JP2011008073A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】両面印刷動作中に用紙が無くなったときの動作態様の改善が図られた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】プリンタは,カラーモードとモノクロモードとの切り換えが可能であり,カラーモードかモノクロモードかの印刷モードを変更する際に準備動作を行う。また,プリンタは,N枚の用紙の片面を印刷した後に,他面をM(M≦N)枚印刷する工程を含む両面印刷を行うことが可能である。プリンタでは,高速両面印刷動作中に用紙無しを検出した際,最後に印刷したときの印刷モードと,滞留用紙の他面の印刷モードとを照合する(S103)。そして,両者の印刷モードが同じ場合には(S103:YES),他面の印刷を行う(S121)。一方,異なる場合には(S103:NO),滞留用紙の他面には印刷せず,当該滞留用紙を装置内で待機させて給紙を待つ。
【選択図】図4

Description

本発明は,両面印刷を行うことが可能な画像形成装置に関する。さらに詳細には,両面印刷を行う際に,片面を複数枚印刷した後に他面を印刷することが可能な画像形成装置に関するものである。
従来から,両面印刷機能を有する画像形成装置では,片面をN(Nは自然数)枚印刷した後に他面をM(MはN以下の自然数)枚印刷することで両面の印刷処理を高速化する技術(適宜,高速両面印刷ともいう)が提案されている。例えば,特許文献1には,10ページ(用紙5枚)の両面印刷を行う際に,2(偶数面),4(偶数面),1(奇数面),6(偶数面),3(奇数面),8(偶数面),5(奇数面),10(偶数面),7(奇数面)のページ順で印刷を行う画像形成装置が開示されている。また,特許文献2には,1,3,5,2,7,4,9,6,8,10のページ順で印刷を行う画像処理装置が開示されている。
特開平11−160919号公報 特開平11−284818号公報
しかしながら,前記した従来の両面印刷技術には,次のような問題があった。すなわち,複数の用紙の片面に連続印刷した後に他面の印刷を行う高速両面印刷では,両面印刷動作中に用紙が無くなったときの動作態様に,改善の余地がある。
用紙が無くなったときの動作態様としては,例えば,片面が印刷済みで装置内に滞留する用紙(以下,「滞留用紙」とする)の他面に印刷を行って排紙した後に,用紙の補給を待つ態様がある。この動作態様は,滞留用紙を装置内に待機させたまま用紙の補給を待つ態様と比較して,印刷物を早期に得られる利点がある。一方,カラー印刷とモノクロ印刷との切り換えが可能な画像形成装置では,例えば,その印刷形式の切り換えにプロセス部の圧接離間等の準備動作を伴うものがあり,印刷形式の頻繁な切り換えは処理が煩雑になる。そのため,印刷形式の切り換えが数多く生じてしまうケースにあっては,滞留用紙を排紙する動作態様を一貫することが好適とはいえないこともある。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,両面印刷動作中に用紙が無くなったときの動作態様の改善が図られた画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,カラー印刷とモノクロ印刷とが可能であり,カラー印刷かモノクロ印刷かの印刷形式を変更する際に準備動作を行い,N枚の用紙の片面を印刷した後に,他面をM(M≦N)枚印刷する工程を含む両面印刷を行う印刷手段と,用紙無しを検出する検出手段と,検出手段が用紙無しを検出した際に,最後に印刷したときの印刷形式と,片面印刷済みで装置内に滞留する用紙である滞留用紙の,他面に印刷するときの印刷形式とを照合し,両者の印刷形式が同じときは,滞留用紙の他面に印刷を行った後に用紙の補給待ちを行う第1動作態様となり,両者の印刷形式が異なるときは,滞留用紙を装置内に維持した状態で用紙の補給待ちを行う第2動作態様となるように,動作態様を切り換える切換手段とを備えることを特徴としている。
本発明の画像形成装置は,カラー印刷とモノクロ印刷とが可能であり,カラー印刷かモノクロ印刷かの印刷形式を変更する際に準備動作を行う。ここでいう準備動作には,例えば,モノクロ印刷時に画像形成に関与しない色のプロセス部を用紙搬送路から離間させる動作が該当する。この他,像担持体のクリーニング動作等が該当する。また,本形態の画像形成装置は,N枚の用紙の片面を印刷した後に,他面をM(M≦N)枚印刷する工程を含む両面印刷を行うことが可能である。「N」,「M」は自然数であり,両面印刷動作中に少なくとも1回は,Nの値として2以上の値が選択される。
