JP2013153049A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】書き込み特性が向上されたPチャネル型不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】Pチャネル型不揮発性半導体記憶装置において、コントロールゲート9に抵抗素子19を接続して形成する。コントロールゲート9に接続された抵抗素子19の遅延効果を利用して、書き込みによって注入されたホットエレクトロンによるフローティングゲート7の低下を打ち消すように、コントロールゲート9の電位を、上昇させた。これにより、書き込み時にDAHEの発生量の低下に繋がる、ピンチオフ点−ドレイン間の電界が弱まることを防ぐことができ、書き込み特性を向上することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気的書き込みと読み出し可能なPチャネル型不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年メモリによってトリミングが可能なブリーダー抵抗回路を備えた半導体集積回路が知られている。従来、ブリーダー抵抗の調整は、ブリーダー抵抗に並列して形成されたヒューズを、レーザー光等で機械的に切断する手法が用いられていた。
そのため、ブリーダー抵抗のトリミングは、PKGに組み立てる前にしか行うことができなかった。一方、ブリーダー抵抗のトリミングにメモリを用いると、組み立て後にも電気的にトリミングが可能となり、代表的な効果として下記2点が挙げられる。
・PKGの状態でトリミングを行い出荷可能なので、短納期対応が可能である。
・PKG組み立て時に生じる、PKGシフトも含めたトリミングができるので、高精度化が可能である。
通常、ブリーダー抵抗のトリミングは一度トリミングすれば、情報を書き換える必要がないので、トリミング用のメモリとして、紫外線消去型不揮発性EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)がOTP(One Time Programmable)メモリとして使用される。また、ブリーダー抵抗のトリミング用のメモリは、メモリICとは異なり、メモリ容量が少量で済むため、メモリICと比較すると、メモリセルの高集積化や、高速動作は要求されない。その為、トリミング用のメモリに要求される代表的な課題としては、メモリを制御する為の周辺回路の縮小化、低電圧動作化、既存の製造工程の活用などがある。
従来の、紫外線消去型不揮発性EPROMとして、ホットキャリアを用いて情報の書き込みを行う不揮発性EPROMが知られている。
現在、ホットキャリアを用いて情報の書き込みを行う不揮発性メモリは、Nチャネル型不揮発性EPROMが主流となっている。これは、Nチャネル型不揮発性EPROMの方が、Pチャネル型EPROMよりも、動作速度が速いことが理由の一つとして挙げられる。
しかし、ブリーダー抵抗のトリミング用のメモリは、上記に示したように、容量が少なく、かつ、トリミング時に一度書き込んだら、情報を書き換える必要がない為、メモリICと比較して動作速度が遅くても問題にならない。また、Pチャネル型EPROMは、基板−ドレイン間でアバランシェ降伏を発生させるような高電位をかけずに、比較的低電圧でDAHE(Drain Avalanche Hot Electron)を発生させ、フローティングゲートに注入することで、閾値電圧を変化させ書き込みを行うことができるので、ブリーダー抵抗のトリミング用のメモリには、Pチャネル型不揮発性EPROMの方が適しているとも考えられる。
従来のホットキャリアを用いて情報の書き込みを行うPチャネル型不揮発性EPROMの構造を、図3に示した断面図を用いて説明する。
図3において、素子分離領域12が選択的に形成されたP型半導体基板10の一主面に沿って、N型ウェル11が形成されている。上記N型ウェル11内に、高濃度のP型導電体不純物を拡散させることによって、ソース領域13、及び、ドレイン領域14が形成されている。上記ソース領域13、及び、上記ドレイン領域14が形成された、基板上にゲート酸化膜15を介して、フローティングゲート16が形成されている。
上記フローティングゲート16上に、第二の絶縁膜17を介してコントロールゲート18が形成され、従来の不揮発性EPROMは構成されている。
