路図である。
読み出し動作時には、例えば、制御ゲート電圧Vcgとして−5V、ドレイン電圧Vdとして1.5Vを印加する。他のノードには0Vを印加する。これにより、選択トランジスタQsはオン状態となる。そして、電荷蓄積部CAの浮遊ゲート電極FGの荷電状態に応じて、p型ソースドレイン領域p2と蓄積部pウェルPWとの間に電流が流れる。
より具体的には、当該不揮発性メモリセルNVM1が、先に説明した書き込み動作を受け、浮遊ゲート電極FGに電子が蓄積されている場合、浮遊ゲート電極FG下の第1nウェルNW1には反転層(チャネル層)が形成される。この時、p型ソースドレイン領域p2と蓄積部pウェルPWとの間には電位バイアスをかけているから、ドレイン電流が流れることになる。一方、当該不揮発性メモリセルNVM1が書き込み動作を受けていない、または、後に説明する消去動作を受けている場合、浮遊ゲート電極FGには電子が蓄積されていない。従って、書き込み状態と比較して、浮遊ゲート電極FG下の第1nウェルNW1にはほとんど反転層は形成されない。従って、ドレイン電流は微小または流れない状態となる。
以上のようにして、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、ドレイン電流の大小(トランジスタのオン/オフ)によって、対象セルの記憶状態を判別することができる。
続いて、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の消去動作について、図11〜図13を用いて説明する。図11は、不揮発性メモリセルNVM1における上記図3に該当する断面図を模式的に描いた説明図である。図12は、アレイ配列した複数の不揮発性メモリセルNVM1の等価回路図である。図13は、各電圧Vcg〜Vagのタイミングチャートである。
消去動作では、FN(Fowler Nordheim)トンネリング現象によって、浮遊ゲート電極FG中の電子eを第2nウェルNW2に放出させる。本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、消去動作時に、例えば、制御ゲート電圧Vcgとして−10V、ウェル電圧Vwとして−10V、補助ゲート電圧Vagとして+10Vを印加する。他のノードには開放(open)状態とする。なお、ドレイン電圧Vdおよびソース電圧Vsは、制御ゲート電圧Vcgまたはウェル電圧Vwに合わせても良い。
上記のような電圧条件とすることで、浮遊ゲート電極FG下の第1nウェルNW1に−10Vが印加され、浮遊ゲート電極FG下の他の箇所である第2nウェルNW2に+10Vが印加されたことになる。従って、浮遊ゲート電極FGには、浮遊ゲート電極FGと第1nウェルNW1間の容量、および、浮遊ゲート電極FGと第2nウェルNW2間の容量に応じた容量結合による電位が印加される。より具体的には、浮遊ゲート電極FGの電位は、第1nウェルNW1の負電位によって負の方向に誘導され、第2nウェルNW2の正電位によって正の方向に誘導され、誘導される電位は容量の合計に占める、印加する部分の容量の比によって決定される。このとき第1nウェルNW1側の容量比が大きいと、浮遊ゲート電極FGの電位は第1nウェルNW1側の電位の影響を強く受けることになり、浮遊ゲート電極FGと第2nウェルNW2の間にはより強い電位差が発生することになる。ここで、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、浮遊ゲート電極FGと第2nウェルNW2とは薄い浮遊ゲート絶縁膜4で隔てられているだけであり、上記電位差によって電界が発生する。従って、浮遊ゲート電極FGの電子eは、補助ゲート電圧Vagによる第2nウェルNW2の大きな正の電界を受けて、FNトンネリング現象により第2nウェルNW2に放出される。このようにして、浮遊ゲート電極FGの電荷が除去され、消去状態が実現される。
本発明者らが検討した、浮遊ゲート電極とMISトランジスタとを有するだけの不揮発性メモリセルでは、上述のように、消去動作を施すことができず、OTP動作のみであった。これに対し、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、第2nウェルNW2を備えた構造とすることで、上記のようにして浮遊ゲート電極FG内の電子eを引き抜くことができ、消去動作を実現できる。結果として、不揮発性メモリセルを有する半導体装置を高性能化することができる。
以下では、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1において、上記の動作を実現するために適した構造について、詳しく説明する。特筆しない限り、図は上記図1〜図3を参照する。