そして,本発明の画像形成装置は,高速両面印刷動作中に用紙無しを検出した際に,印刷形式の状態を条件として滞留用紙を排紙するか否かの動作態様を選択する。すなわち,最後に印刷したときの印刷形式(つまり,現在の印刷形式)と,滞留用紙の他面の印刷形式とが同じ場合には,印刷形式の変更に伴う準備動作が不要であるため,他面の印刷を行っても特別な処理は追加されない。そこで,他面の印刷を行う(第1動作態様)。一方,異なる場合には,印刷形式の変更に伴う準備動作が必要となるため,処理が煩雑になる。そこで,滞留用紙の他面には印刷せず,当該滞留用紙を装置内で待機させる(第2動作態様)。このように印刷形式の状態に応じて動作態様を切り換えることで,処理が簡素化されることが期待できる。
また,本発明の画像形成装置の切換手段は,最後に印刷したときの印刷形式と,滞留用紙の他面に印刷するときの印刷形式とが異なる場合であっても,用紙の補給後に最初に印刷するときの印刷形式が最後に印刷したときの印刷形式と異なる場合には,第1動作態様となるとよい。本発明の画像形成装置では,準備動作の回数を減らすことを見込んで第2動作態様とするが,後続の用紙に印刷するときの印刷形式についても最後に印刷したときの印刷形式と異なれば,準備動作の回数の低減が期待できない。そのため,第1動作態様として早期に印刷物を得られるようにした方が好ましい。
また,本発明の画像形成装置の切換手段は,滞留用紙が複数有る場合に,用紙の搬送方向の先頭にある滞留用紙を照合対象とするとよい。滞留用紙が複数有る場合,先頭の滞留用紙と照合することで,適切な印刷形式の切り換えを行うことができる。また,第1動作態様では,先頭の滞留用紙の他面が印刷されて排紙されると,次の滞留用紙が搬送されて先頭の滞留用紙となる。そして,その滞留用紙を基に,再度,印刷形式の切り換え判断を行うようにする。これを繰り返すことにより,印刷形式が異なった段階で用紙の補給待ち状態になる。つまり,印刷形式が異なる滞留用紙まで印刷を続行でき,より多くの印刷物が早期に得られる。
また,本発明の画像形成装置の切換手段は,第2動作態様による補給待ち時間が閾値以上となれば,補給待ち状態を解除して滞留用紙の他面に印刷を行うとよい。すなわち,印刷可能な用紙を長期間滞留し続けることは,ユーザにとって不利益となることが考えられる。そのため,一定期間経過後は印刷を再開し,印刷物を得られるようにした方が好ましい。
また,本発明の画像形成装置の切換手段は,メモリの空き容量が基準値以下であれば,第1動作態様とするとよい。メモリの空き容量が少ない場合,滞留用紙分の印刷データをメモリに確保し続けると他の処理に負荷がかかる。そこで,第1動作態様で動作することで早期にメモリを解放し,他の処理への負担を軽減する方が好ましい。
本発明によれば,両面印刷動作中に用紙が無くなったときの動作態様の改善が図られた画像形成装置が実現される。
実施の形態にかかるプリンタの概略構成を示す斜視図である。 図1に示したプリンタの,画像形成部の内部構成を示す概念図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 高速両面印刷処理の手順を示すフローチャート(その1)である。 高速両面印刷処理の手順を示すフローチャート(その2)である。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,両面印刷を行う際に,片面を複数枚連続して印刷した後に他面を印刷することが可能な電子写真方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。
[プリンタの全体構成]
実施の形態のプリンタ100は,図1に示すように,用紙に画像を形成する画像形成部10(印刷手段の一例)と,原稿の画像を読み取る画像読取部20とを備えている。また,画像読取部20の前面側には,液晶ディスプレイからなる表示部41と,スタートキー,ストップキー,テンキー等から構成されるボタン群42とを備えた操作パネル40が設けられ,この操作パネル40により動作状況の表示やユーザによる入力操作が可能になっている。
[プリンタの画像形成部の構成]
画像形成部10は,図2に示すように,トナー像を形成し,そのトナー像を用紙に転写するプロセス部50と,用紙上の未定着のトナーを定着させる定着装置8と,画像形成前の用紙を載置する給紙カセット91と,画像形成後の用紙を載置する排紙トレイ92とを備えている。また,画像形成部10内には,底部に位置する給紙カセット91に収容された用紙が,給紙ローラ71,プロセス部50,定着装置8を通り,排紙ローラ76を介して上部の排紙トレイ92への導かれるように,略S字形状の搬送路11(図2中の一点鎖線)が設けられている。