ここで、電極配線以降(金属配線や保護膜)の構造は、一般的な半導体装置と同様であるので、詳細な説明は割愛する。
次に、従来のPチャネル型不揮発性EPROMの動作方法について、説明する。
データを書きこむ場合は、ソース−ドレイン間と、コントロールゲートに電圧を印加することで、ホットキャリアを発生させ、ホットエレクトロンがフローティングゲートに注入されることによって、閾値電圧を変動させる。この閾値電圧の変動前後のデータを“0”、または、“1”に対応させる。
データを読み出す場合は、ソース−ドレイン間に電位をかけ、書き込みの有無によって異なる閾値に対応した電流をモニターすることで、“0”、“1”判定を行う。
従来のPチャネル型EPROMの、データを書き込む時の、ソース電位Vs、ドレイン電位Vd、コントロールゲート電位Vcg、フローティングゲート電位Vfg、閾値電圧の変化量ΔVth、フローティングゲート電位Vfgと初期の閾値電圧Vth(0)の差Vfg−Vth(0)、各電位の様子を、模式的に図4に示す。
図4に示すように、書き込みによる閾値電圧の変化量ΔVthは、時間とともに、書き込まれにくくなり、飽和する傾向が見られる。
以下に、その理由を説明する。Pチャネル型不揮発性EPROMの場合、フローティングゲートの電位Vfgが、書き込み時にフローティングゲートにホットエレクトロンが注入されることによって低下し、それによって、モニターする閾値が変動する。前記ゲート酸化膜15が形成するキャパシタの容量をC1、前記第二の絶縁膜17が形成するキャパシタの容量をC2、また、注入されたホットエレクトロンの電荷量をQとした場合、フローティングゲートの電位は次式(式1)で表される。
Figure 2013153049
上記の(式1)において、書き込み時にフローティングゲートにはホットエレクトロンが注入されるので、Q<0となり、書き込み時にフローティングゲートの電位は下降することが分かる。次に、図5に、DAHEのフローティングゲートの電位Vfg依存性を模式的に示した図を示す。Pチャネル型EPROMの書き込みに使われる、DAHEは、飽和動作時のピンチオフ点−ドレイン間の電界による、アバランシェ降伏によって発生する。従って、DAHEの発生量は、ピンチオフ点−ドレイン間の電界に依存する。初期の閾値電圧Vth(0)、及び、コントロールゲートの電位Vcg、及び、ドレイン電圧Vd一定の場合、DAHEの発生量は、図5に示すように、Vfgが初期の閾値電圧Vth(0)に近いほど、ピンチオフ点−ドレイン間の電界が大きくなるので、大きくなる。しかし、図4に示すように、フローティングゲートの電位Vfgは時間とともに、低下し、フローティングゲート電位Vfgと初期の閾値電圧Vth(0)の差Vfg−Vth(0)は大きくなる。Vfg−Vth(0)が大きくなると、図5に示すように、ピンチオフ点−ドレイン間の電界が弱められる方向にピンチオフ点が移動するため、DAHEの発生量が少なくなり、書き込み特性が低下する。
上記理由から、時間とともに、DAHEの発生量が小さくなり、書き込み量が飽和していく。
現在、従来の不揮発性EPROMの抱えている問題の一つに、繰り返し読み出しを行うことで閾値が変動してしまいデータが書き換わってしまう誤書き込みがある。
この誤書き込みによる、データの書き換わりを防ぐ手法の一つとして、書き込み前の閾値を深くして、メモリウィンドウを大きくすることで、データの書き換わりを防ぐ手法がある。上記手法でデータの書き換わりを防ぐ場合、メモリウィンドウを広げる為に、書き込み量を大きくする必要がある。しかし、従来の不揮発性EPROMでは、上記理由により、時間とともに、書き込み量が低下する為、書き込み量を大きくすることが望まれていた。
また、書き込み量を大きくせずに、誤書き込みによる、データの書き換わりを防ぐ手法が特許文献1で提案されている。図6は、特許文献1記載の発明の概略を示す概略図である。特許文献1では、異なる閾値電圧を持つ不揮発性メモリ(図6のPM1、及び、PM2)と、上記二つの不揮発性メモリの各フローティングゲートをゲート電圧として持ち、不揮発性メモリの電荷の状態によってスイッチ状態を採れる読み出し用の二つのトランジスタ(図6のDM1、及び、DM2)を有している。上記二つの読み出し用トランジスタによって、読み出し時には、不揮発性メモリに、電流を流さないようにすることができ、誤書き込みによるデータの書き換わりを防いでいる。