まず、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1において、第1nウェルNW1と第2nウェルNW2とは、半導体基板から底部までの深さにおよびn型不純物濃度が同じである方が、より好ましい。なぜなら、このような構造とすることで、第1nウェルNW1と第2nウェルNW2とを同一のイオン注入プロセスを適用できるからである。これにより、製造プロセスが簡略化され、歩留まり、および、信頼性の向上を実現し得る。
一方、第1nウェルNW1と第2nウェルNW2とを異なる工程で形成する場合、第2nウェルNW2のn型不純物濃度は、第1nウェルNW1のn型不純物濃度よりも高い構造である方が、より好ましい。なぜなら、第2nウェルNW2のn型不純物濃度が高い場合、第2nウェルNW2に電圧を印加したときの電位勾配が急峻となり、浮遊ゲート絶縁膜4付近での電圧ロスが小さくなるからである。従って、消去動作に必要な電圧が抑えられる。また、同様の理由から、消去動作を高速化できる。結果として、不揮発性メモリセルを有する半導体装置を更に高性能化することができる。
また、図14には、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の1セル分に相当する要部平面図を示す。本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1においては、浮遊ゲート電極FGと平面的に重なる部分の第1nウェルNW1の面積である第1面積S1よりも、浮遊ゲート電極FGと平面的に重なる部分の第2nウェルNW2の面積である第2面積S2の方が小さい方が、より好ましい。その理由を以下で詳しく説明する。
図15には、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の等価回路を示している。ここで、電荷蓄積部CAのうち、第1nウェルNW1と浮遊ゲート電極FGとで構成される容量を第1容量C1と記し、第2ウェルNW2と浮遊ゲート電極FGとで構成される容量を第2容量C2と記す。また、計算上、第1容量C1と第2容量C2との和を合計容量Ctと記す。また、便宜上、第1nウェルNW1の電圧を第1電圧V1、第2nウェルNW2の電圧を第2電圧V2と記す。また、浮遊ゲート電極FGに蓄えられた電荷を蓄積電荷量Qと記す。
このとき、浮遊ゲート電極FGの電圧である浮遊ゲート電圧Vfgは、C1/Ct×V1+C2/Ct×V2−Q/Ctで表される。即ち、効率よく消去するためには、浮遊ゲート電圧Vfgと第2電圧V2の電位差を大きくして、FNトンネル電流をかせぐ必要がある。そのためには、C2/Ctをできるだけ小さくすれば良いことが分かる。従って、第2容量C2に対し第1容量C1を大きくすることが効果的である。即ち、第1nウェルNW1と浮遊ゲート電極FGとの重なる面積を、第2nウェルNW2と浮遊ゲート電極FGとの重なる面積よりも大きくすることが効果的である。結果として、不揮発性メモリセルを有する半導体装置を更に高性能化することができる。
次に、本実施の形態1の特徴的な構造の一つである第2nウェルNW2への給電方法について、詳しく説明する。図16には、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の要部平面図を示している。図17には、図16のD1−D1線に沿って矢印方向に見た要部断面図を示している。図のように、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1は、第2nウェルNW2を、分離部2の下を通して、平面的に余裕のある箇所に引き回し、その部分にコンタクトプラグcpを形成した構造となっている。このような構造とすることで、第2nウェルNW2に対して独立して給電することができる。
なお、コンタクトプラグcpと、第2nウェルNW2との接続箇所には、接触抵抗を低下させるために、n型高濃度層5を形成しても良い。
また、図16中の要部p01に示すように第2nウェルNW2と浮遊ゲート電極FGとの容量結合を形成させるための活性領域3は、平面的に見て、浮遊ゲート電極FGから突き出る形状であっても良い。