プロセス部50は,カラー画像の形成が可能であり,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色に対応するプロセス部を並列に配置している。具体的には,Y色の画像を形成するプロセス部50Yと,M色の画像を形成するプロセス部50Mと,C色の画像を形成するプロセス部50Cと,K色の画像を形成するプロセス部50Kとを備えている。さらに,プロセス部50は,各プロセス部50Y,50M,50C,50Kに光を照射する露光装置53と,ローラ73,74によって張架され,用紙を各プロセス部50Y,50M,50C,50Kの転写位置に搬送する搬送ベルト7とを備えている。各プロセス部50K,50Y,50M,50Cは,周知の電子写真方式によってトナー像を形成するものである。
画像形成部10は,給紙カセット91に載置されている用紙を1枚ずつ取り出し,その用紙をプロセス部50に搬送し,プロセス部50にて形成されたトナー像をその用紙に転写する。さらに,トナー像が転写された用紙を定着装置8に搬送し,トナー像をその用紙に熱定着させる。そして,定着後の用紙を排紙トレイ92に排出する。
また,画像形成部10は,印刷モードとして,カラー画像の形成を行うカラーモードと,モノクロ画像の形成を行うモノクロモードとを有しており,印刷モードの切り換えが可能である。カラーモードでは,プロセス部50Y,50M,50C,50Kのすべてで画像を形成し,各色の画像を重ねあわせることでカラー画像を形成する。一方,モノクロモードでは,プロセス部50Y,50M,50C,50Kのうちの1つで画像を形成する。画像を形成するプロセス部は,あらかじめ決められていてもよいし,ユーザによって設定可能であってもよい。
画像形成部10における印刷モードの切り換えには,準備動作が必要となる。すなわち,カラーモードからモノクロモードに移行する場合では,例えば,画像が形成されないプロセス部について,搬送ベルト7からプロセス部を離間したり,感光体から現像装置を離間したりすることで,プロセス部の少なくとも一部の動作を停止させるという準備動作が必要となる。この他,準備動作としては上述の例に限らず,例えば,搬送ベルト7や感光体のクリーニング動作であってもよい。
また,画像形成部10内には,用紙の両面に印刷を行うための両面印刷機構が設けられている。図2中の搬送路12(図2中の二点鎖線)は,一方の面(片面)に印刷が行われた用紙の,その裏面(他面)にも印刷が行われるように,用紙を反転してプロセス部50に再搬送するための搬送経路である。搬送路12は,定着装置8よりも用紙の搬送方向の下流側の位置で,搬送路11から分岐している。また,搬送路12は,用紙の搬送方向を反転させるために用紙を一時的に待機させる搬送路121(以下,「一旦停止路121」とする)と,反転した用紙を搬送路11に戻す搬送路122(以下,「復帰路122」とする)とで構成される。
具体的に,画像形成部10による両面印刷では,次のような手順で用紙を反転させる。まず,搬送路11(以下,「正送路11」とする)を経由して片面に画像が形成された用紙を,定着装置8での熱定着後に搬送路12(以下,「反転送路12」とする)に搬入する。そして,その用紙を,一旦停止路121内に搬入し,搬送を一旦停止する。その後,転向ローラ75の回転方向の切り換えることで用紙の搬送方向を反転させ,その用紙を復帰路122に搬入する。そして,その用紙を,その用紙を,正送路11のプロセス部50よりも上流側で,正送路11に戻す。これにより,用紙の表裏が反転され,他面に画像形成されることになる。
また,画像形成部10は,両面印刷を実施するに際し,片面をN(Nは自然数)枚連続して印刷した後に他面をM(MはN以下の自然数)枚印刷する機能を有している。例えば,連続印刷枚数Nを3とし,N=Mとなる搬送を両面印刷動作の開始時から繰り返す場合には,次のような手順で用紙が搬送される。まず,1枚目の用紙S1を正送路11に搬入し,片面の印刷を行う。次に,用紙S1を一旦停止路121に搬入するとともに,2枚目の用紙S2を正送路11に搬入し,片面の印刷を行う。次に,用紙S1を復帰路122内に搬送し,用紙S2を一旦停止路121に搬入し,3枚目の用紙S3を正送路11に搬入する。そして,用紙S3について片面の印刷を行う。この段階では,1枚目の用紙S1を反転送路12内に滞留した状態(反転送路12内で搬送中の状態)とし,正送路11には戻さない。つまり,反転送路12内に,2枚の用紙が滞留した状態になる。その後,用紙S1,S2,S3の順に,正送路11に戻し,他面の印刷を行う。すなわち,片面(1枚目),片面(2枚目),片面(3枚目),他面(1枚目),他面(2枚目),他面(3枚目)の順に印刷を行う。この搬送手順は,1枚ずつ片面,他面の順に印刷を行う場合と比較して,プロセス部50の待機時間が短いことから,印刷効率が良い。