特開2001−257324号公報
しかし、特許文献1記載の手法では、誤書き込みによる閾値変動を防ぐことはできるが、一つメモリセルが、閾値の異なる二つの不揮発性半導体メモリに加え、二つの読み出し用トランジスタも必要となる為、メモリセルの面積が大きくなってしまい、コスト面で不利となる。そのため、複雑なメモリセルを必要とせずに、誤書き込みによるデータの書き換わりを防ぐ方法として、書き込み量の向上可能な不揮発性半導体記憶装置の提供は有効である。
そこで、本発明は、複雑なメモリセルを必要とせずに、書き込み特性向上可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することを課題とする。
本発明では、上記目的を達成するために、次の手段を用いた。
Pチャネル型不揮発性半導体記憶装置において、コントロールゲートに抵抗素子を接続して形成する。コントロールゲートに接続された抵抗素子の遅延効果を利用して、書き込みによって注入されたホットエレクトロンによるフローティングゲートの低下を打ち消すように、コントロールゲートの電位を、上昇させた。これにより、書き込み時にDAHEの発生量の低下に繋がる、ピンチオフ点−ドレイン間の電界が弱まることを防ぐことができ、書き込み特性を向上することが可能となる。
本発明によれば、Pチャネル型不揮発性半導体記憶装置において、コントロールゲートに抵抗素子を接続することで、書き込み時のホットキャリアの発生量の低下を防ぐことができ、書き込み特性の向上可能なPチャネル型半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の実施形態である不揮発性半導体記憶装置の概略構造を示す断面図 本発明の実施形態である不揮発性半導体記憶装置の各電位を模式的に示す図 従来の不揮発性EPROMの概略構造を示す断面図 従来の不揮発性EPROMの各電位を模式的に示す図 DAHEのフローティングゲート依存性を模式的に示す図 特許文献1記載の発明の概要を示す概略図
以下、本発明の実施の形態を実施例により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の実施例である不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。
図1に示すように、素子分離領域3が選択的に形成された第一導電型基板1の一主面に沿って第二導電型のウェル2が形成されている。上記ウェル2内に、高濃度の第一導電型不純物を拡散させることによって、ソース領域4、及び、ドレイン領域5が形成されている。上記ソース領域4、及び、上記ドレイン領域5が形成された、基板上にゲート酸化膜6を介して、フローティングゲート7が形成されている。
上記フローティングゲート7上に形成された、第二の絶縁膜8を介して、コントロールゲート9が形成されている。上記コントロールゲート9には抵抗素子19が接続されて、本発明の実施形態による不揮発性半導体記憶装置が構成される。抵抗素子は通常の半導体装置で使用されるものであり、拡散抵抗あるいは多結晶シリコンの抵抗などが一般に使用される。
本実施例では、スタック型のフローティングゲートと、コントロールゲートを有する、Pチャネル型不揮発性半導体記憶装置を例に説明を行っているが、容量的に結合したコントロールゲートとフローティングゲートとを有し、コントロールゲートが容量を介してフローティングゲートの電位を制御することのできる不揮発性半導体装置であれば、同様の効果が得られる。
本実施例においては、上記抵抗素子19が、上記コントロールゲート9に接続されている。本実施例では、上記コントロールゲート9に接続された、抵抗素子の遅延効果を利用して、書き込み特性の向上を可能としている。
以下、その理由を説明する。
図5に、DAHEのフローティングゲートの電位Vfg依存性を模式的に示した図を示す。Pチャネル型不揮発性半導体記憶装置の書き込みに使われる、DAHEは、飽和動作時のピンチオフ点−ドレイン間の電界による、アバランシェ降伏によって発生する。DAHEの発生量は、初期の閾値電圧Vth(0)、及び、コントロールゲートの電位Vcg、及び、ドレイン電圧Vd一定の場合、図5に示すように、Vfgが初期の閾値電圧Vth(0)に近いほど、ピンチオフ点−ドレイン間の電界が大きくなるので、大きくなる。