第2nウェルNW2への他の給電構造を、図18、図19を用いて説明する。図18には、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の要部平面図を示している。図19には、図18のD2−D2線に沿って矢印方向に見た要部断面図を示している。この構造では、第2nウェルNW2と浮遊ゲート電極FGとが容量結合を形成するための活性領域3を、浮遊ゲート電極FGの外部まで広げ、そこにコンタクトプラグcpを形成している。このとき、特に、図18には、4セル分の第2nウェルNW2への給電構造を一まとめにした例を示している。これ以外にも、各不揮発性メモリセルNVM1に独立にコンタクトプラグcpを設けても良く、更に両側拡散層ともコンタクトを設けて給電しても良い。なお、第2nウェルNW2には、n型導電型の半導体領域であるn型エクステンション領域n1とn型高濃度層5が形成されている。n型高濃度層5は、シリコン基板1の主面からの深さがn型エクステンション領域n1よりも深く、n型不純物濃度がn型エクステンション領域n1よりも濃い。また、これらn型エクステンション領域n1とn型高濃度層5とは、不揮発性メモリセルNVM1の周辺回路領域に形成されるn型MISFETのエクステンション領域およびソース・ドレイン領域(高濃度拡散層)と同工程で形成することもできる。
また、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、第2nウェルNW2の底部が分離用nウェルdnwに接触しているかどうかによって、違う態様を示す。以下で詳しく説明する。
図20には、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の他の構造のうち、上記図3に該当する箇所の要部断面図を示している。この構造では、第2nウェルNW2の底部は分離用nウェルdnwに接触している。ここで、分離用nウェルdnwと第2nウェルNW2とは同じn型導電型であるから、第2nウェルNW2と分離用nウェルdnwとは、互いに電気的に接続していることになる。そして、上述のように、分離用nウェルdnwは、複数の不揮発性メモリセルNVM1を包括するように一体的に形成されている。従って、このような構造にすることで、複数の不揮発性メモリセルNVM1の第2nウェルNW2を一括して同電位として扱うことができる。これは、例えば、複数の不揮発性メモリセルNVM1に対して一括して消去動作を施すような、マット消去方式を適用する場合などに適している。消去できるブロックの規模は、分離用nウェルdnwがいくつの不揮発性メモリセルNVM1を包括しているかによって決まる。マット消去方式によれば、消去ブロック毎の、第2nウェルNW2に対する給電部の数を減らすことができることから、セル面積を縮小し易い構造とすることができる。
また、図21には、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1の更に他の構造のうち、上記図3に該当する箇所の要部断面図を示している。この構造では、第2ウェルNW2の底部は分離用nウェルdnwに接触していない。即ち、第2nウェルNW2と分離用nウェルdnwとは、素子用pウェルhpwによって電気的に分離されていることになる。これにより、個別の不揮発性メモリセルNVM1毎に、消去動作を施すことができる。特に図21には、分離用nウェルdnwと第2nウェルNW2とは接触しておらず、かつ、隣り合う不揮発性メモリNVM1と第2nウェルNW2を共有していない構造を示している。このような構造とすることで、第2nウェルNW2への給電は単一の不揮発性メモリNVM1毎に可能となり、即ち、1ビット毎の消去が可能となる。これにより、より複雑な消去動作を施すことができるような、メモリ回路を構成できる。
以上のように、本実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、第2nウェルNW2を設けることで、単一ゲート層型の不揮発性メモリセルにおいて、消去動作を施すことができるようになった。これにより、不揮発性メモリセルを有する半導体装置を更に高性能化することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1の不揮発性メモリセルNVM1では、第2nウェルNW2を設けることで、単一ゲート層型の不揮発性メモリセルの消去動作が可能となることを説明した。本実施の形態2では、このような不揮発性メモリセルNVM1と同様の構造で、更に、書き込み動作の高効率化を実現し得る技術を説明する。不揮発性メモリセルの構造自体は、上記実施の形態1と同様であるから、ここでの重複した説明は省略する。
本実施の形態2の不揮発性メモリセルでは、書き込み動作時の電圧条件が、以下で図22および図23を用いて説明するように、上記実施の形態1と異なる。図22には、アレイ配列した複数の不揮発性メモリセルNVM1の等価回路図を示した。図23には、本実施の形態2の書き込み動作時の各電圧Vcg〜Vagのタイミングチャートを示した。