なお,連続印刷枚数Nの最大値は,反転送路12に滞留可能な用紙の枚数によって異なる。反転送路12に滞留可能な用紙の枚数は,反転送路12の長さと用紙の搬送方向の長さ等によって決まる。つまり,連続印刷枚数Nは,上述した3に限るものではなく,2であってもよく,また4以上であってもよい。
[プリンタの電気的構成]
続いて,プリンタ100の電気的構成について説明する。プリンタ100は,図3に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(不揮発性RAM)34と,ASIC35と,ネットワークインターフェース36とを備えた制御部30を備えている。また,制御部30は,画像形成部10,画像読取部20,操作パネル40,紙無検出センサ60等と電気的に接続されている。
ROM32には,プリンタ100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,プリンタ100の各構成要素(例えば,露光装置53の点灯タイミング,正送路11や反転送路12を構成する各種ローラの駆動モータ(不図示),画像読取部20を構成するイメージセンサユニットの移動用モータ(不図示))を,ASIC35を介して制御する。
ネットワークインターフェース36は,インターネット等のネットワークに接続され,プリンタ100用のプリンタドライバが組み込まれた外部装置200との接続を可能にしている。プリンタ100は,ネットワークインターフェース36を介して印刷ジョブのやりとりを行うことができる。
紙無検出センサ60(検出手段の一例)は,印刷ジョブで指定されている給紙手段の用紙無しを検出するセンサである。紙無検出センサ60は,各給紙手段に配置してもよいし,正送路11上であってプロセス部50よりも用紙搬送方向の上流側に配置してもよい。また,紙無検出センサ60は,用紙有りを検知する機能を兼ねてもよい。
[両面印刷処理]
続いて,プリンタ100の両面印刷処理について説明する。プリンタ100は,高速両面印刷動作中に用紙無しが検出されると,直前の印刷モードと滞留用紙の印刷モードとを比較し,片面印刷済みの用紙の他面に印刷して排紙するか,滞留させるかを決定する。具体的には,両印刷モードが同じであれば,印刷モードの切り換えに伴う準備動作が不要であり,処理が煩雑とならないと判断して他面の印刷を行う。一方,異なれば準備動作が必要となることから,処理が煩雑になると判断して用紙の搬送を停止する。
例えば,N=M=3の高速両面印刷で,6ページ(3枚)の印刷を実行するケースの場合,用紙が2枚しかセットされていないと,2枚目の片面の印刷後に用紙無しが検出され,1枚目および2枚目の用紙がプリンタ100内に残されて滞留用紙となる。このとき,用紙無しが検出される直前の印刷モード(つまり用紙2枚目の片面の印刷モード)と,先頭の滞留用紙の他面の印刷モード(つまり用紙1枚目の他面の印刷モード)とを比較する。そして,両印刷モードが同じであれば,その滞留用紙の他面の印刷を行って排紙する。一方,異なれば,用紙搬送を停止し,プリンタ100内に用紙を滞留させたままとする。
以下,上述した両面印刷処理(印刷手段,検出手段,切換手段の一例)について,図4および図5のフローチャートを参照しつつ説明する。プリンタ100は,例えば,外部装置200から送られて来た両面印刷の印刷ジョブを受信したことを契機に,あるいは操作部40にて両面印刷が指示されたことを契機に,両面印刷処理を実行する。なお,以下の説明では,高速両面印刷動作中に用紙無しが検出されたときの動作を中心に説明し,用紙無しが検出されていないときの印刷ないし搬送動作については説明を省略する。
まず,図4に示すように,高速両面印刷動作中,印刷ジョブで指定された給紙手段の用紙無しを検出したか否かを判断する(S100)。用紙無しの判断は,用紙無し検出センサ60から出力される信号を基に判断できる。用紙無しを検出していない間は(S100:NO),1ページ分の印刷を行い(S141),全ページの印刷が終了したか否かを判断する(S142)。印刷していないページがある場合には(S142:NO),全ページの印刷が終了するまで高速両面印刷動作を繰り返す。全ページの印刷が終了している場合には(S142:YES),本処理を終了する。