しかし、フローティングゲートの電位を表す次式(式1と同じ式を式2として再掲)、
Figure 2013153049
より、書き込み時にフローティングゲートにはホットエレクトロンが注入されるので、Q<0となり、書き込み時にフローティングゲートの電位は低下する。ここで、ゲート酸化膜6が形成するキャパシタの容量をC1、第二の絶縁膜8が形成するキャパシタの容量をC2、また、注入されたホットエレクトロンの電荷量をQとしている。
従来のPチャネル型不揮発性半導体記憶装置では、このフローティングゲートの電位Vfgの低下により、Vfg−Vth(0)が大きくなり、DAHEの発生量が低下してしまっていた。
そこで、本実施例では、上記コントロールゲートの電位を、上記コントロールゲートに接続した抵抗素子の遅延効果を利用して、上記式2で表される書き込みによって注入されたホットエレクトロンによるフローティングゲートの低下を打ち消すように、コントロールゲートの電位を上昇させる。
本実施例のPチャネル型不揮発性半導体記憶装置の、データを書き込む時の、ソース電位Vs、ドレイン電位Vd、コントロールゲート電位Vcg、フローティングゲート電位Vfg、閾値電圧の変化量ΔVth、フローティングゲート電位Vfgと初期の閾値電圧Vth(0)の差Vfg−Vth(0)、各電位の様子を、模式的に図2に示す。
抵抗素子の接続により、図2に示すように、コントロールゲートの電位を上昇させることで、書き込み時のVfg−Vth(0)を一定にすることができるので、DAHEの発生量低下の原因となる、ピンチオフ点−ドレイン間の電界の低下を防ぐことができ、書き込み特性を向上することが可能となる。
以上に説明した、本実施の形態により次のような効果を得ることができる。
本発明によれば、Pチャネル型不揮発性半導体記憶装置において、コントロールゲートに接続された抵抗素子の遅延効果を利用して、書き込みによって注入されたホットエレクトロンによるフローティングゲートの低下を打ち消すように、コントロールゲートの電位を、上昇させる。これにより、書き込み時にDAHEの発生量の低下に繋がる、ピンチオフ点−ドレイン間の電界が弱まることを防ぐことができ、書き込み特性を向上することが可能となる。こうした手段により、複雑なメモリセルを必要とせずに、書き込み特性の向上可能なPチャネル型半導体記憶装置を提供することができる。
1 P型半導体基板
2 N型ウェル
3 素子分離領域
4 ソース領域
5 ドレイン領域
6 ゲート酸化膜
7 フローティングゲート
8 第二の絶縁膜
9 コントロールゲート
10 P型半導体基板
11 N型ウェル
12 素子分離領域
13 ソース領域
14 ドレイン領域
15 ゲート酸化膜
16 フローティングゲート
17 第二の絶縁膜
18 コントロールゲート
19 抵抗素子

Claims (2)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板表面に形成された素子分離領域と、
    前記半導体基板の一主面に沿って形成されたN型のウェル領域と、
    前記ウェル領域内に形成されたP型のソース領域及びドレイン領域と、
    前記P型のソース領域及びドレイン領域の間の前記半導体基板の表面に形成されたゲート酸化膜と、
    前記ゲート酸化膜上にフローティングゲートと、
    前記フローティングゲートの表面に形成された第二の絶縁膜と、
    前記フローティングゲートと前記第二絶縁膜を介して容量的に結合しているコントロールゲートと、
    前記コントロールゲートに接続された抵抗素子と、
    を有する不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記コントロールゲートに接続された前記抵抗素子によって、
    書き込み時に、前記フローティングゲートの電位と、前記不揮発性半導体記憶装置の閾値電位との間に一定の電位差が生じるようにした請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
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