上記実施の形態1において、不揮発性メモリセルの書き込み動作に関しては、上記図5〜上記図8を用いて説明した。ここでは、補助ゲート電圧Vagとしては0Vを印加していた。一方、本実施の形態2の不揮発性メモリセルの書き込み動作では、上記実施の形態1の不揮発性メモリの書き込み動作において、補助ゲート電圧Vagにも最大5V程度の電圧を印加する。ただし、そのタイミングが以下のように異なる。即ち、本実施の形態1では、第1時刻(第1段階)t1にドレイン電圧Vdとして−7Vを印加し、その後、第2時刻(第2段階)t2に補助ゲート電圧Vagとして+5Vを印加する。即ち、第1段階では蓄積部pウェルPWに負電圧を印加し、その後、第2段階で第2nウェルNW2に正電圧を印加する。このように2段階に分け、かつ、第2nウェルNW2に正電圧を印加する効果に関して、以下で詳しく説明する。
上記図8を用いて説明したように、DAHE注入による浮遊ゲート電極FGへの電子の注入を利用した書き込み動作では、浮遊ゲート電極FGが−1V程度の時に、最も効率良く電子の注入が起こる。そして、容量結合を利用によってこのような電圧条件となるように、蓄積部pウェルPWに−7Vを印加した。しかしながら、書き込み動作中、浮遊ゲート電極FGに電子が蓄積されていくと、次第に、自電界によって、浮遊ゲート電極FGは更に負に帯電してくる。これは、上記図8の特性曲線において、負の高圧側にシフトすることを意味する。即ち、浮遊ゲート電極FGへの電子の注入効率が、次第に低下していくことになる。
これに対し、本実施の形態2の不揮発性メモリセルの書き込み動作では、第2nウェルNW2に正電圧を印加することで、第2nウェルNW2と浮遊ゲート電極FGとの容量結合により、浮遊ゲート電極FGを正に帯電させることができる。更に、このような第2nウェルNW2への正電圧の印加は、書き込み動作を始めてから所望の時刻が経過した後に施す。従って、書き込み動作中に負に帯電してしまう浮遊ゲート電極FGを元に戻し、電子の注入効率の良い電圧帯に設定することができる。これにより、十分な書き込みを、より短時間で実現することができる。結果として、不揮発性メモリセルを有する半導体装置を更に高性能化することができる。
上述のような効果は、本願の不揮発性メモリセルNVM1において、浮遊ゲート電極FGに対し、蓄積部pウェルPWとは別の独立した容量結合を構成し得る、第2nウェルNW2を設けることで得られるものである。
また、補助ゲート電圧Vagへの正電圧の印加方法は、上記の態様に限られるものではない。例えば、図24に示すようにステップ状に徐々に印加しても良く、また、図25に示すように連続的に徐々に印加しても良い。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、不揮発性メモリセルを備えた半導体装置に適用することができる。
1 シリコン基板(半導体基板)
2 分離部
3 活性領域
4 浮遊ゲート絶縁膜
5 n型高濃度層
C1 第1容量
C2 第2容量
CA 電荷蓄積部
Cn 容量結合
cp コンタクトプラグ
Ct 合計容量
dnw 分離用nウェル(分離用ウェル)
e 電子
EG ゲート電極
FG 浮遊ゲート電極
hpw 素子用pウェル(素子用ウェル)
IG ゲート絶縁膜
IL1,IL2 層間絶縁膜
mw 配線
n1 n型エクステンション領域
NVM1 不揮発性メモリセル
NW1 第1nウェル(第1半導体領域)
NW2 第2nウェル(第2半導体領域)
p1 p型エクステンション領域
p2 p型ソースドレイン領域
PW 蓄積部pウェル(第3半導体領域)
Q 蓄積電荷量
Qs 選択トランジスタ
S1 第1面積
S2 第2面積
sw サイドウォールスペーサ
t1 第1時刻(第1段階)
t2 第2時刻(第2段階)
V1 第1電圧
V2 第2電圧
Vag 補助ゲート電圧
Vcg 制御ゲート電圧
Vd ドレイン電圧
Vs ソース電圧
Vw ウェル電圧

Claims (11)

  1. 半導体基板上に配列された不揮発性メモリセルを有する半導体装置であって、
    前記不揮発性メモリセルは、
    前記半導体基板の主面に形成されたn型の第1半導体領域と、
    前記半導体基板の主面において、前記第1半導体領域とは異なる箇所に形成されたn型の第2半導体領域と、
    前記第1半導体領域内に形成された選択トランジスタと、
    浮遊ゲート電極およびp型の第3半導体領域を有する電荷蓄積部とを有し、