用紙無しを検出した場合には(S100:YES),高速両面印刷動作における用紙搬送を中断する(S101)。その後,片面が印刷済みでプリンタ100内で滞留している用紙(以下,「滞留用紙」とする)が有るか否かを判断する(S102)。滞留用紙がない場合には(S102:NO),図5のS105に移行して用紙のセットを待つ。
滞留用紙が有る場合には(S102:YES),滞留用紙のうち,搬送方向中の最も下流に位置する滞留用紙,すなわち最も先に印刷される滞留用紙(以下,「先頭滞留用紙」とする)の他面を印刷するときの印刷モードと,用紙無しの検出の直前に印刷が行われたページの印刷モードとが同じか否かを判断する(S103)。印刷モードが同じならば(S103:YES),その先頭滞留用紙の他面に印刷を行う(S121)。すなわち,印刷モードの切り換えが必要ない滞留用紙については,準備動作が不要であることから,印刷を継続しても特別な処理は追加されない。そのため,滞留用紙の他面に印刷を行って排紙する。その後,S102に戻り,まだ滞留用紙が残っているならば,次に先頭滞留用紙となった滞留用紙について印刷モードを確認する。この手順を,印刷モードが異なるまで,あるいは滞留用紙がなくなるまで繰り返す。
先頭滞留用紙の印刷モードが同じでなければ(S103:NO),給紙された場合に最初に印刷される用紙(以下,「後続用紙」とする)の印刷モードと,用紙無しの検出の直前に印刷が行われたページの印刷モードとが同じか否かを判断する(S104)。印刷モードが異なるならば(S104:NO),その先頭滞留用紙の他面に印刷を行って排紙する(S121)。すなわち,後続用紙の印刷モードが異なれば,滞留用紙を待機させたとしても後続用紙の印刷のために印刷モードの切り換えが必要となり,処理の簡素化が期待し難い。そのため,印刷物の早期入手を優先して,滞留用紙を待機させずに印刷モードを切り換えて印刷を行う。その後,S102に戻り,まだ滞留用紙が残っているならば,次に先頭滞留用紙となった滞留用紙について印刷モードを確認する。これを,滞留用紙がなくなるまで繰り返す。
後続用紙の印刷モードが同じならば(S104:YES),あるいは滞留用紙がなければ(S102:NO),図5に移行して用紙が検知されたか否かを判断する(S105)。用紙のセットを待つ。用紙有りの判断も,用紙無し検出センサ60から出力される信号を基に判断できる。用紙が検知された場合,すなわち給紙された場合には(S105:YES),高速両面印刷動作における用紙搬送を再開し(S131),図4のS100に戻り,高速両面印刷動作を継続する。
用紙が検知されていない場合には(S105:NO),空メモリ容量が閾値以下か否かを判断する(S106)。用紙を滞留させた場合,その滞留用紙に印刷するための印刷データをプリンタ100のメモリに確保し続けることになる。そのため,メモリの空き容量が少ない場合,他の処理で利用可能なメモリ領域が少なくなり,他の処理に負荷がかかる。そこで,空メモリ容量が閾値以下の場合には(S106:YES),全滞留用紙の印刷を行い(S108),早期にメモリの空きを確保する。これにより,他処理への負担軽減が期待できる。
空メモリ容量が閾値よりも大きい場合には(S106:NO),一定時間が経過したか否かを判断する(S107)。一定時間の経過前の場合には(S107:NO),S105に戻って給紙を待つ。一方,一定時間が経過してしまっている場合には(S107:YES),印刷を再開する(S108)。すなわち,印刷可能な用紙が長期間滞留し続けることはユーザにとって不利益であることから,印刷を再開して印刷物を得られるようにする。なお,一定時間の閾値はあらかじめプリンタ100に設定されている。S108による印刷終了後,処理中の印刷ジョブをキャンセルして本処理を終了する。
以上詳細に説明したように本形態のプリンタ100は,カラーモードとモノクロモードとの切り換えが可能であり,カラーモードかモノクロモードかの印刷モード(印刷形式)を変更する際に準備動作を必要とする。また,プリンタ100は,N枚の用紙の片面を印刷した後に,他面をM(M≦N)枚印刷する工程を含む両面印刷を行うことが可能である。そして,プリンタ100では,高速両面印刷動作中に用紙無しを検出した際,最後に印刷したときの印刷モード(つまり,現在の印刷モード)と,滞留用紙の他面の印刷モードとを照合している。そして,両者の印刷モードが同じ場合には,他面の印刷を行っている(第1動作態様)。一方,異なる場合には,滞留用紙の他面には印刷せず,当該滞留用紙を装置内で待機させている(第2動作態様)。このように印刷モードの状態に応じて動作態様を切り換えることで,動作の煩雑化を回避することが期待できる。また,準備動作の回数が少なくなることに伴って,製品寿命が長くなる,騒音がない等の効果も期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,プリンタに限らず,複合機,FAX装置等,画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。また,画像形成部の画像形成方式は,電子写真方式に限らず,インクジェット方式であってもよい。また,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。
また,実施の形態の搬送例では,複数枚の片面の連続印刷の後,同枚数の他面の印刷を行っているが,複数枚の片面の連続印刷の後,他面の印刷と片面の印刷とを交互に行ってもよい。例えば,用紙搬送開始時の連続印刷枚数Nを2とし,それ以降はNおよびMともに1とする場合には,1枚目の他面を印刷した後,1枚目を排紙トレイ92に排出するとともに,3枚目の用紙S3を正送路11に搬入し,片面の印刷を行う(ステップA)。このとき,2枚目の用紙S2は反転送路12内に滞留したままの状態とし,正送路11には戻さない。その後,用紙S3を反転送路12に搬入するとともに,2枚目の用紙S2を正送路11に戻し,他面の印刷を行う(ステップB)。その後,ステップAとステップBとが繰り返されることで,例えば,4枚の両面印刷を行うとすると,片面(1枚目),片面(2枚目),他面(1枚目),片面(3枚目),他面(2枚目),片面(4枚目),他面(3枚目),他面(4枚目)の順に印刷が行われる。この搬送手順であっても,本発明を適用可能である。
また,画像形成部10は,連続印刷枚数NおよびMを切り換える機能を有していてもよい。NおよびMの切り換えは,用紙の搬入タイミングや搬送速度の調節によって実現される。
また,実施の形態では,給紙待ちの状態を解除して強制的に滞留用紙に印刷する条件として,メモリ不足(S106)や一定時間経過(S107)を判断しているが,これらの条件に限るものではない。例えば,メモリを共用する別ジョブが登録されたことを契機に,給紙待ちを解除してもよい。また,給紙待ちとなっているジョブと異なる給紙トレイが指定され,反転送路12を利用する別ジョブが登録されたことを契機に,給紙待ちを解除してもよい。
10 画像形成部
11 正送路
12 反転送路
20 画像読取部
30 制御部
50 プロセス部
60 紙無検出センサ
100 プリンタ

Claims (5)

  1. カラー印刷とモノクロ印刷とが可能であり,カラー印刷かモノクロ印刷かの印刷形式を変更する際に準備動作を行い,N枚の用紙の片面を印刷した後に,他面をM(M≦N)枚印刷する工程を含む両面印刷を行う印刷手段と,
    用紙無しを検出する検出手段と,
    前記検出手段が用紙無しを検出した際に,最後に印刷したときの印刷形式と,片面印刷済みで装置内に滞留する用紙である滞留用紙の,他面に印刷するときの印刷形式とを照合し,両者の印刷形式が同じときは,滞留用紙の他面に印刷を行った後に用紙の補給待ちを行う第1動作態様となり,両者の印刷形式が異なるときは,滞留用紙を装置内に維持した状態で用紙の補給待ちを行う第2動作態様となるように,動作態様を切り換える切換手段と,
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記切換手段は,最後に印刷したときの印刷形式と,滞留用紙の他面に印刷するときの印刷形式とが異なる場合であっても,用紙の補給後に最初に印刷するときの印刷形式が最後に印刷したときの印刷形式と異なる場合には,前記第1動作態様となることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する画像形成装置において,
    前記切換手段は,滞留用紙が複数有る場合に,用紙の搬送方向の先頭にある滞留用紙を照合対象とすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記切換手段は,前記第2動作態様による補給待ち時間が閾値以上となれば,補給待ち状態を解除して滞留用紙の他面に印刷を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記切換手段は,メモリの空き容量が基準値以下であれば,前記第1動作態様とすることを特徴とする画像形成装置。
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JP2017030912A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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