    前記浮遊ゲート電極は、前記半導体基板の主面を平面的に見て、前記第1半導体領域の一部と前記第2半導体領域とに重なるようにして前記半導体基板上に配置され、
    前記第3半導体領域は、前記第1半導体領域内において前記浮遊ゲート電極の側方下部に形成され、かつ、前記半導体基板の主面を平面的に見て、前記浮遊ゲート電極の端部に一部重なるようにして配置され、
    前記不揮発性メモリセルは、前記浮遊ゲート電極に電荷を蓄積することで情報を記憶する素子であり、
    前記第2半導体領域に正電圧を印加して、前記浮遊ゲート電極に蓄積された電子を前記第2半導体領域に放出することで、記憶情報を消去することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記不揮発性メモリセルは、更に、
    前記半導体基板の主面に形成されたn型の分離用ウェルと、
    前記分離用ウェル内に形成されたp型の素子用ウェルとを有し、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体領域は、前記素子用ウェル内に形成され、
    前記第1半導体領域と前記分離用ウェルとは、前記素子用ウェルによって電気的に分離されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とは、前記半導体基板の主面に形成された分離部および前記素子用ウェルによって電気的に分離されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置において、
    前記浮遊ゲート電極と平面的に重なる部分の前記第1半導体領域の面積よりも、前記浮遊ゲート電極と平面的に重なる部分の前記第2半導体領域の面積の方が小さいことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記不揮発性メモリセルでは、第1段階として前記第3半導体領域に負電圧を印加し、その後、第2段階として前記第2半導体領域に正の電圧を印加して、前記浮遊ゲート電極に電子を蓄積することで、記憶情報を書き込むことを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項5記載の半導体装置において、
    前記不揮発性メモリセルは、更に、
    前記半導体基板の主面に形成されたn型の分離用ウェルと、
    前記分離用ウェル内に形成されたp型の素子用ウェルとを有し、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体領域は、前記素子用ウェル内に形成され、
    前記第1半導体領域と前記分離用ウェルとは、前記素子用ウェルによって電気的に分離され、
    前記第2半導体領域と前記分離用ウェルとは、前記素子用ウェルによって電気的に分離されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6記載の半導体装置において、
    前記第1半導体領域と前記第2半導体領域とは、前記半導体基板から底部までの深さおよびn型不純物濃度が同じであることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項6記載の半導体装置において、
    前記第2半導体領域のn型不純物濃度は、前記第1半導体領域のn型不純物濃度よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記不揮発性メモリセルは、更に、
    前記半導体基板の主面に形成されたn型の分離用ウェルと、
    前記分離用ウェル内に形成されたp型の素子用ウェルとを有し、
    前記第1半導体領域および前記第2半導体領域は、前記素子用ウェル内に形成され、
    前記第1半導体領域と前記分離用ウェルとは、前記素子用ウェルによって電気的に分離され、
    前記第2半導体領域と前記分離用ウェルとは、互いに電気的に接続していることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第2半導体領域のn型不純物濃度は、前記第1半導体領域のn型不純物濃度よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第3半導体領域は、前記不揮発性メモリセルのコントロールゲート電極として機能していることを特徴とする半導体装置。
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